JP2008259145A - 画像読取り装置、画像処理装置および画像読取り方法 - Google Patents

画像読取り装置、画像処理装置および画像読取り方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画像劣化を防ぐ。
【解決手段】搬送ローラ10を駆動させる駆動モータ11の駆動タイミングと非同期のタイミングで原稿を読取り、画像データに変換する原稿読取り部5と、読取った画像データを一時記憶する画像データ記憶部6と、画像データの量を判断する制御部7と、駆動モータ11が一定速度の時に、原稿読取り部5が原稿を読取る通常読取り状態から、駆動モータ11が一定速度から減速し停止するまでの間に、原稿読取り部5が原稿を読取るスローダウン読取り状態への移行を制御する制御部7と、を備え、制御部7が、画像データの量が一定量を超えたと判断した場合、制御部7が、通常読取り状態からスローダウン読取り状態へ移行可能な時間であり、原稿読取り部5の読取りタイミングを含む前後の時間であるスローダウン移行可能時間T1内で、通常読取り状態からスローダウン読取り状態へ移行する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像読取り装置、画像処理装置および画像読取り方法に関する。
通常の画像読取り装置において、画像の読取りは、原稿等の走査対象をCCD等のイメージセンサで読取り走査することにより行われ、読取った画像データはメモリに一時的に記憶される。その後メモリの画像データは、画像読取り装置から画像処理を具体的に行い画像処理部に伝送される。この一連の動作は、連続的に順次実行されるが、イメージセンサによる画像データの読取り速度(メモリに伝送され記憶される画像データの記憶速度)が、画像処理部の画像処理速度(メモリから画像処理部へ伝送される画像データの伝送速度)より速いと、メモリが記憶できるデータ量を超える画像データがメモリに伝送され、当該画像データがメモリに記憶されず消滅してしまうおそれがある。
この問題を解決するため、メモリに記憶されている画像データのデータ量がメモリの記憶量一杯に近づいた場合、読取り走査を一時停止させることにより、画像データのメモリへの伝送を一時中止し、メモリの記憶済みデータ量を減少させる必要がある。ここで、画像読取り装置が、読取り走査の一時停止と再開とを繰り返す動作を間欠読取動作と呼ぶ。
画像読取り装置の読取りモードの一つとして、ADF(Automatic Document Feeder)読取りモードが広く使用されている。ADF読取りモードとは、原稿自動搬送装置により読取り原稿を副走査方向に順次搬送し、この読取り原稿の画像データを位置固定したイメージセンサにより読取り走査するというものである。
ADF読取りモードで行われる間欠読取り動作は、以下の通りである。画像読取り装置は、メモリに記憶されている画像データのデータ量がメモリの記憶量一杯に近づくと、原稿自動搬送装置を駆動しているステッピングモータの回転速度を遅くしていき、最終的にはステッピングモータの回転を停止させる。すなわち、原稿の搬送速度が遅くなり、最終的には停止する。そして、原稿が停止すると、イメージセンサが読取る画像データの量はゼロとなる。この動作は、スローダウンと呼ばれる。
その後、メモリに記憶されている画像データが画像処理部へ順次伝送され、メモリの記憶済みデータ量が少なくなると、画像読取り装置は、停止しているステッピングモータを再度駆動させ、通常の読取り時の回転速度まで速度を上げる。すなわち、原稿の搬送が再開し最終的には通常速度となる。ここで、イメージセンサが読取る画像データの量は、原稿の搬送が再開した時点から通常の読取りデータ量となる。この動作は、スローアップと呼ばれる。
このように、スローダウンとスローアップとを単純に繰り返し、読取り走査の停止と開始とを繰り返す間欠読取り動作は、単純STOP/START方式と呼ばれる。
特許文献1には、単純STOP/START方式で間欠読取り動作を行う場合に、イメージセンサが原稿の画像を読取る周期(ライン周期)と、原稿自動搬送装置による読取り原稿の搬送、すなわち、ステッピングモータを駆動させるモータ駆動制御パルスとを同期させ、スローダウン時およびスローアップ時にも画像データを正常に読取り走査する画像読取り装置が記載されている。
特許第3561343号公報
画像読取り装置の読取り速度を上げるためには、駆動モーター等による制約を受けない様に、原稿の読取り周期と駆動モータのモータ駆動制御パルスとを非同期にすればよい。