JP2008264819A - 鋳造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】Vプロセス鋳造方法に用いられる鋳造装置であって、鋳造品の冷却を促進することを可能とし、従来装置と比べて離型が可能となるまでの時間を短縮して、製品の生産能力を向上させることが可能な鋳造装置を提供すると共に、鋳造品の強度を向上させることが可能な鋳造装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る鋳造装置は、Vプロセス鋳造方法に用いられる鋳造装置であって、キャビティが形成された面に成形フィルムが密着され、型外面に保護フィルムが密着されて、鋳物砂により成形された上型と下型とを備える砂型と、前記砂型の内部を減圧させる減圧装置と、前記砂型の外部と内部とを連通する複数の給気管とを備え、前記給気管は、一端側を前記保護フィルムを貫通して前記砂型の外部へ延出させるとともに、他端側を前記成形フィルムを貫通させずに、前記キャビティの近傍まで到達させて配置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、Vプロセス鋳造方法に用いられる鋳造装置に関する。
Vプロセス(Vacuum Sealed Molding Process)鋳造方法は、別名、減圧鋳型造型法とも呼ばれ、砂型を用いて鋳造を行う砂型法に分類される方法の一つである。旧来の砂型法とは相違し、鋳物砂に粘結剤を使用せず、樹脂性フィルムをシール材として使用し、フィルム内側と外気の差圧を利用して鋳型を形成する方法である。その特徴として、小型製品から大型製品まで適用範囲が広いのみならず、複雑な形状や薄肉形状にも対応することが可能である点や、寸法精度および鋳肌の美観において他の鋳造方法よりも優れている点、また、離型が容易で且つ鋳物砂が再利用できる点等が挙げられる。Vプロセス鋳造方法は、現在の産業界において、幅広く実施されている鋳造方法の一つである。
ここで、従来のVプロセス鋳造方法の例として、特許文献101に記載された鋳造方法がある。その方法は、先ず、図13(a)に示すように、原形部材101の表面に成形形状102を形どった成形面103を形成し、原形部材101の内部に抜気パイプ104を挿通し、抜気パイプ104と成形面103とを多数の連通孔(図示しない)で連通する。そして、原形部材101の成形面103に薄い合成樹脂膜等の遮蔽部材105を加熱しつつ、原形部材101の抜気パイプ104を通じて吸引して遮蔽部材105を真空吸着し、遮蔽部材105を成形形状102と同形状に真空成形して密着する。ついで、図13(b)に示すように両側の成形面103に対接面を開口した枠体106を当接し、供給口107から枠体106内に耐熱性粒子状物質111をブローまたは流し込みによって充填する。ついで供給口107を蓋体112で密閉し、枠体106内の空気をフィルター109を備える抜気口108から抜気し、枠体106内を負圧に、すなわち、耐熱性粒子状物111の各粒子間を負圧にすると、遮蔽部材105が外気圧によって枠体106の耐熱性粒子状物111側に押し付けられる。枠体106内には耐熱性粒子状物111を充填してあるため、枠体106の内側の体積は変化せず、耐熱性粒子状物111は遮蔽部材105を介して外気圧によって押圧され、各耐熱性粒子状物111間の相対的移動が阻止される。そのため、図13(c)に示すように、枠体106を原形部材101から取り外した後も遮蔽部材105の形状は、原形部材の成形形状から変形することなく保持され、鋳型を構成する。そして、両側の枠対106を合わせてキャビティ113が形成されるというものである。
特開昭47−38727号公報
Vプロセス鋳造方法は、現在では、その優れた特徴を理由に、国内外の様々な産業において導入されている。しかしながら、その鋳造方法に用いる鋳造装置、特に鋳型(砂型)の構成に起因する課題が指摘されていた。すなわち、Vプロセス鋳造方法に用いる砂型は、上記の通り、耐熱性粒子状物(珪砂等)の各粒子間を負圧にすることで、遮蔽部材が外気圧によって耐熱性粒子状物側に押し付けられて、各耐熱性粒子状物間の相対的移動が阻止されて、鋳型として形成されるものである。したがって、砂型内は主として耐熱性粒子状物および各粒子間に介在する空気から構成されているため、鋳造を行う際に、キャビティに高温の溶融金属が注湯された後の鋳造品の冷却については、砂型を構成している鋳物砂の熱伝導・放熱で行わざるを得なかった。その結果、冷却効率が悪く、離型が可能となるまでの時間が長くかかってしまい、生産能力を上げることができないという課題があった。
