JP2008256105A - 揺動型歯車装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】歯車装置の大型化を招くことなく、噛み合い歯車の噛み合い精度を向上できる揺動型歯車装置を提供することをその目的とする。
【解決手段】4つの傘歯車にて構成されるいわゆる揺動型歯車装置において、該第1ないし第4歯車の互いに噛み合い対峙する歯車対のうち一方の歯車が、ピッチ円錐上において等間隔で歯車中心から放射方向に伸びる凹溝と、該凹溝内に転動自在に配置される円柱状のコロとで等高歯としての凸状歯として構成され、該凸状歯と噛み合う歯車が、該凸状歯の歯形を創成転写した創成歯形もしくは近似創成歯形として形成された凹状歯として構成され、上記回転体は、軸方向両端部に形成された薄肉部とその間に形成された厚肉部とを備え、該薄肉部にそれぞれ第2歯車および第3歯車が形成されていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ハウジングに固定された歯数n1 の第1歯車と、出力軸に取付けられた歯数n4 の第4歯車とを、入力軸との各軸芯を一致させて配置し、歯数n2 の第2歯車および歯数n3 の第3歯車を一体に設けた回転体を、第2歯車が第1歯車と噛み合い、第3歯車が第4歯車と噛み合うように前記入力軸の傾斜部で軸支し、前記第1、第2歯車の各ピッチ円を通る共通球面の中心点と、前記第3、第4歯車の各ピッチ円を通る共通球面の中心点とが一致する点を原点とするXY座標のX軸上に前記入力軸の軸芯を配置し、かつ、第1、第2歯車の噛み合い点と第4、第3歯車の噛み合い点とを該XY座標の同一象限若しくは異なる象限上に置いてなる揺動型歯車装置に関する。
従来より、揺動運動を行ういわゆる揺動型歯車装置を用いた減速歯車装置の原理が知られていた。この揺動型歯車装置は、4つの歯車のみで大減速比を得ることが可能であり、様々な利点を有するものである。しかしながら、揺動型歯車装置はその歯形を高精度かつ低コストでの生産が困難な球面インボリュート歯形とする必要があり、実用化には至らなかった。本発明者はこの球面インボリュート歯形に替えて、一方の歯車の歯形を、歯すじ方向において歯幅および歯たけが等しいいわゆる等高歯とし、他方の歯形を該等高歯の歯形を創成転写し、さらに該等高歯を、ローラ状のコロを凸状歯として用いることにより、揺動型歯車装置の実用化を可能とした。なお、揺動型歯車装置の詳細については、特公平7−56324号公報(特許文献1)に開示されている。
図10には、本発明者による揺動型歯車装置の要部断面が示されている。揺動型歯車装置は、入力軸1と出力軸2との間を、第1〜第4歯車A1 〜A4 で連結し、これらの歯車によって減速を行っている。この第1〜第4歯車A1〜A4は傘歯車である。そして、第1歯車A1 はハウジング6に一体的に固定されている。また、第2歯車A2 および第3歯車A3 は1つの回転体3に設けられ、回転体3は入力軸1の傾斜部1aで回転自在に支承されている。このように回転体3を傾斜支持すると、入力軸1の回転に伴って回転体3に揺動運動を発生させることができる。また、各歯車の噛み合い部にコロ4aが介在されこのコロの転動により噛み合い摩擦を吸収している。
図11に示すように、コロ4aは、第1歯車A1(第4歯車A4 )に形成された凹溝4bによって転動自在に支持されている。そして、凹溝4bから突出するコロ4aによって、半円筒状の凸状歯4を形成している。また、第2歯車A2 (第3歯車A3 )にも半円弧状凹溝を形成し、凹状歯5として構成する。そして、回転体3が矢印Bで示す方向に揺動運動を行うと、第2歯車A2 (第3歯車A3 )は矢印Cで示す方向に移動し、各凹状歯5と凸状歯4とを噛み合わせていく。この際に、各凹状歯と凸状歯との間に生ずる摺動を、コロ4aの転動で吸収している。
特公平7−56324号公報
上記の揺動型歯車装置は、上記凸状歯を凹溝とコロとで構成、すなわち、噛み合い部にコロを介在させ、この噛み合い部に一定の与圧を与えバックラッシュをゼロにすることにより、原理的には噛み合い部の摩擦抵抗が低減されることになり、伝達効率と位置決め精度を高めることが可能となる。
