JP4545164B2 - コンタクト部品とそれを備えたコネクタ - Google Patents

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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

本発明は、コンタクト部品とそれを備えたコネクタに関し、詳しくは、弾性コンタクトを備えたコネクタに関する。
従来、例えば、図7及び図8に示すコネクタが提案されている(特許文献1、参照)。図7及び図8を参照すると、コネクタ50は、図示しないプリント基板に実装され、フレキシブルプリント基板(Flexible Printed Circuit:FPC)55とプリント基板とを電気接続するものである。ハウジング51の内部において図示されないプリント基板との接続を行うための第2のコンタクト53a,53a′をFPC55との接続を行うための第1のコンタクト54の両側に配置するものとし、これらのコンタクト53a,53a′をFPCの挿入方向に従って圧入装着する構成としている。このコネクタ50は、全体を小型化及び低背化された構造として容易に製造できる他、ハウジング51の両側壁51aに対して回動可能に取り付けられたアクチュエータ52の開状態でFPC55を挿入口より挿入した後、アクチュエータ52を閉状態とすることでコンタクト53a,53a′の係合片部にアクチュエータ52が係合保持されるため、挿入されたFPCの接続を十分な接触力を発揮するバネ性を有する構造として行い得る構成である。
この従来技術によるコネクタ50の場合、基本機能の確保のために構造上において、要求される必要事項として、ずれや接触不良などが起こらないための安定した接触を得るための接触力を実現するアクチュエータ52等の押さえ構造が必要となり、コネクタ全体の小型化や低背化(薄型化)を具現する上での妨げとなっているという問題がある。
一方、特許文献2には、イオン交換樹脂またはイオン性高分子のシートの両面に金属薄膜を形成し、この金属薄膜間に電圧を印加して、水槽中において屈曲変位を行わせるアクチュエータの駆動方法が提案されている。
特開2002−134195号公報 特開2004−260995号公報 特開2005−039995号公報 特開2006−081374号公報
そこで、本発明の一技術的課題は、コネクタ全体を小型化や薄型化することができるコンタクト部品とそれを備えたコネクタとを提供することにある。
また、本発明のもう一つの技術的課題は、安定した接触面を増加することができるので、安定した接触を得ることができるコンタクト部品とそれを備えたコネクタとを提供することにある。
本発明によれば、コンタクト部品であって、イオン交換樹脂またはイオン性高分子と極性溶媒とを含むシートと、前記シートの両面に形成され、前記シートをアクチュエータとして動作させるための第1導電性膜と第2導電性膜とを備え、前記シートは可撓性及び弾性を備え、前記第1導電性膜及び第2導電性膜に駆動電圧を印加することにより、前記シートが前記第1導電膜及び第2導電膜の内の低電圧側に湾曲する前記シート弾性変形によって、前記低電圧側の導電膜と、電気接続用の電極との接触面積が増加し、信号接続を前記低電圧側の導電膜を介して行うことを特徴とするコンタクト部品が得られる。
また、本発明によれば、前記コンタクト部品において、前記第1導電性膜に接続される第1電極と、前記第2導電性膜に接触または接続することで前記信号接続を行う第2及び第3電極とを備えていることを特徴とするコンタクト部品が得られる。
また、本発明によれば、前記コンタクト部品において、前記第2電極は、一つの基板に形成されていることを特徴とするコンタクト部品が得られる。
また、本発明によれば、前記コンタクト部品において、前記第1電極は、前記一つの基板とは異なる第1基板上に形成されていることを特徴とするコンタクト部品が得られる。
また、本発明によれば、前記コンタクト部品において、前記シートの一端の固定部が前記第1基板に固定され、前記固定部において、前記第1導電性膜と前記第1電極とが接続されていることを特徴とするコンタクト部品が得られる。