しかしながら、非同期にした場合、スローダウン時に読取った画像データをそのまま画像処理部で復元すると、復元した原稿全体の画像データが本来の原稿とは違うものになってしまう(いわゆる画像劣化)という問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、画像劣化を防ぐことができる画像読取り装置、画像処理装置および画像読取り方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、原稿を搬送する搬送ローラを駆動させる駆動モータの駆動タイミングと非同期のタイミングで前記原稿を読取り、画像データに変換する原稿読取り手段と、前記原稿読取り手段で読取った前記画像データを一時記憶する画像データ記憶手段と、前記画像データの量を判断する第1の制御手段と、前記駆動モータが一定速度の時に、前記原稿読取り手段が前記原稿を読取る通常読取り状態から、前記駆動モータが一定速度から減速し停止するまでの間に、前記原稿読取り手段が前記原稿を読取るスローダウン読取り状態への移行を制御する第2の制御手段と、を備え、前記第1の制御手段が、前記画像データの量が一定量を超えたと判断した場合、前記第2の制御手段が、前記通常読取り状態から前記スローダウン読取り状態へ移行可能な時間であり、前記原稿読取り手段の読取りタイミングを含む前後の時間であるスローダウン移行可能時間内で、前記通常読取り状態から前記スローダウン読取り状態へ移行すること、を特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の画像読取り装置において、前記駆動モータの再駆動時に脱調しない励磁相になるようなモータ停止タイミングを記憶するモータ停止タイミング記憶手段をさらに備え、前記第2の制御手段は、前記駆動モータの停止をさらに制御し、前記スローダウン移行可能時間で、かつ、前記モータ停止タイミングで、前記通常読取り状態から前記スローダウン読取り状態へ移行するため、前記駆動モータの停止を指示すること、を特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1または2に記載の画像読取り装置において、前記スローダウン移行可能時間は、前記駆動モータを制御するパルス単位で設定されること、を特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、原稿を搬送する搬送ローラを駆動させる駆動モータの駆動タイミングと非同期のタイミングで前記原稿を読取り、画像データに変換する原稿読取り手段と、前記原稿読取り手段で読取った前記画像データを一時記憶する画像データ記憶手段と、前記画像データを画像処理する画像処理手段と、前記画像データ記憶手段による記憶速度と、前記画像処理手段による画像処理速度の差を判断する第1の制御手段と、前記駆動モータが一定速度の時に、前記原稿読取り手段が前記原稿を読取る通常読取り状態から、前記駆動モータが一定速度から減速し停止するまでの間に、前記原稿読取り手段が前記原稿を読取るスローダウン読取り状態への移行を制御する第2の制御手段と、を備え、前記第1の制御手段が、前記画像データ記憶手段による記憶速度が、前記画像処理手段による画像処理速度より所定の値だけ大きいと判断した場合、前記第2の制御手段が、前記通常読取り状態から前記スローダウン読取り状態へ移行可能な時間であり、前記原稿読取り手段の読取りタイミングを含む前後の時間であるスローダウン移行可能時間内で、前記通常読取り状態から前記スローダウン読取り状態へ移行すること、を特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項4に記載の画像処理装置において、前記駆動モータの再駆動時に脱調しない励磁相になるようなモータ停止タイミングを記憶するモータ停止タイミング設定記憶手段をさらに備え、前記第2の制御手段は、前記駆動モータの停止をさらに制御し、前記スローダウン移行可能時間で、かつ、前記モータ停止タイミングで、前記通常読取り状態から前記スローダウン読取り状態へ移行するため、前記駆動モータの停止を指示すること、を特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、請求項4または5に記載の画像処理装置において、前記スローダウン移行可能時間は、前記駆動モータを制御するパルス単位で設定されること、を特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、駆動モータを駆動させ原稿を搬送する搬送ステップと、前記駆動モータの駆動タイミングと非同期のタイミングで前記原稿を読取り、画像データに変換する原稿読取りステップと、前記原稿読取りステップで読取った前記画像データを一時記憶する画像データ記憶ステップと、前記画像データの量を判断する第1の制御ステップと、前記駆動モータが一定速度の時に、前記原稿読取りステップで前記原稿を読取る通常読取り状態から、前記駆動モータが一定速度から減速し停止するまでの間に、前記原稿読取りステップで前記原稿を読取るスローダウン読取り状態への移行を制御する第2の制御ステップと、を含み、前記第1の制御ステップで、前記画像データ記憶ステップで一時記憶されている前記画像データの量が一定量を超えたと判断した場合、前記第2の制御ステップで、前記通常読取り状態から前記スローダウン読取り状態へ移行可能な時間であり、前記原稿読取りステップの読取りタイミングを含む前後の時間であるスローダウン移行可能時間内で、前記通常読取り状態から前記スローダウン読取り状態へ移行すること、を特徴とする。
