JP2008265814A - チャイルドレジスタンス機能付きストリップ包装体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】錠剤等の内容物の両側を積層フィルムで挟み、周囲をヒートシールして連続形式に個包装するストリップ包装体において、片側の積層フィルムを、基材フィルム、接着層、厚み7 〜20μmのAL箔、AC層、厚み5 〜50μmのポリエチレン系樹脂層を順に積層し、該基材フィルム側の面に、封入された内容物と重なる位置に内容物の最大径と同一長さから 3.5倍の長さのハーフカット線を、基材フィルムを貫通しAL箔はカットしない深さに設け、更に該基材フィルムの上に、裏面に文字その他の印刷が施され、その上に剥離性ニス層が所定のパターンで設けられたカバーフィルムを、その剥離性ニス層を対向させて剥離可能に貼着して形成する。
【選択図】図2
Description
上記PTPは、錠剤等を収納するポケット成形側の材料に比較的厚みのあるプラスチックシートを使用し、ポケット開口部を封止する蓋材にはアルミニウム箔を主体とする薄い積層材を用いているので、包装体に剛性があり、錠剤等の内容物の保護性に優れると共に、内容物を取り出す際にはポケット側から蓋材側に押すことにより内容物で容易に蓋材を突き破って内容物を取り出すことができる。
しかし、PTP形式の包装は、その生産性をよくするため、通常、シートへのポケットの成形、内容物の充填、そして、蓋材のシールなどをインラインで行う包装機を使用しており、包装機が高価になり、包装材料費も含めて包装コストが高くなる問題があった。
このようなストリップ包装用フィルムとして、具体的には、「全面に微細な多数の孔を形成した厚さが10〜30μmのポリテレフタル酸エチレンフィルム又はポリプロピレンフィルムに厚さが10〜40μmのシーラント層を積層してなるストリップ包装用フィルムであって、上記孔はシーラント層に向って逆円錐又は逆角錐状あるいは逆円錐台又は逆角錐台状に形成されてシーラント層との積層面で15μmφ以下の径を有し、かつ該孔を1cm2 当たり400〜3000個設けてなることを特徴とするストリップ包装用フィルム。」がある(特許文献1参照)。
即ち、請求項1に記載した発明は、錠剤等の内容物の両側を積層フィルムで挟み、内容物の周囲をヒートシールして連続包装形式に内容物が個包装されるストリップ包装体において、該包装体の片側の積層フィルムが、基材フィルムと厚み7〜20μmのアルミニウム箔とを押し出しラミネート法またはドライラミネート法で貼り合わせ、該アルミニウム箔面にアンカーコート層を介してシーラント層のポリエチレン系樹脂層を厚み5〜50μmの範囲に押し出しコート法または押し出しラミネート法で積層し、該基材フィルム側の面に、各個包装に収納される内容物と重なる位置で、且つ周囲のヒートシール部を除く位置に、内容物の最大径と同一長さから3.5倍の長さのハーフカット線を、基材フィルムを貫通しアルミニウム箔はカットしない深さに設けた後、更に、該基材フィルム面に、裏面に文字その他の印刷が施され、その上に剥離性ニス層が所定のパターンで設けられた透明なカバーフィルムを、その剥離性ニス層面を対向させて剥離可能に貼着して形成されていることを特徴とするチャイルドレジスタンス機能付きストリップ包装体からなる。
また、ストリップ包装体において、隣接する各個包装の間には、各個包装のカバーフィルムを個別に剥離するためのハーフカット線、或いは、各個包装を切り離すためのミシン目線などの切り取り手段を適宜設けることが好ましい。
前記網点面積率は、網点階調において、単位面積あたりに占める網点面積の割合をパーセントで表したもので、例えば、網点の印刷物において、黒インキのベタ刷り部分は100%、白紙の部分は0%、その中間部を50%として濃淡の度合いを示すものである。
(1)包装体の積層フィルムの基本部分を、外側から基材フィルム、アルミニウム箔、シーラント層のポリエチレン系樹脂層を順に積層した構成にすることができるので、基材フィルムにより必要な各種機械的強度を付与でき、中間層のアルミニウム箔により優れたガスバリヤー性、防湿性、遮光性を付与でき、また、シーラント層のポリエチレン系樹脂層により優れたヒートシール性を付与できる。従って、密封性および内容物の保存性などの性能に優れたストリップ包装体とすることができる。