また、本発明によれば、前記コンタクト部品において、前記第3電極は前記第2導電性膜と接続されていることを特徴とするコンタクト部品が得られる。
また、本発明によれば、前記コンタクト部品において、前記第3電極は前記一つの基板上に前記第2電極と並んで形成されていることを特徴とするコンタクト部品が得られる。
また、本発明によれば、前記コンタクト部品において、前記一つの基板を第2基板とし、更に、前記第2の基板に対向する第3の基板を備え、前記第3電極は前記第3基板上に形成されていることを特徴とするコンタクト部品が得られる。
また、本発明によれば、前記コンタクト部品において、前記シートが折り曲げられていることを特徴とするコンタクト部品が得られる。
また、本発明によれば、前記コンタクト部品において、前記第2及び第3基板の間に、前記折り曲げられた前記シートが挿入されていることを特徴とするコンタクト部品が得られる。
また、本発明によれば、前記いずれか一つのコンタクト部品を備えていることを特徴とするコネクタが得られる。
本発明によれば、コネクタ全体を小型化や薄型化することができるコンタクト部品とそれを備えたコネクタとを提供することができる。
また、本発明によれば、安定した接触面を増加することができるので、安定した接触を得ることができるコンタクト部品とそれを備えたコネクタとを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1(a)は本発明の第1の実施の形態による接続構造の接続される前の状態を示す部分斜視図、図1(b)は図1(a)の接続構造の一部切欠き斜視図、図1(c)は図1(a)の接続構造の接続時の状態を示す一部切欠き斜視図である。図2(a)は、図1(a)の接続構造の断面図、図2(b)は接続状態を示す断面図である。なお、図2の断面図と図1の斜視図とは上下関係が逆であることに注意されたい。
図1(a)〜図1(c)及び図2(a)及び図2(b)を参照すると、接続構造は、コンタクト部品としてのコンタクト20及びこれを受け入れるレセプタクル30とを備え、いわゆる電気コネクタの一部を構成している。図1のレセプタクル30において、ハウジングは省略されている。
ここで、本発明において、コンタクトとは、電極間を接触することによって、電気接続する導体を呼び、これら導体のなかで、可撓性を備えるか、または可撓性を備えた基材に形成されたものをフレキシブルコンタクトと呼ぶ。
本発明において、レセプタクルとは、前記コンタクトを受け入れて電気接続する電極を備えた筐体を呼ぶ。
コンタクト20は、引き出し部分を備えた第1電極5を一つの面に備えた第1基板21と、弾性を備えたアクチュエータ10とを備えている。アクチュエータ10の第1導電性膜2は第1基板21の第1電極上に固定部4を有し、この固定部4において、第1導電性膜と第1電極とは接触している。
アクチュエータ10はイオン交換樹脂又はイオン性高分子と、極性溶媒からなるシート1と、シート1の一面を覆う金属薄膜からなる第1導電性膜2、他面を覆う金属薄膜からなる第2導電性膜3とを備えている。第2導電性膜3には、第3電極7が形成されている。
ここで、シート1は、可撓性及び弾性を備え、このシート1を構成するイオン交換樹脂としては、特許文献2の[0019]段落及び特許文献3の[0019]段落に示されているように、ポリエチレン、ポリスチレンにフッ素樹脂にスルホン酸基及び/又はカルボキシル基を導入した陽イオン交換樹脂を用いることが、剛性が適度でありイオン交換量が大きく得られる高分子アクチュエータの耐薬品性及び繰り返し曲げに対する耐久性が良好であるために好ましい。なお、前記陽イオン交換樹脂のイオン交換容量は、アクチュエータとして大きな0.8〜3.0meqであることが好ましく、1.4〜2.0meqであることがより好ましい。このような樹脂としては、例えばパーフルオロスルホン酸樹脂({商品名「Nafion」,Dupont社製)、パーフルオロカルボン酸樹脂(商品名「フレミオン」、旭硝子社製)、ACIPLEX(旭化成工業社製)、NEOSEPTA(トクヤマ社製)を用いることができる。
