JP2008274052A - 塩素化塩化ビニル系樹脂組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 成型体の透明性を損なうことなく、急激なゲル化の抑制と溶融流動性を改良した塩素化塩化ビニル系樹脂組成物を提供する。
【解決手段】(A)塩素化塩化ビニル系樹脂100重量部に(B)MBS樹脂を2〜9重量部と(C)少なくとも1種のエステル系ワックスを0.5重量部超、5.0重量部以下、またはエステル系ワックスとエチレン-酢酸ビニル共重合体を合計で0.5重量部超、5重量部以下、配合することを特徴とする 塩素化塩化ビニル系樹脂であって、更にJIS K7105に規定するヘイズが30.0以下である塩素化塩化ビニル樹脂成形品により達成される。
【選択図】なし

Description

本発明は、塩素化塩化ビニル系樹脂組成物、特に成型加工性に優れ、かつ得られる成型体の透明性が良好な射出成形用塩素化塩化ビニル系樹脂組成物に関する。
塩素化塩化ビニル系樹脂の成型体は耐熱性が高いという特徴を有し、従来の塩化ビニル系樹脂の成型体では加熱変形するために使用できないような比較的高温での用途に用いられている。例えば、塩化ビニル系樹脂成形物よりも熱変形温度が20〜40℃も高いことを利用して、熱水用やスプリンクラーといった耐熱性が要求される分野で使われる耐熱パイプや耐熱継手が用途として挙げられる。
パイプと継手の接合には接着剤が用いられることが多い。接着には別段に高度な技術を要することはないが、接着剤の量が多過ぎる場合には溶剤クラックにより成型体にヒビ割れが生じたり、逆に少な過ぎる場合には接着不良によって接合面が弱くなったりするため、一定量を接合面に一様に塗ることが重要である。塗装状況を目視で確認するためには、パイプが挿入される継手が透明である必要がある。ところが従来の技術では、耐熱性の高い透明な継手を得ることは困難であった。
耐熱透明継手が得るのが困難である理由は次のようなものである。すなわち成型体が透明となる為には、塩素化塩化ビニル系樹脂に配合する配合剤を出来るだけ少なくすることが必然であるが、塩素化塩化ビニル系樹脂は混錬に急激なゲル化と発熱を伴うため加工が難しく、塩化ビニル系樹脂等に比べて滑剤のような配合剤が多いのが一般的である。特に継手の成型においては、射出成型時における流れ不良や焼け、さらには前段階であるペレット押出加工において押出トルクの急激な上昇といった多くの問題を避けなくてはならないため、配合には多くのノウハウが必要となる。言いかえれば組成物中に配合剤を数多く含むことになり、成型体の透明性は損なわれる。
例えば、特定のMBSと塩素化ポリエチレンの配合により射出成型性が良くなることが見出されている(特許文献1)。しかしこの配合は得られる成型体の透明性は考慮されておらず、所望の透明継手を得ることは出来ない。また急激なゲル化を抑えると共に射出成型時の流れを改良するためには、ポリエチレンワックスやパラフィン等の滑剤を配合することが知られているが、やはり成型体の透明性は損なわれる。これらの滑剤を減らせば透明性は向上するが、逆に急激なゲル化や射出時の流れが悪く成型性が著しく悪化する。
以上のような技術的背景から、透明性が良好な耐熱継手を得ることは出来なかった。
再公表WO2004/096908号公報
本発明は、上述のような課題を解決するために、得られる成型体の透明性を損なうことなく、急激なゲル化の抑制と溶融流動性を改良した塩素化塩化ビニル系樹脂組成物を提供するものである。
本発明者らは、塩素化塩化ビニル系樹脂の配合物として滑剤および加工性改良剤について、ゲル化と溶融時の流れ、透明性の観点から種々検討した結果、これまでに見逃されてきた特定の配合剤を用いることにより、得られる成型体の透明性を損なうことなく、急激なゲル化の抑制と溶融流動性を改良出来ることを見出し、本発明に至った。
即ち本発明は、
(A)塩素化塩化ビニル系樹脂100重量部に(B)MBS樹脂を2〜9重量部と(C)少なくとも1種のエステル系ワックス単独で0.5重量部以上、5.0重量部以下、またはエステル系ワックスとエチレン-酢酸ビニル共重合体の合計で0.5重量部超、5重量部以下、を配合することを特徴とする塩素化塩化ビニル系樹脂組成物である。
上記エステル系ワックスは、モンタン酸エステル、高分子複合エステル、脂肪酸エステル、二塩基酸エステル、及びポリオールエステル、よりなる群から選択される少なくとも1種であるのが好ましい。
