JP2008256377A - 検体の検出方法及び検出器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】外的な液体駆動手段を用いることなくサンプル液を流動させ、小型且つ簡単な構造の器具内で各種検出反応を短時間で効率的に行う。
【解決手段】サンプル液Aに含まれる検体28の検出方法において、マイクロ空間14を有するとともに、該マイクロ空間14内にビーズ16を備えた容器内にサンプル液Aを注入する工程と、サンプル液Aが注入された容器12を鉛直方向に対して所定の傾斜角に傾斜させる工程と、傾斜した容器12内において、ビーズ16の沈降によりサンプル液Aを流動させる工程と、流動するサンプル液Aを、マイクロ空間14の内壁面14Cに予め固着されている試薬24と接触させる工程と、を備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、検体の検出方法及び検出器具に係り、特に、チップ上で化学・生化学分析や化学合成を行う小型化分析システム(μTAS:Micro Total Analysis System)において、サンプル液中の検体と試薬との反応を検出することにより、生体関連情報を得る技術に関する。
従来の免疫診断方法の一つとして、イムノクロマト法がある。例えば、特許文献1では、細長形状の薄膜上に反応物接触部位、検出部位が形成されたメンブレン、及び吸収部位(吸水パッド)が接着されてなる検出用器具が提案されている。この検出用器具では、反応物接触部位から吸収部位に向けて、サンプル液中の抗原を毛細管現象によりメンブレン上を移動させることにより、サンプル液中の抗原と、色素標識抗体及び捕捉抗体により抗原抗体複合体(標識体)を形成させ、この標識体を検出部位において目視により確認して検出する。このように、イムノクロマト法には、誰でも手軽に且つ短時間で結果を得ることができるというメリットがある。
上記のイムノクロマト法では、メンブレンの下流側にある吸水パットでサンプル液を吸い取ることにより毛細管現象を持続させている。しかしながら、サンプル液を一方向に一度だけ移動させるのみであるため、サンプル液中に、抗体と結合できない抗原が多く残るという問題があった。このため、サンプル液中の検体を高精度に検出するためには、サンプル液中の抗原を抗体と可能な限り接触させる工夫が必要であった。
これに対して、サンプル液と試薬をマイクロ流路内で混合する方法がある。しかし、マイクロ空間では主に層流が形成されるため、積極的に両者を混合することには不向きであった。例えば、特許文献2には、検体液滴と試薬液滴とを合一させた液滴塊を、直線状のマイクロ流路内において直線的に往復移動させることにより、検体液滴と試薬液滴の混合を促進している。
特開2003−83958号公報 特開2006−52950号公報
しかしながら、上記特許文献2では、マイクロ流路内において液滴塊を往復移動させる手段として、ピエゾ素子をマイクロチップに組み込む必要があった。このため、使い捨て用途の簡易的なマイクロチップに適用するには、コストがかかり、現実的でないという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、外的な液体駆動手段を用いることなくサンプル液を流動させることができ、小型且つ簡単な構造の器具内で各種検出反応を短時間で効率的に行うことができる検体の検出方法及び検出器具を提供することを目的とする。
本発明の請求項1は前記目的を達成するために、サンプル液に含まれる検体の検出方法において、マイクロ空間を有するとともに、該マイクロ空間内に攪拌用粒子を備えた容器内にサンプル液を注入する工程と、前記サンプル液が注入された容器を鉛直方向に対して所定の傾斜角に傾斜させる工程と、前記傾斜した容器内において、前記攪拌用粒子の沈降により前記サンプル液を流動させる工程と、前記流動するサンプル液を、前記マイクロ空間の内壁面に予め固着されている試薬と接触させる工程と、を備えたことを特徴とする検体の検出方法を提供する。
