JP2008260085A - 帯鋸盤の材料検出装置 - Google Patents

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典久 境
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文明 根本
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Abstract

【課題】材料サイズや形状が変化しても材料に当接する当接部品の交換の必要がなく、かつ効率的な切断加工が行なえる帯鋸盤の材料検出装置の提供。
【解決手段】鋸刃ハウジング17を昇降自在に設けた帯鋸盤の材料検出装置において、前記固定鋸刃ガイド43と可動鋸刃ガイド41との間に切断領域Rを走行する帯鋸刃3の胴部を挟持するインサートを備えた中間鋸刃ガイド装置45を連結部材31に沿って移動位置決め自在に設ける共に昇降自在に設け、前記インサートの下面を前記帯鋸刃3の切れ歯より下方に突出させて設け、鋸刃ハウジング17がワークWに対して下降接近する時に前記インサート下端部がワークに当接したことを検出する検出器を設けたことを特徴とする帯鋸盤の材料検出装置。
【選択図】図1

Description

本発明は帯鋸盤の材料検出装置に関する。
ワークテーブル上に載置されたワークに上方から鋸刃ハウジングと共に下降して、鋸刃より先にワークに当接する当接部を備えたクイックアプローチ本体を昇降自在に設け、このクイックアプローチ本体の鋸刃ハウジングの下降に対する相対的な位置の変化を検出して材料検出をするものが知られている(例えば、特許文献1)。
また、図12に示すように、帯鋸盤の鋸刃ハウジング(図示省略)に設けたインサートホルダ201に回動可能に保持された材料検出アーム203を鋸刃205より下方に延伸するように延ばし、鋸刃ハウジング(図示省略)の下降に伴い、材料検出アーム203が材料Wに当接して時計方向に回転させられる動きをリミットスイッチ207で検出することにより材料検出をする方式もある。
上述の如き従来の帯鋸盤の材料検出装置においては、一般的にはフィラーと呼ばれる特許文献1における前述の当接部や、図12に示した材料検出アーム203をワークの大きさに合わせたサイズに交換する必要がある。例えば、小径の棒材用の材料検出アームやフィラー等は大径材には使用できないので、アームの長い材料検出アームに交換する必要がある。
なお、材料検出アームやフィラー等を使用せずに材料の高さ(切削送りに切り換える高さ)を制御装置に入力して切断加工を行なう方法もあるが、様々の材料形状を考慮して材料の高さの設定値に余裕を取らなければならず切断効率は低下するという問題がある。
特開平11−077430号公報
本発明は上述の如き従来技術の問題を解決するためになされたものであり、本発明の課題は、材料のサイズや形状が大きく変化した場合でも、例えば、小径の丸材が大径の丸材に、又はH型鋼や山型鋼などの異形材に変更された場合でも、材料に当接する材料検出装置の当接部品の交換の必要がなく、かつ効率的な切断加工を行なうことができる帯鋸盤の材料検出装置を提供することである。
上述の課題を解決する手段として請求項1に記載の帯鋸盤の材料検出装置は、環状鋸刃を巻回する駆動ホイールと従動ホイールとを回転自在に軸支する駆動ホイール支持体と従動ホイール支持体とを設け、該従動ホイール支持体と前記駆動ホイール支持体とを送材方向に直交して延伸する連結部材により一体的に結合してなる鋸刃ハウジングを昇降自在に設け、前記連結部材下方の切断領域を該連結部材と平行に走行する前記環状帯鋸刃の胴部をガイドする固定鋸刃ガイドと可動鋸刃ガイドとを前記連結部材に設けた帯鋸盤の材料検出装置において、前記固定鋸刃ガイドと可動鋸刃ガイドとの間に前記切断領域を走行する前記帯鋸刃の胴部を挟持するインサートを備えた中間鋸刃ガイド装置を前記連結部材に沿って移動位置決め自在に設ける共に昇降自在に設け、前記インサートの下面を前記環状帯鋸刃の切れ歯より下方に突出させて設け、前記鋸刃ハウジングがワークに対して下降接近する時に前記インサート下端部がワークに当接したことを検出する検出器を設けたことを要旨とするものである。