(2)前記包装体の片側の積層フィルムのアルミニウム箔の厚みを7〜20μmの範囲とし、ポリエチレン系樹脂層の厚みを5〜50μmの範囲とし、更に、前記各個包装の片側の積層フィルムの基材フィルム側の面には、収納される内容物と重なる位置で、且つ周囲のヒートシール部を除く位置に、内容物の最大径と同一長さから3.5倍の長さのハーフカット線を、基材フィルムを貫通しアルミニウム箔はカットしない深さに設けているので、前記アルミニウム箔とポリエチレン系樹脂層の厚みの組み合わせを適宜に選定すること、具体的には、前記の厚み範囲において、アルミニウム箔の厚みを薄くした場合は、ポリエチレン系樹脂層の厚みを厚くし、アルミニウム箔の厚みを厚くした場合は、ポリエチレン系樹脂層の厚みを薄くすることにより、包装体を前記ハーフカット線部で突き破って内容物を取り出す際の開封し易さと、開封時の内容物の飛び出しを防止する効果とをバランスよく兼ね備えたストリップ包装体とすることができる。
尚、前記開封時の内容物の飛び出しを防止する効果は、アルミニウム箔の厚みが厚い場合は、アルミニウム箔の破断部の変形保持性により付与され、ポリエチレン系樹脂層の厚みが厚い場合は、ポリエチレン系樹脂層が破断される際に引き伸ばされて破断するため、破断端部に沿って薄いひれ状片が形成され、これにより飛び出し防止効果が付与されるものである。
(3)また、前記各個包装の片側の積層フィルムの基材フィルム面には、前記ハーフカット線が設けられると共に、更に、該基材フィルム面に、裏面に文字その他の印刷が施され、その上に剥離性ニス層が所定のパターンで設けられた透明なカバーフィルムを、その剥離性ニス層面を対向させて剥離可能に貼着しているので、包装体に封入された内容物を取り出す際には、先ず前記カバーフィルムを基材フィルムから剥がし、次いで、内容物をハーフカット線部に向けて背面側から押すことにより、容易にハーフカット線部を突き破って開封することができる。従って、内容物を取り出す際には前記二つの操作が必要となるので、幼児が簡単に開封することはできず、チャイルドレジスタンス機能を付与することができる。
従って、内容物の取り出しにあたって、カバーフィルムを基材フィルムから剥がす際には、各個包装の一端の外縁部のカバーフィルムを摘んで内側に向かって引き剥がすことにより、容易に内容物収納部の上のカバーフィルムを剥離することができる。
この場合、カバーフィルムのラミネート強度の調整は、剥離性ニス層印刷時の網点面積率の変更により行っているので、接着剤の材質調製による方法と比較して簡単であり、且つレベルの異なる剥離性部分を任意のパターンで安定して設けることができる。
図1は、本発明のチャイルドレジスタンス機能付きストリップ包装体に用いる積層フィルムの一例の構成を示す模式断面図であり、(イ)は包装体の一方の面(通常は表側の面)に用いる積層フィルムの一例の構成を示す模式断面図で、(ロ)はもう一方の面(通常は裏側の面)に用いる積層フィルムの一例の構成を示す模式断面図である。
図2は、本発明のチャイルドレジスタンス機能付きストリップ包装体の一実施例の構成を示す平面図である。
また、図3は、図2に示したチャイルドレジスタンス機能付きストリップ包装体において、カバーフィルムの裏面に設ける剥離性ニス層の一例のパターンを示す図である。
図4は、図2に示したチャイルドレジスタンス機能付きストリップ包装体のA−A線の模式拡大断面図である。
尚、本発明は、その要旨を超えない限りこれらの図面に限定されるものではない。
上記積層フィルム10a の構成において、カバーフィルム9以外の例えば基材フィルム1面にも、図には示していないが、ハーフカット線6を設ける際の位置合わせのための記号、マークなどの印刷を施すことができる。
また、基材フィルム1と、アルミニウム箔3a またはアルミニウム箔又はその他のガスバリヤー層3b とをドライラミネート法で貼り合わせてもよく、その場合は接着層2として、例えば、二液硬化型ポリウレタン系接着剤などのドライラミネート用接着剤を使用することができる。
