JP2008265691A - 車両の前部構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トンネル拡大部20に配置される直キャタリスト21A,20Bは、二つを車幅方向に並設して車両前後方向に延びるように設定している。そして、直キャタリスト21A,21Bの下方には、プロペラシャフト31を配置している。
【選択図】図7
Description
このため、二つの集合排気管を、側面視でそれぞれ略直線状に配設することができるため、エンジンの排気効率を高めることができる。
上記構成によれば、プロペラシャフトを集合排気管の下方に配置することで、プロペラシャフトが邪魔になることがなく、プロペラシャフトの上方空間を有効に利用して、集合排気管を配置することができる。
このため、二本の集合排気管を、プロペラシャフトによって制限を受けることなく、それぞれ略直線状に配設することができる。
よって、プロペラシャフトを有する四輪駆動車においても、エンジンの排気効率を高めることができる。
上記構成によれば、排気管を一つに集合する集合部をプロペラシャフトの側方に配置することで、排気管の占有するスペースを小さくした上で、プロペラシャフトを回避して、車両後方側斜め下方に延びるように配置できる。
よって、トンネル拡大部を車幅方向に大きくすることなく、排気管を、プロペラシャフトを回避して、略直線状にレイアウトすることができる。
上記構成によれば、トンネル拡大部内の空間を利用して、占有スペースの大きいキャタリスト又はフレキシブルチューブを、レイアウトすることになる。
よって、エンジンとダッシュパネルとの間には、占有スペースの大きなキャタリスト又はフレキシブルチューブを設置する必要がなくなり、衝突安全性を高めることができる。
また、キャタリストを設けた場合には、加熱されるキャタリスト周りの空気(熱気)を前後方向に延びるトンネル部を利用して、車両後方側に排出することができるため、キャタリスト周りの熱害を防止することができる。
上記構成によれば、キャタリストの車両前方側にステアリング機構を配置したことにより、車両走行中、ステアリング機構には、キャタリスト周りの熱気が流れにくくなる。
よって、ステアリング機構に対するキャタリストによる熱害を抑制することができ、ステアリング機構の耐久性を高めることができる。
上記構成によれば、エンジンが車両後方側に傾斜配置(スラント配置)されることで、エンジン上部前方とエンジン下部後方にスペースが確保できる。また、エンジンの排気ポートの位置も低くできる。
このため、エンジン前方に配置される吸気管の配置スペースを拡大することができる。また、エンジン後方に配置されるフロントデフを車両前方側に配置することができる。さらに、排気ポートの位置が低くなるため、より排気管を直線状にレイアウトしやすくなり、エンジンの排気効率を高めることができる。加えて、キャタリストまでの距離も短くできるため、触媒の早期活性化を図ることができる。
よって、エンジンを後方に傾斜配置することで、後方排気エンジンの吸排気系の性能を高めることができ、また、車両のオーバーハング量を低減できるため、車両の操安性能も高めることができる。
よって、車両前部のエンジンルームに横置きにエンジンを配置して、エンジン前方に吸気管を配置して、エンジン後方に排気管を配置した車両の前部構造において、排気管二本をトンネル部内に配置しつつ、排気管の排気効率をできるだけ高めて、エンジン出力を高めることができる。
まず、図1〜図5で、車両の前部構造の全体構造について説明する。図1は車両の前部構造の特徴部分を示した斜視図、図2は車両の前部構造の全体側面図、図3はエンジンを除いた全体正面図、図4は車体フレーム等も含めた全体平面図、図5は車体フレーム等も含めた全体底面図である。
変速機12は、図示しない入力軸と出力軸が車幅方向に延びるいわゆる横置きタイプの変速機12であり、エンジン7の駆動力を、方向変換することなく、そのままヘリカルギア等(平歯車)でフロントデフ13へ伝達するように構成している。
図4に示すように、エンジン7の後方には、排気マニホールド9(9a,9b,9c,9d)を配設している。この排気マニホールド9は、排気干渉を避けるために、四本の排気マニホールド9a,9b,9c,9dが、一旦二本に集合するように構成している。すなわち、燃焼タイミングを、一番気筒E1→三番気筒E3→四番気筒E4→二番気筒E2として設定しているため、両端の一番気筒E1の排気マニホールド9aと四番気筒E4の排気マニホールド9dと集合させて、中央の二番気筒E2の排気マニホールド9bと三番気筒E3の排気マニホールド9cとを集合させて構成している。
この実施形態の車両の前部構造は、ダッシュパネル4とフロアパネル5との間の車幅方向中央に、車室内方側へ突出して車両前後方向に延びるトンネル部6を設け、このトンネル部6の前部に、車室内方側に大きく突出するトンネル拡大部20を形成して、このトンネル拡大部20に対応する位置に、排気マニホールド9を集合させた二つの直キャタリスト21A,21Bを車幅方向に並列して配置している。
このため、二つの直キャタリスト21A,21Bを、側面視でそれぞれ略直線状に配設することができるため、エンジン7の排気効率を高めることができる。
