JP2008253136A5 - - Google Patents

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積層鉄心の製造方法
本発明は、帯状鋼板から固定子片を板取し、積層、結合して積層鉄心を製造する、積層鉄心の製造方法に関する。
従来、固定子鉄心においては、特許文献1に開示されるように、図11に示す圧延鋼板wから連結ユニット板105a、105bを、向きを正逆、逆さにして打ち抜き加工している。
この外形打ち抜きを行う際、所定枚数毎に回転ダイ128に取り付けられたダイを180度回転させて、一方の連結ユニット板105aと他方の連結ユニット板105bとが積層されるようにしている。
このように積層することで、圧延鋼板wの幅方向に沿って生じた板厚偏差を相殺し、図12(a)に示す均一な積み厚のユニット積層体100が製造されている。
このユニット積層体100は、連結部104を介して直線状に配置されているので、各連結部104を折り曲げて図12(b)に示す環状の固定子鉄心200にしている。
特開平9−216020号公報
ところで、上述の固定子鉄心200を構成する連結ユニット板105a、105bは、通常、図11に示すように、材料である圧延鋼板wの幅方向に沿って板取りするため、回転子鉄心は別に生産しなければならず、生産性が低く、金型費用を含めた生産コストが高騰するという問題を有している。
また、この固定子鉄心200では、材料の製造上発生する板厚偏差を解消するため、図11に示すように、連結ユニット板105a、105bの所定枚数毎に外形抜き工程で外形抜きダイを180度回転させているが、直線状の鉄心を回転させるため大型のダイ回転機構が必要となっている。
また、上述の環状の固定子鉄心200では、スキューの形成が困難である。
本発明は上記実状に鑑み、帯状鋼板から固定子片および回転子片の双方を板取りできるとともに、鉄心片を回転積層(転積)して板厚偏差を解消することができ、かつ、スキューの形成も可能である積層鉄心の製造方法の提供を目的とする。
本発明の請求項に関わる積層鉄心の製造方法は、所定枚数の鉄心片をカシメ積層して成り、環形状のヨーク部と該ヨーク部の内方に突出する所定数のティース部とを備え、前記環形状のヨーク部を任意形状に展開するために分離する切断部と、前記ティース部が突出するとともに隣接する前記各ヨーク部の間を連結し、前記各ティース部へのコイル巻線時に前記切断部にて分離されるヨーク部を任意形状に展開する屈曲自在な所定数の連結部とを備えて成る積層鉄心を製造するための積層鉄心の製造方法であって、
薄板材料から回転子鉄心片を打抜き形成した後、該薄板材料上において環形状とした前記鉄心片ヨーク部形成領域に、前記連結部に連続する小穴を形成する小穴抜き工程と、
前記小穴に連続する第1、第2の切断ラインおよび前記切断部の第3の切断ラインを剪断分離するとともに前記第1、第2の切断ラインおよび前記第3の切断ラインにより形成された部位を曲げ加工し、該曲げ加工した部位を押し戻す切曲げおよびプッシュバック工程と、
前記薄板材料に所定数のスロットを打抜き形成することにより所定数のティース部を形成するスロット抜き工程と、
前記所定数のティース部における歯先を打抜き形成する内径抜き工程と、
前記鉄心片の外形を環形状に打抜いて個々の前記鉄心片を分離形成するとともに、該鉄心片を先に打抜き形成された下層の鉄心片に積層してカシメ結合するカシメ積層工程とを含み、
しかも、前記切曲げおよびプッシュバック工程での前記第1の切断ラインは、隣接して環状となった前記ヨーク部で当接可能な連結用凸部と連結用凹部を形成するとともに、前記第3の切断ラインは、前記切断部を挟んで隣り合う前記ヨーク部が当接する切断凸部と切断凹部を形成することを特徴としている。