また、その一方で、産業界からの要請として、より強度(引張強さ等)の高い鋳造品をVプロセス鋳造方法により製造することが求められていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、Vプロセス鋳造方法に用いられる鋳造装置であって、鋳造品の冷却を促進することを可能とし、従来装置と比べて離型が可能となるまでの時間を短縮して、製品の生産能力を向上させることが可能な鋳造装置を提供すると共に、鋳造品の強度を向上させることが可能な鋳造装置を提供することを目的とする。
本発明は、以下に記載するような解決手段により、前記課題を解決する。
本発明に係る鋳造装置は、Vプロセス鋳造方法に用いられる鋳造装置であって、キャビティが形成された面に成形フィルムが密着され、型外面に保護フィルムが密着されて、鋳物砂により成形された上型と下型とを備える砂型と、前記砂型の内部を減圧させる減圧装置と、前記砂型の外部と内部とを連通する複数の給気管とを備え、前記給気管は、一端側を前記保護フィルムを貫通して前記砂型の外部へ延出させるとともに、他端側を前記成形フィルムを貫通させずに、前記キャビティの近傍まで到達させて配置することを特徴とする。
また、前記給気管が前記保護フィルムを貫通する貫通部は、前記給気管の外周部と前記保護フィルムとが密着して形成されることを特徴とする。
また、前記給気管は、前記キャビティの近傍側の先端部がテーパ状に形成されていることを特徴とする。
また、本発明に係る鋳造装置は、Vプロセス鋳造方法に用いられる鋳造装置であって、キャビティが形成された面に成形フィルムが密着され、型外面に保護フィルムが密着されて、鋳物砂により成形された上型と下型とを備える砂型と、前記砂型の内部を減圧させる減圧装置と、前記砂型の外部と内部とを連通する複数の放熱部材とを備え、前記放熱部材は、一端側を前記保護フィルムを貫通して前記砂型の外部へ延出させるとともに、他端側を前記成形フィルムを貫通させずに、前記キャビティの近傍まで到達させて配置することを特徴とする。
また、前記放熱部材は、金属材料で構成されることを特徴とする。
また、本発明に係る鋳造装置は、Vプロセス鋳造方法に用いられる鋳造装置であって、キャビティが形成された面に成形フィルムが密着され、型外面に保護フィルムが密着されて、鋳物砂により成形された上型と下型とを備える砂型と、前記砂型の内部を減圧させる減圧装置とを備え、前記砂型は、含水させた鋳物砂によって前記キャビティの近傍部が形成されることを特徴とする。
また、前記砂型は、前記キャビティの近傍部以外の部分の鋳物砂よりも粒径の大きな鋳物砂によって前記キャビティの近傍部が形成されることを特徴とする。
請求項1によれば、給気管を通じて砂型の外部からキャビティ近傍に供給される空気が、注湯される溶融金属の熱で高温となっているキャビティ近傍領域の熱を奪いながら吸引管に吸引されていくため、キャビティ近傍領域の冷却が促進され、その結果、鋳造品の冷却を促進することが可能となる。それにより、従来装置と比べて離型が可能となるまでの時間が短縮される効果が生じ、製品の生産能力を向上させることが可能となる。また、従来装置と比べて、鋳造品を急速に冷却できるため、鋳造品の強度(引張強さ等)を向上させることが可能となる。
請求項2によれば、貫通部において、給気管の外周部と保護フィルムとを密着して形成することによって、減圧状態の砂型内部へ空気が吸引されることで給気管からの空気供給が阻害されてしまう問題、および砂型内部を大気解放してしまう問題を解消することが可能となる。
請求項3によれば、給気管の先端部における「砂つき」を向上させることが可能となる。
