JP2008264427A - 遊技機 - Google Patents

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良昭 中才
Yasuhisa Fujii
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Abstract

【課題】 定格電圧の電力が供給されていることを知ることができる遊技機を実現する。
【解決手段】 主電源8から供給される交流電源は、ダイオードブリッジB2および平滑化コンデンサC1によって直流電源に変換される。主電源8から定格のAC24Vが供給されているときは発光ダイオードLD2が緑色に点灯し、定格電圧を超えた交流電源が供給されると、ツェナーダイオードZD1がブレークダウンし、トランジスタTrがオンし、発光ダイオードLD1が赤色に点灯する。
【選択図】 図5

Description

この発明は、外部から供給される交流電源を変換した直流電源により稼働する遊技機に関する。
従来、この種の遊技機としてパチンコ機が知られている。パチンコ機は、パチンコ機の設置個所に設けられた交流24Vのコンセントから交流24Vの電源供給を受け、それを主電源としている。このように、パチンコ機は交流24Vのコンセントから電源供給を受けているため、一旦、設置された後は、近くに交流100Vのコンセントがある場合であっても、誤って交流100Vのコンセントに接続してしまうことはない。
しかし、パチンコ機を新機種に入れ替えたり、配置を変更したりする場合は、誤って交流100Vのコンセントに接続してしまい、電源保護回路が破壊するおそれがあった。
そこで、そのような問題を解決するため、特許文献1に記載のパチンコ機が提案されている。特許文献1に記載のパチンコ機は、供給電力の電圧値が許容範囲から外れていない通常の場合は常時閉動作して電力を供給し、許容範囲から外れた場合は開動作して電力供給を停止するリレーと、供給電力の電圧値が許容範囲から外れたときに点灯する発光ダイオードとを備える。
特開平7−116304号公報(第35〜38段落、図1)
しかし、特許文献1に記載のパチンコ機は、供給電力の電圧値が定格電圧である場合も定格電圧に満たない場合も発光ダイオードが点灯しないため、定格電圧の電力が供給されているかどうかを知ることができないという問題がある。
例えば、供給電力が定格電圧に満たない場合は、遊技球を遊技盤へ発射する発射モータの発射強度あるいは賞球を払出す払出モータの回転力が不十分となるおそれがある。
また、特許文献1に記載のパチンコ機に備えられたリレーは、パチンコ機への供給電力の電圧値が許容範囲から外れていない場合は、常時接点を閉じた状態であるため、接点が発熱するという問題がある。特に、パチンコ機は、長時間(例えば12時間)に亘って稼働し続けるため、リレーの接点における発熱量が大きくなり、電源回路を構成するトランジスタTrやダイオードなどが温度上昇し、動作特性が変化してしまうおそれがある。
そこでこの発明は、定格電圧の電力が供給されていることを知ることができる遊技機を実現することを第1の目的とし、電力の供給および停止を行うリレーの接点が発熱しない遊技機を実現することを第2の目的とする。
この発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、遊技機(1)の外部から供給される交流電源(8)を直流電源に変換し、その変換された直流電源により稼働する遊技機において、前記交流電源の供給電路(L1,L2)に接続されており、定格電圧の交流電源が供給されたことを表示する第1表示手段(LD2)と、前記交流電源の供給電路に接続されており、定格電圧を超えた交流電源が供給されたことを表示する第2表示手段(LD1)と、前記交流電源の供給電路に接続されており、定格電圧の交流電源が供給されたときに前記第1表示手段を駆動し、かつ、定格電圧を超えた交流電源が供給されたときに前記第2表示手段を駆動する駆動回路(27)と、を備えたという技術的手段を用いる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の遊技機(1)において、前記交流電源(8)の供給電路(L1)に接続されており、定格電圧を超えた交流電源が供給されたときに作動して前記供給電路を開放するb接点タイプのリレー(Ry)を備えたという技術的手段を用いる。
