JP2008265711A - 電力制御装置及び車載電子機器システム - Google Patents

電力制御装置及び車載電子機器システム Download PDF

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嘉和 大坪
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Abstract

【課題】車載電子機器の駆動源の1つとして車両に搭載された二次電池の性能劣化を抑制する。また、車載電子機器における誤動作やノイズ発生を低減する。
【解決手段】車両に搭載された車両電源(発電機及び車載バッテリ)の他に二次電池12を車載電子機器11の駆動源として搭載する。原則として、エンジン駆動時には車両電源にて車載電子機器11を駆動する一方、エンジン停止時には二次電池12にて車載電子機器11を駆動する。また、エンジン駆動時には車両電源にて二次電池12を充電する。但し、エンジンスイッチに連動するACC電源電圧の印加/非印加を検出することによってエンジンの始動を検出し、エンジン始動時の一定期間において二次電池12の充電を禁止する。また、エンジン始動時の一定期間において、二次電池12の残量が比較的多いのであれば二次電池12にて車載電子機器11を駆動するようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、車載電子機器の駆動源に対する電力制御を実行する電力制御装置に関する。また、その電力制御装置を利用した車載電子機器システムに関する。
近年、地球環境問題に対応すべく、自動車メーカ及び自動車の使用者は、燃費向上やCO2(二酸化炭素)排出量削減を図るための様々な活動を行っている。例えば、自動車メーカであれば、低燃費車の開発やハイブリッド車及び電気自動車の開発を推し進めており、自動車の使用者であれば、停車時のアイドリングストップ等を努めて行おうとしている。
ところで、カーナビゲーションシステムなどの車載電子機器は車両に搭載されて利用されることが多い。この種の車載電子機器の駆動電力は、一般的に、車両内に搭載された車両電源から供給される。車両電源は、エンジンの動力によって発電を行う発電機と車載バッテリとから形成され、エンジンの駆動中であれば発電機が発電を行っているため、十分な駆動電力を得ることができる。
一方、エンジンの停止時において車載電子機器を使用する場合は、車載バッテリの蓄電電力のみによって車載電子機器が駆動される。車載バッテリの主たる用途はエンジン始動用電力の蓄電であり、エンジン始動には相当大きな電力が必要となる。このため、車載電子機器によって蓄電電力を消費すると、エンジンの始動不良を招く所謂バッテリ上がりが生じてしまう惧れがある。
上記バッテリ上がりを防ぐために、停車中であるにも関わらず、エンジンを動作させたまま車載電子機器を使用するという方法が一般的にとられるが、この行為は、燃費向上及びCO2排出量削減に反する、望まれない行為である。
この種の問題を考慮した技術が下記特許文献1に記載されている。この技術は、エンジンが停止している状態でも、車載バッテリを駆動源として車載電子機器を一定時間使用できるようにする技術である。使用可能時間は、所定時間とされる。或いは、車載バッテリ電圧に依存した時間とされる。しかしながら、安全マージンを見込んで車載バッテリ容量を残しておくことが必要であり、その必要性と使用可能時間とはトレードオフの関係にあるため、その関係を考慮すると十分な使用時間の確保は難しい。また、エンジン停止時でも使用できる電気機器(室内灯など)が他にも存在する中、エンジン停止時に車載バッテリにて車載電子機器を駆動すれば、バッテリ上がりが生じる可能性も高まる。
これらの事情に鑑み、車両電源とは別に二次電池を搭載し、エンジン停止時には二次電池によって車載電子機器を駆動するようにした技術が提案されている。また、エンジン駆動時には車両電源によって二次電池を充電する。
特許第3510693号公報
車両電源とは別に設けられた二次電池を利用することにより、エンジン停止中であっても二次電池の容量がなくなるまで車載電子機器を動作させることが可能となる。そして、エンジン駆動時に車両電源によって二次電池を充電することにより、二次電池の容量を回復させることができる。
しかしながら、上述したようにエンジンの始動時には相当大きな電力が必要となるため、エンジンの始動時においては車両電源の出力電圧は通常大きく変動する。この変動に対して何ら考慮することなく二次電池の充電を行うと、二次電池の性能劣化を招きかねない。また、この変動する車両電源の出力電圧にて車載電子機器を動作させた場合、車載電子機器において誤動作や大きなノイズが発生する可能性がある。
そこで本発明は、車載電子機器の駆動源の1つとして車両に搭載された二次電池の性能劣化の抑制に寄与する電力制御装置及び車載電子機器システムを提供することを目的とする。また、本発明は、車載電子機器における誤動作やノイズ発生の低減に寄与する電力制御装置及び車載電子機器システムを提供することを目的とする。
本発明に係る第1の電力制御装置は、車両に搭載された車両電源の出力電力の他に二次電池の出力電力を駆動電力として車載電子機器に供給可能に構成された電力制御装置において、前記車両電源によって前記二次電池を充電するための充電制御手段と、前記車両のエンジンが停止状態から始動開始状態に遷移してからの経過時間を参照経過時間として計測する経過時間計測手段と、を備え、前記充電制御手段は、前記参照経過時間に基づいて、前記車両電源による前記二次電池の充電の許可及び禁止を切り換え制御することを特徴とする。
具体的には例えば、前記充電制御手段は、前記参照経過時間が所定時間より短いとき、前記車両電源による前記二次電池の充電を禁止する。
これにより、エンジン始動時に二次電池を充電したことに由来する二次電池の性能劣化が抑制される。また、エンジン始動時に車両電源の電力を二次電池の充電に使用したことに由来するエンジン始動不良の発生が抑制される。
また例えば、第1の電力制御装置は、前記車両電源の出力電圧の電圧値を検出する車両電源電圧検出手段を更に備え、前記充電制御手段は、前記参照経過時間と検出された前記電圧値に基づいて、前記車両電源による前記二次電池の充電の許可及び禁止を切り換え制御する。
これにより、車両電源の電力を二次電池の充電に使用したことに由来するエンジン始動不良を抑制することが可能となる。
また例えば、第1の電力制御装置は、前記二次電池の温度を検出する温度検出手段を更に備え、前記充電制御手段は、前記参照経過時間と検出された前記温度とに基づいて、前記車両電源による前記二次電池の充電の許可及び禁止を切り換え制御する。
これにより、二次電池の性能劣化の抑制が可能となる。
また例えば、第1の電力制御装置は、前記二次電池の残量を検出する残量検出手段を更に備え、前記充電制御手段は、前記参照経過時間と検出された前記残量とに基づいて、前記車両電源による前記二次電池の充電の許可及び禁止を切り換え制御する。
これにより、二次電池の性能劣化の抑制が可能となる。
また、本発明に係る第2の電力制御装置は、車両に搭載された車両電源の出力電力の他に二次電池の出力電力を駆動電力として車載電子機器に供給可能に構成された電力制御装置において、前記車両のエンジンが停止状態から始動開始状態に遷移してからの経過時間を参照経過時間として計測する経過時間計測手段を備え、前記参照経過時間を参照して、前記車両電源の出力電力及び前記二次電池の出力電力の内の一方を前記駆動電力として前記車載電子機器に供給することを特徴とする。
