JP2008269475A - 拡張装置、および電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子機器の上にこぼされた液体がその周囲に拡がることを抑制する拡張装置を得る。
【解決手段】拡張装置2は、底壁6cを有する筐体6と、底壁6cに開口した排液口部41と、筐体6の上にこぼされた液体を排液口部41に導く排液路42とを備えた電子機器1が装着される拡張装置2であって、電子機器1が載置される上壁46aを備えたハウジング46と、上壁46aに開口して排液口部41に対向する受液口部52と、ハウジング46内に設けられるとともに、受液口部52に連通した液体貯留部53とを具備する。
【選択図】 図4
【解決手段】拡張装置2は、底壁6cを有する筐体6と、底壁6cに開口した排液口部41と、筐体6の上にこぼされた液体を排液口部41に導く排液路42とを備えた電子機器1が装着される拡張装置2であって、電子機器1が載置される上壁46aを備えたハウジング46と、上壁46aに開口して排液口部41に対向する受液口部52と、ハウジング46内に設けられるとともに、受液口部52に連通した液体貯留部53とを具備する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、底壁に排液口部が開口した電子機器、およびその電子機器が装着される拡張装置に関する。
特許文献1は、キーボードを流れる液体を本体の外部に排出する排水手段を備えた電子機器を開示している。この電子機器は、キーボード基板に形成された第1排出ホールと、この第1の排出ホールの下方に形成されたガイドチャネルと、このガイドチャネルに設けられた第2の排出ホールと、第2の排出ホールの下方に形成されるとともに該電子機器の外部に開口した第3の排出ホールとを備える。
この第3の排出ホールは、電子機器の底ケースに開口している。使用者がコーヒーのような液体をキーボードの上にこぼした場合、この液体は第1排出ホールを通ってガイドチャネルへ導かれ、第2および第3の排出ホールを介して電子機器の外部に排出される。
特開2003−122454号公報
特許文献1に記載の電子機器によれば、電子機器の上にこぼされた液体は第3の排出ホールから電子機器の外部へと排出され、机上にこぼれて付近を濡らしてしまう。これは機器周囲の環境を損ねることになるので好ましいとはいえない。
本発明の目的は、電子機器の上にこぼされた液体がその周囲に拡がることを抑制する拡張装置を得ることにある。
本発明の他の目的は、電子機器の上にこぼされた液体がその周囲に拡がることを抑制する電子機器を得ることにある。
上記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係る拡張装置は、底壁を有する筐体と、上記底壁に開口した排液口部と、上記筐体の上にこぼされた液体を上記排液口部に導く排液路とを備えた電子機器が装着される拡張装置であって、上記電子機器が載置される上壁を備えたハウジングと、上記上壁に開口して上記排液口部に対向する受液口部と、上記ハウジング内に設けられるとともに、上記受液口部に連通した液体貯留部とを具備する。
上記他の目的を達成するため、本発明の一つの形態に係る電子機器は、上壁を有するハウジングと、上記上壁に開口した受液口部と、上記ハウジング内に設けられるとともに上記受液口部に連通した液体貯留部とを備えた拡張装置に装着される電子機器であって、上記拡張装置の上壁に載置される底壁を備えた筐体と、上記底壁に開口して上記受液口部に対向する排液口部と、上記筐体の上にこぼされた液体を上記排液口部に導く排液路とを具備する。
これらの構成によれば、電子機器の上にこぼされた液体がその周囲に拡がることを抑制することができる。
以下に本発明の実施の形態を、ポータブルコンピュータ、およびポータブルコンピュータが装着される拡張装置に適用した図面に基づいて説明する。
図1ないし図4は、本発明の第1の実施形態に係るポータブルコンピュータ1、および拡張装置2を開示している。ポータブルコンピュータ1は、電子機器の一例である。図1および図4に示すように、ポータブルコンピュータ1は、本体4と、表示ユニット5とを備えている。
