JP2008252452A - 接続状況確認装置および接続状況確認方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部装置の接続状況を明確にするための接続状況確認装置および接続状況確認方法を提供する。
【解決手段】デジタル放送受信装置11は、外部装置が接続される接続部と、その接続部に外部装置が接続されているか否かを確認するための確認コマンドを出力するコマンド出力手段と、コマンド出力手段によって確認コマンドを出力した外部装置から、確認コマンドへの応答があるか否かを判定する判定手段と、判定手段の判定結果に基づいて、接続部に外部装置が接続されているか否かを決定する接続決定手段とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、テレビジョン、チューナ、STBなどの放送受信装置に適用される接続状況確認装置および接続状況確認方法に関する。
従来、放送波を受信して映像信号を再生するテレビジョン、チューナ、STBなどの放送受信装置が知られている。また、DVD(digital versatile Disk),HDD(Hard Disk Drive)等の記録媒体に記録されているデジタルデータを読み取り映像信号を再生する映像再生装置、映像信号を記録媒体に記録する映像記録装置も知られている。
従来の放送受信装置では、映像再生装置や映像記録装置といった外部装置を接続して、その外部装置から出力される映像信号を用いて映像を表示することが行われている。
ところで、映像信号を伝送するための規格として、DVI(Digital Visual Interface)規格が普及している。また、近年では、このDVI規格をさらに改良したデジタル信号伝送規格として、HDMI(High Definition Multimedia Interface)規格が採用されるようになってきている。
このHDMI規格には、例えば、デジタル映像信号のブランキング期間にデジタル音声信号を多重化して音声伝送を行えること、デジタル映像信号をR,G,B形式の他に色差YCbCr形式で伝送できること、USB(Universal Serial Bus)ライクの小型のHDMIコネクタで接続できることなど、DVI規格に無い種々の規定が盛り込まれている。
一方、近年、放送受信装置に映像表示装置や映像再生装置といった外部装置を接続する家庭内ネットワークが構築される機会も多くなっている。従来、この種のネットワークに関して、特許文献1に開示されているように、ネットワーク上の複数の外部装置に対して、制御対象としたい装置を識別し、状態取得周期を可変とすることでネットワーク全体のトラフィックを軽減する技術があった。
特開2005−5951号公報
しかし、放送受信装置とともに、映像表示装置や映像再生装置といった外部装置はそれぞれ多様な機種が実用化されるにいたっており、1台の放送受信装置に複数の映像再生装置や映像記録装置が接続されることがある。さらに、放送受信装置にAVアンプやSTBといった外部装置が接続され、これらの外部装置を介して映像再生装置や映像記録装置が接続されることもある。
そうすると、放送受信装置に対してどの装置が接続されているのかがわからなくこともあるし、放送受信装置に対する外部装置の接続状況がユーザの認識と一致しなくなることもある。
そこで、本発明は上記課題を解決するためになされたもので、テレビジョン、チューナ、STBなどの放送受信装置における映像再生装置や映像記録装置といった外部装置の接続状況を明確にするための接続状況確認装置および接続状況確認方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、外部装置の接続状況を確認する接続状況確認装置であって、外部装置が接続される接続部と、その接続部に外部装置が接続されているか否かを確認するための確認コマンドを出力するコマンド出力手段と、そのコマンド出力手段によって確認コマンドを出力した外部装置からの確認コマンドへの応答があるか否かを判定する判定手段と、その判定手段の判定結果に基づいて、接続部に外部装置が接続されているか否かを決定する接続決定手段とを有する接続状況確認装置を特徴とする。
また、本発明は外部装置の接続状況を確認する接続状況確認方法であって、外部装置が接続されているか否かを確認するための確認コマンドを出力し、確認コマンドを出力した外部装置から、確認コマンドへの応答があるか否かを判定し、その判定の判定結果に基づいて、接続部に外部装置が接続されているか否かを決定する接続状況確認方法を提供する。
