JP2008253058A - アクチュエータ及び入力デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】電極に電圧を印加することにより変形するアクチュエータにおいて、基板に実装するとき、基板との接合部分が剥離する可能性を低減し、基板上の配線とリード線を介して電極が電気的に接続されるとき、このリード線が切断される可能性を低減する。
【解決手段】アクチュエータ10は、電極層14,16によりアクチュエータ層12が挟まれたアクチュエータ本体18と、アクチュエータ本体18のアクチュエータ層12が延長した延長部分24と、延長部分24の一部に電極層14,16が延長した延長部分26,28とを有する基板接合部30とを備える。アクチュエータ本体18の膜状又は板状の平面に対して垂直の方向から、基板接合部30における電極層14,16の延長部分26,28を投影して見たとき、延長部分26,28は互いに領域が重なることなく異なる領域に設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電圧を印加することにより変形するアクチュエータであって、より詳しくは基板に実装し、基板に対して凸状に変形するアクチュエータ、及びこのアクチュエータを用いた、操作者がタッチ入力する入力デバイスに関する。
携帯電話機、デジタルカメラ、カーナビゲーションシステムのディスプレイ等の小型電子機器には操作者からの入力デバイスとして、タッチパネル式ディスプレイが用いられている。タッチパネル式ディスプレイは、指等により所定の部分を押圧することにより、機器に信号を入力することのできる入力デバイスを備えたディスプレイである。しかしながら、このタッチパネル式ディスプレイでは、操作者は、入力位置を確認するために画面を見る必要があり、さらに入力されたことの確認を入力と同時に発する音や表示画面中の色の変化により知る方法しかない。
近年、運転中タッチパネル式ディスプレイを視認するすることのできないドライバや視覚障害者を含む操作者が、ディスプレイを視認することができなくても、入力位置の確認ができ、アナログスイッチを押したときのように反力の感触を受けるあるいは到達度(達成感)を受けることができるように、種々のデバイスが提案されている。
このようなデバイスの1つとして利用可能なアクチュエータが提案されている(特許文献1)。特許文献1に記載される高分子アクチュエータは、イオン交換樹脂成形品とこのイオン交換樹脂成形品の表面に絶縁状態で金属電極を備えた構成であり、含水状態において、金属電極間に電位差をかけることで、イオン交換樹脂成形品に湾曲及び変形を生じさせるものである。
この高分子アクチュエータは、イオン交換樹脂成形品に、金属錯体水溶液中で吸着させ、吸着した金属錯体を還元することにより金属を析出させて、イオン交換樹脂成形品内部まで樹枝状の金属電極を形成することによって、金属電極を備えたイオン交換樹脂成形品を構成することができる。金属電極は、樹枝状の電極であるため電極面積が大きくなり、実用的な変位と応力を得ることができる、とされている。
さらに、下記特許文献2には、電極層がイオン交換樹脂を挟んで形成されたアクチュエータ素子であって、このアクチュエータ素子が膜状又は板状であり、アクチュエータ素子の外周に拡開した開口部を備え、中心付近にこの開口部と連なる略円形状の空間部を備えたアクチュエータ素子が記載されている。
このアクチュエータ素子は、形状の変化によって、膜状又は板状の面に対して垂直方向に突出するので、リニアーアクチュエータとして好適に用いることができる、とされている。
特許第2961125号公報 特開2005−27444号公報
上記高分子アクチュエータ及び上記アクチュエータ素子を実際のデバイスとして実装するとき、すなわち、回路基板等に固定して実装するとき、リード線等を介して、印加する電源と高分子アクチュエータやアクチュエータ素子の電極とを接続する。しかし、このときリード線を介して電圧を印加すると、電極もアクチュエータの一部として変形するので、リード線やリード線と電極との接合部分に不要な力が加わる。しかも、この変形が繰り返し行われるので、リード線が断線し、あるいは、接続部分の剥離が生じる可能性が高くなり、耐久性が劣るといった問題がある。
又、上記特許文献1、2には、上記高分子アクチュエータ及び上記アクチュエータ素子が回路基板等に実装されたとき、上記高分子アクチュエータや上記アクチュエータ素子の電極に対してどのように電圧を印加するか、その方法についての記載はない。
さらに、電圧の印加により変形する上記高分子アクチュエータ及び上記アクチュエータ素子をどのように回路基板等に固定して実装するか、その方法についても記載がない。
