JP2008255979A - 流量制御弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数及び組付工数の増加を招くことなく、流路外への流体洩れを防止しながらも、全閉時における流路下流への流体洩れを防止する。
【解決手段】スロットル弁装置は、ボア17を形成するスロットルボデー12と、スロットルボデー12に形成された軸受嵌合部18に軸受20を介して回動可能に支持される弁軸部22、ボア17を開閉する弁本体部24を有するスロットルバルブ体14とを備える。軸受嵌合部18と弁軸部22との径方向に対向する周面間でかつ軸受20とスロットルバルブ体14との軸方向に対向する端面20a,32間に環状空間部42が形成される。環状空間部42に、軸受嵌合部18の内周面及び弁軸部22の外周面並びにスロットルバルブ体14の端面をそれぞれシールするシール部55,56,57を備えたシール部材50が設けられる。
【選択図】図3

Description

本発明は、主として内燃機関(エンジン)の吸気、排気ガス等の流量を制御する流量制御弁に関する。
この種の流量制御弁には、例えば特許文献1に記載されたものがある。なお、図23は流量制御弁を示す断面図である。
図23に示すように、流量制御弁100のスロットルチャンバ本体104に、円筒状の吸気通路105が形成されている。吸気通路105を横切るスロットルシャフト103の両端部は、スロットルチャンバ本体104の両側部にそれぞれベアリング107を介して回転可能に支持されている。スロットルシャフト103の中央部には、吸気通路105を開閉する円板状のスロットル弁106が設けられている。また、各ベアリング107の反吸気通路側すなわち外側には、それぞれシール材117が設けられている。スロットルシャフト103の回動によりスロットル弁106がスロットルチャンバ本体104の吸気通路105を開閉することにより、その吸気通路105内を流れる吸気流量が制御される。
実開平6−18636号公報
前記流量制御弁100(図23参照)におけるスロットル弁106の外径いわゆるバルブ径は、一般的に、吸気通路105の内径いわゆるボア径に比べて小さく設定されている。これは、スロットル弁106が吸気通路105の内壁面に擦れることによるスロットル弁106の作動性の低下を回避するためである。したがって、スロットル弁106と、スロットルシャフト103の軸方向(図23において左右方向)に対向する端面(すなわち、スロットルシャフト103の周りを取り囲む部分における吸気通路105の通路壁面)との間に隙間が存在する。このため、その隙間を通じて、スロットル弁106の上流側の吸入空気が前記軸方向の隙間を通じて吸気通路105の下流側へ洩れるという問題があった。この吸入空気の洩れ(これを、「吸気洩れ」という。)は、とくにスロットル弁106の全閉時(単に、「全閉時」という。)において、内燃機関のアイドル回転数の上昇を招く一因となる。
また、前記流量制御弁100では、シール材117が各ベアリング107の外側に配置されているため、そのシール材117によって全閉時における吸気通路105下流への吸気洩れを防止することはできなかった。なお、前記流量制御弁100に全閉時の吸気洩れを防止するためのシール部材を付加することも考えれられるが、これでは部品点数及び組付工数の増加を招くことから好ましくない。
本発明が解決しようとする課題は、部品点数及び組付工数の増加を招くことなく、流路外への流体洩れを防止しながらも、全閉時における流路下流への流体洩れを防止することのできる流量制御弁を提供することにある。
前記課題は、特許請求の範囲の欄に記載された構成を要旨とする流量制御弁により解決することができる。
すなわち、請求項1に記載された流量制御弁によると、弁体の回動により弁本体部が流路形成部材の流路を開閉することにより、その流路内を流れる流量が制御される。また、流路形成部材の軸受嵌合部と弁体の弁軸部との径方向に対向する周面間でかつ軸受と弁体との軸方向に対向する端面間に形成された環状空間部にシール部材が設けられ、そのシール部材の各シール部が、軸受嵌合部の内周面及び弁軸部の外周面並びに弁体の端面をそれぞれシールする。したがって、単一のシール部材により、軸受嵌合部と弁軸部との間を径方向にシールすると同時に軸受と弁体との間を軸方向にシールすることができる。このため、部品点数及び組付工数の増加を招くことなく、流路外への流体洩れを防止あるいは低減しながらも、全閉時における流路下流への流体洩れを防止あるいは低減することができる。
また、請求項2に記載された流量制御弁によると、シール部材が弁体の弁軸部に固定されている。これにより、シール部材を精度良く配置することができる。
また、請求項3に記載された流量制御弁によると、シール部材が流路形成部材の軸受嵌合部に固定されている。これにより、シール部材を精度良く配置することができる。
また、請求項4に記載された流量制御弁によると、シール部材を固定する弁軸部又は軸受嵌合部に弾性的に嵌合されるシール部に、そのシール部の径方向の弾性変形を制限する環状部材が設けられている。これにより、弁体の弁軸部又は軸受嵌合部に対するシール部材の固定を強化することができる。
また、請求項5に記載された流量制御弁によると、環状部材が、シール部材を固定する弁軸部又は軸受嵌合部の周面に弾性的に当接する当接部を備えている。したがって、環状部材の当接部が弁軸部又は軸受嵌合部の周面に弾性的に当接することにより、その周面に対してシール部材を軸方向及び軸回り方向に位置決めすることができる。また、シール部材を軸方向に位置決めすることは、シール部材の取付時において発生するスプリングバックを防止するうえで有効である。なお、本明細書でいう「スプリングバック」とは、弁軸部又は軸受嵌合部に弾性的に嵌合したシール部の弾性によってシール部材が反嵌合方向へ戻ろうとする現象のことをいう。
また、当接部が弁軸部又は軸受嵌合部の周面にめり込む構成のものであれば、シール部材の軸方向及び軸回り方向の位置ずれを効果的に防止あるいは低減することができる。
また、請求項6に記載された流量制御弁によると、弁体の回動により弁本体部が流路形成部材の流路を開閉することにより、その流路内を流れる流量が制御される。また、流路形成部材の軸受嵌合部と弁体の弁軸部との径方向に対向する周面間でかつ軸受と弁体との軸方向に対向する端面間に形成された環状空間部にシール部材が設けられる。そのシール部材の圧入部材が、軸受嵌合部の内周面と弁軸部の外周面とのいずれか一方の周面に圧入されることにより、その一方の周面をシールする。これとともに、シール部材のゴム状弾性部材の各シール部が他方の周面及び弁体の端面をそれぞれシールする。したがって、単一のシール部材により、軸受嵌合部と弁軸部との間を径方向にシールすると同時に軸受と弁体との間を軸方向にシールすることができる。このため、部品点数及び組付工数の増加を招くことなく、流路外への流体洩れを防止あるいは低減しながらも、全閉時における流路下流への流体洩れを防止あるいは低減することができる。
