JP2008262656A - 記録装置及び記録方法 - Google Patents

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亮 原田
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Abstract

【課題】例えば光ディスクカムコーダによる記録時に記録の安定性を確保する。
【解決手段】記録装置(1)は、回転駆動される光ディスク(100)の所定位置に所定の記録波形に応じた光ビームを照射することで、光ディスクに対して所望のデータを光学的に記録する記録装置である。そして、光ディスク上での光ビームのフォーカス状態に対応して生成されるフォーカスエラー信号(FE)に基づいて、光ビームのジャストフォーカス状態からのフォーカスのずれ量であるデフォーカス量を検出する検出手段(17、50、54)と、検出されるデフォーカス量が所定閾値を超える場合に、記録波形を、予め取得されたデフォーカス状態用の記録波形に切り替える切替手段(30)とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばDVD−R(Digital Versatile Disk-Recordable)のような光ディスクを記録媒体として用いる光ディスクカムコーダや光ディスクドライブのような記録装置、及び記録方法の技術分野に関する。
この種の記録装置では、ホストインターフェイスを介して受け取ったデータは、ドライブ内部で光ディスクへ記録するための信号に変換し、光学ピックアップによりディスクトラック上へデジタル信号として記録される。ここで、記録時に、ジャイロ効果により光ディスクに歪みを生じると、ピックアップとディスクの位置関係が変化し、記録品質を招くことが知られている(図3参照)。
かかる位置関係の変化のうち、スキューと呼ばれるディスクとピックアップの角度変化を低減し、安定した記録を実現すべく、カムコーダ筐体とスピンドルを含む光ディスクとの間に回転機構を設ける技術が提案されている。例えば、特許文献1によると、予め定める少なくとも一つの回転軸を中心にして該ドライブシャーシを回動可能に支持される。特許文献2によると、光ディスクが装着されるベースプレート組体が、カムコーダー本体に対し水平方向の回転支軸を介して揺動可能に支承される。特許文献3によると、光学ピックアップは、実使用状態で光ディスクの回転軸の垂直下方に設けられる。これらの技術によると、筐体の姿勢変化が光ディスクに伝わりにくすることでジャイロ効果の発生を抑えたり、最も発生頻度が多いと予測される方向での光ディスクの歪みを軽減可能である。
しかしながら、筐体内でディスクを傾けるための空間が必要となるなど、レイアウト上の制約が生じてしまい、小型化の妨げになる。また、特許文献1では、筐体に加わる姿勢変化の周波数が回転機構の対応周波数外の場合には効果がない。加えて特許文献1,2とも、姿勢変化が揺動可能範囲外にいたった瞬間、突如としてジャイロ効果が現れてくるため、その時点での光ディスクの歪変化をより大きくしてしまう場合がある。一方、特許文献3では発生頻度が最も高い方向への姿勢変化に対し、光ディスクのラジアル方向のスキューは軽減できるものの、タンジェンシャル方向へのスキューは残ったままである。
また実際には、ジャイロ効果により光ディスクにかかるモーメントは、光ディスクの弾性と光ディスク中心部がスピンドルに固定されていることにより、ディスク全体を複雑に歪ませる。この結果スキューの発生のみではなく、フォーカス方向へのピックアップと光ディスクの位置関係にも変化が生じ、通常のフォーカスサーボではフォーカス位置の残留誤差を圧縮しきれなくなる。このような残留誤差の変化は記録に必要とされる光パルスの条件を変化させ、この状況下で通常条件で記録された光ディスクは、記録された信号品質の低下をまぬがれない。なお、同様の現象は光ドライブを内蔵したノートパソコンを持ち上げて移動させたり、ポータブルタイプの光ドライブの姿勢を変化させた場合にも生じる。これらの機器においてはカムコーダ以上に、ドライブがその姿勢を移動させる空間を確保することが困難である。
そこで、当該光ディスクに歪みが生じたとしても制御位置に影響しないようにサーボゲインを高く設定することも考えられる。しかしながら、定常的にサーボゲインを高く設定した場合、フォーカス信号に漏れこんだ各種クロストークなどによりトレース音の増加や、アクチュエータ駆動電流の不要な増加を招くことになる。特にカムコーダのような用途ではトレース音の増大により不要な音声が録音されるおそれがあるほか、アクチュエータ電流の増加によりコイル部での発熱によりピックアップを損傷したりバッテリー動作時間の低下を招いたりする可能性がある。
従って、サーボゲインを高く設定する期間は、ジャイロ効果によって記録品質の低下が懸念される期間のみに限定されるとよい。例えば、特許文献4によると、動的状態で使用しているときには、静的状態で使用しているときよりも、光ディスクを回転駆動する駆動手段のサーボゲイン特性が高く設定される。特許文献5によると、スピンドルモータの回転速度に応じた周波数の波形と、予め設定されている基準波形との位相差に応じた位相サーボによりスピンドルモータの位相が制御され、外乱があった際には位相サーボゲインが高く設定され、もってスピンドルサーボの回転変動が抑制される。但し、これらの文献で解決しようとするものは、ジャイロ効果によってスピンドル回転数に変化が生じ、その結果ピックアップ部がディスク上の特定位置をトレースするタイミングがずれることであり、また、そのシーケンスはスピンドルサーボという閉じたサーボ系の中でエラー信号の状態によりスピンドル自身のサーボ特性を変化させるもので、フォーカスサーボのような他のサーボ系に関与するものではないため、ディスク自体の歪みによって発生する記録品質の低下を阻止できるものではない。
そこで、本願発明者らはジャイロ効果の影響を検出し、その影響度合いによってフォーカスサーボを含む各種サーボ特性を変更したり、記録を一時中断するシステムを考案した。しかし、その場合であっても、フォーカスサーボの残留誤差が無視できなくなってから記録中断にふさわしい位置に至るまでの期間や、ジャイロ効果を検出して記録中断中にデータを一時的に保持しておくデータバッファの残り容量が不足してきた場合には、フォーカスサーボがデフォーカスしてしまうことを承知の上で記録しなければならない。
特開2000-21146号公報 特開2001-101675号公報 特開2001-101855号公報 特開2001-118320号公報 特開平10-172231号公報
本発明は、例えば上述した問題点に鑑みてなされたものであり、レイアウト上の制約や、消費電力の定常的な増加をすることなく、ジャイロ効果によって光ディスクとピックアップのフォーカス位置関係が変化したとしても、十分な記録品質を保って記録を継続していくことが可能な記録装置及び記録方法を提供することを課題とする。
