JP2008254848A - 給紙カセット及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ダストカバー部の紛失のおそれがなく、しかも、ユーザーに煩雑な着脱動作を要求することがない給紙カセット及び画像形成装置を提供する
【解決手段】本発明の給紙カセット200は、給紙カセット基礎部210と、給紙カセット延長部220と、転写シートを収容する開口部201と、開口部201の側壁に設けられる側壁開口部204、205と、短縮状態では側壁開口部204、205内に収納され、給紙カセット延長部220が給紙カセット基礎部210から引き出された延長状態では側壁開口部から突出する昇降ラック部300と、からなることを特徴とする。
【選択図】図5
【解決手段】本発明の給紙カセット200は、給紙カセット基礎部210と、給紙カセット延長部220と、転写シートを収容する開口部201と、開口部201の側壁に設けられる側壁開口部204、205と、短縮状態では側壁開口部204、205内に収納され、給紙カセット延長部220が給紙カセット基礎部210から引き出された延長状態では側壁開口部から突出する昇降ラック部300と、からなることを特徴とする。
【選択図】図5
Description
本発明は、ファクシミリ、プリンタ、複写機などの画像形成装置に用いられる給紙カセットに係り、特に、画像形成装置本体から突出した部分をカバーする給紙カセットのカバー部材に関するものである。また、本発明は、このような給紙カセットに対応する画像形成装置本体の構造に関するものである。
従来、ファクシミリ、プリンタ、複写機などの画像形成装置では、シート状の転写シートが束状に収容された給紙カセットを装置本体にセットし、装置本体に設けられた給紙ローラなどによって用紙束の最上段の用紙から装置本体内の画像形成部に向けて給紙するようにした構成がよく用いられている。
給紙カセットは、箱状のカッセトトレイを有しており、上面全体に、転写シートを補給するための開口部を有する。最近の画像形成装置本体の小型化にともない、装置本体に対して、このような給紙カセットを側方から装着した時に、給紙カセットの一部が装置本体から突出することがある。
給紙カセットの一部が装置本体から突出すると、上方を向いた開口部の一部も装置本体の側面から突出することとなる。このため、給紙カセットの突出部分の開口部から埃等の異物が侵入する。給紙カセットに異物が侵入すると、転写シートが汚染されるばかりでなく、給紙カセットからの転写プロセスへ向けての給紙に際し、給送ローラと転写シートとの間に入り込んだ異物によって、給送ローラが滑り、転写シートの搬送不良が発生する恐れがある。
そこで、給紙カセットを画像形成装置本体に装着したまま放置した場合でも、埃等の異物が給紙カセット内に侵入することがないようにするため、給紙カセットの開口部分の開口部に、着脱可能なダストカバー部材を取りつけて異物の侵入を有効に防止している。
例えば、特許文献1(特開2006−103858号公報)には、印刷機のカセット設置部に着脱自在な係止部を備え、記録用紙が収容される用紙収容凹部を有する扁平箱形状の収容ケースと、この収容ケースの開口側を覆うように摺動自在に配置され、一方側摺動停止状態位置に移動されることによって、前記用紙収容凹部に収納された記録用紙を前記印刷機に給紙可能な排紙用開口を構成し、他方側摺動停止状態位置に移動されることによって、記録済みの記録用紙を前記用紙収容凹部に収容することを可能にする記録用紙再収納開口を構成するケースカバーと、前記収容ケースの係止部に対して着脱自在な被係止部を備え、前記ケースカバーが一方側摺動停止状態位置に移動された状態において、前記被係止部を前記係止部に係止状態にさせることによって前記排紙用開口を塞ぐ蓋部材と、を具備することを特徴とする用紙カセットが記載されている。
特開2006−103858号公報
画像形成装置は、給紙カセットから、複数の異なるサイズ・方向の転写シートの供給を受け、これに画像形成するようなっているので、上記のようなダストカバー部材は、異なるサイズの転写シートに対応した給紙カセットごとに設けるように構成される。このようなダストカバー部材は、転写シートの補給時には取りはずし、補給後には再度取りつける必要があり、その着脱動作は、煩雑なものとなる。このため、ユーザーによってはダストカバー部材を用いずに画像形成装置を運用するようなケースもあり、問題となる。
