JP2008269663A - ディスク駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】昇降可能なディスクトレイにしてその構造を複雑にせず、そのガタツキも抑制できる簡易構造のディスク駆動装置を提供する。
【解決手段】ターンテーブル51を有するドライブユニット5、該ユニット5を収容するベースシャーシ1、該シャーシ1によりターンテーブル51の軸線方向に昇降可能に支持されるディスクローダ4、及び該ローダ4によりターンテーブル51の軸線に直交する方向に移動可能に支持されるディスクトレイ5を備える。ローダ4は、ディスクトレイ6をターンテーブル51の軸線に直交する方向に移動させるトレイ駆動部45を備える。シャーシ1には、ローダ4を昇降させるローダ昇降機構が設けられると共に、ローダ4がドライブユニット5に向けて降下するときディスクトレイ6を貫通するガイドピン3bが固設され、ディスクトレイ6には、ガイドピン3bを嵌入するための位置決め孔66が穿設される。
【選択図】図8

Description

本発明は、光ディスクや光磁気ディスクといった円盤状記録媒体(ディスク)をディスクトレイに載せて搬送する方式のディスク駆動装置に係わり、特にピックアップによる情報の読み書きに悪影響を及ぼすディスクトレイの振動を抑制できるようにしたディスク駆動装置に関する。
一般に、オーディオ情報やビジュアル情報の記録/再生に用いられるディスク駆動装置は、情報記録媒体としてのディスクをターンテーブルに載せて回転させながら、その半径方向にピックアップを移動させて情報の読み出しや書き込みを行う構成とされている。
特に、係るディスク駆動装置として、ディスクをディスクトレイに載せて装置内に搬入したり装置外に搬出したりするトレイ搬送方式が知られる。
ここに、トレイ搬送方式のディスク駆動装置として、ディスクトレイがディスクを載せて装置内に搬入されたとき、ターンテーブルやピックアップなどを備えるドライブユニット(俗にトラバースメカと称する)が上昇することにより、ディスクトレイ上のディスクがディスクトレイから浮上した状態でターンテーブルに支持される構成としたものが知られるが、ドライブユニットが昇降する構成では、これを昇降させるための駆動系の振動がドライブユニットに伝播するため、ドライブユニットが振動しやすく、そのためピックアップによる読取信号にノイズが混入して再生音質を悪化させる可能性がある。
そこで、ドライブユニットを昇降せず、これをベースシャーシの定位置に制振装置を介して保持する一方、そのドライブユニットに対してディスクトレイが昇降する構成の装置が提案され、実用に供されている(例えば、特許文献1)。
尚、特許文献1では、ラックを形成するスライド部材をシャーシに摺動可能にして取り付け、そのスライド部材とディスクトレイとの間にギアを介在せしめてトレイ水平駆動機構を構成する一方、上記シャーシにディスクトレイの昇降案内をするガイドリブを設けると共に、上記スライド部材に第1、第2のカム片を設け、ディスクトレイには上記ガイドリブに対応する浅溝部と深穴部、ならびに上記スライド部材のカム片に対応する第1、第2の凹部を設けてトレイ垂直駆動機構を構成している。
特公平7−21911号公報
しかしながら、直交する2方向(水平方向及び上下方向)にディスクトレイが単独で移動する構成では、ディスクトレイ自体の構造が複雑となるばかりでなく、その形状に大きな制約を受けるという欠点がある。例えば、特許文献1では、ディスクトレイを昇降させるべく、その左右両側に突設されるフランジに深穴部や第1、第2の凹部を形成しなければならないし、それらを形成する関係上、ディスクトレイの厚さが大きくなるという欠点がある。
又、直交する2方向に移動するディスクトレイでは定位置に拘束することが難しく、その移動や方向変換が円滑に行われるよう該ディスクトレイを支持する部材との間に一定の遊びを設けなければならないので、情報の読み書きに際してディスクトレイがガタツキにより振動し、ピックアップによる読取信号に再生音質の悪化要因となるノイズが含まれる虞がある。