なお、「容器を鉛直方向に対して傾斜させる」とは、容器を鉛直方向(重力方向)に立設させた状態から、容器をマイクロ空間の厚さ方向に倒して傾斜させる場合と、容器を寝かせた状態から、容器をマイクロ空間の厚さ方向に起こして傾斜させる場合と、の両方を意味する。
本発明の請求項1によれば、傾斜させたマイクロ空間内において攪拌用粒子を沈降させることにより、マイクロ空間内にボイコット効果を生じさせる。このボイコット効果により、サンプル液をマイクロ空間の上側内壁面(例えば、マイクロ空間が矩形容器の場合、厚さ方向の対向面のうち上面)に沿って流動させるとともに、マイクロ空間の内壁面に予め固着させた試薬との接触効率を上げることができる。
ここで、重力方向に対する容器の立設方向により、マイクロ空間内部の攪拌用粒子の振る舞いが変わることについて述べておく。鉛直に立設した容器内の攪拌用粒子は、鉛直方向に移動する。同時に、サンプル液は重力とは逆方向に移動し、攪拌用粒子とサンプル液とが正面衝突することになるので、サンプル液の流れが攪拌用粒子によって阻害され易い。これに対して、本発明においては、傾斜された容器内のマイクロ空間では、攪拌用粒子が重力方向に沈降し、サンプル液がマイクロ空間の上側内壁面に沿って上昇する(サンプル液の上昇流は、マイクロ空間の幅方向中央部よりも壁面近傍を流れる)。これにより、攪拌用粒子の沈降方向とサンプル液の上昇方向が正反対になることを回避できる。そのため、お互いの流れが干渉し難くなり、サンプル液を効率的に流動させることができる。
このように、マイクロ空間において、攪拌用粒子を利用してボイコット効果を生じさせることにより、ポンプ等の外的な液体駆動手段を用いなくてもマイクロ空間の内壁面に沿ったサンプル液の流れを形成できる。そして、マイクロ空間の内壁面に予め固着させた試薬との接触効率を高め、反応を促進することができる。
請求項2は請求項1において、前記傾斜角は、鉛直方向に対して30°〜60°であることを特徴とする。
請求項2は、ボイコット効果をマイクロ空間に適用した際の容器の好適な傾斜角を示したものであり、傾斜角は30〜60°の範囲が好ましく、45°がより好ましい。これは、傾斜角が45°のときに最も流速が大きくなるためであるが(参考文献:「バイオレオロジー」p72、貝原眞、坂西明郎著、米田出版)、30〜60°の範囲でも多少差異はあるものの同様のことがいえるためである。
請求項3は請求項1又は2において、前記サンプル液の流速は、前記攪拌用粒子の比重、粒径、及び前記サンプル液に対する体積分率のうちいずれか1以上により調節することを特徴とする。
請求項4は請求項1〜3のいずれか1項において、前記攪拌用粒子は磁性粒子を備えるとともに、前記攪拌用粒子に印加する磁場を調節することにより前記攪拌用粒子の前記容器内における沈降速度を調節することを特徴とする。
このように、磁性粒子を有する攪拌用粒子に印加する磁場を変化させることにより、マイクロ空間内における沈降速度を調節することができる。これにより、ボイコット効果により生じるサンプル液の流れを調節することができる。
請求項5は請求項1〜4のいずれか1項において、前記マイクロ空間の長さ方向両端部の上下を逆にすることにより、前記攪拌用微粒子の沈降を繰り返し行うことを特徴とする。
容器内を沈降し終えた攪拌用粒子が容器の底部に堆積すると、ボイコット効果は継続できなくなる。請求項5によれば、容器の底部に攪拌用粒子が堆積してサンプル液が流動しなくなった場合でも、容器を逆にして再び傾斜させることにより、ボイコット効果を継続することができる。このように、サンプル液中に未反応の検体が残る場合でも、容器を逆さまにして繰り返して攪拌用粒子を沈降させることで、サンプル液内の検体と容器内に固着させた試薬とを高効率で接触させることができる。
請求項6は請求項1〜5のいずれか1項において、前記サンプル液中の検体は抗原であると共に、前記試薬は前記検体と特異的に反応する抗体であり、抗原抗体反応を行わせることを特徴とする。
