JP2008256270A - 貯湯式給湯器及びその運転学習方法 - Google Patents

貯湯式給湯器及びその運転学習方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008256270A
JP2008256270A JP2007099192A JP2007099192A JP2008256270A JP 2008256270 A JP2008256270 A JP 2008256270A JP 2007099192 A JP2007099192 A JP 2007099192A JP 2007099192 A JP2007099192 A JP 2007099192A JP 2008256270 A JP2008256270 A JP 2008256270A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
thermal load
hot water
time zone
day
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007099192A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Mishima
淳 三島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chofu Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Chofu Seisakusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chofu Seisakusho Co Ltd filed Critical Chofu Seisakusho Co Ltd
Priority to JP2007099192A priority Critical patent/JP2008256270A/ja
Publication of JP2008256270A publication Critical patent/JP2008256270A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Abstract

【課題】ユーザの生活パターンに対応して、的確に過去の熱負荷実績の積算を行うことにより、熱負荷の予測を行うことが可能な貯湯式電気温水器の運転学習技術を提供する。
【解決手段】熱負荷記憶手段44には、各時間帯の積算熱負荷実績が各曜日の各時間帯毎に記憶されている。週間積算手段45は、各日の所定時刻において、各時間帯毎に各曜日の当該時間帯における熱負荷を積算し、当該時間帯の週間積算熱負荷として出力する。学習更新時刻決定手段46は、各時間帯のうち、週間積算熱負荷が最小である時間帯を抽出し、抽出された時間帯内の所定の時刻を学習更新時刻とする。運転計画策定手段47は、学習更新時刻を起算点として過去の熱負荷実績の1日分の積算を行い、その1日の積算値に基づいて、前記運転計画の作成又は更新を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、ヒートポンプや電熱ヒータ等の加熱装置により給湯タンク内に温水を生成し該給湯タンクから給湯を行う貯湯式給湯器の運転学習技術に関する。
従来から、ヒートポンプや電熱ヒータ等の加熱装置により給湯タンク内に温水を生成して蓄熱を行い、この貯湯タンクに蓄熱された温水熱を給湯や暖房等に利用する貯湯式給湯器が広く使用されている。かかる貯湯式給湯器では、貯湯タンクへの蓄熱は、主として電気料金の安価な深夜時間帯や熱負荷のない時間帯などの特定の時間帯に行われ、運転コストを抑える工夫がなされている。
ところで、貯湯タンクに貯湯された温水熱は、時間とともに自然放熱により拡散し減少する。貯湯タンクの蓄熱量が大きいほど熱拡散速度が速くなるため放熱ロスは大きくなる。したがって、熱負荷に対して過剰に貯湯タンクへの蓄熱を行うと、放熱ロスが大きくなるため、機器効率(COP:Coefficient of Performance)の低下を招き、運転コストも上昇する。
一方、熱負荷に対して貯湯タンクへの蓄熱量が不足している場合、貯湯タンクで湯切れが生じる。湯切れが生じた場合、補充的に温水の沸き上げを行う必要がある。しかしながら、一般に加熱装置による沸き上げの速度は遅く、貯湯タンクへの蓄熱には相当の時間が必要である。したがって、補助熱源装置による温水の沸き上げを行う必要が生じ、運転コストが上昇する。
したがって、1日のどの時間帯にどの程度の熱負荷が生じるかをできる限りよい精度で予測して、その予測熱負荷に基づいて加熱装置による夜間の温水沸き上げの熱量を決定する必要がある。