請求項4によれば、注湯される溶融金属の熱により高温となっているキャビティ近傍領域の熱が、伝熱性の高い金属材料からなる放熱部材によって吸熱されるとともに、砂型外部へ延出した部分を主として放熱が行われるため、キャビティ近傍領域の冷却が促進され、その結果、鋳造品の冷却を促進することが可能となる。それにより、従来装置と比べて離型が可能となるまでの時間が短縮される効果が生じ、製品の生産能力を向上させることが可能となる。また、従来装置と比べて、鋳造品を急速に冷却できるため、鋳造品の強度(引張強さ等)を向上させることが可能となる。
請求項5によれば、放熱部材を金属材料で構成することで、伝熱性を向上させることが可能となるため、より一層、前記吸熱・放熱の効率を向上させることが可能となる。
請求項6によれば、注湯される溶融金属の熱により高温となっているキャビティ近傍領域の熱が、鋳物砂の周囲に介在する水分を気化させる気化熱として吸熱されるとともに、吸引管により空気とともに吸引されて、砂型の外部へと放熱されるため、キャビティ近傍領域の冷却が促進され、その結果、鋳造品の冷却を促進することが可能となる。それにより、従来装置と比べて離型が可能となるまでの時間が短縮される効果が生じ、製品の生産能力を向上させることが可能となる。また、従来装置と比べて、鋳造品を急速に冷却できるため、鋳造品の強度(引張強さ等)を向上させることが可能となる。
請求項7によれば、注湯される溶融金属の熱により高温となっているキャビティ近傍領域の熱が、砂型内部の空気とともに吸引管により吸引されて、砂型外部へと放熱される際に、特に高温となっているキャビティ近傍領域に配される鋳物砂の粒径が大きいために、当該キャビティ近傍領域において吸熱した空気の流動性を向上させることができ、キャビティ近傍領域の冷却が促進されることとなる。その結果、鋳造品の冷却を促進することが可能となる。それにより、従来装置と比べて離型が可能となるまでの時間が短縮される効果が生じ、製品の生産能力を向上させることが可能となる。また、従来装置と比べて、鋳造品を急速に冷却できるため、鋳造品の強度(引張強さ等)を向上させることが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳しく説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る鋳造装置1の一例を示す概略図である。図2は、図1のA−A’断面図である。図3は、図2のX部拡大図である。図4は、本発明の第二の実施の形態に係る鋳造装置1の構成を示す概略図である。図5は、本発明の第三の実施の形態に係る鋳造装置1の構成を示す概略図である。図6は、図5のB−B’断面図である。図7は、図6のY部拡大図である。図8は、本発明の第四の実施の形態に係る鋳造装置1の構成を示す概略図である。図9は、図8のC−C’断面図である。図10は、本発明の第五の実施の形態に係る鋳造装置1の構成を示す概略図である。図11は、図10のD−D’断面図である。
まず初めに、一般的なVプロセス鋳造方法の概要を図12により説明する。
図12(a)に示すように、成形フィルム11をヒータ61により加熱軟化させて、模型面63に被せる。ここで、模型62は、中空の定盤64の上に取り付けられて、その表面(模型面63)から中空室65へ達する多数のフィルム吸着用小孔66が設けられる。また、成形フィルム11は、伸び率が大きく、且つ塑性変形率の高いものが好適であり、一例としてエチレン酢酸ビニル共重合体樹脂フィルム、ポリエチレンフィルム、塩化ビニルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリビニルアルコールフィルム等が使用される。
次に、図12(b)に示すように、中空室65を減圧して、フィルム吸着用小孔66から空気を吸引することにより、成形フィルム11を模型面63に密着させる。その後、吸引管16を内部に備える鋳型枠15を模型62の上部に取り付ける。
次に、図12(c)に示すように、鋳型枠15の中に、粒度調整した鋳物砂5を振動を加えながら充填する。充填後、上面の砂をならして、その上面(以下「型外面13」という)を保護フィルム12で覆う。なお、鋳物砂5は、一例として珪砂、スチールショット、ジルコンサンド等であって、粘結材を含まない乾性のものが使用される。