また、請求項7に記載された流量制御弁によると、圧入部材が、軸受嵌合部の内周面と弁軸部の外周面とのいずれか一方の周面に弾性的に当接する当接部を備えている。したがって、圧入部材の当接部が一方の周面に弾性的に当接することにより、その周面に対してシール部材を軸方向及び軸回り方向に位置決めすることができる。また、シール部材を軸方向に位置決めすることは、シール部材の取付時において発生するスプリングバックを防止するうえで有効である。また、当接部が一方の周面にめり込む構成のものであれば、シール部材の軸方向及び軸回り方向の位置ずれを効果的に防止あるいは低減することができる。
また、請求項8に記載された流量制御弁によると、シール部材が、流路内に作用する正圧により接触圧が高くなる方向へ弾性変形する正圧用リップと、流路内に作用する負圧により接触圧が高くなる方向へ弾性変形する負圧用リップとのうち、少なくとも一方のリップを備えている。したがって、流路内に作用する正圧及び/又は負圧に対するシール性を向上することができる。
また、請求項9に記載された流量制御弁によると、環状空間部に、シール部材の軸受側において軸受嵌合部の内周面及び弁軸部の外周面をそれぞれシールするシール部を備えたもう1つのシール部材が設けられている。これにより、もう1つのシール部材により、軸受嵌合部と弁軸部との間を径方向にシールすることができ、流路外への流体洩れ及び全閉時における流路下流への流体洩れの防止効果を向上することができる。
また、請求項10に記載された流量制御弁によると、もう1つのシール部材が、流路内に作用する正圧により接触圧が高くなる方向へ弾性変形する正圧用リップと、流路内に作用する負圧により接触圧が高くなる方向へ弾性変形する負圧用リップとのうち、少なくとも一方のリップを備えている。したがって、流路内に作用する正圧及び/又は負圧に対するシール性を向上することができる。
また、請求項11に記載された流量制御弁によると、弁体の端面とその端面をシールするシール部材のシール部との間に、該弁体の端面に摺動接触する摺動部材が設けられている。これにより、弁体の端面に対する摺動接触によるシール部材のシール部の摩耗等の損傷を回避することができる。
また、請求項12に記載された流量制御弁によると、シール部材に摺動部材が一体化されている。これにより、摺動部材を位置決めすることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を以下の実施例を参照して説明する。
[実施例1]
本発明の実施例1を説明する。本実施例では、流量制御弁として、内燃機関(エンジン)の吸気流量を制御するスロットル弁装置を例示する。なお、図1はスロットル弁装置を示す縦断面図、図2は同じく横断面図である。
図1及び図2に示すように、スロットル弁装置10は、スロットルボデー12とスロットルバルブ体14とを備えている。
スロットルボデー12は、例えば樹脂製で、中空円筒状のボア壁部16を有している。ボア壁部16内の中空部が、吸入空気が流れる吸気通路すなわちボア17となっている。ボア壁部16の上流側(図1において上側)にはエアクリーナ(図示省略)が連通され、その下流側(図1において下側)にはインテークマニホールド(図示省略)が連通される。したがって、エアクリーナから流れてくる吸入空気は、ボア壁部16内のボア17を図1において上から下方へ通ってインテークマニホールドへ流れる(図1中、矢印参照)。なお、スロットルボデー12は、本明細書でいう「流路形成部材」に相当する。また、ボア17は、本明細書でいう「流路」に相当する。また、吸入空気は、本明細書でいう「流体」に相当する。
図2に示すように、前記ボア壁部16の両側部には、中空円筒状をなす一対の軸受嵌合部18が一体形成されている。両軸受嵌合部18は、ボア壁部16を径方向に横切る軸線L上に形成されている。両軸受嵌合部18は、その内端部(ボア17側の端部)がボア壁部16に連設された状態で相反方向へ突出状に形成されている。両軸受嵌合部18内の中空部は、ボア17に連通されている。
図2に示すように、前記スロットルバルブ体14は、例えば樹脂製で、前記スロットルボデー12の各軸受嵌合部18にそれぞれ滑り軸受からなる軸受20を介して回動可能に支持される一対の弁軸部22、及び、その弁軸部22と一体で回動することにより前記ボア17を開閉する円板状の弁本体部24を有している。各弁軸部22は、同一軸線上に形成されている。また、弁本体部24は、軸線Lを中心とする丸軸状の支持軸部25と、支持軸部25に軸線Lを中心として点対称状に形成された半円形板状をなす一対の弁板部26とを有している。また、図1において、左側の弁板部26の上面と、その右側の弁板部26の下面とは、軸線Lを通る一平面上に形成されている。なお、スロットルバルブ体14は、本明細書でいう「弁体」に相当する。
前記軸受20(図2参照)は、内周面と外周面と内側(ボア17側)の端面と外側の端面とを有する断面四角形状のリング状に形成されている。軸受20の両端面は、軸線Lに直交する平面をなしている。なお、軸受20には、リング状の滑り軸受に代え、円筒状の滑り軸受を用いることもできる。また、図2において、右側の軸受20は、左側の軸受20と比べて、軸方向の長さの長い滑り軸受が用いられている。
図2において、右側の弁軸部22は、当該軸受嵌合部18を貫通して外側方へ突出されている。弁軸部22の軸端部には、連動部材28が結合される。連動部材28は、電子制御方式のスロットル弁装置であれば電動モータ等のアクチュエータを駆動源として駆動され、また、機械方式のスロットル弁装置であればアクセルリンケージに連動して回動される。
前記連動部材28によるスロットルバルブ体14の回動にともない、弁本体部24によりボア17が開閉される結果、ボア17内を流れる吸気流量が制御される。なお、本実施例においては、スロットルバルブ体14が全閉位置(図1の実線14参照)から開方向(図1中、矢印O参照)に回動されることによりボア17が開かれる。また、スロットルバルブ体14が全開位置(図2中、二点鎖線参照)から閉方向(図1中、矢印S参照)に回動されることにより閉じられる。
次に、前記スロットル弁装置10において、スロットルボデー12の両軸受嵌合部18とスロットルバルブ体14との間の気密を保持するためのシール構造について説明する。また、図2において、左右の両シール構造は、左右対称状をなすものであるから、右側のシール構造について説明し、左側のシール構造についての説明は省略することにする。なお、図3はシール構造を示す断面図である。