アルミニウム箔の厚みが7μm未満の場合は、包装体を開封する際の開封性は良いが、ピンホールが発生しやすくバリヤー性が低下し、また、包装体開封時の内容物の飛び出し防止効果も得にくくなり、更には包装体の輸送時などにアルミニウム箔に亀裂などの損傷が発生しやすくなるため好ましくない。また、アルミニウム箔の厚みが20μmを超える場合は、バリヤー性および内容物の飛び出し防止効果は十分に得られるが、包装体の開封性が低下し、また、包材コストも高くなるため好ましくない。
また、図1の(ロ)に示した積層フィルム10b に用いるアルミニウム箔又はその他のガスバリヤー層3b としては、アルミニウム箔を用いる場合はその厚みは7〜12μm程度でよく、その他のガスバリヤー層を用いる場合は、視認性を得るために透明であることが好ましく、例えば、酸化珪素やアルミナなどの無機酸化物の蒸着層を設けたポリエステル、ナイロン、ポリプロピレンなどの一軸または二軸延伸フィルムを用いることが好ましい。
只、本発明のストリップ包装体の表側の面に使用する積層フィルム10a では、アンカーコート層4面に積層されるポリエチレン系樹脂層5a のラミネート強度は、前述したように、強すぎず弱すぎず、中程度の強度であることがより好ましく、そのためにはポリエチレンイミン系AC剤を使用することが一層好ましい。
積層フィルム10a のポリエチレン系樹脂層5a は、その厚みが5〜50μmの範囲が好ましく、20〜40μmの範囲が更に好ましい。ポリエチレン系樹脂層の厚みが5μm未満の場合は、ヒートシール強度がやや弱く且つ不安定になりやすいので好ましくない。また、ポリエチレン系樹脂層の厚みが50μmを超える場合は、ヒートシール強度は十分に得られ、包装体開封時の内容物の飛び出し防止効果も良くなるが、包装体開封時の突き破り強度が大きくなり開封性が悪くなるので好ましくない。
積層フィルム10b のポリエチレン系樹脂層5b については、その厚みは特に限定はされないが、通常、15〜40μm程度の範囲が適当である。
このようなポリエチレン系樹脂層5a 、5b に使用する樹脂としては、例えば、高圧法低密度ポリエチレンのほか、直鎖状低密度ポリエチレン、シングルサイト系触媒を用いて重合したエチレン−α・オレフィン共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、アイオノマーなどを好適に使用することができる。
また、基材フィルム1の上に上記カバーフィルム9を貼り合わせる方法はドライラミネート法が適当であり、両者の間に用いる接着剤層7としては、二液硬化型ポリウレタン系接着剤などのドライラミネート用接着剤を好適に使用することができる。
また、図4は、図2に示したチャイルドレジスタンス機能付きストリップ包装体のA−A線の模式拡大断面図である。
また、各個包装の片側(図2では前面側)の積層フィルム10a のカバーフィルム9の下の基材フィルム1面には、封入された内容物Tと重なる位置で、且つ周囲のヒートシール部11を除く位置に、内容物Tの最大径の約1.6倍の長さの直線状のハーフカット線6が、基材フィルム1を貫通し、アルミニウム箔3a はカットしない深さに一本設けられており、更に、各個包装の間のうち、左右に隣接する個包装の間には、それぞれの個包装の切り離しを容易にするための縦方向のミシン目状の断続的な切り目線12が設けられており、また、上下に隣接する各個包装の間には、それぞれの個包装のカバーフィルム9を剥離し易くすると共に、それぞれの個包装の切り離しを容易にするための横方向のハーフカット線及び/又はミシン目状の断続的な切り目線13を設けて構成したものである。
また、図2に示したチャイルドレジスタンス機能付きストリップ包装体100において、前面側の積層フィルム10a のカバーフィルム9の裏面に設ける所定のパターンの剥離性ニス層は、例えば、図3に示すようなパターンに設けることができる。
即ち、図3に示した剥離性ニス層のパターンは、ストリップ包装体100の左右の外側の端部から、それぞれ内側に向けて内容物収納部14に達しない幅で縦方向の帯状に剥離性ニスを網点面積率100%で印刷した領域R1 で示したパターンの剥離性ニス層を設け、それに連続して更に内側に内容物収納部14を越えて、左右の個包装の中間部のミシン目状の断続的な切り目線12には達しない幅で縦方向の帯状に剥離性ニスを網点面積率30〜50%で印刷した領域R2 で示したパターンの剥離性ニス層を設けて構成したものである。