請求項6は、本発明における好ましい態様を示したものであり、抗原抗体反応を用いた検査を簡易且つ高精度に行うことができる。
本発明の請求項7は前記目的を達成するために、サンプル液中の検体を検出する検出器具において、マイクロ空間を有し、該マイクロ空間の内壁面に予め試薬が固着された容器と、前記容器に投入される攪拌用粒子と、を備えたことを特徴とする検出器具を提供する。
請求項7によれば、上記のような攪拌用粒子が充填された容器にサンプル液を充填し、例えば、手などで鉛直方向に対して傾斜させることにより、ボイコット効果を生じさせることができる。これにより、外的な液体駆動手段を用いることなくサンプル液を流動させ、サンプル液中の検体を、マイクロ空間の内壁面に予め固着させた試薬と効率的に接触させることができる。したがって、小型容器内における検出反応を、短時間かつ精度良く行うことができる。
請求項8は請求項7において、前記マイクロ空間は、直方体形状であることを特徴とする。
これにより、攪拌用粒子の沈降距離が幅方向に均一になり、安定な流れを形成できる。
請求項9は請求項7又は8において、前記容器は透明であることを特徴とする。
容器を透明にすれば、サンプル液中の検体とマイクロ空間の壁面に固着させた試薬との反応が終了する時点を目視で認識できる。また、サンプル液の上昇流の状況を目視で認識できるので、容器を適切な傾斜角に調整できる。容器の材質としては、例えば、アクリル等の透明樹脂、石英ガラス、パイレックスガラス等を使用できる。
請求項10は請求項7〜9のいずれか1項において、前記攪拌用粒子は、ポリスチレン粒子であることを特徴とする。
請求項11は請求項7〜10のいずれか1項において、前記サンプル液中の検体は抗原であると共に、前記試薬は前記検体と特異的に反応する抗体であることを特徴とする。
本発明の検体の検出方法及び検出器具によれば、外的な液体駆動手段を用いることなくサンプル液を流動させることができ、小型且つ簡単な構造の器具内で各種検出反応を短時間で効率的に行うことができる。
以下、添付図面に従って、本発明に係る検体の検出方法及び検出器具の好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、本発明の検出器具10の一態様を示す概念図であり、図2は、図1の検出器具10を傾斜させた状態を示す斜視図である。
図1に示すように、本発明の検出器具10は、主として、内部に予め試薬が固着された容器12と、該容器12内のマイクロ空間14に充填されたビーズ16(攪拌用粒子)と、を備えている。
容器12の内部には、厚さが薄い直方体形状のマイクロ空間14が形成されている。マイクロ空間14の厚さDとしては、50μm〜2mmが好ましく、100μm〜500μmがより好ましい。また、マイクロ空間14の長さLは、厚さDとの関係で設定されることが好ましく、マイクロ空間14の厚さをD、長さをLとしたときに、L/Dで表されるアスペクト比が5〜50の範囲になるように設定される。たとえば、マイクロ空間14の厚さDを50μmとした場合には、長さLを250μm〜2.5mmとし、マイクロ空間14の厚さDを2mmとした場合には、長さLを10mm〜100mmとする。
したがって、各種検査に必要なサンプル量に応じてマイクロ空間14の大きさを前記条件に合うように設定すればよい。マイクロ空間14の幅Wは特に限定されないが、厚さDと同程度の範囲であることが好ましい。なお、本実施形態では、マイクロ空間14が直方体形状である例について示したが、これに限定されず、円筒形状などでもよく、ある程度の長さがあるものであればよい。
なお、容器12自体の形状としては、上述したようなマイクロ空間14を有する構造であれば、図1の形態に限定されず、例えば、基板の中央部に上述したようなマイクロ空間14を有するような構造であってもよい。