そこで、本発明は、上記問題を解決するために、電極に電圧を印加することにより変形するアクチュエータであって、基板に実装するとき、基板との接合部分が剥離する可能性を低く、又、基板上の配線とリード線を介して電極が電気的に接続されるとき、このリード線が切断される可能性が低いアクチュエータを提供することを目的とする。さらに、このアクチュエータを用いて構成される、操作者がタッチ入力する入力デバイスを提供する。
上記目的を達成するために、本発明は、電圧を印加することにより変形するアクチュエータであって、電圧を印加することにより少なくとも一方の面の側が伸張する膜状又は板状のアクチュエータ層と、前記アクチュエータ層の両側の面を挟んで対向するように設けられ、電圧が印加される一対の電極層と、を有する膜状又は板状のアクチュエータ本体と、基板に実装するために前記アクチュエータ本体から延長され、基板と接合される延長部分であって、前記アクチュエータ本体の前記アクチュエータ層が延長した延長部分と、この延長部分の一部の領域に前記一対の電極層が延長した延長部分と、を有する基板接合部と、を備え、前記アクチュエータ本体の膜状又は板状平面に対して垂直の方向から、前記基板接合部における前記一対の電極層の延長部分を投影して見たとき、前記一対の電極層の延長部分は、互いに領域が重なることなく異なる領域に設けられていることを特徴とするアクチュエータを提供する。
その際、前記基板接合部における前記一対の電極層の延長部分はそれぞれ、基板上に設けられた一対の配線と電気的に接続され、前記基板接合部が電極端子となっていることが好ましい。
又、前記アクチュエータ本体は、電圧を印加することにより基板に対して凸状に変形し、
前記アクチュエータ本体の形状は、円形状、略円形状、楕円形状又は略楕円形状の一部を成しており、前記円形状、前記略円形状、前記楕円形状又は前記略楕円形状の中心位置を含む領域が、別の円形状、略円形状、楕円形状又は略楕円形状に切り欠かれた第1の切り欠き部と、この第1の切り欠き部から前記アクチュエータ本体の外周に向かって幅が拡がるように切り欠かれた第2の切り欠き部と、を有することが好ましい。
前記アクチュエータ層は、前記一対の電極に電圧を印加したとき、一方の面の側が伸張し、他方の面の側が収縮することにより、基板に対して凸状に変形することが好ましい。あるいは、前記アクチュエータ層は、前記一対の電極層に電圧を印加したとき伸張する層であり、前記一対の電極層のうち一方の電極層の外側に固定支持層を設けることで、前記一対の電極層への電圧の印加により、基板に対して凸状に変形することも同様に好ましい。
又、前記アクチュエータ本体の膜状又は板状の平面に対して垂直の方向から前記基板接合部の前記一対の電極層の延長部分を投影して見たとき、前記基板接合部における前記アクチュエータ層の延長部分に、前記一対の電極層それぞれの延長部分に挟まれた領域があり、この領域に電界を遮断する導体が設けられていることが好ましい。
あるいは、前記基板接合部の前記アクチュエータ層の延長部分に切り込みが設けられ、前記アクチュエータ本体の膜状又は板状の平面に対して垂直の方向から前記接合部における前記一対の電極層の延長部分を投影して見たとき、前記一対の電極層それぞれの延長部分に挟まれた領域があり、この領域に前記切り込みが設けられていることも同様に好ましい。
さらに、本発明は、操作者がタッチ入力する入力デバイスであって、前記アクチュエータが、入力デバイスの入力位置に対応した前記基板の複数の位置に配置されて前記基板に実装され、操作者がタッチ入力する前に、又タッチ入力したときに、前記アクチュエータ本体が凸状に変形するように電圧を印加する制御ユニットを有することを特徴とする入力デバイスを提供する。
本発明のアクチュエータでは、アクチュエータ本体の膜状又は板状の平面に対して垂直の方向から、基板接合部における一対の電極層の延長部分を投影して見たとき、一対の電極層の延長部分が、互いに領域が重なることなく異なる領域に設けられているので、一対の電極層に電圧が加えられても、基板接合部の変形は小さい。このため、基板接合部が変形によって基板から外れる可能性は低い。
また、基板接合部における電極層の延長部分が基板の配線と接続される場合、基板接合部の変形は小さいので、この接続部分が外れて断線する可能性も低い。
特に、基板接合部における一対の電極層の延長部分に挟まれた領域に、電界を遮断する導体を設けることにより、又、アクチュエータ層の延長部分の切り込みを設けることにより、基板接合部分の変形をより一層小さくできる。
