JP2008256435A - 開回路電圧検出装置及びその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】暗電流が存在する車両でも正確に開回路電圧を検出することができる開回路電圧検出装置及びその方法を提供する。
【解決手段】電圧検出手段が、車両に搭載されたバッテリの端子電圧を検出する。差検出手段が、バッテリの充電が開始してから終了するまでのバッテリの端子電圧の平均である平均充電電圧VCHG、及び、バッテリの充電が終了してから45分経過した時点P45でのバッテリの端子電圧V45、の差(VCHG−V45)を求める。格納手段には、予め上記差(VCHG−V45)、及び、バッテリの開回路電圧、の関係が格納されている。開回路電圧検出手段が、格納手段に格納された関係から差検出手段により求めた差(VCHG−V45)に対応するバッテリの開回路電圧を検出する。
【選択図】図4

Description

本発明は、開回路電圧検出装置及びその方法に係り、特に、車載バッテリの端子電圧を検出する電圧検出手段と、該電圧検出手段によって検出された端子電圧に基づいて前記車載バッテリの平衡状態の開回路電圧を求める開回路電圧検出手段とを備えた開回路電圧検出装置及びその方法に関するものである。
車両に搭載されて使用中のバッテリにとってバッテリの充電状態(SOC:State Of Charge)を知ることは重要である。SOCを求める方法として、バッテリの開回路電圧から求める方法がさまざま提案されている(特許文献1、2)。バッテリの開回路電圧は、平衡状態にあるバッテリの開放状態での端子電圧(開放電圧)を測定することによって求められる。バッテリの開回路電圧は、バッテリの充電状態を反映したものであり、正確にSOCを求めることができる。
上述したバッテリの開回路電圧を求める方法としては、例えば特許文献3、非特許文献4に記載されたものが提案されている。特許文献3に記載された発明は、バッテリの端子電圧Vと経過時間tとの関係が下記の式(1)に示すべき数−0.5の累乗近似式で近似することができることに着目した発明である。
V=α・t(αは定数) …(1)
特許文献3に記載された発明は、イグニッションオフ後にバッテリの開放電圧を所定の周期で測定し、収集した開放電圧に対して予め定めた複数の期間の各期間内の開放電圧に基づいて式(1)に示す近似されたべき数が−0.5となる累乗近似式が漸近する電圧値を各期間の想定開回路電圧として求め、そして、隣接する期間の想定開回路電圧との差が最も小さくなる期間の想定開回路電圧をバッテリの開回路電圧と推定するものである。
イグニッションオフによってバッテリに暗電流がないとき、図7の実線に示すようにバッテリの端子電圧Vは経過時間tに伴って開回路電圧OCVに収束し、バッテリの端子電圧Vと経過時間tとの関係がべき数−0.5の累乗近似式で近似する。しかしながら、イグニッションがオフしても暗電流があるとき、暗電流により発生する分極の影響で図7の一点鎖線で示すようにバッテリの端子電圧Vは開回路電圧OCVに収束せずに、開回路電圧OCVよりも小さくなってしまう。暗電流による分極は特に0°以下の低温では無視できない。また、常温から高温においても暗電流がない場合と比べて、分極解消過程でのバッテリの端子電圧の降下速度が遅い。このため、バッテリの端子電圧Vと経過時間tとの関係がべき数−0.5の累乗近似式で近似することができずに、高精度に開回路電圧OCVを推定することができないという問題があった。
また、非特許文献4に記載された発明は、バッテリの電圧降下特性を5項以上の指数関数で近似して開回路電圧OCVを求めるものが記載されている。しかしながら、この非特許文献4の発明も図7の実線に示すようにバッテリの端子電圧Vが経過時間tに伴って開回路電圧OCVに収束することが前提になっており、暗電流があるときは高精度に開回路電圧OCVを推定することができないという問題があった。
特開平2001−351698号公報 特開平2006−87160号公報 特開平2003−307556号公報 第46回 電池討論会 発表資料「5項以上の指数項を含む関数による電池安定開回路電圧の予測計算」(390頁、391頁)古河電工