具体的には例えば、第2の電力制御装置は、前記二次電池の残量を検出する残量検出手段を更に備え、前記参照経過時間が所定時間より短く且つ検出された前記残量が所定閾値残量よりも多いとき、前記二次電池の出力電力を前記駆動電力として前記車載電子機器に供給する。
これにより、エンジン始動時における、車載電子機器の誤動作やノイズ発生を抑制することが可能となる。
また上記の何れかの電力制御装置において、例えば、前記経過時間計測手段は、前記車両に設けられたACC電源配線に前記車両電源に基づくACC電源電圧が印加されていない状態から印加されている状態に遷移してからの経過時間を、前記車両のエンジンが停止状態から始動開始状態に遷移してからの経過時間とみなすことによって、前記参照経過時間を計測する。
また上記の何れかの電力制御装置において、前記車載電子機器が、使用するセグメントの数が異なる複数の種類の放送を受信するとともに何れか1種類の放送を選択及び処理して出力する受信装置であり、前記電力制御装置による前記駆動電力の切り替え制御に基づいて、受信可能なセグメント数を判定するとともに処理を行なう放送の種類が決定される。
これにより、例えば、二次電池の出力電力を駆動電力とする場合にはデータ量が少なく消費電力の小さい放送を選択して処理することができ、視聴時間を長くすることが可能となる。一方、車両電源の出力電力を駆動電力とする場合には、データ量が多く消費電力も大きいが画質の良い放送を選択して処理することができる。
また、本発明に係る車載電子機器システムは、上記の何れかに記載の電力制御装置と車載電子機器を備えている。
そして、本発明に係る車両は、上記の車載電子機器システムを搭載している。
本発明によれば、車載電子機器の駆動源の1つとして車両に搭載された二次電池の性能劣化の抑制に寄与する電力制御装置及び車載電子機器システムを提供することが可能となる。また本発明によれば、車載電子機器における誤動作やノイズ発生の低減に寄与する電力制御装置及び車載電子機器システムを提供することが可能となる。
本発明の意義ないし効果は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下の実施の形態は、あくまでも本発明の一つの実施形態であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以下の実施の形態に記載されたものに制限されるものではない。
以下、本発明の実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。参照される各図において、同一の部分には同一の符号を付し、同一の部分に関する重複する説明を原則として省略する。後に第1〜第3実施例を説明するが、まず、各実施例に共通する事項又は各実施例にて参照される事項について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る車載電子機器システム1の概略内部ブロック図である。図1において、各部位を結ぶ実線は正電圧が印加されるプラス側電源配線を示しており、その正電圧の基準となる基準電位を有するマイナス側電源配線の図示は省略されている。図1において、破線は制御信号の流れを表している。
図1の車載電子機器システム1は、車載電子機器11、二次電池12、車両電源電圧入力端子13(以下、端子13と略記する)、ACC電源電圧入力端子14(以下、端子14と略記する)、車両電源電圧検出回路15、マイコン電源回路16、ACC電源電圧検出回路17、充電電圧・電流制御回路18、電流検出回路19、二次電池電圧検出回路20、温度検出回路21、マイクロコンピュータ22(以下、マイコン22と略記する)、車両電源スイッチSW1、充電スイッチSW2及び放電スイッチSW3を備える。
図2は、車載電子機器システム1を搭載した車両2の概略内部ブロック図である。図2において、車両2は、自動車などである。車両2は、車両2を走行させるためのエンジン3と、エンジン3の駆動時にエンジン3の動力を電気エネルギに変換する発電機4と、鉛蓄電池等から成る車載バッテリ5と、エンジン3を始動させるためのスタータモータ6と、エンジン3の始動を指示するためのエンジンスイッチ7と、ACCスイッチ8と、を備える。
車載バッテリ5の出力電圧は車両電源電圧として端子13に直接供給される。また、車載バッテリ5の出力電圧は、ACCスイッチ8を介して、ACC電源電圧として端子14に供給される。ACCスイッチ8と端子14とを接続する配線を、ACC電源配線31と呼ぶ。ACCスイッチ8がオンの時は、車載バッテリ5の出力電圧がACC電源配線31及び端子14に現れるが、ACCスイッチ8がオフの時は、車載バッテリ5の出力電圧はACC電源配線31及び端子14に現れない。ACCとは、アクセサリの略語であり、ACC電源電圧は、車両2に搭載された様々なアクセサリの駆動電圧として利用される。
図1の各部位の説明に戻る。車載電子機器11は、例えば、液晶ディスプレイなどの表示装置、音声を出力するためのオーディオ装置またはカーナビゲーションシステムである。二次電池12は、例えば、リチウムイオン電池である。
車両電源スイッチSW1、充電スイッチSW2及び放電スイッチSW3は、例えば電界効果トランジスタなどのスイッチング素子であり、夫々、オン又はオフの状態をとる。
車両電源スイッチSW1がオンの時、端子13に加わる車両電源電圧が車載電子機器11の駆動電圧として車載電子機器11に供給され、車載バッテリ5の出力電力によって車載電子機器11が駆動される。車両電源スイッチSW1がオフの時、端子13に加わる車両電源電圧は車載電子機器11に供給されない。
充電スイッチSW2がオンの時、端子13に加わる車両電源電圧が充電電圧・電流制御回路18及び電流検出回路19を介して二次電池12に供給され、車載バッテリ5の出力電力によって二次電池12が充電される。充電スイッチSW2がオフの時、二次電池12は充電されない。
放電スイッチSW3がオンの時、二次電池12の出力電圧が電流検出回路19を介して車載電子機器11の駆動電圧として車載電子機器11に供給され、二次電池12の出力電力によって車載電子機器11が駆動される。放電スイッチSW3がオフの時、二次電池12による車載電子機器11の駆動は行われない。
車両電源電圧検出回路15は、端子13に加わる電圧、即ち、車両電源電圧の電圧値を検出し、検出した電圧値を表す車両電源電圧情報をマイコン22に伝達する。
マイコン電源回路16は、端子13を介して供給される車両電源電圧からマイコン22の駆動電圧を生成し、該駆動電圧をマイコン22に供給することによってマイコン22を動作させる。
ACC電源電圧検出回路17は、端子14に加わる電圧を検出して、端子14にACC電源電圧が印加されているか否かを判別し、その判別結果を表すACC電源ON/OFF情報をマイコン22に伝達する。
充電電圧・電流制御回路18は、充電スイッチSW2がオンの時、マイコン22の制御の下で二次電池12に対する充電電圧及び充電電流を制御する。
電流検出回路19は、二次電池12への充電電流の電流値を検出し、検出した電流値を表す充電電流情報をマイコン22に伝達する。