図3に示すように、前記スロットルバルブ体14の弁本体部24には、軸線Lに直交する平面からなる端面32が形成されている。その端面32は、前記支持軸部25の環状端面25aと、両弁板部26の支持軸部25側の端部に形成された端面26aとにより形成されている。支持軸部25の環状端面25a内に前記弁軸部22が同心上に形成されている。また、弁本体部24の端面32と前記軸受20の内端面(符号、20aを付す。)とは、軸方向(図3において左右方向)に所定間隔を隔てて平行状に対向すなわち対面している。
前記スロットルバルブ体14の弁軸部22には、弁本体部24側(基部側)を大径としかつ外端部(先端部)に向かって外径(軸径)を段階的に小さくする少なくとも2段の軸部34,35が形成されている。本実施例では、図2に示すように、右側の弁軸部22には3段の軸部34,35,36が形成され、また、左側の弁軸部22には2段の軸部34,35が形成されている。これらの軸部34,35,36は同一軸線上に形成されており、隣り合う軸部が軸線に直交する段差面を介して連設されている。また、右側の弁軸部22の軸端部に形成された軸部36には、前記連動部材28が結合される。また、右側の弁軸部22の小径側から2段目の軸部(以下、「第2の軸部」という。)35は、当該軸受嵌合部18より外部へ突出する長い軸長で形成されている。また、左側の弁軸部22の小径側から第2の軸部35は当該軸受嵌合部18内に収まる程度の短い軸長で形成されている。また、弁軸部22の小径側すなわち基端部に位置する1段目の軸部(以下、「第1の軸部」という。)34は、スロットルバルブ体14の支持軸部25の外径に比べて小さくかつ第2の軸部35の外径に比べて大きい外径を有している。
図2に示すように、前記スロットルボデー12の軸受嵌合部18の内周面には、ボア17側(内側)を小径としかつ外端部に向かって内径(孔径)を段階的に大きくする少なくとも1段の内周面38が形成されている。本実施例では、図2に示すように、右側の軸受嵌合部18の内周面には3段の内周面(符号省略)が形成され、また、左側の軸受嵌合部18の内周面には4段の内周面(符号省略)が形成されている。これらの内周面は、同一軸線上に形成されている。また、軸受嵌合部18の小径側すなわちボア17側に位置する1段目の内周面(以下、「内周面」という。)38は、前記弁軸部22の第1の軸部34及び第2の軸部35の基端部に対応する軸方向の長さを有している。なお、軸受嵌合部18の内周面38と弁軸部22(詳しくは、第1の軸部34)の外周面とは、本明細書でいう「径方向に対向する周面」に相当する。
図3に示すように、前記軸受嵌合部18の内周面38と前記弁軸部22(詳しくは、第1の軸部34)の外周面との径方向に対向する周面間でかつ前記軸受20と前記スロットルバルブ体14との軸方向に対向する端面20a,32間には、環状空間部42が形成されている。環状空間部42には、次に説明するシール部材50が設けられている。なお、図4はシール部材を示す正面図、図5は図4のV−V線矢視断面図である。また、説明の都合上、シール部材50については、スロットルバルブ体14の端面32に対向する側を前側とし、軸受20の内端面20aに対向する側を後側として説明する。
図5に示すように、シール部材50は、金属製の円環状の環状部材52に対してその環状部材52をほぼ全面的に埋設するゴム状弾性部材54がインサート成形により一体形成されている。環状部材52は、例えば鉄板材をプレス成形することにより形成されており、円筒状をなす主筒部52aと、その主筒部52aの先端部から半径方向外方へ折り曲げられたフランジ部52bとを有している。
前記ゴム状弾性部材54は、例えば高密度ニトリルブタジエンゴム(H−NBR)、フロロシリコンゴム等により形成されている。ゴム状弾性部材54は、環状部材52の主筒部52aの内周側を覆う円筒状の内側のシール部55と、環状部材52のフランジ部52bの前面側を覆う円環板状の前側のシール部56と、前側のシール部56の外周部から後方へ向けてスカート状に拡径する負圧用リップ57とを有している(図4及び図5参照)。また、前側のシール部56には、軸線50Lを中心とする円周上に沿って延びる適数個(図4では4個を示す。)の長細孔59が所定間隔(90°間隔)で形成されている。隣り合う長細孔59の間は、その内周側のシール部分と外周側のシール部分とを径方向に連設するリブ部60となっている(図4参照)。
前記シール部材50は、図3に示すように、前記環状空間部42内において前記弁軸部22の第1の軸部34上に内側のシール部55を所定の締め代をもって外嵌することにより固定されている。このとき、環状部材52の主筒部52aは、内側のシール部55の径方向外方への弾性変形を制限することによって、そのシール部55を所定の締め代をもって該弁軸部22の第1の軸部34上に固定している。また、前側のシール部56がスロットルバルブ体14の端面32に対して面接触状にかつ弾性的に当接されている。このとき、スロットルバルブ体14の端面32により、前側のシール部56の長細孔59の開口端面が閉鎖される。
また、負圧用リップ57が、軸受嵌合部18の内周面38に対して全周に亘って弾性的に当接されている。なお、内側のシール部55は、弁軸部22の外周面をシールする「シール部」に相当する。また、前側のシール部56は、スロットルバルブ体14の端面32をシールする「シール部」に相当する。また、負圧用リップ57は、軸受嵌合部18の内周面38をシールする「シール部」に相当し、ボア17内に作用する負圧により軸受嵌合部18の内周面38に対する接触圧が高くなる方向へ弾性変形可能に形成されている。また、本実施例では、軸受20の内端面20aとシール部材50の後端面54aとは離れているが、相互に当接させることもできる。
次に、前記スロットル弁装置10におけるシール部材50及び軸受20の組付手順の一例を説明する。まず、樹脂射出成形されたスロットルバルブ体14をインサートしてスロットルボデー12を樹脂射出成形するか、もしくは、樹脂射出成形されたスロットルボデー12をインサートしてスロットルバルブ体14を樹脂射出成形する。次に、スロットルボデー12とスロットルバルブ体14との間に形成される環状空間部42内に、シール部材50を組付ける。次に、環状空間部42に、その開口側端面を閉鎖するように軸受20を組付けることにより、スロットル弁装置10が完成する(図1及び図2参照)。このとき、軸受20は、スロットルバルブ体14の端面32に内端面20aが当接することにより、その嵌入位置が位置決めされる。
また、図3に示すように、軸受20は、スロットルボデー12の軸受嵌合部18(詳しくは、内周面38)に圧入されかつスロットルバルブ体14の弁軸部22(詳しくは、第2の軸部35)に隙間嵌めされている。これにより、スロットルボデー12の軸受嵌合部18内にスロットルバルブ体14の弁軸部22が軸受20を介して回転可能に支持されているとともに、シール部材50を介して両者18,22間の気密が保持されている。なお、軸受20は、スロットルバルブ体14の弁軸部22(詳しくは、第2の軸部35)に圧入しかつスロットルボデー12の軸受嵌合部18(詳しくは、内周面38)に隙間嵌めすることもできる。また、軸受20を、スロットルバルブ体14の弁軸部22(詳しくは、第2の軸部35)及びスロットルボデー12の軸受嵌合部18(詳しくは、内周面38)にそれぞれ圧入することもできる。