容器12の長さ方向一端側には、サンプル液Aを充填する充填口20が形成されている。この充填口20は、例えば、図示しないゴム等のシール部材でシールされており、充填手段としての注射器26(図1参照)の針26Aをシール部材を介して抜き刺しできるようになっている。ここで、直方体のマイクロ空間14を形成する各面(6面)のうち、充填口20側の面を天面14A、反対側を底面14Bとする。また、容器12を傾斜させた際に、マイクロ空間14のうち鉛直方向の上側に位置する面を上面14C、反対側を下面14Dとする。
マイクロ空間14の上面14Cには、図示しない空気抜き口が形成されている。また、マイクロ空間14の上面14C側上部には、検査試薬24が予め固着されている。なお、マイクロ空間14の上面14C下部側はビーズ16が存在する確率が大きいため、マイクロ空間14の上面14C上部側のみに検査試薬24を固着させることが好ましいが、上面14Cの略全体に検査試薬24を固着してもよい。
検査試薬24としては抗体を好適に使用することができ、これによりマイクロ空間14の上面14C上部に固着させた抗体に、サンプル液A中の抗原を反応させて、いわゆる酵素免疫反応(ELISA)による検査を行うことができる。
ELISAの1つであるサンドイッチ法とは、検査対象の抗原に対する抗体を固定化し、蛍光や色素、あるいは放射性物質、酵素等で標識された第2抗体を用いた抗原抗体反応による簡便な検査手法である。直接、抗原を標識しなくてよいため、手軽に、且つ高感度に反応を検出できる。なお、検査試薬24としては、抗体に限定するものではなく、何らかの検査を行える試薬であればいずれでもよい。
マイクロ空間14の上面14C上部側に検査試薬24を固着する方法としては、例えばインクジェット装置のノズルから検査試薬24を噴出させてマイクロ空間14の上面14C上部に吹き付けることで固着する方法を好適に採用できる。ただし、この固着方法に限定されるものではない。
マイクロ空間14内に充填されるビーズ16の粒径は、約1〜1000μmであることが好ましい。さらに好ましくは1〜50μmがよい。また、ビーズ16の比重は、1〜1.5であることが好ましい。さらに好ましくは比重が1〜1.2であることが望ましい。また、ビーズ16の充填率は、マイクロ空間14内に充填するサンプル液量に対して体積分率で50v/v%となるように設定されることが好ましい。
ビーズ16の材質としては、例えば、サンプル液の免疫反応に関与しない材料(不活性な材料)であれば特に限定されないが、上記した粒径や比重を満たすものが好ましい。このようなビーズ16としては、例えば、ポリスチレン、ラテックス等が挙げられる。また、ビーズ16に種々の表面修飾、例えば、ポリエチレングリコール等を形成することで、サンプル液やその反応に対して不活性となるようにしてもよい。
このように、ビーズ16の粒径や比重、充填率を調節することにより、マイクロ空間14内におけるビーズ16の沈降速度を調節できるので、サンプル液の流速も調節することができる。
このような検出器具10は、例えば、図2に示すような傾斜手段18により傾斜させることができる。図2に示すように、傾斜手段18は、基台18Aの支柱部に、揺動機構部18Bを介して支持部材18Cを矢印a−b方向に揺動自在に支持することにより構成される。また、支持部材18Cは、内部に図示しないガイド機構を備えた筒状となっており、容器12が着脱自在に嵌め込まれるようになっている。揺動機構部18Bとしては、支持部材18Cに支持された容器12が所定の傾斜角で動かないように維持される機構であればいずれでもよい。
上述したようなマイクロ空間14を有する容器12を製作する方法としては、微細加工技術が好適に使用される。微細加工技術としては、例えば、次のようなものがある。
(1) X線リソグラフィと電気メッキを組み合わせたLIGA技術
(2) EPON SU8を用いた高アスペクト比フォトリソグラフィ法
(3) 機械的マイクロ切削加工(ドリル径がマイクロオーダのドリルを高速回転するマイクロドリル加工等)
(4) Deep RIEによるシリコンの高アスペクト比加工法
(5) Hot Emboss加工法
(6) 光造形法
(7) レーザー加工法
(8) イオンビーム法