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、暗電流が存在する車両でも短時間にかつ正確に開回路電圧を検出することができる開回路電圧検出装置及びその方法を提供することを課題とする。
本発明者は、暗電流が存在する車両でも正確に開回路電圧を検出すべく検討を重ねた結果、暗電流が流れている場合であってもバッテリの充電が開始してから終了するまでのバッテリの端子電圧の平均、及び、バッテリの充電が終了してから所定時間経過した時点でのバッテリの端子電圧、の差と、バッテリの開回路電圧と、は高い相関があることを見い出し、本発明を完成するに至った。
即ち、請求項1記載の発明は、バッテリの開回路電圧を求める開回路電圧検出装置であって、車両に搭載されたバッテリの端子電圧を検出する電圧検出手段と、前記バッテリの充電が開始されてから充電が終了するまでの前記バッテリの端子電圧の平均、及び、前記バッテリの充電が終了してから所定時間経過した時点での前記バッテリの端子電圧、の差を求める差検出手段と、該差、及び、前記バッテリの開回路電圧、の関係を予め格納する格納手段と、該格納手段に格納された前記関係から前記差検出手段により求めた前記差に対応する前記バッテリの開回路電圧を検出する開回路電圧検出手段とを有することを特徴とする開回路電圧検出装置に存する。
請求項1記載の発明によれば、暗電流が流れている場合であってもバッテリの充電が開始してから終了するまでのバッテリの端子電圧の平均、及び、バッテリの充電が終了してから所定時間経過した時点でのバッテリの端子電圧、の差と、バッテリの開回路電圧と、は高い相関があることに着目し、開回路電圧検出手段が上記差に基づいてバッテリの開回路電圧を求めることができる。
請求項2記載の発明は、前記充電が終了してから前記所定時間経過する前に前記充電が開始されると前記バッテリに流れる電流を積算した電流積算値から前記バッテリの充電状態を検出し、前記充電が終了してから前記所定時間経過したとき前記開回路電圧検出手段が求めた前記開回路電圧から前記バッテリの充電状態を検出する充電状態検出手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の開回路電圧検出装置に存する。
請求項2記載の発明によれば、充電状態検出手段が、充電が終了してから所定時間経過する前に充電が開始されるとバッテリに流れる電流を積算した電流積算値からバッテリの充電状態を検出し、充電が終了してから所定時間経過したとき開回路電圧検出手段が求めた開回路電圧からバッテリの充電状態を検出するので、所定時間経過後の端子電圧から開回路電圧が求められない場合であっても、電流積算値から充電状態を求めることができる。ただし、電流積算による充電状態は、電流センサやその他の検出に関わる総合誤差が積算され、長時間の積算がされると誤差が大きくなる。また、充電時の充電効率も常に100%ではないため、誤差要因となる。電流積算方式はユーザの使われ方によって希に発生する本技術の利用できない上限を補うものである。
請求項3記載の発明は、バッテリの開回路電圧を求める開回路電圧検出方法であって、前記バッテリの充電が開始されてから充電が終了するまでの前記バッテリの端子電圧の平均、及び、前記バッテリの充電が終了してから所定時間経過した時点での前記バッテリの端子電圧、の差を求める工程と、予め格納手段に格納された前記差、及び、前記開回路電圧の関係に基づいて前記工程で求めた差から前記バッテリの開回路電圧を求める工程とを順次行うことを特徴とする開回路電圧検出方法に存する。
請求項3記載の発明によれば、暗電流が流れている場合であってもバッテリの充電が開始されてから充電が終了するまでのバッテリの端子電圧の平均、及び、バッテリの充電が終了してから所定時間経過した時点でのバッテリの端子電圧、の差と、バッテリの開回路電圧と、は高い相関があることに着目し、上記差に基づいてバッテリの開回路電圧を求めることができる。
以上説明したように請求項1及び3記載の発明によれば、暗電流が流れている場合であってもバッテリの充電が開始してから終了するまでのバッテリの端子電圧の平均、及び、バッテリの充電が終了してから所定時間経過した時点でのバッテリの端子電圧、の差と、バッテリの開回路電圧と、は高い相関があることに着目し、上記差に基づいてバッテリの開回路電圧を求めることができるので、暗電流が存在する車両でも短時間にかつ正確に開回路電圧を検出することができる。