請求項1にかかる発明によれば、画像データ記憶部に記憶されているデータ量が所定の量を超えたと判断した場合にスローダウンへの移行を決定し、スローダウンへの移行を、ライン読取り周期信号の読取りタイミング(トリガパルス)を含む前後の時間であるスローダウン移行可能時間内で開始するので、原稿読取り部による原稿の読取り周期と駆動モータのモータ駆動制御パルスとが同期制御に近い状態でスローダウンを行うことができ、駆動モータの速度変化にあわせて画像処理部で間引くべきラインデータと間引いてはいけないラインデータとを正しく選択することができるので、画像処理部で復元した画像データと本来の原稿とが同じとなり、画像劣化の問題を防ぐことができるという効果を奏する。
また、請求項4にかかる発明によれば、画像データ記憶部における画像データの記憶速度と、画像処理部における画像データの処理速度との速度差が一定量を超えたと判断した場合にスローダウンへの移行を決定し、スローダウンへの移行を、ライン読取り周期信号の読取りタイミング(トリガパルス)を含む前後の時間であるスローダウン移行可能時間内で開始するので、原稿読取り部による原稿の読取り周期と駆動モータのモータ駆動制御パルスとが同期制御に近い状態でスローダウンを行うことができ、駆動モータの速度変化にあわせて画像処理部で間引くべきラインデータと間引いてはいけないラインデータとを正しく選択することができるので、画像処理部で復元した画像データと本来の原稿とが同じとなり、画像劣化の問題を防ぐことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像読取り装置、画像処理装置および画像読取り方法の最良な実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる画像処理装置の構成を示すブロック図である。画像処理装置1は、画像読取り部2と画像処理部3とを備えて構成されている。
画像読取り部2は、読取り対象である原稿を画像データへ変換する。画像読取り部2は、原稿自動搬送部4、原稿読取り部5、画像データ記憶部6、制御部7、テーブルデータ記憶部8、および、スローダウン設定記憶部9を備えて構成されている。
原稿自動搬送部4は、自動的に、読取り対象である原稿を原稿読取り部5へ搬送し、その後、図示しない排紙部へ搬送する。原稿自動搬送部4は、搬送ローラ10と駆動モータ11とを備えて構成されている。搬送ローラ10は、原稿をローラ間に挟んで回転することにより、原稿を搬送する。駆動モータ11は、制御部7からのモータ駆動制御パルスにより駆動し、搬送ローラ10を回転駆動させる。駆動モータ11は、本実施の形態ではステッピングモータが用いられる。
原稿読取り部5は、原稿自動搬送部4が搬送してきた原稿を一定の時間間隔(ライン周期)で読取り走査し、あらかじめ決められた長さ単位で画像データに変換する。この所定の長さで変換された画像データはラインデータと呼ばれる。原稿読取り部5は、例えば、CCDやC−MOSセンサ等のイメージセンサが用いられる。
画像データ記憶部6は、原稿読取り部5が読取った画像データを、一時的に記憶する。画像データ記憶部6は、例えば、RAM等の記憶媒体が用いられる。
制御部7は、画像の読取り状態を制御し、すなわち、通常読取りから間欠読取りへの移行、および、間欠読取りから通常読取りへの移行を制御する。具体的には、制御部7は、駆動モータ11へモータ駆動制御パルスを送信することにより、通常読取り時と間欠読取り時(スローダウンまたはスローアップ時)の駆動モータ11の駆動を制御し、スローダウン時およびスローアップ時には、画像処理部3へデータを間引くタイミングを指示することにより、画像処理部3での画像データの間引きを制御する。
制御部7は、記憶量検出部12を備えて構成されている。記憶量検出部12は、画像データ記憶部6に記憶されている画像データのデータ量を検出する。制御部7の機能は、CPUにより実現される。
テーブルデータ記憶部8は、スローダウンおよびスローアップ時に、駆動モータ11の速度と、画像処理部3の読取り間隔(データを間引くライン)とを対応付けたテーブルデータを記憶する。テーブルデータ記憶部8は、スローダウンテーブルデータ記憶部13とスローアップテーブルデータ記憶部14とを備えて構成されている。
スローダウンテーブルデータ記憶部13は、スローダウン時に、駆動モータ11に送信するモータ駆動制御パルスのデータと、画像処理部3に指示するデータを間引くタイミングとを対応付けたスローダウンテーブルデータを記憶する。スローアップテーブルデータ記憶部14は、スローアップ時に、駆動モータ11に送信するモータ駆動制御パルスのデータと、画像処理部3に指示するデータを間引くタイミングとを対応付けたスローアップテーブルデータを記憶する。テーブルデータ記憶部8は、例えば、RAMやROM等の記憶媒体が用いられる。
スローダウン設定記憶部9は、スローダウンへ移行するタイミングを記憶する。スローダウン設定記憶部9は、スローダウン移行可能時間記憶部15とモータ停止タイミング記憶部16とを備えて構成されている。スローダウン移行可能時間記憶部15は、通常読取り状態からスローダウン読取り状態へ移行可能な時間であるスローダウン移行可能時間T1を記憶する。モータ停止タイミング記憶部16は、駆動モータ11の再駆動時に脱調しない励磁相になるような停止タイミングであるモータ停止タイミングを記憶する。スローダウン設定記憶部9は、例えば、RAMやROM等の記憶媒体が用いられる。なお、スローダウン移行可能時間T1およびモータ停止タイミングについては、後ほど詳しく説明する。
