JP2008254864A - 搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、従来の搬送装置よりコンパクトで且つ簡易な構造にしてコスト安に物を搬送できる極めて実用性に秀れた搬送装置を提供するものである。
【解決手段】不動部1と、該不動部1に設けられる可動部2とから成り、可動部2は、前記不動部1と平行に左右両方向に所定量摺動突出する構成であり、また、この可動部2は、第1部材,第2部材,・・・及び第n部材が積層され、第n部材は第n−1部材に対し所定量摺動突出する構成であり、更にこの可動部2の第n部材には搬送物を搬送する搬送部15が設けられ、第1部材を摺動突出せしめることで搬送部15により搬送物を搬送せしめるものである。
【選択図】 図3

Description

本発明は、搬送装置に関するものである。
一般的に、工場において加工機器により加工された部品は、速やかに次の工程に移行するために搬送装置によって自動的に搬送されるが、この搬送装置としては、コロを並設したコンベアや電動シリンダー,多関節ロボット等が用いられている。
これらの搬送装置において最も広く用いられているのは、大量の部品でも容易に長距離搬送を行えるコンベアであるが、広い範囲に設置する必要があるためにコスト高となり、また、搬送の際に振動を生ずることがあるため、搬送する部品が精密部品である場合には、この振動が精密部品の精度を狂わせたり、また、精密部品が液晶やガラス基板の場合にはコロとの当接により、表面に傷がついてしまうという決定的な問題がある。
また、電動シリンダーは、外筒内にこの外筒と略同じ長さのピストンが突没自在に設けられたものであり、このピストンに部品を連設し、該ピストンを外筒に対して突出させることで部品を水平方向に搬送するものであるため、簡易な構造で振動を与えることなく部品を搬送できるが、この外筒とピストンの長さが略同じであることから、搬送距離を長く設定するには必然的にシリンダー長も長くしなければならず、よって、長い搬送距離が必要な場合には、長い設置スペースが必要となる。
更に、多関節ロボットは、精密な搬送作業を行うことができ、搬送距離も長く設定できるが、構造が複雑でその分高価であり、しかも、この多関節ロボットが立体的に駆動するための広いスペースを確保する必要があり、使用用途は限定されてしまう。
本発明は、上述の問題点を解決したもので、従来の搬送装置よりコンパクトで且つ簡易な構造にしてコスト安に物を搬送できる極めて実用性に秀れた搬送装置を提供することを目的とする。
この発明は、不動部と、該不動部に設けられる可動部とから成り、可動部は、前記不動部と平行に左右両方向に定量摺動突出する構成であり、また、この可動部は、第1部材,第2部材,・・・及び第n部材が積層され、第n部材は第n−1部材に対し所定量摺動突出する構成であり、更にこの可動部の第n部材には搬送物を搬送する搬送部が設けられ、第1部材を摺動突出せしめることで搬送部により搬送物を搬送せしめることを特徴とする搬送装置に係るものである。
ここで、不動部と可動部の第1部材とは、不動部の駆動装置に設けられたピニオンと可動部の第1部材の下面に設けられたラックにより連結され、また、可動部の第1部材と可動部の第2部材とは、可動部の第1部材に設けられたピニオンと可動部の第2部材の下面に設けられたラックにより連結され、・・・可動部の第n−1部材と可動部の第n部材とは、可動部の第n−1部材に設けられたピニオンと可動部の第n部材の下面に設けられたラックにより連結され、更に可動部の第1部材に設けられたピニオンは不動部に設けられたラックと連結され、また可動部の第2部材に設けられたピニオンは可動部の第1部材の上面に設けられたラックと連結され、・・・可動部の第n−1部材に設けられたピニオンは可動部の第n−3部材の上面に設けられたラックと連結され、不動部の駆動装置を左右に回転させることで、前記ラックとピニオンを介して順次回転運動を直線運動に変えながら、可動部は左右両方向に定量摺動突出するよう構成されていることを特徴とする搬送装置に係るものである。