なお、上記の括弧内の符号は、後述する実施形態において使用する符号と対応するものである。
(請求項1に係る発明の効果)
第1表示手段は、定格電圧の交流電源が供給されたことを表示し、第2表示手段は、定格電圧を超えた交流電源が供給されたことを表示する。
従って、第1表示手段の表示を見ることにより、遊技機に定格電圧の交流電源が供給されたことを知ることができる。また、第2表示手段の表示を見ることにより、遊技機に定格電圧を超えた交流電源が供給されたことを知ることができる。
(請求項2に係る発明の効果)
b接点タイプのリレーは、定格電圧を超えた交流電源が供給されたときに作動して交流電源の供給電路を開放する。
従って、定格電圧の交流電源が供給されている通常時は、リレーは開放しており、その接点は接触していないため、接点が発熱することがない。このため、電源回路を構成するトランジスタTrやダイオードなどが温度上昇し、動作特性が変化してしまうおそれがない。
この発明の実施形態に係るパチンコ機について図を参照しながら説明する。
[全体の主要構成]
まず、この実施形態のパチンコ機の主要構成について図1および図2を参照して説明する。図1は、そのパチンコ機の外観を示す斜視図であり、図2は図1に示すパチンコ機に備えられた遊技盤の概略構成を示す正面図である。
図1に示すように、パチンコ機1には、外殻を構成する枠状の外枠2が設けられており、その外枠2には前枠3が開閉可能に軸支されている。前枠3の前面には、ガラス板3aが配置されており、そのガラス板3aの内側には遊技盤5が、前枠3に対して着脱可能に配置されている。また、パチンコ機1は、発射レバー9と、上皿6と、下皿7とを備える。
[遊技盤の主要構成]
図2に示すように、遊技盤5の略中央には、動画や静止画像などの演出画像を表示する演出表示器10が設けられている。演出表示器10の下方には、始動口15を内部に有し、開閉可能な両翼を有する普通電動役物16が設けられている。演出表示器10は、複数の特別図柄を変動表示する他、複数の普通図柄を所定の順序で表示する。この実施形態では、普通図柄は○および×などの符号によって構成されており、遊技球が遊技盤5に設けられたゲート11を通過すると演出表示器10が普通図柄の変動表示を開始し、当りの普通図柄(例えば○)で停止すると、普通電動役物16の両翼が開放され、始動口15への入賞が容易となる。
また、遊技盤5には、複数の一般入賞口13が設けられており、一般入賞口13に入賞すると所定個数(たとえば、5個)の賞球が払出される。
その他遊技盤5には、風車12、発射された遊技球を遊技領域へ案内する案内レール14、どこにも入賞しなかった遊技球をアウト球として回収するアウト口19などが設けられている。なお、図示しないが、遊技盤5の盤面には、多くの遊技釘が打ち込まれており、発射された遊技球は遊技釘に衝突することによって流下方向が変化し、始動口15や一般入賞口13に入賞したり、ゲート11を通過したりする。
[パチンコ機1の電気的構成]
次に、パチンコ機1の主な電気的構成について図3ないし図5を参照して説明する。図3は、主制御基板および払出制御基板などの主な電気的構成をブロックで示す説明図である。図4は、電源基板および演出制御基板などの主な電気的構成をブロックで示す説明図である。図5は、図3に示す電源基板に搭載された電源回路の回路図である。
図3に示すように、パチンコ機1には、主制御基板40が設けられており、その主制御基板40には、主制御用MPU41が搭載されている。主制御用MPU41は、主制御用CPU42と、主制御用ROM43と、主制御用RAM44とを備える。主制御用CPU42は、遊技の進行を統括的に制御する。主制御用ROM43には、主制御用CPU42が実行する制御プログラム、各制御基板へ送信する制御コマンド、大当りか否かの判定を行う際に参照する大当り値などが読出し可能に記録されている。
主制御用RAM44には、主制御用CPU42が制御プログラムを実行することにより発生する処理結果および判定結果などを読出しおよび上書き可能に格納する。
また、主制御用RAM44は、遮断した電源が立上がった場合に、電源が遮断する前の遊技状態を再現するために主制御用CPU42が必要とする主制御再現用データをバックアップする遊技制御用データ格納領域を備える。