二次電池電圧検出回路20は、二次電池12の出力電圧の電圧値を検出し、検出した電圧値を表す二次電池電圧情報をマイコン22に伝達する。二次電池12は、例えば、互いに直列接続された複数のセルから成り、直列接続された複数のセルにおいて最も高電位を有する端子と最も低電位を有する端子との間の電圧が、二次電池12の出力電圧とされる。二次電池12が複数のセルから成る場合は、各セルの出力電圧の電圧値も二次電池電圧情報に含まれうる。
温度検出回路21は、温度センサ(不図示)などを用いることにより、二次電池12の表面温度を検出し、検出した表面温度を表す温度情報をマイコン22に伝達する。二次電池12が複数のセルから成る場合は、各セルの表面温度を検出し、温度情報に各セルの表面温度を示す情報を含ませる。
マイコン21は、車両電源電圧検出回路15からの車両電源電圧情報、ACC電源電圧検出回路17からのACC電源ON/OFF情報、電流検出回路19からの充電電流情報、二次電池電圧検出回路20からの二次電池電圧情報及び温度検出回路21からの温度情報に基づいて、車両電源スイッチSW1、充電スイッチSW2及び放電スイッチSW3のオン又はオフを制御するための制御信号(a,b,c)を生成して出力するともに、充電電圧・電流制御回路18を制御する信号を出力して充電電圧・電流制御回路18と共に二次電池12に対する充電電圧及び充電電流を制御する。
図2の各部位の説明及びエンジン始動動作を説明する。エンジンスイッチ7は、複数のスイッチ状態の内の何れかの状態をとり、この複数のスイッチ状態には、エンジン3の停止を指示するためのオフ状態、ACC電源電圧の利用許可を指示するためのACC状態、エンジン3が駆動している際にエンジン3の駆動を維持するためのオン状態及びエンジン3の始動を指示するためのスタート状態が含まれる。エンジンスイッチ7がオフ状態及びACC状態にある時、エンジン3は停止している。また、エンジンスイッチ7がオフ状態以外にある時、即ち、ACC状態、オン状態及びスタート状態にある時、ACCスイッチ8はオンとされ、エンジンスイッチ7がオフ状態にある時にのみACCスイッチ8はオフとされる。
図2と共に図3を参照する。タイミングT0以前において、エンジンスイッチ7はオフ状態でありエンジン3は停止しているものとする。そして、タイミングT0にエンジンスイッチ7をオフ状態からスタート状態に移行させた場合を考える。このエンジンスイッチ7の状態の移行後、車載バッテリ5に蓄えられた電力によってスタータモータ6が回転し、この回転による動力を利用してエンジン3が始動し始める。そして、タイミングT1に至るとエンジン3の始動が完了し、以後、エンジン3が安定的に駆動する。
タイミングT0−T1間に行われるスタータモータ6によるエンジン3の始動補助は、一般的に、クランキングと呼ばれる。また、タイミングT1以降の或るタイミングをタイミングT2と呼び、タイミングT0とタイミングT2の間の時間(時間長さ)をTTHにて表す。このTTHの意義については後述する。以下の説明において、説明の具体化のため、上述のタイミングT0〜T2も適宜参照する。
図3には、エンジン3の始動中及び始動直後における車載バッテリ5の出力電圧の様子も併記されている。エンジン3の始動中(及び始動直後)には、スタータモータ6を駆動するために大電流が必要となるため、車載バッテリ5の出力電圧が大きく変動する。通常、車載バッテリ5の出力電圧が一時的に大きく減少することになる。
エンジン3の始動後は、エンジン3の動力に基づく発電機4の発電電力によって車載バッテリ5が充電される。発電機4と車載バッテリ5は、図1の二次電池12とは別に車両2に備えられている電力源であり、発電機4と車載バッテリ5を総称して車両電源と呼ぶ。
このように、二次電池12を車載バッテリ5によって充電可能とし、車両電源電圧又は二次電池12の出力電圧を選択的に駆動電圧として車載電子機器11に供給可能となっている。基本的には、エンジン3の停止時に二次電池12によって車載電子機器11を駆動し、エンジン3の駆動時に車両電源によって車載電子機器11を駆動する。このため、エンジン停止中でも、ユーザは、車載バッテリ5への負担及びエンジン始動不良を招くバッテリ上がりを気にすることなく車載電子機器11を使用でき、安心してアイドリングストップを行うことができる。アイドリングストップの促進は、燃費向上及びCO2排出量削減に貢献する。
そして、図1の車載電子機器システム1は、二次電池12に対する充電の許可及び禁止の切り換え制御と車載電子機器11に対する駆動源の選択制御とに特徴点を有する。これらの電力制御の具体例として、以下に第1〜第3実施例を示す。
<<第1実施例>>
まず、第1実施例について説明する。第1実施例は、二次電池12に対する充電の許可及び禁止の切り換え制御に特徴点を有する。図4は、第1実施例に係る、車載電子機器システム1の電力制御の流れを表すフローチャートである。このフローチャートに沿って説明を行う。ステップS1〜S4における各判断処理(分岐処理)及びステップS11〜S13における各スイッチ制御処理は図1のマイコン22によって行われる。
まず、ステップS1において、ACC電源ON/OFF情報に基づいて端子14にACC電源電圧が印加されているか否かが判断され、端子14にACC電源電圧が印加されている場合(ステップS1のY)はステップS2に移行する一方、印加されていない場合は(ステップS1のN)ステップS11に移行する。
ステップS11において、マイコン22は、車両電源スイッチSW1をオフ、充電スイッチSW2をオフ且つ放電スイッチSW3をオンとする。これにより、二次電池12の出力電力によって車載電子機器11が駆動可能となり、アイドリングストップ状態などにおいても車載電子機器11の使用が実現される。
マイコン22は、逐次更新されるACC電源ON/OFF情報を参照しつつ、端子14にACC電源電圧が印加されていない状態から印加されている状態に遷移した時点(図3におけるタイミングT0に相当)を起算点とし、その起算点からの経過時間を計測する。この経過時間の長さをTで表す。
ステップS2において、マイコン22は、この経過時間Tと閾値時間を表すTTHとを比較する。そして、T<TTHが成立する場合は(ステップS2のY)ステップS13に移行し、ステップS13において、マイコン22は、車両電源スイッチSW1をオン、充電スイッチSW2をオフ且つ放電スイッチSW3をオフとする。これにより、車両電源にて車載電子機器11が駆動される。
T<TTHが成立する時はエンジン3の始動中及び始動直後に対応しており、この時における車両電源電圧(即ち、車載バッテリ5の出力電圧)は、図3に示すように変動が大きい。このような変動が大きい電圧にて二次電池12を充電しようとすると、二次電池12の性能劣化を招きかねない。また、エンジン3の始動時には車載バッテリ5から大電流をスタータモータ6に供給する必要があり、この時に二次電池12の充電をも行おうとするとエンジン3の始動不良を起こしかねない。そこで、二次電池12の性能劣化抑制及びエンジン3の始動優先の観点から、T<TTHが成立する時には、充電スイッチSW2をオフとして二次電池12への充電を禁止する。尚、閾値時間TTHは、例えば予め設定される。
一方、ステップS2において、T<TTHが成立しない場合には(ステップS2のN)、エンジン3の始動から比較的長い時間が経過して車両電源電圧が安定していると判断し、ステップS3に移行する。