画像処理部3は、画像読取り部2が変換したラインデータを原稿全体の画像データに復元する等の様々な処理を行う。
(読取り動作)
次に、画像処理装置1が行う画像読取り動作について説明する。図2は、原稿読取り部5による原稿の読取り位置(キャリッジ位置)と、搬送ローラ10を駆動する駆動モータ11の速度との関係を表すグラフであり、図3は、駆動モータ11の速度と経過時間との関係を表すグラフである。
画像処理装置1が行う通常読取り動作について説明する。初めに、画像処理装置1が原稿の読取りを開始する前に、制御部7は駆動モータ11の駆動を開始させ、駆動モータ11の速度を所定値まで上げる。この動作では、実際の原稿読取りは行われず、間欠読取り時のスローアップと区別するため、通常スローアップと呼ばれる。
そして、駆動モータ11が所定の速度で一定となり、一定の搬送速度で原稿自動搬送部4が原稿を原稿読取り部5まで搬送すると、原稿読取り部5は原稿の読取りを開始する。原稿読取り部5では、原稿を一定の時間間隔で読取り、画像データ(ラインデータ)に変換する。この画像データは、画像データ記憶部6へ伝送され、一時的に記憶される。さらに、この画像データは画像処理部3へ伝送され、画像処理部3で様々な処理が行われる。
原稿が原稿自動搬送部4により原稿読取り部5から図示しない排紙部へ搬送され、原稿読取り部5が原稿の読取り走査を終了すると、制御部7が駆動モータ11を停止させる。この動作では、実際の原稿読取りは行われず、間欠読取り時のスローダウンと区別するため、通常スローダウンと呼ばれる。この一連の流れが通常読取り動作である。
次に、画像処理装置1が行う間欠読取り動作について説明する。駆動モータ11の速度は、通常読取り時には一定である。ここで、原稿読取り部5から画像データ記憶部6へ伝送される画像データの量が、画像データ記憶部6から画像処理部3へ伝送される画像データの量より多い場合、画像データ記憶部6に記憶されている画像データの量は増加していく。
そして、画像データ記憶部6に記憶されている画像データのデータ量が、あらかじめ設定されている、最大記憶可能容量に近い所定の記憶量を超えると、制御部7が間欠読取りへの移行を決定する。制御部7は、間欠読取りへの移行を決定後、スローダウンを開始する。具体的には、制御部7は、スローダウンテーブルデータ記憶部13からスローダウンテーブルデータをロードし、スローダウンテーブルデータに基づいて、駆動モータ11に停止を指示する(スローダウン用モータ駆動制御パルスを送信する)。それと同時に、画像処理部3にデータを間引くタイミングを指示する。
駆動モータ11が停止し、一定の時間が経過すると、画像データ記憶部6に記憶されている画像データは画像処理部3へ順次伝送される。画像データ記憶部6の記憶データ量があらかじめ設定されている記憶量より少なくなると、制御部7は、スローアップを開始する。
具体的には、制御部7は、スローアップテーブルデータ記憶部14からスローアップテーブルデータをロードし、スローアップテーブルデータに基づいて、駆動モータ11に再開を指示する(スローアップ用モータ駆動制御パルスを送信する)。それと同時に、画像処理部にデータを間引くタイミングを指示する。この一連の流れが間欠読取り動作である。
そして、駆動モータ11が所定の速度になると、間欠読取りから通常読取りに戻り、以後、駆動モータ11は一定の速度を維持し、原稿読取り部5は原稿の読取り走査を行う。
ここで、間欠読取り動作時に読取りデータを間引く理由について、さらに詳しく説明する。図4は、通常読取り動作時に、原稿と原稿読取り部5で読取った画像データとの関係を表す図である。原稿読取り部5の解像度が600dpi(dot per inch)の場合、原稿読取り部5は、原稿の副走査方向の42μmを1ラインとして、画像データ(ラインデータ)の読取り走査を行っている。この結果、画像データは、42μm×42μmの正方形であるドットが集合した形で表現されることがわかる(画像拡大データ1参照)。
図5は、間欠読取り動作時に、原稿と原稿読取り部5で読取った画像データとの関係を表す図である。間欠読取り動作時に、原稿読取り部5が原稿を読取った場合、原稿読取り部5で読取った時点での画像データは、通常読取り動作で読取った画像データに対して、副走査方向に長くなっているとともに、線の傾きおよび太さが原稿とは異なっている(画像拡大データ2参照)。これは、原稿読取り部5が42μmを1ラインとして読取り走査を行わなければいけないところ、駆動モータ11の速度が通常読取り時より遅い(本例では通常読取り時の2分の1とする)ため、21μmを1ラインとして読取り走査を行っているためである。これを画像データとして復元すると、データとしては1ラインであるので、原稿での21μmが画像データでは42μmとして表現されてしまう。
このままでは、画像データとして使用できないので、実際には、画像処理部3でラインデータから原稿全体の画像データとして復元する時に、読取ったラインデータを適当に間引くという作業が行われ(画像拡大データ3参照)、最終的には、画像データは元の原稿と同じになる(画像拡大データ4参照)。