また、ピニオンを不動部と可動部の各部材の両端に配置し、両端のピニオンが同期して回転できるよう、タイミングベルト、チェーン等の伝動手段で連結したこと特徴とする搬送装置に係るものである。
また、不動部と可動部の第1部材,可動部の第1部材と可動部の第2部材,・・・及び可動部の第n−1部材と可動部の第n部材の間にそれぞれ中間移動部材を設けたことを特徴とする搬送装置に係るものである。
また、前記中間移動部材の左右移動方向の中央部にプーリを設け、上下の部材の両端に固定したワイヤ等の線状体を介してプーリを左右に引っ張り、中間移動部材が常に上下の部材の左右移動方向の中央に保たれるようにしたことを特徴とする搬送装置に係るものである。
また、ピニオンを不動部の両端に配置し、両端のピニオンが同期して回転できるよう、タイミングベルト、チェーン等の伝動手段で連結し、不動部と可動部の第1部材とは、不動部に設けられた前記ピニオンと可動部の第1部材の下面に設けられたラックにより連結され、また、可動部の第1部材と可動部の第2部材と、・・・可動部の第n−1部材の両端にプーリを設け、不動部の左端に固定したワイヤ等の線状体を、可動部の第1部材右端のプーリを介して、可動部の第2部材の左端にゆるみのないよう固定し、可動部の第1部材左端に固定したワイヤ等の線状体を、可動部の第2部材右端のプーリを介して、可動部の第3部材の左端にゆるみのないよう固定し、可動部の第n−2部材左端に固定したワイヤ等の線状体を、可動部の第n−1部材右端のプーリを介して、可動部の第n部材の左端にゆるみのないよう固定し、同様に不動部の右端に固定したワイヤ等の線状体を、可動部の第1部材左端のプーリを介して、可動部の第2部材の右端にゆるみのないよう固定し、可動部の第1部材右端に固定したワイヤ等の線状体を、可動部の第2部材左端のプーリを介して、可動部の第3部材の右端にゆるみのないよう固定し、可動部の第n−2部材右端に固定したワイヤ等の線状体を、可動部の第n−1部材左端のプーリを介して、可動部の第n部材の右端にゆるみのないよう固定し、不動部の駆動装置を左右に回転させることで、前記ピニオンとラック及びプーリとワイヤ等の線状体を介して順次力を伝達して、可動部は左右両方向に定量摺動突出するよう構成されていることを特徴とする搬送装置に係るものである。
また、不動部と可動部の第1部材とは、不動部の駆動装置に設けられたピニオンと、可動部の第1部材の下面に設けられたラックにより連結され、また、可動部の第1部材と、可動部の第2部材と、・・・可動部の第n−1部材の両端部にプーリを設け、不動部の右端に固定したワイヤ等の線状体を可動部の第1部材左端のプーリ、可動部の第2部材右端のプーリ、可動部の第2部材左端のプーリ、・・・可動部の第n−1部材右端のプーリ、可動部の第n−1部材左端のプーリの順にかけて、最後に可動部の第n部材の右端にゆるみのないよう固定し、不動部の左端に固定したワイヤ等の線状体を可動部の第1部材右端のプーリ、可動部の第2部材左端のプーリ、可動部の第2部材右端のプーリ、・・・可動部の第n−1部材左端のプーリ、可動部の第n−1部材右端のプーリの順にかけて、最後に可動部の第n部材の左端にゆるみのないよう固定し、不動部の駆動装置を左右に回転させることで、前記ピニオンとラック及びプーリとワイヤ等の線状体を介して順次力を伝達して、可動部は左右両方向に定量摺動突出するよう構成されていることを特徴とする搬送装置に係るものである。
不動部1と平行に所定量摺動突出する可動部2は、積層された第n部材が第n−1部材に対して所定量摺動突出する構成であるから、積層階数を増やすことで不動部1に対する可動部2の突出長を長くすることができ、電動シリンダー等の従来の搬送装置より設置スペースに対する搬送距離が長くなり、簡易で且つコンパクトな構造となる。
また左右両方向に所定量摺動突出する構成であるから、片方向突出に比べて搬送距離が更に長くなり、かつ部品の向きを変えずに搬送することが可能となる。