また、近年、給紙カセットには延長機構を有するものが存在する。このような延長機構付き給紙カセットは、短縮時には装置本体から突出することがなく、延長時には一部が装置本体から突出する、というような構成となっている。このような延長機構付き給紙カセットでは、延長時にのみ上記のようなダストカバー部材を取り付けることとなる。このようなケースでは、もっぱら短縮状態で給紙カセットを利用するようなユーザーが、ダストカバー部材を紛失してしまう、というようなことも考えられ、問題となる。
上記のような課題を解決するために、本発明の給紙カセットは、給紙カセット基礎部と、給紙カセット延長部と、転写シートを収容する開口部と、開口部の側壁に設けられる側壁開口部と、短縮状態では側壁開口部内に収納され、給紙カセット延長部が給紙カセット基礎部から引き出された延長状態では側壁開口部から突出する昇降ラック部と、からなることを特徴とする給紙カセットである。
また、本発明の給紙カセットは、昇降ラック部を上面に有する昇降ラック部基材と、該昇降ラック部基材に設けられた基材側ラック部と、給紙カセット延長部と一体に動作する延長部側ラック部と、該延長部側ラック部から該昇降ラック部基材に力を伝達するギア群とを有することを特徴とする給紙カセットである。
また、本発明の給紙カセットは、昇降ラック部を上面に有する昇降ラック部基材と、給紙カセット延長部と一体に動作する延長部側ラック部と、該延長部側ラック部と噛合するギアと当該ギアの回転ともに回転するカムプロフィール部とを有することを特徴とする特徴とする給紙カセットである。
また、本発明の画像形成装置は、給紙カセットに設けられた昇降ラック部と噛合し、給紙カセットの装着に伴ってダストカバー部を延出するダストカバー部材送り出し機構部を有することを特徴とする画像形成装置である。
また、本発明の画像形成装置は、該昇降ラック部と噛合する送り出し用ピニオン部を有することを特徴とする。
本発明によれば、ダストカバー部材を、転写シートの補給時には取り外し、補給後に再度取りつける必要がなく、ユーザーに煩雑な着脱動作を要求することがない給紙カセット及び画像形成装置を提供することができる。また、本発明によれば、給紙カセットの延長時にユーザーに手間をかけさせることなく、ダストカバー部によって自動的に給紙カセットの開口部201を防塵することができる。また、本発明の給紙カセット及び画像形成装置の構成では、ダストカバー部は画像形成装置内に収容されている構造であるため、ユーザーが、ダストカバー部材を紛失してしまうというようなことがない。
以下、本発明の第1実施形態を図面を参照しつつ、画像形成装置がカラープリンタである場合を例にとり説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置(カラープリンタ2)の構成図(要部断面図)である。図1において、621は感光体ドラム、622は帯電ユニット、623は露光ユニット、611Bはブラックトナーカートリッジ、611Mはマゼンタトナーカートリッジ、611Cはシアントナーカートリッジ、611Yはイエロートナーカートリッジ、614B〜614Yは装着部、626は一次転写ユニット、627は中間転写体、71は操作表示パネル、200は給紙カセット、94は給紙ローラ、100はダストカバー部材送り出し機構、628は二次転写ユニット、629は定着ユニットをそれぞれ示している。カラープリンタ2のエンジンは、帯電ユニット、露光ユニット、現像装置、転写ユニット等で構成されるが、図1においては、現像装置61(現像手段)とその他のエンジン内ユニット62という区分で表現している。
感光体ドラム621は、円筒状の導電性基材とその外周面に形成された感光層を有し、中心軸に対して回転可能であり、矢印で示されるように反時計方向に回転する。帯電ユニット622は、感光体ドラム621を帯電し、露光ユニット623は内蔵するレーザやLEDアレイなどの光源からのビームを帯電された感光体ドラム621に照射して静電気による潜像を形成する。露光ユニット623のビーム照射は、例えば不図示のホストコンピュータから入力される画像情報に基づいて変調された駆動信号により制御される。