容器12を製作するための材料としては、耐熱、耐圧及び耐溶剤性、加工容易性等の要求に応じて、金属、ガラス、セラミックス、プラスチック、シリコン、及びテフロン等の樹脂を好適に使用でき、特に、ポリスチレン樹脂、PMMA樹脂、石英ガラス、パイレックスガラスが好ましい。また、容器12は、検査反応状態を視覚により認識できることが好ましく、透明な材料で製作することが好ましい。
検体を含むサンプル液としては、特に制限はないが、例えば、血液、尿、唾液等が挙げられる。
次に、上記のように構成された検出器具10を用いて、本発明に係るサンプル液に含まれる検体の検出手順について、図3〜図5を参照して説明する。図3は、本発明に係るサンプル液の検出手順を説明する説明図であり、図4は、容器12の立設状態を変えたときのサンプル液の流動状態を説明する説明図である。なお、図3は、図2のA−A線断面で示している。また、図4(A)は、容器12を傾斜させたときのサンプル液とビーズ16の流動状態であり、図4(B)は、容器12を垂直に立設させたときのサンプル液とビーズ16の流動状態である。図5は、容器12の長さ方向端部の天地を逆にした状態を示す断面模式図である。
まず、図3(A)に示すように、傾斜手段18に保持された容器12を立設させた状態にする。そして、図1の注射器26を使用して容器12内のマイクロ空間14にサンプル液Aを充填する。
次に、図3(B)に示すように、容器12を鉛直方向(重力方向)に対して30〜60°の傾斜角、好ましくは45°の傾斜角になるように傾斜させる。この場合、マイクロ空間14の上面14C側が鉛直方向で上になるように傾斜させる。なお、容器12を傾斜させる操作は、サンプル液Aを容器12に充填する前でもよく、後でもよい。また、容器12を立設した状態で充填することに限定されるものではなく、容器12を寝かせた状態で充填してから、30〜60°の傾斜角になるように起き上がらせてもよい。
次に、図3(B)では、容器12を傾斜させた状態でビーズ16を自然沈降させることにより、マイクロ空間14においてボイコット効果が生じる。すなわち、図4(A)に示すように、ビーズ16が重力方向に沈降する一方、サンプル液Aがマイクロ空間14の上面14C(容器上面側の内壁面)に沿って上昇する。この結果、図4(A)に示すように、マイクロ空間14には、マイクロ空間14の上面14Cに沿って上昇した上昇流がマイクロ空間14の下面14Dに沿って下降流として下降するサンプル液Aの環状流(図4(A)の点線矢印)が形成される。
そして、図3(C)に示すように、ビーズ16の沈降とサンプル液Aの上昇流とが正面衝突することがないので、サンプル液に含まれる検体28とマイクロ空間14の上面14Cに固着された検査試薬24とを短時間で速やかに接触させることができる。
一方、容器12を立設した状態でビーズ16を自然沈降させると、図4(B)に示すように、ビーズ16の沈降とサンプル液Aの上昇流とが正面衝突するため、サンプル液Aの上昇流の流れが阻害されやすくなる。
なお、ボイコット効果については、雑誌「Nature」(Boycott A.E., Sedimentation of blood corpuscles, Nature(London), 104, 532.1920発行)及び雑誌「バイオレオロジー」(米田出版、貝原眞、坂西明郎、1999年6月4日初版発行)に詳しく紹介されている。
また、サンプル液A中の検体28が検査試薬24と接触せず、未反応のまま残っている場合でも、図5に示すように、摺動機構18Bを動かして容器12の上下を逆にすることにより、再びサンプル液Aの流動を継続させることができる。
このように、ビーズ16を用いてマイクロ空間14においてボイコット効果を生じさせることで、ポンプ等の外的な液体駆動手段を用いることなく、マイクロ空間14の上面14Cに沿ったサンプル液の上昇流を形成できる。これにより、サンプル液への攪拌効果が発揮され、サンプル液A中の成分がマイクロ空間14の上面に接触する確率を飛躍的に向上させる。したがって、マイクロ空間14の上面14C上部に予め検査試薬24を固着しておくことにより、サンプル液中の検体28と、検査試薬24との接触効率を良くすることができ、マイクロ空間14のような簡易的な空間において、検査を精度良く行うことができる。