図1ないし図4は、本発明の第1の実施形態に係るポータブルコンピュータ1、および拡張装置2を開示している。ポータブルコンピュータ1は、電子機器の一例である。図1および図4に示すように、ポータブルコンピュータ1は、本体4と、表示ユニット5とを備えている。
本体4は、箱状に形成された筐体6を有する。筐体6は、上壁6a、周壁6b、および底壁6cを有する。周壁6bは、底壁6cの周縁から上方に起立するとともに、前側壁6ba、後側壁6bb、左側壁6bc、および右側壁6bdを含む。また筐体6は、上壁6aを含む筐体カバー7と、底壁6cを含む筐体ベース8とを備える。筐体カバー7は、筐体ベース8に対して上方から組み合わされ、筐体ベース8に着脱自在に支持されている。底壁6cには、例えば通気や軽量化を目的とした複数の開口部9が開口している。
図4に示すように、筐体6の上壁6aには、キーボード11が取り付けられるキーボード載置部12が設けられている。キーボード載置部12は、上壁6aの一部が筐体6の内側に窪むようにして形成されるとともに、キーボード11を下方から支持する載置部底壁12aを有する。
表示ユニット5は、ディスプレイハウジング13と、このディスプレイハウジング13に収容された液晶表示モジュール(図示しない)とを備えている。液晶表示モジュールの表示画面は、ディスプレイハウジング13の前面の開口部を通じてディスプレイハウジング13の外部に露出している。表示ユニット5は、筐体6の後端部に一対のヒンジ部15a,15bを介して支持されている。そのため、表示ユニット5は、上壁6aを上方から覆うように倒される閉じ位置と、上壁6aを露出させるように起立する開き位置との間で回動可能である。
図1に示すように、ポータブルコンピュータ1は、拡張装置2のコネクタ21に接続される接続部22を有する。接続部22は、底壁6cに開口する第1の開口部23を通じて筐体6の外部に露出されている。コネクタ21が接続部22に差し込まれると、ポータブルコンピュータ1は拡張装置2に電気的に接続される。
底壁6cにおいて接続部22の左右には、筐体6の長手方向に沿って互いに離間した一対の被係合部25a,25bが設けられている。この被係合部25a,25bは、底壁6cのなかで拡張装置2の締結部31a,31b(詳しくは後述)に対向する領域に設けられている。この被係合部25a,25bには、拡張装置2の係合部材32が係合する。
詳しくは、被係合部25a,25bは、底壁6cに開口するとともに拡張装置2の係合部材32が差し込まれる第2の開口部34を有する。図4は、一方の被係合部25aを横切る本体4の断面図である。図4に示すように、被係合部25aは、第2の開口部34に差し込まれた係合部材32の先端が掛かる係止部35を有する。なお、他方の被係合部25bも被係合部25aと同様の構成を有する。
図4に示すように、ポータブルコンピュータ1は、底壁6cに開口した排液口部41と、筐体6の上にこぼされた液体を排液口部41に導く排液路42とを備える。この排液口部41は、例えば上記第2の開口部34によって形成されている。すなわち本実施形態に係るポータブルコンピュータ1では、締結用の開口部である第2の開口部34を利用して排液口部41が開口している。
排液路42は、例えば筐体カバー7と筐体ベース8とが協働して形成するダクト構造を有する。排液路42の一端はキーボード載置部12の載置部底壁12aに開口している。排液路42の他端は排液口部41に連通している。これにより、筐体6の上にこぼされた液体はキーボード載置部12から排液路42に導かれ、この排液路42を介して排液口部41から筐体6の下方へ排出される。
一方、図2は拡張装置2の全体を示す。拡張装置2の一例は、ポータブルコンピュータ1に外付けされる例えばポートリプリケータまたはドッカーとよばれる機能拡張装置である。なお、拡張装置2は、本実施形態に係るようなポータブルコンピュータ1の後端部を支持するタイプに限らず、ポータブルコンピュータ1の底壁6cの全体を支持するタイプでもよく、例えばドッキングステーションなどでもよい。図1に示すように、拡張装置2の後端部2aには、複数の外部接続端子44が互いに並べて設けられている。