また、イオン交換樹脂に含有させる極性有機溶媒は、特許文献2の[0023]段落に示されているように、例えば、アルコール類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドなどを用いることができる。前記極性有機溶媒が含まれる水溶液中でアクチュエータがより長い時間連続的に駆動することができるために、アルコール類を用いることができる。前記アルコール類としては、イソプロピルアルコール、t−ブタノ−ル等の1価アルコール、グリセリン、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール等の多価アルコール、エチレングリコール、ポリエチレングリコール等のエーテル酸素を含むアルコールを用いることができる。なかでも、グリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコールのうち少なくともいずれかの極性有機溶媒が選ばれることが、入手が容易であり、沸点も高いために取り扱いが容易であるために好ましい。前記極性溶媒がアルコール頚である場合には、作業効率を高めるための一定の目安として、前記溶液中における前記極性有機溶媒の含有量は、0.01〜25重量%であることが好ましい。
本発明で用いられる沸点または分解温度が180℃以上である常温常圧で液状の有機化合物は、イオン性液体を用いることができる。前記イオン性液体は、常温溶融塩とも呼ばれるものであり、室温での蒸気圧が殆んどない。
前記イオン性液体としては、特許文献4の[0016〜0017]段落に示されているように、テトラアルキルアンモニウムイオン、ジアルキルイミダゾリウムイオン、トリアルキルイミダゾリウムイオン、ピラゾリウムイオン、ピロリウムイオン、ピロリニウムイオン、ピロリジニウムイオン、及びピペリジニウムイオンからなる群より少なくとも一種選ばれたカチオンと、極性溶媒を含むものであるならば、特に限定されるものではない。
ここで、前記極性有機溶媒は、特許文献4の[0014]段落に示されているように、180℃以上の沸点または分解温度を有する極性有機溶媒であれば、特に限定されるものではないが、245℃以上の沸点を有する極性溶媒であることがより好ましい。この前記極性有機溶媒としては、ジエチレングリコール、グリセリン、スルホラン、プロピレンカーボネート、ブチロラクトン又はこれらの混合物であることがさらに、好ましく、ジエチレングリコール、グリセリン、スルホラン又はこれらの混合物であることが特に好ましい。前記高分子アクチュエータ素子に含まれる溶液の溶媒成分が前記極性溶媒であることによって、前記高分子アクチュエータ素子を密閉しない状態でも1日後に50°以上の屈曲を行うことができる。
一方、イオン性高分子として、高分子ゲルも同様に周知のものを用いることができるが、前記同様の極性溶媒を必要とする。
また、導電性膜は、導電性を有するものであるならば、めっき膜、金属箔、金属ペースト等の金属薄膜やカーボン(C)やカーボン含有導電性ペースト等であるならば、特に限定されるものではなく、特に、良導電性である銅(Cu),金(Au)、銀(Ag)、白金(Pt)、カーボン(C)等を含むものが好ましい。
両面に第1及び第2導電性膜2,3が形成されたシート1からなるアクチュエータ10は、第1基板21に最低一箇所固定部4において、固定された状態で取り付けられている。
一方、レセプタクル30は第2基板31及び第3基板32とを備え、第2基板31上には、導体の引き出し部分を備えた細長い第2電極6が複数形成されている。
次に、本発明の第1の実施の形態による接続構造の接続動作について説明する。
図1(a)の状態から、コンタクト20をレセプタクル30内に、図1(b)のように挿入すると、図2(a)の状態となる。ここで、第1電極5に電圧V1、第2電極6に電圧V2(但し、V1>V2、但しV1−V2=1〜2V位)を印加すると、図1(c)及び図2(b)のようにアクチュエータ10が低電圧側に湾曲することで、接触面積が増加し、安定した接触を得ることができ、第3電極7と第2電極6間の電気的接続が、第2導電性膜3を介してなされる。