さらに、図5に示すように、容器12の天地を逆にすることで、再度、ビーズ16を容器12内で沈降させてサンプル液Aの流動を継続できる。これにより、サンプル液中の検体を高効率で反応させることができる。
図6は、本発明に係る検出器具の別態様について説明する概念図である。
図6に示すように、検出器具10’は、主に、容器12の外側に磁場印加手段30、30を設け、ビーズ16として磁気ビーズ16’を用いた以外は、図1とほぼ同様に構成されている。また、図5においては、傾斜手段18’として図2とは異なる形状のものを用いた例で示している。なお、図1と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
傾斜手段18’は、基台18Aの上面中央部に、揺動機構部18Bを介して支持部材18Cを揺動自在に支持することにより構成される。また、支持部材18Cは、断面凹状に形成され、この凹部に容器12の下側部分が着脱自在に嵌め込まれる。
磁場印加手段30、30は、マイクロ空間14の上面14C、下面14Dとそれぞれ対向するように配置される。このような磁場印加手段30としては、マイクロ空間14内の磁気ビーズ16’に磁場を印加できるものであれば、特に限定されず、例えば、磁石や電磁コイル等を用いることができる。
磁気ビーズ16’は、例えば、磁性粒子の表面に、サンプル液Aに対して不活性なポリマー層でコーティングされたものが使用できる。磁性粒子としては、例えば、酸化鉄が使用できる。ポリマー層としては、ポリエチレングリコール(PEG)等が挙げられる。
これにより、マイクロ空間14内の磁気ビーズ16’に、外部から磁場を印加することにより、磁気ビーズ16’の沈降速度を調節することができる。これにより、サンプル液Aの流速を調節することができる。
以上、本発明に係る検体の検出方法及び検出器具の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、各種の態様が採り得る。
たとえば、上記各実施形態では、ビーズ16を予め充填した容器12内にサンプル液Aを注入する例で説明したが、これに限定されず、サンプル液とビーズ16を混合した後、容器12内に充填してもよい。
また、上記各実施形態では、容器12を傾斜させる手段として、図2の傾斜手段18や図5の傾斜手段18’を挙げて説明したが、これに限定されず、容器12を手で持った状態で容器12を鉛直方向に対して傾斜させてもよい。
次に、本発明の具体的な実施例として、図1に示した検出器具10を使用して、尿に含まれる抗原を、サンドイッチ法を用いたイムノクロマト法で検出する方法を説明する。
透明ポリスチレンの材質で製作された容器12内には、厚さが0.5mm、幅が1mmの断面で、長さが40mmのマイクロ空間14が形成されている。そして、マイクロ空間14の上面14C上部側に、尿に含まれるターゲット抗原と特異的に結合する可視化マーカー付きの検査試薬24を予め固着させた。
検査試薬24の固着方法は、インクジェット装置のインク噴出ノズルから検査試薬(
抗体)をマイクロ空間14の上面14C上部に吹き付ける方法で行った。
さらに、ビーズ16として粒径10μmで、比重が1.05g/cmのポリスチレン微粒子を上記の容器12内に充填した。ポリスチレン微粒子は、充填する尿に対して、体積分率で50v/v%となるように充填した。なお、尿を容器12内に約10μL充填した。
次に、図3(B)に示すように、容器12を鉛直方向(重力方向)に対して、45°傾けて静置した。
この結果、マイクロ空間14において、次第にポリスチレン微粒子が沈降し、容器12を傾斜させてから3分後には、マイクロ空間14の上面14C近傍(上面14Cから50μm以内)に沿った尿の上昇流が確認できた。このときの尿の流速を、PIV(可視化画像流速計測システム)により測定した結果、20μm/秒であった。