この点、特許文献1では、ターンテーブルでディスクを回転させるとき、ディスクトレイの深穴部に対してシャーシに突設したガイドリブが係合するのでディスクトレイの横揺れは防止され、しかもディスクトレイはクランプ機構の部位(上鍔)にて上方から押圧されるのでディスクトレイの縦揺れも防止されるものと推認されるが、その種の構成では装置構造が複雑になる。
本発明は以上のような事情に鑑みて成されたものであり、その目的は昇降可能なディスクトレイにしてその構造を複雑にせず、そのガタツキも抑制できる簡易構造のディスク駆動装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るディスク駆動装置は
ディスクを回転自在に支持するターンテーブル51と該ターンテーブル51で支持されたディスクの盤面に沿って移動するピックアップ52とを座板54に組み付けて成るドライブユニット5と、
そのドライブユニット5を収容するベースシャーシ1と、
そのベースシャーシ1によりドライブユニット5の上方でターンテーブル51の軸線方向に昇降可能に支持されるディスクローダ4と、
そのディスクローダ4によりターンテーブル51の軸線に直交する方向に移動可能に支持されるディスクトレイ5と、を備え、
ベースシャーシ1には、ディスクローダ4を昇降させるローダ昇降機構が設けられ、
ディスクローダ4は、ディスクトレイ6をターンテーブル51の軸線に直交する方向に移動させるトレイ駆動部45と、ターンテーブル51に対向する回転自在なクランプ盤7とを備えていることを特徴とする。
加えて、ベースシャーシ1には、ディスクローダ4がドライブユニット5に向けて降下するときディスクトレイ6を貫通するガイドピン3bが固設されると共に、
ディスクトレイ6には、ガイドピン3bを嵌入するための位置決め孔66が穿設されることを特徴とする。
又、ベースシャーシ1には、ディスクローダ4の昇降案内をする少なくとも2つのガイドピン3a,3bが固設されると共に、
ディスクトレイ6には、ディスクローダ4がドライブユニット5に向けて降下するときガイドピン3a,3bの少なくとも一つを嵌入せしめるための位置決め孔66が穿設されることを特徴とする。
本発明に係るディスク駆動装置によれば、ディスクローダがターンテーブルの軸線方向に沿ってベースシャーシで昇降可能に支持され、そのディスクローダによりディスクトレイがターンテーブルの軸線に直交する方向に移動可能にして支持されることから、ベースシャーシに対してディスクローダをガタツキなく高精度に組み付け、そのディスクローダに対してディスクトレイをガタツキなく高精度に組み付けることができる。
このため、ディスクローダやディスクトレイが振動し難く、それらの振動によるドライブユニットの共振が抑制されるため、ピックアップによる読取ノイズを低減して再生音質の悪化を防止することが可能になる。
又、ディスクトレイを移動可能に支持するディスクローダが昇降する構成とされていることから、ディスクトレイを複雑な構成とせずして該ディスクトレイをディスクローダと一体として昇降させることができる。
加えて、ディスクローダがドライブユニットに向けて降下するとき、ベースシャーシに固設したガイドピンがディスクトレイを貫通する構成としたことから、ディスク回転時におけるディスクトレイのガタツキを完全に防止でき、しかもディスクトレイがユーザにより無理矢理引き出されたり、ディスクトレイが過大な衝撃を受けて外部に飛び出したりすることも防止できる。
又、ベースシャーシにディスクローダの昇降案内をする少なくとも2つのガイドピンが固設され、その少なくとも一つがディスクローダの降下時にディスクトレイを貫通するようにしたことから、ディスクトレイやディスクローダのガタツキを防止しながら、それらを円滑に昇降させることができる。
以下、本発明に係るディスク駆動装置の具体的な構成例を図面に基づいて詳しく説明する。先ず、図1および図2によりベースシャーシの構成を説明すれば、図1はベースシャーシの斜視図であり、図2には同シャーシの平面図を示す。