現像装置61は、現像剤であるトナーを収容するブラックトナーカートリッジ611B、マゼンタトナーカートリッジ611M、シアントナーカートリッジ611C、イエロートナーカートリッジ611Yが着脱可能に装着される装着部614B〜614Yを有し、中心軸613に対して回転可能な現像ロータリーである。現像装置61を回転させて必要なトナーカートリッジ611B〜611Yを感光体ドラム621に近接させ、現像剤を潜像が形成された感光体ドラム621に供給することで、潜像が現像剤による像に現像される。
一次転写ユニット626は、感光体621に形成されたトナー像を中間転写体627に転写する。中間転写体627は、例えばPETフィルムの表面にアルミ蒸着層を形成しその表面に半導電塗料を形成したエンドレスのベルトであり、感光体ドラム621と同じ周速度で回転駆動される。給紙カセット200から供給された紙などのシート材は給紙ローラ94を経て、二次転写ユニット628、そして定着ユニット629へと搬送される。そして、二次転写ユニット628が、中間転写体627に形成されたトナー像を給紙カセット92から供給されたシート材に転写し、定着ユニット629が、印刷媒体上に転写されたトナー像を媒体に溶着させて永久像とし、その印刷媒体はプリンタ2外に排出される。
クリーニングユニット624は、一次転写ユニット626と帯電ユニット622との間に設けられ、感光体ドラム621の表面に当接されるクリーニングブレード625を有し、一次転写された後に感光体ドラム621上に残存する現像剤(トナー)がクリーニングブレード625により除去される。
本発明においては、給紙カセット200は、異なるサイズの転写シートに対応するために延長機構を有しており、延長機構の短縮時にはカラープリンタ2本体から突出することがなく、図1のように給紙カセット200全体がカラープリンタ2に収容されるようになっている。これに対して、延長時には給紙カセット200の延長された部分がカラープリンタ2本体から突出するような構成となっている。
装置前面情報部の操作手段は、ユーザーがカラープリンタ2を操作するための部分であり、操作表示パネル71や操作ボタン等から成る。操作表示パネル71上には、タッチパネル等のデバイスが設けられており、ユーザーは操作表示パネル71上に表示されるUI(ユーザーインターフェイス)を参照しながら、直接、操作表示パネル71に触れることによってカラープリンタ2の操作ができるようになっている。当該操作部では、カラープリンタ2における印刷条件の設定など各種の設定行為が可能である。
本実施形態のカラープリンタ2では、操作手段である操作表示パネル71が位置する装置前面から、給紙カセット200が取り付けられるように構成されている。前述のように、給紙カセット200の延長時には、カラープリンタ2前面から、給紙カセット200延長部が突出するようになっている。
カラープリンタ2の給紙カセット200装着部の上部付近には、ダストカバー部材送り出し機構部100が設けられ、ダストカバー部材送り出し機構部100からは後述するようなメカニズムによって、給紙カセット200延長部の開口部から埃等の異物が侵入するのを防ぐためのダストカバー部材が延出するようになっている。
次に、本発明の実施形態に係る給紙カセット200とカラープリンタ2のダストカバー部材送り出し機構部100について説明する。図2乃至図4は、本発明の給紙カセット200とダストカバー部材送り出し機構部100との関係を模式的に示す図であり、図5は、本発明の実施形態に係る給紙カセット200の斜視図である。
図2乃至図5において、110はダストカバー部材、111はダストカバーラック部、112はダストカバー部、120は送り出し用ピニオン部、201は開口部、202、230は側壁部、204、205は側壁開口部、210は給紙カセット基礎部、220は給紙カセット延長部、300は昇降ラック部をそれぞれ示している。
給紙カセット200は、異なるサイズの転写シートに対応するために延長機構を有しており、短縮時は図5の実線で示される給紙カセット基礎部210のサイズとなっているが、延長時には図5の点線で示される給紙カセット延長部220が延出した状態のサイズとなる。このようなサイズの変更によって、給紙カセット200に収容し、カラープリンタ2に給紙することができるシート材のサイズ・方向を可変とすることができる。なお、このような延長機構の具体的な機構としては周知の機構を用いることができる。