主制御基板40には、払出制御基板50が電気的に接続されている。払出制御基板50には、遊技球の払出しを制御する払出制御用MPU51が搭載されており、その払出制御用MPU51は、払出制御用CPU52と、払出制御用ROM53と、払出制御用RAM54とを備える。
払出制御用ROM53には、払出制御用CPU52が実行する制御プログラムなどが読出し可能に記録されている。払出制御用RAM54には、払出制御用CPU52が制御プログラムを実行することにより発生する処理結果および判定結果などを読出しおよび上書き可能に格納する。また、払出制御用RAM54は、電源が遮断したときに未払いの賞球数が存在したときに、その未払いの賞球数を示すデータをバックアップする未払い賞球数データ格納領域を備える。
主制御用MPU41には、DC5VラインL8が電気的に接続されており、そのDC5VラインL8には、電源遮断時に主制御用MPU41へバックアップ用のDC5V電源を供給するバックアップコンデンサBC1が電気的に接続されている。また、払出制御用MPU51には、DC5VラインL9が電気的に接続されており、そのDC5VラインL9には、電源遮断時に払出制御用MPU51へバックアップ用のDC5V電源を供給するバックアップコンデンサBC2が電気的に接続されている。
バックアップコンデンサBC1は、停電などによる電源遮断時に主制御用CPU42が、必要なデータを主制御用RAM44に書込む処理を実行し、さらに、電源が復帰するまでの期間中、主制御用RAM44にバックアップされているデータが失われないように保持されるために必要十分な電力を供給できる静電容量を有する。
また、バックアップコンデンサBC2は、停電などによる電源遮断時に払出制御用CPU52が必要なデータを払出制御用RAM54に書込む処理を実行し、さらに、電源が復帰するまでの期間中、払出制御用RAM54にバックアップされているデータが失われないように保持されるために必要十分な電力を供給できる静電容量を有する。バックアップコンデンサBC1,BC2には、アルミ電解コンデンサや電気二重層コンデンサなどを適用する。
また、DC5VラインL8のバックアップコンデンサBC1への充電経路には、バックアップコンデンサBC1からの放電電流の逆流を阻止するためのダイオードD5が電気的に接続されている。これにより、電源遮断時にバックアップコンデンサBC1の放電電流が逆流し、主制御用MPU41に供給する電力が不足するおそれがない。
また、DC5VラインL9のバックアップコンデンサBC2への充電経路には、バックアップコンデンサBC2からの放電電流の逆流を阻止するためのダイオードD6が電気的に接続されている。これにより、電源遮断時にバックアップコンデンサBC2の放電電流が逆流し、払出制御用MPU51に供給する電力が不足するおそれがない。
図4に示すように、主制御基板40には、盤面中継端子板60が電気的に接続されており、その盤面中継端子板60には、大入賞口開閉部材18を開閉するための大入賞口ソレノイド69と、普通電動役物16の両翼を開閉するための普通電動役物ソレノイド70と、大入賞口に入賞した遊技球を検出するための大入賞口スイッチ(大入賞口SW)71と、一般入賞口13に入賞した遊技球を検出するための入賞口スイッチ(入賞口SW)72と、ゲート11を通過した遊技球を検出するためのゲートスイッチ(ゲートSW)73と、始動口15に入賞した遊技球を検出するための始動口スイッチ(始動口SW)74とが電気的に接続されている。なお、図4では図2に示した一般入賞口13にそれぞれ対応する4つの入賞口スイッチ72のうち、3つ省略している。
図3に示すように、主制御基板40には、演出制御基板30が電気的に接続されている。演出制御基板30には、演出制御用MPU31が搭載されており、その演出制御用MPU31は、演出制御用CPU32と、演出制御用ROM33と、演出制御用RAM34とを備える。演出制御基板30には、パチンコ機1に設けられたLEDの点灯を制御するランプ制御基板80が電気的に接続されている。
また、演出制御基板30には、左スピーカ中継端子基板90を介して左スピーカ91が電気的に接続されており、右スピーカ中継端子基板92を介して右スピーカ93が電気的に接続されている。左スピーカ91および右スピーカ93は、演出制御基板30に搭載された音声制御装置(図示せず)の制御により、遊技中に効果音を出力する。