ところで、この種の揺動型歯車装置は、第1、第2歯車の歯車対と第3、第4歯車の歯車対が回転体の軸方向の各端面において、180度の位相差を持って部分的に噛み合うものであるため、回転体の噛み合い部に発生するアキシャル力により、回転体がそれぞれの端面において半径方向外方にひずみ、このひずみによって各歯車の噛み合いが不適切となり、過大な力が作用した場合、最悪その噛み合いがはずれ位相ずれあるいは歯の破損が発生する可能性がある。
これを防ぐためには、回転体の肉厚を厚くし剛性を高くすれば、上記ひずみを小さくすることができるが、単純に回転体全体の肉厚を厚くすれば、軸方向両端に形成される第2および第3歯車の歯すじ長さが長くなり、その結果、第2および第3歯車と噛み合う第1、第4歯車の歯すじ長さを長くする必要があり、全体として半径方向の大型化を招くことになる。特に、第1および第4歯車をコロを用いた凸状歯とし、回転体に形成される第2および第3歯車を凹状歯とする場合、その傾向が顕著となる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、歯車装置の大型化を招くことなく、噛み合い歯車の噛み合い精度を向上できる揺動型歯車装置を提供することをその目的とする。
上記課題を解決するための本発明の請求項1に係わる手段は、ハウジングに固定された歯数n1 の第1歯車と、出力軸に取付けられた歯数n4 の第4歯車とを、入力軸との各軸芯を一致させて配置し、歯数n2 の第2歯車および歯数n3 の第3歯車を一体に設けた回転体を、第2歯車が第1歯車と噛み合い、第3歯車が第4歯車と噛み合うように前記入力軸の傾斜部で軸支し、前記第1、第2歯車の基準ピッチ円を通る共通球面の中心点と、前記第3、第4歯車の各ピッチ円を通る共通球面の中心点とが一致する点を原点とするXY座標のX軸上に前記入力軸の軸芯を配置し、かつ、第1、第2歯車の噛み合い点と第4、第3歯車の噛み合い点とを該XY座標の同一象限若しくは異なる象限上に置いてなる揺動型歯車装置であって、
上記第1ないし第4歯車が傘歯車として構成され、
上記回転体は、軸方向両端部に形成された薄肉部とその間に形成された厚肉部とを備え、該薄肉部にそれぞれ第2歯車および第3歯車が形成されていることを特徴とする。
このように構成されることにより、肉厚部によって回転体の剛性が高められることになり、噛み合い部に発生するアキシャル力による回転体のひずみを最小限に抑制することができ、各歯車の噛み合いを適正に保持できることになる。また、第2および第3歯車を薄肉部に形成することにより、回転体としての肉厚の増大の影響を受けることなく、凹状歯の歯すじ長さの最小化を図ることができる。
請求項2の手段は、請求項1において、上記軸受け手段は、内輪と外輪との間に転動体が介在される転がり軸受け手段として構成され、上記回転体が、上記軸受け手段の内輪あるいは外輪として構成されていることを特徴とする。このように構成することにより、上記請求項1の作用効果に加えて、歯車装置の構成要素の数の低減を図ることができる。
本発明は、歯車装置の大型化を招くことなく、噛み合い歯車の噛み合い精度を向上できる揺動型歯車装置を提供できる。
以下本発明の実施例を図1〜9に基づいて説明する。なお、上記従来例と同一ないし相当部分は同一符号を付し詳細な説明は省略する。
まず、揺動型歯車装置についてその基本構造および基本原理について説明すると、本発明にかかわる揺動型歯車装置は、ハウジング6に固定された歯数n1 の第1歯車A1と、出力軸2に取付けられた歯数n4 の第4歯車A4とを、入力軸1との各軸芯を一致させて配置し、歯数n2 の第2歯車A2および歯数n3 の第3歯車A3を一体に設けた回転体3を、第2歯車A2が第1歯車A1と噛み合い、第3歯車A3が第4歯車A4と噛み合うように前記入力軸1の傾斜部1aで軸支し、前記第1、第2歯車の各ピッチ円を通る共通球面の中心点と、前記第3、第4歯車の各ピッチ円を通る共通球面の中心点が一致する点を原点OとするXY座標のX軸上に前記入力軸の軸芯Gを配置し、かつ、上記原点Oから所定の角度傾斜する軸上に上記傾斜部1aの軸芯Hを配置し、第1、第2歯車A1,A2の噛み合い点と第4、第3歯車A3の噛み合い点とを該XY座標の同一象限若しくは異なる象限上に置くことによって構成される。