本発明の請求項1に記載の記録装置は上記課題を解決するために、
回転駆動される光ディスクの所定位置に所定の記録波形に応じた光ビームを照射することで、前記光ディスクに対して所望のデータを光学的に記録する記録装置であって、
前記光ディスク上での前記光ビームのフォーカス状態に対応して生成されるフォーカスエラー信号に基づいて、前記光ビームのジャストフォーカス状態からのフォーカスのずれ量であるデフォーカス量を検出する検出手段と、
前記検出されるデフォーカス量が所定閾値を超える場合に、前記記録波形を、予め取得されたデフォーカス状態用の記録波形に切り替える切替手段とを備える。
本発明の請求項8に記載の記録方法は上記課題を解決するために、
回転駆動される光ディスクの所定位置に所定の記録波形に応じた光ビームを照射することで、前記光ディスクに対して所望のデータを光学的に記録する記録装置における記録方法であって、
前記光ディスク上での前記光ビームのフォーカス状態に対応して生成されるフォーカスエラー信号に基づいて、前記光ビームのジャストフォーカス状態からのフォーカスのずれ量であるデフォーカス量を検出する検出工程と、
前記検出されるデフォーカス量が所定閾値を超える場合に、前記記録波形を、予め取得されたデフォーカス状態用の記録波形に切り替える切替工程とを備える。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する実施するための最良の形態から明らかにされよう。
以下、発明を実施するための最良の形態としての本発明の実施形態に係る記録装置、記録方法、並びにコンピュータプログラムについて順に説明する。
(記録装置の実施形態)
(1)
本実施形態に係る記録装置は上述の課題を解決するために、
回転駆動される光ディスクの所定位置に所定の記録波形に応じた光ビームを照射することで、前記光ディスクに対して所望のデータを光学的に記録する記録装置であって、
前記光ディスク上での前記光ビームのフォーカス状態に対応して生成されるフォーカスエラー信号に基づいて、前記光ビームのジャストフォーカス状態からのフォーカスのずれ量であるデフォーカス量を検出する検出手段と、
前記検出されるデフォーカス量が所定閾値を超える場合に、前記記録波形を、予め取得されたデフォーカス状態用の記録波形に切り替える切替手段とを備える。
本実施形態によれば、光ディスクに対して所望のデータを光学的に記録するにあたり、ジャイロ効果が生じた場合でも、記録品質の低下を招くことなく記録を続けることが可能となる。
先ず、本実施形態に係る記録装置において、その記録(又は再生)時には、光ディスクが、スピンドルモータのような回転手段により、典型的にはディスク中心を回転軸として回転駆動される。この光ディスクの所定位置(具体的には、記録層のデータ記録用領域)に、所定の記録波形(具体的には、記録パワー及びストラテジ)に応じた光ビームを、半導体レーザなどにより照射することで照射部位が変性し、もってこの光ディスクに対して所望のデータが光学的に記録される。
ここで、上述したように光ディスクが回転されている間に、例えば当該記録装置がパン方向又はロール方向に回転動作(言い換えれば、姿勢変化)されると、ジャイロ効果が発生し、光ディスクに歪みが生じる。この結果、フォーカスサーボに大きな負担がかかり、若干デフォーカス状態に陥るおそれがある。このようなデフォーカス状態において、ジャイロ効果の影響のない、言い換えればデフォーカスしていない状態で決定された、記録条件のままで記録を続けた場合、当該記録部分の記録品質が低下し、最悪の場合再生できない可能性がある。
この問題を解決するために、本願発明者らは別の出願でデフォーカス量が増大した場合に記録を中断することを提案している。しかしながら、デフォーカスの発生を検出して、記録を中断したとしても記録すべきデータは逐次バッファに蓄積されていくので、バッファがあふれないうちに記録を再開する必要がある。ところが、記録再開時にデフォーカスが収まっていない場合には、デフォーカス状態での記録をしなければならなくなる。
然るに、カムコーダのような記録装置におけるジャイロ効果による光ディスクの歪み量には、ある程度現実的な範囲があり、その程度のデフォーカス量ならパワーを高めにすることで記録を続けられることが本願発明者の研究により判明している。そして、この現実的な範囲でのデフォーカス量は、ドライブの構造によりある程度予測可能である。
そこで、本実施形態に係る記録装置では、あらかじめある程度デフォーカスさせた状態での適度な記録波形を決定しておき、デフォーカス状態で記録しなければならない場合であっても最低限の品質を確保して記録可能にする。
具体的には、反射光を受光する4分割受光素子やローパスフィルタ等を備える検出手段によって、光ディスク上での光ビームのフォーカス状態に対応してフォーカスエラー信号が生成される。そして、生成されるフォーカスエラー信号に基づいて、光ディスク上での光ビームのジャストフォーカス状態からのフォーカスのずれ量であるデフォーカス量が、直接的に又は間接的に検出される。
そして、検出されるデフォーカス量が所定閾値を超えるか否かが、例えば比較回路によって判断される。ここでの所定閾値は、実用上許容される記録品質を与えるデフォーカス量の範囲の上限として、実験やシミュレーションによって予め定められる値である。そして、検出されるデフォーカス量が所定閾値を超える場合には、レーザダイオードドライバやコントローラからなる切替手段によって、記録波形が、試し書きにより予め取得されたデフォーカス状態用の記録波形に切り替えられる。例えば、記録パワーを所定量増加させるような記録波形に切り替えられ、デフォーカス状態であるがために不足する光量が補われる。
このように、通常のフォーカス時には最適な記録波形(最適記録パワー)で記録するが、ジャイロ効果等の影響によりデフォーカス状態となっていることが検出される場合には、それに応じてオーバーパワーにする等、記録波形を切り替える。もちろん、このデフォーカス状態用の記録波形は、デフォーカスしていない状態では最適ではないので、常時この記録波形を適用することは好ましくない。これにより、ジャイロ効果が生じた場合でも、記録品質の低下を問題ない範囲に抑えつつ、記録を続けることが可能となる。
(2)
本実施形態に係る記録装置の他の態様では、
前記デフォーカス状態用の記録波形は、ジャストフォーカス状態用の記録波形に比べて、サーボ状態の揺らぎに対する余裕度が大きく確保されるように設定される。
この様態によれば、前記記録波形は、通常の記録波形が、十分低い再生ジッタ等優良な記録品質を目指して設定されるのに対し、フォーカスサーボを含む各種サーボ状態の揺らぎに対しての余裕度を最大限に確保するように設定される。この結果、記録された波形は各種サーボの状態が最適であったとしても、通常の記録波形で記録した波形よりも劣ってしまうが、少なくとも再生には支障がない記録を行うことができる。それゆえに、ジャイロ効果による光ディスクのひずみのような、その時々で影響度が変化する乱れに対しても、一定レベル以上の品質で記録をすることができる。