前記したスロットル弁装置10によると、スロットルバルブ体14の回動により弁本体部24がスロットルボデー12のボア17を開閉することにより、そのボア17内を流れる吸入空気の流量すなわち吸気流量が制御される。このとき、シール部材50がスロットルバルブ体14と一体的に回動することで、負圧用リップ57が軸受嵌合部18の内周面38に対して摺動接触する。
また、スロットルボデー12の軸受嵌合部18とスロットルバルブ体14の弁軸部22との径方向に対向する周面間でかつ軸受20とスロットルバルブ体14との軸方向に対向する端面20a,32間に形成された環状空間部42にシール部材50が設けられている(図3参照)。そして、シール部材50の内側のシール部55が、弁軸部22の第1の軸部34の外周面をシールしている。また、シール部材50の前側のシール部56が、スロットルバルブ体14の端面32をシールしている。また、シール部材50の負圧用リップ57が、軸受嵌合部18の内周面38をシールしている。
したがって、単一のシール部材50により、軸受嵌合部18と弁軸部22との間を径方向にシールすると同時に軸受20とスロットルバルブ体14との間を軸方向にシールすることができる。このため、部品点数及び組付工数の増加を招くことなく、ボア17外への吸気洩れを防止あるいは低減しながらも、全閉時におけるボア17下流への吸気洩れを防止あるいは低減することができる。
また、シール部材50がスロットルバルブ体14の弁軸部22に固定されている。これにより、シール部材50を精度良く配置することができる。
また、シール部材50を固定する弁軸部22に弾性的に嵌合される内側のシール部55に、そのシール部55の径方向の弾性変形を制限する環状部材52が設けられている。これにより、スロットルバルブ体14の弁軸部22又は軸受嵌合部18に対するシール部材50の固定を強化することができる。
また、シール部材50が、ボア17内に作用する負圧により軸受嵌合部18の内周面38に対する接触圧が高くなる方向へ弾性変形する負圧用リップ57を備えている。したがって、ボア17内に作用する負圧に対するシール性を向上することができる。また、スロットルボデー12の軸受嵌合部18に対するスロットルバルブ体14の軸方向及び/又は径方向に位置ずれを生じても、その位置ずれに負圧用リップ57が追従変形することにより、シール性の低下を防止あるいは低減することができる。
[実施例2]
実施例2を説明する。本実施例は、前記実施例1の一部に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。また、以降の実施例についても、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。なお、図6はシール構造を示す断面図、図7はシール部材を示す正面図、図8は図7のVIII−VIII線矢視断面図である。
本実施例は、前記実施例1におけるシール部材50(図4及び図5参照)の環状部材52及びゴム状弾性部材54の形状を変更したものである。すなわち、図8に示すように、本実施例のシール部材(符号、250を付す。)における環状部材(符号、252を付す。)は、主筒部252aの軸方向の長さが約半分に短縮されており、ゴム状弾性部材(符号、254を付す。)の後半部に埋設されている。
図8に示すように、前記ゴム状弾性部材254は、前記環状部材252の主筒部252aの内周側を覆いかつ前方へ延びる円筒状の内側のシール部255と、環状部材252のフランジ部252bの外周端部から後方へ延びる円筒状の支持筒部262と、支持筒部262の後端部の外周側に膨出する支持板部263と、支持板部263の外周部から前方へ向けてスカート状に拡開する正圧用リップ264とを有している。なお、正圧用リップ264は、支持板部263の外周部からスカート状に拡開する主リップ部264aと、その主リップ部264aから前方へ延びる円筒状の筒状部264bと、筒状部264bの後端部の外周面に膨出された断面半円弧状の凸部264cとを有している。内側のシール部255と正圧用リップ264との間で、支持筒部262及び支持板部263により後面側が閉鎖されかつ前方に開口する中空部265には、内側のシール部255と正圧用リップ264とを径方向に連設する適数個(図7では2個を示す。)のリブ部266が等間隔(180°間隔)で架設されている。
前記シール部材250は、図6に示すように、前記環状空間部42内において前記弁軸部22の第1の軸部34上に内側のシール部255を所定の締め代をもって外嵌することにより固定されている。このとき、環状部材252の主筒部252aは、内側のシール部255の後半部のの径方向外方への弾性変形を制限することによって、そのシール部255を所定の締め代をもって該弁軸部22の第1の軸部34上に固定している。また、内側のシール部255、及び、正圧用リップ264の筒状部264bの前端面がスロットルバルブ体14の端面32に対して面接触状にかつ弾性的に当接されている。
また、正圧用リップ264の凸部264cがスロットルボデー12の軸受嵌合部18の内周面38に対して全周に亘って弾性的に当接されている。また、シール部材250がスロットルバルブ体14と一体的に回動することで、正圧用リップ264の凸部264cが軸受嵌合部18の内周面38に対して摺動接触する。なお、内側のシール部255は、弁軸部22の外周面をシールする「シール部」に相当する。また、内側のシール部255、及び、正圧用リップ264の筒状部264bの前端部は、スロットルバルブ体14の端面32をシールする「シール部」に相当する。また、正圧用リップ264は、軸受嵌合部18の内周面38をシールする「シール部」に相当し、ボア17内に作用する正圧により軸受嵌合部18の内周面38に対する接触圧が高くなる方向へ弾性変形可能に形成されている。
本実施例によっても、前記実施例1とほぼ同様の作用・効果を得ることができる。
また、シール部材250が、ボア17内に作用する正圧により軸受嵌合部18の内周面38に対する接触圧が高くなる方向へ弾性変形する正圧用リップ264を備えている。したがって、ボア17内に作用する正圧に対するシール性を向上することができる。また、スロットルボデー12の軸受嵌合部18に対するスロットルバルブ体14の軸方向及び/又は径方向に位置ずれを生じても、その位置ずれに正圧用リップ264が追従変形することにより、シール性の低下を防止あるいは低減することができる。