そのため、従来の貯湯式給湯器においては、過去の熱負荷を測定して記憶しておき、この過去の熱負荷の実績値から各日の熱負荷を予測して沸き上げ運転の計画を策定する運転学習機能を備えている(特許文献1〜2参照)。
例えば、特許文献2では、過去数日間の熱負荷実績に基づいて、深夜時間帯での沸き上げ量を決定している。また、特許文献1,3,4では、曜日ごとに熱負荷実績を学習し、深夜時間帯での沸き上げ量を決定している。
特開2007−32879号公報 特開2003−90620号公報 特開平8−327150号公報 特開2002−168524号公報
ところで、過去の熱負荷実績から次の1日の熱負荷のための沸き上げ熱量を決定する場合、各曜日において、過去の熱負荷実績を24時間分積算する必要がある。この場合、何時から何時までの熱負荷実績を積算するかが問題となる。
例えば、熱負荷実績の積算の起算点を午後11時(23時)としたとする。この場合、月曜日の1日の熱負荷実績は、前日の日曜日の23時から翌日の月曜日の23時までの熱負荷実績の積算値となる。火曜日から日曜日についても同様である。ところで、使用者が、例えば月曜日は23時前に浴槽の湯張りを行い、火曜日は23時を過ぎてから浴槽の湯張りを行い、水曜日は23時前に浴槽の湯張りを行った場合を想定する。浴槽の湯張りには、貯湯タンク内の温水を多量に消費するため、熱負荷としては顕著である。したがって、この場合、火曜日の熱負荷実績の積算値には浴槽の湯張りによる熱負荷実績が含まれないため、積算値は小さな値となる。一方、水曜日の熱負荷実績の積算値には浴槽の湯張りによる熱負荷実績が2度含まれるため、積算値は顕著に大きな値となる。このように、熱負荷実績が大きくなる可能性のある時間帯を積算の起算点とすると、積算値が曜日によって極めて大きくばらつく場合が生じ、正確な熱負荷の予測が不可能となる。したがって、積算の起算点は、できる限り熱負荷実績が小さい時間帯とすることが、正確な熱負荷の予測を行う上で極めて重要である。
従来、この積算は、熱負荷の少ない時刻を適当に定め、その定めた時間から24時間分の熱負荷実績の積算を行っていた。具体的には、一般に午前5時が、熱負荷実績が最も少ない時間帯であることから、午前5時頃はユーザが熱を使用していないと想定した上で、午前5時を起算点として24時間分の熱負荷実績を積算し、それを1日分の熱負荷実績としていた。
しかしながら、生活パターンはユーザによって異なり、本当に午前5時が起算点として最適な時刻であるか否かは不明である。例えば、ユーザが夜勤などで昼夜の生活パターンが逆転している場合には、午前5時に大きな熱負荷が生じている可能性もある。そのような場合、過去の熱負荷実績から正確な熱負荷の予測ができなくなるおそれがある。
そこで、本発明の目的は、ユーザの生活パターンに対応して、的確に過去の熱負荷実績の積算を行うことにより、熱負荷の予測を行うことが可能な貯湯式給湯器の運転学習技術を提供することにある。
本発明に係る貯湯式給湯器は、温水を貯湯する貯湯タンクと、前記貯湯タンクに給熱を行う加熱装置と、各時刻において、前記貯湯タンクから出湯された温水の熱量である熱負荷を検出する熱負荷検出手段と、前記熱負荷検出手段が検出する熱負荷を各時間帯毎に積算する熱負荷積算手段と、前記熱負荷積算手段により積算された熱負荷を、各日の各時間帯毎に記憶する熱負荷記憶手段と、前記熱負荷記憶手段に記憶された各日の各時間帯毎の熱負荷に基づいて前記加熱装置の運転計画の作成又は更新を行う運転計画策定手段と、を備えた貯湯式給湯器であって、各日の所定の時刻において、各時間帯毎に、各日の当該時間帯における熱負荷を積算し、当該時間帯の期間積算熱負荷として出力する期間積算手段と、各時間帯のうち、前記期間積算熱負荷が最小である時間帯を抽出し、抽出された時間帯内の所定の時刻を学習更新時刻に決定する学習更新時刻決定手段と、を備え、前記運転計画策定手段は、前記学習更新時刻を起算点として過去の熱負荷実績の1日分の積算を行い、その1日の積算値に基づいて、前記運転計画の作成又は更新を行うことを特徴とする。
この構成によれば、学習更新時刻決定手段により、1週間〜1ヶ月程度の所定期間の熱負荷実績が最も小さい時間帯が学習更新時刻として設定される。そして、運転計画策定手段は、この学習更新時刻を起算点として過去の熱負荷実績の1日分の積算を行い、その1日の積算値に基づいて、前記運転計画の作成又は更新を行う。したがって、ユーザの生活パターンに適応して、最適な学習更新時刻が設定され、過去の熱負荷実績の1日分の積算が行われるため、的確に熱負荷の予測を行うことが可能となる。
また、本発明において、前記期間積算手段は、i番目の時間帯とその直前のi−1番目の時間帯の期間積算熱負荷の和又は平均値を、i番目の時間帯の平均熱負荷として算出し、前記学習更新時刻決定手段は、各時間帯のうち、前記平均熱負荷が最小である時間帯を抽出し、抽出された時間帯の開始時刻を学習更新時刻に決定することができる。