本発明の請求項に関わる積層鉄心の製造方法によれば、積層鉄心を製造するための金型の製作が容易である。
また、薄板材料からの固定子鉄片と回転子鉄片との共取りが可能であり、生産コストが低減できる。
また、鉄心片を回転積層することが可能であり、回転積層すれば鉄心片の薄板材料の板厚偏差を解消することができ、所望の形状の積層鉄心が得られる。
また、鉄心片の積層に際してスキュー角を付与することができ、積層鉄心にスキューを施すことが可能であり、スキューを施せば、電動機のトルクによる衝撃を防止できる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
本発明を用いて製造された電動機の固定子を構成する積層鉄心1は、その平面図の図1(a)に示すように、環形状を呈するヨーク部2、2・・・と、該ヨーク部2の内方に突出し、それぞれコイル(図示せず)が巻線される所定数のティース部3、3・・・とを備えている。
この積層鉄心1は、その側面図の図1(b)に示すように、ヨーク部2、2・・・とティース部3、3・・・とが形成された環状鉄心片1tを、所定枚数積層しカシメ部k、k・・・を用いてカシメて互いに接合されている。
上記積層鉄心1は、ヨーク部2、2・・・を任意形状に展開するための切断部cと所定数の屈曲自在な連結部r、r・・・とを有しており、これら連結部r、r・・・を介して環状に各ヨーク部2が連結されている。
そのため、各ティース部3へのコイルの巻線工程時には、その展開図である図2に示すように、ヨーク部2、2・・・を、切断部cで分離して連結部rを介して任意形状、例えば直線状に展開することができる。
図1に示すように、この積層鉄心1を構成する各環状鉄心片1tには、互いに接合するための円形の半抜き状のカシメ部kが設けられており、また、ヨーク部2を連結する連結部rに連続して、それぞれ連結用小穴r1が穿孔され、さらに、連結用小穴r1から連続して、連結用凸部r2と該連結用凸部r2に会合する連結用凹部r3とを形成する第1の切断ラインrcが形成されている。そして、この小穴r1から第2の切断ラインrc2が形成されている。
これらの対応する連結用凸部r2と連結用凹部r3とが当接することにより、各ヨーク部2が互いに隣接し、環状を呈している。
また、環状鉄心片1tには、ヨーク部2、2を分離する切断部cとして、切断凸部c1と該切断凸部c1に会合する切断凹部c2とを形成する第3の切断ラインclが、ヨーク部2を半径方向に横断して形成されている。この切断凸部c1と切断凹部c2とが当接することにより、切断部cを挟んで隣り合うヨーク部2、2同士が隣接している。
このような切断部cおよび所定数の連結部rを、各環状鉄心片1tに形成することにより、この環状鉄心片1tが積層された積層鉄心1の各ティース部3へのコイルの巻線に際し、図2に示すように、積層鉄心1を、切断部cにて分離して各連結部rを屈曲させることで、任意形状に展開することができ、巻線工程を円滑かつ容易に遂行できる。
次に、上述した構成の積層鉄心1を製造する方法について、各工程を示す図3〜図5を用いて説明する。
図3〜図5は、加工工程における帯状鋼板(薄板材料)Wの平面図であり、積層鉄心1を製造するための順送り金型装置は、小穴抜きステーションS1、切曲げおよびプッシュバックステーションS2、切曲げ部面打ちステーションS3、スロット抜きステーションS4、第1カシメ部形成ステーションS5、第2カシメ部形成ステーションS6、内径抜きステーションS7、およびブランク抜きおよび回し積みステーションS8を備えている。
なお、この順送り金型装置においては、上述した各ステーションS1〜S8に先んじて、回転子鉄心片(図示せず)を順次形成して回転子鉄心(図示せず)を製造するための加工ステーションを備えており、共通する一台の順送り金型装置によって回転子鉄心と固定子鉄心とが製造されることとなる。