以上詳述したように、本発明によれば、テレビジョン、チューナ、STBなどの放送受信装置における映像再生装置や映像記録装置といった外部装置の接続状況を明確にするための接続状況確認装置および接続状況確認方法が得られる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、同一要素には同一符号を用い、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の実施の形態に係る接続状況確認システム10の構成を示すブロック図である。接続状況確認システム10は、デジタル放送受信装置11と、デジタル放送受信装置11に接続される外部装置としてのSTB(Set-Top Box)35と、後述するHD DVDプレーヤ36とを有している。
次に、図2は、デジタル放送受信装置11と、デジタル放送受信装置11を中心として構成されるネットワークシステム100の構成を示すブロック図である。
デジタル放送受信装置11は、図2に示すように、キャビネット12と、キャビネット12を起立させて支持する支持台13とを有している。キャビネット12は、液晶表示パネルを備えた平面パネル型の液晶表示装置14と、音声を出力する音声出力手段としてのスピーカ15と、操作部16とを有し、また、リモートコントローラ17から送信される操作情報を受ける受光部18を有している。
デジタル放送受信装置11は、映像を表示する表示手段としての液晶表示装置14によって映像を表示する映像表示装置であって、STB35やHD DVDプレーヤ36から入力する映像信号を用いて映像を表示する。
デジタル放送受信装置11は、例えばSD(Secure Digital)メモリカード、MMC(Multi media Card)及びUSBメモリ等のメモリカード19が着脱可能となっており、このメモリカード19を用いて番組や写真等の記録再生が行なわれるようになっている。
そして、デジタル放送受信装置11は、第1のLAN(Local Area Network)端子21、第2のLAN(Local Area Network)端子22、第1のHDMI(High-Definition Multimedia Interface)端子23(図1における“HDMI1”)、第2のHDMI(High-Definition Multimedia Interface)端子24(図1における“HDMI2”)を有している。
これらの端子は、装置切替に対応して選択され、選択された端子に接続されている外部装置が映像表示用の外部装置に設定される。例えば、装置切替によって第1のHDMI端子23が選択されたときはSTB35が映像表示用の外部装置に設定される。
第1のLAN端子21は、LAN対応HDD専用ポートとして使用される。この第1のLAN端子21は、接続されたNAS(Network Attached Storage)としてのLAN対応HDD(Hard Disk Drive)25に対して、イーサネット(登録商標)により情報の記録再生を行うために使用される。
このように、ネットワークシステム100では、LAN対応HDD専用ポートとしての第1のLAN端子21を設けることにより、他のネットワーク環境やネットワーク使用状況等に影響されることなく、HDD25に対してハイビジョン画質による番組の情報記録を安定して行えるようになっている。
また、第2のLAN端子22は、イーサネットを用いた一般的なLAN対応ポートとして使用される。この第2のLAN端子22は、例えばハブ26を介して、LAN対応のHDD27、PC(Personal Computer)28、HDD内蔵のDVD(Digital Versatile Disk)レコーダ29等の機器が接続され、これらの機器と情報伝送を行なうために使用される。
さらに、第2のLAN端子22はハブ26に接続されたブロードバンドルータ31と、インターネット等のネットワーク32を介してPC33や携帯電話34が接続され、PC33や携帯電話34と情報伝送を行うためにも使用される。
そして、第1、第2のHDMI端子23、24は、HDMI規格にしたがって、高精細のデジタル映像信号およびデジタル音声信号を外部装置から入力するための端子である。第1のHDMI端子23には外部装置としてSTB35が接続され、第2のHDMI端子24にはHD DVDプレーヤ36が接続される。第1、第2のHDMI端子23、24は、外部装置が接続される接続部としての機能を有している。