請求項2に記載の帯鋸盤の材料検出装置は、請求項1に記載の帯鋸盤の材料検出装置において、前記インサートはインサートホルダに固定した固定インサートと、該固定インサートに対して接近離反可能な可動インサートからなり、該可動インサートを前記固定インサートから離反するように常時付勢するスプリングを設けると共に、アクチュエータにより前記可動インサートを前記固定インサートに対して押圧付勢自在に設け、前記固定インサートと可動インサートの間に切削油を供給可能に設けたことを要旨とするものである。
本発明によれば、材料のサイズや形状が大きく変化した場合でも、例えば、小径の丸材が大径の丸材に、又はH型鋼や山型鋼などの異形材に変更された場合でも、材料に当接する材料検出装置の当接部品の交換の必要がなく、かつ効率的な切断加工を行なうことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面によって説明する。
図1は本発明に係る帯鋸盤の材料検出装置を備えた帯鋸盤の一例としてガイドポスト型の横型帯鋸盤1の正面図を示したものである。横型帯鋸盤1は、環状帯鋸刃3を循環走行させつつ切断方向(図1において下方向)へ移動させることにより、ワークWの切断を行なうものであり以下詳細に説明する。
横型帯鋸盤1は、基台5をベースにしており、この基台5にはワークWを支持するテーブル7が設けてある。また、基台5にはワークWをテーブル7に対して固定する固定バイス装置9が設けてあり、この固定バイス装置9は可動バイス11と固定バイス13を左右に備えており、可動バイス11はバイスシリンダ15の作動によって、固定バイス13に対して接近離反する方向に移動可能である。
また、基台5には帯鋸刃3を備えた鋸刃ハウジング17が前記基台5に垂直に立設したメインポスト19とサブポスト20を介して上下方向(Z軸方向)に移動可能に設けてある。この鋸刃ハウジング17を昇降作動させるため、前記基台5には上下方向へ伸縮するピストンロッド21を備えた油圧シリンダ23が設けてあり、このピストンロッド21が前記鋸刃ハウジング17の適宜な位置に連結してある。
なお、前記油圧シリンダ23のピストン側の油室(図示省略)から排出される作動油の流量を調節することにより、鋸刃ハウジング17の下降速度を制御することができる。
上述の鋸刃ハウジング17の右側には駆動ホイール支持体(図示省略)が設けてあり、この駆動ホイール支持体に図示しない駆動モータにより回転駆動される駆動ホイール27が回転可能に軸支されており、鋸刃ハウジング17の左側には従動ホイール支持体(図示省略)が設けてあり、この従動ホイール支持体に従動ホイール29が回転可能に軸支してある。
上述の従動ホイール支持体と前記駆動ホイール支持体とは、送材方向(図1において紙面に直交する方向:X軸方向)に直交する方向に延伸する、すなわち、図1において左右方向(Y軸方向)に右肩下がりに延伸する連結部材31により一体的に結合してある。
上述の駆動ホイール27と従動ホイール29には、環状の帯鋸刃3が掛回してあり、従動ホイール側には、従動ホイール軸支軸(図示省略)を左右方向へ移動させることにより、この掛回わされた帯鋸刃3の張力を調節する張力調節手段37が設けてある。
なお、張力調節手段の例としては、例えば、従動ホイール軸(図示省略)を軸支した従動ホイール軸支持板(図示省略)を駆動ホイール27に対して接近離反可能に設け、この従動ホイール軸支持板を張力調節シリンダにより移動させることが従来から行われている。