本発明に係る貯湯式給湯器の運転学習方法は、温水を貯湯する貯湯タンクと、前記貯湯タンクに給熱を行う加熱装置と、各時刻において、前記貯湯タンクから出湯された温水の熱量である熱負荷を検出する熱負荷検出手段と、前記熱負荷検出手段が検出する熱負荷を各時間帯毎に積算する熱負荷積算手段と、前記熱負荷積算手段により積算された熱負荷を、各日の各時間帯毎に記憶する熱負荷記憶手段と、前記熱負荷記憶手段に記憶された各日の各時間帯毎の熱負荷に基づいて前記加熱装置の運転計画の作成又は更新を行う運転計画策定手段と、を備えた貯湯式給湯器の運転学習方法であって、各日の所定の時刻において、各時間帯毎に、各日の当該時間帯における熱負荷を積算し、当該時間帯の期間積算熱負荷として出力する期間積算ステップと、各時間帯のうち、前記期間積算熱負荷が最小である時間帯を抽出し、抽出された時間帯内の所定の時刻を学習更新時刻に決定する学習更新時刻決定ステップと、前記運転計画策定手段が、前記学習更新時刻を起算点として過去の熱負荷実績の1日分の積算を行い、その1日の積算値に基づいて、前記運転計画の作成又は更新を行う運転計画更新ステップと、を有することを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、学習更新時刻決定手段により、1週間〜1ヶ月程度の所定期間の熱負荷実績が最も小さい時間帯を学習更新時刻として設定し、この学習更新時刻を起算点として過去の熱負荷実績の1日分の積算を行い、その1日の積算値に基づいて、前記運転計画の作成又は更新を行ことで、ユーザの生活パターンに適応して積算起算点を決定して過去の熱負荷実績の1日分の積算を行うため、常に的確な熱負荷の予測を行うことが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る貯湯式給湯器1の装置構成を表す図である。貯湯式給湯器1は、温水を貯湯する貯湯タンク2を備えている。この貯湯タンク2は、成層式貯湯により蓄熱を行う。貯湯タンク2の側壁には、タンクの各高さにおける貯湯温度を検出するための温度センサ5a,5b,5c,5dが設けられている。
貯湯タンク2の底部には給水管3が接続されており、上水道から水が供給される。この給水管3には、給水管3を通断する開閉弁である給水元弁4が設けられている。また、給水管3には、給水管3から貯湯タンク2へ給水される水の流量を検出する給水流量センサ6と、給水管3から貯湯タンク2へ給水される水の温度を検出する温度センサ7が設けられている。
また、貯湯式給湯器1は、一端が貯湯タンク2の底部に連通し、他端が貯湯タンク2の頂部に連通する給熱回路11を備えている。この給熱回路11には、貯湯タンク2の底部に連通する端部側から、流量センサ14、給熱循環ポンプ12、加熱装置10、及び給熱回路弁13が設けられている。流量センサ14は、給熱回路11を流れる水量を検出するセンサである。給熱循環ポンプ12は、給熱回路11内の水を貯湯タンク2の底部側から頂部側へ圧送する。加熱装置10は、ヒートポンプや電熱ヒータ等の熱源によって水の加熱を行う熱源器である。この加熱装置10により、給熱回路11内を流れる水へ給熱が行われる。給熱回路弁13は、給熱回路11を通断する開閉弁である。
貯湯タンク2の底部に貯留する低温の水は、給熱循環ポンプ12によって給熱回路11内に引き込まれ、加熱装置10による給熱によって高温の温水とされた後、貯湯タンク2の頂部に戻される。これにより、貯湯タンク2内の水(温水)の沸き上げが行われ、貯湯タンク2に蓄熱がされる。尚、貯湯タンク2の頂部の給熱回路11へ開口する管口には、温水の温度を検出する温度センサ16が備えられている。
また、貯湯タンク2の頂部には、貯湯タンク2内の温水を給湯栓(図示せず)に送水する給湯管21が接続されている。この給湯管21には、給湯弁22及び流量センサ23が設けられている。給湯弁22は給湯管21を通断する開閉弁である。流量センサ23は、給湯管21を通って給湯栓へ供給される温水の流量を検出するセンサである。
更に、貯湯タンク2の頂部から貯湯タンク2の底部にかけて、前記給熱回路11と並列に追焚回路31が設けられている。追焚回路31は、一端が貯湯タンク2の頂部、他端が貯湯タンク2の底部に連通する。この追焚回路31には、貯湯タンク2の頂部の側から、追焚回路弁34、追焚熱交換器30、追焚循環ポンプ33、及び流量センサ35が設けられている。追焚回路弁34は、追焚回路31の通断を行う開閉弁である。追焚熱交換器30は、風呂回路32を循環する浴槽水と、追焚回路31を流れる温水との間で熱交換を行う熱交換器である。尚、風呂回路32は、両端が浴槽(図示せず)に接続されており、風呂循環ポンプ36によって浴槽内の浴槽水を吸い込み、追焚熱交換器30を通した後に浴槽に戻す循環管路である。追焚循環ポンプ33は、追焚回路31内の水を貯湯タンク2の頂部側から底部側へ圧送する。流量センサ35は、追焚回路31内を流れる水(温水)の流量を検出するセンサである。