主制御基板40には、払出制御基板50が電気的に接続されている。払出制御基板50には、払出制御用MPU51が搭載されており、その払出制御用MPU51は、払出制御用CPU52と、払出制御用ROM53と、払出制御用RAM54とを備える。
図4に示すように、払出制御基板50には、遊技球を払出す部材を駆動するための払出モータ61と、この払出モータ61によって払出された遊技球を検出するための払出センサ62と、払出す遊技球がなくなった状態を検出するための球切れスイッチ63と、下皿7が遊技球で満杯になった状態を検出するための下皿満杯スイッチ(下皿満杯SW)64と、ガラス枠3が開放された状態を検出するための扉開放スイッチ(扉開放SW)65と、遊技球を発射する発射モータ75を制御するための発射制御基板66とが電気的に接続されている。
払出制御用MPU51および主制御用MPU41は、通信線M1によって電気的に接続されており、払出制御用CPU52は、主制御用CPU42から通信線を介して送信される払出制御コマンド(所定個数の遊技球の払出しを指示するコマンド)に従って払出モータ61の駆動を制御して賞球または貸球の払出しを行う。また、払出制御用CPU52は、払出センサ62からの払出検出信号の変化に基いて、払出された遊技球の数を計数する。
発射制御基板66には、発射モータ75と、発射ボリューム67と、タッチセンサ68とが電気的に接続されている。発射ボリュームは、発射モータによって発射される遊技球の発射強度を調整し、タッチセンサ68は発射レバー9に配置されており、発射レバー9に触れた手を検出する。タッチセンサ68がONすると、発射モータ75が駆動する。
図3に示すように、演出制御基板30、主制御基板40、払出制御基板50およびランプ制御基板80には、電源基板20が電気的に接続されており、電源基板20には、AC24Vの主電源8と、RAMクリアスイッチ(RAMクリアSW)4とが電気的に接続されている。電源基板20には、電源回路21が搭載されており、その電源回路21には、主電源8をONまたはOFFに切替える主電源切替スイッチSW(図5)が電気的に接続されている。電源基板20には、電源プラグを先端に有する電源コードが接続されており、その電源プラグを、パチンコ機1の設置箇所近傍に配置されている交流24Vの電源コンセントに差し込むことにより、主電源8としてのAC24Vがパチンコ機1に供給される。
主電源切替スイッチSWをON操作した状態でRAMクリアスイッチ4をON操作すると、主制御用RAM44にバックアップされている主制御再現用データおよび払出制御用RAM54にバックアップされている未払い賞球数データなどが消去される。
(電源回路の構成)
図5に示すように、電源回路21は、主電源8から供給される交流電源が定格の24Vであるときに緑色に点灯する発光ダイオードLD2と、主電源8から供給される交流電源が定格の24Vを超えたときに赤色に点灯する発光ダイオードLD1と、各発光ダイオードLD1,LD2を駆動するための駆動回路27と、主電源8から供給される交流電源が定格の24Vを超えたときに開作動するb接点タイプのリレーRyとを備える。
さらに、電源回路21は、主電源8から供給される交流電源の供給電路L1,L2を開閉する電源スイッチSWと、供給電路に過電流が流れたときに溶断することにより供給電路を遮断するフューズFuと、落雷サージなどから回路を保護するためのバリスタVaとを備える。さらに、電源回路21は、主電源8から供給されるAC24Vを32Vの直流電源に変換するダイオードブリッジB1と、主電源8から供給されるAC24Vを直流電源に変換するショットキーバリアダイオードD2,D3と、突入電流に対して回路を保護するためのNTC型のパワーサーミスタPaとを備える。
さらに、電源回路21は、ショットキーバリアダイオードD2,D3により変換された直流電源を5Vの直流電源に変換するDC−DCコンバータ1と、12Vの直流電源に変換するDC−DCコンバータ2,3とを備える。ショットキーバリアダイオードD2のアノードは供給電路L1に接続されており、ショットキーバリアダイオードD3のアノードは供給電路L2に接続されている。ショットキーバリアダイオードD2,D3のカソードが共通接続されており、その出力側にパワーサーミスタPaが接続されている。
駆動回路27は、主電源8から供給されたAC24Vの交流電源を直流電源に変換するダイオードブリッジB2と、ダイオードブリッジB2の直流出力に接続された平滑化コンデンサC1と、ダイオードブリッジB2の直流出力ラインL3に直列接続された電流制限抵抗R1と、電流制限抵抗R1の出力側に並列接続されたツェナーダイオードZD2とを備える。