ここで、上記第1の実施の形態のアクチュエータ10の信号接続を第2導電性膜3を介して行ったが、アクチュエータ10の表裏を入れ替えて第1導電性膜2に同様に第3電極7を形成すれば、第1電極5にV1、第2電極にV2(但し,V1>V2)として、アクチュエータ10を変位させて、第1導電性膜2を信号接続に用いることができることは勿論である。
なお、上記の実施の形態において、第1基板をフレキシブル基板(FPC)とし、第3基板の表面に電極パッド等の電気接点を設けることによって、第1の実施の形態によるアクチュエータ10を特許文献1のコネクタのアクチュエータと同様な機能を持って使用することが可能である。
さらに、第1基板表面に電極パッド等の電気接点を設け、第3基板をフレキシブル基板(FPC)としても、第1の実施の形態によるアクチュエータ10を特許文献1のコネクタのアクチュエータと同様な機能を持ったアクチュエータとして使用することが可能である。
図3(a)は本発明の第2の実施の形態による接続構造の接続される前の状態を示す部分斜視図、図3(b)は図3(a)の接続構造の一部切欠斜視図、図3(c)は図3(a)の接続構造の接続時の状態を示す一部切欠斜視図である。図4(a)は接続構造の電圧印加前の状態を示す断面図、図4(b)は電圧印加後の状態を示す断面図である。
図3(a)〜図3(c)及び図4(a)及び図4(b)を参照すると、第2の実施の形態による接続構造は、フレキシブルコンタクトからなるコンタクト20及びこれを受け入れるレセプタクル30とを備え、第1の実施の形態と同様に電気コネクタの一部を構成している。なお、図3及び4において、ハウジングは省略されている。図3の斜視図と図4の断面図とは上下関係が逆である。
コンタクト20は、引き出し部分を備えた第1電極5を一面に備えた第1基板21と、アクチュエータ10とを備えている。アクチュエータ10はイオン交換樹脂又はイオン性高分子ゲルからなるシート1と、シート1の一面を覆う金属薄膜からなる第1導電性膜2、他面を覆う金属薄膜からなる第2導電性膜3とを備えている。アクチュエータ10の第1導電性膜2は、一端を固定部4として第1基板21上の第1電極5に固定され、第1導電性膜2と第1電極5が電気接続されている。したがって、アクチュエータ10は第1基板21に一端が自由端となるように、一箇所固定された状態で取り付けられている。なお、アクチュエータ10は第1の実施の形態によるものと同様の構成を有する。
一方、レセプタクル30は第2基板31及び第3基板32とを備え、第2基板31上には、導体の引き出し部分を備えた細長い第2電極6及び第3電極7が併設されて複数形成されている。
次に、本発明の第2の実施の形態による接続動作について説明する。
図3(a)の状態から、コンタクト20を、アクチュエータ10が第2及び第3電極6,7を横断するように、すなわち、シート1が第2及び第3電極の長さ方向に交差する方向、即ち、第2及び第3電極6,7のそれぞれを横断する方向で、レセプタクル内に、図3(b)のように挿入すると、図4(a)の状態となる。ここで、第1電極5に電圧V1、第2電極6に電圧V2、第3電極7に電圧V3(但し、V1>V2,V3、V1−V2,V3=1〜2V位、ここでV1>V2,V3というのは、V2,V3の内のいずれか大きい方よりもV1が大きいことを示している。)を印加すると、図3(c)及び図4(b)のようにアクチュエータ10が低電圧側であるV2,V3側に湾曲することで、接触面積が増加し、第2電極6と第3電極7の夫々に第2導電性膜3が接触し、安定した接触を得ることができるとともに第2電極6と第3電極7間の電気的接続がなされる。