また、貯湯式給湯器1は、装置全体の制御を行う制御部37を備えている。
図2は、図1の貯湯式給湯器1における運転学習機構の機能構成を表すブロック図である。図2において、給水流量センサ6、温度センサ7、温度センサ16、流量センサ23、流量センサ35、及び制御部37は、図1と同様である。
制御部37は、運転学習機構として、熱負荷検出部41、熱負荷積算部42、時計43、熱負荷記憶部44、期間積算部45、学習更新時刻決定部46、及び運転計画策定部47を備えている。
熱負荷検出部41は、給水流量センサ6,流量センサ23,35及び温度センサ7,16の検出値に基づいて、各時点における熱負荷を算出する。
熱負荷積算部42は、熱負荷検出部41により検出される熱負荷を、時計43から出力される時刻情報を参照して1時間毎に積算し、熱負荷記憶部44に保存する。本例では所定期間を1週間として説明する。ここで、熱負荷の1時間当たりの積算値は、曜日ごとに熱負荷記憶部44に保存される。すなわち、月曜日から日曜日まで、各曜日に対して24個、合計168個の積算値が記憶される。
以下では、0時〜1時、1時〜2時、…、23時〜24時の各時間帯をTZ,TZ,…,TZ24と記す。月曜の時間帯TZ,TZ,…,TZ24の熱負荷の積算値をQ(1,1),Q(1,2),…,Q(1,24)、火曜の時間帯TZ,TZ,…,TZ24の熱負荷の積算値をQ(2,1),Q(2,2),…,Q(2,24)、…、日曜の時間帯TZ,TZ,…,TZ24の熱負荷の積算値をQ(7,1),Q(7,2),…,Q(7,24)のように記す。
期間積算部45は、各日の午前0時において、各時間帯TZ〜TZ24毎に、各曜日の当該時間帯TZ(i=1,…,24)における熱負荷Q(i,1)〜Q(i,7)を積算し、当該時間帯TZの期間積算熱負荷Q(i)として出力する。
学習更新時刻決定部46は、各時間帯TZ(i=1,…,24)のうち、期間積算熱負荷Q(i)が最小である時間帯TZを抽出し、抽出された時間帯TZ内の中央時刻を学習更新時刻tに決定する。
運転計画策定部47は、学習更新時刻tを起算点として過去の熱負荷実績の1日分の積算を行い、その1日の積算値に基づいて、前記運転計画の作成又は更新を行う。
以上のように構成された本実施例に係る貯湯式給湯器1について、以下その運転学習方法を説明する。
(1)熱負荷実績の測定
時刻tにおいて、熱負荷検出部41は、給水流量センサ6,流量センサ23,35及び温度センサ7,16の検出値に基づいて、時刻tにおける熱負荷q(t,j)を算出する。ここで、jは曜日を表すインデックスであり、月曜日がj=1,火曜日がj=2,…,日曜日がj=7とする。
熱負荷積算部42は、各時間帯TZごとに、熱負荷検出部41が算出する熱負荷q(t,j)を積算し、時間帯熱負荷積算値Q(i,j)を算出する。すなわち、時間帯熱負荷積算値Q(i,j)は次式により計算される。
Figure 2008256270
ここで、tは時間帯TZの開始時刻である。
算出された時間帯熱負荷積算値Q(i,j)は、熱負荷記憶部44に記憶される。ここで、熱負荷記憶部44には、(表1)のような熱負荷テーブルが格納されており、熱負荷積算部42により算出された時間帯熱負荷積算値Q(i,j)は、この熱負荷テーブルの各アドレスに格納される。
Figure 2008256270
(2)熱負荷の予測
熱負荷の予測は、各日の午前0時に行われる。
例えば、時計43が計時する時刻が午前0時になると、期間積算部45は、熱負荷記憶部44に記憶されている熱負荷テーブルを参照し、各時間帯TZ(i=1,…,24)における期間積算熱負荷Q(i)を次式により算出する。
Figure 2008256270
ここで、argmini(Qw(i))は、Qw(i)を最小にするiを表す。
次に、学習更新時刻決定部46は、算出された期間積算熱負荷Q(i)(i=1,…,24)に基づいて、次式により学習更新時刻tに決定する。
Figure 2008256270
最後に、運転計画策定部47は、学習更新時刻tを起算点として過去の熱負荷実績の1日分の積算を行い、その日の予測熱負荷Qest(j)を算出する。jは当日の曜日を表す。ここで、学習更新時刻tが属する時間帯をTZとすると、予測熱負荷Qest(j)は次式のように算出される。
Figure 2008256270
尚、予測熱負荷Qest(j)の算出方法に関しては、1週間前の同じ曜日の熱負荷を加算した上記式(4)のほか、各時間帯、各日の加重平均とすることもできる。
例えば、n日間の負荷実績の1日分の総量順にMAXソートを行い、負荷総量の大きい順に以下の荷重を与える。
Figure 2008256270
この場合、予測熱負荷Qest(j)は、次式によって算出することができる。
Figure 2008256270
上記式(5a)をn日間データの1時間毎の負荷に適用することで、時系列予測負荷(1時間毎)を生成する。