次に、図12(d)に示すように、鋳型枠15内を減圧することにより、砂型(ここでは上型3)を硬化させる。ついで、模型62の中空室65に大気を導入して、成形フィルム11の模型面63への吸着を解いた後、上型3を上方に引き上げて離型する。ここで、成形フィルム11は、キャビティ6を形成する面(以下「キャビティ形成面7」という)に付着する。
次に、図12(e)に示すように、上型3と、上記同様の工程により形成した下型4とを合体させて、砂型2を構成する。上型3および下型4をそれぞれ減圧させた状態のまま、砂型2内部のキャビティ6へ溶融金属を注湯する。このとき、成形フィルム11は溶解する。
次に、図12(f)に示すように、溶融金属が冷却することによって、製品(鋳造品8)として取り出し可能な状態まで固化した後、上型3および下型4の減圧を解いて大気を導入すると、砂型2の鋳物砂5が流動状態に戻るため、鋳造品8を取り出すことが可能となる。なお、鋳物砂5は冷却後、再利用が可能である。
つづいて、本発明に係る鋳造装置の構成について説明する。
図1に示すように、鋳造装置1は、キャビティ6が形成された面(キャビティ形成面7)に成形フィルム11が密着され、型外面13に保護フィルム12が密着されて、鋳物砂5により成形された上型3と下型4とを備える砂型2と、砂型2の内部を減圧させる減圧装置18と、砂型2の外部と内部とを連通する複数の給気管21とを具備する。ここで、上型3と下型4とを備える砂型2を形成する方法は、上記の図12(a)〜(e)で説明した方法と同様である。
鋳造装置1は、図1〜3に示すように、砂型2の外部と内部とを連通する複数の給気管21を備える点で、従来の鋳造装置とは相違する。給気管21は、鋳型枠15の梁もしくは吸引管16に支持させて設ける方法等が考えられる。また、別の設置方法として、砂型2を形成した後に外部から挿入して、鋳物砂5で支持する方法も考えられる。
給気管21は、一端側(先端部22)を保護フィルム12を貫通して砂型2の外部へ延出させるとともに、他端側(先端部23)を成形フィルム11を貫通させずに、キャビティ6の近傍まで到達させて配置する。なお、給気管21は、上型3と下型4の双方に設ける構成と、いずれか一方にのみ設ける構成とが考えられる。また、先端部23には、必要に応じて、鋳物砂5が給気管21内部へ進入することを防止するための部材(メッシュフィルタ等)が取り付けられる。
上記の構成の作用として、減圧装置18が作動して、砂型2の内部へ挿通される吸引管16の外周面に開口する複数の空気吸引孔17から、砂型2の内部の空気が吸引されて、砂型2内が減圧される。これにともない、先端部22を砂型2の外部へ延出させた給気管21を通じて、砂型2外部の空気が先端部23から砂型2内へ導入される(図3)。
従来のVプロセス鋳造方法においては、砂型内部を減圧させる工程を有していることから、砂型内部に砂型外部から積極的に空気を取り入れることは最たる禁止行為の一つであると考えられていた。実際に、上記の構成を備える鋳造装置1において、減圧装置18の減圧能力を超える程度に外部空気を砂型2内部に導入してしまうことは、大気解放と同様の効果を生じさせるため、砂型2の粒状化を起こすため、Vプロセス鋳造方法に使用する鋳造装置としては成立しない。
しかしながら、大気解放とはならない減圧領域内において砂型内部圧力の調整を図りつつ、上記の空気導入の作用を生じさせることにより、下記の顕著な効果を奏することが可能となる。すなわち、従来の鋳造装置によれば、溶融金属の冷却は、鋳物砂5の熱伝導によるものだけであったため、冷却に長時間かかり、鋳造品8の生産能力を上げることができなかった。しかし、砂型2外部よりキャビティ6近傍に供給される空気26が、注湯される溶融金属の熱により高温となっているキャビティ6近傍領域の熱を奪いながら吸引管16に吸引されていくため、キャビティ6近傍の冷却が促進され、その結果、鋳造品8の冷却を促進することが可能となる。それにより、従来装置と比べて離型が可能となるまでの時間が短縮される効果が生じ、製品の生産能力を向上させることが可能となる。