また本発明の第2は、塩素化塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、MBS樹脂を2〜9重量部とを配合してなり、JIS K7105に規定するヘイズが30.0以下である塩素化塩化ビニル樹脂成形品である。
本発明によれば、射出成型性が良好で、かつ透明性に優れた成形品を得ることができ、耐熱継手に好適である。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明で用いられる(A)の塩素化塩化ビニル系樹脂は、通常、原料として塩化ビニル系樹脂を用い、同塩化ビニル系樹脂を水性媒体中に分散した状態で塩素を供給し、それに水銀灯を照射し光塩素化するか、あるいは加熱塩素化するなど水性媒体中で塩素化する方法、塩化ビニル系樹脂を気層中、水銀灯の照射下で塩素化を行うなど気層中で塩素化する方法などにより製造される。
原料である塩素化前の塩化ビニル系樹脂の平均重合度は、通常1000以下、好ましくは800以下、なおかつ400以上であることが好ましい。また、塩素化塩化ビニル系樹脂の塩素化度は通常62〜70重量%、好ましくは65〜68重量%である。平均重合度が1000を超えると溶融時の流れが悪く、平均重合度が400より下回ると耐衝撃物性が低下する傾向がある。また、塩素化度が62重量%以下であると、十分な耐熱性を有する組成物が得られず、一方、塩素化度が70重量%を越えると、溶融粘度が高くなり、樹脂組成物の加工に技術的な困難を伴うので好ましくない。
平均重合度と塩素化度の組み合わせとしては、平均重合度を550以上、800以下で、塩素化度を65〜67重量%とすることにより、特に表面性が良好で、耐熱性の高い射出成形用途の塩素化塩化ビニル系樹脂組成物が得られるので特に好ましい。
原料の塩化ビニル系樹脂としては、塩化ビニルの単独重合体、および塩化ビニルと他の共重合可能な単量体、例えば、エチレン、プロピレン、酢酸ビニル、塩化アリル、アリルグリシジルエーテル、アクリル酸エステル、ビニルエーテル等との共重合体を包含する。
本発明で用いられる(B)のMBS樹脂とは、メタクリル酸メチル−ブタジエン−スチレン系重合体のことであり、2〜9重量部を用いることを特徴とし、好ましくは2〜7重量部、更に好ましくは2〜5重量部を用いる。MBS樹脂の配合量が2重量部未満だと、成形品の耐衝撃物性が低下し、9重量部を越えると、塩素化塩化ビニル系樹脂が持つ特性である耐熱性が低下する。MBS粒子として、株式会社カネカ製のB56,B564,B12,B22,B31,B52,B58やクレハ株式会社製のBTAIIINX等が知られている。一般に、MBS樹脂は、衝撃強度を高く維持する為に添加するが、その衝撃強度は塩素化塩化ビニル系樹脂に対するポリブタジエン含有量に概ね依存する。逆に耐熱性、成形性は、ポリブタジエン含有量に依存して低下する傾向にある。そこで、MBS樹脂中に含まれるブタジエン含有量に留意してこれらの特性バランスをとることが、好ましい。本願発明におけるポリブタジエン含有量は本発明の本質を損なわない範囲であれば特に制約は無いが、その好ましい範囲は、塩素化塩化ビニル系樹脂に対して1重量%以上6重量%以下であり、より好ましくは1.5重量%以上5重量%以下であり、さらに好ましくは、1.8重量%以上4重量%以下であり、特に好ましくは、2重量%以上3.5重量%以下である。
塩素化塩化ビニル系樹脂に対するポリブタジエン含有量が1重量%以上6重量%以下の範囲にあれば、成形品の耐衝撃性と耐熱性のバランスがとれるため好ましい。また、塩素化塩化ビニル系樹脂に対するポリブタジエン含有量が1.5重量%以上5重量%以下、更に好ましくは1.8重量%以上4重量%以下、特に好ましくは2.0重量%以上3.5重量%以下の範囲にあれば、成形品の耐衝撃性と耐熱性に加えて、塩素化塩化ビニル系樹脂組成物の流動性が優れるために、好ましい。
上記のMBS樹脂のうち、樹脂中のブタジエン含有量が60重量%より大きいMBS樹脂を用いると、成形体の耐熱性を保持しながら耐衝撃性が向上して好ましい。このようなMBSとして、株式会社カネカ製のB56,B564やクレハ株式会社製のBTAIIINX等が知られている。
本発明は上記の(A)塩素化塩化ビニル系樹脂と(B)MBS樹脂に、(C)少なくとも1種のエステル系ワックス単独で0.5重量部超、5.0重量部以下、またはエステル系ワックスとエチレン-酢酸ビニル共重合体の合計で0.5重量部超、5重量部以下、を配合するのが好ましい。
ここでいうエステル系ワックス(C)とは、脂肪酸あるいは合成高分子からなるエステル系化合物のことであり、単一あるいは複合成分のものである。