また、上記式(5a)は、負荷の大小にて加重を変えているが、n日間の負荷実績の順番に加重を与えてもよい(例えば、1週間前のデータに重みをおく等)。
以上より、予測熱負荷Qest(j)が定まったので、この予測熱負荷Qest(j)に基づき貯湯タンク2の温水の沸上温度を算出し、加熱装置10による沸き上げが行われる。尚、沸上温度の算出に関しては、既に公知の種々の方法を用いることができる。
尚、本実施例において、期間積算部45は、時間帯TZの平均熱負荷Qw’(i)を、次式(6a)又は(6b)により算出し、学習更新時刻決定部46は、各時間帯TZ(i=1,…,24)のうち、平均熱負荷Qw’(i)が最小である時間帯TZ’を抽出し、抽出された時間帯TZ’内の開始時刻を学習更新時刻tに決定するようにしてもよい。
Figure 2008256270
Figure 2008256270
この場合、運転計画策定部47は、次のようにして予測熱負荷Qest(j)を算出することができる。
Figure 2008256270
尚、予測熱負荷Qest(j)の算出方法に関しては、1週間前の同じ曜日の熱負荷を加算した上記式(8)のほか、式(4)の場合と同様、各時間帯、各日の加重平均とすることもできる。
本発明の実施例1に係る貯湯式給湯器の装置構成を表す図である 図1の貯湯式給湯器1における運転学習機構の機能構成を表すブロック図である。
符号の説明
1 貯湯式給湯器
2 貯湯タンク
3 給水管
4 給水元弁
5a,5b,5c,5d 温度センサ
6 給水流量センサ
7 温度センサ
10 加熱装置
11 給熱回路
12 給熱循環ポンプ
13 給熱回路弁
14 流量センサ
16 温度センサ
21 給湯管
22 給湯弁
23 流量センサ
30 追焚熱交換器
31 追焚回路
32 風呂回路
33 追焚循環ポンプ
34 追焚回路弁
35 流量センサ
36 風呂循環ポンプ
37 制御部
41 熱負荷検出部
42 熱負荷積算部
43 時計
44 熱負荷記憶部
45 期間積算部
46 学習更新時刻決定部
47 運転計画策定部

Claims (4)

  1. 温水を貯湯する貯湯タンクと、
    前記貯湯タンクに給熱を行う加熱装置と、
    各時刻において、前記貯湯タンクから出湯された温水の熱量である熱負荷を検出する熱負荷検出手段と、
    前記熱負荷検出手段が検出する熱負荷を各時間帯毎に積算する熱負荷積算手段と、
    前記熱負荷積算手段により積算された熱負荷を、各日の各時間帯毎に記憶する熱負荷記憶手段と、
    前記熱負荷記憶手段に記憶された各日の各時間帯毎の熱負荷に基づいて前記加熱装置の運転計画の作成又は更新を行う運転計画策定手段と、
    を備えた貯湯式給湯器であって、
    各日の所定の時刻において、各時間帯毎に、各日の当該時間帯における熱負荷を積算し、当該時間帯の期間積算熱負荷として出力する期間積算手段と、
    各時間帯のうち、前記期間積算熱負荷が最小である時間帯を抽出し、抽出された時間帯内の所定の時刻を学習更新時刻に決定する学習更新時刻決定手段と、を備え、
    前記運転計画策定手段は、前記学習更新時刻を起算点として過去の熱負荷実績の1日分の積算を行い、その1日の積算値に基づいて、前記運転計画の作成又は更新を行うことを特徴とする貯湯式給湯器。
  2. 前記期間積算手段は、i番目の時間帯とその直前のi−1番目の時間帯の期間積算熱負荷の和又は平均値を、i番目の時間帯の平均熱負荷として算出し、
    前記学習更新時刻決定手段は、各時間帯のうち、前記平均熱負荷が最小である時間帯を抽出し、抽出された時間帯の開始時刻を学習更新時刻に決定することを特徴とする請求項1記載の貯湯式給湯器。
  3. 温水を貯湯する貯湯タンクと、
    前記貯湯タンクに給熱を行う加熱装置と、
    各時刻において、前記貯湯タンクから出湯された温水の熱量である熱負荷を検出する熱負荷検出手段と、
    前記熱負荷検出手段が検出する熱負荷を各時間帯毎に積算する熱負荷積算手段と、
    前記熱負荷積算手段により積算された熱負荷を、各日の各時間帯毎に記憶する熱負荷記憶手段と、
    前記熱負荷記憶手段に記憶された各日の各時間帯毎の熱負荷に基づいて前記加熱装置の運転計画の作成又は更新を行う運転計画策定手段と、
    を備えた貯湯式給湯器の運転学習方法であって、
    各日の所定の時刻において、各時間帯毎に、各日の当該時間帯における熱負荷を積算し、当該時間帯の期間積算熱負荷として出力する期間積算ステップと、
    各時間帯のうち、前記期間積算熱負荷が最小である時間帯を抽出し、抽出された時間帯内の所定の時刻を学習更新時刻に決定する学習更新時刻決定ステップと、
    前記運転計画策定手段が、前記学習更新時刻を起算点として過去の熱負荷実績の1日分の積算を行い、その1日の積算値に基づいて、前記運転計画の作成又は更新を行う運転計画更新ステップと、