ステップS3において、マイコン22は、車両電源電圧情報に基づく車両電源電圧の電圧値Vと所定の閾値電圧値VTHとを比較する。そして、V<VTHが成立する場合は(ステップS3のY)ステップS13に移行して、車両電源スイッチSW1をオン、充電スイッチSW2をオフ且つ放電スイッチSW3をオフとする。車両電源電圧(V)が閾値電圧(VTH)より小さい場合、車載バッテリ5の残量は比較的少ない。そこで、発電機4による車載バッテリ5への充電を優先させてエンジン3の始動不良を回避するべく、充電スイッチSW2をオフとして二次電池12への充電を禁止する。
一方、ステップS3において、V<VTHが成立しない場合には(ステップS3のN)、車載バッテリ5の残量が比較的大きいと判断して、ステップS4に移行する。
ステップS4において、マイコン22は、温度情報に基づく二次電池12の表面温度Kと所定の閾値温度KTHとを比較する。二次電池12が複数のセルから形成される場合は、その複数のセルの表面温度の平均温度又は最高温度を、二次電池12の表面温度Kとして採用する。
そして、K>KTHが成立する場合は(ステップS4のY)ステップS13に移行して、車両電源スイッチSW1をオン、充電スイッチSW2をオフ且つ放電スイッチSW3をオフとする。二次電池12の表面温度が比較的高い状態において二次電池12の充電を行うと二次電池12の性能劣化を招く。これを防止すべく、ステップS4の分岐処理を導入する。高温下で車両2を駐車させた後のエンジン始動直後や、二次電池12によって車載電子機器11を長時間駆動させた後、二次電池12の温度が下がる前に再度二次電池12によって車載電子機器11を駆動させようとした場合などにおいて、K>KTHが成立しうる。
一方、ステップS4において、K>KTHが成立しない場合には(ステップS4のN)、二次電池12の表面温度が比較的低いと判断して、ステップS12に移行し、車両電源スイッチSW1をオン、充電スイッチSW2をオン且つ放電スイッチSW3をオフとする。これにより、車両電源によって車載電子機器11が駆動されると共に二次電池12が充電される。
ステップS11、S12又はS13において各スイッチがオン/オフ制御された後、ステップS1に戻り、ステップS1から上述の各処理が繰り返される。
<<第2実施例>>
次に、第2実施例について説明する。第2実施例は、二次電池12に対する充電の許可及び禁止の切り換え制御に加えて、車載電子機器11に対する駆動源の選択制御に特徴点を有する。図5は、第2実施例に係る、車載電子機器システム1の電力制御の流れを表すフローチャートである。このフローチャートに沿って説明を行う。ステップS1〜S6における各判断処理(分岐処理)及びステップS11〜S13における各スイッチ制御処理は図1のマイコン22によって行われる。第2実施例におけるステップS1〜S4及びS11〜S13の各処理自体は、第1実施例におけるそれらと同様である。
まず、ステップS1において、ACC電源ON/OFF情報に基づいて端子14にACC電源電圧が印加されているか否かが判断され、端子14にACC電源電圧が印加されている場合(ステップS1のY)はステップS2に移行する一方、印加されていない場合は(ステップS1のN)ステップS11に移行する。ステップS11において、マイコン22は、車両電源スイッチSW1をオフ、充電スイッチSW2をオフ且つ放電スイッチSW3をオンとする。マイコン22は、第1実施例と同様、経過時間Tを計測する。ステップS2において、マイコン22は、この経過時間Tと閾値時間TTHとを比較する。そして、T<TTHが成立する場合は(ステップS2のY)ステップS5に移行する。
マイコン22は、二次電池電圧情報に基づいて、二次電池12が出力可能な電力量を表す二次電池12の残量(残容量)を検出する。検出した残量をHで表す。ステップS5において、この残量Hと所定の閾値残量HTH1とを比較する。
そして、H<HTH1が成立する場合は(ステップS5のY)ステップS13に移行して、車両電源スイッチSW1をオン、充電スイッチSW2をオフ且つ放電スイッチSW3をオフとする。これにより、車両電源にて車載電子機器11が駆動される。一方、H<HTH1が成立しない場合は(ステップS5のN)ステップS11に移行して、車両電源スイッチSW1をオフ、充電スイッチSW2をオフ且つ放電スイッチSW3をオンとする。これにより、二次電池12にて車載電子機器11が駆動される。
T<TTHが成立する時はエンジン3の始動中及び始動直後に対応しており、この時における車両電源電圧(即ち、車載バッテリ5の出力電圧)は、図3に示すように変動が大きい。このような変動が大きい電圧にて車載電子機器11を駆動しようとすると、車載電子機器11が誤動作したり大きなノイズが発生したりする可能性が高まる。
そこで、T<TTHであってもH<HTH1が成立せず、二次電池12の残量が比較的多いと判断される場合はステップS11に移行して二次電池12で車載電子機器11を駆動するようにする。これにより、車載電子機器11における誤動作や大きなノイズ発生を抑制することが可能となる。尚、このような誤動作や不快なノイズ発生を防止すべく、エンジン始動中及び始動直後において動作を一時的に停止するなどの特殊処理を行う車載電子機器も存在するが、上述のように駆動源の選択制御を実行することにより、このような特殊処理の実行を控えることが可能となる。結果、ユーザにとって不快な動作途切れの発生が抑制される。また、そのような特殊処理を行うためのソフトウェア処理又は対策デバイスの負荷を軽減することができ、ひいては、車載電子機器の信頼性向上にも繋がる。
但し、H<HTH1が成立せず、二次電池12の残量が比較的少ないと判断される場合はステップS13に移行し、車両電源にて車載電子機器11の駆動を確保するようにする。
ステップS2において、T<TTHが成立しない場合には(ステップS2のN)、エンジン3の始動から比較的長い時間が経過して車両電源電圧が安定していると判断し、ステップS3に移行する。ステップS3において、マイコン22は、車両電源電圧情報に基づく車両電源電圧の電圧値Vと所定の閾値電圧値VTHとを比較し、V<VTHが成立する場合は(ステップS3のY)ステップS13に移行して、車両電源スイッチSW1をオン、充電スイッチSW2をオフ且つ放電スイッチSW3をオフとする一方、V<VTHが成立しない場合には(ステップS3のN)、ステップS4に移行する。
ステップS4において、マイコン22は、温度情報に基づく二次電池12の表面温度Kと所定の閾値温度KTHとを比較し、K>KTHが成立する場合は(ステップS4のY)ステップS13に移行して、車両電源スイッチSW1をオン、充電スイッチSW2をオフ且つ放電スイッチSW3をオフとする一方、K>KTHが成立しない場合には(ステップS4のN)ステップS6に移行する。
ステップS6において、マイコン22は、二次電池12の残量Hと所定の閾値残量HTH2とを比較する。
そして、H>HTH2が成立する場合は(ステップS6のY)二次電池12の残量が比較的多いと判断してステップS13に移行し、車両電源スイッチSW1をオン、充電スイッチSW2をオフ且つ放電スイッチSW3をオフとする一方、H>HTH2が成立しない場合は(ステップS6のN)、二次電池12の残量が比較的少ないと判断してステップS12に移行し、車両電源スイッチSW1をオン、充電スイッチSW2をオン且つ放電スイッチSW3をオフとする。