請求項2記載の発明によれば、所定時間経過後の端子電圧から開回路電圧が求められない場合であっても、電流積算値から充電状態を求めることができるので、常に充電状態を検出することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。まず、本発明者は、予め開回路電圧OCVが分かっている様々な大きさの開回路電圧OCVのバッテリを車両に搭載してイグニッション(以下「IGN」と略記する。)をオンして充電開始して、その後IGNをオフして充電を終了した後の50mA程度の暗電流が流れている状態でのバッテリの端子電圧を測定して、バッテリの充電開始から充電終了までの平均VCHG(以下「平均充電電圧VCHG」と略記する。)、IGNオフしてから45分(=所定時間)経過した時点P45(図3、図4)でのバッテリの端子電圧V45(図4)、の差(VCHG−V45)と開回路電圧OCVとの関係を調べた。また、このとき温度を−20°C、−10°C、0°C、25°Cと変化させている。その結果を図2に示す。
図2に示すように、上述した差(VCHG−V45)が小さいほど開回路電圧OCVが大きくなり、差(VCHG−V45)と開回路電圧OCVとには強い相関関係があることが発明者により見い出された。以上のことに着目し、本発明は、上述したIGNオフしてから45分(=所定時間)経過した時点P45でのバッテリの端子電圧V45を実測し、予め得られる図2に示す関係から実測した端子電圧V45から求めた差(VCHG−V45)に対する開回路電圧OCVを求め、これを開回路電圧OCVとして検出する。
次に、本発明の開回路電圧検出装置を組み込んだ充電状態検出装置の構成について説明する。図1は、本発明の充電状態検出装置1の一実施の形態を示すブロック図である。本実施形態の充電状態検出装置1は、エンジン3に加えてモータジェネレータ5を有するハイブリッド車両に搭載されている。
そして、このハイブリッド車両は、通常時はエンジン3の出力のみをドライブシャフト7からディファレンシャルケース9を介して車輪11に伝動して走行させ、高負荷時には、バッテリ13からの電力によりモータジェネレータ5をモータとして機能させて、エンジン3の出力に加えてモータジェネレータ5の出力をドライブシャフト7から車輪11に伝達し、アシスト操作を行わせるように構成されている。
また、このハイブリッド車両は、減速時や制動時にモータジェネレータ5をジェネレータ(発電機)として機能させ、運動エネルギを電気エネルギに変換してバッテリ13を充電させるように構成されている。
同図に示すように、充電状態検出装置1は、電流センサ15と、電圧センサ17(=電圧検出手段)と、マイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と略記する。)23を備えている。電流センサ15は、アシスト走行用のモータやセルモータとして機能するモータジェネレータ5等、電装品に対するバッテリ13の放電電流や、ジェネレータとして機能するモータジェネレータ5からのバッテリ13に対する充電電流を検出する。電圧センサ17は、バッテリ13に並列接続した1Mオーム程度の抵抗を有し、バッテリ13の端子電圧Vを検出する。
マイコン23には、上述した電流センサ15及び電圧センサ17がインタフェース回路(以下、「I/F」と略記する。)21を介して接続されている。I/F21は、電流センサ15及び電圧センサ17の出力をA/D変換してマイコン23に供給する。
上記マイコン23は、CPU23a、RAM23b、及び、ROM23cを有している。CPU23aには、RAM23b及びROM23cの他、前記I/F21が接続されている。CPU23aには、上述した図示しないスタータスイッチ、IGNスイッチやアクセサリスイッチ、モータジェネレータ5以外の電装品(負荷)のスイッチ等がさらに接続されている。
前記RAM23bは、各種データ記憶用のデータエリア及び各種処理作業に用いるワークエリアを有しており、前記ROM23cには、CPU23aに各種処理動作を行わせるための制御プログラムが格納されている。格納手段としてのROM23cには、図2に示す差(VCHG−V45)と開回路電圧OCVとの関係を近似した下記の式(2)に示す一次式が予め格納されている。