なお、上記第2実施の形態においては、第1導電性膜2に第1電極5を接続し、第2導電性膜3を信号接続に用いたが、アクチュエータ10の表裏を入れ替えて、第2導電性膜3を第1電極5に接続してV1を印加し、第2及び第3の電極6,7にV2,V3(但し、V1>V2,V3)を印加して、上記同様にアクチュエータ10を屈曲させて、第1導電性膜2を、第2及び第3電極6,7間の信号接続に用いてもよいことは勿論である。
図5(a)は本発明の第3の実施の形態による接続構造の接続される前の状態を示す部分斜視図、図5(b)は図5(a)の接続構造の一部切欠斜視図である。図6(a)は接続構造の接続される前の状態を示す断面図、図6(b)は電圧印加前の状態を示す断面図、図6(c)は電圧印加後の状態を示す断面図である。
図5(a)〜図5(c)及び図6(a)及び図6(b)を参照すると、第3の実施の形態による接続構造は、フレキシブルコンタクトからなるコンタクト20及びこれを受け入れるレセプタクル30とを備え、第1及び第2の実施の形態と同様に電気コネクタの一部を構成している。なお、図5及び図6においては、第1及び第2の実施の形態と同様に、電気コネクタを構成するハウジングは省略されている。
コンタクト20は、2つ折りに折り曲げられた状態のアクチュエータ10と、アクチュエータ10内に挿入された折れ曲がり防止用の基材シート8とを備えている。アクチュエータ10はイオン交換樹脂又はイオン性高分子ゲルに極性溶媒を添加したものからなるシート1と、シート1の内側一面を覆う金属薄膜からなる第1導電性膜2と、外側面を覆う金属薄膜からなる第2導電性膜3とを備えている。シート1の端面には、第1導電性膜2と接続された引き出し用の第1電極5が形成されている。なお、アクチュエータ10は第1及び第2の実施の形態によるものと同様の構成を有する。
一方、レセプタクル30は、互いに対向する第2基板31及び第3基板32とを備え、第2基板31上には、導体の引き出し部分を備えた細長い第2電極6が形成され、第3基板32上には、第3電極7が夫々対向するように形成されている。
次に、本発明の第3の実施の形態による接続構造の接続動作について説明する。
図5(a)及び図6(a)の状態から、コンタクト20を、アクチュエータ10が第2及び第3電極6,7の長さ方向に沿う方向で、レセプタクル30内に、挿入すると、図6(b)の状態となる。ここで、第1電極5に電圧V1、第2電極6に電圧V2、第3電極7に電圧V3(但し、V1>V2,V3)を印加すると、図5(b)及び図6(c)のようにアクチュエータ10が低電圧側であるV2,V3側に湾曲することで、接点荷重が増加することで接触圧を高めると共に、接触面積が増加し、上下の第2電極6と第3電極7との夫々に第2導電性膜3が接触し、安定した接触を得ることができるとともに第2電極6と第3電極7間の電気的接続がなされる。
なお、上記第3の実施の形態において、アクチュエータ10の内側が第1導電性膜2になるように折り曲げて第1電極5を形成したが、内側が第2導電性膜3になるよう折り曲げて第1電極5を形成して、V1を印加し、第2及び第3電極6,7に夫々V2,V3を印加して屈曲させて、第2導電性膜3を信号接続用いても良い。
また、上下の第2及び第3電極6,7は、互いに対向するように形成されていれば、対向方向が水平方向でも、斜め方向であっても、これに垂直となるようにアクチュエータ10を挿入することによって、接触ができることは勿論である。
なお、以上のべた第1、第2、及び第3の実施の形態においては、シート1の両面の金属薄膜からなる第1及び第2導電性膜2,3の内の一方が平面状の電極に接触する構成であったが、シート1は接続相手によって押圧されて弾性変形するので、シート1は接続相手の表面形状(反り、たわみ、凹凸等)に相応して変形するので、金属薄膜からなる第1及び第2導電性膜2,3は接続相手の表面の各箇所に密着することが出来ることは勿論である。
以上説明したように、本発明に係るコンタクト部品は、FPC等を接続するためのコネクタに適用される。