二次電池12は、通常、満充電に近い状態で充放電を繰り返すと性能劣化が早まる。また、満充電に近い状態で放置することも性能劣化を促進する。このような特性は、二次電池12がリチウムイオン電池である場合に特に顕著に現れる。このため、性能劣化を抑制するためには、或る程度放電させてから充電するようにし且つ満充電に近い状態で放置されるのを防止することが肝要である。そこで、ステップS6にて二次電池12の残量をチェックし、残量が比較的多いならば、充電スイッチSW2をオフにして二次電池12の充電を行わないようにする。これにより、二次電池12の性能劣化が抑制される。
ステップS11、S12又はS13において各スイッチがオン/オフ制御された後、ステップS1に戻り、ステップS1から上述の各処理が繰り返される。
尚、マイコン22は、二次電池電圧情報によって表される二次電池12の出力電圧を残量Hに換算し、ステップS5又はS6において残量Hと閾値残量HTH1又はHTH2とを比較している。これらの残量比較を、電圧比較と置き換えることも可能である。即ち、ステップS5において、二次電池12の出力電圧の電圧値と所定の閾値電圧値とを比較し、後者が前者よりも大きい場合にステップS13に移行し、後者が前者よりも小さい場合にステップS11に移行するようにしても構わない。同様に、ステップS6において、二次電池12の出力電圧の電圧値と所定の閾値電圧値とを比較し、前者が後者よりも大きい場合にステップS13に移行し、前者が後者よりも小さい場合にステップS12に移行するようにしても構わない。
<<第3実施例>>
次に、第3実施例を説明する。第3実施例は、第1又は第2実施例の変形例に相当し、第1又は第2実施例の記載内容は、矛盾なき限り、第3実施例に適用される。
第1及び第2実施例では、ACC電源電圧が図1の端子14に印加されているか否かを検出することによってエンジン3の動作状態を推測している。即ち、ACC電源電圧が端子14に印加されていない時にのみエンジン3が停止しており、ACC電源電圧が端子14に印加されている時はエンジン3が始動中である或いは駆動していると推定する。そして、端子14(及び図2のACC電源配線31)にACC電源電圧が印加されていない状態から印加されている状態に遷移してからの経過時間(以下、「第1経過時間」という)を、エンジン3が停止している状態からエンジン3が始動を開始する状態に遷移してからの経過時間(以下、「第2経過時間」という)とみなして、上述の各効果を得るべく図4又は第5の処理を行っている。図3の例の場合、第2経過時間は、タイミングT0からの経過時間と一致する(第1経過時間は、タイミングT0からの経過時間と一致しないことがある)。
通常、車載電子機器システム1は、現在のエンジン3の動作状態を把握することはできない。このため、第1又は第2実施例では上述のような処理を行っているが、車載電子機器システム1側でエンジン3の動作状態が分かるのであれば、第1経過時間ではなく第2経過時間を、ステップS2において閾値時間TTHと比較されるべきTとして取り扱った上で、第1又は第2実施例に係る動作を行うようにしても良い。
第2経過時間をTとして取り扱う場合、図4又は図5のステップS1では、エンジン3が停止状態にあるか否かを判断し、エンジン3が停止状態にある場合はステップS11に移行し、エンジン3が停止状態にない場合(即ち、図3の例ではタイミングT0以降である場合)はステップS2に移行するようにするとよい。そして、図4又は図5のステップS2において、第2経過時間としてのTと閾値時間TTHとを比較し、その比較結果に応じて第1又は第2実施例で説明した分岐処理を行えばよい。
エンジン3の動作状態を表すエンジン動作状態情報は、例えば、車内ネットワークを介した通信によってマイコン22に伝達される。このエンジン動作状態情報によって、現在、エンジン3が停止状態にあるか(現時点が図3のタイミングT0以前であるか)、エンジン3が始動を開始し始めたか(現時点が図3のタイミングT0に相当するか)、エンジン3が駆動中であるかが特定される。
第2経過時間の起算点であるタイミングT0を検出するには、図2のエンジンスイッチ7がオフ状態からスタート状態に切り換わる時点を検出すればよい。このため、例えば、エンジンスイッチ7の状態を監視し、エンジンスイッチ7がオフ状態からスタート状態に切り換わる時点でトリガ信号をマイコン22に与える検出部(不図示)を車載電子機器システム1の内側又は外部に設けるようにしてもよい。マイコン22は、このトリガ信号を受けた時点からの経過時間を計測すればよい。
<<第4実施例>>
次に、第4実施例について説明する。第4実施例は、図1の車載電子機器システム1において、車載電子機器システム1に備えられる車載電子機器11を、データ量が多く画質の良い高精細放送と、高精細放送よりもデータ量が少なく画質の悪い簡易放送と、のいずれか一つの放送を選択して処理することができる受信装置とした場合について示している。ここで、図1に記載した車載電子機器11を受信装置とした場合の受信装置の概略内部ブロック図を図6に示し、以下において説明する。なお、この受信装置11aの電力制御の方法として、第1〜第3実施例に記載した制御方法を用いることができる。
受信装置11aは、例えばISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting for Terrestrial)方式のデジタル放送を受信する受信装置であっても構わないし、他の方式の放送を受信する受信装置であっても構わないが、以下ではISDB−T方式の放送を受信する受信装置を例に挙げて説明する。また、以下の例において、高精細放送とは12セグメントを用いて放送される所謂フルセグメント放送を示し、簡易放送とは1セグメントを用いて放送される所謂ワンセグメント放送を示すこととするが、本例の適用はこれに限るものではない。例えば、高精細放送を9セグメントを使用する放送として、簡易放送を3セグメントを使用する放送としてもよく、相対的に多数のセグメントを使用する放送を高精細放送、少数のセグメントを使用する放送を簡易放送とする。
図6に示すように、本例における受信装置11aは、放送信号を受信するアンテナ31と、アンテナ31から所望の帯域の放送信号を選局してIF(Intermediate Frequency)信号であるベースバンド信号に周波数変換するRF信号処理部32と、入力されるベースバンド信号に対して高精細放送用の復調を行なう高精細放送用復調部34と、同じく入力されるベースバンド信号に対して簡易放送用の復調を行なう簡易放送用復調部35と、RF信号処理部32から入力されるベースバンド信号を高精細放送用復調部34と簡易放送用復調部35とのいずれかから選択して入力する切替部33と、高精細放送用復調部34から出力されるMPEG(Moving Picture Experts Group)符号化信号をMPEG圧縮方式に基づいて復号化する高精細放送用デコーダ36と、簡易放送用復調部35から出力されるMPEG符号化信号をMPEG圧縮方式に基づいて復号化する簡易放送用デコーダ37と、高精細放送用デコーダ36または簡易放送用デコーダ37から出力される映像信号が出力される出力端子40と、を備える。
また、本例における受信装置11aは、図2の車載バッテリ5または図1の二次電池12から電力が供給される電力供給端子41と、図1のマイコン22から出力される制御信号(a,b,c)によって切替制御部39を制御する駆動電源判定部38と、切替部33を制御する切替制御部39と、を備える。