第1、第2のHDMI端子23,24は、デジタル映像信号およびデジタル音声信号が外部装置との間でHDMIケーブル37のデータライン37aを介して入出力される。また、第1、第2のHDMI端子23,24は、デジタル放送受信装置11と外部装置とにおける種々の制御機能を実現するためのデータがCECライン37bを介して入出力される。
STB35は、図示しないケーブルテレビのネットワークに接続して番組を受信したり、図示しない電話回線に接続してインターネット接続を行う。STB35は、映像信号をHDMIケーブル37を介してデジタル放送受信装置11に出力する。
HD DVDプレーヤ36は、HD DVD(High Definition DVD)規格による映像の再生を行う。HD DVDプレーヤ36は再生した映像信号をHDMIケーブル37を介してデジタル放送受信装置11に出力する。
デジタル放送受信装置11は、第1、第2のHDMI端子23,24によって、映像信号、音声信号および制御信号をデジタルのままで入力できるようになっている。これらの第1、第2のHDMI端子23,24は、外部装置が接続される接続部としての機能を有している。
次に、図3を参照してデジタル放送受信装置11の内部の構成について説明する。図3はデジタル放送受信装置11の内部の主要な構成を示すブロック図である。
デジタル放送受信装置11は、入力端子44,49、チューナ45,50,52およびPSK(Phase Shift Keying)復調器46を有している。また、デジタル放送受信装置11は、信号処理部47、OFDM(Orthogonal Frequency DivisionMultiplexing)復調器51、アナログ復調器53、グラフィック処理部54、音声処理部55、OSD信号生成部57および映像処理部58を有している。
入力端子44には、BS/CSデジタル放送受信アンテナ43で受信した衛星デジタル放送信号が入力される。衛星デジタル放送信号は入力端子44からチューナ45に供給される。チューナ45は衛星デジタル放送用のチューナであって、供給される衛星デジタル放送信号から所望のチャンネルの放送信号を選局する。
このチューナ45で選局された放送信号はPSK復調器46に供給される。PSK復調器46はデジタルの映像信号及び音声信号の復調処理を行い、信号処理部47に出力する。
入力端子49には、地上放送受信アンテナ48で受信した地上デジタル放送信号が入力される。地上デジタル放送信号は入力端子49からチューナ50に供給される。チューナ50は地上デジタル放送用のチューナであって、供給される地上デジタル放送信号から所望のチャンネルの放送信号を選局する。
このチューナ50で選局された放送信号はOFDM復調器51に供給される。OFDM復調器51はデジタルの映像信号及び音声信号の復調処理を行い、信号処理部47に出力する。
また、入力端子49には、地上放送受信アンテナ48で受信した地上アナログ放送信号が入力される。地上アナログ放送信号は入力端子49からチューナ52に供給される。チューナ52は地上アナログ放送用のチューナであって、供給される地上アナログ放送信号から、所望のチャンネルの放送信号を選局する。
このチューナ52で選局された放送信号はアナログ復調器53に供給される。アナログ復調器53は、アナログの映像信号及び音声信号の復調処理を行い、信号処理部47に出力する。
信号処理部47は、PSK復調器46及びOFDM復調器51からそれぞれ供給されたデジタルの映像信号及び音声信号に対して、選択的に所定のデジタル信号処理を施し、グラフィック処理部54及び音声処理部55に出力する。
また、信号処理部47には、複数(図示の場合は4つ)の入力端子56a,56b,56c,56dが接続されている。これら入力端子56a〜56dは、外部装置としてのDVDレコーダ29などから、アナログの映像信号及び音声信号を入力可能とするものである。
そして、この信号処理部47は、アナログ復調器53及び各入力端子56a〜56dからそれぞれ供給されたアナログの映像信号及び音声信号を選択的にデジタル化する。また、信号処理部47は、デジタル化された映像信号及び音声信号に対して所定のデジタル信号処理を施した後、グラフィック処理部54及び音声処理部55に出力する。