上記揺動型歯車装置は、より具体的には、減速比に対応した歯数に設定された4つの傘歯車として第1〜第4歯車A1〜A4を有し、第1歯車と第2歯車の歯車対と、第3歯車と第4歯車の歯車対の二組の歯車対にて構成されている。第1歯車と第2歯車間には所定の歯数差が設けられ、また第3歯車と第4歯車の間の歯数差はゼロに設定され、全体の減速比が、第1歯車と第2歯車との間の減速比と等しくなっている。このうち第1歯車A1 は、ハウジング6に一体的に固定され、回転をしない固定歯車である。第2歯車A2 、第3歯車A3 は、入力軸1によって軸支される回転体3に形成されている。また、第4歯車A4 は出力軸2に設けられ、ハウジング6により回転自在に支持されている。そして、第1歯車A1 と第2歯車A2 、第3歯車A3 と第4歯車A4 とがそれぞれ噛み合っている。
回転体3は、入力軸1の軸芯Gに対して所定の角度をなす軸芯Hを有する傾斜部1aによって支持されている。入力軸1自体も、ハウジング6によって回動自在に支持されている。入力軸1が回転すると、傾斜部1aが首を振るような運動をし、これに軸支される回転体3は、揺動運動をする。この、回転体3の揺動運動に伴い、第2歯車A2 を第1歯車A1 に、また、第3歯車A3 を第4歯車A4 にそれぞれ噛み合わせていく。すると、第2歯車A2 は、1周期の揺動運動(入力軸1の1回転)当り、第1歯車A1 との歯数差に相当する分だけ第1歯車A1 に対して回転する。すなわち、第1歯車A1 と、第2歯車A2 との間で、1段階の減速がなされる。
ここで、第1歯車A1 の歯数を 100、第2歯車A2 の歯数を 101とした場合を考える。入力軸1が1回正回転すると、第1歯車A1 に対して第2歯車A2 は1/100 だけ正回転する。第2歯車A2 の運動は、第3歯車A3 に直接伝わり、第3歯車A3 と第4歯車A4 との間でも、同様の噛み合いを行うが、第3歯車A3 と第4歯車A4 の歯数が同数に設定されているので、この間での減速作用は発生しない。この場合、第3歯車A3 と第4歯車A4 との間に歯数差を与えておけば、第3歯車A3 と第4歯車A4 との間でも、1段階の減速がなされる。すなわち、入力軸1の回転運動が出力軸2に伝達される際に、第1、第2歯車A1 ,A2 と、第3、第4歯車A3 ,A4 とで、2段階の減速作用が行われることになる。
上記揺動型歯車装置の減速比をR(入力軸1が1回転したときの出力軸2の回転数)とすると、R=1−(n4 ×n2 )/(n3 ×n1 ) ……(i)
と表すことができる。
ここで、n1 :第1歯車A1 の歯数,n2 :第2歯車A2 の歯数,n3 :第3歯車A3 の歯数,n4 :第4歯車A4 の歯数とし、n1 =1000,n2 =1001,n3 =1000,n4 =999とすると、減速比R=1/ 100万(正回転)となる。また、上記において第3歯車と第4歯車の歯数を同数にすると減速比R=1/1000となる。このように、揺動型歯車装置は、僅か4枚の歯車で大きな減速比を得ることができるものである。
なお、前述のごとく、第1歯車A1 の歯数と第2歯車A2 の歯数差が1の場合には、揺動運動が1周期進むと、第1歯車A1 と第2歯車A2 との間で、噛み合う歯は1つずれる。また、同歯数差が2の場合は、揺動運動が1周期進むと、第1歯車A1 と第2歯車A2 との間で、噛み合う歯は2つずれる。同様にして、歯数差がnの場合には、噛み合う歯はn個ずれることになる。このことは、第3、第4歯車A3 ,A4 の関係においても同じである。
続いて、揺動型歯車装置の歯形を求める手法について、以下に説明する。ここで、図1に示す揺動型歯車装置の各傘歯車の歯形を求める手法を示す展開図を図6に、その要部拡大図を図7に示す。なお、各歯車A1,A2 ,A3 ,A4 は摸式的にピッチ円錐で示している。