そして、尿がマイクロ空間14の上面Cに沿って流動するとともに、尿中の抗原が、上面Cに固着された可視化マーカー(金コロイド粒子)付き抗体と接触し、抗原抗体反応が促進された。
この結果、可視化マーカーは、抗原抗体結合を通してマイクロ空間14の上面Cに固定された。固定化された金コロイドの密度が一定以上あることを確認し、金コロイド由来の色の濃淡によって、尿中の抗原の量を判定することができた。さらに、この金コロイドを光学的に測定することにより、定量的に測定することができた。
本発明に係る検出器具の一例を示す概念図である。 図1の検出器具を傾斜させた状態を示す斜視図である。 本発明に係る検体の検出方法の手順を説明する説明図である。 容器の立設状態を変えたときのサンプル液の流動状態を説明する説明図である。 容器の長さ方向の天地を逆にした状態を示す断面模式図である。 本発明に係る検出器具の他の例を示す概念図である。
符号の説明
10、10’…検出器具、12…容器、14…マイクロ空間、16…ビーズ、16’…磁気ビーズ、18、18’…傾斜手段、20…充填口、24…検査試薬、26…注射器、28…検体、30…磁場印加手段

Claims (11)

  1. サンプル液に含まれる検体の検出方法において、
    マイクロ空間を有するとともに、該マイクロ空間内に攪拌用粒子を備えた容器内にサンプル液を注入する工程と、
    前記サンプル液が注入された容器を鉛直方向に対して所定の傾斜角に傾斜させる工程と、
    前記傾斜した容器内において、前記攪拌用粒子の沈降により前記サンプル液を流動させる工程と、
    前記流動するサンプル液を、前記マイクロ空間の内壁面に予め固着されている試薬と接触させる工程と、
    を備えたことを特徴とする検体の検出方法。
  2. 前記傾斜角は、鉛直方向に対して30°〜60°であることを特徴とする請求項1に記載の検体の検出方法。
  3. 前記サンプル液の流速は、前記攪拌用粒子の比重、粒径、及び前記サンプル液に対する体積分率のうちいずれか1以上により調節することを特徴とする請求項1又は2に記載の検体の検出方法。
  4. 前記攪拌用粒子は磁性粒子を備えるとともに、前記攪拌用粒子に印加する磁場を調節することにより前記攪拌用粒子の前記容器内における沈降速度を調節することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の検体の検出方法。
  5. 前記マイクロ空間の長さ方向両端部の上下を逆にすることにより、前記攪拌用微粒子の沈降を繰り返し行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の検体の検出方法。
  6. 前記サンプル液中の検体は抗原であると共に、前記試薬は前記検体と特異的に反応する抗体であり、抗原抗体反応を行わせることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の検体の検出方法。
  7. サンプル液中の検体を検出する検出器具において、
    マイクロ空間を有し、該マイクロ空間の内壁面に予め試薬が固着された容器と、
    前記容器に投入される攪拌用粒子と、
    を備えたことを特徴とする検出器具。
  8. 前記マイクロ空間は、直方体形状であることを特徴とする請求項7に記載の検出器具。
  9. 前記容器は透明であることを特徴とする請求項7又は8に記載の検出器具。
  10. 前記攪拌用粒子は、ポリスチレン粒子であることを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の検出器具。
  11. 前記サンプル液中の検体は抗原であると共に、前記試薬は前記検体と特異的に反応する抗体であることを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載の検出器具。
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