間欠読取り動作(スローダウンおよびスローアップ)時に間引くべきラインデータは、駆動モータ11の速度変化にあわせて設計者が決定し、あらかじめスローダウンテーブルおよびスローアップテーブルに記憶されている。したがって、原稿読取り部5による原稿の読取り周期と駆動モータ11のモータ駆動制御パルスとが同期制御されていれば特に問題は発生しないが、本実施の形態の場合、スローダウンは非同期制御なので、間引くべきラインデータと間引いてはいけないラインデータとを正しく選択できない。このため、本問題に対して何ら対策を取らなければ、データを適当に間引くこととなり、画像処理部で復元した画像データが本来の原稿とは違うものになってしまう(いわゆる画像劣化)という問題が発生する。本問題に対する対策は、以下に説明する画像処理装置1における読取り状態制御方法で説明する。
(読取り状態制御方法)
本実施の形態において、画像処理装置1が通常読取りから間欠読取りへ移行する場合の制御方法を以下に説明する。図6は、画像処理装置1が間欠読取りへ移行し、スローダウンする時のフローチャートである。
制御部7は、記憶量検出部10が検出した画像データ記憶部6に記憶されているデータ量が、あらかじめ設定されている、最大記憶可能容量に近い所定の記憶量を超えたと判断すると、通常読取りから間欠読取りへ移行することを決定する(ステップS11)。
次に、制御部7は、現時点で間欠読取りへ移行可能であるか否か、すなわちスローダウンへ移行可能時間T1内であるか否かを判断する(ステップS12)。
図7は、原稿読取り部5が原稿の1ラインを読取る周期(ライン読取り周期信号)とスローダウンへの移行可能時間およびモータ駆動制御パルスとの関係を表した図である。ここで、スローダウン移行可能時間記憶部15に記憶されているスローダウン移行可能時間T1は、ライン読取り周期信号のトリガパルス(読取りタイミング)を含む近傍(前後)に設定されている。そして、スローダウン移行可能時間T1内で、スローダウンへ移行できれば、同期制御に近い状態でスローダウンを行うことができるので、上述の画像劣化の問題を防ぐことが可能となる。
ステップS12で、現在スローダウン移行可能時間T1内にあると判断した場合(ステップS12:Yes)、制御部7は、さらに、スローダウン移行可能時間T1内にモータ停止タイミングがあるか否かを判断する(ステップS13)。現在スローダウン移行可能時間T1内にはないと判断した場合(ステップS12:No)、制御部7は、一定時間経過後、再びステップS12を繰り返す。
モータ停止タイミングとは、画像処理装置1がスローダウンへ移行するために、制御部7が駆動モータ11にモータの停止を指示するモータ駆動制御パルスを送信するタイミングのことであり、モータ停止タイミング記憶部16に記憶されている。
あらかじめモータ停止タイミングが設定されている理由を、以下に説明する。スローダウン後、停止している駆動モータ11を再駆動し、スローアップを開始する場合、ステッピングモータである駆動モータ11のロータが適切な位置(励磁相)にないと、モータを回転させようとして励磁周波数を上げても、モータの回転子が磁束の移動に追い付かなくなり、モータが予定通りに回転しないという、いわゆる脱調現象が発生する。脱調現象が発生すると、駆動モータ11がスローアップテーブルデータ通りに駆動しなくなるため、原稿読取り部5の読取り周期と搬送ローラ10による原稿の搬送量にずれが生じ、画像処理部で復元した原稿全体の画像データが本来の原稿とは違うものになってしまう(いわゆる画像劣化)という問題が発生する。
この問題を防ぐためには、駆動モータ11の駆動を開始する直前のロータの位置を適切にする必要があり、すなわち、スローダウンで駆動モータ11のロータが最後に停止する位置を適切にする必要がある。ここで、スローダウンを開始後、駆動モータ11が停止するまでのモータ駆動制御パルスの数は決まっているので、駆動モータ11のロータが適切に停止する時点から駆動モータ11が停止するまでのモータ駆動制御パルスの数だけ逆算したタイミングでスローダウンを開始すればよいことは明らかである。このタイミングがモータ停止タイミングである。本実施の形態で駆動モータ11に使用されているステッピングモータは4W1−2相励磁方式であり、この励磁方式の場合、16パルス毎に1回の割合でモータ停止タイミングが来る。
ステップS13で、スローダウン移行可能時間T1内にモータ停止タイミングがあると判断した場合(ステップS13:Yes)、制御部7は、スローダウンテーブルデータ記憶部13からスローダウンテーブルデータをロードする(ステップS14)。モータ停止タイミングがないと判断した場合(ステップS13:No)、制御部7は、ステップS12へ戻る。図7では、AとDのモータ停止タイミングがスローダウン移行可能時間T1内にあり、このタイミングでスローダウンへ移行することが可能である。
ステップS14で、スローダウンテーブルデータをロード後、制御部7は、スローダウン用モータ駆動制御パルスを駆動モータ11へ送信し(ステップS15)、間欠読取り、すなわち、スローダウンへ移行する。駆動モータ11は、その回転速度が遅くなり、最後には停止することにより、スローダウンは終了する。