(3)
本実施形態に係る記録装置の一態様では、
前記検出手段(例えば、ローパスフィルタ)は、前記デフォーカス量の定量的指標として、前記生成されるフォーカスエラー信号を構成する信号のうち所定周波数(光ディスクの回転による振動分の周波数と、ジャイロ効果による周波数との間の周波数として、予め実験やシミュレーションによって定められる値)を下回る低域成分を検出する。
この態様によれば、フォーカスエラー信号から、光ディスクの回転による振動分などジャイロ効果によるものを分離できるので、検出精度を向上できる。
(4)
本実施形態に係る記録装置の他の態様では、
前記記録波形は少なくとも記録パワーを含み、
前記切替手段は、前記記録波形を、前記予め取得されたデフォーカス状態用の記録波形に切り替えるにあたり、前記記録パワーを、予め取得されたデフォーカス状態用の記録パワーに切り替える。
この態様によれば、デフォーカス状態の際は一時的にオーバーパワーとすることで、デフォーカス状態であるがために不足する光量を補い、もって記録品質を改善できる。
(5)
この記録パワーを切り替える態様では、
前記ジャストフォーカス状態での試し書きにより、前記ジャストフォーカス状態用の記録パワーを予め取得し、
所定量デフォーカスさせた前記デフォーカス状態での試し書きにより、前記デフォーカス状態用の記録パワーを予め取得する取得手段(例えば、受発光素子とフォーカスアクチュエータを備える光ピックアップ)を更に備えるとよい。
この態様によれば、当該記録装置による記録に先立ち、予め2パタンの記録パワーが取得されるので、これらを適宜選択することで、切替手段は、記録波形を、予め定められたデフォーカス用記録波形に切り替えることができる。
(6)
このデフォーカス状態用の記録パワーを予め取得する態様では、
前記取得されるジャストフォーカス状態用の記録パワーと、前記取得されるデフォーカス状態用の記録パワーとに基づいて特定されるデフォーカス量と記録パワーとの関係に従って、当該記録装置による記録の際に検出されるデフォーカス量に対応する記録パワーとなるように、前記デフォーカス状態用の記録パワーを調整する調整手段(例えば、コントローラ)を更に備えるとよい。
この態様によれば、例えばデフォーカス量−記録パワーグラフにおいて両記録パワーの関係をプロットし、これらを結ぶ近似直線を定めることで、任意のデフォーカス量においても最適な記録パワーを推定可能となる。
(7)
或いは、この記録パワーを切り替える態様では、
前記ジャストフォーカス状態での試し書きにより、前記ジャストフォーカス状態用の記録パワーを取得し、
該取得されるジャストフォーカス状態用の記録パワーを所定割合増加させることにより、前記デフォーカス状態用の記録パワーを予め取得する第2取得手段を更に備えるとよい。
この態様によれば、前記デフォーカス状態での試し書きを行わずに、デフォーカス状態用の記録パワーを予め取得できる。ここで、記録パワーを増加させる際の「所定割合」は、デフォーカス状態であるがために不足する光量を補いうる程度の割合であり、かかる割合として、当該記録装置の構造、より詳しくは姿勢変化可能な範囲に基づいて、予め実験やシミュレーションにより定められる。
(8)
本実施形態に係る記録装置の他の態様では、
前記記録される所望のデータを前記光ディスクの記録単位境界まで記録してから前記中断処理を行う中断手段を更に備え、
前記検出されるデフォーカス量が前記所定閾値を超える場合に、前記中断手段は前記中断処理を行い、
該行われる中断処理の最中に、前記記録される所望のデータを蓄積するバッファの残容量が所定容量を下回る場合には、前記中断手段は前記中断処理を解除し、前記切替手段は、前記記録波形を、前記予め取得されたデフォーカス状態用の記録波形に切り替える。
この態様によれば、記録中にジャイロ効果等によってデフォーカスが検出された場合、基本的には記録の中断でしのごうとするが、バッファがいっぱいなどでどうしてもデフォーカス状態で記録しなければいけないときには、予め取得されたデフォーカス状態用の記録波形を使用して記録が行われる。
(9)
本実施形態に係る記録装置の他の態様では、
前記検出されるデフォーカス量が所定閾値を超える場合に、前記切替手段は、前記記録パワーを、予め取得されたデフォーカス状態用の記録パワーに所定量加算した値に切り替える。
この様態によれば、デフォーカスを引き起こしたジャイロ効果により同時に生じたスキュー変化による記録特性の劣化も軽減することができる。より詳しくは、記録中にジャイロ効果等によってデフォーカスが検出され、デフォーカス状態用の記録波形を使用して記録が行われる場合に、そのデフォーカス量に対し予め取得されたデフォーカス状態用の記録パワーに対して、所定の比率で増加させた記録パワーを採用する。デフォーカス状態での試書きは、通常のスキュー状態で行われるのに対し、ジャイロ効果の影響は、デフォーカスと同時にスキュー状態も変化させるからである。その結果、デフォーカス量のみの変化しか加味されていないデフォーカス状態用の記録パワーを採用するよりもよい結果が得られる。なお、このスキュー状態の変化量は現在記録中の半径位置とデフォーカス量より概算できるため、そのスキュー変化が記録パワーに与える影響を予め実験やシミュレーションにより定めておけばよい。
(記録方法の実施形態)
(10)
本実施形態の記録方法は、
回転駆動される光ディスクの所定位置に所定の記録波形に応じた光ビームを照射することで、前記光ディスクに対して所望のデータを光学的に記録する記録装置における記録方法であって、
前記光ディスク上での前記光ビームのフォーカス状態に対応して生成されるフォーカスエラー信号に基づいて、前記光ビームのジャストフォーカス状態からのフォーカスのずれ量であるデフォーカス量を検出する検出工程と、
前記検出されるデフォーカス量が所定閾値を超える場合に、前記記録波形を、予め取得されたデフォーカス状態用の記録波形に切り替える切替工程とを備える。
本実施形態の記録方法によれば、上述した本実施形態の記録装置の場合と同様に、ジャイロ効果によって光ディスクとピックアップのフォーカス位置関係が変化したとしても、十分な記録品質を保って記録を継続していくことが可能となる。
尚、本実施形態の記録方法においても、上述した本実施形態の記録装置における各種態様と同様の各種態様を採ることが可能である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
(1−1)構成
先ず、本実施例に係る記録装置1の構成について、図1から図4を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例に係る記録装置1の基本構成を概念的に示すブロック図である。
図1に示すように、記録装置1は、例えばポータブルタイプや光ディスクカムコーダに内蔵された光ディスクドライブである。