上述の鋸刃ハウジング17の中央部には、切断領域Rを通過する前記帯鋸刃3の下部走行部における歯先がワークWに対して垂直に指向するように帯鋸刃3の胴部をガイドする可動鋸刃ガイド41と固定鋸刃ガイド43が左右に離隔して設けてある。
可動鋸刃ガイド41は、前記鋸刃ハウジング17の連結部材31に平行に設けたガイド部材33に沿って手動又は自動での移動固定が可能であり、前記固定鋸刃ガイド43との間隔を適宜な間隔に調節することができる。なお、固定鋸刃ガイド43は、前記メインポスト19側の鋸刃ハウジング17に一体的に設けてある。
次に、前記可動鋸刃ガイド41と固定鋸刃ガイド43との間には、中間鋸刃ガイド装置45が前記連結部材31に沿って移動位置決め可能に設けてある。
以下、この中間鋸刃ガイド装置45について、図2〜図11を参照しながらより詳細に説明する。
図2は、図1に示した横型帯鋸盤1の背面図(図1を紙面の裏側から見た図)である。図2を参照するに、前記連結部材31には、この連結部材31の長手方向(図2において左右方向)に平行して延伸する一対のY軸ガイドレール47(a、b)が複数のボルト49により取り付けてある。
中間鋸刃ガイド装置45は、上下方向(Z軸方向)に延伸する、すなわち前記鋸刃ハウジング17の昇降方向(Z軸方向)に延伸する柱状の中間ガイドコラム51を備えており、この中間ガイドコラム51の左右(図2において)側面には、昇降方向(Z軸方向)延伸する左右一対のZ軸ガイドレール53が(a、b)が複数のボルト55により取り付けてある。
前述のY軸ガイドレール47(a、b)に左右方向(Y軸方向)へ移動自在に係合する2個の直線運動軸受57(a、b)をボルト等により一体的に固定した左中間ガイドベース59には、前記Z軸ガイドレール53b(図2では左側)に上下方向(Z軸方向)へ移動自在に係合する2個の直線運動軸受61(a、b)がボルト等により一体的に固定して設けてある。
また、前記Y軸ガイドレール47aに左右方向(Y軸方向)へ移動自在に係合する直線運動軸受63をボルト等により一体的に固定した右中間ガイドベース65には、前記Z軸ガイドレール53a(図2では右側)に上下方向(Z軸方向)へ移動自在に係合する直線運動軸受67がボルト等により一体的に固定して設けてある。
上記構成において、中間ガイドコラム51は前記左右一対のZ軸ガイドレール53(a、b)により上下動自在にガイドされると同時に、前記一対のY軸ガイドレール47(a、b)により左右方向(Y軸方向)へ移動自在である。
また、この中間ガイドコラム51の上端部には、前記連結部材31の上方へ突出した箱状のトップカバー69がボルトにより固定してあり、このトップカバー69に前記右中間ガイドベース65の上面に立設した下限位置調節ねじ71の頭部に当接離反自在の係止部材73が一体的に設けてある。
図9〜図11に良く示されているように、中間ガイドコラム51下部には、前記可動鋸刃ガイド41と固定鋸刃ガイド43と同様に、下部走行部における帯鋸刃3の歯先がワークWに対して垂直に指向するように帯鋸刃3の胴部をガイドする固定インサート75と、この固定インサートに対して接近離反可能な可動インサート77からなる一対のインサートを内部に備えたインサートホルダ79がボルト81により一体的に取り付けてある。
前記中間鋸刃ガイド装置45は、前記係止部材73が下限位置調節ねじ71に当接係合することにより、自重により下方へ落下することが阻止されている。
また、図6、図10に示すように、前記下限位置調節ねじ71の高さを調節することにより前記中間ガイドコラム51の上下位置を調節して、前記固定インサート75と可動インサート77からなるインサートの下端位置が、帯鋸刃3の歯先より適宜な距離Z1だけ(実施例ではZ1=7±0.5)下方へ突出するように設定してある。