さらに、駆動回路27は、電流制限抵抗R1と並列接続された分圧抵抗R2,R3と、分圧抵抗R2,R3間にカソードが接続されたツェナーダイオードZD1と、ツェナーダイオードZD1のアノードに直列接続された抵抗R4と、ツェナーダイオードZD1のアノードおよび抵抗R4間にベースが接続されたNPN型のトランジスタTrと、発光ダイオードLD2を保護するためのダイオードD1とを備える。
ツェナーダイオードZD2のカソードは電流制限抵抗R1の出力側に接続されており、トランジスタTrのコレクタは発光ダイオードLD1のカソードに接続されている。
発光ダイオードLD2は、主電源8から定格のAC24Vが供給されているときに緑色に点灯し続ける。このとき、発光ダイオードLD1は点灯しない。
従って、発光ダイオードLD2が緑色に点灯していることを見ることにより、主電源8から定格のAC24Vが供給されていることを容易に把握することができる。ツェナーダイオードZD2の降伏電圧は、発光ダイオードLD2に印加される駆動電圧を制限し、過電圧による発光ダイオードLD2の破壊を阻止する。
また、ツェナーダイオードZD1の降伏電圧は、主電源8から定格のAC24Vを超えた交流電源が供給されたときに降伏電流が流れる値に設定されており、その値は、分圧抵抗R2,R3の抵抗値の調整によって決定する。トランジスタTrは、ツェナーダイオードZD1に流れた降伏電流がベースに流れることによってオン動作し、発光ダイオードLD1が赤色に発光する。このとき、発光ダイオードLD2は点灯しない。
従って、発光ダイオードLD1が赤色に点灯していることを見ることにより、主電源8から定格のAC24Vを超える交流電源(例えばAC100V)が供給されていることを容易に把握することができる。この実施形態では、ツェナーダイオードZD1の降伏電圧は、定格のAC24Vの約最大値である34Vを超えた辺りに設定されており、定格のAC24Vを超えた交流電源(例えば、AC100V)が供給されたときにツェナーダイオードZD1がブレークダウンするようになっている。
主電源8の供給電路L1には、b接点タイプのリレーRyが接続されている。リレーRyは、ダイオードブリッジB2の直流出力に接続されたコイルが励磁されることにより開作動する。この実施形態では、リレーRyは、主電源8から定格のAC24Vが供給され、ダイオードブリッジB2の直流出力が34Vを超えていないときは、常時閉じた状態であり、主電源8から定格のAC24Vを超える交流電源が供給され、ダイオードブリッジB2の直流出力が34Vを超えたときに開作動する。
このため、リレーRyは、主電源8から定格のAC24Vが供給され、パチンコ機1が稼働している期間を通して常に閉じた状態であるため、リレーRyの接点部分が発熱することがない。
ところで、パチンコ機1は、12時間前後という長時間に亘って稼働し続けるため、稼働中は接点を開放し、定格電圧を超える交流電源が供給されたときに接点を閉じるa接点タイプのリレーでは、接点部分における発熱量が大きくなる。
しかし、この実施形態のパチンコ機1は、稼働中は常時接点を閉じた状態のb接点タイプのリレーRyを使用するため、接点部分が発熱することがない。
(電源回路の動作)
主電源8から定格のAC24Vが供給され、電源スイッチSWがオンした状態では、主電源8から供給されたAC24Vの交流電源は、ダイオードブリッジ2および平滑化コンデンサC1によって直流電源に変換される。この直流電源によって発光ダイオードLD2が緑色に点灯し、主電源8から定格のAC24Vが供給されていることを表示する。
また、主電源8から供給されたAC24Vの交流電源は、ダイオードブリッジB1によって32Vの直流電源に変換され、その直流電源は、主制御基板40および払出制御基板50へ供給される。主制御基板40に供給された32Vの直流電源は、盤面中継端子板60を介して大入賞口ソレノイド69および普通電動役物ソレノイド70の各駆動電源として使用される。また、払出制御基板50に供給された32Vの直流電源は、払出モータ61および発射モータ75の各駆動電源として使用される。