図2に示すように、拡張装置2は、上壁46a、周壁46b、および下壁46cを有するハウジング46を備えている。ハウジング46は、上壁46aを含む上カバー47と、下壁46cを含む下カバー48とを備える。上カバー47は、下カバー48に対して上方から組み合わされ、下カバー48に着脱自在に支持されている。図4に示すように、ハウジング46の上壁46aにはポータブルコンピュータ1の底壁6cが載置される。
図2に示すように、拡張装置2は、ポータブルコンピュータ1を該拡張装置2に着脱自在に固定する締結部31a,31bを備える。締結部31a,31bは、ハウジング46の上壁46aに開口した開口部51と、例えばフックのような係合部材32とを含む。この係合部材32は、ハウジング46内に固定されるとともに、開口部51を通じてハウジング46の外部に突出している。
図4に示すように、ポータブルコンピュータ1を拡張装置2の上に載置した時、係合部材32がポータブルコンピュータ1の第2の開口部34に差し込まれるとともに、係合部材32の先端が係止部35に係合する。これにより、ポータブルコンピュータ1および拡張装置2が互いに固定される。
図2ないし図4に示すように、拡張装置2は、上壁46aに開口する受液口部52、並びにハウジング46内に設けられた液体貯留部53および導液路54を備える。液体貯留部53は、例えば外部接続端子44が設けられた端部とは反対側に位置する拡張装置2の前端部2bに設けられている。液体貯留部53は、ハウジング46内に収容された回路基板56や電子部品から液密に隔離されるとともに、液体を貯留可能な空間を有する。
液体貯留部53は、例えば50cc〜100ccの容積を有する。液体貯留部53は、例えば種々の容器をハウジング46に内蔵することで設けられてもよく、或いはハウジング46に一体に形成された内壁によってハウジング46内の他の領域から液密に区画されることで設けられてもよい。
受液口部52は、例えば締結部31a,31bの開口部51によって形成されている。すなわち本実施形態に係る拡張装置2では、係合用の開口部である開口部51を利用して受液口部52が開口している。図4に示すように、ポータブルコンピュータ1を拡張装置2の上に載置した時、受液口部52は、排液口部41に対向するとともに、排液口部41に連通する。
図3および図4に示すように、導液路54の一端は、受液口部52に連通している。導液路54の他端は、液体貯留部53に開口している。これにより液体貯留部53は、導液路54を介して受液口部52に連通している。
図2および図4に示すように、拡張装置2は、受液口部52と排液口部41との接続部回りをシーリングするシーリング機構57を備える。シーリング機構57の一例は、受液口部52の周囲を取り囲むように設けられたパッキン58である。図4に示すように、パッキン58は、ポータブルコンピュータ1の底壁6cと拡張装置2の上壁46aとの間に介在され、受液口部52と排液口部41との接続部を拡張装置2の外部から液密に封じる。
次に、ポータブルコンピュータ1および拡張装置2の作用について説明する。
例えば誤ってコーヒーや飲料水のような液体をポータブルコンピュータ1の上にこぼしてしまった場合、その液体は排液路42を通じて、底壁6cに開口した排液口部41から筐体6の下方へ排出される。本実施形態では排液口部41の下方に拡張装置2の受液口部52が開口しており、排液口部41から排出された液体は受液口部52から拡張装置2の内部に導かれる。
例えば誤ってコーヒーや飲料水のような液体をポータブルコンピュータ1の上にこぼしてしまった場合、その液体は排液路42を通じて、底壁6cに開口した排液口部41から筐体6の下方へ排出される。本実施形態では排液口部41の下方に拡張装置2の受液口部52が開口しており、排液口部41から排出された液体は受液口部52から拡張装置2の内部に導かれる。
受液口部52から拡張装置2の内部に入った液体は、導液路54を介して液体貯留部53に導かれ、この液体貯留部53に貯留される。これにより、排液口部41から排出された液体がポータブルコンピュータ1の周囲に拡がることがない。また、液体貯留部53はハウジング46内に収容された回路基板56や電子部品から液密に隔離されているので、これら回路基板56などに不具合が生じることもない。