ここでは、第1歯車A1 、第2歯車A2 の各ピッチ円を通る共通球面Cir1と、第3歯車A3 、第4歯車A4 の各ピッチ円を通る共通球面Cir2とを考える。そして、各共通球面の中心点を一致させ、該一致点を点Oとする。さらに、点Oを原点とするXY座標を考える。このXY座標のX軸上に入力軸1の軸芯Gを配置する。また、第1、第2歯車A1 ,A2 の噛み合い点をC1 、第3、第4歯車A3 ,A4 の噛み合い点をC2 とする。そして、噛み合い点C1,C2 を、第1象限と第3象限若しくは第2象限と第4象限に置く。
また、入力軸1の軸芯Gと傾斜部1aの軸芯Hとがなす角度をθ、第1歯車A1 の背円錐とピッチ円錐の中心線とでなす角度をθ1 、第2歯車A2 の背円錐とピッチ円錐の中心線とでなす角度をθ2 とすると、θ1 +θ2 =θである。なお、θ1 ,θ2 のいずれか一方の角度を零とすることも可能であり、この場合は、前記角度を零とした方の歯車が冠歯車となる。同様にして、第3、第4歯車A3 ,A4 の背円錐と各ピッチ円錐の中心線とでなす角度は、第3歯車A3 はθ3 、第4歯車A4 はθ4 かつθ3 +θ4 =θである。
また、第1〜第4歯車の歯数をそれぞれn1 ,n2 ,n3 ,n4 とする。ここで、第1〜第4歯車A1 〜A4 の各ピッチ円錐の頂点O1 ,O2 ,O3 ,O4 から、各背円錐の頂点D1 ,D2 ,D3 ,D4 までの距離D11 ,D22 ,D33 ,D44 を、ピッチ円半径とする円筒歯車ER1 ,ER2 ,ER3 ,ER4 を考える。そして、このピッチ円上に形成されるインボリュート歯形若しくは任意の歯形を想定し、これを第1〜第4歯車A1 〜A4 の相当円筒歯車とする。ここで、該相当円筒歯車の相当歯数をZ1 ,Z2 ,Z3 ,Z4 とすると、
1 =n1 /Sinθ1 ……(ii)
2 =n2 /Sinθ2 ……(iii )
3 =n3 /Sinθ3 ……(iv)
4 =n4 /Sinθ4 ……(v)
と表すことができる。
したがって、本発明にかかわる歯形は、上記式(ii),(iii )で得られる関係を基礎に相当円筒歯車において、第1歯車A1 に等高歯の歯形を形成し、さらに、第2歯車A2 に該歯形を創成転写する。第3、第4歯車A3 ,A4 も同様にして形成する。すなわち、第1〜第4歯車A1〜A4は2対の等高歯歯車対が形成されることになり、従来の球面インボリュウト歯形に比べて加工精度の自由度の高い揺動型歯車装置が得られることになる。
以上のような基本構成および差動原理の揺動型歯車装置の特徴部分について、以下より詳細に説明する。
図1〜9において、第1歯車A1および第4歯車A4は、ピッチ円錐上において、等間隔で歯車中心から放射方向に伸びかつ母線に対し平行に所定の幅で伸びる断面半円状の凹溝4bと、この凹溝4b内に転動自在に配置される所定直径の円柱状のコロ4aとで等高歯としの凸状歯4として構成されている。また、上記第2および第3歯車は上記凸状歯4の歯形を創成転写した創成歯形もしくは近似創成歯形として形成されている。なお、本実施例において第1、第4歯車と第2、第3歯車とは、それぞれ歯数が相違するだけで歯形形状および基本構造を同じくしているので、以下の説明は、凸状歯としての第1歯車と凹状歯としての第2歯車について説明する。
上記凸状歯4は、歯すじ長さが凹状歯5の歯すじ長さより長く設定されている。その長さは、第2歯車A2の揺動運動に伴う噛み合い始め位置から噛み合い離脱位置の間で、第2歯車A2の凹状歯開口部における干渉除去幅が歯すじ方向両端で最大となるように、有効噛み合い長さが長く設定されている。また、凸状歯4を構成するコロ4aは第1歯車A1の母材に固定手段としてのリテーナ7,8によって歯すじ方向両端において係止する必要があるので、上記凸状歯4の長さはコロ4aの係止分の寸法を考慮してさらに長く設定されている。つまり、凸状歯4を構成するコロ4aの歯すじ長さは、凹状歯5の歯すじ長さに対して、有効歯すじ長さの差分とリテーナ係止分の長さが加算された寸法として設定されている。またコロ4aの外径は、歯すじ方向全域において同一直径となっている。