図1から明らかなように、係るベースシャーシ1は底面部11とその左右両側を直角に曲げ起こした左右一対の側面部12とを有する断面凹字形の形態であり、その両側面部12,12にはそれぞれ上下方向に延びるスリット12a(図1では左方の側面部12のスリット12aは示されない)が2つずつ形成されている。
又、側面部12,12の内側には可動側板21,21が設けられ、その可動側板21,21にはそれぞれ上記スリット12aに交差する傾斜状のカム孔21a(図1では右方の可動側板21のカム孔21aは示されない)が2つずつ形成されている。尚、可動側板21,21はベースシャーシ1の底面部11に係合して側面部12,12の内側面に沿って図1のA方向(以下、A方向を前後方向とする)に摺動可能とされており、その両可動側板21,21に形成されるカム孔21aは、左右の可動側板21,21で傾斜方向が逆向きとされている。
図2において、22は左右一対の可動側板21,21を連結する揺動リンクであり、その各一端は可動側板21,21の端部に結節され、その中央部はベースシャーシ1の底面部11にピン接合されている。従って、一方の可動側板21が一方向に移動すると、揺動リンク22を介して他方の可動側板21が逆方向に移動する。
23は可動側板21,21を逆向きに移動させるための駆動モータであり、この駆動モータ23はベースシャーシ1の底面部11に固定され、そのロータ軸にはプーリ23aが取り付けられている。24は駆動モータ23の動力を一方の可動側板21(図1の左側)に伝達すべくベースシャーシ1の底面部11に取り付けた伝動部(歯車列)であり、この伝動部24は、駆動モータのプーリ23aとの間にベルト25が巻き掛けられるプーリ26と、該プーリ26に一体として形成されるプーリギア26aと噛み合う大径ギア部27aを有するギア27と、該ギア27の小径ギア部27bと噛み合う大径ギア部28aを有してプーリ26と同軸上に回転自在に設けられるギア28と、該ギア28の小径ギア部28bと噛み合う大径ギア部29aを有するギア29とから成り、そのギア29の小径ギア部29bが可動側板21に形成されるラック部21b(図2参照)と噛み合わされている。
そして、本例によれば、駆動モータ23の駆動で左右一対の可動側板21,21を前後方向に移動させることにより、後述するディスクローダがベースシャーシ1の側面部12に形成したスリット12aに沿って昇降するようになっている。
つまり、駆動モータ23、伝動部24、左右一対の可動側板21,21、ならびに揺動リンク22はディスクローダを昇降させるローダ昇降機構を構成する。
尚、図1および図2において、3a,3bはディスクローダの昇降案内をする前後一対のガイドピンであり、それらはベースシャーシ1の底面部11に直角に固設され、その一方3aは揺動リンク22の揺動中心を成す支点を兼ね、他方3bは後述するディスクトレイの位置決めに兼用される。
次に、図3はベースシャーシ1にディスクローダ4を組み付けた状態を示す。尚、図3において、5は俗にトラバースメカと呼ばれるドライブユニットであり、これは可動側板21,21の間でベースシャーシ1内に収容され、その上方でディスクローダ4がベースシャーシ1に昇降可能に支持される構成となっている。
ここに、先ずドライブユニット5の構成を説明すれば、係るドライブユニット5は、図示せぬディスクを回転自在に支持するターンテーブル51、及びターンテーブル51で支持されたディスクの盤面に沿ってその半径方向に移動するピックアップ52などを一体として備えたモジュールであり、このうちターンテーブル51はモータ53のロータ軸に直結されてディスクを回転駆動させ、ピックアップ52は回転駆動されるディスクの半径方向に移動しながらディスクに情報を記録したり、その記録情報を読み取ったりする。
そして、そのターンテーブル51やピックアップ52は、図4のように座板54に組み付けられてドライブユニット5を構成し、その座板54はダンパ55(制振装置)を介してベースシャーシの底面部11上に弾性支持される。
