JP2007013563A - 番組データ移動装置および方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ユーザが設定した所望の空き時間帯に番組データの移動またはコピー処理を行わせる。
【解決手段】 チューナは、番組データを受信する。デジタルテレビジョン放送受信装置111内のチューナから入力された番組データをAV−HDD141に記録する。デジタルテレビジョン放送受信装置111内の時計は、時刻を計時する。ユーザにより設定された時刻を、デジタルテレビジョン放送受信装置111内の不揮発性メモリに記憶する。この不揮発性メモリに記憶された時刻に、AV−HDD141に記録された番組データを、D−VHSに記録する。
【選択図】 図1
【解決手段】 チューナは、番組データを受信する。デジタルテレビジョン放送受信装置111内のチューナから入力された番組データをAV−HDD141に記録する。デジタルテレビジョン放送受信装置111内の時計は、時刻を計時する。ユーザにより設定された時刻を、デジタルテレビジョン放送受信装置111内の不揮発性メモリに記憶する。この不揮発性メモリに記憶された時刻に、AV−HDD141に記録された番組データを、D−VHSに記録する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、録画した番組のデータを移動する番組データ移動装置および方法に関する。
最近では受信した番組データをHDD等の記録媒体に記録することが行われている。容量が大きくなりがちな番組データの移動またはコピー処理にはかなりの時間を要し、この間は他の番組の記録または再生が不能となったり、平行処理可能な能力を備えていたとしても負荷が大きくなってしまうという問題がある。
従来、空き時間帯に画像データを複写する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この技術では、画像データを記録用デッキに記録し、空き時間帯に記録用デッキから検索用デッキの記録媒体に複写することにより、検索時に画像記録の中断を少なくすると共に高速検索を実現している。
特開平07−085100号公報
従来の番組データ移動装置においては、番組データの移動またはコピー処理を行う時間帯を、ユーザが予め指定した任意の時間帯に録画番組データの移動またはコピー処理を行うことができないという問題があった。
上記の目的を達成するために、この発明においては、番組データを受信するチューナと、前記チューナから入力された番組データを第1の記録媒体に記録する第1の記録制御手段と、時刻を計時する時計と、ユーザにより設定された時刻を記憶する時刻記憶手段と、前記時刻記憶手段に記憶された時刻に、前記第1の記録媒体に記録された番組データを、前記第1とは異なる第2の記録媒体に記録する第2の記録制御手段とを備えたことを特徴とする番組データ移動装置を提供する。
なお、装置に係る本発明は方法に係る発明としても成立し、方法に係る本発明は装置に係る発明としても成立する。
また、装置または方法に係る本発明は、コンピュータに当該発明に相当する手順を実行させるための(あるいはコンピュータを当該発明に相当する手段として機能させるための、あるいはコンピュータに当該発明に相当する機能を実現させるための)プログラムとしても成立し、該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体としても成立する。
また、装置または方法に係る本発明は、コンピュータに当該発明に相当する手順を実行させるための(あるいはコンピュータを当該発明に相当する手段として機能させるための、あるいはコンピュータに当該発明に相当する機能を実現させるための)プログラムとしても成立し、該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体としても成立する。
この発明によれば、番組データの移動またはコピー処理を行う時間帯を、ユーザが予め指定した任意の時間帯に録画番組データの移動またはコピー処理を行うことができる。
このような時間のかかる番組データの移動またはコピーを指定の時間、例えば深夜の記録再生装置が空いている時間等に設定することで、機器の空き時間を有効に利用することができ、またユーザが移動またはコピーの完了を待つことなく処理を実行することが可能をなる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、この発明を適用したデジタルテレビジョン放送受信装置111の外観と、このデジタルテレビジョン放送受信装置111を中心として構成されるネットワークシステムの一例を概略的に示している。
図1は、この発明を適用したデジタルテレビジョン放送受信装置111の外観と、このデジタルテレビジョン放送受信装置111を中心として構成されるネットワークシステムの一例を概略的に示している。