    を有することを特徴とする貯湯式給湯器の運転学習方法。
  4. 前記期間積算ステップにおいては、i番目の時間帯とその直前のi−1番目の時間帯の期間積算熱負荷の和又は平均値を、i番目の時間帯の平均熱負荷として算出し、
    前記学習更新時刻決定ステップにおいては、各時間帯のうち、前記平均熱負荷が最小である時間帯を抽出し、抽出された時間帯の開始時刻を学習更新時刻に決定することを特徴とする請求項3記載の貯湯式給湯器の運転学習方法。
JP2007099192A 2007-04-05 2007-04-05 貯湯式給湯器及びその運転学習方法 Pending JP2008256270A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007099192A JP2008256270A (ja) 2007-04-05 2007-04-05 貯湯式給湯器及びその運転学習方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007099192A JP2008256270A (ja) 2007-04-05 2007-04-05 貯湯式給湯器及びその運転学習方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008256270A true JP2008256270A (ja) 2008-10-23

Family

ID=39980004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007099192A Pending JP2008256270A (ja) 2007-04-05 2007-04-05 貯湯式給湯器及びその運転学習方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008256270A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010185587A (ja) * 2009-02-10 2010-08-26 Panasonic Corp 給湯機
JP2012063027A (ja) * 2010-09-14 2012-03-29 Hitachi Appliances Inc 給湯機
WO2020175724A1 (ko) * 2019-02-28 2020-09-03 엘지전자 주식회사 인공지능 학습에 기반하여 온수기를 제어하는 방법 및 서버

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08327150A (ja) * 1995-05-29 1996-12-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 給湯冷暖房システム
JP2002168524A (ja) * 2000-12-01 2002-06-14 Denso Corp 給湯装置
JP2003090620A (ja) * 2001-09-20 2003-03-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 貯湯式温水器
JP2004233032A (ja) * 2002-12-05 2004-08-19 Denso Corp 貯湯式給湯装置
JP2004257625A (ja) * 2003-02-25 2004-09-16 Osaka Gas Co Ltd 熱源システム
JP2006329611A (ja) * 2005-04-25 2006-12-07 Osaka Gas Co Ltd コージェネレーションシステム
JP2007032880A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Chofu Seisakusho Co Ltd 貯湯式電気給湯器の運転計画作成装置及び運転計画作成方法
JP2007032879A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Chofu Seisakusho Co Ltd 熱負荷予測装置及び熱負荷予測方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08327150A (ja) * 1995-05-29 1996-12-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 給湯冷暖房システム
JP2002168524A (ja) * 2000-12-01 2002-06-14 Denso Corp 給湯装置
JP2003090620A (ja) * 2001-09-20 2003-03-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 貯湯式温水器