図1(a)は、本発明のアクチュエータの一例を示すアクチュエータ10の斜視図であり、回路基板に実装された状態を示している。アクチュエータ10は、電圧を印加することにより回路基板の面に対して凸状に変形するアクチュエータである。
アクチュエータ10は、電圧を印加することにより一方の面の側が少なくとも伸張して変形する膜状又は板状のアクチュエータ層12と、アクチュエータ層12の両側の面を挟んで対向するように設けられ、電圧が印加される一対の電極層14,16と、を有する膜状又は板状のアクチュエータ本体18を備えている。さらに、アクチュエータ10は、アクチュエータ本体18のアクチュエータ層12が延長した延長部分24と、この延長部分24の一部に、一対の電極層14,16がそれぞれ延長した延長部分26,28とを有する基板接合部30と、を備えている。
基板接合部30は、回路基板22に実装するためにアクチュエータ本体18から延長された部分であって、回路基板22と接合される。回路基板22との接合は、回路基板22と接着剤によって行われる。
又、回路基板22には、電極層14,16に電圧を印加するための一対の配線32,34が設けられ、基板接合部30における電極層の延長部分26,28と接続されており、基板接合部30は、電極端子として機能する。アクチュエータ層12に対して、実装する回路基板22の面の側にある電極層16の延長部分28は、配線34と半田や導電性接着剤等によって電気的に接続され、アクチュエータ層12に対して、実装する回路基板22の面と反対側にある電極層14の延長部分26は、ワイヤー38及び導電性接着剤等により接続されている。なお、回路基板22は、電源36及び制御ユニット37と接続されており、電圧が所定のタイミングでアクチュエータ10に供給されるように構成されている。
アクチュエータ層12は、高分子電解質膜で構成されている。高分子電解質膜は、イオン導電性の材料であれば限定されないが、特にイオン伝導率の点及び耐久性の点からイオン交換樹脂膜を好適に用いることができる。イオン交換樹脂膜は、特に限定されないが、例えば、カチオン交換樹脂膜、アニオン交換樹脂膜あるいは両イオン交換樹脂膜が用いられる。この中で、アクチュエータとしての動作の点から、カチオン交換樹脂膜が好適に用いられる。カチオン交換樹脂膜の場合、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド、フッ素系樹脂等にスルホン酸基、カルボキシル基等の置換基を導入したものが用いられる。カチオン交換樹脂膜として「ナフィオン」(登録商標、Du Pont社製商品名)や「フレミオン」(登録商標、旭硝子社製商品)が用いられる。又、ベンズイミダゾール骨格を有するイオン交換樹脂膜、あるいはスルホン化ポリエーテルスルホン系イオン交換樹脂膜、ポリアリールエーテル系イオン交換樹脂膜又はスルホン化ポリエーテルエーテルケトン系イオン交換樹脂膜、さらには、ポリイミド系イオン交換樹脂膜等も例示される。
アクチュエータ層12は、電解質溶液が含浸して膨潤状態となっている。アクチュエータ層12に電解質溶液を含浸させて膨潤させることで、アクチュエータとして活性化される。電解質溶液は、電解塩が溶解して導電性を有するものであればよい。例えば、カチオンとしてリチウムイオンを好適に用いることができる。この他、カチオンとして、ジアルキルイミダゾリウムイオン、テトラアルキルアンモニウムイオン、トリアルキルイミダゾリウムイオン、ピペリジニウムイオン、ピラゾリウムイオン、ピロリウムイオン、ピロリジニウムイオンからなる群から選択されるものも用いることができる。又、アニオンとして、AlCl4 、BF4 、ClO4 、PF6 、SbF6 、Cl、スルホニウムイミドアニオン、(CF3SO22、(C25SO22からなる群から選択されるものを用いることができる。溶媒として、水や、低揮発性の非水系溶媒、例えばプロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ジエチレングリコール、グリセリン、スルホラン、ブチロラクトン等の有機溶剤を用いることができる。特に、低揮発性の有機溶剤は、気中動作及び長期的な使用の点から好適である。電解質溶液として、室温でも液体として存在する塩であるイオン性液体、ゲル電解質を使用することもできる。
