JP2008262935A - 漏電遮断器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本体ケースに主回路接点の開閉機構3,過電流引外し装置5、および零相変流器6,漏電検出回路7,漏電引外し用トリップコイルユニット8などの各部品を装備した漏電遮断器において、耐電圧試験に際して漏電検出回路を主回路から切り離す耐電圧テスト用スイッチ21を、零相変流器を貫通したコ字形の主回路導体と下部ケース11aの側壁とで囲まれたスペース内に収容して操作つまみ21aを上部カバー11bの開口窓穴11b-1に臨ませた上で、操作ロッドから延在するアクチュエータ22を過電流引外し装置の操作端であるアーマチュア5aにインターロックし、耐電圧試験に際して耐電圧テスト用スイッチをOFF操作することで、これに連動して主回路接点を強制的に開極させる。
【選択図】図1
Description
次に、従来における一般的な漏電遮断器(3相回路用)の回路図を図7に、またその組立構造を図8および図9に示す。まず、図7において、1はR,S,T相の主回路、2は主回路接点、3は主回路接点2の開閉機構部、4は操作ハンドル、5は主回路に流れる過負荷電流,短絡電流を検出して開閉機構をトリップ動作させる過電流引外し装置である。
上記漏電遮断器の開閉動作は周知の通りであり、操作ハンドル4をON,OFF位置に移動操作すると、操作ハンドル4に連動して開閉機構部3のトグルリンク機構が反転動作し、可動接触子15が開閉動作する。また、主回路接点2が閉極(ON)している図示の投入状態では、ラッチ18がラッチ受け19に係止され、ラッチ受け19はこの位置でトリップクロスバー20に拘束されている。この状態から主回路に過負荷電流,短絡電流が流れて過電流引外し装置5が作動すると、アーマチュア5aを介してトリップクロスバー20が反時計方向に回動し、ラッチ受け19とラッチ18との係合を釈放する。これにより開閉機構部3がトリップ動作し、可動接触子15が固定接触子14から開離して主回路の電流を遮断する。同様に図7の主回路1に地絡電流が流れて漏電引外し装置のトリップコイルユニット8が作動すると、トリップクロスバー20を釈放位置に駆動する。これにより開閉機構部3がトリップ動作し、可動接触子15が開極して主回路1を断路する。なお、トリップ動作後に遮断器を再投入するには、トリップ位置に停止している操作ハンドル4をトリップ位置から一旦OFF位置に戻してラッチ機構をリセットさせた上で、さらに操作ハンドル4をOFFからON位置に移動することにより可動接触子15が閉極する。
この耐電圧試験を実施する場合に、図7に示した漏電検出回路(IC)7を主回路1に接続した後の製品組立状態で耐圧試験を行うと、漏電検出回路が高い試験電圧で破壊してしまう。そこで、国内のメーカーでは漏電検出回路7に給電する電源線9を主回路1に接続する以前の組立段階で耐電圧試験を実施するようにしているのが現状である。
前記耐電圧テスト用スイッチを、遮断器の本体ケースに内装した零相変流器と本体ケースの側壁との間であって、かつ前記零相変流器を貫通するコ字形からなる板状の主回路導体の間のスペースに配置する(請求項1)。
耐電圧テスト用スイッチとトリップクロスバーとの間のインターロック手段として、耐電圧テスト用スイッチの操作部に該スイッチのON,OFF操作に従動するアクチュエータを設け、該アクチュエータを過電流引外し装置の操作端であるアーマチュアを介してトリップクロスバーにインターロックさせる(請求項3)。
〔実施例1〕
図1〜図4は本発明の一実施例の構成図である。この実施例の漏電遮断器は図7〜図9に示した従来構成と基本的に同じであるが、図2の三相電源用漏電遮断器回路図で示すように、主回路1と漏電検出回路7との間に配線した電源線9に耐電圧テスト用スイッチ21が追加装備されている。なお図2の回路図では、主回路1と漏電検出回路7との間にR,S,T相の各相に応する3本の電源線9を配線し、三相電源の交流を整流回路10により直流に変換して漏電検出回路7に給電するようにしており、3本の電源線9に合わせて耐電圧テスト用スイッチ21が三つの接点を備えているが、図7のように主回路1のR−T相の相間電圧を漏電検出回路7に給電する場合には、耐電圧テスト用スイッチ21の接点を二つ,あるいはいずれかの相に接点を一つ備えるものとし、また単相用の漏電遮断器では耐電圧テスト用スイッチ21の接点は一つでよい。