これにより、プロペラシャフト31が邪魔になることがなく、プロペラシャフト31の上方空間を有効に利用して、直キャタリスト21A,21Bを自由に配置することができる。
このため、直キャタリスト21A,21Bを、プロペラシャフト31によって制限を受けることなく、それぞれ略直線状に配設することができる。
よって、プロペラシャフト31を有する四輪駆動車においても、エンジン7の排気効率を高めることができる。
これにより、排気系の占有するスペースを小さくした上で、プロペラシャフト31を回避して、車両後方側斜め下方に延びるように配置できる。
よって、トンネル部6やトンネル拡大部20を車幅方向に大きくすることなく、排気系の構成要素(9、21,22,23,24)を、プロペラシャフト31を回避して、略直線状にレイアウトすることができる。
これにより、トンネル拡大部20の内部空間Sを利用して、占有スペースの大きい直キャタリスト21を、レイアウトすることができる。
よって、エンジン7とダッシュパネル4との間には、占有スペースの大きな直キャタリスト21を設置する必要がなくなり、エンジン7の後退によって直キャタリスト21がダッシュパネル4を押圧しないため、より衝突安全性を高めることができる。
また、加熱される直キャタリスト21周りの空気(熱気)を前後方向に延びるトンネル部6を利用して、車両後方側に排出することができるため、キャタリスト周りの熱害を防止することができる。
このため、このフレキシブルジョイント23の脆弱性を利用して、より排気系の構成要素を下方に変形し易くして、車両衝突時のトンネル拡大部20内への潜り込みを促進することができる。
これにより、車両走行中、ステアリングラック16には、直キャタリスト21周りの熱気が流れにくくなる。
よって、ステアリングラック16に対する直キャタリスト21による熱害を抑制することができ、ステアリングラック16の耐久性を高めることができる。
これにより、エンジン上部7a前方とエンジン下部7b後方にスペースが確保できる。また、エンジン7の排気ポート11の位置も低くできる。
このため、エンジン7前方に配置される吸気マニホールド8の配置スペースを拡大することができる。また、エンジン7後方に配置されるフロントデフ13を車両前方側に配置することができる。さらに、排気ポート11の位置が低くなるため、より排気系の構成要素(9、21,22,23,24)を略直線状にレイアウトしやすくなり、エンジン7の排気効率を高めることができる。加えて、直キャタリスト21A、21Bまでの距離も短くできるため、触媒の早期活性化を図ることができる。
よって、エンジン7を後方に傾斜配置することで、後方排気エンジンの吸排気系の性能を高めることができ、また、車両のオーバーハング量を低減できるため、車両の操安性能も高めることができる。
この発明の吸気管は、吸気マニホールド8、サージタンク10に対応し、
以下、同様に
排気管は、排気マニホールド9、直キャタリスト21A,21B、Y字排気管22、フレキシブルジョイント23、アンダーフットキャタリスト24に対応し、
ステアリング機構は、ステアリングラック16に対応するも、
この発明は、前述の実施形態に限定されるものではなく、あらゆる車両の前部構造の実施形態を含むものである。
CR…車室
4…ダッシュパネル
5…フロアパネル
7…エンジン
8…吸気マニホールド
9…排気マニホールド
20…トンネル拡大部
21A,21B…直キャタリスト
23…フレキシブルジョイント
24…アンダーフットキャタリスト
31…プロペラシャフト
123A,123B…フレキシブルジョイント
Claims (6)
- 車両前部のエンジンルームに横置きにエンジンを配置して、該エンジンの前方に吸気管を配置して、該エンジンの後方に排気管を配置した車両の前部構造であって、
車室の前壁を構成するダッシュパネルとフロアパネルとの接続部の車幅方向中央に、車室内方側へ突出して車両前後方向に延びるトンネル部を設け、
該トンネル部の前部に、車室内方側に大きく突出するトンネル拡大部を形成して、前記排気管が、エンジンの各気筒に接続された複数の独立排気管と、該独立排気管の下流側で独立排気管を二つに集合する集合排気管とを備え、
該二つの集合排気管を、前記トンネル拡大部に対応する位置で車幅方向に並列して配置した
車両の前部構造。 - エンジンの駆動力を、後輪に伝達するプロペラシャフトを備え、
該プロペラシャフトを前記二つの集合排気管の下方に配置した
請求項1記載の車両の前部構造。 - 前記二つの集合排気管の後方で排気管を一つに集合する集合部を設け、
該集合部を、プロペラシャフトの側方に配置した
請求項2記載の車両の前部構造。 - 前記集合排気管に、キャタリスト又はフレキシブルチューブを設けて、
該キャタリスト又はフレキシブルチューブを、前記トンネル拡大部に対応する位置に配置した
請求項2又は3記載の車両の前部構造。 - 前記キャタリストの車両前方側に、前輪を操舵するステアリング機構を配置した
請求項4記載の車両の前部構造。 - 前記エンジンを、エンジン上部が車両後方側に位置するように傾斜配置した
請求項1〜5いずれか記載の車両の前部構造。
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