しかも、摺動突出する可動部2の第n部材に設けられた搬送部15により搬送を行うため、振動を生ずることなく物を搬送することができ、例えば液晶やガラス基板等の精密部品であっても破損させることなく搬送できることになる。
従って、本発明は、例えば精密部品を長距離搬送する場合でも、従来の搬送装置より、コンパクトで簡易な構造にしてコスト安に該精密部品を破損させることなく搬送できる極めて実用性に秀れた搬送装置を提供し得ることとなる。
図面は本発明の一実施例を図示したものであり、以下に説明する。
本実施例は、不動部1と、該不動部1に設けられる可動部2とから成り、可動部2は、前記不動部1と平行に所定量摺動突出する構成であり、また、この可動部2は、第1部材,第2部材,・・・及び第n部材が積層され、第n部材は第n−1部材に対し所定量摺動突出する構成であり、更にこの可動部2の第n部材には搬送物を搬送する搬送部15が設けられ、第1部材を摺動突出せしめることで搬送部15により搬送物を搬送せしめるものである。
各部を具体的に説明すると、不動部1は平面視略四角形状の板状体であって、上面に可動部2の第1部材が被嵌されるレール3が設けられると共に、該第1部材の側部には、該第1部材の位置を確知するための図示しない突出方向センサと没入方向センサとが前記レール3の延設方向に並設されている。
また、不動部1にはモータ6が設けられ、該モータ6の回転によりモータ軸に取り付けたピニオン7が回動するように構成されている。
更に、モータ6と前記突出方向センサ及び没入方向センサとを連動させることで、第1部材の位置が前記不動部1の所定位置に達した際、これを突出方向センサ及び没入方向センサにより確知し、自動的に前記モータ6の駆動を停止し、前記第1部材の摺動突出及び摺動没入を停止制御できるように構成されている。
可動部2は、平面視略四角形状の板状体であって、第1部材は上面にレール4が設けられ、下面には前記不動部1の上面に設けられた前記レール3に被嵌される凹条5が設けられている。この凹条5とレール3とで摺動部が構成される。第2部材,第3部材,・・・第n部材は、前記と同様に凹条5とレール4とで摺動部が構成される。
また、不動部1と可動部2の第1部材とは、不動部1のモータ6に設けられたピニオン7と可動部2の第1部材の下面に設けられたラック8により連結され、また、可動部2の第1部材と可動部2の第2部材とは、可動部2の第1部材に設けられたピニオン7と可動部2の第2部材の下面に設けられたラック8により連結され、・・・可動部2の第n−1部材と可動部2の第n部材とは、可動部2の第n−1部材に設けられたピニオン7と可動部2の第n部材の下面に設けられたラック8により連結され、更に可動部2の第1部材に設けられたピニオン7は不動部1に設けられたラック9と連結され、また可動部2の第2部材に設けられたピニオン7は可動部2の第1部材の上面に設けられたラック9と連結され、・・・可動部2の第n−1部材に設けられたピニオン7は可動部2の第n−3部材の上面に設けられたラック9と連結され、不動部1のモータ6を左右に回転させることで、前記ラック8とピニオン7を介して順次回転運動を直線運動に変えながら、可動部2は左右両方向に定量摺動突出するよう構成されている。
本実施例の作動について説明する。 図1(a)に図示したように、例えば3個の部材を積層した可動部2を、不動部1から右側に突出させる方向に該不動部1に設けられたピニオン7をモータ6により回動させる。
可動部2の第1部材が前記ピニオン7とラック8により摺動突出することで、可動部2の第1部材に設けられたピニオン7は不動部1の上面に設けられたラック9と噛合って回動する。
可動部2の第2部材が可動部2の第1部材に設けられたピニオン7と可動部2の第2部材の下面に設けられたラック8により連結され摺動突出する。
可動部2の第2部材が前記ピニオン7とラック8により摺動突出することで、可動部2の第2部材に設けられたピニオン7は可動部2の第1部材の上面に設けられたラック9と噛合って回動する。
可動部2の第3部材が可動部2の第2部材に設けられたピニオン7と可動部2の第3部材の下面に設けられたラック8により連結され摺動突出する。