すなわち、デジタルテレビジョン放送受信装置111は、主として、薄型のキャビネット112と、このキャビネット112を起立させて支持する支持台113とから構成されている。そして、キャビネット112には、例えばSED(Surface-conduction Electron-emitter Display)表示パネル,液晶表示パネル等でなる平面パネル型の映像表示器114、スピーカ115、操作部116、リモートコントローラ117から送信される操作情報を受ける受光部118等が設置されている。
また、このデジタルテレビジョン放送受信装置111には、例えばSD(Secure Digital)メモリカード、MMC(Multimedia Card)及びメモリスティック等の第1のメモリカード119が着脱可能となっており、この第1のメモリカード119に対して番組や写真等の情報の記録再生が行なわれるようになっている。
さらに、このデジタルテレビジョン放送受信装置111には、例えば契約情報等の記録された第2のメモリカード(ICカード)120が着脱可能となっており、この第2のメモリカード120に対して情報の記録再生が行なわれるようになっている。
また、このデジタルテレビジョン放送受信装置111は、第1のLAN(Local Area Network)端子121、第2のLAN端子122、USB(Universal Serial Bus)端子123及びi.LINK端子124を備えている。
このうち、第1のLAN端子121は、LAN対応HDD専用ポートとして使用されるもので、接続されたNAS(Network Attached Storage)であるLAN対応のHDD125に対して、イーサネット(登録商標)により情報の記録再生を行なうために使用される。
このように、LAN対応HDD専用ポートとしての第1のLAN端子121を設けることにより、他のネットワーク環境やネットワーク使用状況等に影響されることなく、HDD125に対してハイビジョン画質による番組の情報記録を安定して行なうことができる。
また、第2のLAN端子122は、イーサネット(登録商標)を用いた一般的なLAN対応ポートとして使用されるもので、例えばハブ126を介して、LAN対応のHDD127、PC(Personal Computer)128、HDD内蔵のDVD(Digital Versatile Disk)レコーダ129等の機器を接続し、これらの機器と情報伝送を行なうために使用される。
なお、PC128については、家庭内ネットワークにおいてコンテンツのサーバー機器として動作するための機能を持ち、さらにコンテンツのアクセスに必要なURI(Uniform Resource Identifier)情報を提供するサービスを備えたUPnP(ユニバーサルプラグアンドプレイ)対応機器として構成される。
なお、DVDレコーダ129については、第2のLAN端子122を介して通信されるデジタル情報が制御系のみの情報であるため、デジタルテレビジョン放送受信装置111との間でアナログの映像及び音声情報を伝送するために、専用のアナログ伝送路130を設ける必要がある。
さらに、この第2のLAN端子122は、ハブ126に接続されたブロードバンドルータ131を介して、例えばインターネット等のネットワーク132に接続し、このネットワーク132を介してPC133や携帯電話134等と情報伝送を行なうために使用される。
なお、PC133についてはコンテンツのサーバー機器として動作するための機能を持ち、さらにコンテンツのアクセスに必要なURI情報を提供するサービスを備えたUPnP対応機器として構成される。
また、上記USB端子123は、一般的なUSB対応ポートとして使用されるもので、例えばハブ135を介して、携帯電話136、デジタルカメラ137、メモリカードに対するカードリーダ/ライタ138、HDD139、キーボード140等のUSB機器を接続し、これらのUSB機器と情報伝送を行なうために使用される。
さらに、上記i.LINK端子124は、例えばAV−HDD141、D(Digital)−VHS(Video Home System)142等をシリアル接続し、これらの機器と情報伝送を行なうために使用される。
図2は、上記したデジタルテレビジョン放送受信装置111の主要な信号処理系を示している。
すなわち、BS/CSデジタル放送受信用のアンテナ243で受信した衛星デジタルテレビジョン放送信号は、入力端子244を介して衛星デジタル放送用のチューナ245aに供給される。
すなわち、BS/CSデジタル放送受信用のアンテナ243で受信した衛星デジタルテレビジョン放送信号は、入力端子244を介して衛星デジタル放送用のチューナ245aに供給される。
チューナ245aは、制御部261からの制御信号により所望のチャンネルの放送信号を選局し、この選局された放送信号をPSK(Phase Shift Keying)復調器245bに出力する。
PSK復調器245bは、制御部261からの制御信号により、チューナ245aで選局された放送信号を復調し、所望の番組を含んだトランスポートストリームを得て、TS復号器245cに出力する。