電極層14,16は、アクチュエータ層12の異なる面に沿って対向するように設けられた金属層である。アクチュエータ層12の高分子電解質膜中には、電極層14,16から高分子電解質膜の網目構造の内部に向かって樹枝状に金属(図示されない)が延びている。このため、電極層14,16から延びる樹枝状の金属部分は、アクチュエータ層12の高分子電解質膜中に広い電極面積を有することになる。電極層14,16及びアクチュエータ層12の内部に延びる樹枝状の金属部分は、高分子電解質膜のイオン吸着を利用して金属イオンを吸着させた後、金属イオンを還元させて金属を析出させる、いわゆるメッキ処理により作られる。電極層14,16は、例えば金、白金又はパラジウムで構成される。特に、柔軟性の点から、金を用いることが好ましい。例えば、電極層14,16及び樹枝状の金属部分は、以下のように作製される。
具体的には、(a)〜(e)の5工程を1回以上、例えば3〜5回繰り返すことにより電極層14,16及び樹枝状の金属部分は作製される。
(a)洗浄工程
(b)膨潤工程
(c)金属イオンの吸着工程
(d)金属イオンの還元工程
(e)洗浄工程
各工程の一例を挙げると、(a)洗浄工程では、アクチュエータ層12の高分子電解質膜を沸騰純水中で1時間加熱して洗浄する。(b)膨潤工程では、メタノール中で1時間浸漬することにより、高分子電解質膜を膨潤させる。(c)金属イオンの吸着工程では、メッキ液として金フェナントロリン錯体溶液に12時間浸漬することより金イオンを高分子電解質膜に吸着させる。(d)金属イオンの還元工程では、亜硫酸ナトリウム水溶液を金イオンの吸着した高分子電解質膜に浸透させて金イオンを還元させて金を析出させる。(e)洗浄工程では、70℃の純水中に30分浸漬して洗浄する。
このようにして電極層14,16の作製されたアクチュエータ層12は、厚さが例えば1mm以下の広いシート体として作られ、このシート体から、所定の形状に切断、加工されて図1(a)に示す形状のアクチュエータ10が作られる。
アクチュエータ10のアクチュエータ本体18は、図1(b)に示すように、円形状C1の一部を成しており、この円形状C1の中心位置Oを含む領域が、別の円形状C2に切り欠かれた第1の切り欠き部30aと、この第1の切り欠き部30aからアクチュエータ本体18の円形状C1の外周に向かって幅が拡がるように切りかかれた第2の切り欠き部30bと、を有する。本発明において、アクチュエータ本体18の外郭形状は、円形状C1の一部を用いる他、略円形状、楕円形状、略楕円形状の一部を用いてもよい。又、第1の切り欠き部30aについても、円形状C2の他に、略円形状、楕円形状、略楕円形状を用いてもよい。アクチュエータ本体18に切り欠き部30aを設けるのは、後述するアクチュエータ本体18の変形時、面内変形を緩和し、面外変形(図3(b)のY方向の凸状の変形)を効率よく生じさせるためである。
一方、基板接合部30は、アクチュエータ本体18の膜状又は板状の平面に対して垂直の方向(図1(b)の紙面垂直な方向)から、基板接合部30における電極層14,16の延長部分26,28を投影して見たとき、電極層14,16の延長部分26,28は、互いに領域が重なることなく異なる領域に設けられている。
図1(c)は、図1(b)に示すアクチュエータ本体18のA−A’矢視断面図であり、図1(d)は、図1(b)に示す基板接合部30のB−B’矢視断面図である。
アクチュエータ本体18では、全ての領域において、図1(c)に示すように、アクチュエータ層12の両側に電極層14,16が対向するように設けられて3層構造となっているが、基板接合部30では、図1(d)に示すように、図中X方向から延長部分26,28を見たとき、全ての領域で延長部分26,28が全く重ならず異なる領域に設けられており、2層構造となっている。
基板接合部30において、延長部分26,28を異なる領域に設けるのは、延長部分26,28に所定の電圧が印加されてアクチュエータ本体18が回路基板22に対して凸状に変形しても、基板接合部30が同様の変形をしないようにするためである。
図2(a),(b)は、アニオン交換樹脂膜のアクチュエータ10の電圧の印加により発生する変形を模式的に説明する図である。
上述したように、アクチュエータ層12は、電解質溶液を含浸して膨潤状態となって、活性化されている。図2(a)に示すように、アクチュエータ層12には、カチオンDが多数存在している。この状態で、電圧を印加することにより、アクチュエータ層12に含まれるカチオンが、電解質溶液の水分子または溶媒分子Eとともに電極層14,16のうち陰極側に引っ張られて、陰極側のアクチュエータ層12の体積が膨張し伸張する。一方、陽極側の体積は、水分子又は溶媒分子Eが移動したことにより、体積が減少して収縮する。このため図2(b)に示すように凸状の変形をする。
図3(a),(b)は、アニオン交換樹脂膜のアクチュエータ10が図1(b)に示す形状をしているときの、電圧の印加により回路基板22に対して発生する凸状の変形を模式的に説明する図である。