本実施の形態における通常読取りから間欠読取りへの移行方法とは、スローダウン移行可能時間T1内で、かつ、スローダウン移行可能時間T1内にモータ停止タイミングがあった場合に、そのモータ停止タイミングでスローダウンへ移行するという方法である。スローダウン移行可能時間T1の設定は、間引くべきラインデータを間違えることによる画像劣化の発生を防ぐためには、できるだけライン読取り周期信号のトリガパルスを中心とした狭い範囲に設定した方がよい。
しかし、あまり狭い範囲に設定すると、スローダウン移行可能時間T1内にモータ停止タイミングが入る確率が小さくなるため、スローダウン移行まで時間がかかってしまう。このため、通常読取りから間欠読取りへの移行検討を開始するトリガとなる画像データ記憶部6の所定のデータ記憶量を、少なく設定しなければならなくなる。
このため、画像劣化が発生せず、かつ、モータ停止タイミングが入る確率が十分大きくなるように、スローダウン移行可能時間T1を設定する必要がある。ここで、スローダウン移行可能時間T1は、モータ駆動制御パルスの1パルス単位で設定可能である。このため、画像処理装置の特性にあわせて、通常読取りから間欠読取りへの移行を細かく制御することが可能となる。
これに対して、画像処理装置1が、間欠読取りから通常読取りへ戻る場合の動作は以下のようになる。すなわち、制御部7が、画像データ記憶部6に記憶されているデータ量が所定の値まで減少したと判断すると、スローアップテーブルデータ記憶部14からスローアップテーブルデータをロードし、スローアップ用モータ駆動制御パルスを駆動モータ11へ送信し、スローアップすなわち駆動モータ11の駆動が開始される。そしてスローアップ、すなわち、間欠読取りが終了し、通常読取りへ戻る。
なお、スローアップでは、スローアップの開始タイミングと、ライン読取り周期信号のトリガパルスとを同期させることが可能であり、スローアップへの移行可能時間を考慮しなくても、画像劣化という問題は発生しない。
さらに、前述したように、駆動モータ11のロータはあらかじめ適切な位置に停止しているので、駆動モータ11が再駆動しても脱調現象は発生せず、画像劣化という問題は発生しない。
ここで、図6におけるステップS12とステップS13の順番が逆であっても構わない。すなわち、制御部7は、初めに、モータ停止タイミングであることを判断し(ステップS13)、次に、このモータ停止タイミングがスローダウン移行可能時間T1内にあることを判断し(ステップS12)、最終的に、スローダウンへ移行可能であると判断することにより、スローダウンテーブルデータをロードし、スローダウンすることが可能である。
このように、第1の実施の形態にかかる画像処理装置によれば、スローダウンへの移行を、ライン読取り周期信号のトリガパルス(読取りタイミング)を含む前後の時間であるスローダウン移行可能時間内で開始するので、原稿読取り部による原稿の読取り周期と駆動モータのモータ駆動制御パルスとが同期制御に近い状態でスローダウンを行うことができ、駆動モータの速度変化にあわせて画像処理部で間引くべきラインデータと間引いてはいけないラインデータとを正しく選択することができるので、画像処理部で復元した画像データと本来の原稿とが同じとなり、画像劣化の問題を防ぐことが可能となる。
さらに、第1の実施の形態にかかる画像処理装置によれば、スローダウンへの移行を、スローダウン終了時に駆動モータのロータが停止する励磁相の位置が、スローアップで駆動モータが再駆動した時に脱調をしない位置になるようなタイミング(モータ停止タイミング)で開始するので、スローアップ時に駆動モータの脱調現象が発生せず、駆動モータは設計通りに駆動することができ、原稿読取り部の読取り周期と搬送ローラによる原稿の搬送量にずれが生じないので、画像処理部で復元した画像データと本来の原稿とが同じとなり、画像劣化の問題を防ぐことが可能となる。
さらに、第1の実施の形態にかかる画像処理装置によれば、画像データ記憶部に記憶されているデータ量が所定の記憶量を超えたと判断すると、通常読取りから間欠読取りへ移行することを決定するので、画像データ記憶部の許容記憶量を超える前に間欠読取りへ移行することができ、画像データ記憶部に記憶されずに廃棄されるデータの発生を防ぐことができるので、画像処理部で復元した画像データと本来の原稿とが同じとなり、画像劣化の問題を防ぐことが可能となる。
さらに、第1の実施の形態にかかる画像処理装置によれば、スローダウン移行可能時間を、モータ駆動制御パルスの1パルス単位で設定することができるので、画像処理装置の特性にあわせて、通常読取りから間欠読取りへの移行を細かく制御することが可能となる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、画像データ記憶部に記憶されているデータ量が所定の記憶量を超えた場合、通常読取りから間欠読取りへ移行することを決定していたが、第2の実施の形態では、画像データ記憶部のデータ記憶速度と画像処理部のデータ処理速度との速度差が所定の値を超えた場合、通常読取りから間欠読取りへ移行することを決定する。第2の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。本実施の形態にかかる画像処理装置の構成について、第1の実施の形態と異なる部分を説明する。他の部分については第1の実施の形態と同様であるので、同一の符号が付された箇所については、上述した説明を参照し、ここでの説明を省略する。