すなわち、回転子鉄心を積層して構成する回転子鉄心片と、固定子鉄心1を構成する環状鉄心片1tとが、同一の帯状鋼板W上において材料取りされている。
まず、各工程に先立ち、帯状鋼板Wが準備され、そして、前工程として、図示していない先行する加工ステーションにおいて、環状鉄心片1t、1t、・・・の中央域に、回転子鉄心を構成する回転子鉄心片が材料取りされ、丸穴状の開口Oが形成される。
続いて、積層鉄心1の製造工程に移行し、まず、小穴抜きステーションS1において、帯状鋼板Wにおける環状鉄心片1tを形成する領域の外周部の連結部r、r、・・・形成領域に連続して、所定数(実施例では7つ)の連結用小穴r1、r1、・・・をプレス抜きする。(小穴抜き工程)
次に、切曲げおよびプッシュバックステーションS2において、各環状鉄心片1t形成領域における隣接するヨーク部2形成領域間に、連結用凸部r2と該連結用凸部r2に会合する連結用凹部r3とを形成する所定数の第1の切断ラインrc、rc、・・・、第2の切断ラインrc2、rc2、・・・および切断凸部c1と該切断凸部c1に会合する切断凹部c2とを形成する一つの第3の切断ラインclを、剪断分離するとともに連結用凸部r2、・・・および切断凸部c1を曲げ加工する。
すなわち、環状鉄心片1tの平面図である図6の斜線部で示す連結用凸部r2、・・・および切断部cの切断凸部c1に、剪断加工および曲げ加工が行われる。
引き続き、曲げ加工された連結用凸部r2、・・・および切断凸部c1を帯状鋼板Wと面一になるように押し戻す。
すなわち、切曲げおよびプッシュバックステーションS2においては、パンチとダイとによって、帯状鋼板Wが第1の切断ラインrc、rc、・・・、第2の切断ラインrc2、rc2、・・・および第3の切断ラインclに沿って、パンチの下降により剪断分離されるとともに連結用凸部r2、・・・および切断凸部c1が下方に向けて曲げ成形された後、曲げ加工された連結用凸部r2、・・・および切断凸部c1を、プッシュバックスライダ(図示せず)により帯状鋼板Wと面一になるように押し戻す。(切曲げおよびプッシュバック工程)
なお、第1の切断ラインrc、rc、・・・、第2の切断ラインr2c、rc2、・・・および切断部cの第3の切断ラインclの形状は、剪断分離しかつ曲げ加工し得る形態であれば、実施例に限定されることなく適宜に設定し得るものであることは言うまでもない。
切曲げ部面打ちステーションS3においては、帯状鋼板Wをダイとストリッパプレートとで挟み付け、曲げ加工された連結用凸部r2、・・・および切断凸部c1をストリッパプレートの下面で上方から面打ちすることで、連結用凸部r2、・・・および切断凸部c1を帯状鋼板Wと面一に成るように成形する。
その後、図4に示すスロット抜きステーションS4において、開口Oの周囲に所定数のスロットS、S…を打抜くことにより、開口Oを中心として所定数のティース部3、3、・・・を形成する。(スロット抜き工程)
次いで、第1カシメ部形成ステーションS5、第2カシメ部形成ステーションS6において、所定箇所にカシメ部k、k、・・・を形成する。
すなわち、第1カシメ部形成ステーションS5においては、一つの積層鉄心1を構成する最下層の環状鉄心片1tに対してのみ、カシメ部kとしてカシメの肉が嵌入すべく丸穴k1を穿孔し、第2カシメ部形成ステーションS6においては、最下層以外の環状鉄心片1tに対してカシメ部kとして円形の半抜きk2施す加工を行う。
この後、図5に示す内径抜きステーションS7において、各々のティース部3における歯先3tを打抜き形成する。(内径抜き工程)
次いで、ブランク抜きおよび回し積みステーションS8において、各環状鉄心片1tにおけるヨーク部2の外径を打ち抜き、個々の環状鉄心片1tを形成する。