以上のようにして、可動部2は 図1(a)に図示したような突出状態となる。
この突出した可動部2を没入させる際には、不動部1に設けられたピニオン7をモータ6により前述とは逆方向に回動させることで没入方向に作用し、各部材は没入する。
更に、可動部2を、不動部1から左側に突出させる方向に該不動部1に設けられたピニオン7をモータ6により回動させることで、左方向の定量摺動突出が可能となる。
次にこの発明の第二実施形態の搬送装置について図2により説明する。ここで、上記実施形態と同様の部材は同一符号を付して説明を省略する。
この実施形態の搬送装置は、可動部材2の限界移動量を大きくするために、上記実施形態のピニオン7を不動部1と可動部2の各部材の両端に配置し、両端のピニオン7が同期して回転できるよう、タイミングベルト、チェーン等の伝動手段11で連結するよう構成されている。
また、不動部1にはモータ6が設けられ、該モータ6がどちらか一方のピニオン7を回動するように構成されている。
本実施例の作動について説明する。 図2(a)に図示したように、例えば3個の部材を積層した可動部2を、不動部1から右側に突出させる方向に該不動部1に設けられた一方のピニオン7をモータ6により回動させる。
ここで、各部材の両端に配置したピニオン7は、タイミングベルト、チェーン等の伝動手段11で連結してあるので、一方のピニオン7が回動するともう一方のピニオン7が同期して回動する。
可動部2の第1部材は、両端のピニオン7のうちどちらか一方がラック8と噛合う範囲で移動可能である。
可動部2の第1部材が前記ピニオン7とラック8により摺動突出することで、可動部2の第1部材に設けられたピニオン7は不動部1の上面に設けられたラック9と噛合って回動する。
可動部2の第3部材が可動部2の第2部材に設けられたピニオン7と可動部2の第3部材の下面に設けられたラック8により連結され摺動突出する。
以上のようにして、可動部2が右側に摺動突出する場合は、各部材の右側のピニオン7とラック8が噛合うことで、可動部2は 図2(a)に図示したような突出状態となり、前記第1実施形態の約2倍移動量を大きくすることができる。
次にこの発明の第三実施形態の搬送装置について図3により説明する。ここで、上記実施形態と同様の部材は同一符号を付して説明を省略する。
この実施形態の搬送装置は、摺動部の剛性を高めるために、不動部1と可動部2の第1部材,可動部2の第1部材と可動部2の第2部材,・・・及び可動部2の第n−1部材と可動部2の第n部材の間に、それぞれ中間移動部材12を設け、更に、前記中間移動部材12の左右移動方向の中央部にプーリ13を設け、上下の部材の両端に固定したワイヤ等の線状体14を介してプーリ13を左右に引っ張り、中間移動部材12が常に上下の部材の左右移動方向の中央に保たれるように構成したものである。
中間移動部材12を、上下の部材の左右移動方向の中央に保つためには、2本の線状体14が必要である。即ち、一方の線状体14の一端を、不動部1の右端R1に固定し、中間移動部材12の中央に設けたプーリ13を介して、可動部2の第1部材の右端R2にゆるみ無く固定し、もう一方の線状体14の一端を、不動部1の左端L1に固定し、中間移動部材12の中央に設けたプーリ13を介して、可動部2の第1部材の左端L2にゆるみ無く固定することで、中間移動部材12を、上下の部材の左右移動方向の中央に保つことが可能となる。
可動部2の第1部材と可動部2の第2部材,及び可動部2の第2部材と可動部2の第3部材についても、上記と同様の構成とすることで、中間移動部材12を、上下の部材の左右移動方向の中央に保つことが可能となる。
本実施例の作動について説明する。 図3(a)に図示したように、例えば3個の部材を積層した可動部2を、不動部1から右側に突出させる方向に該不動部1に設けられた一方のピニオン7をモータ6により回動させる。