グラフィック処理部54は、信号処理部47から供給されるデジタルの映像信号に、OSD(On Screen Display)信号生成部57で生成されるOSD信号を重畳して出力する。このグラフィック処理部54は、信号処理部47の出力映像信号と、OSD信号生成部57が出力するOSD信号とを選択的に出力することと、両出力をそれぞれ画面の半分を構成するように組み合わせて出力することとの双方を行える。
グラフィック処理部54から出力されたデジタルの映像信号は、映像処理部58に供給される。この映像処理部58は、入力されたデジタルの映像信号を、液晶表示装置14で表示可能なフォーマットのアナログ映像信号に変換した後、液晶表示装置14に出力する。また、映像処理部58はアナログ映像信号を出力端子59aを介して外部に導出する。
音声処理部55は、入力されるデジタルの音声信号をスピーカ15で再生可能なフォーマットのアナログ音声信号に変換した後、スピーカ15に出力する。また、音声処理部55は、アナログ音声信号を出力端子59bを介して外部に導出する。
そして、デジタル放送受信装置11は、制御部60と、カードホルダ66および各種インターフェース(カードI/F65,通信I/F68,通信I/F69,第1のHDMI I/F70,第2のHDMI I/F71,HDMI−CEC I/F72を有している。
制御部60はCPU(Central Processing Unit)61、ROM(Read Only Memory)62、RAM(Random Access Memory)63および不揮発性メモリ64を有している。この制御部60は、放送信号の受信動作を含むデジタル放送受信装置11の動作を統括的に制御する。また、制御部60は、操作部16からの操作情報を受け、または、リモートコントローラ17から送出された操作情報を受光部18を介して受信し、その操作内容が反映されるように各部をそれぞれ制御している。
CPU61は、ROM62に記憶されているプログラムにしたがい各種手段(コマンド出力手段、判定手段、接続決定手段、作動制御手段、装置一覧生成手段、装置一覧更新手段、コマンド生成手段、表示制御手段)として作動する一方、他の構成要素との信号の入出力を行い、デジタル放送受信装置11全体の動作制御を行う。
ROM62は、主としてCPU61が実行する制御プログラムを格納している。RAM63は、CPU61に作業エリアを提供する。不揮発性メモリ64は、各種の設定情報及び制御情報等が格納されている。
そして、制御部60は、カードI/F(Interface)65を介して、メモリカード19が装着可能なカードホルダ66に接続されている。これによって、制御部60は、カードホルダ66に装着されたメモリカード19と、カードI/F65を介して情報伝送を行える。
また、制御部60は、通信I/F68を介して第1のLAN端子21に接続されている。これにより、制御部60は、第1のLAN端子21に接続されたLAN対応HDD25と、通信I/F68を介して情報伝送を行うことができる。この場合、制御部60は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ機能を有し、LAN端子21に接続されたLAN対応HDD25にIP(Internet Protocol)アドレスを割り当てて制御している。
制御部60は、通信I/F69を介して第2のLAN端子22に接続されている。これにより、制御部60は、第2のLAN端子22に接続されたHDD27などの各装置と、通信I/F69を介して情報伝送を行うことができる。
制御部60は、第1のHDMI I/F70およびHDMI−CEC I/F72を介して第1のHDMI端子23に接続され、第2のHDMI I/F71およびHDMI−CEC I/F72を介して第2のHDMI端子24に接続されている。これにより、制御部60は、第1,第2のHDMI端子23,24に接続されているSTB35およびHD DVDプレーヤ36と、第1、第2のHDMI I/F70,71、HDMI−CEC I/F72を介して情報伝送を行うことができる。HDMI−CEC I/F72は、HDMI−CEC規格にしたがって通信を行う。
(動作内容の説明)
次に、以上の構成を有するデジタル放送受信装置11が接続状況確認を実行するときの接続状況確認システム10の動作内容について説明する。
ここで、図4は、デジタル放送受信装置11の第2のHDMI端子24および外部装置としてのHD DVDプレーヤ36のHDMI端子36a内のHDMI規格による通信(HDMI通信)に係る部分を模式的に示した図である。