図2、4及び図7、8を参照するに、前記中間鋸刃ガイド装置45を左右方向(Y軸方向)へ移動位置決めするために、ギアードモータ83、チェーン95等からなるY軸移動位置決め手段87が設けてある。このギアードモータ83は、前記連結部材31の左方に一体的に設けたシリンダブラケット89に取り付けてある。
また、図2、図7を合わせて参照するに、前記中間鋸刃ガイド装置45のY軸方向の移動範囲より外側の位置で、前記可動鋸刃ガイド41が固定鋸刃ガイド43から最も離反した位置(図2において右側)の近傍には、前記連結部材31から水平方向に突出した支軸91がボルト93により取り付けてあり、この支軸91に従動スプロケット97が回転自在に設けてある。
図2、図4及び図7を参照するに、前記ギアードモータ83の出力軸99には、駆動スプロケット101が取り付けてある。そして、チェーン連結部材103で環状に連結したチェーン95が前記従動スプロケット97と駆動スプロケット101との間に巻回してある。なお、チェーン連結部材103は、前記左中間ガイドベース59の裏面に形成したチェーン取付部59Tにボルト105により一体的に連結してある。
上記構成において、ギアードモータ83を手動押しボタン(図示省略)の操作により適宜に正転又は逆転させれば、前記中間鋸刃ガイド装置45を左右方向(Y軸方向)の適宜な位置へ移動位置決めすることができる。
図2、図3及び図8に示すように、前記連結部材31には、前記中間鋸刃ガイド装置45のY軸方向の原点位置を規制するY軸ストッパ107が中間鋸刃ガイド装置45のY軸方向の移動範囲より外側に位置する前記ギアードモータ83近傍位置に設けてある。
このY軸ストッパ107は、前記連結部材31に一体的に設けたブラケット109に前記Y軸ガイドレール47(a、b)に平行する方向に位置調節自在に螺合させたストッパ取付ねじ111にボルト113により取付てある。なお、ストッパ取付ねじ111には、ストッパ取付ねじ111の位置を固定するためのロックナット115が螺合させてある。なお、Y軸ストッパ107の材質は、例えば、ウレタンゴムの如き弾性体からなっているが、必ずしもウレタンゴムである必要はない。
上述のY軸ストッパ107に対して、前記左中間ガイドベース59の裏面には、すなわち前記連結部材31側(図8においては上側)には、このY軸ストッパ107に当接離反自在の係合部59Sが形成してある。
従って、前述のギアードモータ83により、中間鋸刃ガイド装置45を左右方向(Y軸方向)の適宜な位置へ移動位置決めした後に、中間鋸刃ガイド装置45を元の位置に戻す場合に、中間鋸刃ガイド装置45が正確に原点位置に戻すことができる。
次ぎに、前記中間ガイドコラム51の上下方向の位置検出手段ついて図2、図4、図6を参照しながら説明する。
前記トップカバー69には、前記鋸刃ハウジング17の急速降下工程(クイックアプローチ)を鋸刃の歯先がワークWに当接する直前(2〜3mm上方)で切込み降下工程に切り換えるための近接スイッチ117が設けてある。また、前記右中間ガイドベース65の上部には前記近接スイッチ117に対して一定の間隙を持って対面する被検出体119が設けてある。
上記構成において、前記中間ガイドコラム51のトップカバー69に設けた係止部材73が右中間ガイドベース65の上面に立設した下限位置調節ねじ71の頭部に当接して、中間ガイドコラム51が右中間ガイドベース65に保持された状態に在るとき、前記被検出体119が前記近接スイッチ117に対して非接触で対面した状態にあり、この時、近接スイッチ117の状態が電気的にOFF(オフ)になり、被検出体119が前記近接スイッチ117から一定距離上昇したときにはON(オン)になるように設定してある。