上記凸状歯4として構成されるコロ4aは、図3〜図5に示すように、第1、第4歯車の歯数と同数備え、その軸方向(歯すじ方向)の両端部において外側リテーナ7、内側リテーナ8によって位置決め保持されている。各リテーナ7,8はリング状に形成されており、軸方向内端には第1、第4歯車A1、A4の係止溝9と係合する環状の係止爪7a,8aが、また、軸方向の外端には、コロを歯筋方向両端において挟持してコロ4aを凹溝4bに対して位置決め保持する位置決め部7b,8bが形成されている。上記係止爪7a,8aは、第1歯車A1のハブに形成された傾斜面9a,9aに当接してリテーナ7,8を固定するための傾斜面7c,8cが形成されている。また、上記位置決め部7b,8bは、半径方向内周あるいは外周側に突出しコロ4aを歯すじ方向外端において、その外周面を凹溝4b方向に位置決め保持する突出部7d,8dと、この突出部より軸方向内方側においてコロの軸方向の端面を位置決め保持する端面7e,8eと、この端面と隣り合って第1歯車のランド部4cと当接して突出部7d,8dとランド部4c間の位置を規制する位置決め端面7f,8fとで構成されている。
したがって、外側リテーナ7および内側リテーナ8を取り付けることによって、コロ4aは、端面7e,8eによって挟持されて歯すじ方向に位置決め保持され、また突出部7d,8dの内端面と凹溝4bとの間において凹溝1bの歯底方向に位置決め保持される。この場合、上記係止爪7a,8aと係止溝9,9の間に多少のずれがあり両者の係合位置に多少のずれが生じても、位置決め端面7f,8fと第1歯車のランド部4cとの当接により突出部7d,8dとコロ外周面との相対位置は一定に保持される。この相対位置としては、コロ4aの転動を拘束しない範囲であれば直接接触するようにしてもよいが、熱膨張などを考慮して若干の隙間を設けるようにしてもよい。
リテーナ7,8によってコロ4aが凹溝4bに圧接されコロの転動が拘束されると、噛み合いのすべりが大きくなり伝達効率の悪化を招くだけでなく、コロ4aと凹溝4b間の潤滑性の悪化を招くことになる。よって、コロ外周面とリテーナの相対位置は、ガタが生じない範囲で、かつコロの転動が拘束されない範囲に設定する必要がある。また、このリテーナ7,8はポリアミド系あるいはポリイミド系の樹脂にて形成され、噛み合い時におけるコロ4aの歯すじ方向の変位を許容するように、半径方向に弾性変形するように構成されている。
すなわち、この種の揺動型歯車装置においては、回転体3が揺動運動しながら噛み合い離脱を行うものであり、その噛み合い時においてコロには歯筋方向においても大きな力が作用することになる。したがって、コロに作用する歯すじ方向の力によってコロの端面がリテーナの内周あるいは外周に強く押し付けられる。このときリテーナの剛性が高い場合には、その端面には過大な摩擦力が働くことになり、この摩擦力によってコロの転動が拘束され伝達効率が悪化するだけでなく、リテーナおよびコロの異常磨耗につながる。したがって、上記のようにリテーナを弾性変形可能に形成することにより、コロに歯すじ方向の力が作用しても、その力はリテーナの弾性変形により吸収され、上述の問題は解決される。
この場合、内側リテーナの弾性特性としては、コロ4aに作用する力にもよるが、リテーナ8の周面の一部の弾性変形によるものでもよく、リテーナ全体が弾性変形するものであってもよく、要するに噛み合い時の弾性変形と非噛み合い時の復元性とを備えていればよい。
以上のように構成される凸状歯4としてのコロ4aを支持する凹溝4bは、ピッチ円錐面上において、歯すじ方向全域において断面一様、つまり同一幅、同一深さのいわゆる等高歯として形成され、上記コロ4aを歯すじ方向において摺動可能でかつ回転方向に傾動不能に密接支持するように構成されている。
その断面形状としては、図8に示すように、凹状歯5の断面形状と同様に多重円弧にて形成されている。具体的にはコロ4aの半径に対し1より大きい半径rを持つ2つの円弧でもって、その円弧中心をコロ4a中心に対してオフセットさせて形成されている。それ故、凹溝4bおよび凹状歯5の開口部近くには、二つの接触点P0、P0が形成され、コロ4aとの間で45度より小さい所定の(たとえば15度)の接触角αが得られるとともに、この接触点P0、P0から溝底に向かってコロ4aの外周から徐々に離間することで溝底近辺に所定のオイル溜り4d,5bが形成されることになる。なお、接触角αとは、凸状歯4aと凹状歯5の噛み合いにおいて互いの母線が重なり合う最大噛み合い位置における角度をいう。