(a)は本発明の第1の実施の形態による接続構造の接続される前の状態を示す部分斜視図である。(b)は(a)の接続構造の一部切欠き斜視図である。(c)は(a)の接続構造の接続時の状態を示す一部切欠き斜視図である。 (a)は図1(c)の電圧印加前の接続構造の断面図である。(b)は図1(c)の電圧印加後の接続状態を示す断面図である。 (a)は本発明の第2の実施の形態による接続構造の接続される前の状態を示す部分斜視図である。(b)は(a)の接続構造の一部切欠斜視図である。(c)は(a)の接続構造の接続時の状態を示す一部切欠斜視図である。 (a)は図3(c)の接続構造の電圧印加前の状態を示す断面図である。(b)は図3(c)の電圧印加後の状態を示す断面図である。 (a)は本発明の第3の実施の形態による接続構造の接続される前の状態を示す部分斜視図である。(b)は(a)の接続構造の一部切欠斜視図である。 (a)は図5(a)の接続構造の接続される前の状態を示す断面図である。(b)は図5(b)の電圧印加前の状態を示す断面図である。(c)は図5(b)の電圧印加後の状態を示す断面図である。 従来技術によるコネクタを示す斜視図である。 図7のコネクタの使用状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 シート
2 第1導電性膜
3 第2導電性膜
4 固定部
5 第1電極
6 第2電極
7 第3電極
8 基材シート
10 アクチュエータ
20 コンタクト
21 第1基板
30 レセプタクル
31 第2基板
32 第3基板
50 コネクタ
51 ハウジング
51a 両側壁
52 アクチュエータ
53a,53a′ 第2のコンタクト
54 第1のコンタクト
55 FPC

Claims (11)

  1. コンタクト部品であって、イオン交換樹脂またはイオン性高分子と極性溶媒とを含むシートと、前記シートの両面に形成され、前記シートをアクチュエータとして動作させるための第1導電性膜と第2導電性膜とを備え、前記シートは可撓性及び弾性を備え、前記第1導電性膜及び第2導電性膜に駆動電圧を印加することにより、前記シートが前記第1導電膜及び第2導電膜の内の低電圧側に湾曲する前記シート弾性変形によって、前記低電圧側の導電膜と、電気接続用の電極との接触面積が増加し、信号接続を前記低電圧側の導電膜を介して行うことを特徴とするコンタクト部品。
  2. 請求項1に記載のコンタクト部品において、前記第1導電性膜に接続される第1電極と、前記第2導電性膜に接触または接続することで前記信号接続を行う第2及び第3電極とを備えていることを特徴とするコンタクト部品。
  3. 請求項2に記載のコンタクト部品において、前記第2電極は、一つの基板に形成されていることを特徴とするコンタクト部品。
  4. 請求項3に記載のコンタクト部品において、前記第1電極は、前記一つの基板とは異なる第1基板上に形成されていることを特徴とするコンタクト部品。
  5. 請求項4に記載のコンタクト部品において、前記シートの一端の固定部が前記第1基板に固定され、前記固定部において、前記第1導電性膜と前記第1電極とが接続されていることを特徴とするコンタクト部品。
  6. 請求項5に記載のコンタクト部品において、前記第3電極は前記第2導電性膜と接続されていることを特徴とするコンタクト部品。
  7. 請求項5に記載のコンタクト部品において、前記第3電極は前記一つの基板上に前記第2電極と並んで形成されていることを特徴とするコンタクト部品。
  8. 請求項3に記載のコンタクト部品において、前記一基板を第2基板とし、更に、前記第2の基板に対向する第3の基板を備え、前記第3電極は前記第3基板上に形成されていることを特徴とするコンタクト部品。
  9. 請求項8に記載のコンタクト部品において、前記シートが折り曲げられていることを特徴とするコンタクト部品。
  10. 請求項9に記載のコンタクト部品において、前記第2及び第3基板の間に、前記折り曲げられた前記シートが挿入されていることを特徴とするコンタクト部品。
  11. 請求項1乃至10の内のいずれか一つに記載のコンタクト部品を備えていることを特徴とするコネクタ。
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