また、主電源8から供給されたAC24Vの交流電源は、ショットキーバリアダイオードD2,D3によって直流電源に変換され、その直流電源は、DC−DCコンバータ1によって5Vの直流電源に変換される。その5Vの直流電源は、主制御基板40、払出制御基板50および演出制御基板30に供給され、主制御用MPU41、払出制御用MPU51および演出制御用MPU31の各動作電源として使用される。また、5Vの直流電源は、払出制御基板50から発射制御基板66へ供給され、発射制御基板66に搭載された発射制御用MPU(図示せず)の動作電源として使用される。
また、ショットキーバリアダイオードD2,D3によって変換された直流電源は、DC−DCコンバータ2によって12Vの直流電源に変換され、その12Vの直流電源は、主制御基板40および払出制御基板50に供給される。主制御基板40に供給された12Vの直流電源は、盤面中継端子板60を介して大入賞口スイッチ71、入賞口スイッチ72、ゲートスイッチ73および始動口スイッチ74の各センサー(例えば、変流器)の動作電源として使用される。払出制御基板50に供給された12Vの直流電源は、払出センサ62の動作電源として使用される。また、払出制御基板50に供給された12Vの直流電源は、発射制御基板66へ供給され、タッチセンサ68の動作電源として使用される。
また、ショットキーバリアダイオードD2,D3によって変換された直流電源は、DC−DCコンバータ3によって12Vの直流電源に変換され、その12Vの直流電源は、演出制御基板30に供給される。演出制御基板30に供給された12Vの直流電源は、ランプ制御基板80および演出表示器10に供給され、各種LED81および演出表示器10の各動作電源として使用される。また、演出制御基板30に供給された12Vの直流電源は、演出制御基板30に搭載された音声制御装置の動作電源として使用される。
主電源8から定格のAC24Vを超えた交流電源(例えば、AC100V)が供給されると、ツェナーダイオードZD1がブレークダウンし、トランジスタTrがオンし、発光ダイオードLD1が赤色に点灯する。また、b接点タイプのリレーRyが開作動し、供給電路L1が開放され、交流電源の供給が阻止される。
(停電検出の構成)
図3に示すように、電源基板20には、電源電圧監視部22が搭載されている。電源電圧監視部22は、ダイオードブリッジB1(図5)の出力側のDC32VラインL4に電気的に接続されている。電源電圧監視部22は、停電検知回路23と、電源断信号作成回路24と、電源断信号出力禁止回路25と、出力信号制御IC26とを備える。電源電圧監視部22は、各制御基板と電気的に接続されている。
停電検知回路23は、DC32VおよびDC12Vの電圧降下を検出し、所定の電圧(以下、停電検知電圧と称する)まで降下すると停電を示す信号(以下、停電検知信号と称する)を電源断信号作成回路24へ出力する。
電源断信号作成回路24は、停電検知回路23から出力された停電検知信号を入力し、その停電検知信号が入力されている間、電源断信号を出力信号制御IC26および電源断信号出力禁止回路25へ出力する。
電源断信号出力禁止回路25は、電源断信号を出力する役割と、電源断信号の出力を禁止する役割とを担う。電源遮断時には、電源断信号作成回路24から出力された電源断信号を入力し、電源断信号を出力信号制御IC26へ出力するとともに、システムリセット信号を出力信号制御IC26へ出力する。また、電源復帰時には、電源断信号の出力を禁止するとともに、システムリセット信号を解除する。
出力信号制御IC26は、電源断信号出力禁止回路25から出力された電源断信号PWRDWN)のレベルを反転して主制御用MPU41および払出制御用MPU51の各電源断信号入力端子へ出力する。主制御用CPU42は、電源断信号の入力を判定すると、主制御用RAM44へのアクセスを禁止するNMI(ノン・マスカブル・インタラプト)処理を実行し、払出制御用CPU52は、電源断信号を入力すると、払出制御用RAM54へのアクセスを禁止するNMI処理を実行する。
また、出力信号制御IC26は、電源断信号出力禁止回路25から出力されたシステムリセット信号(SYSRST)のレベルを反転して主制御用MPU41および払出制御用MPU51の各システムリセット信号入力端子へ出力する。主制御用MPU41および払出制御用MPU51は、システムリセット信号の入力を判定すると、それぞれシステムリセット処理を実行する。