図4、図6に示されているように、前記トップカバー69には前記中間鋸刃ガイド装置45のY軸方向の原点位置を検出する近接スイッチ121が設けてあり、この近接スイッチ121に対して一定の間隙を持って対面する被検出体123が前記連結部材31上に設けてある。
再度、図9〜図11を参照するに、前記インサートホルダ79には、前記可動インサート77を前記固定インサート75側へ常時押圧付勢するためのアクチュエータとして、例えば、油圧シリンダ125が設けてある。
この油圧シリンダ125のピストンロッド127の先端部が前記可動インサート77に螺合により連結してある。この油圧シリンダ125のロッド側には前記ピストンロッド127を固定インサート75から離反する方向に常時付勢するスプリング129が設けてある。また、油圧シリンダ125のピストン側には油圧源(図示省略)に連通した管路131を介して油圧が供給遮断自在に設けてある。
また、前記固定インサート75は、前記インサートホルダ79に設けた2本のインサート支持部材133により水平方向に間隙d(約1mm)の範囲内で移動可能に支持されており、かつこの間隙dは4本の調節ねじ135により調節可能に設けてある。
上述のインサートホルダ79における固定インサート75と可動インサート77の間に挟持された鋸刃3の上部には、切削油供給孔137が設けてあり、この切削油供給孔137は切削油供給源(図示省略)に管路139を介して連通してある。
また、前記トップカバー69には、油圧配管、切削油配管及び電気配線等を保持するキャタピラー状のケーブル保持部材141の一端が固定してあり、その他端は前記連結部材31上面に固定してある。
上記構成において、例えば、ワークWとしてH型鋼を切断加工する場合の動作について説明する。
図1に示すように、鋸刃ハウジング17が上限位置に上昇させた状態において、テーブル7上に載置したH型鋼を送材バイス(図示省略)により切断位置に送材して位置決めして固定バイス装置9により固定する。そして、可動鋸刃ガイド41をH型鋼の左側(図1において左側)へ移動させて、鋸刃3の切断領域RがH型鋼を切断可能な長さになる様に設定する。
次いで、中間鋸刃ガイド装置45をH型鋼の右側(図1において右側)のフランジF上方の位置へ移動位置決めする。すなわち、固定鋸刃ガイド43側に位置するフランジF上方の位置へ移動位置決めする。これは、鋸刃3が一番最初にワークWに当接する位置であるからである。
上述の中間鋸刃ガイド装置45の移動位置決めは、作業者がギアードモータ83の手動押しボタン(図示省略)を操作して、適宜に移動位置決めするものである。
次いで、帯鋸刃3を回転駆動させると同時に、ワークWに対して鋸刃ハウジング17を急速降下(クイックアプローチ)させる。このとき、中間鋸刃ガイド装置45のインサートの下面が最初にワークWのフランジFに接触する。すると、鋸刃ハウジング17は降下を続けるが、中間ガイドコラム51の降下は停止する。
その結果、中間ガイドコラム51は左右の中間ガイドベース59、65に対して相対的に上方へ移動することになる。この中間ガイドコラム51の左右の中間ガイドベース59、65に対する相対的な上方への移動により、近接スイッチ117が被検出体119より上方へ移動することになり、近接スイッチ117がON(オン)になる。この近接スイッチ117がONになる位置が鋸刃の歯先がワークWに当接する直前(2〜3mm上方)になるように設定してあるので、この近接スイッチ117のON(オン)信号を制御装置(図示省略)が捉えて、鋸刃ハウジング17の急速降下(クイックアプローチ)を停止させると共に、以後、切込み降下速度に切り換えて切断加工を実行する。
上述の場合はH型鋼の切断加工の例であるが、小径の丸材が大径の丸材に、又はH型鋼や山型鋼などの異形材に変更された場合でも、鋸刃3が最初にワークWに当接する位置の上方へ作業者が目視により判断して適宜に移動位置決めすることができる。