ここで、図14に本実施例に係る鋳造装置1が達成している数値データの一例を示し、本発明の有効性を証明する。本実験では、従来装置と比べて冷却時間を50%短縮することが可能であるという結果が得られた。なお、これはあくまでも一例であり、減圧装置18の出力、吸引管16の本数・配置、空気吸引孔17の個数・配置、給気管21の本数・配置等の構成要素を最適に設定することにより、さらなる冷却時間の短縮化も可能である。
さらに、鋳造品8が急速冷却される結果、鋳造品8の強度(引張強さ等)を向上させることが可能となる。ここで、表1に本実施例に係る鋳造装置1が達成している数値データの一例を示す。本実施例においては、従来比10%の改善が可能である。前記同様、鋳造装置1の構成要素を最適に設定することにより、さらなる強度向上も可能である。
また、給気管21が保護フィルム12を貫通する貫通部25は、給気管21の外周部と保護フィルム12とが密着して形成されることが好適である。
仮に、給気管21の外周部と保護フィルム12とが密着せずに空隙があると、減圧状態の砂型2内部へその空隙より空気が吸引され、給気管21が目的とするキャビティ6近傍への空気供給が阻害されてしまう。さらに、空隙は砂型2内部を大気解放してしまう恐れもある。しかし、貫通部25において、給気管21の外周部と保護フィルム12とが密着して形成される構成により、そのような問題を解消することが可能となる。
第二の実施形態として、図4に示すように、給気管21は、キャビティ近傍側の先端部23’をテーパ状に形成される構成を備える。
この構成により、給気管21の先端部23’ における「砂つき」を向上させる効果を生じる。ここで「砂つき」とは、鋳型保持に必要な砂のことである。
つづいて、本発明に係る鋳造装置の第三の実施形態について説明する。
図5に示すように、鋳造装置1は、キャビティ形成面7に成形フィルム11が密着され、型外面13に保護フィルム12が密着されて、鋳物砂5により成形された上型3と下型4とを備える砂型2と、砂型2の内部を減圧させる減圧装置18と、砂型2の外部と内部とを連通する複数の放熱部材31とを具備する。ここで、上型3と下型4とを備える砂型2を形成する方法は、上記の図12(a)〜(e)で説明した方法と同様である。
鋳造装置1は、図1〜3に示した第一の実施形態と比較して、複数の給気管21に代えて、複数の放熱部材31を備える点で相違する。放熱部材31は、鋳型枠15の梁もしくは吸引管16に支持させて設ける方法等が考えられる。なお、砂型2を形成した後に外部から挿入する方法も考えられる。
放熱部材31は、伝熱性の高い金属材料で構成され、平板状より表面積の大きい形状に形成されることが好適である。一例として、フィンを備える板状、管状もしくは柱状部材またはそれらの組合せ等である。また、一端側(先端部32)を保護フィルム12を貫通して砂型2の外部へ延出させるとともに、他端側(先端部33)を成形フィルム11を貫通させずに、キャビティ6の近傍まで到達させて配置する。ここで、放熱部材31は、上型3と下型4の双方に設ける構成と、いずれか一方にのみ設ける構成とが考えられる。
なお、放熱部材31は、管状部材(例えば金属パイプ)で構成して、内部に冷媒を循環させてもよい。さらに、放熱部材31の一端側(先端部32)を保護フィルム12を貫通させず、吸引管16近傍に配置し、熱を吸引管16に吸引させてもよい。
上記の構成の作用として、従来の鋳造装置によれば、溶融金属の冷却は、鋳物砂5の熱伝導によるものだけであったため、冷却に長時間かかり、鋳造品8の生産能力を上げることができなかった。しかし、本発明に係る鋳造装置1によれば、注湯される溶融金属の熱により高温となっているキャビティ6近傍領域の熱が、伝熱性の高い金属材料からなる放熱部材31によって吸熱されるとともに、砂型2外部へ延出した部分を主に放熱が行われるため、キャビティ6近傍の冷却が促進され、その結果、鋳造品8の冷却を促進することが可能となる。それにより、従来装置と比べて離型が可能となるまでの時間が短縮される効果が生じ、製品の生産能力を向上させることが可能となる。さらに、放熱部材31における砂型2の外部へ延出した部分を強制的に空冷もしくは水冷する機構を設けてもよい。それにより、鋳造品8の冷却をより一層促進させることが可能となる。