デジタル放送受信装置11と、HD DVDプレーヤ36との接続が確立されるには、まず、HD DVDプレーヤ36からデジタル放送受信装置11に対する5vの電源供給R2が行われる。
デジタル放送受信装置11は5vの電源供給R2を検出すると同時に、HPD(Hot Plag Detect)の端子レベルR3をLowからHighに変更する。ここまででHDMI通信が確立されるべき初期状態が完了する。
次に、デジタル放送受信装置11とHD DVDプレーヤ36とは、DDC(Display Data Channel)端子を利用して、EDID(Extended Display Identification Data)の読み込みおよびHDCP(High-bandwidth Digital Content Protection)の認証R4を行う。
EDIDの読み込みおよびHDCPの認証R4が完了すると、TMDS(Transition Minimized Differential Signaling)端子を利用して、HD DVDプレーヤ36からデジタル放送受信装置11に対して、映像信号、音声信号、AUX情報等のデータ転送R1が実行される。上記R1〜R4はHDMI I/F70、71を介して行われる。
そして、上記HDMI通信が確立されると、デジタル放送受信装置11とHD DVDプレーヤ36とは、CECライン37bを介して、後述する手順でコマンドのやり取り(コマンド送受信)R5を行う。デジタル放送受信装置11はこのコマンド送受信R5によって、接続されている外部装置の制御および接続状況確認を行う。コマンド送受信R5はHDMI−CEC I/F72を介して行われる。
デジタル放送受信装置11は、CPU61が作動制御手段としての動作を行うことにより、電源が待機状態(主電源が投入されていない状態をいい、電源オフ状態ともいう)にされているときに接続状況確認が行われるように制御している。
そして、デジタル放送受信装置11は、電源待機状態では、図5に示すフローチャートに沿ってS1〜S4で構成されるメインループ動作を繰り返し実行している。ここで、図5は、デジタル放送受信装置11の電源待機状態におけるメインループ動作の手順を示すフローチャートである。
デジタル放送受信装置11では、電源待機状態に入るとCPU61の制御によって図5に示すメインループ動作を開始する。
CPU61はメインループ動作を開始すると、電源オン要求があるか否かを判定する(S1)。ここで、CPU61は電源オン要求があるときはメインループ動作を終了するが、電源オン要求が無ければ後続のS2に進む。
CPU61はS2に進むと、図6に示すフローチャートに沿って後述する接続状況確認動作を実行する。続いてCPU61はS3に進み、そのほかの制御(例えば、液晶表示装置14のスタンバイLEDの点灯など)を実行した後、S1に戻り、S1からS3までを繰り返し実行する。
そして、CPU61は接続状況確認動作を図6に示すフローチャートに沿って実行する。ここで、接続状況確認動作とは、デジタル放送受信装置11が第1のHDMI端子23または第2のHDMI端子24を介して接続される外部装置の接続状況を確認するための動作を意味し、CPU61の制御によって実行される。上述のとおり、本実施の形態では、外部装置としてSTB35およびHD DVDプレーヤ36を想定している。なお、図6は、デジタル放送受信装置11における接続状況確認動作の手順を示すフローチャートである。
デジタル放送受信装置11がCECライン37bを介して外部装置の接続状況を確認する場合、確認の対象となる外部装置の個数は最大で14個である。この14個の内訳は、HDMI−CECの論理アドレスの定義数に基づき、テレビジョンとブロードキャストを取り除いた数である。具体的には、録画装置3つ、再生装置3つ、チューナ3つ、AV−AMP1つおよびその他4つの合計14個である。
CPU61は接続状況確認動作を開始すると、接続状況を確認すべき外部装置(本実施の形態では、STB35およびHD DVDプレーヤ36)の論理アドレスを不揮発性メモリ64から読み出す(S5)。
次に、CPU61は読み出した論理アドレスに基づき、コマンド生成手段としての動作を行い、外部装置の接続状況を確認するためのコマンド(確認コマンド)を生成する(S6)。また、CPU61は続いてS7に進み、コマンド出力手段としての動作を行い、生成した確認コマンドを確認しようとする外部装置(例えば、HD DVDプレーヤ36)に出力する。
