JP2008267459A - チェーンの張力調整装置 - Google Patents

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暁子 塩谷
Seiji Sato
誠二 佐藤
Yoshiaki Ryono
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【課題】チェーンの張力をチェーンテンショナに正確に安定して伝達できるチェーンの張力調整装置を提供する。
【解決手段】カム軸駆動用チェーンの弛み側チェーンに接触された揺動可能なチェーンガイド6の一側方にプランジャ13およびそのプランジャ13に外方向への突出性を付与するリターンスプリング14を有する給油式チェーンテンショナ10を設け、そのチェーンテンショナ10のプランジャ13でチェーンガイド6を押圧してチェーンに張力を付与し、チェーンからチェーンガイド6を介してプランジャ13に負荷される押込み力をプランジャ13の背部に形成された圧力室16内のオイルによる油圧ダンパ作用により緩衝してチェーンの張力を一定にする。チェーンガイド6のプランジャ当接部に形成した凸形球面9aとプランジャ13の先端面のV溝15とを2点で接触させてチェーンガイド6がプランジャ13との接触部で横振れするのを防止する。
【選択図】図2

Description

この発明は、カム軸を駆動するタイミングチェーンやタイミングベルトの張力を一定に保持する張力調整装置に関するものである。
一般に、クランク軸の回転をカム軸に伝達するタイミングチェーンやタイミングベルト(以下、単にチェーンという)は、クランク軸の1回転中における角速度の変化やカム軸のトルク変動、あるいは温度変化や摩耗による伸び等によって張力が変化し、チェーンが振動して異音やバタツキが生じる。
そのような問題点を解決するため、特許文献1においては、チェーンの弛み側チェーンに揺動可能なチェーンガイドを接触し、そのチェーンガイドにチェーンテンショナの調整力を付与し、上記チェーンの張力変化をチェーンテンショナにより吸収して、チェーンの張力を一定に保持するようにしたチェーンの張力調整装置を開示している。
ここで、チェーンテンショナは、ハウジングに形成されたシリンダ室内にプランジャと、そのプランジャに外方向への突出性を付与するリターンスプリングを組込み、上記プランジャによって揺動可能なチェーンガイドを押圧してチェーンに張力を負荷し、チェーンからチェーンガイドを介してプランジャに負荷される押込み力をプランジャの背部に形成された圧力室内のエンジンオイルによる油圧ダンパ作用によって吸収するようにしている。
特開2005−180537号公報
ところで、上記従来のチェーンの張力調整装置においては、プランジャの平坦な先端面でチェーンガイドに形成された凸形球面を押圧して、プランジャとチェーンガイドの接触が一点での接触であるため、チェーンの振動によりチェーンガイドがプランジャとの接触部で横振れが生じ、チェーンの張力をチェーンテンショナに正確に安定して伝達することができないという問題があった。
この発明の課題は、チェーンの張力をチェーンテンショナに正確に安定して伝達することができるようにしたチェーンの張力調整装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明においては、カム軸駆動用チェーンの弛み側チェーンに接触された揺動可能なチェーンガイドと、そのチェーンガイドの一側方に設けられた油圧ダンパ内蔵形の給油式チェーンテンショナとからなり、前記チェーンテンショナが、チェーンガイドに先端部が当接された摺動可能なプランジャおよびそのプランジャに外方向への突出性を付与するリターンスプリングを有し、そのプランジャによってチェーンガイドを押圧し、チェーンガイドからプランジャに負荷される押込み力を油圧ダンパによって緩衝するようにしたチェーンの張力調整装置において、前記プランジャとチェーンガイドの当接部における一方に凸形球面を設け、他方にその凸形球面と2点で接触してプランジャに対するチェーンガイドの横振れを防止するV溝を形成した構成を採用したのである。
ここで、チェーンテンショナは、チェーンカバーに取付けられる外装式のものであってもよく、あるいは、エンジンブロックに固定される内装式のものであってもよい。
上記のように、プランジャとチェーンガイドの当接部における一方に凸形球面を設け、他方にV溝を形成してプランジャとチェーンガイドの接触を2点での接触としたことにより、チェーンガイドがプランジャとの接触部で横振れするのを防止することができ、チェーンテンショナに対してチェーンの張力を正確に安定して伝達することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、クランク軸1の端部に取付けられたスプロケット2とカム軸3の端部に取付けられたスプロケット4間にチェーン5がかけ渡されている。
チェーン5の弛み側チェーン5aの一側方にはチェーンガイド6が設けられている。チェーンガイド6は軸7を中心にして揺動可能とされ、その一側方にはチェーンガイド6を介してチェーン5に調整力を負荷するチェーンテンショナ10が設けられている。
図2に示すように、チェーンテンショナ10は、チェーンカバー8に取付けられるハウジング11を有している。ハウジング11には閉塞端を有するシリンダ室12が形成され、そのシリンダ室12内にプランジャ13と、リターンスプリング14とが組込まれている。
リターンスプリング14はプランジャ13を外方に向けて付勢しており、その付勢によりプランジャ13はチェーンガイド6に形成された突出部9を押圧して、チェーン5に張力を付与している。