そして、所定の形状に形成された各環状鉄心片1t、1t・・・を、先に形成された図示していない環状鉄心片1t、1t・・・に、180°回転させて積層するとともに、各々のカシメ部k、k・・・を介して互いにカシメ結合する。
すなわち、ブランク抜きおよび回し積みステーションS8においては、個々の環状鉄心片1t、1t・・・を打抜き形成するとともに、各環状鉄心片1tを所定の枚数、180°回し積みして積層しカシメ部k、k、・・・でカシメ結合することで、図1に示す積層鉄心1が製造されることとなる。(カシメ積層工程)
なお、ステーションS8において、各環状鉄心片1t、1t・・・を積層する際にスキュー角を付与することも可能である。この場合、カシメ部kの構成は、スキューに対応した構成(後述)にする必要がある。
また、ステーションS8において、各環状鉄心片1t、1t・・・を回し積みすることなく、スキュー角をのみ付与して積層することも可能であり、また、各環状鉄心片1t、1t・・・を回し積みおよびスキュー角を付与することなく、単に、積層してカシメ結合してもよい。
そして、順送り金型装置から取り出された積層鉄心1は、図2に示すように、切断部cにて分離して各連結部rを屈曲させることで、任意形状に展開、例えば、直線状に展開して、各ティース部3へのコイルの巻線工程が遂行される。
この巻線工程が終了すると、再度、図1に示すように、切断部cを互いに当接して環状の電動機の固定子が完成する。
上記構成によれば、このタイプの固定子の積層鉄心は、従来、鋼板に直線状に材料取りして形成していたが、周方向一体型の積層鉄心と同様に製造することが可能となり、金型製作が容易になる。
また、積層鉄心1を構成する所定数の環状鉄心片1tを、図3〜図5に示す如く環状に連結させた形態で材料取りすることが可能となり、もって回転子鉄心片と共に同一の帯状鋼板W上に材料取りすることができ、これによって同一の順送り金型装置を用いて回転子鉄心と共に固定子の積層鉄心1を製造することが可能となる。
よって、材料コストの削減、加工コストの低減等、積層鉄心1の生産に関わるコストが低下し、固定子鉄心および回転子鉄心を含めた電動機全体の生産コストを大きく削減できる。
また、所定の形状に形成された各環状鉄心片1t、1t・・・を、先に形成された図示していない環状鉄心片1t、1t・・・に、任意の角度(例えば、180°)回転させて積層し互いに接合することにより、帯状鋼板Wに内在する材料の板厚偏差に起因する積層鉄心1の形状不良を解消することができる。
また、積層鉄心1にスキューを施せば、電動機の起動トルク等の急峻なトルクの発生を防止でき、電動機のトルクによる衝撃の発生を防止できる。
図7には、上述の積層鉄心1の変形例1である積層鉄心11を示している。
変形例1においては、側面図の図7(b)に示すように、最上層、中層、最下層に配置される環状鉄心片11t1、11t2、11t3のみ、前述の環状鉄心片1tと同様な構成であり、図7(a)に示すように、ヨーク部12、12、・・・が、切断部c10にて分離され各連結部r10を介して環状に連結している。
この環状鉄心片11t1、11t2、11t3以外の鉄心片は、ティース部13を有する各ヨーク部12が、それぞれ分離した構造の分割鉄心片11t4、11t4、・・・である。
これら分割鉄心片11t4、11t4、・・・および上、中、下の環状鉄心片11t1、11t2、11t3は、カシメ部k10、・・・によってカシメ接合されて、積層鉄心11を構成している。
上記構成によれば、上、中、下の環状鉄心片11t1、11t2、11t3の各連結用凸部r12、…および連結部r10等は、曲げ加工により多少なりとも変形し、これらの環状鉄心片11t1、11t2、11t3のみを積層すると、積層コア間に隙間が生じてしまう。
一方、上、中、下の環状鉄心片11t1、11t2、11t3以外の鉄心片は、分割鉄心片11t4、11t4、・・・であるため、連結用凸部r12および連結部r10等を有さず曲げ加工が行われないため変形することはない。