続いて、CPU61はS8に進み、判定手段としての動作を行い、確認コマンドを出力した外部装置(例えば、HD DVDプレーヤ36)から、応答があったか否か(応答コマンドを受信したか否か)を判定する。
ここで、CPU61は外部装置からの応答がないときは、外部装置が接続されていないとの決定(非接続決定)を行う(S9)。また、CPU61は確認コマンドを出力した外部装置からの応答があるときは外部装置が接続されているとの決定(接続決定)を行う(S9)。CPU61は、S9およびS10において接続決定手段としての動作を行っている。
さらに、CPU61は外部装置すべてに対する確認が終了したか否か(確認が一巡したか否か)を判定する(S11)。CPU61は外部装置すべてに対する確認が終了したと判定したときはS13に進むが、そうでなければS12に進む。
CPU61はS12では、読み出す論理アドレスをシフトし、その後S5に戻って上記の動作を繰り返す。S13では、装置一覧更新手段としての動作を行って、後述するアドレスリスト(装置リスト)を更新してから接続状況確認動作を終了する。
ここで、アドレスリストとは、デジタル放送受信装置11に接続されている外部装置の一覧を意味し、装置一覧生成手段としてのCPU61の動作により生成される。デジタル放送受信装置11は、アドレスリストとして例えば図9に示すような装置リスト90を液晶表示装置14に表示させる。装置リスト90は、第1のHDMI端子23および第2のHDMI端子24と、それぞれに接続されている外部装置とを表示したものである。
以上のように、デジタル放送受信装置11では、第1のHDMI端子23または第2のHDMI端子24を介して外部装置に確認コマンドを出力し、外部装置から、その確認コマンドへの応答を受け取ったか否かの判定結果に基づいて、外部装置が接続されているかどうかを判定している。
そのため、デジタル放送受信装置11では、どの外部装置が接続されているのか、どの外部装置が接続されていないのか、以前に接続されていた外部装置がデジタル放送受信装置11からはずされたのかどうかといった各外部装置の接続状況を明確にすることができる。
外部装置の中には、第1のHDMI端子23および第2のHDMI端子24にHDMIケーブル37を介して接続されているにも関わらず、外部装置自身が接続されたことを表明するコマンドをデジタル放送受信装置11に通知しないことがある。しかしながら、上記のようにして、デジタル放送受信装置11が接続状況確認動作を行うことによって、このような外部装置についても接続状況を確実に確認できるようになり、その確認結果をアドレスリストに的確に反映させることができる。
また、例えばユーザが第1のHDMI端子23から外部装置を取り外したとすると、外部装置は応答を返せなくなるので、デジタル放送受信装置11によって、その外部装置が接続されていないと判定されるようになる。したがって、外部装置の接続状況がユーザの認識と一致するようになる。
しかも、このような接続状況確認動作の結果に基づき、アドレスリストを更新しているので、アドレスリストにはその時々の外部装置の接続状況が的確に反映されるようになる。
さらにまた、デジタル放送受信装置11では、接続状況確認動作を電源待機状態に実行している。
仮にデジタル放送受信装置11が電源オン状態で接続状況確認動作を実行しようとすると、デジタル放送受信装置11内の主要な処理(映像信号の受信処理、画像信号処理など)を考慮すると、デジタル放送受信装置11内の全体の処理負荷が増してしまい、動作全体が遅くなったり、反応が悪くなったりするおそれがある。
一方、電源待機状態におけるデジタル放送受信装置11の処理は、電源オン要求の有無の判定等の処理負荷をあまり要しない処理ばかりである。
そこで、デジタル放送受信装置11では、接続状況確認動作を電源待機状態に実行している。こうすることで、デジタル放送受信装置11は全体の処理負荷を上げることなく、接続状況確認動作を行うことができるようになる。
したがって、デジタル放送受信装置11は接続状況確認動作を行っても、動作全体が遅くなったり、反応が悪くなったりするようなことはない。
ところで、CPU61によって外部装置の接続状況を確認する場合、一度に確認する外部装置の個数および確認コマンドの出力サイクル(周期)は種々のタイプが考えられる。また、確認コマンドについての種々のコマンドが考えられる。