図3(a)に示すように平面状(膜状又は板状)のアクチュエータ10に、上面の電極層14に低電位、下面の電極層16に高電位となる電圧を印加することにより、図3(b)に示すようにY方向に延びる凸状の変形が生じるが、このとき、アクチュエータ本体18の円弧状の外縁部分は、内側の方向(図中の矢印Zの方向)に向かって収縮するように変位する。一方、基板接合部30は、回路基板22と接合して回路基板22に固定されているため、基板接合部30には、アクチュエータ本体18の外縁部分の変位に抗するような剥離応力が回路基板22との間で発生する。例えば、図3(a)に示すようにアクチュエータ10が平面状を成し、アクチュエータ本体18の円形状の直径が略8mmの場合、Y方向の突出量は略2mm程度あり、変形は大きい。
このような形状のアクチュエータ10において、アクチュエータ本体18の変形に加えて、基板接合部30もY方向に凸状に変形すると、アクチュエータ本体18の変形による剥離応力に加えて、基板接合部30自身の変形による剥離応力も基板接続部30に作用するので、基板接合部30が回路基板22から剥離する可能性が一層高くなる。さらに、延長部分26と配線32とを接続するワイヤー38も、基板接合部30がY方向に凸状に変形することにより、断線し易くなる。
このため、基板接合部30がY方向に凸状に変化することのないように、基板接合部30において、電極層14,16の延長部分26,28は異なる領域に設けられている。延長部分26,28を異なる領域に設けることにより、延長部分間の距離が長くなるので、その間で作られる電界は弱くなり、カチオン及び水分子(または溶媒分子)の移動が低減する。
なお、本発明では、上記実施形態の他に、種々の実施形態を用いることもできる。図4(a),(b)は、上記実施形態と異なる他の実施形態を示す図である。図4(a),(b)は、いずれも基板接合部30を拡大した図を示している。
図4(a)に示す実施形態では、アクチュエータ本体18の膜状又は板状の平面に対して垂直の方向から、基板接合部30における電極層14,16の延長部分26,28を投影して見たとき、この延長部分26,28は、互いに領域が重なることなく異なる領域に設けられている。このとき、延長部分26と延長部分28とで挟まれる領域があり、この領域に金属導体40が付加されている。金属導体40は、延長部分26,28に挟まれた領域に設けられるので、延長部分26,28の間で発生する電界を遮断する、あるいは電界を弱めるシールドとして機能する。このため、基板接合部30における変形は極めて小さくなる。
図4(b)に示す実施形態では、アクチュエータ本体18の膜状又は板状の平面に対して垂直の方向から、基板接合部30における電極層14,16の延長部分26,28を投影して見たとき、この延長部分26,28は、互いに領域が重なることなく異なる領域に設けられている。このとき、延長部分26と延長部分28とで挟まれる領域があり、この領域にアクチュエータ層12の延長部分24に切り込み42が設けられている。切り込み42は、延長部分26,28に挟まれた領域に設けられるので、延長部分26,28の間で電界が発生しても、この電界によって延長部分24に含まれるカチオン、水分子(又は溶媒分子)が電極層14の延長部分26に移動する経路が断たれているので、変形が生じない。しかも、基板接合部30に切り込み42を設ける加工も容易に行うことができる。
さらに、上記実施形態では、アクチュエータ層として、イオン交換樹脂膜等の高分子電解質膜に電解質溶液を含浸させた構成であるが、本発明では、この構成に限定されない。例えば、図5(a)に示すように、アクチュエータ層12’は、一対の電極層14’,16’に電圧を印加したとき伸張する層とし、電極層14’,16’の外側に、固定支持層として、ポリイミド等の樹脂フィルム44’を設ける構成としてもよい。
例えば、アクチュエータ層12’は、誘電エラストマーを用い、図5(b)に示されるように、一対の電極層14’,16’に電圧を印加したとき静電応力により伸張させる。一対の電極層14’,16’の外側の樹脂フィルム44’は、電圧の印加によって伸縮せず固定支持層となるので、電極層14’,16’への電圧の印加により、回路基板に対して凸状に変形する。
誘電エラストマーは、強い電界をかけることにより、電界の方向に伸縮し、電界と垂直方向にマクスウェル応力の作用により外側に膨張するものである。誘電エラストマーの種類は、特に制限されず、公知のものを用いることができる。
あるいは、誘電エラストマーに替えて、ポリピロール等の導電性高分子材料を用いてもよい。この種の材料は、電圧を電極層14’,16’に印加することにより、酸化還元し、高分子の構造自体を変化させて膨張するものである。