一方、図3において、41はディスクローダ4を構成する昇降台であり、この昇降台41はベースシャーシ1に適合する略凹字形の断面を有する板材から成り、その両側面には水平方向に張り出す支軸42(図3では左側の支軸42は示されない)が2つずつ固設されている。尚、図5のように、それら支軸42は、ベースシャーシ1の側面部12に形成したスリット12aと可動側板21に形成したカム孔21aとの交差部分に貫通され、その各々が同一高さで支持される構成となっている。
又、図3から明らかなように、昇降台41には、ターンテーブル51に対応する位置とピックアップ52の移動経路に対応する位置とを連続的に切り欠いた開口部43が形成される。
そして、係るディスクローダ4は、後述するディスクトレイをターンテーブル51の軸線に直交する前後方向に移動可能に支持する支持部44、ならびに同トレイを前後方向に移動させるためのトレイ駆動部45などを昇降台41上に組み付けて構成される。
尚、上記ローダ昇降機構を駆動(可動側板21を前後動)すると、上記スリット12aとカム孔21aとの交差部分が上下に移動するため、その交差部分に貫通される支軸42をもつディスクロータ3が後述のディスクトレイを載せて2つのガイドピン3a,3bで案内されつつ昇降するようになるが、ディスクローダ4が下限端に達したときには開口部43より上方にターンテーブル51が突出するようになっている。
図6は、ディスクローダ4によるディスクトレイ6の支持態様を示す。この図で明らかなように、ディスクトレイ6は昇降台41の内側に収め得る幅を有した薄板であり、その底部には昇降台41に設けた上記支持部44(ブラケット)により前後方向に摺動自在に支持される左右一対のスライド軸61が設けられている。又、ディスクトレイ6の底部には一方のスライド軸61に沿ってラック部62が形成され、そのラック部62にトレイ駆動部45から動力伝達が行われることにより、ディスクトレイ6がスライド軸61の軸方向(上記ターンテーブル51の軸線に直交する前後方向)に移動するようになっている。
ここに、トレイ駆動部45は、ディスクローダ4に搭載されるトレイ駆動モータ46、そのロータ軸に固着されるプーリ46a、そのプーリ46aとの間にベルトが巻き掛けられるプーリ47、該プーリ47に一体として形成されるプーリギア47aと噛み合う大径ギア部48aを有するギア48、及び該ギア48の小径ギア部48bと噛み合うギア49から成り、そのギア49がディスクトレイ6のラック部62と噛み合わされている。尚、図3ではプーリ47を省略している。
又、図6において、7は上記ターンテーブル51と協同してディスクの中心部を挟み込むクランプ盤であり、このクランプ盤7はディスクトレイ6の稍上方にあってターンテーブル51に対向する位置でディスクローダ4に取り付けられている。図6および図7において、71はクランプ盤7を回転自在に支持するクランプベースであり、これはディスクトレイ6に平行して昇降台41の上部に固定されている。
図8は、ディスクローダ4にディスクトレイ6を組み付けた状態を示す斜視図である。この図で明らかなように、ディスクトレイ6の上面には大小2つの円形凹部63,64が段差を有して同心状に形成されている。
内側の円形凹部63は小径(例えば直径8cm)のディスクを嵌合配置するための窪み、外側の円形凹部64は大径(例えば直径12cm)のディスクを配置嵌合するための窪みであり、それらの中心部から外側の円形凹部64の外周にかけては昇降台41の開口部43に対応する開口部65が形成される。
そして、ディスクローダ4の降下時には、これに搭載されたディスクトレイ6の開口部65をターンテーブル51が貫通し、円形凹部63,64に配置されたディスクがディスクトレイ6から浮上した状態でその中心部をターンテーブル51とクランプ盤7とで挟み込まれるようになっている。
ここに、ディスクローダ4は、上記スリット12aとカム孔21aの交差部分に支軸42が貫通されるのでベースシャーシ1に対してガタツキなく組み付けられ、しかもそのディスクローダ4に対し、ディスクトレイ6が支持部44でスライド軸61を支持されて当該スライド軸61の軸方向にのみ移動を許容された状態でガタツキなく組み付けられるので、ターンテーブル51によるディスクの回転時にディスクローダ4やディスクトレイ6ががたつかず、このためドライブユニット5がディスクトレイ6などに共振することが抑制され、これによるノイズをピックアップ52が拾ってしまうことを防止できる。