記録装置1には、外部とデータやコマンドをやり取りするホストインターフェイス31がある。図示しないホストより送られた記録すべきデータは、一度データバッファ32に格納される。記録中はデータバッファ32に格納されたデータを順次エンコーダ33が取り込み、記録する光ディスク100に合わせた所定のフォーマットで符号化を行う。符号化されたデータはピックアップ10上にあり、本発明「切替手段」の一具体例の要素をなすLDD(レーザーダイオードドライバ)11に送られ、LDD11が記録に適したパルス幅、パワーでLD(レーザーダイオード)12を駆動することで光ビームが出射される。なお、LDD11が使用する記録に適したパルス幅、パワーは、光ディスク100の種類や記録倍速に加え、ジャイロ効果によるデフォーカス状態により、後述されるシーケンスに従って設定される。
出射された光ビームは、偏光板やハーフミラー等の光学系13を介して対物レンズ15へと誘導され、対物レンズ15にて光ディスク100上の図示しない記録層に集光され、集光個所を熱的或いは光学的に変性させ、もってデータ記録が行われる。
ピックアップ10上には更に、LD12からの光を光ディスク100の記録層にフォーカスさせるために対物レンズ15を所定方向に駆動させるアクチュエータ16と、光ディスク100で反射した光を検出する光ディテクタ17が備わる。
光ディスク100は、クランパ712とターンテーブル711によってスピンドルシャフト72に固定され、スピンドルモータ70によって所定回転数で回転させられる。スピンドルモータ70は、回転制御の初期には自身のFG(Frequency Generator)によって大まかな回転数の情報を得て、この回転数が一定となるように制御される。
光ディテクタ17で検出された光ディスク100からの反射光に応じたRF信号は、記録再生時における回転同期信号を含んでいる。増幅回路40は当該信号を増幅し、回転同期信号検出/回転制御回路41は、増幅された信号から当該回転同期信号を検出し、この回転同期信号の周波数及び位相が所定周波数及び所定位相となるようにスピンドルエラー信号を発生させる。スピンドルドライバ42は、これに応じた駆動信号を発生させ、もってスピンドルモータ70の回転速度制御がなされる。
他方で、光ディテクタ17で検出された光ディスク100からの反射光は、光ディスク100上での光ビームのフォーカス状態に関する情報も含んでおり、増幅回路50における演算によってフォーカスエラー信号FEが生成される。フォーカスエラー信号FEには、必要に応じてオフセット加算回路51で意図的なデフォーカス状態を作るためのオフセット電圧が加算された後、フォーカスサーボフィルタ52にて光ディスク100の種類、現在の倍速などにあわせ周波数特性の適切化が行われ、アクチュエータドライバ53へと送られる。この信号に基づいて、アクチュエータドライバ53はピックアップ10上のアクチュエータ16を駆動し、対物レンズ15と光ディスク100との間隔を調整することでフォーカシング状態を維持する。
光ディテクタ17で検出された光ディスク100からの反射光はまた、最適記録パワー設定回路20にも導かれ、試し書きで記録された波形を再生した場合の反射光の変化を利用してその記録条件下で適切な記録パワーを決定するためにも利用される。
このとき、最適記録パワーを決定するために、所定の記録パワー変化を伴った、試し書き波形が必要となるが、この波形は最適記録パワーの検出に先立って、コントローラ30がLDD11の設定を変更しつつ試し書きエリアに記録することで形成される。尚、試し書き波形の記録をする場合に設定を変更するのはコントローラ30が直接LDD11の設定を変化するのではなく、専用の回路によっておこなってもよい。
ショックセンサ60は、記録装置1に備わり、記録装置1に加わった短時間の衝撃を検出してショック検出信号を発生し、コントローラ30へと送る。このようなセンサはインパルス的な衝撃を検知して衝突、落下等の場合に動作保護をしようとするものであり、被写体を追いかけるような比較的変化時間の長い動作は検出はできないタイプのものである。 コントローラ30は本発明の「切替手段」の一具体例の要素であり、記録装置1全体の動作を統率しており、スピンドルモータ70の回転停止及び回転速度設定、スピンドルモータ70状態の管理、エンコーダ33動作の開始終了及びエンコード方式の選択、アクチュエータ16のフォーカスサーボ、トラッキングサーボ、トラバースサーボ等の特性設定及びサーボはずれの検出、ホストインターフェイス31を介したホストとのコマンドやりとりとその結果による記録装置1動作状態の設定、さらに、記録装置1動作状態に従ってLDD11の設定を変更することによる記録パルス幅、パワーなどの切替を行う。
コントローラ30はまた、記録に先立ち最適記録パワー決定のシーケンスを行い、最適記録パワー設定回路20の出力に従って、インフォーカス時、デフォーカス時にそれぞれ適用する記録パルス幅、パワーなどの記録条件を決定する。
上記記録装置1の構成要素のほかに、フォーカスエラー信号FEに対して帯域制限を行う本発明の「検出手段」の一具体例であるフィルタ54と、フィルタ54からの出力がコントローラ30に指示された閾値を超えるか否かを判定する比較機56とを備える。これにより、帯域制限されたフォーカスエラー信号FEが、閾値内に入っているか否かを判定可能である。
続いて、図2及び図3を参照して、実施例に係る、記録装置1の移動方向とジャイロ効果との関係について説明する。ここで、図2は、実施例に係る、記録装置1の姿勢が変化していない場合の記録装置1のピックアップと光ディスクとの関係を示す模式図である(上の図は記録装置1の斜視図を、下の図は記録装置1をB1方向から見た側面図を夫々示す)。図3は、実施例に係る、ロール方向に姿勢変化している場合の記録装置1の移動方向とジャイロ効果との関係を示す模式図である(上の図は記録装置1の斜視図を、下の図は記録装置1をB1方向から見た側面図を夫々示す)。
図2及び図3において、A1-A2軸、B1-B2軸、及びC1-C2軸の3軸は互いに直交し、光ディスク100の回転軸すなわちスピンドルシャフト72に沿った方向をA1-A2軸とする。そして、A1-A2軸周りの回転はチルト方向の回転ともいい、B1-B2軸周りの回転はパン方向の回転ともいい、C1-C2軸周りの回転はロール方向の回転ともいう。記録装置1の一例たる光ディスクカムコーダの撮影中には、光ディスク100がクランパ712とターンテーブル711によってスピンドルシャフト72に固定され、A1-A2軸回りに回転して書き込みが行われる。
ここで、一定の軸回りで回転する光ディスク100に外部から異なる軸回りの角速度を与えると、その2軸と直交した方向にジャイロモーメントと呼ばれるモーメントが発生することが知られている。
例えば、図2に示すように、記録装置1がパン方向やロール方向に姿勢変化されなければ、光ディスク100がジャイロ効果により歪むこともなく、通常のサーボ状態に対して問題になるようなデフォーカスが発生することもない。