給紙カセット200は、箱状のカッセトトレイ状をなしており、上面全体に、転写シートを収容するための開口部201を有する。この開口部201を形成する2つの側壁部202、230には、側壁開口部204、205が設けられている。
この側壁開口部204、205からは、給紙カセット基礎部210から給紙カセット延長部220が引き出されて、給紙カセット200が延長されるのに伴い、昇降ラック部300が突出するようになっている。また、この昇降ラック部300は、給紙カセット延長部220が給紙カセット基礎部210に収納される動作と共に、側壁開口部204、205内に収納されるようになっている。
なお、図5においては、給紙カセット200が、短縮した状態と延長した状態の2段階の場合を説明したが、短縮した状態と2段階以上の延長状態とからなるような給紙カセット200を用いることもできる。給紙カセット200の延長状態の段階数は任意に設定することができるものである。
以上のような、給紙カセット200の延長・短縮に伴う、昇降ラック部300の上昇・下降降機構を有する給紙カセット200と連動して、ダストカバー部120の送り出しを行う装置側のダストカバー部材送り出し機構部100について説明する。
ダストカバー部材送り出し機構部100は、概略ダストカバー部材110と送り出し用ピニオン部120とから構成されている。このようなダストカバー部材送り出し機構部100は、カラープリンタ2の両脇部分に設けられるものである。ダストカバー部材110は、送り出し用ピニオン部120と噛合するダストカバーラック部111と、給紙カセット200の延長時の開口部を遮蔽するダストカバー部112とから構成されている。
図2は、給紙カセット延長部220が給紙カセット基礎部210に収納されている短縮状態で給紙カセット200が、カラープリンタ2に装着されている状況を模式的に示している。図2に示すように、給紙カセット200が短縮された状態では、カラープリンタ2からカセットが突出することなく収納されるようになっている。また、短縮状態の給紙カセット200は、昇降ラック部300が下降しており、給紙カセット200をカラープリンタ2に装着する際に、送り出し用ピニオン部120に何ら影響を与えることをしない。
図3は、給紙カセット延長部220が給紙カセット基礎部210から引き出された延長状態で給紙カセット200を、プリンタ2に装着している途中の状態を示している。給紙カセット200が延長された状態では、昇降ラック部300が上昇し、側壁開口部204、205から突出する状態となっている。このような延長状態の給紙カセット200を、プリンタ2に装着すると、ダストカバー部材送り出し機構部100の送り出し用ピニオン部120に、昇降ラック部300が図示するように噛み合うこととなる。
図4は、延長状態の給紙カセット200を、プリンタ2に装着完了した状態を示している。図示するように、給紙カセット200の装着と共に、昇降ラック部300と噛合した送り出し用ピニオン部120が、ダストカバーラック部111をカラープリンタ2から押し出す方向に水平に移動させる。これに伴って、ダストカバー部112が給紙カセット200の開口部201を覆うようになっている。
このように本発明のカラープリンタ2は、給紙カセット200の延長時にユーザーに手間をかけさせることなく、ダストカバー部112によって給紙カセット200の開口部201を防塵することができる。
また、ダストカバー部112はカラープリンタ2内に収容されている構造であるため、ユーザーが、カバー部材を紛失してしまうというようなことがない。
また、本発明によれば、カバー部材を、転写シートの補給時には取り外し、補給後に再度取りつける必要がなく、ユーザーに煩雑な着脱動作を要求することがない。
次に、本発明の実施の形態に係る給紙カセット200の昇降ラック部300の上昇・下降機構について説明する。図6は、本発明の実施の形態に係る給紙カセットの昇降ラック部の上昇・下降機構の一例を示す図である。図6において、(A)は昇降ラック部の上昇・下降機構の上面図を、また(B)は昇降ラック部の上昇・下降機構の側面図をそれぞれ示している。