OCV=c・(VCHG−V45)+d …(2)
c、dは定数
次に、式(2)に示す一次式の求め方について説明する。まず、予め開回路電圧OCVが分かっているバッテリを車両に搭載してモータジェネレータ5により充電させた後、IGNオフしてモータジェネレータ5による充電を終了させる。IGNオン中のバッテリ13の端子電圧を定期的に計測する。IGNオフ後は50mA程度の暗電流を流した状態にしておく。そして、IGNオフ後のバッテリ13の端子電圧を定期的に計測する。このIGNオン中に計測した端子電圧から充電開始から充電終了までのバッテリ13の端子電圧の平均である平均充電電圧VCHGと、IGNオフから45分経過した時点P45での端子電圧V45との差(VCHG−V45)を求める。各温度毎(例えば−20°C、−10°C、0°C、25°C)に様々な大きさの開回路電圧OCVについて同様の手順で差(VCHG−V45)を求めて、図2の白丸に示すようにプロットする。そして、このプロットした複数のデータから式(2)に示す一次式を求める。式(2)の一次式は充電電圧の大きさや暗電流の大きさによって変わるものである。
上述した構成の充電状態検出装置1の動作について図5を参照して以下説明する。CPU23aは、常時、電流センサ15を用いてバッテリ13の充放電電流を積算する電流積算処理を行っている。この電流積算処理と並列にCPU23aは、充電状態検出処理を行う。充電状態検出処理においてCPU23aは、IGNオンのとき(ステップS1でY)、電流積算処理で算出される充放電電流の積算値をSOCとして更新する(ステップS2)。
次に、CPU23aは、電圧センサ17を用いてバッテリ13の端子電圧Vを複数回検出して、その平均値をバッテリ13の端子電圧としてサンプリングする(ステップS3)。その後、CPU23aは、IGNがオフされるまでステップS2及びステップS3を繰り返す。
そして、CPU23aは、IGNがオフされると(ステップS4でY)、IGNオフ後の経過時間のカウントを開始し、直前のステップS3でサンプリングされた端子電圧Vの平均値を充電開始から充電終了までのバッテリ13の端子電圧の平均である平均充電電圧VCHG(=充電電圧)としてRAM23b内に格納する(ステップS5)。
その後、CPU23aは、IGNオフ後に45分経過すると(ステップS6でY)、電圧センサ17を用いてバッテリ13の端子電圧Vを複数回検出して、その平均値をIGNオフから45分経過した時点P45での端子電圧V45としてRAM23b内に格納する(ステップS7)。
次に、CPU23aは、差検出手段として働き、ステップS5で求めた平均充電電圧VCHGとステップS7で求めた端子電圧V45との差(VCHG−V45)を求める(ステップS8)。そして、CPU23aは、開回路電圧検出手段として働き、ROM23c内に格納された式OCV=c・(VCHG−V45)+dにステップS10で求めた差(VCHG−V45)を代入して開回路電圧OCVを求める(ステップS9)。
その後、CPU23aは、ステップS11で開回路電圧OCVから求めたSOCに更新した後(ステップS10)、ステップS2に戻る。
これに対して、IGNオフからの時間経過が45分経過しないうちにIGNオンとなった場合(ステップS11でY)、CPU23aは、充電状態検出手段として働き、電流積算処理で算出される充放電電流の積算値をSOCとして更新した後(ステップS12)、ステップS2に戻る。
上述した充電状態調整装置によれば、暗電流が流れている場合であっても平均充電電圧VCHG、及び、IGNオフから45分経過した時点P45での端子電圧V45、の差(VCHG−V45)と、バッテリ13の開回路電圧OCVと、は高い相関があることに着目し、差(VCHG−V45)に基づいてバッテリの開回路電圧OCVを求めることができるので、暗電流が存在する車両でも短時間にかつ正確に開回路電圧OCVを検出することができる。そして、この開回路電圧OCVによって正確にSOCを求めることができ、このSOCによってバッテリ13の充電制御を行うことにより、車両の燃費向上を図ることができる。