例えば、図8(A)に示すように、接続状況を確認するための期間(確認期間t)を定め、その確認期間tにおいて、d1、d2、d3・・・・d14とすべての外部装置に順次確認コマンドを送信するタイプである。
また、図8(B)に示すように、確認期間t1、t2を休止期間t0が間に確保されるようにして定め、確認期間t1でd1、d2・・・・d7と論理アドレスの前半分の外部装置に順次確認コマンドを送信し、確認期間t2でd8、d9・・・・d14と論理アドレスの後ろ半分の外部装置に順次確認コマンドを送信するタイプである。
さらに、図8(C)に示すように、確認期間t1ではd2、d4・・・・d14の外部装置に順次確認コマンドを送信し、確認期間t2ではd1、d3・・・・d13の外部装置に順次確認コマンドを送信するタイプである。これは、順次確認コマンドの送信される外部装置が確認期間t1、t2で交互になるようになっている。
図8(D)に示すように、確認期間t1、t2で確認コマンドを送信する外部装置の個数を変えてもよい。
図8(E)に示すように、確認期間t1、t2,t3を休止期間t0が間に確保されるようにして定め、確認期間t1でd1の外部装置に確認コマンドを送信し、確認期間t2でd2、d3の外部装置に順次確認コマンドを送信し、確認期間t3でd4、d5・・・d14の外部装置に順次確認コマンドを送信するタイプにしてもよい。
(変形例)
本発明は、図7に示す接続状況確認システム80についても適用することができる。接続状況確認システム80はAVアンプ81を有し、デジタル放送受信装置11と、STB35およびHD DVDプレーヤ36とがAVアンプ81を介して接続されている。さらに、AVアンプ81にはDVDレコーダ40が接続され、STB35にはDVDレコーダ41、DVDプレーヤ42が接続されている。
この場合、デジタル放送受信装置11の外部装置はAVアンプ81、STB35、HD DVDプレーヤ36、DVDレコーダ40、41およびDVDプレーヤ42である。DVDレコーダ40、41は記録媒体としてDVD(Digital Versatile Disk)を用い、その記録媒体にデジタルデータを記録したり、記録されているデジタルデータを読取って映像および音声を再生する。DVDプレーヤ42は記録媒体としてDVDを用い、その記録媒体に記録されているデジタルデータを読取って映像および音声を再生する。
上述の接続状況確認システム10の場合、外部装置はSTB35と、HD DVDプレーヤ36であり、STB35と、HD DVDプレーヤ36はいずれもデジタル放送受信装置11に接続されていた。
接続状況確認システム80の場合、デジタル放送受信装置11には、AVアンプ81だけが接続され、そのほかの外部装置はデジタル放送受信装置11に直接には接続されていない。STB35やAVアンプ81も、HDMI規格による端子を備えていることがあり、その場合は、確認コマンドはデジタル放送受信装置11からAVアンプ81やSTB35を介して各外部装置に送信されることとなる。
また、STB35は、デジタル放送受信装置11と同様の接続状況確認動作を行えるようにすることができる。この場合、STB35が、STB35からみた外部装置としてのDVDレコーダ41およびDVDプレーヤ42に確認コマンドを送信して、それらの外部装置から、その確認コマンドへの応答があるか否かの判定結果に基づいて、外部装置が接続されているか否かを判定する。
また、上記の実施形態では、HDMI−CEC規格によるコマンドを用いて電源制御を行う場合を例にとって説明しているが、本発明は、別の規格(例えば、AV−Link)にしたがったコマンドを用いても実現することができる。
以上の説明は、本発明の実施の形態についての説明であって、この発明の装置及び方法を限定するものではなく、様々な変形例を容易に実施することができる。又、各実施形態における構成要素、機能、特徴あるいは方法ステップを適宜組み合わせて構成される装置又は方法も本発明に含まれるものである。