すなわちこのような構成のポータブルコンピュータ1と拡張装置2によれば、ポータブルコンピュータ1の上にこぼされた液体は、ポータブルコンピュータ1の周囲に排出されることなく、拡張装置2へと導かれ、拡張装置2の内部に貯留される。したがって、ポータブルコンピュータ1の上にこぼされた液体がその周囲に拡がることを抑制することができる。
例えば通気用などの開口部9が底壁6cに開口するポータブルコンピュータ1においてこぼされた液体がその周囲に排出されると、排出された液体が底壁6cの開口部9を通じてポータブルコンピュータ1の内部に逆流するおそれがある。一方、本実施形態に係るような受液口部52と液体貯留部53を備える拡張装置2によれば、こぼされた液体がポータブルコンピュータ1の内部に逆流するおそれがほとんどない。
ポータブルコンピュータ1を拡張装置2に固定する締結部31a,31bは、拡張装置2のなかでポータブルコンピュータ1にそもそも接する部位の一つである。締結部31a,31bに受液口部52を設けると、拡張装置2の上面に新たな突出箇所を設けることなく受液口部52をポータブルコンピュータ1に密着させることができる。すなわちこのような拡張装置2によれば、受液口部52回りの構成を簡単にすることができる。
係合部材32をハウジング46の外部に突出させるために開口した開口部51を利用して受液口部52を形成すると、ハウジング46に新たな開口箇所を設けることなく受液口部52を設けることができる。このような拡張装置2によれば、受液口部52回りの構成をより簡単にすることができる。
係合部材32が差し込まれる係合用の開口部34を利用して排液口部41を形成すると、筐体6に新たな開口箇所を設けることなく排液口部41を設けることができる。このようなポータブルコンピュータ1によれば、排液口部41回りの構成をより簡単にすることができる。
受液口部52と排液口部41との接続部を拡張装置2の外部から液密に封じるシーリング機構57を備えると、排液口部41から排出された液体が他に漏れることなく受液口部52に導かれるので、こぼされた液体がポータブルコンピュータ1の周囲に拡がることをより抑制することができる。パッキン58を有するシーリング機構57によれば、簡単な構成によりシーリング機能を発揮することができる。
拡張装置2の前端部2bは、外部接続端子44が設けられた端部とは反対側の端部であり、外部接続端子44や回路基板56などを避けて大きなスペースを確保することができる。すなわち拡張装置2の前端部2bを有効活用することで、大きな容積の液体貯留部53を備えた拡張装置2を提供することができる。
次に本発明の第2の実施形態に係るポータブルコンピュータ61について、図5を参照して説明する。なお第1の実施形態に係るポータブルコンピュータ1および拡張装置2と同じ機能を有する構成は同一の符号を付してその説明を省略する。本実施形態に係る拡張装置2は、第1の実施形態と同じである。
ポータブルコンピュータ61の後側壁6bbには、他の排液口部である第2の排液口部62が開口している。またポータブルコンピュータ61は、他の排液路である第2の排液路63を備える。第2の排液路63は、第2の排液口部62に連通するとともに、筐体6内を延びている。第2の排液路63は、例えば排液路42(以後、区別のため第1の排液路42)の下端部に合流するとともに、排液口部41(以後、区別のため第1の排液口部41)に連通している。
図5に示すように、第2の排液路63の一例は、ポータブルコンピュータ61が例えば机上のような載置面Fに置かれた拡張装置2に装着された時に、第1の排液口部41に連通する端部63aよりも第2の排液口部62に連通する端部63bが上方に位置するように設けられている。すなわち第2の排液路63は、上流側端部63aよりも下流側端部63bが高くなっている。
このような構成のポータブルコンピュータ61と拡張装置2によれば、ポータブルコンピュータ61の上にこぼされた液体は拡張装置2の内部に貯留されるので、その液体がその周囲に拡がることを抑制することができる。