図6において、230は延長部側ラック部、300は昇降ラック部、310は昇降ラック部基材、311は基材側ラック部、312は規制部材、313は第1ギア、314は第2ギアをそれぞれ示している。
延長部側ラック部230は、給紙カセット200の給紙カセット延長部220と一体に形成されており、給紙カセット延長部220と連動して動作するようになっている。昇降ラック部基材310は、その上面に昇降ラック部300を、また側面に基材側ラック部311を備える構成となっている。規制部材312は、昇降ラック部基材310とは独立した構成で、昇降ラック部基材310の上昇下降動作の際に規制を行うものである。第1ギア313は、基材側ラック部311と噛み合い、これと連動するギアである。また、第2ギア314は第1ギア313と、基材側ラック部311と噛合し、これらと協働するように構成される。なお、本発明においては、ラックは板金によって成形されることが望ましい。
以上のように構成される給紙カセットの昇降ラック部の上昇・下降機構の動作を示す。図7は給紙カセット200の短縮状態(昇降ラック部300の下降状態)を示す図であり、図8は給紙カセット200の延長状態(昇降ラック部300の上昇状態)を示す図である。
給紙カセット200の給紙カセット基礎部210から給紙カセット延長部220が引き出されるに伴い、延長部側ラック部230右方向に移動すると、延長部側ラック部230が第2ギア314と噛合して、第2ギア314を反時計回りに回転させる。この第2ギア314の反時計回りの回転によって、第1ギア313は時計回りに回転し、第1ギア313と噛合する基材側ラック部311を上昇させ、昇降ラック部300が側壁開口部の上面から突出する。図7から図8の動作の逆の動作によって、昇降ラック部300は側壁開口部に収容される。
次に、第2実施形態に係る給紙カセット200の昇降ラック部300の上昇・下降機構について説明する。図9は、第2の実施の形態に係る給紙カセットの昇降ラック部の上昇・下降機構の一例を示す図である。図9において、(A)は昇降ラック部の上昇・下降機構の上面図を、また(B)は昇降ラック部の上昇・下降機構の側面図をそれぞれ示している。
図9において、230は延長部側ラック部、300は昇降ラック部、320は昇降ラック部基材、321は基材側第1ラック部、322は基材側第2ラック部、323は第1規制部材、324は第2規制部材、325は第1ギア、326は第2ギア、327は第3ギア、328は第4ギアをそれぞれ示している。
延長部側ラック部230は、給紙カセット200の給紙カセット延長部220と一体に形成されており、給紙カセット延長部220と連動して動作するようになっている。昇降ラック部基材320は、コ字状部材を反時計方向に90°回転させたような部材であり、その上面に昇降ラック部300を、また両側部内面に基材側第1ラック部321及び基材側第2ラック部322が配設された構造となっている。第1規制部材323及び第2規制部材324は、昇降ラック部基材320とは独立した構成で、昇降ラック部基材320の両側部外面から昇降ラック部基材320の上昇下降動作を規制するものである。
第1ギア325は、第2ギア326、第4ギア328及び 延長部側ラック部230と噛み合うようになっている。また、第2ギア326は、第1ギア325、第3ギア327と噛合する。第3ギア327は、第2ギア326と基材側第1ラック部321と噛合する。また、第4ギア328は第1ギア325と基材側第2ラック部322と噛合する。本実施形態においても、ラック部は板金によって成形されることが望ましい。
以上のように構成される給紙カセットの昇降ラック部の上昇・下降機構の動作を示す。図10は給紙カセット200の短縮状態(昇降ラック部300の下降状態)を示す図であり、図11は給紙カセット200の延長状態(昇降ラック部300の上昇状態)を示す図である。
給紙カセット200の給紙カセット基礎部210から給紙カセット延長部220が引き出されるに伴い、延長部側ラック部230右方向に移動すると、延長部側ラック部230が第1ギア325と噛合して、噛合する第2ギア326及び第4ギア328を時計回りに回転させる。第2ギア326と噛合する第3ギア327は、反時計回りに回転する。