また、上述した充電状態調整装置によれば、CPU23aが、充電が終了してから45分経過する前に充電が開始されるとバッテリ13に流れる電流を積算した電流積算値からバッテリ13の充電状態を検出し、充電が終了してから45分経過したとき差(VCHG−V45)から求めた開回路電圧OCVからバッテリ13の充電状態を検出するので、45分経過後の端子電圧Vから開回路電圧OCVが求められない場合であっても、電流積算値から充電状態を求めることができ、常に充電状態を検出することができる。
また、本発明者は温度毎に様々な大きさの開回路電圧OCVについて上記差(VCHG−V45)を求めて、差(VCHG−V45)と開回路電圧OCVとの関係を調べた。結果を図6に示す。同図に示すように、温度毎に一次式が異なることが分かった。そこで、温度毎に差(VCHG−V45)と開回路電圧OCVとの関係を示す近似式やテーブルをROM23c内に格納してもよい。
また、上述した実施形態では、所定時間を45分としていたが、本発明はこれに限ったものではない。所定時間は、バッテリ13の端子電圧Vが開回路電圧OCVに到達する時間tOCVより短く、差(VCHG−V45)と開回路電圧OCVとの相関関係が高い時間に設定すればよい。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の開回路電圧検出装置を組み込んだ充電状態検出装置の一実施の形態を示すブロック図である。 開回路電圧OCVと差(VCHG−V45)との関係を示すグラフである。 暗電流がある場合のバッテリの端子電圧、及び、イグニッションオフ後の経過時間の関係を示すグラフである。 図3に示すグラフの0から2時間の範囲を拡大したグラフである。 図1に示す充電状態検出装置を構成するCPUの処理手順を示すフローチャートである。 各温度毎の開回路電圧OCVと差(VCHG−V45)との関係を示すグラフである。 従来の問題点を説明するためのバッテリの端子電圧、及び、イグニッションオフからの経過時間、の関係を示すグラフである。
符号の説明
13 バッテリ
17 電圧センサ(電圧検出手段)
23a CPU(サンプリング手段、開回路電圧検出手段、変極点検出手段、一次式算出手段、差検出手段、充電状態検出手段)
23c ROM(格納手段)
OCV 開回路電圧

Claims (3)

  1. バッテリの開回路電圧を求める開回路電圧検出装置であって、
    車両に搭載されたバッテリの端子電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記バッテリの充電が開始されてから充電が終了するまでの前記バッテリの端子電圧の平均、及び、前記バッテリの充電が終了してから所定時間経過した時点での前記バッテリの端子電圧、の差を求める差検出手段と、
    該差、及び、前記バッテリの開回路電圧、の関係を予め格納する格納手段と、
    該格納手段に格納された前記関係から前記差検出手段により求めた前記差に対応する前記バッテリの開回路電圧を検出する開回路電圧検出手段とを有する
    ことを特徴とする開回路電圧検出装置。
  2. 前記充電が終了してから前記所定時間経過する前に前記充電が開始されると前記バッテリに流れる電流を積算した電流積算値から前記バッテリの充電状態を検出し、前記充電が終了してから前記所定時間経過したとき前記開回路電圧検出手段が求めた前記開回路電圧から前記バッテリの充電状態を検出する充電状態検出手段と
    を有することを特徴とする請求項1に記載の開回路電圧検出装置。
  3. バッテリの開回路電圧を求める開回路電圧検出方法であって、
    前記バッテリの充電が開始されてから充電が終了するまでの前記バッテリの端子電圧の平均、及び、前記バッテリの充電が終了してから所定時間経過した時点での前記バッテリの端子電圧、の差を求める工程と、
    予め格納手段に格納された前記差、及び、前記開回路電圧の関係に基づいて前記工程で求めた差から前記バッテリの開回路電圧を求める工程と
    を順次行うことを特徴とする開回路電圧検出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013025903A (ja) * 2011-07-16 2013-02-04 Toyota Industries Corp 電池内異物量の検出方法

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