さらに第2の排液口部62とこの第2の排液口部62を第1の排液口部41に連通させる第2の排液路63とを備えるポータブルコンピュータ61によれば、例えば液体貯留部53の容量以上の液体がポータブルコンピュータ61の上にこぼされたとき、液体貯留部53から溢れた液体は第2の排液路63を介して第2の排液口部62からポータブルコンピュータ61の側方に排出される。
これにより、液体貯留部53の容量を超えた分の液体がポータブルコンピュータ61の上面に溢れることを避けることができる。このようなポータブルコンピュータ61によっても液体貯留部53の容量分の液体は拡張装置2の内部に貯留されるので、こぼされた液体がポータブルコンピュータ61の周囲に拡がることを抑制することができるといえる。
なお、第2の排液口部62が開口するのは筐体6の後側壁6bbに限らず、前側壁6ba、左側壁6bc、または右側壁6bdであってもよい。また、第2の排液路63は、その上流側端部63aよりも下流側端部63bが高くなっている必要はなく、水平方向に延びるものや、上流側端部63aよりも下流側端部63bが低くなっているものでもよい。ただし、上流側端部63aよりも下流側端部63bが高くなっている第2の排液路63によれば、こぼされた液体が液体貯留部53の容量以下のときに、その液体が第2の排液路63を流れることを抑制して液体の略全部を拡張装置2に導くことができる。
次に本発明の第3の実施形態に係るポータブルコンピュータ71および拡張装置70について、図6を参照して説明する。なお第1および第2の実施形態に係るポータブルコンピュータ1,61および拡張装置2と同じ機能を有する構成は同一の符号を付してその説明を省略する。第3の実施形態に係るポータブルコンピュータ71および拡張装置70は、排液口部41と受液口部52との接続部のシーリング機構72が第2の実施形態と異なり、他の基本的な構成は第2の実施形態と同様である。
ポータブルコンピュータ71は、筐体6の底壁6cから下方に突出する第1の筒部73を備える。この第1の筒部73は、中空状に形成されるとともに、その中空内部は第1の排液路42に連通している。この第1の筒部73の下端部には、第1の排液口部41が開口している。
拡張装置70は、受液口部52と第1の排液口部41との接続部回りをシーリングするシーリング機構72を備える。このシーリング機構72は、ハウジング46の上壁46aから上方に突出する第2の筒部74を有する。第2の筒部74は、中空状に形成されるとともに、その中空内部は導液路54に連通している。第2の筒部74の上端部には、受液口部52が開口している。第2の筒部74は、第1の筒部73に対応する位置に設けられるとともに、第1の筒部73の外周面73aに沿う内周面74aを有する。ポータブルコンピュータ71を拡張装置70に装着させた時、第1の筒部73は第2の筒部74に内嵌される。これにより、第2の筒部74の上端部と第1の筒部73の下端部とが重複し、受液口部52と排液口部41との接続部は拡張装置70の外部から液密に封じられる。
このような構成のポータブルコンピュータ71と拡張装置70によれば、ポータブルコンピュータ71の上にこぼされた液体は拡張装置70の内部に貯留されるので、その液体がその周囲に拡がることを抑制することができる。さらにシーリング機構72を備えると、排液口部41から排出された液体が他に漏れることなく受液口部52に導かれる。第1および第2の筒部73,74を有するシーリング機構72によれば、簡単な構成によりシーリング機能を発揮することができる。
以上、本発明の第1ないし第3の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施可能である。例えば第3の実施形態に係るポータブルコンピュータ71は、第2の排液路63および第2の排液口部62は必ずしも必要なく、第1の実施形態と同様に無くてもよい。