図8は、本発明の第2の実施の形態にかかる画像処理装置の構成を示すブロック図である。画像処理装置21は、画像読取り部22と画像処理部3とを備えて構成されている。
画像読取り部22は、読取り対象である原稿を画像データへ変換する。画像読取り部22は、原稿自動搬送部4、原稿読取り部5、画像データ記憶部6、制御部27、テーブルデータ記憶部8、および、スローダウン設定記憶部9を備えて構成されている。原稿自動搬送部4は、搬送ローラ10と駆動モータ11とを備えて構成されている。
制御部27は、画像の読取り状態を制御し、すなわち、通常読取りから間欠読取りへの移行、および、間欠読取りから通常読取りへの移行を制御する。具体的には、制御部27は、駆動モータ11へモータ駆動制御パルスを送信することにより、通常読取り時と間欠読取り時(スローダウンまたはスローアップ時)の駆動モータ11の駆動を制御し、スローダウン時およびスローアップ時には、画像処理部3へデータを間引くタイミングを指示することにより、画像処理部3での画像データの間引きを制御する。
制御部27は、速度比較部28を備えて構成されている。速度比較部28は、画像データ記憶部6が記憶する画像データの記憶速度(記憶量)と、画像処理部3が処理する画像データの処理速度(処理量)とを比較する。制御部27の機能は、CPUにより実現される。
テーブルデータ記憶部8は、スローダウンテーブルデータ記憶部13とスローアップテーブルデータ記憶部14とを備えて構成されている。スロースローダウン設定記憶部9は、スローダウン移行可能時間記憶部15とモータ停止タイミング記憶部16とを備えて構成されている。
本実施の形態において、画像処理装置21が通常読取りから間欠読取りへ移行する場合の制御方法を以下に説明する。図9は、画像処理装置21が間欠読取りへ移行し、スローダウンする時のフローチャートである。
制御部27は、原稿読取り部5が画像データ記憶部6へ送信し、画像データ記憶部6が記憶する画像データの記憶速度(記憶量)が、画像データ記憶部6が画像処理部3へ送信し、画像処理部3が処理する画像データの処理速度(処理量)より速くなり、速度比較部28がデータ記憶速度とデータ処理速度との速度差が所定の値を超えたと判断すると、通常読取りから間欠読取りへ移行することを決定する(ステップS21)。
ステップS21の終了後、ステップS22からステップS25までのフローは、第1の実施の形態における図6のステップS12からステップS15までのフローと同じであり、以下、説明を省略する。
これに対して、画像処理装置21が、間欠読取りから通常読取りへ戻る場合の動作は以下のようになる。すなわち、制御部27が、読取り走査の停止後、一定の時間が経過し、画像データ記憶部6に記憶されているデータ量がある程度減少したと判断すると、スローアップテーブルデータ記憶部14からスローアップテーブルデータをロードし、スローアップ用モータ駆動制御パルスを駆動モータ11へ送信し、スローアップすなわち駆動モータ11の駆動が開始される。そしてスローアップ、すなわち、間欠読取りが終了し、通常読取りへ戻る。
このように、第2の実施の形態にかかる画像処理装置によれば、画像データ記憶部における画像データの記憶速度と、画像処理部における画像データの処理速度との速度差が所定の値を超えたと判断すると、通常読取りから間欠読取りへ移行することを決定するので、画像データ記憶部の許容記憶量を超える前に間欠読取りへ移行することができ、画像データ記憶部に記憶されずに廃棄されるデータの発生を防ぐことができるので、画像処理部で復元した画像データと本来の原稿とが同じとなり、画像劣化の問題を防ぐことが可能となる。
第1の実施の形態にかかる画像処理装置の構成を示すブロック図である。 原稿読取り部による原稿の読取り位置と、搬送ローラを駆動する駆動モータの速度との関係を表すグラフである。 駆動モータの速度と経過時間との関係を表すグラフである。 通常読取り動作時に、原稿と原稿読取り部で読取った画像データとの関係を表す図である。 間欠読取り動作時に、原稿と原稿読取り部で読取った画像データとの関係を表す図である。 画像処理装置が間欠読取りへ移行し、スローダウンする時のフローチャートである。 原稿読取り部が原稿の1ラインを読取る周期とスローダウンへの移行可能時間およびモータ駆動制御パルスとの関係を表した図である。 第1の実施の形態にかかる画像処理装置の構成を示すブロック図である。 画像読取り装置が間欠読取りへ移行し、スローダウンする時のフローチャートである。
符号の説明
1、21 画像処理装置
2、22 画像読取り部
3 画像処理部
4 原稿自動搬送部
5 原稿読取り部
6 画像データ記憶部
7、27 制御部
8 テーブルデータ記憶部
9 スローダウン設定記憶部
10 搬送ローラ
11 駆動モータ
12 記憶量検出部
13 スローダウンテーブルデータ記憶部
14 スローアップテーブルデータ記憶部
15 スローダウン移行可能時間記憶部