ここで、図15に本実施例に係る鋳造装置1が達成している数値データの一例を示す。本実験では、従来装置と比べて冷却時間を20%短縮することが可能であるという結果が得られた。なお、これはあくまでも一例であり、減圧装置18の出力、吸引管16の本数・配置、空気吸引孔17の個数・配置、放熱部材31の個数・配置・面積等の構成要素を最適に設定することにより、さらなる冷却時間の短縮化も可能である。
なお、前記同様、鋳造装置1の構成要素を最適に設定することにより、強度の向上も図り得る。
なお、放熱部材31が保護フィルム12を貫通する貫通部35は、放熱部材31の外周部と保護フィルム12とが密着して形成されることが好適である。これは、仮に、放熱部材31の外周部と保護フィルム12とが密着せずに空隙があると、減圧状態の砂型2内部へ、その空隙より空気が吸引されて、砂型2内部を大気解放してしまう恐れがあるためである。しかし、貫通部35において、放熱部材31の外周部と保護フィルム12とが密着して形成される構成により、そのような問題を解消することが可能となる。
つづいて、本発明に係る鋳造装置の第四の実施形態について説明する。
図8に示すように、鋳造装置1は、キャビティ形成面7に成形フィルム11が密着され、型外面13に保護フィルム12が密着されて、鋳物砂5により成形された上型3と下型4とを備える砂型2と、砂型2の内部を減圧させる減圧装置18とを具備する。ここで、上型3と下型4とを備える砂型2を形成する方法は、上記の図12(a)〜(e)で説明した方法と同様である。
鋳造装置1は、図8、図9に示すように、砂型2のキャビティ6の近傍部が含水させた鋳物砂41によって形成される点で、従来の鋳造装置とは相違する。鋳物砂41によって形成される範囲および鋳物砂41の含水率は適宜設定される。なお、含水させた鋳物砂41は、上型3と下型4の双方に設ける構成と、いずれか一方にのみ設ける構成とが考えられる。
従来のVプロセス鋳造方法においては、砂型内部を減圧させる工程を有していることから、砂型を形成する際に含水させた鋳物砂を使用することは最たる禁止行為の一つであると考えられていた。その理由として、含水させた鋳物砂を使用して砂型を形成すると、鋳物砂の粒子間に水分が介在し保持されることとなり、その結果、砂型内部の空気を吸引することが阻害されて、砂型内部の減圧が困難となるためである。また、そもそもキャビティ内に含水させた鋳物砂を充填するのが困難であるという問題もあった。したがって、含水させた鋳物砂を多量に使用して形成する砂型は、Vプロセス鋳造方法に使用する鋳造装置の構成要素として不適である。
しかしながら、砂型内部の空気吸引を阻害しないように調整を図りつつ、キャビティ6の近傍部に含水させた鋳物砂41を使用して砂型2を形成することにより、下記の顕著な効果を奏することが可能となる。すなわち、従来の鋳造装置によれば、溶融金属の冷却は、鋳物砂5の熱伝導によるものだけであったため、冷却に長時間かかり、鋳造品8の生産能力を上げることができなかった。しかし、本発明に係る鋳造装置1によれば、注湯される溶融金属の熱により高温となっているキャビティ6近傍領域の熱が、鋳物砂41の周囲に介在する水分を気化させる気化熱として吸熱され、吸引管16により砂型2内部の空気とともに吸引されて、砂型2外部へと放熱されるため、キャビティ6近傍領域の冷却が促進され、その結果、鋳造品8の冷却を促進することが可能となる。それにより、従来装置と比べて離型が可能となるまでの時間が短縮される効果が生じ、製品の生産能力を向上させることが可能となる。このような効果は、一見すると従来のVプロセス鋳造方法以外においても同様に奏することが可能であるかのような印象を受ける。しかしながら、単にキャビティ周辺部に含水させた鋳物砂を使用して砂型を形成することのみによっては、そのような効果を得ることは困難である。その理由として、気化した水分を移動させる手段が備わっていないためである。このように、含水させた鋳物砂を使用して砂型を形成することにより奏される効果は、Vプロセス鋳造方法における砂型内部の減圧機構との相乗効果によって実現されるものである。