図1において、先記の耐電圧テスト用スイッチ21は押しボタン21aを備えた保持形スイッチ(最初のボタン押し込み操作でON位置に保持され,二回目の押し込み操作でOFF位置に復帰する)であり、本体ケースに内装した零相変流器6と該零相変流器を貫通してケース内に引き回した主回路1の導体(R,S,T相のうち、一番手前側に並ぶT相の導体は零相変流器を貫通するためにコ字形に屈曲形成している)と下部ケース11aの側壁とで囲まれたスペース(図9では漏電検出回路の片方のプリント板7aが配置されている)に配置されており、この位置でスイッチ本体から上方に引き出した操作ロッド21bの上端に取付けた操作つまみ(押しボタン)21aを本体ケースの上部カバー11bに開口した窓穴11b-1に臨ませている。
すなわち、図3(a),(b)は耐電圧テスト用スイッチ21の操作つまみ21aを押し込んでON操作した定常状態を表しており、この状態では押しボタン21aが本体ケースの上部カバー11bに開口した窓穴11b-1(図1参照)の中に引っ込み、操作ロッド21bとともにアクチュエータ22も過電流引外し装置5のアーマチュア5aから離間した非拘束位置に後退している。この状態では、図2に示した耐電圧テスト用スイッチ21の接点がONとなり、主回路1から電源線9を介して漏電検出回路7に給電している。なお、図中で20aはトリップクロスバー20の軸支点、23は前記アーマチュア5aの支持ガイド、23aはアーマチュア5aの軸支部である。
次に、本発明の参考例の構成,動作を図5,図6で説明する。
先記した実施例1の構成では、耐電圧テスト用スイッチ21の操作ロッドに設けたアクチュエータ22を過電流引外し装置5の操作端であるアーマチュア5aにインターロックし、該アーマチュア5aを介してトリップクロスバー20をラッチ釈放位置に駆動するようにしている。これに対して、この参考例では耐電圧テスト用スイッチ21に設けたアクチュエータ22を、漏電引外し装置のトリップコイルユニット8(図7,図9参照)の操作端であるスライダ8aにインターロックし、スライダ8aに設けた突起部8a-1を介してトリップクロスバー20をラッチ釈放位置に駆動するようにしている。
図5(a),(b)は耐電圧テスト用スイッチ21の操作つまみ21aをON位置に戻した定常状態を表しており、この状態では図3と同様に操作つまみ21aが本体ケースの上部カバー11bに開口した窓穴11b-1(図1参照)に引っ込み、操作ロッド21bとともにアクチュエータ22が下降して漏電引外し装置のスライダ8aから離間した非拘束位置に後退している。
2 主回路接点
3 開閉機構部
4 操作ハンドル
5 過電流引外し装置
5a アーマチュア
6 零相変流器
7 漏電検出回路
8 漏電引外し装置のトリップコイルユニット
8a スライダ
9 電源線
11 本体ケース
11a 下部ケース
11b 上部カバー
11b-1 窓穴
14 固定接触子
15 可動接触子
16 接触子ホルダ
18 開閉機構のラッチ
20 トリップクロスバー
21 耐電圧テスト用スイッチ
21a 操作つまみ
21b 操作ロッド
22 アクチュエータ
Claims (3)
- 過電流保護および地絡保護機能を備えた漏電遮断器であって、本体ケースに主回路接点,開閉機構,操作ハンドル,過電流引外し装置,および零相変流器と組み合わせた漏電検出回路を含む漏電引外し装置を内装した上で、さらに前記漏電検出回路と主回路との間に配線した給電回路を入り,切りする手動操作式の耐電圧テスト用スイッチを装備し、主回路の耐電圧テスト時に前記スイッチをOFF操作して漏電検出回路を主回路から切り離すようにしたものにおいて、
前記耐電圧テスト用スイッチを、遮断器の本体ケースに内装した零相変流器と本体ケースの側壁との間であって、かつ前記零相変流器を貫通するコ字形からなる板状の主回路導体の間のスペースに配置したことを特徴とする漏電遮断器。 - 請求項1に記載の漏電遮断器において、耐電圧テスト用スイッチの操作部に該スイッチのON,OFF操作に従動するアクチュエータを設け、耐電圧テスト用スイッチの手動操作部を本体ケースの上部カバーに開口した窓穴に臨ませた上で、該操作部と開閉機構のトリップクロスバーとの間を前記操作部に設けたアクチュエータを介して機械的にインターロックし、耐電圧テスト用スイッチのOFF操作により前記操作部のアクチュエータを介してトリップクロスバーをラッチ釈放位置に駆動,拘束保持して主回路接点を開極させ、拘束保持を解除しない限り、開閉機構をリセットできないようにしたことを特徴とする漏電遮断器。
- 請求項2に記載の漏電遮断器において、耐電圧テスト用スイッチとトリップクロスバーとの間のインターロック手段として、耐電圧テスト用スイッチの操作部に該スイッチのON,OFF操作に従動するアクチュエータを設け、該アクチュエータを過電流引外し装置の操作端であるアーマチュアを介してトリップクロスバーにインターロックさせたことを特徴とする漏電遮断器。
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2008
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