したがって、円柱状のコロ4aは歯すじ方向の全域において、凹溝4bの接触点P0、P0の2点にて確実に支持され、コロ4aの支持剛性が高められ、コロ4aの凹溝4b内における回転方向の傾動が確実に阻止され、結果、コロ4aと凹溝4bとが強固に結合され、実質的に一体的な凸状歯4が構成されることになる。また、凹溝4bにおける接触点P0、P02点による支持は、加工精度の自由度拡大に対しても重要な意味を持つ。つまり、コロ4aとの接触が全面当たりの場合、その精度如何によりコロ4aとの接触が部分当りとなりコロ4aの位置決めが不正確になる可能性があるが、上述のように2点当りの場合、位置決め精度上の自由度が高く、コロ4aの支持剛性を比較的安定的に確保することが可能となる。
また、上述のように凹溝4bおよび凹状歯5の断面を多重円弧で形成し、接触点P0、P0を開口部近くに設定することで、その接触角αを小さくすることができ、特に凹状歯5において、伝達効率の向上および歯車各部の耐久性の向上に大きく貢献する。
つまり、第1歯車A1および第2歯車A2の噛み合いが生じているときには図8の凹状歯5の接触点P0ではコロ4aに対し荷重Pがかかる。この荷重Pは第1、第2歯車A1、A2のピッチ円錐と平行な方向の分力である回転伝達力Tと、同じくピッチ円錐と垂直な方向の分力であるアキシャル力Fとに成分を分けて考えることができる。このアキシャル力が大きくなれば逆に回転伝達力が小さくなる。しかもアキシャル力は、第2歯車A2が形成される回転体3に曲げ力として作用し回転体3を支障する軸受け手段に悪影響を与え歯車装置としての耐久性を損なうことになる。
したがって、接触角αを小さくすれば、アキシャル力が小さくなり、伝達効率の向上および耐久性の向上がともに可能となる。なお、凸状歯を構成する凹溝4bにおいては、このアキシャル力は第1歯車が固定されるハウジング6にて受けることになるので、上述の耐久性には影響を与えることはない。
次に第2歯車A2に形成される凹状歯5の歯形について説明すると、凹状歯5は、先に概略説明したように、第1歯車A1としての凸状歯4を創成転写することによって形成される。創成転写(加工)方法としては、本発明者が先の特許出願(特開平10−235519号)に詳細に開示しているように、ワークを保持する保持手段を本発明が対象とするいわゆる揺動型歯車装置を介して駆動するように構成し、ワークおよび保持手段を揺動運動させながらワークと対を成すカッターホイルを歯すじ方向に移動させることにより、凸状歯4と干渉する干渉除去部が除去されて適切な歯形として創成転写が可能となる。
具体的な凹状歯の歯形としては、図9に示すように、その開口部の干渉部が除去された鼓形状に形成される。この形状は基準ピッチ円直系の設定位置によって変化するもので、本実施態様においては歯筋方向中央に設定されており、その干渉幅が最小となっている。
以上のように構成される第1〜第4歯車を収納するハウジング6は、軸方向において2分割された第1ハウジング部材61と第2ハウジング部材62とで構成されている。第1ハウジング部材61は、筒部61aと筒部の端部に固定されるねじキャップ61bにて構成され、筒部61aの内周には、第1歯車の軸方向の位置決めを行う段差部61cが設けられており、ねじキャップ61bとの間において第1歯車A1を位置決め固定するように構成されている。第1歯車A1のハブ内周には、軸受け手段64の外輪が圧入固定されており、また筒部61aの外周にはフランジ部61dが形成されており、このフランジ部61dと第2ハウジング部材62のフランジ部62dとの間にはハウジング6の軸方向長さを調節する調節手段としてのシム63が配置されている。
また、上記第2ハウジング部材62は、第4歯車収納部62aと小径の出力軸支承部62bとを備え、出力軸支承部62bには、内周面に二組の軸受け手段65,66を位置決めする段差部62cを備えている。なお、二組の軸受け手段65,66は、それぞれ異なる方向においてロックナット67,68により固定されている。第2ハウジング部材62に配置される出力軸2は、第4歯車A4が一体に形成されており、第4歯車A4のハブ部に形成され軸受け手段65の内輪の端面と接触し軸方向の位置決めを行うフランジ部2aと、軸受け手段65,66の内輪に対しルーズ嵌合される内輪受け部2bを備え、ハブ部の内周には入力軸の一端を支承する軸受け手段69の外輪が圧入嵌合されている。