ところが、図3に示すように、記録装置1に対してパン方向やロール方向の姿勢変化が加えられると、光ディスク100がジャイロ効果により歪む。具体的には、B1-B2軸回りのパン方向の回転移動に対してはC1-C2軸回りにジャイロモーメント力と言われるトルクT=Ia×Wa×Wbが、他方でC1-C2軸回りのロール方向の回転移動に対してはB1-B2軸回りにトルクT=Ia×Wa×Wcが、夫々発生することが知られている(Ia:回転軸A1-A2回りの慣性モーメント,Wa:A1-A2軸回りの角速度,Wb:B1-B2軸回りの角速度,Wc:C1-C2軸回りの角速度)。そして、光ディスク100を支えるスピンドルシャフト72が筐体とともに向きを変えているのに対し、光ディスク100自体はジャイロモーメントの作用により別な矢印AR1の方向に傾こうとするため、光ディスク100自体が一時的に歪みを生じる(図3参照)。
ここで図4を参照して、実施例に係る、実際に動作中の記録装置1を各種方向に姿勢変化させたときのフォーカスエラー信号FEを示す信号図について説明する。
図4は、上から、以下の姿勢変化におけるフォーカスエラー信号FEを夫々示す。
・パン方向の姿勢変化時、それと反対向きのパン逆方向の姿勢変化時、
・ロール方向の姿勢変化時、それと反対向きのロール逆方向の姿勢変化時、
・チルト方向の姿勢変化時、それと反対向きのチルト逆方向の姿勢変化時。
図4からもわかるように、このうち、ジャイロ効果が発生するのは、パン方向、パン逆方向の回転移動時、及びロール方向、ロール逆方向の回転移動時である。いずれの場合においても、ジャイロ効果によるフォーカスエラー信号FEの残留成分の拡大が観測される。このようにフォーカスエラー信号FEの残留成分の拡大が観測されるということは、光ディスク100上のスポットは十分に集光されておらず、従って十分に集光された、言い換えればインフォーカスの状態に対し、同じ書込みパワーでは光ディスク100の記録膜に与える影響が不足し、もって、良好な記録が行えないおそれが生じる。このため、ジャイロ効果の影響でフォーカスエラー信号FEの残留成分が拡大している場合は、記録波形やパワーを変更し記録膜の十分な変化を得られるように制御することが望ましい。
(1−2)動作
続いて、以上の構成に基づいた記録装置1の基本動作について図5から図7を参照して説明する。
先ず、図5及び図6を参照して、実施例に係る記録装置1による記録に先立って行われるOPC(Optimum Power Calibration)処理について説明する。
図5は、実施例に係る、OPC処理を示すフローチャートである。OPC処理により、光ディスク100の種類、記録装置1の種類及び記録速度等に応じて、記録レーザパワーや記録波形の最適化が行われ、最適記録パワーが設定される。これにより、光ディスク100における情報記録面の記録特性のばらつき等に対応でき、もって最適な記録パワーで記録可能となる。
図5において、通常フォーカス時のOPC処理により最適記録パワーが得られ、デフォーカス時のOPC処理によりデフォーカス記録パワーが得られる。
通常フォーカス時のOPC処理において、先ず、最適記録パワーが以下のようにして取得される。具体的には、コントローラ30は、オフセット加算回路51を初期化して通常の記録時に用いられるフォーカス目標値を設定し、正常なフォーカスサーボ状態に設定する(ステップS101)。予め光ディスクに記録された各種パラメータや記録に用いる倍速等を考慮し、標準的な記録パワー値を算出し(ステップS102)、算出された標準的な記録パワー値の近傍で、記録パワーを設定する(ステップS103)。この設定条件下でLDD11はLD12を駆動し、光ディスク100の専用試し書き領域であるパワーキャリブレーションエリア(以下適宜、「PCA:Power Calibration Area」と称す)に、OPC波形が試し書きされる(ステップS104)。その後、コントローラ30は、記録されたOPC波形を読み出し(ステップS106)、読み出し結果が所定の評価基準により判定されて当該設定された記録パワーが最適記録パワーとして適当であるか否かを判定する(ステップS107)。この最適記録パワーの判定手法や、OPC波形の構成は、光ディスク100の種類ごとに様々な手法が公開されているが、本発明はこの手法にこだわらない。ここで、当該設定された記録パワーが最適記録パワーとしては適当であると判定されない場合(ステップS107:No)、順次段階的に記録パワーが他の値に設定され(ステップS103)、上記処理が再度行われる。その結果、当該設定された記録パワーが最適記録パワーとしては適当であると判定されるような記録パワーに設定されると(ステップS107:Yes)、この記録パワーを、最適記録パワーとして取得する(ステップS108)。
続いて、デフォーカス時のOPC処理において、所定量デフォーカスしている場合に相応しい記録パワーすなわちデフォーカス記録パワーのデフォーカス量に対する変化である、デフォーカス記録パワーカーブが以下のようにして取得される。具体的には、コントローラ30は、正常フォーカス時の最適記録パワーを参考にして、デフォーカス状態でのOPC を行う記録パワーの範囲を決定し、OPC波形記録パワーの初期値を設定する(ステップS109)。同時にオフセット加算回路51にてフォーカスエラーFEを所定量オフセットさせることで所定のデフォーカス目標値を設定する(ステップS110)。この設定条件下でLDD11はLD12を駆動し、光ディスク100のPCAに、OPC波形が試し書きされる(ステップS112)。その後、コントローラ30は、正常フォーカス目標値を設定して(ステップS113)、記録されたOPC波形を読み出し(ステップS114)、読み出し結果が所定の評価基準により判定されて当該設定された記録パワーが記録時のデフォーカス量に対する記録パワーとして適当であるか否か、つまり、所定のデフォーカス量を伴いながらも再生可能な記録が行われているか否かを判定する(ステップS115)。ここで、当該設定された記録パワーが所定のデフォーカス量に対する記録パワーとして適当であると判定されない場合(ステップS115:No)、順次段階的に記録パワーが他の値に設定され(ステップS110、S111)、上記処理が再度行われる。その結果、当該設定された記録パワーが所定のデフォーカス量に対する記録パワーとして適当であると判定されると(ステップS115:Yes)、この記録パワーを、所定デフォーカス量に対するデフォーカス記録パワーとして取得する(ステップS116)。次に、取得されたデフォーカス記録パワーの個数がデフォーカス記録パワーカーブを構成するに十分でない場合は(ステップS117:No)、デフォーカス量を別の値に変更して(ステップS118)新たなデフォーカス量に対する、デフォーカス記録パワーを取得する。そして、取得されたデフォーカス記録パワーの個数がデフォーカス記録パワーカーブを構成するに十分となれば(ステップS117:Yes)、当該OPC処理を終了する。