本発明の実施の形態に係る接続状況確認システムの構成を示すブロック図である。 ネットワークシステムの構成を示すブロック図である。 デジタル放送受信装置の内部の主要な構成を示すブロック図である。 第2のHDMI端子および外部装置のHDMI通信に係る部分を模式的に示した図である。 デジタル放送受信装置の電源待機状態におけるメインループ動作の手順を示すフローチャートである。 デジタル放送受信装置における接続状況確認動作の手順を示すフローチャートである。 別の接続状況確認システムの構成を示すブロック図である。 接続状況の確認パターンを模式的に示した図で、(A)は確認期間tにおいてすべての外部装置に順次確認コマンドを送信するタイプである。(B)は確認期間t1、t2を休止期間t0が間に確保されるようにして定め、確認期間t1で論理アドレスの前半分の外部装置に順次確認コマンドを送信し、確認期間t2で論理アドレスの後ろ半分の外部装置に順次確認コマンドを送信するタイプである。(C)は確認期間t1、t2を休止期間t0が間に確保されるようにして定め、確認コマンドの送信される外部装置が確認期間t1、t2で交互になるようにしたタイプである。(D)は確認期間t1、t2で確認コマンドを送信する外部装置の個数を変えたタイプ、(E)は確認期間t1、t2,t3を休止期間t0が間に確保されるようにして定めたタイプである。 アドレスリストの一例を示す図である。
符号の説明
10,80…接続状況確認システム、11…デジタル放送受信装置、35…STB、36…HD DVDプレーヤ、41…DVDレコーダ、42…DVDプレーヤ、60…制御部、61…CPU、81…AVアンプ、100…ネットワークシステム

Claims (9)

  1. 外部装置の接続状況を確認する接続状況確認装置であって、
    外部装置が接続される接続部と、
    該接続部に前記外部装置が接続されているか否かを確認するための確認コマンドを出力するコマンド出力手段と、
    該コマンド出力手段によって前記確認コマンドを出力した前記外部装置からの前記確認コマンドへの応答があるか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段の判定結果に基づいて、前記接続部に前記外部装置が接続されているか否かを決定する接続決定手段とを有する接続状況確認装置。
  2. 前記接続決定手段は、前記判定手段が前記応答を受け取ったと判定したときは前記外部装置が前記接続部に接続され、前記判定手段が前記応答を受け取ったと判定しないときは前記外部装置が前記接続部に接続されていないと決定する請求項1記載の接続状況確認装置。
  3. 電源が待機状態にされているときに前記コマンド出力手段を作動させる作動制御手段を更に有する請求項1または2記載の接続状況確認装置。
  4. 前記作動制御手段は、電源作動状態にするための電源オン要求が無いときに、前記電源が待機状態にされているとして前記コマンド出力手段を作動させる請求項3記載の接続状況確認装置。
  5. 前記接続部は、HDMI−CEC規格にしたがって通信を行う通信インターフェースに接続され、
    前記コマンド出力手段は、接続されている前記通信インターフェースを介して前記確認コマンドを出力する請求項1〜4のいずれか一項記載の接続状況確認装置。
  6. 前記接続部に接続されている前記外部装置の装置一覧を生成する装置一覧生成手段と、
    前記接続決定手段の決定結果に基づいて、前記装置一覧を更新する装置一覧更新手段とを更に有する請求項1〜5のいずれか一項記載の接続状況確認装置。
  7. 前記接続部に接続されている前記外部装置の論理アドレスを記憶するアドレス記憶手段と、
    該アドレス記憶手段に記憶されている前記論理アドレスを読み出し、その読み出した前記論理アドレスを用いて前記確認コマンドを生成するコマンド生成手段とを更に有し、
    前記コマンド出力手段は前記コマンド生成手段によって生成された前記確認コマンドを出力する請求項1〜6のいずれか一項記載の接続状況確認装置。
  8. 放送波を受信する放送受信手段と、
    映像を表示する映像表示手段と、
    前記放送受信手段が受信した前記放送波から得られるデータを用いて前記映像表示装置に映像を表示させる表示制御手段とを更に有する請求項1〜7のいずれか一項記載の接続状況確認装置。
  9. 外部装置の接続状況を確認する接続状況確認方法であって、
    前記外部装置が接続されているか否かを確認するための確認コマンドを出力し、
    前記確認コマンドを出力した前記外部装置から、前記確認コマンドへの応答があるか否かを判定し、
    該判定の判定結果に基づいて、前記接続部に前記外部装置が接続されているか否かを決定する接続状況確認方法。
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