また、本実施例の場合、シール部材50の中空部265の外周側がスロットルバルブ体14の両弁板部26の端面26aに面するため、その端面26aに両リブ部266を接触させることにより、全閉時に上流側の吸入空気が中空部265を通じて下流側へ流れることによる吸気洩れを防止あるいは低減することができる。
[実施例3]
実施例3を説明する。なお、図9はシール構造を示す断面図、図10はシール部材を示す正面図、図11は図10のXI−XI線矢視断面図である。
本実施例は、前記実施例2のシール部材250(図7及び図8参照)における正圧用リップ264の筒状部264bにおける凸部264cを残してそれより前方に位置する筒状部分を切除したものである。なお、リブ部266は、前記正圧用リップ264の外周端面と同一端面をなすように径方向外方へ延出されている。
本実施例によっても、前記実施例2とほぼ同様の作用・効果を得ることができる。
また、スロットルボデー12の軸受嵌合部18の内周面38に対する正圧用リップ264の接触面積(軸受嵌合部18の内周面38に対する接触面積)が削減されるので、軸受嵌合部18の内周面38に対する正圧用リップ264の摺動トルクを軽減することができる。
[実施例4]
実施例4を説明する。なお、図12はシール構造を示す断面図、図13は図12のXIII−XIII線矢視断面図、図14はシール部材を示す正面図、図15は図14のXV−XV線矢視断面図、図16はシール部材を示す側面図である。
本実施例は、前記実施例1におけるシール部材50(図4及び図5参照)を変更したものである。すなわち、図14〜図16に示すように、本実施例のシール部材(符号、350を付す。)は、ゴム状弾性部材のみにより形成されたものである。
前記シール部材350は、図15に示すように、円筒状の外側のシール部351と、外側のシール部351の内周面における軸方向の中央部から前方へ向けて漏斗状に縮径するように突出された正圧用リップ352と、正圧用リップ352の基部から後方へ向けて漏斗状に縮径するように突出された負圧用リップ353と、正圧用リップ352の中央部から前方へ円筒状に延びる前側のシール部354とを有している。外側のシール部351と前側のシール部354との間で、正圧用リップ352とにより後面側が閉鎖されかつ前方に開口する中空部355には、外側のシール部351と前側のシール部354とを径方向に連設する適数個(図13及び図14では2個を示す。)のリブ部356が等間隔(180°間隔)で架設されている。このリブ部356の外端部には周方向両方に突出する張出部356aが形成されている。この張出部356aは、側方から見て、外側のシール部351の前端縁より先細りをなす台形状に突出されている(図16参照)。
前記シール部材350は、図12に示すように、前記環状空間部42内において前記軸受嵌合部18の内周面38に外側のシール部351を所定の締め代をもって圧入することにより固定されている。また、前側のシール部354の前端面がスロットルバルブ体14の端面32に対して面接触状にかつ弾性的に当接されている。また、正圧用リップ352及び負圧用リップ353の内周側の端部が弁軸部22の第1の軸部34の外周面に対して全周に亘って弾性的に当接されている。また、外側のシール部351の後端面には、軸受20の内端面20aが面接触状に当接されている。なお、外側のシール部351は、軸受嵌合部18の内周面38をシールする「シール部」に相当する。また、前側のシール部354は、スロットルバルブ体14の端面32をシールする「シール部」に相当する。また、正圧用リップ352及び負圧用リップ353は、弁軸部22の外周面をシールする「シール部」に相当する。また、正圧用リップ352は、ボア17内に作用する正圧により弁軸部22の外周面に対する接触圧が高くなる方向へ弾性変形可能に形成されている。また、負圧用リップ353は、ボア17内に作用する負圧により弁軸部22の外周面に対する接触圧が高くなる方向へ弾性変形可能に形成されている。
本実施例によっても、前記実施例1とほぼ同様の作用・効果を得ることができる。
また、シール部材350がスロットルボデー12の軸受嵌合部18に固定されている。これにより、シール部材350を精度良く配置することができる。したがって、スロットルバルブ体14の回動するときは、シール部材50の正圧用リップ352及び負圧用リップ353に対して弁軸部22の外周面が摺動接触するとともに、前側のシール部354に対してスロットルバルブ体14の端面32が摺動接触する。
また、シール部材350が、ボア17内に作用する正圧による弁軸部22の外周面に対する接触圧が高くなる方向へ弾性変形する正圧用リップ352と、ボア17内に作用する負圧による弁軸部22の外周面に対する接触圧が高くなる方向へ弾性変形する負圧用リップ353とを備えている。これにより、ボア17内に作用する正圧により正圧用リップ352が弁軸部22の外周面に対する接触圧が高くなる方向へ弾性変形する。また、ボア17内に作用する負圧により正圧用リップ352が弁軸部22の外周面に対する接触圧が低くなる方向へ弾性変形しても、その負圧により負圧用リップ353が弁軸部22の外周面に対する接触圧が高くなる方向へ弾性変形する。このため、ボア17内に作用する正圧及び負圧に対するシール性を向上することができる。また、スロットルボデー12の軸受嵌合部18の軸方向及び/又は径方向にスロットルバルブ体14が位置ずれを生じても、その位置ずれに正圧用リップ352及び負圧用リップ353が追従変形することにより、シール性の低下を防止あるいは低減することができる。
また、図13に示すように、スロットルバルブ体14の全閉時において、リブ部356に、スロットルバルブ体14の両弁板部26の端面26aを含む端面32に対応するように、シール部材350をスロットルボデー12の軸受嵌合部18内に固定するものとする。これにより、全閉時に上流側の吸入空気が中空部355を通じて下流側へ流れることによる吸気洩れを防止あるいは低減することができる。また、リブ部356に加え、張出部356aを設けたことにより、全閉時に上流側の吸入空気が中空部355を通じて下流側へ流れることによる吸気洩れを効果的に防止あるいは低減することができる。
[実施例5]
実施例5を説明する。なお、図17はシール部材を示す正面図、図18は図17のXVIII−XVIII線矢視断面図、図19はシール部材の一部を示す側面図である。
本実施例は、図17に示すように、前記実施例4のシール部材350(図14〜図16参照)におけるリブ部356を周方向に45°間隔で8個形成したものである。また、外側のシール部351の前端部351aが前方(図18において左方)へ延出されており、その前端部351aがリブ部356の張出部356aに連続している(図18及び図19参照)。
本実施例によっても、前記実施例4とほぼ同様の作用・効果を得ることができる。