TS復号器245cは、制御部261からの制御信号によりトランスポートストリーム(TS)多重化された信号のTS復号処理を行い、所望の番組のデジタルの映像信号及び音声信号を信号処理部247に出力し、デジタル放送により送られている番組を取得するための各種データ(サービス情報),電子番組ガイド(EPG)情報,番組属性情報(番組ジャンル等),字幕情報等を制御部261へ出力する。
また、地上波放送受信用のアンテナ248で受信した地上デジタルテレビジョン放送信号は、入力端子249を介して地上デジタル放送用のチューナ250aに供給される。
チューナ250aは、制御部261からの制御信号により所望のチャンネルの放送信号を選局し、この選局された放送信号をOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調器250bに出力する。
OFDM復調器250bは、制御部261からの制御信号により、チューナ250aで選局された放送信号を復調し、所望の番組を含んだトランスポートストリームを得て、TS復号器250cに出力する。
TS復号器250cは、制御部261からの制御信号によりトランスポートストリーム(TS)多重化された信号のTS復号処理を行い、所望の番組のデジタルの映像信号及び音声信号を信号処理部247に出力し、デジタル放送により送られている番組を取得するための各種データや電子番組ガイド(EPG)情報,番組属性情報(番組ジャンル等)等を制御部261へ出力する。
また、上記地上波放送受信用のアンテナ248で受信した地上アナログテレビジョン放送信号は、入力端子249を介して地上アナログ放送用のチューナ252aに供給されることにより、所望のチャンネルの放送信号が選局される。そして、このチューナ252aで選局された放送信号は、アナログ復調器252bに供給されてアナログの映像信号及び音声信号に復調された後、上記信号処理部247に出力される。
ここで、上記信号処理部247は、PSK復調器245b及びOFDM復調器250bからそれぞれ供給されたデジタルの映像信号及び音声信号に対して、選択的に所定のデジタル信号処理を施し、グラフィック処理部254及び音声処理部255に出力している。
また、上記信号処理部247には、複数(図示の場合は4つ)の入力端子256a,256b,256c,256dが接続されている。これら入力端子256a〜256dは、それぞれ、アナログの映像信号及び音声信号を、デジタルテレビジョン放送受信装置111の外部から入力可能とするものである。
信号処理部247は、上記アナログ復調器253及び各入力端子256a〜256dからそれぞれ供給されたアナログの映像信号及び音声信号を選択的にデジタル化し、このデジタル化された映像信号及び音声信号に対して所定のデジタル信号処理を施した後、グラフィック処理部254及び音声処理部255に出力する。
グラフィック処理部254は、信号処理部247から供給されるデジタルの映像信号に、OSD(On Screen Display)信号生成部257で生成されるOSD信号を重畳して出力する機能を有する。このグラフィック処理部254は、信号処理部247の出力映像信号と、OSD信号生成部257の出力OSD信号とを選択的に出力すること、また、両出力をそれぞれ画面の半分を構成するように組み合わせて出力することができる。
また、字幕放送による字幕を表示するとき、グラフィック処理部254は、制御部261からの制御信号および字幕情報に基づき、映像信号上に字幕情報を重畳する処理を行う。
グラフィック処理部254から出力されたデジタルの映像信号は、映像処理部258に供給される。この映像処理部258は、入力されたデジタルの映像信号を、前記映像表示器114で表示可能なフォーマットのアナログ映像信号に変換した後、映像表示器114に出力して映像表示させるとともに、出力端子259を介して外部に導出させる。
また、上記音声処理部255は、入力されたデジタルの音声信号を、前記スピーカ115で再生可能なフォーマットのアナログ音声信号に変換した後、スピーカ115に出力して音声再生させるとともに、出力端子260を介して外部に導出させる。
ここで、このデジタルテレビジョン放送受信装置111は、上記した各種の受信動作を含むその全ての動作を制御部261によって統括的に制御されている。この制御部261は、CPU(Central Processing Unit)等を内蔵しており、前記操作部116からの操作情報を受け、または、リモートコントローラ117から送出された操作情報を、前記受光部118を介して受信し、その操作内容が反映されるように各部をそれぞれ制御している。
この場合、制御部261は、主として、そのCPUが実行する制御プログラムを格納したROM(Read Only Memory)261aと、該CPUに作業エリアを提供するRAM(Random Access Memory)261bと、各種の設定情報及び制御情報等が格納される不揮発性メモリ261cとを利用している。