また、本発明でいうエステル系ワックス(C)には、滑剤として好適なブチルステアレートは含まない。
エステル系ワックスとしては、モンタン酸エステル、高分子複合エステル、脂肪酸エステル、二塩基酸エステル、及びポリオールエステルが例示されるが、
具体的には、モンタン酸エステルとしてはクラリアント社製Wax−E(固体)やWax−OP(固体)、高分子複合エステルとしてはコグニス社製Loxiol−G70S(固体)やG71S(液体)、G74(固体)、G72(固体)、脂肪酸エステルとしてはコグニス社製Loxiol−G32(固体)、G40(液体)二塩基酸エステルとしてはコグニス社製Loxiol−G21(固体)、及び、ポリオールエステルとしてはLoxiol−G15(固体)やLoxiol−GH4が挙げられるが、中でも、塩素化塩化ビニル系樹脂との混和を容易にするために粉末状のエステル系ワックスが好ましい。
また本発明で用いられるエチレン−酢酸ビニル共重合体としては、日本合成化学工業社製のSoarblen−CH等がある。
本発明においてエチレン−酢酸ビニル共重合体を配合しない場合、エステル系ワックスの添加部数は塩素化塩化ビニル系重合体100重量部に対し0.5重量部を超えることが必須である。0.5重量部を越えるエステル系ワックスを添加することで急激なゲル化を抑制することが出来る。好ましくは塩素化塩化ビニル系樹脂100重量部に対し0.6〜2重量部が良く、成型体の透明性を損なわずに、急激なゲル化の抑制と溶融流動性が改良された組成物を得ることが出来る。エステル系ワックスの添加部数が0.5重量部より少ないと混錬時の急激なゲル化を抑えることが出来なかったり、溶融流動性が悪化するため、成型加工上好ましくない。逆に2重量部を越えると成型体の透明性が著しく悪化する。
本発明では、エステル系ワックスの添加部数が0.5重量部以下の場合、エチレン−酢酸ビニル共重合体を配合する。エチレン−酢酸ビニル共重合体の添加部数は特に限定されるものではないが、塩素化塩化ビニル系樹脂100重量部に対し0.5〜5重量部が好ましい。エチレン−酢酸ビニル共重合体の添加部数が0.5重量部より少ないと改良効果が乏しく、5重量部を越えると塩素化塩化ビニル系樹脂本来の特長である耐熱性が著しく損なわれる為好ましくない。
本発明では、0.5重量部を越えるエステル系ワックスとエチレン−酢酸ビニル系共重合体を共に配合してもよい。
本発明では、このような塩素化塩化ビニル系樹脂組成物に加えて、通常の塩素化塩化ビニル系樹脂組成物に用いられる滑剤、耐衝撃改良剤、加工性改良剤、安定剤を本発明の目的を達成できる範囲内で添加することができる。
以下に、本発明を実施例及び比較例により更に具体的に説明するが、これらによって本発明を限定するものではない。尚、実施例および比較例中、「部」は、特に記載のない限り「重量部」である。
また、実施例中で用いた、樹脂、添加剤等は以下のものである。
塩素化塩化ビニル樹脂:株式会社カネカ製「耐熱カネビニールH727」
MBS樹脂:株式会社カネカ製「カネエースB−31」
加工性改良剤(アクリル系樹脂):株式会社カネカ製「カネエースPA−101」
錫メルカプト安定剤系安定剤:日東化成株式会社製「#N−2000C」
錫マレート系安定剤:日東化成株式会社製「#MA−300A」。
(ヘイズの測定方法)
JIS K7105に準じ日本電色工業株式会社製ヘイズメーターNDH2000を使用した。
(ゲル化時間の測定方法)
株式会社東洋精機製作所製ラボプラストミル50C150を使用し、175℃×35rpmにて混練を行い、樹脂がゲル化してプラストミルの混練トルクが上昇し終わる時間を測定した。
(B法フロー値)
株式会社島津製作所製高化式フローテスターCFT−500Cを使用して190℃で1mmφ×10mmLダイにて300kgf/cm2荷重下で測定した。
(実施例1)
重合度700の塩化ビニル樹脂を後塩素化して得られる塩素化度が67%の塩素化塩化ビニル樹脂100部に対し、耐衝撃吸収剤としてMBS樹脂6部、加工性改良剤としてアクリル系樹脂1部、滑剤としてブチルステアレート(花王株式会社製エキセパールBS)1部、カルコール8688(花王株式会社製ステアリルアルコール)1部、Wax−OP(クラリアント社製エステル系ワックス)0.5部、Wax−E(同社製エステルワックス)1.5部、錫メルカプト系安定剤2部、錫マレート系安定剤1.5部を加え、この配合物をハンドブレンドにてブレンドし均一な配合物を得た。エステル系ワックスの総添加部数は2.0部であった。