また、シール部材350のリブ部356及び張出部356aの増加により、外側のシール部351、正圧用リップ352及び前側のシール部354の弾性変形を抑制することができる。
[実施例6]
実施例6を説明する。なお、図20はシール部材を示す正面図、図21は図20のXXI−XXI線矢視断面図である。
本実施例は、図20及び図21に示すように、前記実施例4におけるシール部材350(図14〜図16参照)において、外側のシール部351における前半部すなわち正圧用リップ352より前方の部分を切除したものである。なお、リブ部356は、軸方向に延出されることにより、外側のシール部351に連設されている。
本実施例によっても、前記実施例4とほぼ同様の作用・効果を得ることができる。
また、外側のシール部351の軸方向の長さが短縮されることにより、スロットルボデー12の軸受嵌合部18に対するシール部材350の組付性を向上することができる。
[実施例7]
実施例7を説明する。なお、図22はシール構造を示す断面図である。
本実施例は、図22に示すように、前記実施例4(図12参照)におけるスロットルバルブ体14の端面32と、その端面32に弾性的に接触するシール部材350の外側のシール部351との間に、該スロットルバルブ体14の端面32に摺動接触する円環板状の摺動部材360を設けたものである。摺動部材360は、シール部材350の外側のシール部351の前端面に対して接着、焼付け等により一体化されている。また、摺動部材360は、例えば高密度ニトリルブタジエンゴム(H−NBR)、フロロシリコンゴム等の摺動性に優れた材料により形成されている。また、摺動部材360は、金属製の基板材の少なくとも摺動面に、四フッ化エチレン樹脂、二硫化モリブデン、グラファイト等のコーティングによる潤滑膜を設けたものでもよい。なお、本実施例では、前記実施例4(図12参照)における前側のシール部354が省略されている。
本実施例によっても、前記実施例4とほぼ同様の作用・効果を得ることができる。
また、スロットルバルブ体14の端面32とその端面32に弾性的に接触するシール部材350の外側のシール部351との間に、該スロットルバルブ体14の端面32に摺動接触する摺動部材360が設けられている。これにより、スロットルバルブ体14の端面32に対する摺動接触によるシール部材350の外側のシール部351の摩耗等の損傷を防止あるいは低減することができる。
また、摺動部材360がシール部材350に一体化されている。これにより、シール部材350に摺動部材360を位置決めすることができる。
[実施例8]
実施例8を説明する。なお、図24はシール構造を示す断面図、図25はシール部材を示す側断面図である。
本実施例は、前記実施例1におけるシール部材50(図4及び図5参照)の環状部材52の形状を変更したものである。すなわち、図25に示すように、本実施例のシール部材(符号、450を付す。)は、環状部材52の主筒部52aの軸受側(図24において右側)の端部を、先端に向って口径を小さくするテーパ状に形成したものである。その主筒部52aの軸受側の先端部は、ゴム状弾性部材54の内周面に露出する当接部52cとなっている。
前記シール部材450は、図24に示すように、前記環状空間部42内において前記弁軸部22の第1の軸部34上にゴム状弾性部材54の内側のシール部55を所定の締め代をもって外嵌することにより固定される。このとき、環状部材52の当接部52cは、弁軸部22の第1の軸部34の外周面に弾性的に当接される。
本実施例によっても、前記実施例1とほぼ同様の作用・効果を得ることができる。
また、環状部材52が、シール部材450を固定する弁軸部22の第1の軸部34の外周面に弾性的に当接する当接部52cを備えている。したがって、環状部材52の当接部52cが弁軸部22の第1の軸部34の外周面に弾性的に当接することにより、その外周面に対してシール部材450を軸方向及び軸回り方向に位置決めすることができる。また、シール部材450を軸方向に位置決めすることは、シール部材450の取付時において発生するスプリングバック(すなわち、ゴム状弾性部材54の内側のシール部55の弾性によってシール部材450が反嵌合方向(図24において右方)へ戻ろうとする現象)を防止するうえで有効である。
また、本実施例では、弁軸部22が樹脂製で、環状部材52が金属製であり、スプリングバック時に当接部52cが弁軸部22の第1の軸部34の外周面にめり込む構成となっている。このため、シール部材450の軸方向及び軸回り方向の位置ずれを効果的に防止あるいは低減することができる。
また、図26に示すように、前記シール部材450は、その内周側と外周側とを反転させた構成とすることができる。この場合、シール部材450は、環状空間部42内において軸受嵌合部18の内周面38にゴム状弾性部材54の外側のシール部55を所定の締め代をもって外嵌することにより固定される。このとき、環状部材52の当接部52cは、軸受嵌合部18の内周面38に弾性的に当接される。また、負圧用リップ57は、弁軸部22の第1の軸部34の外周面に対して全周に亘って弾性的に当接される。
[実施例9]
実施例9を説明する。なお、図27はシール構造を示す断面図、図28はシール部材を示す側断面図である。
本実施例は、前記実施例1におけるシール部材50(図4及び図5参照)の環状部材52及びゴム状弾性部材54の形状を変更したものである。すなわち、図28に示すように、本実施例のシール部材(符号、550を付す。)は、ゴム状弾性部材(符号、554を付す。)の内周側半部を省略することにより、環状部材52の主筒部52aをゴム状弾性部材554の内周側に露出させている。また、環状部材52の主筒部52aの内径を、前記弁軸部22の第1の軸部34に圧入可能な寸法に設定している。なお、本実施例における圧入部材52は、本明細書でいう「圧入部材」に相当する。
前記シール部材550は、図27に示すように、前記環状空間部42内において前記弁軸部22の第1の軸部34上に環状部材52の主筒部52aを圧入することにより固定される。この環状部材52の主筒部52aが、弁軸部22の第1の軸部34の外周面に圧入されることにより、その一方の周面がシールされる。
本実施例によっても、前記実施例1とほぼ同様の作用・効果を得ることができる。
また、図29に示すように、前記シール部材550は、その内周側と外周側とを反転させた構成とすることができる。この場合、シール部材550は、環状空間部42内において軸受嵌合部18の内周面38に圧入することにより固定される。また、負圧用リップ57は、弁軸部22の第1の軸部34の外周面に対して全周に亘って弾性的に当接される。
[実施例10]
実施例10を説明する。なお、図30はシール構造を示す断面図、図31はシール部材を示す側断面図である。