次に、受信装置11aの動作について図6を用いて説明する。まず、放送信号がアンテナ31を介して受信装置11aに入力され、次にRF信号処理部32が所望の放送信号を選局してベースバンド信号に変換する。このベースバンド信号は切替部33によって選択されて高精細放送用復調部34または簡易放送用復調部35に入力される。そして、それぞれの復調部34、35で復調されて出力されるMPEG符号化信号は高精細放送用デコーダ36または簡易放送用デコーダ37で復号化され、映像信号として映像信号出力端子40から出力される。
また、駆動電源判定部38は、図1のマイコン22がそれぞれのスイッチSW1〜SW3を制御するために発する制御信号(a,b,c)に基づいて、電力供給端子41から受信装置11aに供給される電力の供給元を判断するとともに切替制御部39を制御して、最適な復調及び復号方法を切替部33に選択させる。また、この切替部33の制御方法の具体例について図7を用いて以下に説明する。図7は、上述した第2実施例における電力制御方法を用いて本例の受信装置11aに供給する電力を制御した場合について示すものである。
図7に示すように、受信装置11aに供給される電力の制御方法自体は第2実施例と同様である。まず、ステップS1において、ACC電源ON/OFF情報に基づいて図1の端子14にACC電源電圧が印加されているか否かが判断され、端子14にACC電源電圧が印加されている場合(ステップS1のY)はステップS2に移行する一方、印加されていない場合は(ステップS1のN)ステップS11に移行する。
ステップS11において、マイコン22は、車両電源スイッチSW1をオフ、充電スイッチSW2をオフ且つ放電スイッチSW3をオンとする。このとき受信装置11aには二次電池12による電力が供給されることとなり、このことは制御信号(a,b,c)により駆動電源判定部38においても認識される。そして、駆動電源判定部38は、切替制御部39によって制御される切替部33によって簡易放送用復調部35とRF信号処理部32とが接続されるように、切替制御部39を制御する信号を出力する。そして、このように二次電池から電力が供給される場合に、受信装置11aから簡易放送による映像信号を出力するように構成することで、画質は高精細放送よりは劣るものの受信装置11aの電力の消費を抑えて長時間動作させることが可能となる。
一方、端子14にACC電源電圧が印加されている場合(ステップS1のY)は、ステップS2において、マイコン22が経過時間Tと閾値時間TTHとを比較する。このとき、マイコン22は端子14にACC電源電圧が印加されていない状態から印加されている状態に遷移した時点を起算点として経過時間Tを計測しており、この経過時間TがT<TTHとなる場合は(ステップS2のY)ステップS5に移行する。
また、このときマイコン22は、二次電池電圧情報に基づいて、二次電池12が出力可能な電力量を表す二次電池12の残量(残容量)を検出している。そして、ステップS5において、検出した二次電池12の残量Hと所定の閾値残量HTH1とを比較する。
このとき、H<HTH1が成立する場合は(ステップS5のY)二次電池12に十分な残量Hが充電されていないため、ステップS13に移行して、車両電源スイッチSW1をオン、充電スイッチSW2をオフ且つ放電スイッチSW3をオフとする。これにより、車載バッテリ5が供給する電力によって受信装置11aが駆動されることとなる。さらに、この場合はエンジン3の始動中または始動直後であるため、図3に示したように車載バッテリ5から出力される電圧の変動が大きくなる。そのため、電圧の更なる変動と二次電池12の劣化とを抑制するために、車載バッテリ5を用いて受信装置11aを駆動させるだけにして、二次電池12の充電を行なわないこととしている。
そして、ステップS13において、マイコン22が出力する制御信号(a,b,c)により、駆動電源判定部38が受信装置11aが車載バッテリ5によって駆動されていることを認識する。そして、駆動電源判定部38は、切替制御部39によって制御される切替部33によって高精細放送用復調部34とRF信号処理部32とが接続されるように、切替制御部39を制御する信号を出力する。そして、このようにエンジンが動作して車載バッテリ5から電力が供給される場合において、受信装置11aから高精細放送による映像信号を出力するように構成することで、ユーザは、電力の消費量が簡易放送による映像信号を出力するよりも大きいものとなるが画質の良い高精細放送を、車載バッテリ5の残量を気にせずに視聴することができる。
一方、H<HTH1が成立しない場合は(ステップS5のN)ステップS11に移行して、車両電源スイッチSW1をオフ、充電スイッチSW2をオフ且つ放電スイッチSW3をオンとする。これにより、上述のように二次電池12にて受信装置11aが駆動され、二次電池12の残量を鑑みて、受信装置11aから簡易放送による映像信号が出力されることとなる。このように構成することにより、エンジンの始動中や直後において車載バッテリ5の出力電圧が不安定であるときに、無理に車載バッテリ5から出力される電力を使用することを避けることができる。そのため、受信装置11aが車載バッテリ5から出力される電圧の変動などによって誤動作することやノイズを含んだ信号を出力することを防ぎ、ユーザが快適な視聴をすることができる。
尚、このような誤動作や不快なノイズ発生を防止すべく、エンジン始動中及び始動直後において動作を一時的に停止するなどの特殊処理を行う受信装置も存在するが、上述のように駆動源の選択制御を実行することにより、このような特殊処理の実行を控えることが可能となる。特に、ユーザにとって映像や音声が途切れることは非常に不快なものとなるため、この途切れを抑制することができることは効果が大きい。また、そのような特殊処理を行うためのソフトウェア処理又は対策デバイスの負荷を軽減することができ、ひいては、受信装置11aの信頼性向上にも繋がる。
また、ステップS2において、T<TTHが成立しない場合には(ステップS2のN)、エンジン3の始動から比較的長い時間が経過して車両電源電圧が安定していると判断し、ステップS3に移行する。ステップS3において、マイコン22は、車両電源電圧情報に基づく車両電源電圧の電圧値Vと所定の閾値電圧値VTHとを比較する。そして、V<VTHが成立する場合は(ステップS3のY)、車両電源電圧が十分でなく不安定であるため、ステップS5のYの場合と同様にステップS13に移行し、車両電源スイッチSW1をオン、充電スイッチSW2をオフ且つ放電スイッチSW3をオフとして、受信装置11aから高精細放送による映像信号を出力する。
一方、V<VTHが成立しない場合には(ステップS3のN)、ステップS4に移行する。ステップS4において、マイコン22は、温度情報に基づく二次電池12の表面温度Kと所定の閾値温度KTHとを比較する。このとき、K>KTHが成立する場合は(ステップS4のY)ステップS13に移行して、車両電源スイッチSW1をオン、充電スイッチSW2をオフ且つ放電スイッチSW3をオフとして、高精細放送による映像信号を出力する。尚、二次電池12の温度が高い場合に充電すると二次電池12の劣化が早まるために、この場合は二次電池12の充電を行なわないこととしている。
一方、K>KTHが成立しない場合には(ステップS4のN)ステップS6に移行する。ステップS6において、マイコン22は二次電池12の残量Hと所定の閾値残量HTH2とを比較する。そして、H>HTH2が成立する場合は(ステップS6のY)二次電池12の残量が比較的多いと判断してステップS13に移行し、車両電源スイッチSW1をオン、充電スイッチSW2をオフ且つ放電スイッチSW3をオフとして高精細放送による映像信号を出力する。尚、二次電池は満充電に近い状態で充放電を繰り返すと性能劣化が早まり、二次電池12がリチウムイオン電池である場合に特に顕著に現れる。そのため、この場合は二次電池12を充電しないこととして、二次電池12の性能劣化を抑制している。