特に、図8から明らかなように、ディスクトレイ6には円形凹部64から外れた端縁側でガイドピン3bに対応する位置決め孔66が穿設されており、ディスクローダ4がドライブユニット5に向けて降下するとき、その位置決め孔66を通じてガイドピン3bがディスクトレイ6を貫通するようにしてある。従って、ディスク回転時におけるディスクトレイ6のガタツキ(スライド軸に平行な横揺れ)を完全に防止することができ、しかもターンテーブル51によるディスクの回転時において、ディスクトレイ6がユーザにより無理矢理引き出されたり、ディスクトレイ6が衝撃荷重を受けて前方に飛び出したりすることを防止し、ディスクローダ4が上昇されるまでディスクトレイ6を定位置に維持し、ディスクの取り出しに際してターンテーブル51上のディスクを円形凹部63,64内に収めることができる。
加えて、ベースシャーシの底面部11には、ガイドピン3a,3bの固定端周辺に図示せぬクッション部材が設けられており、そのクッション部材により降下時のディスクローダ4が支持されてディスクローダ4の振動防止効果の向上が図られている。
尚、ターンテーブル51によるディスクの回転中にディスクトレイ6が前後方向に移動すると、これがターンテーブル51に干渉してターンテーブル51の回転バランスを損ね、最悪の場合にはターンテーブル51を破損してしまうことになる。
一方、ディスクを取り出すときには、ディスクローダ4がディスクトレイ6を下方から支持したまま上昇することにより、ディスクトレイ6の位置決め孔66からガイドピン3bが抜けるため、ディスクトレイ6をターンテーブル51の軸線に直交する前後方向に移動させることが可能となる。
次に、以上のように構成されるディスク駆動装置の作用を説明する。尚、ベースシャーシ1は図示せぬ筐体に内蔵され、その筐体の前面にはディスクトレイ6が出入りするスリット状のトレイ挿入口が形成される。
図9(a)および図10(a)は、上記トレイ挿入口からディスクトレイ6が筐体外に張り出された状態であり、この状態では当該ディスクトレイ6上の定位置(円形凹部63または円形凹部64)にディスクを配置可能とされる。ここに、ディスクの配置後、ディスクトレイ6がユーザにより押し込まれると、これを図示せぬセンサが検知することにより、トレイ駆動モータ46を駆動源とするトレイ駆動部45(図6参照)が駆動し、これよってディスクトレイ6がスライド軸61をディスクローダ4の支持部44で支持されたまま筐体内に引き込まれて行く。
そして、ディスクトレイ6上のディスクの中心部がターンテーブル51に対向する位置(図9(b)および図10(b)に示す位置)まで達すると、トレイ駆動部45が停止される一方、駆動モータ23を駆動源とするローダ昇降機構(図1参照)が駆動し、これによってディスクローダ4がドライブユニット5に向けて降下される。
ディスクローダ4の降下が始まると、これに結合するディスクトレイ6もディスクローダ4に重なった状態で降下するが、このときディスクトレイ6の位置決め孔66にガイドピン3bが嵌入(図8参照)してディスクトレイ6の前後移動を規制する。
尚、ローダ昇降機構は、ディスクローダ4が下限位置(図9(c)および図10(c)に示す位置)まで降下すると停止するが、この段階ではディスクトレイ6上のディスクがターンテーブル51による支持にてディスクトレイ6から浮上され、これと同時にクランプ盤7がディスクの中心部に対して上方から接するようになる。
このため、ディスクはその中心部をターンテーブル51とクランプ盤7とで挟み込まれる。そして、ターンテーブル51の駆動によりディスクの回転が行われ、これに同調してピックアップ52がディスクの半径方向に移動しながら情報の書き込みや読み出しを行うが、このときディスクローダ4やディスクトレイ6はガイドピン3a,3bによって定位置に完全に拘束されているので、それらが振動してドライブユニット5を共振させてしまうことはなく、このためピックアップ52による情報の読み書きを良好に行うことができる。