ここで、図16に本実施例に係る鋳造装置1が達成している数値データの一例を示す。本実験では、従来装置と比べて冷却時間を10%短縮することが可能であるという結果が得られた。なお、これはあくまでも一例であり、減圧装置18の出力、吸引管16の本数・配置、空気吸引孔17の個数・配置、鋳物砂41によって形成される範囲、鋳物砂41の含水率等の構成要素を最適に設定することにより、さらなる冷却時間の短縮化も可能である。
さらに、鋳造品8が急速冷却される結果、鋳造品8の強度(引張強さ等)を向上させることが可能となる。ここで、表2に本実施例に係る鋳造装置1が達成している数値データの一例を示す。本実施例においては、従来比20%の改善が可能である。前記同様、鋳造装置1の構成要素を最適に設定することにより、さらなる強度向上も可能である。また、本実施形態に係る鋳造装置が、前述の第一〜三の実施形態と比較して、強度向上率が大きいのは、それらの実施形態よりも、より一層、溶融金属の急速冷却が可能であることに起因する。
つづいて、本発明に係る鋳造装置の第五の実施形態について説明する。
図10に示すように、鋳造装置1は、キャビティ形成面7に成形フィルム11が密着され、型外面13に保護フィルム12が密着されて、鋳物砂5により成形された上型3と下型4とを備える砂型2と、砂型2の内部を減圧させる減圧装置18とを具備する。ここで、上型3と下型4とを備える砂型2を形成する方法は、上記の図12(a)〜(e)で説明した方法と同様である。
鋳造装置1は、図10、図11に示すように、砂型2のキャビティ6の近傍部が、キャビティの近傍部以外の部分の鋳物砂52(例えば8号砂)よりも粒径の大きな鋳物砂51(例えば4号砂)によって形成される点で、従来の鋳造装置とは相違する。鋳物砂51によって形成される範囲および鋳物砂51の粒径は適宜設定される。なお、当該鋳物砂51は、上型3と下型4の双方に設ける構成と、いずれか一方にのみ設ける構成とが考えられる。
上記の構成の作用として、従来の鋳造装置によれば、溶融金属の冷却は、鋳物砂5の熱伝導によるものだけであったため、冷却に長時間かかり、鋳造品8の生産能力を上げることができなかった。しかし、本発明に係る鋳造装置1によれば、注湯される溶融金属の熱により高温となっているキャビティ6近傍領域の熱が、砂型2内部の空気とともに吸引管16により吸引されて、砂型2外部へと放熱される際に、特に高温となっているキャビティ6近傍に配される鋳物砂51の粒径が大きいために、当該キャビティ6近傍領域において吸熱した空気の流動性を向上させることができ、キャビティ6近傍の冷却が促進されることとなる。その結果、鋳造品8の冷却を促進することが可能となる。それにより、従来装置と比べて離型が可能となるまでの時間が短縮される効果が生じ、製品の生産能力を向上させることが可能となる。なお、鋳物砂51は、より球に近い形状が好適である。その理由として、周囲の空気の流動性を向上させる効果が生じ、当該冷却が一層促進されるためである。
ここで、図17に本実施例に係る鋳造装置1が達成している数値データの一例を示す。本実験では、従来装置と比べて冷却時間を40%短縮することが可能であるという結果が得られた。なお、これはあくまでも一例であり、減圧装置18の出力、吸引管16の本数・配置、空気吸引孔17の個数・配置、鋳物砂51によって形成される範囲および鋳物砂51の粒径等の構成要素を最適に設定することにより、さらなる冷却時間の短縮化も可能である。
さらに、鋳造品8が急速冷却される結果、鋳造品8の強度(引張強さ等)を向上させることが可能となる。ここで、表3に本実施例に係る鋳造装置1が達成している数値データの一例を示す。本実施例においては、従来比20%の改善が可能である。前記同様、鋳造装置1の構成要素を最適に設定することにより、さらなる強度向上も可能である。
以上の説明の通り、本発明に係る鋳造装置によれば、キャビティ近傍領域の冷却が促進され、その結果、鋳造品の冷却を促進することが可能となる。それにより、従来装置と比べて離型が可能となるまでの時間が短縮される効果が生じ、製品の生産能力を向上させることが可能となる。さらに、鋳造品が急速冷却される結果、鋳造品の強度(引張強さ等)を向上させることが可能となる。