そのため、環状鉄心片11t1、11t2、11t3および分割鉄心片11t4、11t4、・・・を積層することにより、帯状鋼板Wの平らな構造を可及的に保持でき、積層コア間の隙間の発生を未然に防止できる。
なお、上記変形例1においては、環状鉄心片11t1、11t2、11t3を積層鉄心11の最上層、中層、最下層に配置した場合を例示したが、最上層および最下層にのみ配置することもできるし、或いは、最上層または最下層の一方にのみ配置することもできる。
この場合も、積層コア間の隙間の発生を未然に防止できるという作用効果を奏する。
図8には、前述の積層鉄心1の変形例2である積層鉄心21を示している。
変形例2においては、平面図の図8(a)に示すように、積層鉄心1の環状鉄心片1tと同様に構成した環状鉄心片21t1と、この環状鉄心片21t1における各連結用凸部r221と該連結用凸部r221に会合する連結用凹部r231とを形成する切断ラインrc21、rc21、・・・に対して、逆向きに形成した連結用凸部r222と連結用凹部r232とを形成する切断ラインrc22、rc22、・・・を有する環状鉄心片21t2とを、側面図の図8(b)に示すように、交互に積層してカシメ部k20、・・・にてカシメ接合している。
なお、切断部c20である切断凸部c21と該切断凸部c21に会合する切断凹部c22とを形成する切断ラインclは、環状鉄心片21t1および環状鉄心片21t2とも、同一形状に形成されている。
この積層鉄心21においても、ティース部23へのコイルの巻線工程時には、ヨーク部22を、切断部c20で分離して連結部r20、r20、…を介して任意の形状に展開することができる。
図9、10には、前述の積層鉄心1の変形例3である積層鉄心31を示している。
変形例3の積層鉄心31は、平面図の図9(a)、展開平面図の図9(b)に示すように、分割鉄心片31t2、31t2、・・・および環状鉄心片31t1をスキュー角を形成して積層し、カシメ部k30、・・・にてカシメ結合したものである。
この積層鉄心31においては、最下層に配置される環状鉄心片31t1が、積層鉄心1の環状鉄心片1tと近似した構成であり、ヨーク部32が所定数の連結部r30を介して環状に連結されている。
最下層以外の鉄心片は、図9(b)、図10(a)に示すように、分割鉄心片31t2、31t2、・・・であり、それぞれティース部33を有するヨーク部32を具え、各々、分割されている。
これらの鉄心片の結合に使用されるカシメ部k30は、図9に示すように、それぞれスキュー捨て孔k31を形成し、また、分割鉄心片31t2、31t2、・・・には爪部k32を所定形状に曲げ加工し、最下層の環状鉄心片31t1のみには、爪部k32が嵌入するための孔を穿孔している。
この積層鉄心31は、最下層の環状鉄心片31t1上に、分割構造の所定数の分割鉄心片31t2、31t2、・・・をスキュー角をもって積層し、カシメ部k30にてカシメ結合して製造されている。
積層鉄心31のティース部33へコイルを巻線するに際しては、図9(a)に示す状態から、図9(b)に示す如く展開し、図10に示す直線状等の任意の形状にすることができる。
上記構成によれば、積層鉄心31にスキューが施されているので、電動機の起動トルクが急峻に発生することを防止でき、電動機のトルクによる衝撃の発生を防止できる。
なお、変形例3の積層鉄心31においては、最下層の鉄心片を連結構造とした場合を例示したが、最下層の鉄心片に代えて、最上層の鉄心片を連結構造としてもよい。
電動機の固定子に類似した構成要素に本発明を有効活用できる。