ここで、不動部材1及び可動部材2の両端に配置したピニオン7は、タイミングベルト、チェーン等の伝動手段11で連結してあるので、一方のピニオン7が回動するともう一方のピニオン7が同期して回動する。
可動部2の第1部材は、両端のピニオン7のうちどちらか一方がラック8と噛合う範囲で移動可能である。
可動部2の第1部材が前記ピニオン7とラック8により摺動突出することで、可動部2の第1部材に設けられたピニオン7は不動部1の上面に設けられたラック9と噛合って回動する。
可動部2の第2部材が可動部2の第1部材に設けられたピニオン7と可動部2の第2部材の下面に設けられたラック8により連結され摺動突出し、更に可動部2の第3部材が可動部2の第2部材に設けられたピニオン7と可動部2の第3部材の下面に設けられたラック8により連結され摺動突出する。
この時、不動部1と可動部2の第1部材、可動部2の第1部材と可動部2の第2部材,及び可動部2の第2部材と可動部2の第3部材の間に設けた中間移動部材12は、2本の線状体14によって動きが拘束され、常に上下の部材の左右移動方向の中央に保たれて凹条5とレール3から成る摺動部を摺動する。
以上のようにして、可動部2が右側に摺動突出する場合は、各部材の右側のピニオン7とラック8が噛合うことで、可動部2は 図3(a)に図示したような突出状態となり、凹条5とレール3から成る摺動部の案内長さLが第2の実施形態に比べて長くなり、摺動部の剛性を高めることができるようになる。
次にこの発明の第四実施形態の搬送装置について図4により説明する。ここで、上記実施形態と同様の部材は同一符号を付して説明を省略する。
この実施形態の搬送装置は、ピニオン7を不動部1の両端に配置し、両端のピニオン7が同期して回転できるよう、タイミングベルト、チェーン等の伝動手段11で連結し、不動部1と可動部2の第1部材とは、不動部1に設けられた前記ピニオン7と可動部2の第1部材の下面に設けられたラック8により連結され、また、可動部2の第1部材と可動部2の第2部材と、・・・可動部2の第n−1部材の両端にプーリ13を設け、不動部1の左端に固定したワイヤ等の線状体14を、可動部2の第1部材右端のプーリ13を介して、可動部2の第2部材の左端にゆるみのないよう固定し、可動部2の第1部材左端に固定したワイヤ等の線状体14を、可動部2の第2部材右端のプーリ13を介して、可動部2の第3部材の左端にゆるみのないよう固定し、可動部2の第n−2部材左端に固定したワイヤ等の線状体14を、可動部2の第n−1部材右端のプーリ13を介して、可動部2の第n部材の左端にゆるみのないよう固定し、同様に不動部1の右端に固定したワイヤ等の線状体14を、可動部2の第1部材左端のプーリ13を介して、可動部2の第2部材の右端にゆるみのないよう固定し、可動部2の第1部材右端に固定したワイヤ等の線状体14を、可動部2の第2部材左端のプーリ13を介して、可動部2の第3部材の右端にゆるみのないよう固定し、可動部2の第n−2部材右端に固定したワイヤ等の線状体14を、可動部2の第n−1部材左端のプーリ13を介して、可動部2の第n部材の右端にゆるみのないよう固定し、不動部1のモータ6を左右に回転させることで、前記ピニオン7とラック8及びプーリ13とワイヤ等の線状体14を介して順次力を伝達して、可動部2は左右両方向に定量摺動突出するよう構成されている
線状体14は、ワイヤに限らず、ベルトや、チェーンでもよく、また材質も目的に応じて、スチール、ゴム、合成樹脂等何を採用してもよい。
本実施例の作動について説明する。図4(a)に図示したように、例えば3個の部材を積層した可動部2を、不動部1から右側に突出させる方向に該不動部1に設けられたピニオン7をモータ6により回動させる。