一方、H>HTH2が成立しない場合は(ステップS6のN)、二次電池12の残量が少なく、車両電源電圧や電池温度にも異常がないと判断されるためステップS12に移行し、車両電源スイッチSW1をオン、充電スイッチSW2をオン且つ放電スイッチSW3をオフとする。これにより、車両バッテリ5によって二次電池12が充電されるとともに受信装置11aが駆動され、ステップ13と同様に受信装置11aから高精細放送による映像信号が出力される。
また、上述したステップS11、S12又はS13において、各スイッチがオン/オフ制御された後、ステップS1に戻り、ステップS1から上述の各処理が繰り返される。そのため、エンジン3の動作の有無や車両電源電圧の大きさ、二次電池12の残量にあわせた最適な動作を行なうことができる。また、使用する電力の供給元にあわせて受信装置11aの消費電力が調整されるために、視聴時間を可能な限り延ばすことや、可能であれば画質の良い放送による映像信号を出力することが可能となる。
尚、マイコン22は、二次電池電圧情報によって表される二次電池12の出力電圧を残量Hに換算し、ステップS5又はS6において残量Hと閾値残量HTH1又はHTH2とを比較しているが、これらの残量比較を、電圧比較と置き換えることも可能である。即ち、ステップS5において、二次電池12の出力電圧の電圧値と所定の閾値電圧値とを比較し、後者が前者よりも大きい場合にステップS13に移行し、後者が前者よりも小さい場合にステップS11に移行するようにしても構わない。同様に、ステップS6において、二次電池12の出力電圧の電圧値と所定の閾値電圧値とを比較し、前者が後者よりも大きい場合にステップS13に移行し、前者が後者よりも小さい場合にステップS12に移行するようにしても構わない。
また、実施例1と同様に、ステップS5及びステップS6を行なわない構成としてもよい。この場合、ステップ2でYである場合は直接ステップS13に進むこととし、ステップS4でNである場合は、直接ステップS12へ進むこととする。
さらに、第3実施例を本例に適用しても構わなく、エンジン3が始動を開始する状態に遷移してからの時間である第2経過時間を経過時間Tとして、ステップS2において閾値時間TTHと比較しても構わない。また、ステップS1において、エンジン3の動作の有無によって分岐することとしても構わない。この場合ステップS1において、エンジン3が動作していたらステップS1のY、動作していなかったらステップS1のNに移行することとする。
また、図6において高精細、簡易の二つの放送を選択的に切り替えて処理することとしたが、使用するセグメントの数が高精細放送と簡易放送との間の数となる標準放送を加えた三種類の放送を切り替えて処理することとしても構わない。さらに、上記具体例において、二次電池12から電力が供給される場合はすべて簡易放送による映像信号を出力することとしていたが、二次電池12の残量Hによって、簡易放送及び標準放送のいずれかを決定することとしても構わない。また、この場合ユーザが簡易放送と標準放送とを選択することができることしても構わない。
また、受信状況を検知する検知部をさらに備え、受信状況が悪くて高精細放送の受信が困難である場合は、どのような場合でも簡易放送を受信することとしても構わない。
また、複数のアンテナ31を備えるとともに、ダイバーシティ受信を行うこととしても構わない。この場合、受信し得る放送の種類をm、アンテナ31の数をnとすると、受信方法の総数はm×(2n−1)通りとなり、受信装置11aはこの受信方法の中から一つを選択して処理をすることができる。このとき、使用するアンテナ31の本数は多いほど消費電力が大きくなる。また、上述したように、使用するセグメントの数が多い放送を選択して処理するほうが消費電力が大きくなる。
ここで、ステップS12またはステップS13のように、エンジン3の動作中に車載バッテリ5から供給される電力によって受信装置11aが駆動される場合は、電力消費量が大きくなっても車載バッテリ5の残量が尽きる可能性が低いため、良好な映像信号が出力されるようにアンテナ31の数を多く設定することとしても構わない。一方、ステップS11のように、二次電池12から供給される電力を用いる場合は、図7のように処理を行なう放送の種類を消費電力の小さなものに変えたとしても、使用するアンテナ31の数が多いと消費電力が大きくなってしまうため視聴時間が大きく制限される可能性がある。そのため、二次電池12によって受信装置11aが駆動される場合は、可能な限り使用するアンテナ31の数を減らすこととしても構わない。尚、使用するアンテナ31の数を減らしたとしても、二次電池12を用いて長時間駆動させる場合は車両が停止している場合が多いため、移動中と比べて良好な受信状況となる場合が多い。
また、上述した検知部として例えば、それぞれの復調部34、35から出力されるMPEG符号化信号のビットエラー率に基づいて受信状況を推定する、受信状況推定部を設けることとしても構わない。推定方法としては、例えば、ビットエラー率がある閾値を超えた場合に受信不良であると判断する方法がある。そして、この受信状況推定部の推定結果を用いて、使用するアンテナ31の数を決定することとしても構わない。さらに、車載バッテリ5から出力される電力によって受信装置11aが駆動される場合と、二次電池12から出力される電力によって受信装置11aが駆動される場合と、で受信状況推定部の動作が異なるものとしても構わない。
例えば、上述のように車載バッテリ5によって受信装置11aが駆動される場合は、多数のアンテナ31を使用してもバッテリ残量の問題が無いため、受信状況推定部におけるビットエラー率の閾値を低く設定し、受信状況をより厳しく判断して積極的に使用するアンテナ31の数を増やすように構成しても構わない。また、これとは反対に、二次電池12を用いて受信装置11aを駆動させる場合は、受信状況推定部の閾値を高く設定し、使用するアンテナの数を減らすように構成しても構わない。
<<変形等>>
上述の実施形態の変形例または注釈事項として、以下に、注釈1〜注釈3を記す。各注釈に記載した内容は、矛盾なき限り、任意に組み合わせることが可能である。
[注釈1]
第1実施例では車両電源電圧と電池温度の双方を考慮するためにステップS3及びS4(図4参照)を設けているが、ステップS3及びS4の内、何れか一方を省略して実施することも可能である。例えば、第1実施例においてステップS3を省略する場合、T<TTHが成立しない時(ステップS2のN)は、直接、ステップS4に移行するようにすればよい。同様に、第2実施例において、ステップS3〜S6(図5参照)の内、何れか1つ以上のステップを省略することも可能である。
[注釈2]
図1の車載電子機器システム1は、ハードウェア、或いは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによって実現可能である。特に、図4又は図5のステップS1〜S6の分岐判断を行うマイコン22の機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組み合わせによって実現可能である。