なお、光ディスク100上に集光される光のスポットは、通常、均一な円形ではなく、このため、最適なフォーカス位置に対するずれの大きさが同じであっても、デフォーカスの極性、言い換えれば、焦点位置が手前過ぎるか、奥過ぎるかで必要とされるデフォーカス記録パワーが異なる。このため、デフォーカス状態でのOPCは両極性のデフォーカス状態に対して行われることが望ましい。
上記のシーケンスでは、ある記録パワーに対して一度記録するたびに正常なデフォーカス量にもどして記録パワーの適性を判断しているが、所定のデフォーカス量で一度に複数のパワーによる記録を行い、正常なデフォーカス量にもどしての評価を記録された複数のパワーに対して行うようにしてもよい。
また、デフォーカス時の記録を通常の記録とは異なったデフォーカス用ストラテジを用いて行うような場合には、デフォーカス記録パワーを取得するのに先立ち、正常なフォーカス位置においてデフォーカス用ストラテジでの最適記録パワーを取得し、通常記録時の最適記録パワーに代えてデフォーカス記録パワーカーブを構成する必要がある。
以上のようにして、当該OPC処理が行われ、最適記録パワーとデフォーカス記録パワーカーブとが記録に先立ち取得される。この結果に基づき、図6に示すようなデフォーカス量と記録パワーとの関係を示す近似直線又は近似曲線が得られるので、記録時には実際のデフォーカス量に応じた記録パワーを設定可能となる。
なお、上記デフォーカス時のOPC処理を行わずに、デフォーカス時には、記録パワーを、最適記録パワーを予め実験やシミュレーションにより定められた割合だけ増加させた値に変更することも可能である。
このときさらに記録に用いるストラテジの変更を行ってもよいのはもちろんである。また、最適記録パワーの変更を行わず、ストラテジの変更のみによる構成も可能である。
ここで、ストラテジの変更を行う意図は次のような理由による。通常記録に使われるストラテジは、光ディスク100自体にひずみを起こすような外的要因がない状態で、常識的に考えられるデフォーカス量の範囲において良好な特性が発揮できるように設定される。ここで、良好な特性とは、記録後の波形が変調度、アシンメトリなどの要求値を満たしながら、できる限り記録後のジッタを確保した上で記録時のパワー変動に対しても十分なマージンを満たすようにという全体のバランスを重視したものである。このため、ジャイロ効果によって通常ありえない歪みをおこし、もって想定外のデフォーカスをしている状態での記録では予定されたマージンの範囲を超え急激に記録品質が劣化してしまう。これに対し、デフォーカス及びパワー変動に対するマージンを重視してストラテジ設定を行えば、例えばジッタの最良値はそれほどよくないものの広い範囲で一定品質以上の記録が確保できるような設定をすることが可能だからである。
デフォーカス記録パワーに関してはさらに、ジャイロ効果によって光ディスク100が変形することにより、デフォーカスと同時に発生するスキュー変化の影響も軽減できるように、記録パワーをさらに補正することもできる。光ディスク100にジャイロモーメントが加わった場合、光ディスク100の最内周部ではスピンドルモータ70によって固定されており、ピックアップとのフォーカス方向の位置関係もほぼ一定であるのに対し、外周部は光ディスク100の剛性でジャイロモーメントに対抗しており、よって光ディスク100は概ね外周部に行くほど反りあがることが期待される。このためデフォーカスに加えてスキューも発生するため、スキューのない状態で行ったデフォーカス記録パワーより大きな記録パワーが必要になる場合がある。従って現在記録中の半径位置を加味した上で、実験若しくはシミュレーションにより得られる比率だけ記録パワーを増加させることによりスキュー発生による影響も低減することができるのである。
図6は、実施例に係る、OPC処理によって得られるデフォーカス量と記録パワーとの関係を示す特性図である。
図6において、横軸は通常フォーカス量を基準としたデフォーカス量を示し、縦軸はそのデフォーカス量において望ましい記録パワーを示す。点P1は、図5の通常フォーカス時OPC処理、すなわちデフォーカス量が0のときに得られる最適記録パワーW1を示す。点P2及び点P3は、図5のデフォーカス時OPC処理、すなわちデフォーカス量がデフォーカス目標値E2及びE3に設定されたときに得られるデフォーカス記録パワーW2及びW3を夫々示す。これら点P1と点P2と点P3とを結ぶ近似線L12が、デフォーカス量と記録パワーとの関係を示す近似直線又は近似曲線である。点P’は、この近似線L12上の点であり、記録時における実際のデフォーカス量E’と、そのときに望ましいと想定される記録パワーW’を示す。この点P’に対応する記録パワーW’に従って記録パワーを変更することで、任意のデフォーカス状態においても、適度な記録品質を確保可能な記録パワーに設定変更できる。
なお、デフォーカスによる光スポットへの影響が、デフォーカス極性により異なる場合は近似線L12は左右非対称となるが、デフォーカスと光スポットの関係はピックアップ光学系の設計によって決まるため、予め実験やシミュレーションによりどのような近似を適用するかを決めればよい。
続いて、図7のフローチャートを参照して、本発明の実施例に係る記録装置1の基本動作について説明する。
記録装置1の一例であるドライブの電源が投入される、もしくは待機状態の記録装置1に光ディスク100が挿入されると、記録装置1は現在の光ディスク100の種類を判別し、各種サーボの状態が適切になるように様々な自動調整を行う一般的なスタートアップシーケンスを開始する。
スタートアップが終了し、記録装置1が定常状態となって安定するまで待機する(ステップS1)。記録装置1の状態が定常安定であると判定される場合(ステップS1:Yes)、コントローラ30はショックセンサ60と各種サーボ状態の監視をスタートする(ステップS2)。具体的には、定期に又は不定期に、ショックセンサ60で所定以上の衝撃が検出されていないか、また、各種サーボが外れて制御不能となっていないか、或いは所定の限度を超えてないか否かが判定される(ステップS21)。ここで、ショック又はサーボ外れがないと判定される場合には(ステップS21:Yes)、記録装置1の動作状態はそのままショックセンサ60と各種サーボ状態の監視を続行する。他方で、ショック又はサーボ外れがあると判定される場合には(ステップS21:No)、記録装置1が記録中であるか否かが判定される(ステップS22)。ここで、記録中でなければ(ステップS22:No)、ショックに続くサーボ乱れを予防するようなドライブ状態の調整や、はずれてしまったサーボを再度調整して入れなおす復帰処理が行われる。他方で、記録中であれば(ステップS22:Yes)、記録パワーを出したままサーボが外れることで、光ディスク100上の予期しない部分に媒体の変化を引き起こしてしまうことを避けるため、記録パワーの出射を即時中止する(ステップS23)。この動作が即時中止でなければならないのは、サーボが外れた場合光ディスク100上のどの部分に媒体の変化が生じてしまうか制御できないため、すでに記録したデータを破壊する可能性があったり、本来未記録であるべき部分の媒体を変化させてしまい、後に正常に記録しようとしてももはや媒体が反応しなくなったりするからである。なお、このショック及びサーボ外れに対する処理は通常のドライブ動作に属する公知の処理であり、本案に必須のものではない。また、ショック及びサーボ外れが検出された場合には本案メインの処理状態にかかわらず優先的に記録中止及び復帰処理が行われる。