可動部2の第1部材と可動部2の第2部材の両端にプーリ13を設け、不動部1の左端L1に固定したワイヤ等の線状体14を、可動部2の第1部材右端のプーリ13を介して、可動部2の第2部材の左端L3にゆるみのないよう固定し、可動部2の第1部材左端L2に固定したワイヤ等の線状体14を、可動部2の第2部材右端のプーリ13を介して、可動部2の第3部材の左端L4にゆるみのないよう固定し、同様に不動部1の右端R1に固定したワイヤ等の線状体14を、可動部2の第1部材左端のプーリ13を介して、可動部2の第2部材の右端R3にゆるみのないよう固定し、可動部2の第1部材右端R2に固定したワイヤ等の線状体14を、可動部2の第2部材左端のプーリ13を介して、可動部2の第3部材の右端R4にゆるみのないよう固定し、可動部2の第1部材が前記モータ6により右側に摺動突出することで、該第1部材の右端部に設けられたプーリ13と不動部1と第2部材とを連結する線状体14により、第2部材は右方向に引動され、摺動突出する。
同様にして、該第1部材の摺動突出量と同量だけ摺動突出した該第2部材の右端部に設けられたプーリ13により、該第2部材の摺動突出量と同量だけ第3部材が摺動突出する。
以上のようにして、可動部2は図4(a)に図示したような突出状態となる。
この突出した可動部2を没入させる際には、不動部1に設けられたピニオン7をモータ6により前述とは逆方向に回動させることで没入方向に作用し、各部材は没入する。
更に、可動部2を、不動部1から左側に突出させる方向に該不動部1に設けられたピニオン7をモータ6により回動させることで、左方向の定量摺動突出が可能となる。
次にこの発明の第五実施形態の搬送装置について図5により説明する。ここで、上記実施形態と同様の部材は同一符号を付して説明を省略する。
この実施形態の搬送装置は、不動部1と可動部2の第1部材とは、不動部1のモータ6に設けられたピニオン7と、可動部2の第1部材の下面に設けられたラック8により連結され、また、可動部2の第1部材と、可動部2の第2部材と、・・・可動部2の第n−1部材の両端部にプーリ13を設け、不動部1の右端に固定したワイヤ等の線状体14を可動部2の第1部材左端のプーリ13、可動部2の第2部材右端のプーリ13、可動部2の第2部材左端のプーリ13、・・・可動部2の第n−1部材右端のプーリ13、可動部2の第n−1部材左端のプーリ13の順にかけて、最後に可動部2の第n部材の右端にゆるみのないよう固定し、不動部1の左端に固定したワイヤ等の線状体14を可動部2の第1部材右端のプーリ13、可動部2の第2部材左端のプーリ13、可動部2の第2部材右端のプーリ13、・・・可動部2の第n−1部材左端のプーリ13、可動部2の第n−1部材右端のプーリ13の順にかけて、最後に可動部2の第n部材の左端にゆるみのないよう固定し、不動部1のモータ6を左右に回転させることで、前記ピニオン7とラック8及びプーリ13とワイヤ等の線状体14を介して順次力を伝達して、可動部2は左右両方向に定量摺動突出するよう構成されている。
線状体14は、ワイヤに限らず、ベルトや、チェーンでもよく、また材質も目的に応じて、スチール、ゴム、合成樹脂等何を採用してもよい。
本実施例の作動について説明する。 図5(a)に図示したように、例えば6個の部材を積層した可動部2を、不動部1から右側に突出させる方向に該不動部1に設けられたピニオン7をモータ6により回動させる。
可動部2の第1部材と、可動部2の第2部材と、・・・可動部2の第n−1部材の両端部にプーリ13を設け、不動部1の右端R1に固定したワイヤ等の線状体14を可動部2の第1部材左端のプーリ13、可動部2の第2部材右端のプーリ13、可動部2の第2部材左端のプーリ13、・・・可動部2の第n−1部材右端のプーリ13、可動部2の第n−1部材左端のプーリ13の順にかけて、最後に可動部2の第n部材の右端R2にゆるみのないよう固定し、不動部1の左端L1に固定したワイヤ等の線状体14を可動部2の第1部材右端のプーリ13、可動部2の第2部材左端のプーリ13、可動部2の第2部材右端のプーリ13、・・・可動部2の第n−1部材左端のプーリ13、可動部2の第n−1部材右端のプーリ13の順にかけて、最後に可動部2の第n部材の左端L2にゆるみのないよう固定し、不動部1のモータ6を可動部2が右移動する方向に回転させることで、前記ピニオン7とラック8を介して可動部2の第1部材が右方向に移動し、次に可動部2の第1部材右端のプーリ13によって可動部2の第2部材が線状体14を介して右方向に引動され、更に可動部2の第2部材、・・・第n−1部材の右端のプーリ13とワイヤ等の線状体14を介して順次力を伝達して、可動部2は右方向に引動され、摺動突出する。