第1ないし第3の実施形態において、一例として50cc〜100ccの容量を有する液体貯留部53について説明したが、液体貯留部53の容積はこれに限定されるものではなく、もっと小さいものでもよい。なお、液体貯留部53が50cc以上の大きさを有すると、飲んでいるコーヒーなどをこぼした際に、直ぐに気が付いて対処するまでの間に排液路42に流れた量を十分に許容することができるので好ましい。シーリング機構57,72は、必ずしも必要な構成要素ではなく、適宜省略することができる。
ポータブルコンピュータは、拡張装置に装着されていない時は排液口部41を閉じるとともに、拡張装置に装着された時に排液口部41を開く開閉構造を備えてもよい。このような構造を備えたポータブルコンピュータによれば、拡張装置に装着されたときには液体を拡張装置の内部に貯留するとともに、拡張装置が装着されていないときには液体をポータブルコンピュータの外部に排出することなく、例えば排液路42などに溜めておくことができる。
1,61,71…ポータブルコンピュータ、2,70…拡張装置、6…筐体、6c…底壁、6bb…後側壁、31a,31b…締結部、32…係合部材、34…開口部、41…第1の排液口部、42…第1の排液路、44…外部接続端子、46a…上壁、46…ハウジング、51…開口部、52…受液口部、53…液体貯留部、54…導液路、57,72…シーリング機構、62…第2の排液口部、63…第2の排液路。
Claims (9)
- 底壁を有する筐体と、上記底壁に開口した排液口部と、上記筐体の上にこぼされた液体を上記排液口部に導く排液路とを備えた電子機器が装着される拡張装置であって、
上記電子機器が載置される上壁を備えたハウジングと、
上記上壁に開口して上記排液口部に対向する受液口部と、
上記ハウジング内に設けられるとともに、上記受液口部に連通した液体貯留部と、
を具備することを特徴とする拡張装置。 - 請求項1に記載の拡張装置において、
上記電子機器を該拡張装置に着脱自在に固定する締結部を備え、上記受液口部は、上記締結部に設けられていることを特徴とする拡張装置。 - 請求項2に記載の拡張装置において、
上記締結部は、上記ハウジングの上壁に開口した開口部と、上記ハウジング内に固定されるとともに上記開口部を通じて上記ハウジングの外部に突出し、且つ、上記電子機器に係合する係合部材とを含み、上記受液口部は、上記開口部によって形成されていることを特徴とする拡張装置。 - 請求項3に記載の拡張装置において、
上記受液口部と上記排液口部との接続部を該拡張装置の外部から液密に封じるシーリング機構を備えたことを特徴とする拡張装置。 - 請求項4に記載の拡張装置において、
該拡張装置の一端部に互いに並べて設けられた複数の外部接続端子と、
上記ハウジング内に設けられるとともに、上記受液口部を上記液体貯留部に連通させる導液路と、を備え、
上記液体貯留部は、上記外部接続端子が設けられた端部とは反対側の該拡張装置の端部に設けられていることを特徴とする拡張装置。 - 上壁を有するハウジングと、上記上壁に開口した受液口部と、上記ハウジング内に設けられるとともに上記受液口部に連通した液体貯留部とを備えた拡張装置に装着される電子機器であって、
上記拡張装置の上壁に載置される底壁を備えた筐体と、
上記底壁に開口して上記受液口部に対向する排液口部と、
上記筐体の上にこぼされた液体を上記排液口部に導く排液路と、
を具備することを特徴とする電子機器。 - 請求項6に記載の電子機器において、
上記筐体は、他の排液口部が開口した側壁を備え、該電子機器は、上記他の排液口部を上記底壁に開口した排液口部に連通させる他の排液路を備えたことを特徴とする電子機器。 - 請求項6に記載の電子機器において、
上記拡張装置は、該電子機器を上記拡張装置に着脱自在に固定する締結部を備え、上記受液口部は上記締結部に設けられており、
上記排液口部は、上記締結部に対向する上記底壁の領域に設けられていることを特徴とする電子機器。 - 請求項6に記載の電子機器において、
上記拡張装置は、該電子機器に係合する係合部材を有し、
上記筐体は、上記底壁に開口するとともに上記係合部材が差し込まれる開口部を有し、この開口部によって上記排液口部が形成されていることを特徴とする電子機器。
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