再びメインの処理に戻り、光ディテクタ17で検出された反射光に基づいて生成されるフォーカスエラー信号FEと、光ディスク100の回転を記録時の所定速度に維持するスピンドルドライブ信号SPDの定常状態でのレベルを測定する(ステップS3)。このとき、いずれの信号も光ディスク100の回転に同期した成分を持つため、光ディスク100の一回転周期以上の期間にわたって測定を行うことが望ましい。これを受けたコントローラ30は、フォーカスエラー信号FEの、ジャイロ効果を含む外乱による乱れ判定用の第1閾値を設定する(ステップS4)。より詳しくは、光ディスク100の面振れや表面状態により安定状態であってもフォーカスエラーには振れが生じる。この振れをジャイロ効果によるエラーと混同しないために、ステップS3で測定した安定状態の振れ幅に一定のマージンを持たせて第1閾値を設定する。そして、比較機46において、フォーカスエラー信号FEが第1閾値よりも大きいか否かが判定される(ステップS5)。ここで、第1閾値よりも大きいと判定されない場合(ステップS5:No)、ジャイロ効果の影響を殆ど受けていないと考えられるのでそのまま待機し、監視を続ける。
他方で、第1閾値よりも大きいと判定される場合(ステップS5:Yes)、続いて、記録装置1が記録中であるか否かが判定される(ステップS31)。ここで、記録中であると判定されない場合(ステップS31:No)、そもそも記録を中断する必要はないので、ステップS5の処理を行う等して、待機する。他方で、記録中であると判定される場合(ステップS31:Yes)、記録品質の低下を招きうるので、以下のように記録を一時的に中断する。先ず、コントローラ30はデータバッファ32に余裕があるか否かを判定する(ステップS32)。ここで、余裕があると判定される場合(ステップS32:Yes)、一旦記録を中断してもホスト側から送られてくるデータをデータバッファ32に溜め、ジャイロ効果の影響が収まるのを待って記録する余裕があると考えられる。そこで、記録単位境界に達するのを待つ(ステップS33)。この時、フォーカスサーボの残留エラーは増大しているが、そのことがすなわち読取りエラーとなるとは限らない。これに対し、記録単位境界に到達していない時点(ステップS33:No)で記録を中断してしまうと、中断地点で変調の不連続が生じ、結果として読取りエラーが発生してしまうため記録単位境界まで待って記録中断を行うべきである。また、記録単位境界を待つ期間も、サーボが外れているのではないため、光ディスク100上の正しい位置に記録は続いており、よって即時に記録を停止する必要がないのである。一方、データバッファ32に余裕がない場合(ステップS32:No)、ホストより送られてくるデータを待機させる余裕がないので、記録を続ける。一般にカムコーダのような機器の場合、ホスト側から送られる記録すべきデータのレートより、ドライブが媒体に記録することのできるデータレートが十分高くなるように設計される。これはドライブ側での動作にマージンがないとデータの取りこぼしが発生するからであり、特にカムコーダのような場合、取りこぼしたデータすなわちリアルタイムの映像を再現することが不可能だからである。また、パソコン等のデータを光ディスク100に記録する場合には、もとのデータはパソコン内に保存されているため、ドライブ側からデータバッファに余裕がないことをホスト側に通知し、データ転送を中断させることは一般的に行われている。そこで、データバッファ32に多少の余裕があったとしても、ホスト側には余裕がないと通知することで、データの転送を中断させることができる。このためデータバッファ32に余裕がない場合でも、しばらく記録を行うと、データバッファ32の空き容量は増加していき十分な余裕があると判断される状態になる(ステップS32:Yes)。その後記録単位境界をまって(ステップS33:Yes)記録を中断すればよい(ステップS34)。記録中断状態では、記録装置1は記録を中断しているにもかかわらず、カムコーダ本体は録画中であるため、データバッファ32にはデータが蓄積されつづけ、次第に余裕がなくなってくる。そこで、まだデータバッファ32に余裕があるか否かを吟味し(ステップS35)、余裕がなければ(ステップS35:No)、以下のように記録を再開する。
記録の再開に先立ち、フォーカスエラー信号FEの低域成分が第1閾値よりも大きいか否かが再度判定される(ステップS36)。ここで、フォーカスエラー信号FEの低域成分が第1閾値よりも大きいとは判定されない場合(ステップS36:No)、外乱が既に収まっていると考えられるので、記録パワーおよび各種記録設定を、通常フォーカス時の最適値に変更し(ステップS372)、記録が再開される(ステップS382)。他方で、フォーカスエラー信号FEの低域成分が第1閾値よりも大きいと判定される場合(ステップS36:Yes)、ジャイロ効果を受けた光ディスク100の歪みによりデフォーカス状態が生じていると考えられる。そこで、記録パワーを、最適記録パワーを予め定められた割合だけ増加させた値に変更し、或いは、図6の近似直線L12上でこの際のデフォーカス量に対応する値に変更し(ステップS371)、記録が再開される(ステップS381)。その結果、デフォーカス状態であっても、通常フォーカス時の最適記録パワーで記録する場合に比べて高い品質で記録可能となる。
なお、上記シーケンスでは、中断状態で待機中(ステップS34)からの復帰はデータバッファ32の余裕がなくなって(ステップS35:No)初めてフォーカスエラー信号FEを観測しているが、中断状態で待機中にフォーカスエラー信号FEの低域成分が第1閾値よりも小さくなった場合にはデータバッファ32の余裕にかかわらず、通常時の記録条件で記録再開を行うようにしてもよい。
同様に、ステップS32でデータバッファ32の余裕が発生するのを待っている間(ステップS32:No)に、フォーカスエラー信号FEの低域成分が第1閾値よりも小さくなった場合、現在記録中の記録条件が、通常状態の記録条件であるならば、記録中断をせず、通常記録状態を継続するように変更してもよい。