剥離性ニスとしてシリコーン樹脂を含む塗布液(剥離ワニス)を用い、これをグラビア印刷により印刷物の網点面積率が0〜100%の間で段階的に変わるようにカバーフィルム9(具体的には、厚み30μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルム)に印刷し、その印刷面と基材フィルム1(厚み12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム)とを二液硬化型ポリウレタン系接着剤を用いてドライラミネート法で貼り合わせた後、そのラミネート強度をテンシロン万能試験機〔(株)エー・アンド・デイ社製 型式:SAT−1150〕を用いて、引張り速度50mm/min 、試料幅15mmで測定すると共に、カバーフィルム9を手で剥がして剥離時の抵抗感を官能評価したところ、表1に示すような結果が得られた。
即ち、個々の包装単位の形状は、縦・横が各36mmの正方形で、縦方向に5個と横方向に2個、合計10個の個包装体がそれぞれ縦方向のミシン目状の断続的な切り目線12と、横方向のハーフカット線及び/又はミシン目状の断続的な切り目線13を介して連接された構成であり、各個包装体には、その中心部に内容物Tとして、直径10mmの円形で縦断面が最大部の厚みが5mmの楕円形状の錠剤1個が封入されると共に、その外側周囲が、中心部に直径23mmの円形の内容物収納部14を残してヒートシール部11で両側の積層フィルム10a 、10b をヒートシールして密封され、また、各個包装体の表側の積層フィルム10a の前記内容物収納部14の領域には、内容物Tと重なる位置に長さが16mmの直線状のハーフカット線6を一本、積層フィルム10a のカバーフィルム9の下の基材フィルム1からその下のAL箔3a に向けて、基材フィルム1は貫通し、その下のAL箔3a はカットしない深さに設けた構成とした。
(上記積層フィルム10a の構成)
OPPフィルム(厚み30μm)・文字その他の印刷層・剥離性ニスパターン印刷層/ドライラミネート用接着剤層(厚み3μm)/PETフィルム(厚み12μm)/イソシアネート系AC層(厚み0.5μm)/LDPE層(厚み15μm)/AL箔(厚み7〜20μm)/ポリエチレンイミン系AC層(厚み0.5μm)/LDPE層またはEMAA層(厚み5〜50μm)
(上記積層フィルム10b の構成)
PETフィルム(厚み12μm)/ドライラミネート用接着剤層(厚み3μm)/酸化珪素の蒸着層・PETフィルム(厚み12μm)/イソシアネート系AC層(厚み0.5μm)/LDPE層(厚み30μm)
各試料の個包装体のカバーフィルム9を、その外縁部の剥離性ニスが網点面積率100%で印刷された部分(図3のR1 で示された部分)を摘んで内容物収納部14の方向に引っ張って、剥離性ニスが網点面積率30〜50%で印刷された部分(図3のR2 で示された部分)を引き剥がした時の抵抗感が設計した通り適度な抵抗感であったか否かを下記の基準で評価し、その結果を符号で表2に示した。
「カバーフィルムの剥離性」の評価基準
○:剥離時の抵抗感が予定した通り適度な抵抗感であったもの
×:剥離時の抵抗感が予定したよりも固かったもの、または軽かったもの
各試料の個包装体の内容物収納部14の上のカバーフィルム9を剥がした後、内容物Tを、ハーフカット線6を設けていない側の積層フィルムの外側からハーフカット線6に向けて指で押し、ハーフカット線6部を突き破った時の力の掛け方の大小で「突き破り易さ」を下記の基準で評価し、また、その時に、突き破りと同時に内容物が勢いよく飛び出すことがなかったどうか、「内容物の飛び出し難さ」の程度を下記の基準で評価し、その結果を符号で表2に示した。
「突き破り易さ」の評価基準
◎:軽い力で簡単に突き破ることができたもの
○:普通の力で特に問題なく突き破ることができたもの
△:突き破りに多少力を要するが、特に厄介ではなく実用上問題のないもの
「内容物の飛び出し難さ」の評価基準