16 モータ停止タイミング記憶部
28 速度比較部
T1 スローダウン移行可能時間

Claims (7)

  1. 原稿を搬送する搬送ローラを駆動させる駆動モータの駆動タイミングと非同期のタイミングで前記原稿を読取り、画像データに変換する原稿読取り手段と、
    前記原稿読取り手段で読取った前記画像データを一時記憶する画像データ記憶手段と、
    前記画像データの量を判断する第1の制御手段と、
    前記駆動モータが一定速度の時に、前記原稿読取り手段が前記原稿を読取る通常読取り状態から、前記駆動モータが一定速度から減速し停止するまでの間に、前記原稿読取り手段が前記原稿を読取るスローダウン読取り状態への移行を制御する第2の制御手段と、を備え、
    前記第1の制御手段が、前記画像データの量が一定量を超えたと判断した場合、前記第2の制御手段が、前記通常読取り状態から前記スローダウン読取り状態へ移行可能な時間であり、前記原稿読取り手段の読取りタイミングを含む前後の時間であるスローダウン移行可能時間内で、前記通常読取り状態から前記スローダウン読取り状態へ移行すること、
    を特徴とする画像読取り装置。
  2. 前記駆動モータの再駆動時に脱調しない励磁相になるようなモータ停止タイミングを記憶するモータ停止タイミング記憶手段をさらに備え、
    前記第2の制御手段は、前記駆動モータの停止をさらに制御し、前記スローダウン移行可能時間で、かつ、前記モータ停止タイミングで、前記通常読取り状態から前記スローダウン読取り状態へ移行するため、前記駆動モータの停止を指示すること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像読取り装置。
  3. 前記スローダウン移行可能時間は、前記駆動モータを制御するパルス単位で設定されること、
    を特徴とする請求項1または2に記載の画像読取り装置。
  4. 原稿を搬送する搬送ローラを駆動させる駆動モータの駆動タイミングと非同期のタイミングで前記原稿を読取り、画像データに変換する原稿読取り手段と、
    前記原稿読取り手段で読取った前記画像データを一時記憶する画像データ記憶手段と、
    前記画像データを画像処理する画像処理手段と、
    前記画像データ記憶手段による記憶速度と、前記画像処理手段による画像処理速度の差を判断する第1の制御手段と、
    前記駆動モータが一定速度の時に、前記原稿読取り手段が前記原稿を読取る通常読取り状態から、前記駆動モータが一定速度から減速し停止するまでの間に、前記原稿読取り手段が前記原稿を読取るスローダウン読取り状態への移行を制御する第2の制御手段と、を備え、
    前記第1の制御手段が、前記画像データ記憶手段による記憶速度が、前記画像処理手段による画像処理速度より所定の値だけ大きいと判断した場合、前記第2の制御手段が、前記通常読取り状態から前記スローダウン読取り状態へ移行可能な時間であり、前記原稿読取り手段の読取りタイミングを含む前後の時間であるスローダウン移行可能時間内で、前記通常読取り状態から前記スローダウン読取り状態へ移行すること、
    を特徴とする画像処理装置。
  5. 前記駆動モータの再駆動時に脱調しない励磁相になるようなモータ停止タイミングを記憶するモータ停止タイミング設定記憶手段をさらに備え、
    前記第2の制御手段は、前記駆動モータの停止をさらに制御し、前記スローダウン移行可能時間で、かつ、前記モータ停止タイミングで、前記通常読取り状態から前記スローダウン読取り状態へ移行するため、前記駆動モータの停止を指示すること、
    を特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記スローダウン移行可能時間は、前記駆動モータを制御するパルス単位で設定されること、
    を特徴とする請求項4または5に記載の画像処理装置。
  7. 駆動モータを駆動させ原稿を搬送する搬送ステップと、
    前記駆動モータの駆動タイミングと非同期のタイミングで前記原稿を読取り、画像データに変換する原稿読取りステップと、
    前記原稿読取りステップで読取った前記画像データを一時記憶する画像データ記憶ステップと、
    前記画像データの量を判断する第1の制御ステップと、
    前記駆動モータが一定速度の時に、前記原稿読取りステップで前記原稿を読取る通常読取り状態から、前記駆動モータが一定速度から減速し停止するまでの間に、前記原稿読取りステップで前記原稿を読取るスローダウン読取り状態への移行を制御する第2の制御ステップと、を含み、
    前記第1の制御ステップで、前記画像データ記憶ステップで一時記憶されている前記画像データの量が一定量を超えたと判断した場合、前記第2の制御ステップで、前記通常読取り状態から前記スローダウン読取り状態へ移行可能な時間であり、前記原稿読取りステップの読取りタイミングを含む前後の時間であるスローダウン移行可能時間内で、前記通常読取り状態から前記スローダウン読取り状態へ移行すること、
    を特徴とする画像読取り方法。
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