また入力軸1は、第1歯車A1に圧入嵌合される軸受け手段64の内輪に対しルーズ嵌合される第1内輪受け部1bと、第4歯車A4のハブ部に圧入固定される軸受け手段69の内輪にルーズ嵌合される第2内輪受け部1cと、該第1内輪受け部と第2内輪受け部の間に位置する傾斜部1aで構成されている。この傾斜部1aには、軸受け手段70の内輪70bが圧入固定される圧入部1dと、該軸受け手段の内輪の軸方向の位置決めを行うフランジ部1eを備えている。この場合、軸受け手段70その外輪70aが回転体3の一部として構成されており、軸方向の端面にはそれぞれ第2、第3歯車A2,A3が形成されている。したがって、上述の軸受け手段70の位置決めによって外輪70aとしての回転体3の位置決め、すなわち傾斜部1aの軸芯Hと入力軸の軸芯Gとの交点としての原点Oに対して、第2、第3歯車が適正に位置決めされる。なお、内輪は一端がフランジ部1eに圧接された状態でロックナット70dによって固定されている。
次に、上記のように構成される揺動型歯車装置の組み立てについて説明する。図2に示すように、まず構成部品をあらかじめ3つのサブユニットとして組み付けておき、このサブユニットを順次結合することによって行うことができる。
このサブユニットは、第1ハウジング部材61、第1ハウジング部材に位置決め固定される第1歯車A1および軸受け部材64からなる第1サブユニットと、第2ハウジング部材62、第2ハウジング部材に位置決め固定される第4歯車A4を含む出力軸2および3つの軸受け手段65,66,69からなる第2サブユニットと、入力軸1、入力軸に位置決め固定される回転体3(第2、第3歯車を含む)を含む軸受け手段70からなる第3サブユニットとの、3つのサブユニットで構成される。
これら3つのユニットを、第1サブユニットと第2サブユニットの間に、第3サブユニットを位置させて、第1サブユニットと第2サブユニットを軸芯G上において、入力軸1の第1内輪受け部1bと第2内輪受け部1cをそれぞれ軸受け手段64,69の内輪70bに嵌挿した状態で各フランジ部61d,62dを突合せ、ボルト71で締結することによりその組み立てが完了する。この状態において、第1歯車と第4歯車は、第2、第3歯車との噛み合いに必要な適正寸法に位置決めされ、その間において狭持される回転体は、入力軸が各軸受け手段の内輪に対してルーズに嵌合されていることにより、自己求心作用により軸方向に任意に移動し、その中心位置に位置決めされることになる。
したがって、第1、第2歯車と第3、第4歯車間との2対の噛み合い歯車間には均等の与圧が与えられ、バックラッシュが共にゼロとなる。なお、ハウジングなどの加工精度のばらつきにより第1、第4歯車間の寸法が所定寸法に対してずれが生じる場合には、第1ハウジングと第2ハウジングの各フランジ間に位置するシム63の厚さを調節することにより適正寸法に調整できる。
上記軸受け部材70の外輪70aに形成された回転体3は、軸方向両端部に形成された小径の薄肉部3a,3aと、その間に形成された大径の厚肉部3bを備えている。薄肉部3a,3aには、第2、第3歯車の凹状歯5がそれぞれ形成され、その端面の肉厚は凹状歯5の歯すじ長さと等しくされており、この端面から肉厚部3bに向かって外形が大きくなるようにテーパ状に形成されている。厚肉部3bの内周面には転動体70cの軌道溝が形成されており、その外径は、コロ4aを係止する外側リテーナ7の外径とほぼ等しい値に設定されている。なお、本実施態様においては、薄肉部と厚肉部の間には段差が設けられているが、回転体の端面から中央にかけて連続面となるように球面上に形成してもよい。
以上のように、回転体に薄肉部としての小径部と、厚肉部としての大径部を設けることにより、歯車装置全体としての小型化と、各歯車の噛み合いの適正化の両立を図ることが可能となる。すなわち、揺動型歯車装置は、第1、第2歯車の歯車対と第3、第4歯車の歯車対が回転体の軸方向の各端面において、180度の位相差を持って部分的に噛み合うものであるため、各噛み合いによって発生するアキシャル力が噛み合い部に作用し、回転体が半径方向外方にひずみ、このひずみによって噛み合いが不適切となり、過大な力が作用した場合、最悪その噛み合いがはずれ、位相ずれあるいは歯の破損が発生する可能性がある。