ここで、突出部9のプランジャ当接部には、図2および図3に示すように、凸形球面9aが形成され、一方、プランジャ13の先端面にはV溝15が設けられ、そのV溝15と凸形球面9aは2点で接触して、チェーンガイド6とプランジャ13が相対的に横振れするのを防止している。
なお、プランジャ13の先端面に凸形球面を形成し、突出部9にV溝を設けるようにしてもよい。
図2に示すように、ハウジング11にはプランジャ13の背部に形成された圧力室16に連通する給油通路17が設けられ、その給油通路17の油出口部にチェックバルブ18が設けられている。チェックバルブ18は、圧力室16内のオイルの圧力が給油通路17に送られるオイルの供給圧より高くなると給油通路17を閉じるようになっている。
ハウジング11とプランジャ13の相互間には、プランジャ13がシリンダ室12の閉塞端に向けて所定量以上に後退動するのを防止する後退動規制手段20が設けられている。
後退動規制手段20は、シリンダ室12の開口部内周にリング収容溝21を形成し、そのリング収容溝21内に径方向に弾性変形可能なレジスタリング22を収容し、プランジャ13の外周には上記レジスタリング22で締付けられる複数の円周溝23を軸方向に等間隔に設け、各円周溝23の内周にプランジャ13の先端に向けて小径となるテーパ面23aと、そのテーパ面23aの小径端に連続して径方向外方に延びる係合面23bとを設けている。
上記の構成からなる後退動規制手段20において、リターンスプリング14の押圧力によりプランジャ13が外方に移動するとき、テーパ面23aがレジスタリング22を拡径させる。その拡径によってプランジャ13は外方向に移動し、上記プランジャ13に押し込み力が負荷されると、レジスタリング22がリング収容溝21の後壁面21aに当接して停止し、そのレジスタリング22に係合面23bが係合してプランジャ13は停止状態に保持される。
実施の形態で示すチェーンの張力調整装置は上記の構造からなり、クランク軸1の1回転中における角速度の変化や、カム軸3のトルク変動によりチェーン5が振動し、そのチェーン5の弛み側チェーン5aに弛みが生じると、リターンスプリング14の押圧によりプランジャ13が外方向に移動(前進動)してチェーン5の弛みを吸収する。
プランジャ13が前進動するとき、レジスタリング22はテーパ面23aで押されて拡径するため、プランジャ13の前進動を阻害することはない。プランジャ13の移動量が円周溝23のピッチより大きくなると、次の円周溝23がレジスタリング22に対応し、その円周溝23がレジスタリング22で締付けられる。
一方、チェーン5が緊張すると、チェーンガイド6を介してプランジャ13に押込み力が負荷される。このとき、圧力室16内の圧力が上昇し、その圧力がオイルポンプから給油通路17に供給されるオイルの供給圧力より高くなると、チェックバルブ18が給油通路17を閉じ、圧力室16内に封入されたオイルの油圧ダンパ作用によってプランジャ13に負荷される押込み力が緩衝される。
上記のようなチェーンの張力調整装置において、チェーン5の振動やバタツキによってチェーンガイド6がプランジャ13との接触部で横振れすると、チェーン5の張力をチェーンテンショナ10に正確に安定して伝達することができない。
しかしながら、実施の形態においては、チェーンガイド6に形成された突出部9のプランジャ当接部に凸形球面9aを形成し、プランジャ13の先端面にV溝15を設けて、チェーンガイド6とプランジャ13の接触を2点での接触としているため、チェーンガイド6がプランジャ13との接触部で横振れするようなことはない。
このため、チェーンテンショナ10に対してチェーン5の張力を正確に安定して伝達することができ、チェーン5の張力を常に一定に保持することができる。
実施の形態では、チェーンテンショナ10としてチェーンカバー8に固定される外装式のものを示したが、チェーンテンショナはこれに限定されるものではなく、エンジンブロックに固定される内装式のものであってもよい。
この発明に係るチェーンの張力調整装置を示す正面図 図1に示す油圧式チェーンテンショナの縦断正面図 図2のIII−III線に沿った断面図
符号の説明
5 チェーン
5a 弛み側チェーン
6 チェーンガイド
8 チェーンカバー
9a 凸形球面
10 チェーンテンショナ
13 プランジャ
14 リターンスプリング
15 V溝

Claims (3)

  1. カム軸駆動用チェーンの弛み側チェーンに接触された揺動可能なチェーンガイドと、そのチェーンガイドの一側方に設けられた油圧ダンパ内蔵形の給油式チェーンテンショナとからなり、前記チェーンテンショナが、チェーンガイドに先端部が当接された摺動可能なプランジャおよびそのプランジャに外方向への突出性を付与するリターンスプリングを有し、そのプランジャによってチェーンガイドを押圧し、チェーンガイドからプランジャに負荷される押込み力を油圧ダンパによって緩衝するようにしたチェーンの張力調整装置において、
    前記プランジャとチェーンガイドの当接部における一方に凸形球面を設け、他方にその凸形球面と2点で接触してプランジャに対するチェーンガイドの横振れを防止するV溝を形成したことを特徴とするチェーンの張力調整装置。
  2. 前記チェーンテンショナが、チェーンカバーに取付けられる外装式のものからなる請求項1に記載のチェーンの張力調整装置。
  3. 前記チェーンテンショナが、エンジンブロックに固定される内装式のものからなる請求項1に記載のチェーンの張力調整装置。
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