以上、本実施例に示す構成及び動作によると、ジャイロ効果により各種サーボ信号にも乱れが生じてデフォーカス状態となり、これに伴って記録品質が低下するおそれがあっても、通常フォーカス時の最適記録パワーと、デフォーカス時にこれに代えて使用するデフォーカス記録パワーとを、フォーカスエラー信号の状態に応じて適宜切り替えることができる。言い換えれば、常にオーバーパワーとするのではなく、選択的にオーバーパワーとすることで、ジャイロ効果による記録品質の低下を好適に抑制できる。従って、ジャイロ効果によって光ディスクとピックアップのフォーカス位置関係が変化したとしても、十分な記録品質を保って記録を継続していくことが可能となる。
尚、本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う記録装置及び方法、並びにコンピュータプログラムもまた、本発明の技術的範囲に含まれるものである。例えば、記録波形の全体のパワーを上げるのではなく、トップパルス先頭部だけを上げるようにしてもよい。また、記録パワーに加えて又は代えてストラテジパルス幅を変更するようにしてもよい。
本発明の実施例に係る記録装置1の基本構成を概念的に示すブロック図である。 実施例に係る、ドライブの姿勢が変化していない場合の記録装置1のピックアップと光ディスクとの関係を示す模式図である。 実施例に係る、ロール方向に姿勢変化している場合の記録装置1の移動方向とジャイロ効果との関係を示す模式図である。 実施例に係る、ジャイロ効果の影響を受けた場合のフォーカスエラー信号FEの変化の様子を示す信号図である。 実施例に係る、OPC処理を示すフローチャートである。 実施例に係る、OPC処理によって得られるデフォーカス量と記録パワーとの関係を示す特性図である。 本発明の実施例に係る記録装置1の基本動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 記録装置
100 光ディスク
10 ピックアップ
11 LDD(レーザーダイオードドライバ)、
12 LD(レーザーダイオード)
13 光学系
15 対物レンズ
16 アクチュエータ
17 光ディテクタ
20 最適記録パワー設定回路
30 コントローラ
31 ホストインターフェイス
32 データバッファ
33 エンコーダ
40 増幅回路
41 回転同期信号検出/回転制御回路
42 スピンドルドライバ
50 増幅回路
51 オフセット加算回路
54 フィルタ
56 比較機
60 ショックセンサ
70 スピンドルモータ
712 クランパ
711 ターンテーブル
72 スピンドルシャフト

Claims (10)

  1. 回転駆動される光ディスクの所定位置に所定の記録波形に応じた光ビームを照射することで、前記光ディスクに対して所望のデータを光学的に記録する記録装置であって、
    前記光ディスク上での前記光ビームのフォーカス状態に対応して生成されるフォーカスエラー信号に基づいて、前記光ビームのジャストフォーカス状態からのフォーカスのずれ量であるデフォーカス量を検出する検出手段と、
    前記検出されるデフォーカス量が所定閾値を超える場合に、前記記録波形を、予め取得されたデフォーカス状態用の記録波形に切り替える切替手段とを備える
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 前記デフォーカス状態用の記録波形は、ジャストフォーカス状態用の記録波形に比べて、サーボ状態の揺らぎに対する余裕度が大きく確保されるように設定される
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記検出手段は、前記デフォーカス量の定量的指標として、前記生成されるフォーカスエラー信号を構成する信号のうち所定周波数を下回る低域成分を検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  4. 前記記録波形は少なくとも記録パワーを含み、
    前記切替手段は、前記記録波形を、前記予め取得されたデフォーカス状態用の記録波形に切り替えるにあたり、前記記録パワーを、予め取得されたデフォーカス状態用の記録パワーに切り替える
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  5. 前記ジャストフォーカス状態での試し書きにより、前記ジャストフォーカス状態用の記録パワーを予め取得し、
    所定量デフォーカスさせた前記デフォーカス状態での試し書きにより、前記デフォーカス状態用の記録パワーを予め取得する取得手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  6. 前記取得されるジャストフォーカス状態用の記録パワーと、前記取得されるデフォーカス状態用の記録パワーとに基づいて特定されるデフォーカス量と記録パワーとの関係に従って、当該記録装置による記録の際に検出されるデフォーカス量に対応する記録パワーとなるように、前記デフォーカス状態用の記録パワーを調整する調整手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  7. 前記ジャストフォーカス状態での試し書きにより、前記ジャストフォーカス状態用の記録パワーを取得し、
    該取得されるジャストフォーカス状態用の記録パワーを所定割合増加させることにより、前記デフォーカス状態用の記録パワーを予め取得する第2取得手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  8. 止処理を行う中断手段を更に備え、
    前記検出されるデフォーカス量が前記所定閾値を超える場合に、前記中断手段は前記中断処理を行い、
    該行われる中断処理の最中に、前記記録される所望のデータを蓄積するバッファの残容量が所定容量を下回る場合には、前記中断手段は前記中断処理を解除し、前記切替手段は、前記記録波形を、前記予め取得されたデフォーカス状態用の記録波形に切り替える
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  9. 前記検出されるデフォーカス量が所定閾値を超える場合に、前記切替手段は、前記記録パワーを、予め取得されたデフォーカス状態用の記録パワーに所定量加算した値に切り替える
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  10. 回転駆動される光ディスクの所定位置に所定の記録波形に応じた光ビームを照射することで、前記光ディスクに対して所望のデータを光学的に記録する記録装置における記録方法であって、
    前記光ディスク上での前記光ビームのフォーカス状態に対応して生成されるフォーカスエラー信号に基づいて、前記光ビームのジャストフォーカス状態からのフォーカスのずれ量であるデフォーカス量を検出する検出工程と、
    前記検出されるデフォーカス量が所定閾値を超える場合に、前記記録波形を、予め取得されたデフォーカス状態用の記録波形に切り替える切替工程とを備える
    ことを特徴とする記録方法。
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