本実施例は、前記実施例9におけるシール部材550(図27及び図28参照)の環状部材52の形状を変更したものである。すなわち、図31に示すように、本実施例のシール部材(符号、650を付す。)は、環状部材52の主筒部52aの軸受側(図30において右側)の端部を、先端に向って口径を小さくするテーパ状に形成したものである。その主筒部52aの軸受側の先端部は、当接部52cとなっている。
前記シール部材650は、図30に示すように、前記環状空間部42内において前記弁軸部22の第1の軸部34上に環状部材52の主筒部52aを外嵌することにより固定される。このとき、環状部材52の当接部52cは、弁軸部22の第1の軸部34の外周面に弾性的に当接される。
本実施例によっても、前記実施例1とほぼ同様の作用・効果を得ることができる。
また、環状部材52が、シール部材650を固定する弁軸部22の第1の軸部34の外周面に弾性的に当接する当接部52cを備えている。したがって、環状部材52の当接部52cが弁軸部22の第1の軸部34の外周面に弾性的に当接することにより、その外周面に対してシール部材650を軸方向及び軸回り方向に位置決めすることができる。また、シール部材650を軸方向に位置決めすることは、シール部材650の取付時において発生するスプリングバック(すなわち、ゴム状弾性部材54の内側のシール部55(図3参照)の弾性によってシール部材650が反嵌合方向(図30において右方)へ戻ろうとする現象)を防止するうえで有効である。
また、本実施例では、弁軸部22が樹脂製で、環状部材52が金属製であり、スプリングバック時に当接部52cが弁軸部22の第1の軸部34の外周面にめり込む構成となっている。このため、シール部材650の軸方向及び軸回り方向の位置ずれを効果的に防止あるいは低減することができる。
また、図32に示すように、前記シール部材650は、その内周側と外周側とを反転させた構成とすることができる。この場合、シール部材650は、環状空間部42内において軸受嵌合部18の内周面38に圧入することにより固定される。このとき、環状部材52の当接部52cは、軸受嵌合部18の内周面38に弾性的に当接される。また、負圧用リップ57は、弁軸部22の第1の軸部34の外周面に対して全周に亘って弾性的に当接される。
[実施例11]
実施例11を説明する。なお、図33はシール構造を示す断面図である。
本実施例は、前記実施例10におけるシール構造を変更したものである。すなわち、図31に示すように、前記環状空間部42内に、前記シール部材650の軸受側(図31において右側)において軸受嵌合部18の内周面38及び弁軸部22の第1の軸部34の外周面をそれぞれシールするシール部55,57を備えたもう1つのシール部材750が設けられている。なお、説明の都合上、シール部材650を第1のシール部材650といい、シール部材750を第2のシール部材650という。
第2のシール部材750は、前記実施例1におけるシール部材50の内周側と外周側とを反転させかつ表裏反転させた構成のものとなっている。この場合、第2のシール部材750は、環状空間部42内において軸受嵌合部18の内周面38にゴム状弾性部材54の外側のシール部55を所定の締め代をもって外嵌することにより固定される。また、負圧用リップ57は、本実施例では表裏反転により正圧用リップ(符号、57aを付す。)となる。この正圧用リップ57aは、弁軸部22の第1の軸部34の外周面に対して全周に亘って弾性的に当接される。
本実施例によっても、前記実施例1とほぼ同様の作用・効果を得ることができる。
また、環状空間部42に、第1のシール部材650の軸受側において軸受嵌合部18の内周面38及び弁軸部22の第1の軸部34の外周面をそれぞれシールするシール部55,57を備えた第2のシール部材750が設けられている。これにより、第2のシール部材750により、軸受嵌合部18と弁軸部22の第1の軸部34との間を径方向にシールすることができ、ボア17外への吸気洩れ及び全閉時におけるボア17下流への吸気洩れの防止効果を向上することができる。なお、第2のシール部材750の前側のシール部56は、本実施例では表裏反転により前側のシール部(符号、56Aを付す。)となる。このシール部56Aは、図33では、軸受20の内端面20aに対して離れているが、その内端面20aに当接させることもできる。
また、第2のシール部材750のゴム状弾性部材54が、ボア17内に作用する正圧により接触圧が高くなる方向へ弾性変形する正圧用リップ57aを備えている。したがって、ボア17内に作用する正圧に対するシール性を向上することができる。なお、第2のシール部材750には、正圧用リップ57aに代えて負圧用リップを備えたり、あるいは、正圧用リップ57aと負圧用リップの双方を備えたりすることができる。
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明は、スロットル弁装置に限らず、排気ガス再循環装置(EGR)の流量制御弁、その他の流体の流量制御弁としても適用することができる。また、本発明は、スロットル弁装置10のスロットルバルブ体14の両弁軸部22とスロットルボデー12の両軸受嵌合部18との間に適用するものに限らず、少なくとも一方の弁軸部22と軸受嵌合部18との間に適用することができる。また、スロットルボデー12は、樹脂製に限らず、金属製とすることができる。また、軸受20には、滑り軸受の他、転がり軸受を用いることもできる。
また、前記実施例では、スロットルバルブ体14を、弁軸部22と弁本体部24とを樹脂により一体化したが、これに代え、金属製あるいは樹脂製の弁軸部材をインサートして弁本体部材を樹脂成形したり、あるいは、金属製あるいは樹脂製の弁本体部材をインサートして弁軸部材を樹脂成形したりすることによりスロットルバルブ体14を構成することもできる。また、弁軸部に相当する金属製あるいは樹脂製の弁軸部材と、弁本体部に相当する金属製あるいは樹脂製の弁本体部材とを個々に形成し、弁軸部材に弁本体部材をスクリュ等で取付けることにより、スロットルバルブ体14を構成することもできる。また、前記実施例では、軸受20の内端面20aに対向するスロットルバルブ体14の端面32を、弁本体部24の支持軸部25と弁板部26との端面32により形成したが、支持軸部25の端面32のみにより形成したり、支持軸部25又は弁軸部22に形成した段差面により形成したりすることができる。
また、シール部材のゴム状弾性部材のシール部の形状、個数等は、適宜変更することができる。また、ゴム状弾性部材のリブ部の個数は適宜増減することができる。また、ゴム状弾性部材の径方向のリブ部は周方向に傾斜させることもできる。また、リブ部は、必要に応じて設定すればよく、省略することもできる。また、シール部材の環状部材(圧入部材)の形状等は、適宜変更することができる。また、環状部材(圧入部材)の当接部の形状、形成位置等は、適宜変更することができる。また、前記実施例では、摺動部材360を、シール部材350に一体化したが、シール部材350と別体で配置することもできる。また、軸受嵌合部18内に固定されるシール部材350に環状部材を設けることもできる。