本発明に係る帯鋸盤の材料検出装置を備えたガイドポスト型の横型帯鋸盤1の正面図である。 図1に示した横型帯鋸盤1の背面図(図1を紙面の裏側から見た図)で、本発明に係る主要部の説明図。 図2におけるJ−J断面図。 図2におけるA矢視図。 図2におけるC−C断面図。 図2におけるB矢視図。 図2におけるH−H断面図。 図2におけるG−G断面図。 図2におけるE−E断面図。 図9におけるK矢視図。 図10におけるL−L断面図。 従来の帯鋸盤の材料検出アームの説明図。
符号の説明
1 横型帯鋸盤
3 環状帯鋸刃
5 基台
7 テーブル
9 固定バイス装置
11 可動バイス
13 固定バイス
15 バイスシリンダ
17 鋸刃ハウジング
19 メインポスト
20 サブポスト
27 駆動ホイール
29 従動ホイール
31 連結部材
33 ガイド部材
37 張力調節手段
41 可動鋸刃ガイド
43 固定鋸刃ガイド
45 中間鋸刃ガイド装置
47 Y軸ガイドレール
49 ボルト
51 中間ガイドコラム
53 Z軸ガイドレール
55 ボルト
57(a、b) 直線運動軸受
59 左中間ガイドベース
59S 係合部
59T チェーン取付部
61(a、b) 直線運動軸受
63 直線運動軸受
65 右中間ガイドベース
67 直線運動軸受
69 トップカバー
71 下限位置調節ねじ
73 係止部材
75 固定インサート
77 可動インサート
79 インサートホルダ
81、93、105、113 ボルト
83 ギアードモータ
87 Y軸移動位置決め手段
89 シリンダブラケット
91 支軸
95 チェーン
97 従動スプロケット
99 出力軸
101 駆動スプロケット
103 チェーン連結部材
107 Y軸ストッパ
109 ブラケット
111 ストッパ取付ねじ
115 ロックナット
117 近接スイッチ
119 被検出体
121 近接スイッチ
123 被検出体
125 油圧シリンダ
127 ピストンロッド
129 スプリング
131 管路
133 インサート支持部材
135 調節ねじ
137 切削油供給孔
139 管路
141 ケーブル保持部材
F フランジ
R 切断領域
W ワーク

Claims (2)

  1. 環状帯鋸刃を巻回する駆動ホイールと従動ホイールとを回転自在に軸支する駆動ホイール支持体と従動ホイール支持体とを設け、該従動ホイール支持体と前記駆動ホイール支持体とを送材方向に直交して延伸する連結部材により一体的に結合してなる鋸刃ハウジングを昇降自在に設け、前記連結部材下方の切断領域を該連結部材と平行に走行する前記環状帯鋸刃の胴部をガイドする固定鋸刃ガイドと可動鋸刃ガイドとを前記連結部材に設けた帯鋸盤の材料検出装置において、前記固定鋸刃ガイドと可動鋸刃ガイドとの間に前記切断領域を走行する前記帯鋸刃の胴部を挟持するインサートを備えた中間鋸刃ガイド装置を前記連結部材に沿って移動位置決め自在に設ける共に昇降自在に設け、前記インサートの下面を前記環状帯鋸刃の切れ歯より下方に突出させて設け、前記鋸刃ハウジングがワークに対して下降接近する時に前記インサート下端部がワークに当接したことを検出する検出器を設けたことを特徴とする帯鋸盤の材料検出装置。
  2. 請求項1に記載の帯鋸盤の材料検出装置において、前記インサートはインサートホルダに固定した固定インサートと、該固定インサートに対して接近離反可能な可動インサートからなり、該可動インサートを前記固定インサートから離反するように常時付勢するスプリングを設けると共に、アクチュエータにより前記可動インサートを前記固定インサートに対して押圧付勢自在に設け、前記固定インサートと可動インサートの間に切削油を供給可能に設けたことを特徴とする帯鋸盤の材料検出装置。
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