JP2004233032A (ja) * 2002-12-05 2004-08-19 Denso Corp 貯湯式給湯装置
JP2004257625A (ja) * 2003-02-25 2004-09-16 Osaka Gas Co Ltd 熱源システム
JP2006329611A (ja) * 2005-04-25 2006-12-07 Osaka Gas Co Ltd コージェネレーションシステム
JP2007032880A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Chofu Seisakusho Co Ltd 貯湯式電気給湯器の運転計画作成装置及び運転計画作成方法
JP2007032879A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Chofu Seisakusho Co Ltd 熱負荷予測装置及び熱負荷予測方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010185587A (ja) * 2009-02-10 2010-08-26 Panasonic Corp 給湯機
JP2012063027A (ja) * 2010-09-14 2012-03-29 Hitachi Appliances Inc 給湯機
WO2020175724A1 (ko) * 2019-02-28 2020-09-03 엘지전자 주식회사 인공지능 학습에 기반하여 온수기를 제어하는 방법 및 서버
US11808486B2 (en) 2019-02-28 2023-11-07 Lg Electronics Inc. Method and server for controlling water heater on basis of artificial intelligence learning

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5121882B2 (ja) 沸上げ制御システム、沸上げ制御方法及びプログラム
US20180128502A1 (en) Water Heater Controller or System
JP5058289B2 (ja) 沸上制御システム、沸上制御方法及びプログラム
JP4931854B2 (ja) 貯湯温度制御装置、貯湯温水器、貯湯温度制御方法、及びプログラム
CN110398070A (zh) 热水器及其控制方法和计算机可读存储介质
JP2014149094A (ja) 給湯装置
JP5862465B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP4879287B2 (ja) 貯湯式給湯システム
JP2010281556A (ja) 貯湯式給湯システム
JP4036258B2 (ja) 給湯器およびその沸き上げ制御方法
JP2008256270A (ja) 貯湯式給湯器及びその運転学習方法
JP4702783B2 (ja) 熱負荷予測装置及び熱負荷予測方法
JP2007333251A (ja) 貯湯式給湯器
JP2005030211A (ja) 家庭用コージェネレーションシステムの運転制御システム
JP4516862B2 (ja) エネルギ供給システム
JP2005038753A (ja) コジェネレーションシステムの制御方法
JP2019020830A (ja) Lpガスの消費予測装置、及び、lpガスの消費予測方法
JP5384132B2 (ja) ヒートポンプ給湯のシミュレーションプログラム
JP5163059B2 (ja) 給湯システム
JP4967774B2 (ja) 給湯装置
JP2008025914A (ja) 給湯システムの制御方法及びこれに用いる給湯システム用コントローラ
US20150066812A1 (en) Energy management system and method therefor, and non-transitory computer readable medium
JP2005214450A (ja) 貯湯式給湯器の自動温度制御方法
JP2005223964A (ja) コージェネレーションシステムの運転制御システム
JP2005140441A (ja) 給湯装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091016

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111102

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120306