あるいは、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)等の圧電性を有する材料を用いることもできる。
さらに、アクチュエータ層12’の一部として、上述の材料に、形状記憶樹脂、形状記憶合金あるいは磁性形状記憶合金等の部材を含ませてもよい。形状記憶樹脂や形状記憶合金は、所定温度以上に加熱されると元の形状に回復するものである。形状記憶樹脂として、トランスイソプレン、ポリノボルネン、スチレン−ブタジエン共重合体、ポリウレタン等が挙げられる。このような材料では電極層による抵抗加熱により変形を調整することができる。
あるいは、磁界を与えることで形状が回復する磁性形状記憶合金を、アクチュエータ層12’の一部として含ませてもよい。図示されない磁界生成手段によって磁界を生成して、アクチュエータ層12’の変形を調整することができる。
このようなアクチュエータ10は、図6(a),(b)に示される入力デバイス50に好適に用いることができる。
図6(a)は、操作者が指等によりボタン52を押圧してタッチ入力する入力デバイスを示す図である。図6(b)は、入力デバイス50の、アクチュエータ10が実装された回路基板を示す図である。
回路基板54には、上述したアクチュエータ10が複数個、ボタン52の位置に対応する回路基板52上の位置に接着剤等によって固定して実装されている。回路基板54には、配線32,34が設けられ、これらの配線32,34が、各アクチュエータ10の基板接合部30における延長部分26,28と電気的に接続されている。
さらに、回路基板54には、電源36及び制御ユニット46が設けられている。制御ユニット46は、所定のボタン52が凸状に変形するように、所定のアクチュエータ10を選択して、この選択したアクチュエータ10に対して電圧を印加するように構成されている。
なお、図6(b)に示す実施形態は、複数個のアクチュエータ10を回路基板54に実装する構成であるが、複数個のアクチュエータ10を一枚のシートに作りこみ、このシートを実装してもよい。
操作者が入力デバイス50の所定のボタン52を押したとき、この位置に対応して設けられているアクチュエータ10のアクチュエータ層12は力学的変形を受ける。この変形によりアクチュエータ層12に発生する電圧は、アクチュエータ10に設けられた図示されない電極から取り出され、この電圧の信号が制御ユニット46に送られる。すなわち、アクチュエータ10は、力学的変形を受けたことを感知するセンサーとしての機能も有する。勿論、アクチュエータと上記センサーとを別体で構成してもよい。制御ユニット46は、この電圧の信号を受け取り、電圧の信号が送られてきたアクチュエータ10に対して、凸状の変形が生じるように即座に電圧を印加する。これにより、操作者がボタン52を押している僅かな時間の間に、ボタン52は、アクチュエータ10の凸状の変形によりもり上がり、操作者はボタン52から反力を受けるので、ボタン52が押されて入力が実行されたことを実感することができる。このように、操作者がタッチ入力したとき、ボタンをタッチしている間に、アクチュエータ本体18が凸状に変形するように構成される。
あるいは、制御ユニット46は、操作者に入力を要求する場合、複数のボタン52のううちどのボタンを選択して入力すればよいのか、入力を要求するボタン52が凸状にもり上がるように、対応するアクチュエータ10に電圧を印加する。このように、操作者がタッチ入力する前、アクチュエータ本体18が凸状に変形するように構成される。
このように、本発明のアクチュエータは、操作者がボタン等を押して入力するときに用いる入力デバイスに好適に用いることができる。
以上、本発明のアクチュエータ及び入力デバイスについて詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
(a)〜(d)は、本発明のアクチュエータの一例を示すアクチュエータを示す図である。 (a),(b)は、図1に示すアクチュエータの変形を模式的に説明する図である。 (a),(b)は、図1に示すアクチュエータが図1(b)に示す形状をしているとき発生する凸状の変形を模式的に説明する図である。 (a),(b)は、本発明のアクチュエータの図1(a)〜(d)に示すアクチュエータと異なる実施形態を示す図である。 (a),(b)は、本発明のアクチュエータの他の実施形態を示す図である。 (a)は、本発明の入力デバイスの一実施形態である入力デバイスを示す図であり、(b)は、(a)に示す入力デバイスのアクチュエータが実装された回路基板を示す図である。