これを防ぐためには、回転体の肉厚を厚くし剛性を高くすれば、上記ひずみを小さくすることができるが、単純に回転体全体の肉厚を厚くすれば、軸方向両端の凹状歯の歯すじ長さが長くなり、その結果、凹状歯と噛み合う第1、第4歯車の凸状歯の歯すじ長さを長くする必要があり、全体として半径方向の大型化を招くことになる。したがって、小径部としての薄肉部3a,3aに第2、第3歯車を形成しその間を大径部としての厚肉部にすることによって、回転体の剛性の確保と各歯車の小型化を同時に達成できる。なお、肉厚部の外径は、ハウジングの内周面と干渉しない範囲においてリテーナより大きくなってもよい。
また、上記実施態様においては、揺動型歯車装置として、傾斜部によって支承される回転体を軸受け手段の外輪側に形成し、入力軸からの駆動力が半径方向内方から外方に向けて伝達される形式の揺動型歯車装置に適用した例について説明したが、特開2006−46405に開示されているように、回転体を軸受け手段の内輪側に設け、半径方向外方に位置する中空入力軸から半径方向内方に向かって回転体を駆動するようにした形式の揺動型歯車装置にも適用できる。
本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明に係わる実施態様1の揺動型歯車装置の断面図。 本発明に係わる実施態様1の組み立て要領を説明する説明図。 本発明に係わる実施態様1の第1歯車の正面図。 本発明に係わる実施態様1の主要部の拡大図(コロをはずした状態)。 本発明に係わる実施態様1の主要部の拡大図(コロを取り付けた状態)で、(イ)はコロの中心部において切断した断面図、(ロ)は図(イ)のA−A断面図、(ハ)は隣り合うコロの間のランド部において切断した断面図、(二)は図(ハ)のB−B断面図を示す。 本発明に係わる揺動型歯車装置の相当平歯車への展開説明図。 図5の要部の拡大図。 凸状歯と凹状歯の噛み合い部における拡大断面図。 凹状歯の歯形を示す斜視図。 従来の揺動型歯車装置の断面図 従来の揺動型歯車装置の噛み合い部の説明図。
符号の説明
1 入力軸
1a 傾斜部
2 出力軸
3 回転体
3a 薄肉部
3b 厚肉部
4 凸状歯
5 凹状歯

Claims (2)

  1. ハウジングに固定された歯数n1 の第1歯車と、出力軸に取付けられた歯数n4 の第4歯車とを、入力軸との各軸芯を一致させて配置し、歯数n2 の第2歯車および歯数n3 の第3歯車を一体に設けた回転体を、第2歯車が第1歯車と噛み合い、第3歯車が第4歯車と噛み合うように前記入力軸の傾斜部で軸支し、前記第1、第2歯車の各ピッチ円を通る共通球面の中心点と、前記第3、第4歯車の各ピッチ円を通る共通球面の中心点とが一致する点を原点とするXY座標のX軸上に前記入力軸の軸芯を配置し、かつ、第1、第2歯車の噛み合い点と第4、第3歯車の噛み合い点とを該XY座標の同一象限若しくは異なる象限上に置いてなる揺動型歯車装置であって、
    上記第1ないし第4歯車が傘歯車として構成され、
    該第1ないし第4歯車の互いに噛み合い対峙する歯車対のうち一方の歯車が、ピッチ円錐上において等間隔で歯車中心から放射方向に伸びる凹溝と、該凹溝内に転動自在に配置される円柱状のコロとで等高歯としての凸状歯として構成され、該凸状歯と噛み合う歯車が、該凸状歯の歯形を創成転写した創成歯形もしくは近似創成歯形として形成された凹状歯として構成され、
    上記回転体は、軸方向両端部に形成された薄肉部とその間に形成された厚肉部とを備え、該薄肉部にそれぞれ第2歯車および第3歯車が形成されていることを特徴とする揺動型歯車装置。
  2. 上記軸受け手段は、内輪と外輪との間に転動体が介在される転がり軸受け手段として構成され、
    上記回転体が、上記軸受け手段の内輪あるいは外輪として構成されていることを特徴とする請求項1に記載の揺動型歯車装置。
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