反時計回りに回転する第3ギア327によって基材側第1ラック部321が、また、時計回りに回転する第4ギア328によって基材側第2ラック部322がそれぞれ上方に力を受けて、昇降ラック部基材320が上昇され、昇降ラック部300が側壁開口部の上面から突出する。図10から図11の動作の逆の動作によって、昇降ラック部300は側壁開口部に収容される。
次に、第3実施形態に係る給紙カセット200の昇降ラック部300の上昇・下降機構について説明する。図12は、第3の実施の形態に係る給紙カセットの昇降ラック部の上昇・下降機構の一例を示す図である。図12において、(A)は昇降ラック部の上昇・下降機構の上面図を、また(B)は昇降ラック部の上昇・下降機構の側面図をそれぞれ示している。
図12において、230は延長部側ラック部、300は昇降ラック部、330は昇降ラック部基材、331は第1規制部材、332は第2規制部材、335はカム部材、336はカム部材ギア、337はカム部材プロフィール部をそれぞれ示している。
延長部側ラック部230は、給紙カセット200の給紙カセット延長部220と一体に形成されており、給紙カセット延長部220と連動して動作するようになっている。昇降ラック部基材330は、その側面を、第1規制部材331及び第2規制部材332によって規制されつつ、上下動するように構成される。また、昇降ラック部基材330の上面には、昇降ラック部300が配設される。
カム部材335は、カム部材ギア336とカム部材プロフィール部337とが一体となった構造を有している。カム部材ギア336は延長部側ラック部230と噛み合い力を受ける構造となっている。また、カム部材335のカム部材プロフィール部337は、底面に当接するようになっている。本実施形態においても、ラック部は板金によって成形されることが望ましい。
以上のように構成される給紙カセットの昇降ラック部の上昇・下降機構の動作を示す。図13は給紙カセット200の短縮状態(昇降ラック部300の下降状態)を示す図であり、図14は給紙カセット200の延長状態(昇降ラック部300の上昇状態)を示す図である。
給紙カセット200の給紙カセット基礎部210から給紙カセット延長部220が引き出されるに伴い、延長部側ラック部230右方向に移動すると、延長部側ラック部230がカム部材ギア336と噛合して、カム部材335を反時計回りに回転させる。カム部材335の回転に伴い、カム部材プロフィール部337は昇降ラック部基材330を上昇させる。これによって、昇降ラック部300が側壁開口部の上面から突出する。図13から図14の動作の逆の動作によって、昇降ラック部300は側壁開口部に収容される。
以上、本発明によれば、ダストカバー部材を、転写シートの補給時には取り外し、補給後に再度取りつける必要がなく、ユーザーに煩雑な着脱動作を要求することがない給紙カセット及び画像形成装置を提供することができる。また、本発明によれば、給紙カセットの延長時にユーザーに手間をかけさせることなく、ダストカバー部によって自動的に給紙カセットの開口部を防塵することができる。また、本発明の給紙カセット及び画像形成装置の構成では、ダストカバー部は画像形成装置内に収容されている構造であるため、ユーザーが、ダストカバー部材を紛失してしまるというようなことがない。
なお、本発明においては画像形成装置としては、電子写真方式複写機、電子写真方式プリンタ、電子写真方式ファクシミリ、電子写真方式複合機、インクジェット方式複写機、インクジェット方式プリンタ、インクジェット方式ファクシミリ、インクジェット方式複合機などの画像形成装置などのものが含まれる。
また、以上、第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態それぞれを説明したが、本発明は、それぞれの実施形態の構成要素を任意の組み合わせからなる実施形態も含まれるものである。