また、電源断信号出力禁止回路25は、電源断信号の出力タイミングを遅延させるための電源断信号遅延回路を有する。つまり、電源断信号出力がアクティブ状態になっている期間を、システムリセット信号が出力されたタイミングよりも、少なくとも主制御用MPU41と払出制御用MPU51との間に存在する入力回路時定数などのバラツキによる遅延時間偏差の最大値を超える時間延長することにより、各制御用CPUは、NMI処理からシステムリセット動作への移行をスムーズに行うことができる。
さらに、電源断信号出力禁止回路25は、リセット信号の出力タイミングを遅延させるためのリセット信号遅延回路を有する。つまり、電源断信号がアクティブ状態になっている期間(データのバックアップおよびNMI処理の実行が有効な期間)よりも後にリセット信号を出力することにより、上記のNMI処理中にシステムリセット信号SRが有効になることがない。
従って、バックアップされたデータに基いて電源復帰時に再現する遊技状態と停電時の遊技状態とにズレが生じることがない。
[実施形態の効果]
(1)以上のように、上記実施形態のパチンコ機1は、主電源8から定格電圧のAC24Vが供給されていると緑色に点灯する発光ダイオードLD2を備えるため、発光ダイオードLD2が緑色に点灯していることを見ることにより、主電源8から定格電圧のAC24Vが供給されていることを容易に把握することができる。
従って、パチンコ機1に備えられた電源プラグが交流24Vのコンセントに差し込まれていることを容易に把握することができる。
(2)さらに、上記実施形態のパチンコ機1は、主電源8から定格電圧を超えた交流電源が供給されたときに赤色に点灯する発光ダイオードLD1を備えるため、発光ダイオードLD1が赤色に点灯していることを見ることにより、主電源8から定格電圧のAC24Vを超えた交流電源が供給されていることを容易に把握することができる。
従って、パチンコ機1に備えられた電源プラグが、誤って交流100Vのコンセントに差し込まれていることを容易に把握することができる。
(3)さらに、上記実施形態のパチンコ機1は、定格電圧のAC24Vを超えた交流電源が供給されたときに開作動して交流電源の供給電路を開放するb接点タイプのリレーRyを備えており、そのリレーRyは、パチンコ機1が稼働している期間は常時閉じているため、リレーRyの接点部分が発熱するおそれがない。
従って、リレーRyの発熱により、電源回路を構成するトランジスタTrやダイオードなどが温度上昇し、動作特性が変化してしまうおそれがない。
<他の実施形態>
(1)発光ダイオードに代えて白熱球(ランプ)を用いることもできる。
(2)ダイオードブリッジB2に代えて半波整流回路、両波整流回路などの整流回路を用いることもできる。
この発明の実施形態に係るパチンコ機の外観を示す斜視図である。 図1に示すパチンコ機に備えられた遊技盤を正面から見た概略説明図である。 主制御基板および払出制御基板などの主な電気的構成をブロックで示す説明図である。 電源基板および演出制御基板などの主な電気的構成をブロックで示す説明図である。 図3に示す電源基板に搭載された電源回路の回路図である。
符号の説明
1・・パチンコ機、8・・交流電源、27・・駆動回路、L1,L2・・供給電路、
LD1・・発光ダイオード(第2表示手段)、
LD2・・発光ダイオード(第1表示手段)、Ry・・リレー。

Claims (2)

  1. 遊技機の外部から供給される交流電源を直流電源に変換し、その変換された直流電源により稼働する遊技機において、
    前記交流電源の供給電路に接続されており、定格電圧の交流電源が供給されたことを表示する第1表示手段と、
    前記交流電源の供給電路に接続されており、定格電圧を超えた交流電源が供給されたことを表示する第2表示手段と、
    前記交流電源の供給電路に接続されており、定格電圧の交流電源が供給されたときに前記第1表示手段を駆動し、かつ、定格電圧を超えた交流電源が供給されたときに前記第2表示手段を駆動する駆動回路と、
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記交流電源の供給電路に接続されており、定格電圧を超えた交流電源が供給されたときに作動して前記供給電路を開放するb接点タイプのリレーを備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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