尚、ディスクトレイ6は、ディスクローダ4に対して前後方向のみの移動を許容され、しかも当該ディスクトレイ6のラック部62にはトレイ駆動部45を構成するギア49(図3および図6参照)が常時噛み合っているので、ガイドピン3bがなくても外部から過大な衝撃力が作用しない限りディスクトレイ6がディスクの回転中に前後にがたついてしまうことはないが、ガイドピン3bがディスクトレイ6を貫通する構成では、再生音質の悪化要因となるディスクトレイ6のガタツキ、振動を完全に抑えることができる上、上記のようにディスクの回転中にディスクトレイ6がユーザにより無理矢理引き出されることなども防止できる。
以上、本発明に係るディスク駆動装置の構成例を説明したが、本発明は上記例に限定されるものでない。例えば、上記例ではガイドピン3bがディスクトレイ6を貫通する構成としたが、ガイドピン3a,3bの双方がディスクトレイ6を貫通する構成にしてもよい。
要するに、ディスクローダ4がドライブユニット5に向けて降下するとき、ディスクトレイ6を貫通するガイドピンが少なくとも一つあればよく、その本数に制限はない。但し、ディスクトレイ6を貫通するガイドピンは、ディスクローダ4の降下に際してディスクトレイ6上のディスクと干渉せぬ位置に設けられること勿論である。
本発明に係るディスク駆動装置を構成するベースシャーシの斜視図 同ベースシャーシの平面図 ベースシャーシにディスクローダを組み付けた状態を示す斜視図 ドライブユニットの配置状態を示す説明図 ベースシャーシの側面図 ディスクローダによるディスクトレイの支持態様を示す概略断面図 本発明に係るディスク駆動装置の平面図 ディスクローダにディスクトレイを組み付けた状態を示す斜視図 本発明に係るディスク駆動装置の動作態様を示す説明図 ドライブユニットに対するディスクトレイの変移状態を示す説明図
符号の説明
1 ベースシャーシ
11 底面部
12 側面部
12a スリット
21 可動側板
21a カム孔
22 揺動リンク
23 駆動モータ
24 伝動部
3a,3b ガイドピン
4 ディスクローダ
41 昇降台
42 支軸
44 トレイ支持部
45 トレイ駆動部
5 ドライブユニット
51 ターンテーブル
52 ピックアップ
6 ディスクトレイ
61 スライド軸
62 ラック部
66 位置決め孔
7 クランプ盤

Claims (3)

  1. ディスクを回転自在に支持するターンテーブルと該ターンテーブルで支持されたディスクの盤面に沿って移動するピックアップとを座板に組み付けて成るドライブユニットと、
    そのドライブユニットを収容するベースシャーシと、
    そのベースシャーシにより前記ドライブユニットの上方で前記ターンテーブルの軸線方向に昇降可能に支持されるディスクローダと、
    そのディスクローダにより前記ターンテーブルの軸線に直交する方向に移動可能に支持されるディスクトレイと、を備え、
    前記ベースシャーシには、前記ディスクローダを昇降させるローダ昇降機構が設けられ、
    前記ディスクローダは、前記ディスクトレイを前記ターンテーブルの軸線に直交する方向に移動させるトレイ駆動部と、前記ターンテーブルに対向する回転自在なクランプ盤とを備えていることを特徴とするディスク駆動装置。
  2. 前記ベースシャーシには、前記ディスクローダが前記ドライブユニットに向けて降下するとき前記ディスクトレイを貫通するガイドピンが固設されると共に、
    前記ディスクトレイには、前記ガイドピンを嵌入するための位置決め孔が穿設されることを特徴とする請求項1記載のディスク駆動装置。
  3. 前記ベースシャーシには、前記ディスクローダの昇降案内をする少なくとも2つのガイドピンが固設されると共に、
    前記ディスクトレイには、前記ディスクローダが前記ドライブユニットに向けて降下するとき前記ガイドピンの少なくとも一つを嵌入せしめるための位置決め孔が穿設されることを特徴とする請求項1記載のディスク駆動装置。
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