◎:ハーフカット線部を突き破った時に、内容物が飛び出さず、破断部に確実に保持されていたもの
○:ハーフカット線部を突き破った時に、内容物が飛び出さず、破断部に軽く係止されていたもの
△:ハーフカット線部を突き破った時に、内容物が飛び出すことはないが、簡単にこぼれ落ちる程度のもの
具体的には「カバーフィルムの剥がれの有無」と、「AL箔の破損のし難さ」について以下の試験を行って評価した。
各試料のストリップ包装体20シート(錠剤数は200個)ずつをカートンに収納し、更に、そのカートンを段ボール箱に詰め合わせてトラックに混載し、500kmの輸送試験を行った後、それぞれのストリップ包装体を取り出して、カバーフィルムの余計な剥がれの有無と、特にAL箔の折れ曲がり、亀裂の発生などの損傷の有無を下記の基準で評価し、その結果を符号で表2に示した。
「カバーフィルムの剥がれの有無」および「AL箔の破損のし難さ」の評価基準
◎:カバーフィルムの余計な剥がれがなく、AL箔に折れ曲がり、或いは亀裂の発生などの損傷が全くないもの
○:カバーフィルムの余計な剥がれがなく、AL箔に亀裂などの損傷はないが、包装体の周囲のヒートシール部の一部にAL箔を含むシートの僅かな曲がりなどの変形が発生したもの
△:カバーフィルムの余計な剥がれがなく、AL箔に亀裂などの損傷はないが、包装体の周囲のヒートシール部にAL箔を含むシートの曲がりなどの変形がやや多かったもの、但し、実用上は問題のない程度のもの
×:カバーフィルムに余計な剥がれがあるもの、またはAL箔に亀裂などの損傷があるか、包装体の周囲のヒートシール部のシートの曲がりなどの変形が多いもの
2 接着層
3a アルミニウム箔(厚み7〜20μm)
3b アルミニウム箔又はその他のガスバリヤー層
4 アンカーコート層
5a ポリエチレン系樹脂層(厚み5〜50μm)
5b ポリエチレン系樹脂層
6 ハーフカット線
7 接着剤層
8a 剥離性ニス層(網点面積率100%印刷部)
8b 剥離性ニス層(網点面積率30〜50%印刷部)
9 カバーフィルム
10a 、10b 積層フィルム
11 ヒートシール部
12 ミシン目状の断続的な切り目線
13 ハーフカット線及び/又はミシン目状の断続的な切り目線
14 内容物収納部
100 チャイルドレジスタンス機能付きストリップ包装体
T 内容物
R1 剥離性ニスを網点面積率100%で印刷した領域
R2 剥離性ニスを網点面積率30〜50%で印刷した領域
Claims (3)
- 錠剤等の内容物の両側を積層フィルムで挟み、内容物の周囲をヒートシールして連続包装形式に内容物が個包装されるストリップ包装体において、該包装体の片側の積層フィルムが、基材フィルムと厚み7〜20μmのアルミニウム箔とを押し出しラミネート法またはドライラミネート法で貼り合わせ、該アルミニウム箔面にアンカーコート層を介してシーラント層のポリエチレン系樹脂層を厚み5〜50μmの範囲に押し出しコート法または押し出しラミネート法で積層し、該基材フィルム側の面に、各個包装に収納される内容物と重なる位置で、且つ周囲のヒートシール部を除く位置に、内容物の最大径と同一長さから3.5倍の長さのハーフカット線を、基材フィルムを貫通しアルミニウム箔はカットしない深さに設けた後、更に、該基材フィルム面に、裏面に文字その他の印刷が施され、その上に剥離性ニス層が所定のパターンで設けられた透明なカバーフィルムを、その剥離性ニス層面を対向させて剥離可能に貼着して形成されていることを特徴とするチャイルドレジスタンス機能付きストリップ包装体。
- 前記アルミニウム箔面に設けるアンカーコート層が、ポリエチレンイミン系アンカーコート剤で形成されていることを特徴とする請求項1記載のチャイルドレジスタンス機能付きストリップ包装体。
- 前記所定のパターンの剥離性ニス層が、印刷手段で設けられ、各個包装の一端の外縁部は網点面積率100%で印刷され、それに続く内容物収納部を含む領域では網点面積率30〜50%で印刷されていることを特徴とする請求項1または2に記載のチャイルドレジスタンス機能付きストリップ包装体。
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