ソフトウェアを用いて車載電子機器システム1を構成する場合、ソフトウェアにて実現される部位についてのブロック図は、その部位の機能ブロック図を表すことになる。また、マイコン22にて実現される機能の全部または一部を、プログラムとして記述し、該プログラムをプログラム実行装置(例えばコンピュータ)上で実行することによって、その機能の全部または一部を実現するようにしてもよい。
[注釈3]
図1の車載電子機器システム1から車載電子機器11及び二次電池12を除いた部分は、車載電子機器11の駆動源を、車両電源と二次電池12との間で選択制御する電力制御装置として機能する。この電力制御装置と車載電子機器11を備えた部分が車載電子機器システム1であると捉えて説明したが、車載電子機器システム1そのものが車載電子機器であると考えることも可能である。また、二次電池12が車載電子機器システム1に内蔵されている場合を例示したが、二次電池12は、車載電子機器システム1の外部に設けられていてもよい。
図1の車載電子機器システム1において、車両電源によって二次電池12を充電するための充電制御手段は、主として、充電スイッチSW2及びそれを制御するマイコン22にて実現される。この充電制御手段には、符号18〜21にて参照される部位も含まれうる。また、図1の車載電子機器システム1において、上述の経過時間Tを計測する経過時間計測手段は、主としてマイコン22にて実現される。この経過時間計測手段には、符号17にて参照される部位も含まれうる。
本発明の実施形態に係る車載電子機器システムの概略内部ブロック図である。 図1の車載電子機器システムを搭載した車両の概略内部ブロック図である。 図2の車両のエンジン始動時における車載バッテリの出力電圧変化を表す図である。 本発明の第1実施例に係り、図1の車載電子機器システムの電力制御の流れを表すフローチャートである。 本発明の第2実施例に係り、図1の車載電子機器システムの電力制御の流れを表すフローチャートである。 本発明の第1〜第3実施例に係り、図1の車載電子機器を受信装置とした場合の車載電子機器の概略内部ブロック図である。 本発明の第2実施例に係り、図1の車載電子機器を図6の受信装置とした場合の車載電子機器システムの電力制御の流れを表すフローチャートである。
符号の説明
1 車載電子機器システム
2 車両
3 エンジン
4 発電機
5 車載バッテリ
11 車載電子機器
12 二次電池
13 車両電源電圧入力端子
14 ACC電源電圧入力端子
22 マイコン
SW1 車両電源スイッチ
SW2 充電スイッチ
SW3 放電スイッチ

Claims (11)

  1. 車両に搭載された車両電源の出力電力の他に二次電池の出力電力を駆動電力として車載電子機器に供給可能に構成された電力制御装置において、
    前記車両電源によって前記二次電池を充電するための充電制御手段と、
    前記車両のエンジンが停止状態から始動開始状態に遷移してからの経過時間を参照経過時間として計測する経過時間計測手段と、を備え、
    前記充電制御手段は、前記参照経過時間に基づいて、前記車両電源による前記二次電池の充電の許可及び禁止を切り換え制御する
    ことを特徴とする電力制御装置。
  2. 前記充電制御手段は、前記参照経過時間が所定時間より短いとき、前記車両電源による前記二次電池の充電を禁止する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力制御装置。
  3. 前記車両電源の出力電圧の電圧値を検出する車両電源電圧検出手段を更に備え、
    前記充電制御手段は、前記参照経過時間と検出された前記電圧値に基づいて、前記車両電源による前記二次電池の充電の許可及び禁止を切り換え制御する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電力制御装置。
  4. 前記二次電池の温度を検出する温度検出手段を更に備え、
    前記充電制御手段は、前記参照経過時間と検出された前記温度とに基づいて、前記車両電源による前記二次電池の充電の許可及び禁止を切り換え制御する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の電力制御装置。
  5. 前記二次電池の残量を検出する残量検出手段を更に備え、
    前記充電制御手段は、前記参照経過時間と検出された前記残量とに基づいて、前記車両電源による前記二次電池の充電の許可及び禁止を切り換え制御する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の電力制御装置。
  6. 車両に搭載された車両電源の出力電力の他に二次電池の出力電力を駆動電力として車載電子機器に供給可能に構成された電力制御装置において、
    前記車両のエンジンが停止状態から始動開始状態に遷移してからの経過時間を参照経過時間として計測する経過時間計測手段を備え、
    前記参照経過時間を参照して、前記車両電源の出力電力及び前記二次電池の出力電力の内の一方を前記駆動電力として前記車載電子機器に供給する
    ことを特徴とする電力制御装置。
  7. 前記二次電池の残量を検出する残量検出手段を更に備え、
    前記参照経過時間が所定時間より短く且つ検出された前記残量が所定閾値残量よりも多いとき、前記二次電池の出力電力を前記駆動電力として前記車載電子機器に供給する
    ことを特徴とする請求項6に記載の電力制御装置。
  8. 前記経過時間計測手段は、前記車両に設けられたACC電源配線に前記車両電源に基づくACC電源電圧が印加されていない状態から印加されている状態に遷移してからの経過時間を、前記車両のエンジンが停止状態から始動開始状態に遷移してからの経過時間とみなすことによって、前記参照経過時間を計測する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7の何れかに記載の電力制御装置。
  9. 前記車載電子機器が、使用するセグメントの数が異なる複数の種類の放送を受信するとともに何れか1種類の放送を選択及び処理して出力する受信装置であり、前記電力制御装置による前記駆動電力の切り替え制御に基づいて、受信可能なセグメント数を判定するとともに処理を行なう放送の種類が決定される
    ことを特徴とする請求項1〜請求項8の何れかに記載の電力制御装置。
  10. 請求項1〜請求項9の何れかに記載の電力制御装置及び車載電子機器を備えた
    ことを特徴とする車載電子機器システム。
  11. 請求項10に記載の車載電子機器システムを搭載した
    ことを特徴とする車両。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010133758A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Hitachi Ltd 温度検出装置および蓄電装置
JP2012096645A (ja) * 2010-11-01 2012-05-24 Autonetworks Technologies Ltd 車両用冷却装置
JP2015002637A (ja) * 2013-06-17 2015-01-05 株式会社オートネットワーク技術研究所 充電制御方法、充電制御装置及び車両用電源装置

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