本発明の実施例1にかかるスロットル弁装置を示す縦断面図である。 スロットル弁装置を示す横断面図である。 シール構造を示す断面図である。 シール部材を示す正面図である。 図4のV−V線矢視断面図である。 本発明の実施例2にかかるシール構造を示す断面図である。 シール部材を示す正面図である。 図7のVIII−VIII線矢視断面図である。 本発明の実施例3にかかるシール構造を示す断面図である。 シール部材を示す正面図である。 図10のXI−XI線矢視断面図である。 本発明の実施例4にかかるシール構造を示す断面図である。 図12のXIII−XIII線矢視断面図である。 シール部材を示す正面図である。 図14のXV−XV線矢視断面図である。 シール部材を示す側面図である。 本発明の実施例5にかかるシール部材を示す正面図である。 図17のXVIII−XVIII線矢視断面図である。 シール部材の一部を示す側面図である。 本発明の実施例6にかかるシール部材を示す正面図である。 図20のXXI−XXI線矢視断面図である。 本発明の実施例7にかかるシール構造を示す断面図である。 従来例にかかる流量制御弁を示す断面図である。 本発明の実施例8にかかるシール構造を示す断面図である。 シール部材を示す側断面図である。 シール部材の変更例を示す側断面図である。 本発明の実施例9にかかるシール構造を示す断面図である。 シール部材を示す側断面図である。 シール部材の変更例を示す側断面図である。 本発明の実施例10にかかるシール構造を示す断面図である。 シール部材を示す側断面図である。 シール部材の変更例を示す側断面図である。 本発明の実施例11にかかるシール構造を示す断面図である。
符号の説明
10 スロットル弁装置(流量制御弁)
12 スロットルボデー(ボア形成部材)
14 スロットルバルブ体(弁体)
17 ボア(流路)
18 軸受嵌合部
20 軸受
20a 端面
22 弁軸部
24 弁本体部
32 端面
38 内周面
42 環状空間部
50 シール部材
51 第1のシール部(シール部)
52 環状部材
52c 当接部
56 第2のシール部(シール部)
57 負圧用リップ(シール部)
57a 正圧用リップ(シール部)
250 シール部材
252 環状部材
264 正圧用リップ(シール部)
350 シール部材
352 正圧用リップ(シール部)
353 負圧用リップ(シール部)
360 摺動部材
450 シール部材
550 シール部材
650 シール部材

Claims (12)

  1. 流路を形成する流路形成部材と、
    前記流路形成部材に形成された軸受嵌合部に軸受を介して回動可能に支持される弁軸部、及び、その弁軸部と一体で回動することにより前記流路を開閉する弁本体部を有する弁体と
    を備える流量制御弁であって、
    前記流路形成部材の軸受嵌合部と前記弁体の弁軸部との径方向に対向する周面間でかつ前記軸受と前記弁体との軸方向に対向する端面間に環状空間部が形成されており、
    前記環状空間部に、前記軸受嵌合部の内周面及び前記弁軸部の外周面並びに前記弁体の端面をそれぞれシールするシール部を備えたシール部材が設けられている
    ことを特徴とする流量制御弁。
  2. 請求項1に記載された流量制御弁であって、
    前記シール部材が、前記弁体の弁軸部に固定されていることを特徴とする流量制御弁。
  3. 請求項1に記載された流量制御弁であって、
    前記シール部材が、前記流路形成部材の軸受嵌合部に固定されていることを特徴とする流量制御弁。
  4. 請求項2又は3に記載された流量制御弁であって、
    前記シール部材を固定する前記弁軸部又は前記軸受嵌合部に弾性的に嵌合されるシール部に、そのシール部の径方向の弾性変形を制限する環状部材が設けられていることを特徴とする流量制御弁。
  5. 請求項4に記載された流量制御弁であって、
    前記環状部材が、前記シール部材を固定する前記弁軸部又は前記軸受嵌合部の周面に弾性的に当接する当接部を備えていることを特徴とする流量制御弁。
  6. 流路を形成する流路形成部材と、
    前記流路形成部材に形成された軸受嵌合部に軸受を介して回動可能に支持される弁軸部、及び、その弁軸部と一体で回動することにより前記流路を開閉する弁本体部を有する弁体と
    を備える流量制御弁であって、
    前記流路形成部材の軸受嵌合部と前記弁体の弁軸部との径方向に対向する周面間でかつ前記軸受と前記弁体との軸方向に対向する端面間に環状空間部が形成されており、
    前記環状空間部に、前記軸受嵌合部の内周面と前記弁軸部の外周面とのいずれか一方の周面に圧入される圧入部材と、該圧入部材と一体的に形成されかつ他方の周面及び前記弁体の端面をそれぞれシールするシール部を有するゴム状弾性部材とを備えたシール部材が設けられている
    ことを特徴とする流量制御弁。
  7. 請求項6に記載された流量制御弁であって、
    前記圧入部材が、前記一方の周面に弾性的に当接する当接部を備えていることを特徴とする流量制御弁。
  8. 請求項1〜7のいずれか1つに記載された流量制御弁であって、
    前記シール部材が、前記流路内に作用する正圧により接触圧が高くなる方向へ弾性変形する正圧用リップと、前記流路内に作用する負圧により接触圧が高くなる方向へ弾性変形する負圧用リップとのうち、少なくとも一方のリップを備えていることを特徴とする流量制御弁。
  9. 請求項1〜8のいずれか1つに記載された流量制御弁であって、
    前記環状空間部に、前記シール部材の軸受側において前記軸受嵌合部の内周面及び前記弁軸部の外周面をそれぞれシールするシール部を備えたもう1つのシール部材が設けられていることを特徴とする流量制御弁。
  10. 請求項9に記載された流量制御弁であって、
    前記もう1つのシール部材が、前記流路内に作用する正圧により接触圧が高くなる方向へ弾性変形する正圧用リップと、前記流路内に作用する負圧により接触圧が高くなる方向へ弾性変形する負圧用リップとのうち、少なくとも一方のリップを備えていることを特徴とする流量制御弁。
  11. 請求項1〜10のいずれか1つに記載された流量制御弁であって、
    前記弁体の端面とその端面をシールするシール部材のシール部との間に、該弁体の端面に摺動接触する摺動部材が設けられていることを特徴とする流量制御弁。
  12. 請求項11に記載された流量制御弁であって、
    前記シール部材に前記摺動部材が一体化されていることを特徴とする流量制御弁。
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