なお、本発明に係る実施の形態に関して以上説明を行ったが、各実施の形態を組み合わせた構成を採用することにより、冷却促進と強度向上の効果を相乗的に高めることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る鋳造装置の一例を示す概略図である。 図1のA−A’断面図である。 図2のX部拡大図である。 本発明の第二の実施の形態に係る鋳造装置の構成を示す概略図である。 本発明の第三の実施の形態に係る鋳造装置の構成を示す概略図である。 図5のB−B’断面図である。 図6のY部拡大図である。 本発明の第四の実施の形態に係る鋳造装置の構成を示す概略図である。 図8のC−C’断面図である。 本発明の第五の実施の形態に係る鋳造装置の構成を示す概略図である。 図10のD−D’断面図である。 一般的なVプロセス鋳造方法を説明するための概略図である。 従来の実施の形態に係る鋳造装置の一例を示す概略図である。 本発明に係る鋳造装置による効果を説明する比較図である。 本発明に係る鋳造装置による効果を説明する比較図である。 本発明に係る鋳造装置による効果を説明する比較図である。 本発明に係る鋳造装置による効果を説明する比較図である。
符号の説明
1 鋳造装置
2 砂型
3 上型
4 下型
5 鋳物砂
6 キャビティ
7 キャビティ形成面
11 成形フィルム
12 保護フィルム
13 型外面
16 吸引管
17 空気吸引孔
18 減圧装置
21 給気管
25 貫通部
29 溶融金属からの熱
31 放熱部材
39 放熱部材中の熱伝導
41 含水させた鋳物砂
51 粒径の大きな鋳物砂
52 通常の径の鋳物砂

Claims (7)

  1. Vプロセス鋳造方法に用いられる鋳造装置であって、
    キャビティが形成された面に成形フィルムが密着され、型外面に保護フィルムが密着されて、鋳物砂により成形された上型と下型とを備える砂型と、
    前記砂型の内部を減圧させる減圧装置と、
    前記砂型の外部と内部とを連通する複数の給気管とを備え、
    前記給気管は、一端側を前記保護フィルムを貫通して前記砂型の外部へ延出させるとともに、他端側を前記成形フィルムを貫通させずに、前記キャビティの近傍まで到達させて配置すること
    を特徴とする鋳造装置。
  2. 前記給気管が前記保護フィルムを貫通する貫通部は、前記給気管の外周部と前記保護フィルムとが密着して形成されること
    を特徴とする請求項1記載の鋳造装置。
  3. 前記給気管は、前記キャビティの近傍側の先端部がテーパ状に形成されていること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の鋳造装置。
  4. Vプロセス鋳造方法に用いられる鋳造装置であって、
    キャビティが形成された面に成形フィルムが密着され、型外面に保護フィルムが密着されて、鋳物砂により成形された上型と下型とを備える砂型と、
    前記砂型の内部を減圧させる減圧装置と、
    前記砂型の外部と内部とを連通する複数の放熱部材とを備え、
    前記放熱部材は、一端側を前記保護フィルムを貫通して前記砂型の外部へ延出させるとともに、他端側を前記成形フィルムを貫通させずに、前記キャビティの近傍まで到達させて配置すること
    を特徴とする鋳造装置。
  5. 前記放熱部材は、金属材料で構成されること
    を特徴とする請求項4記載の鋳造装置。
  6. Vプロセス鋳造方法に用いられる鋳造装置であって、
    キャビティが形成された面に成形フィルムが密着され、型外面に保護フィルムが密着されて、鋳物砂により成形された上型と下型とを備える砂型と、
    前記砂型の内部を減圧させる減圧装置とを備え、
    前記砂型は、含水させた鋳物砂によって前記キャビティの近傍部が形成されること
    を特徴とする鋳造装置。
  7. 前記砂型は、前記キャビティの近傍部以外の部分の鋳物砂よりも粒径の大きな鋳物砂によって前記キャビティの近傍部が形成されること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか一項記載の鋳造装置。
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