符号の説明
10 アクチュエータ
12,12’アクチュエータ層
14,16,14’,16’ 電極層
18 アクチュエータ本体
22 回路基板
24,26,28 延長部分
30 基板接合部
30a 第1の切り欠き部
30b 第2の切り欠き部
32,34 配線
36 電源
37 制御ユニット
38 ワイヤー
40 金属導体
42 切り込み
46 制御ユニット
50 入力デバイス
52 ボタン
54 回路基板

Claims (8)

  1. 電圧を印加することにより変形するアクチュエータであって、
    電圧を印加することにより少なくとも一方の面の側が伸張する膜状又は板状のアクチュエータ層と、前記アクチュエータ層の両側の面を挟んで対向するように設けられ、電圧が印加される一対の電極層と、を有する膜状又は板状のアクチュエータ本体と、
    基板に実装するために前記アクチュエータ本体から延長され、基板と接合される延長部分であって、前記アクチュエータ本体の前記アクチュエータ層が延長した延長部分と、この延長部分の一部の領域に前記一対の電極層が延長した延長部分と、を有する基板接合部と、を備え、
    前記アクチュエータ本体の膜状又は板状の平面に対して垂直の方向から、前記基板接合部における前記一対の電極層の延長部分を投影して見たとき、前記一対の電極層の延長部分は、互いに領域が重なることなく異なる領域に設けられていることを特徴とするアクチュエータ。
  2. 前記基板接合部における前記一対の電極層の延長部分はそれぞれ、基板上に設けられた一対の配線と電気的に接続され、前記基板接合部が電極端子となっている請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 前記アクチュエータ本体は、電圧を印加することにより基板に対して凸状に変形し、
    前記アクチュエータ本体の形状は、円形状、略円形状、楕円形状又は略楕円形状の一部を成しており、前記円形状、前記略円形状、前記楕円形状又は前記略楕円形状の中心位置を含む領域が、別の円形状、略円形状、楕円形状又は略楕円形状に切り欠かれた第1の切り欠き部と、この第1の切り欠き部から前記アクチュエータ本体の外周に向かって幅が拡がるように切り欠かれた第2の切り欠き部と、を有する請求項1又は2に記載のアクチュエータ。
  4. 前記アクチュエータ層は、前記一対の電極に電圧を印加したとき、一方の面の側が伸張し、他方の面の側が収縮することにより、基板に対して凸状に変形する請求項1〜3のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
  5. 前記アクチュエータ層は、前記一対の電極層に電圧を印加したとき伸張する層であり、前記一対の電極層のうち一方の電極層の外側に固定支持層を設けることで、前記一対の電極層への電圧の印加により、基板に対して凸状に変形する請求項1〜3のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
  6. 前記アクチュエータ本体の膜状又は板状の平面に対して垂直の方向から前記基板接合部の前記一対の電極層の延長部分を投影して見たとき、前記基板接合部における前記アクチュエータ層の延長部分に、前記一対の電極層それぞれの延長部分に挟まれた領域があり、この領域に導体が設けられている請求項1〜5のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
  7. 前記基板接合部の前記アクチュエータ層の延長部分に切り込みが設けられ、
    前記アクチュエータ本体の膜状又は板状の平面に対して垂直の方向から前記接合部における前記一対の電極層の延長部分を投影して見たとき、前記一対の電極層それぞれの延長部分に挟まれた領域があり、この領域に前記切り込みが設けられている請求項1〜5のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
  8. 操作者がタッチ入力する入力デバイスであって、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載のアクチュエータが、入力デバイスの入力位置に対応した前記基板の複数の位置に配置されて前記基板に実装され、
    操作者がタッチ入力する前に、又タッチ入力したときに、前記アクチュエータ本体が凸状に変形するように電圧を印加する制御ユニットを有することを特徴とする入力デバイス。
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