以上のようにして、可動部2は 図5(a)に図示したような突出状態となる。
この突出した可動部2を没入させる際には、不動部1に設けられたピニオン7をモータ6により前述とは逆方向に回動させることで没入方向に作用し、各部材は没入する。
更に、可動部2を、不動部1から左側に突出させる方向に該不動部1に設けられたピニオン7をモータ6により回動させることで、左方向の定量摺動突出が可能となる。
本第一〜第五実施例は上述のように構成したから、不動部1と平行に所定量摺動突出する可動部2は、積層された第n部材が第n−1部材に対して所定量摺動突出する構成であるから、積層数を増やすことで可動部2の突出長を非常に長く設定することができ、この場合、積層状態の長さは不動部1の長さであるから、設置スペースは長くなくて済み、従って、電動シリンダー等の従来の搬送装置より設置スペースに対する搬送距離を長くでき、簡易で且つコンパクトな構造となる。しかも、摺動突出する可動部2に設けられた搬送部15により搬送を行うため、振動を生ずることなく物の搬送ができ、例えば液晶やガラス基板等の精密部品であっても破損させることなく搬送できることになる。
更に、左右方向に対称的な構成としたことにより、左右両方向に移動可能となり、片方向突出に比べて搬送距離が更に長くなり、かつ部品の向きを変えずに搬送することが可能となる。
従って、本実施例は、例えば精密部品を長距離搬送する場合でも、従来の搬送装置より、コンパクトで簡易な構造にしてコスト安にこの精密部品を破損させることなく搬送できる極めて実用性に秀れた搬送装置となる。
尚、第1〜第5の実施例では、駆動手段をモータ6、ピニオン7、ラック8としたが、可動部2の第1部材を直線的に駆動するものであればどんな方法でもよい。
また、第1〜第3の実施例では、可動部2の第1部材から第2部材、・・・第n部材への力の伝達をラックとピニオンで行う例を示したが、同等の作用を行う他の方法、例えば、チェーンとスプロケット、或いはタイミングベルトと、タイミングプーリなどを用いてもよい。
本発明の第一実施形態の搬送装置を説明する正面図(a)、側面図(b)である。 本発明の第二実施形態の搬送装置を説明する正面図(a)、側面図(b)である。 本発明の第三実施形態の搬送装置を説明する正面図(a)、側面図(b)である。 本発明の第四実施形態の搬送装置を説明する正面図(a)、側面図(b)である。 本発明の第五実施形態の搬送装置を説明する正面図(a)、側面図(b)である。
符号の説明
1 不動部
2 可動部
6 モータ
7 ピニオン
8、9 ラック
10 タイミングプーリ
11 タイミングベルト
13 プーリ
14 線状体
15 搬送部

Claims (7)

  1. 不動部と、該不動部に設けられる可動部とから成り、可動部は、前記不動部と平行に左右両方向に定量摺動突出する構成であり、また、この可動部は、第1部材,第2部材,・・・及び第n部材が積層され、第n部材は第n−1部材に対し所定量摺動突出する構成であり、更にこの可動部の第n部材には搬送物を搬送する搬送部が設けられ、第1部材を摺動突出せしめることで搬送部により搬送物を搬送せしめることを特徴とする搬送装置。
  2. 請求項1記載の搬送装置において、不動部と可動部の第1部材とは、不動部の駆動装置に設けられたピニオンと可動部の第1部材の下面に設けられたラックにより連結され、また、可動部の第1部材と可動部の第2部材とは、可動部の第1部材に設けられたピニオンと可動部の第2部材の下面に設けられたラックにより連結され、・・・可動部の第n−1部材と可動部の第n部材とは、可動部の第n−1部材に設けられたピニオンと可動部の第n部材の下面に設けられたラックにより連結され、更に可動部の第1部材に設けられたピニオンは不動部に設けられたラックと連結され、また可動部の第2部材に設けられたピニオンは可動部の第1部材の上面に設けられたラックと連結され、・・・可動部の第n−1部材に設けられたピニオンは可動部の第n−3部材の上面に設けられたラックと連結され、不動部の駆動装置を左右に回転させることで、前記ラックとピニオンを介して順次回転運動を直線運動に変えながら、可動部は左右両方向に定量摺動突出するよう構成されていることを特徴とする搬送装置。