このブレンド配合物を、8インチのロールにより195℃で3分間混練し、200℃のプレス機にて10分間プレス後に切削して試験片を得た。この試験片について、透明性の指標であるヘイズをJIS K 7105に準じて測定したところ、20.6%であった。
またこの配合物を、ゲル化特性を評価するため株式会社東洋精機製作所製ラボプラストミルに44g充填した後、175℃で混練したところ、樹脂がゲル化してプラストミルの混練トルクが上昇し終わる時間、即ちゲル化時間は87秒であった。
また配合物の溶融流動性を評価するため、上記8インチロールによって得られたシートをペレット状に細分し、200℃での300kg荷重におけるノズル1Φで長さ10mmのフロー値を測定したところ、0.07cc/secであった。
(実施例2)
実施例1において、Wax−Eの代わりにLoxiol−G70S(コグニス社製エステル系ワックス)を1部加えた以外は実施例1と同様にした。エステル系ワックスの総添加部数は1.5部であった。実施例1と同様にヘイズ、ゲル化時間、フロー値を測定したところ、それぞれヘイズ;25.7%、ゲル化時間(40g充填);105秒、フロー値;0.07cc/secであった。
(実施例3)
実施例1において、Wax−Eの代わりにLoxiol−G74(コグニス社製エステル系ワックス)を1部加えた以外は実施例1と同様にした。エステル系ワックスの総添加部数は1.5部であった。実施例1と同様にヘイズ、ゲル化時間、フロー値を測定したところ、それぞれヘイズ;27.2%、ゲル化時間(40g充填);62秒、フロー値;0.07cc/secであった。
(実施例4)
実施例1において、Wax−Eを添加せず、Soablen−CH(日本合成化学製エチレン−酢酸ビニル共重合体)を2部添加し、MBS樹脂6部を4部とした以外は実施例1と同様にした。実施例1と同様にヘイズ、ゲル化時間を測定したところ、それぞれヘイズ;24.3%、ゲル化時間(42g充填);201秒、ゲル化時間(44g充填);172秒であった。
(比較例1)
実施例1において、カルコール8688を1.5部とした以外は実施例1と同様にした。実施例1と同様にヘイズ、ゲル化時間、フロー値を測定したところ、それぞれヘイズ;30.1%、ゲル化時間(40g充填);50秒、B法フロー値;0.06cc/secであった。
(比較例2)
実施例1において、Wax−Eの代わりにAC316A(ハネウェル社製ポリエチレンワックス)を1部加えた以外は実施例1と同様にした。実施例1と同様にヘイズ、ゲル化時間、フロー値を測定したところ、それぞれヘイズ;35.1%、ゲル化時間(42g充填);96秒、ゲル化時間(44g充填);84秒、フロー値;0.06cc/secであった。
(比較例3)
実施例1において、Wax−Eの代わりにXL165(クラリアント社製パラフィンワックス)を1部加えた以外は実施例1と同様にした。実施例1と同様にヘイズ、ゲル化時間を測定したところ、それぞれヘイズ;33.3%、ゲル化時間(42g充填);66秒、ゲル化時間(44g充填);64秒であった。
以上の結果を表1にまとめた。表1から、塩素化塩化ビニル系樹脂100重量部に0.5重量部を越えるエステル系ワックスまたはエステル系ワックスとエチレン−酢酸ビニル共重合体を配合することにより、成型体の透明性を損なうことなく、塩素化塩化ビニル系樹脂の急激なゲル化の抑制と溶融流動性を改良することがわかる。
Figure 2008274052

Claims (3)

  1. (A)塩素化塩化ビニル系樹脂100重量部に(B)MBS樹脂を2〜9重量部と(C)少なくとも1種のエステル系ワックスを0.5重量部超、5.0重量部以下、またはエステル系ワックスとエチレン-酢酸ビニル共重合体を合計で0.5重量部超、5重量部以下、配合することを特徴とする塩素化塩化ビニル系樹脂組成物。
  2. エステル系ワックスがモンタン酸エステル、高分子複合エステル、脂肪酸エステル、二塩基酸エステル、及びポリオールエステル、よりなる群から選択される少なくとも1種である請求項1記載の塩素化塩化ビニル系樹脂組成物。
  3. 塩素化塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、MBS樹脂を2〜9重量部とを配合してなり、JIS K7105に規定するヘイズが30.0以下である塩素化塩化ビニル樹脂成形品。
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