また、この制御部261は、カードI/F(Interface)265を介して、前記第1のメモリカード119が装着可能なカードホルダ266に接続されている。これによって、制御部261は、カードホルダ266に装着された第1のメモリカード119と、カードI/F265を介して情報伝送を行なうことができる。
さらに、上記制御部261は、カードI/F267を介して、前記第2のメモリカード120が装着可能なカードホルダ268に接続されている。これにより、制御部261は、カードホルダ268に装着された第2のメモリカード120と、カードI/F267を介して情報伝送を行なうことができる。
また、上記制御部261は、通信I/F269を介して第1のLAN端子121に接続されている。これにより、制御部261は、第1のLAN端子121に接続されたLAN対応のHDD125と、通信I/F269を介して情報伝送を行なうことができる。この場合、制御部261は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ機能を有し、第1のLAN端子121に接続されたLAN対応のHDD125にIP(Internet Protocol)アドレスを割り当てて制御している。
さらに、上記制御部261は、通信I/F270を介して第2のLAN端子122に接続されている。これにより、制御部261は、第2のLAN端子122に接続された各機器(図1参照)と、通信I/F270を介して情報伝送を行なうことができる。
また、上記制御部261は、USB I/F271を介して前記USB端子123に接続されている。これにより、制御部261は、USB端子123に接続された各機器(図1参照)と、USB I/F271を介して情報伝送を行なうことができる。
さらに、上記制御部261は、i.LINK I/F272を介してi.LINK端子124に接続されている。これにより、制御部261は、i.LINK端子124に接続された各機器(図1参照)と、i.LINK I/F272を介して情報伝送を行なうことができる。
ところで、この実施形態では、HDD125に初期登録時のHDD125、HDD127、PC128、DVDレコーダ129それぞれに割り当てられたストレージID(IPアドレス、機器名を含む)を記述した登録ファイルを記憶保持している。
また、不揮発性メモリ261cに、HDD125、HDD127、PC128、DVDレコーダ129それぞれのストレージIDを記憶している。
また、制御部261は、この発明に係わる機能として、UPnPを利用した(1)サーバー機器発見機能261dと、(2)UPnPを利用したコンテンツ情報取得機能261eと、(3)コンテンツアクセス制御機能261fとを備えている。
また、制御部261は、この発明に係わる機能として、UPnPを利用した(1)サーバー機器発見機能261dと、(2)UPnPを利用したコンテンツ情報取得機能261eと、(3)コンテンツアクセス制御機能261fとを備えている。
(1)制御部261は、サーバー機器発見機能261dにより、UPnPのディスカバリ機能を用いてネットワーク上のUPnP対応機器を発見する。例えばサーバー機器発見機能261dは、UPnPのディスカバリ機能を用いてPC128を発見する。
(2)制御部261は、コンテンツ情報取得機能261eにより、UPnPのコントロール機能を用いてUPnP対応機器をコントロールし、UPnP対応機器内のコンテンツをアクセスするために必要なURI情報を取得する。例えばコンテンツ情報取得機能261eは、PC128をコントロールし、PC128内のHDD等に蓄積されているコンテンツをアクセスするために必要なURI情報をPC128から取得する。
(3)制御部261は、コンテンツアクセス制御機能261fにより、サーバー機器発見機能261dにより取得したサーバー機器のIPアドレス情報と、コンテンツ情報取得機能261eにより取得したURI情報から得たIPアドレス情報と、デジタルテレビジョン放送受信装置111のLAN端子122に割り当てられたIPアドレスとネットマスクに基づいてコンテンツへのアクセス可否判定を行う。そして制御部261は、アクセス可と判断した場合にはコンテンツアクセスを許可するが、否と判断した場合には許可できない旨を映像表示器114にOSDにより表示させる。
次に、上記構成における記録した番組データの退避処理の動作について説明する。
なお、本明細書中番組データとは、動画像および音声による通常のテレビジョン放送による番組の他、音声のみによる番組でもよい。また、番組データとは、必ずしも放送によって送信されるものに限らず、例えばインターネットや専用線等により送られるものであってもよい。
なお、本明細書中番組データとは、動画像および音声による通常のテレビジョン放送による番組の他、音声のみによる番組でもよい。また、番組データとは、必ずしも放送によって送信されるものに限らず、例えばインターネットや専用線等により送られるものであってもよい。
デジタルテレビジョン放送受信装置111は、内部に時計280を有しており、時刻管理を行うことができる。