621・・・感光体ドラム、622・・・帯電ユニット、623・・・露光ユニット、611B・・・ブラックトナーカートリッジ、611M・・・マゼンタトナーカートリッジ、611C・・・シアントナーカートリッジ、611Y・・・イエロートナーカートリッジ、614B〜614Y・・・装着部、626・・・一次転写ユニット、627・・・中間転写体、628・・・二次転写ユニット、629・・・定着ユニット、71・・・操作表示パネル、94・・・給紙ローラ、100・・・ダストカバー部材送り出し機構部、110・・・ダストカバー部材、111・・・ダストカバーラック部、112・・・ダストカバー部、120・・・ピニオン部、200・・・給紙カセット、201・・・開口部、202、230・・・側壁部、204、205・・・側壁開口部、210・・・給紙カセット基礎部、220・・・給紙カセット延長部、230・・・延長部側ラック部、300・・・昇降ラック部、310・・・昇降ラック部基材、311・・・基材側ラック部、312・・・規制部材、313・・・第1ギア、314・・・第2ギア、320・・・昇降ラック部基材、321・・・基材側第1ラック部、322・・・基材側第2ラック部、323・・・第1規制部材、324・・・第2規制部材、325・・・第1ギア、326・・・第2ギア、327・・・第3ギア、328・・・第4ギア、330・・・昇降ラック部基材、331・・・第1規制部材、332・・・第2規制部材、335・・・カム部材、336・・・カム部材ギア、337・・・カム部材プロフィール部
Claims (5)
- 給紙カセット基礎部と、給紙カセット延長部と、転写シートを収容する開口部と、開口部の側壁に設けられる側壁開口部と、短縮状態では側壁開口部内に収納され、給紙カセット延長部が給紙カセット基礎部から引き出された延長状態では側壁開口部から突出する昇降ラック部と、からなることを特徴とする給紙カセット。
- 昇降ラック部を上面に有する昇降ラック部基材と、該昇降ラック部基材に設けられた基材側ラック部と、給紙カセット延長部と一体に動作する延長部側ラック部と、該延長部側ラック部から該昇降ラック部基材に力を伝達するギア群とを有することを特徴とする請求項1に記載の給紙カセット。
- 昇降ラック部を上面に有する昇降ラック部基材と、給紙カセット延長部と一体に動作する延長部側ラック部と、該延長部側ラック部と噛合するギアと当該ギアの回転ともに回転するカムプロフィール部とを有することを特徴とする特徴とする請求項1に記載の給紙カセット。
- 給紙カセットに設けられた昇降ラック部と噛合し、給紙カセットの装着に伴ってダストカバー部を延出するダストカバー部材送り出し機構部を有することを特徴とする画像形成装置。
- 該昇降ラック部と噛合する送り出し用ピニオン部を有することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2007097375A JP2008254848A (ja) | 2007-04-03 | 2007-04-03 | 給紙カセット及び画像形成装置 |
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JP2007097375A JP2008254848A (ja) | 2007-04-03 | 2007-04-03 | 給紙カセット及び画像形成装置 |
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ID=39978816
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010042893A (ja) * | 2008-08-11 | 2010-02-25 | Seiko Epson Corp | 被記録媒体給送装置、記録装置 |
JP2010235296A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Brother Ind Ltd | 画像記録装置 |
CN112965352A (zh) * | 2021-02-02 | 2021-06-15 | 珠海奔图电子有限公司 | 纸张存储装置及图像形成设备 |
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2007
- 2007-04-03 JP JP2007097375A patent/JP2008254848A/ja active Pending
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