  3. 請求項2記載の搬送装置において、ピニオンを不動部と可動部の各部材の両端に配置し、両端のピニオンが同期して回転できるよう、タイミングベルト、チェーン等の伝動手段で連結したこと特徴とする搬送装置。
  4. 請求項3記載の搬送装置において、不動部と可動部の第1部材,可動部の第1部材と可動部の第2部材,・・・及び可動部の第n−1部材と可動部の第n部材の間にそれぞれ中間移動部材を設けたことを特徴とする搬送装置。
  5. 請求項4記載の搬送装置において、前記中間移動部材の中央部にプーリを設け、上下の部材の両端に固定したワイヤ等の線状体を介してプーリを左右に引っ張り、中間移動部材が常に上下の部材の左右移動方向の中央に保たれるようにしたことを特徴とする搬送装置。
  6. 請求項1記載の搬送装置において、ピニオンを不動部の両端に配置し、両端のピニオンが同期して回転できるよう、タイミングベルト、チェーン等の伝動手段で連結し、不動部と可動部の第1部材とは、不動部に設けられた前記ピニオンと可動部の第1部材の下面に設けられたラックにより連結され、また、可動部の第1部材と可動部の第2部材と、・・・可動部の第n−1部材の両端にプーリを設け、不動部の左端に固定したワイヤ等の線状体を、可動部の第1部材右端のプーリを介して、可動部の第2部材の左端にゆるみのないよう固定し、可動部の第1部材左端に固定したワイヤ等の線状体を、可動部の第2部材右端のプーリを介して、可動部の第3部材の左端にゆるみのないよう固定し、可動部の第n−2部材左端に固定したワイヤ等の線状体を、可動部の第n−1部材右端のプーリを介して、可動部の第n部材の左端にゆるみのないよう固定し、同様に不動部の右端に固定したワイヤ等の線状体を、可動部の第1部材左端のプーリを介して、可動部の第2部材の右端にゆるみのないよう固定し、可動部の第1部材右端に固定したワイヤ等の線状体を、可動部の第2部材左端のプーリを介して、可動部の第3部材の右端にゆるみのないよう固定し、可動部の第n−2部材右端に固定したワイヤ等の線状体を、可動部の第n−1部材左端のプーリを介して、可動部の第n部材の右端にゆるみのないよう固定し、不動部の駆動装置を左右に回転させることで、前記ピニオンとラック及びプーリとワイヤ等の線状体を介して順次力を伝達して、可動部は左右両方向に定量摺動突出するよう構成されていることを特徴とする搬送装置。
  7. 請求項1記載の搬送装置において、不動部と可動部の第1部材とは、不動部の駆動装置に設けられたピニオンと、可動部の第1部材の下面に設けられたラックにより連結され、また、可動部の第1部材と、可動部の第2部材と、・・・可動部の第n−1部材の両端部にプーリを設け、不動部の右端に固定したワイヤ等の線状体を可動部の第1部材左端のプーリ、可動部の第2部材右端のプーリ、可動部の第2部材左端のプーリ、・・・可動部の第n−1部材右端のプーリ、可動部の第n−1部材左端のプーリの順にかけて、最後に可動部の第n部材の右端にゆるみのないよう固定し、不動部の左端に固定したワイヤ等の線状体を可動部の第1部材右端のプーリ、可動部の第2部材左端のプーリ、可動部の第2部材右端のプーリ、・・・可動部の第n−1部材左端のプーリ、可動部の第n−1部材右端のプーリの順にかけて、最後に可動部の第n部材の左端にゆるみのないよう固定し、不動部の駆動装置を左右に回転させることで、前記ピニオンとラック及びプーリとワイヤ等の線状体を介して順次力を伝達して、可動部は左右両方向に定量摺動突出するよう構成されていることを特徴とする搬送装置。
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