(a)および(b)は、本発明に関わる実施例の積層鉄心を示す平面図および側面図。 本発明に関わる実施例の積層鉄心を展開した状態を示す平面図。 本発明に関わる実施例の積層鉄心を製造する順送り金型装置の各ステーションにおける加工工程を示す帯状鋼板の平面図。 本発明に関わる実施例の積層鉄心を製造する順送り金型装置の各ステーションにおける加工工程を示す帯状鋼板の平面図。 本発明に関わる実施例の積層鉄心を製造する順送り金型装置の各ステーションにおける加工工程を示す帯状鋼板の平面図。 本発明に関わる実施例の環状鉄心片における切曲げが行われる部位を示す拡大平面図。 (a)および(b)は、本発明に関わる実施例の変形例1の積層鉄心を示す平面図および側面図。 (a)および(b)は、本発明に関わる実施例の変形例2の積層鉄心を示す平面図および側面図。 (a)および(b)は、本発明に関わる実施例の変形例3の積層鉄心を示す平面図、およびこの積層鉄心を展開した状態を示す平面図。 (a)および(b)は、本発明に関わる実施例の変形例3の積層鉄心を直線状に展開した状態を示す平面図および側面図。 従来のユニット積層体を製作する工程を示す平面図。 (a)および(b)は、従来の順送り金型装置で成形されるユニット積層体の形状を示す斜視図、および従来のユニット積層体を巻回して製作された環状鉄心製品の形状を示す斜視図。
1、21:積層鉄心、11:積層鉄心、31:積層鉄心、2、22:ヨーク部、12:ヨーク部、3、23:ティース部、13:ティース部、3t:歯先、1t、21t1:環状鉄心片、11t1、11t2、11t3:環状鉄心片、11t4:分割鉄心片、31t1:環状鉄心片、31t2:分割鉄心片、c、c20:切断部、c1:切断凸部(切断部の第3の切断ラインにより形成された部位)、c10:切断部、cl:切断凸部と切断凹部とを形成する第3の切断ライン、r、r20:連結部、r1:連結用小穴(小穴)、r2:連結用凸部(小穴に連続する第1の切断ラインにより形成された部位)、r10:連結部、rc:連結用凸部と連結用凹部とを形成する第1の切断ライン、rc2:第2の切断ライン、S:スロット、W:帯状鋼板(薄板材料)

Claims (1)

  1. 所定枚数の鉄心片をカシメ積層して成り、環形状のヨーク部と該ヨーク部の内方に突出する所定数のティース部とを備え、前記環形状のヨーク部を任意形状に展開するために分離する切断部と、前記ティース部が突出するとともに隣接する前記各ヨーク部の間を連結し、前記各ティース部へのコイル巻線時に前記切断部にて分離されるヨーク部を任意形状に展開する屈曲自在な所定数の連結部とを備えて成る積層鉄心を製造するための積層鉄心の製造方法であって、
    薄板材料から回転子鉄心片を打抜き形成した後、該薄板材料上において環形状とした前記鉄心片ヨーク部形成領域に、前記連結部に連続する小穴を形成する小穴抜き工程と、
    前記小穴に連続する第1、第2の切断ラインおよび前記切断部の第3の切断ラインを剪断分離するとともに前記第1、第2の切断ラインおよび前記第3の切断ラインにより形成された部位を曲げ加工し、該曲げ加工した部位を押し戻す切曲げおよびプッシュバック工程と、
    前記薄板材料に所定数のスロットを打抜き形成することにより所定数のティース部を形成するスロット抜き工程と、
    前記所定数のティース部における歯先を打抜き形成する内径抜き工程と、
    前記鉄心片の外形を環形状に打抜いて個々の前記鉄心片を分離形成するとともに、該鉄心片を先に打抜き形成された下層の鉄心片に積層してカシメ結合するカシメ積層工程とを含み、
    しかも、前記切曲げおよびプッシュバック工程での前記第1の切断ラインは、隣接して環状となった前記ヨーク部で当接可能な連結用凸部と連結用凹部を形成するとともに、前記第3の切断ラインは、前記切断部を挟んで隣り合う前記ヨーク部が当接する切断凸部と切断凹部を形成することを特徴とする積層鉄心の製造方法。
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