このデジタルテレビジョン放送受信装置111は、通常、番組のMPEGトランスポートストリームをAV−HDD141へ記録する。このようにして番組データを次々に記録し続けていくとAV−HDD141の記録可能な容量が減ってきてしまう。
このデジタルテレビジョン放送受信装置111は、通常、番組のMPEGトランスポートストリームをAV−HDD141へ記録する。このようにして番組データを次々に記録し続けていくとAV−HDD141の記録可能な容量が減ってきてしまう。
このため本発明のデジタルテレビジョン放送受信装置111では、ユーザが予め設定する時刻に従って、AV−HDD141に記録された番組データを、例えばD−VHS142へ移動させる。
なお、必ずしも移動でなくてもよく、例えば定期的なバックアップのためのコピーであってもよい。
このような移動やコピーの制御の手段としては、i.LINK制御やリモートコントロールコマンド等を用いることで実現することができる。
図3に、本発明の実施形態の動作を説明するためのフローチャートを示す。
ステップS301:ユーザはAV−HDD141に録画した録画番組データをD−VHS142へコピーまたは移動したい場合、D−VHS142が空いている時間を確認し、この時刻に指定の動作が発生するようにデジタルテレビジョン放送受信装置111内の不揮発性メモリ261c内に記録されている予約管理データに、録画番組データの移動またはコピー処理の予約登録を行う。
このような移動やコピーの制御の手段としては、i.LINK制御やリモートコントロールコマンド等を用いることで実現することができる。
図3に、本発明の実施形態の動作を説明するためのフローチャートを示す。
ステップS301:ユーザはAV−HDD141に録画した録画番組データをD−VHS142へコピーまたは移動したい場合、D−VHS142が空いている時間を確認し、この時刻に指定の動作が発生するようにデジタルテレビジョン放送受信装置111内の不揮発性メモリ261c内に記録されている予約管理データに、録画番組データの移動またはコピー処理の予約登録を行う。
図4は、この予約管理データを登録するときのGUI画面を示す図である。デジタルテレビジョン放送受信装置111内の制御部261は、OSD信号生成部257およびグラフィック処理部254を制御し、図4に示すGUI画面を生成すると共に、ユーザによる操作部116の操作に応じて予約管理データを得ることにより、この録画番組データの移動またはコピー処理の予約登録が行われ、次に、ステップS302へ進む。
なお、ユーザによる予約管理データの登録の仕方には2通りあり、(1)指定時刻に、指定番組に関する録画番組データを移動またはコピーするという方法と、(2)一日の内の決まった毎日の時刻に、指定番組に関する録画番組データを繰り返し移動またはコピーする方法である。後者は一度予約登録しておくと、毎日決まった時刻に録画番組データのコピーまたは移動が自動的に行われる。
この実施形態の変形例として、図5に示すGUI画面によって予め所定の値を設定するようにしておき、記録媒体の空き容量が所定の値よりも小さくなったことをデジタルテレビジョン放送受信装置111内の制御部161により検出し、上記コピーまたは移動を自動的に行うようにしてもよい。図5(a)は空き容量をサイズで設定する例であり、図5(b)は空き容量を比率で設定する例である。こうすることにより記録媒体の空き容量が所定の値よりも小さくなったときにだけ、移動またはコピーを実行させることができるという効果がある。また、この所定の値はユーザによって変えることができるようになっている必要は必ずしもなく、工場出荷時に決められていてもよい。
ステップS302:デジタルテレビジョン放送受信装置111内の制御部261は、時計280から現在の時刻を取得する。
ステップS303:デジタルテレビジョン放送受信装置111内の制御部261は、ユーザが設定した予約管理データを定常的にチェックし、予約時刻の到来を待つ(ステップS302との間のループ)。そして時刻が予約時刻になると、ステップS304へ進む。
ステップS303:デジタルテレビジョン放送受信装置111内の制御部261は、ユーザが設定した予約管理データを定常的にチェックし、予約時刻の到来を待つ(ステップS302との間のループ)。そして時刻が予約時刻になると、ステップS304へ進む。
ステップS304:デジタルテレビジョン放送受信装置111内の制御部261は、録画番組データの移動元である記録再生装置(AV−HDD141)および移動先である記録再生装置(D−VHS142)が接続されているかという機器チェックの他、記録メディアの残容量は十分か等のメディアチェックを行う。そして機器チェックおよびメディアチェックでOKと判断され、録画番組をコピーまたは移動可能であると判断した場合、ステップS305へ進む。また、録画番組データをコピーまたは移動可能でないと判断した場合、エラーとして処理を終了する。
ステップS305:移動元である記録再生装置(AV−HDD141)に録画された録画番組データであるMPEGトランスポートストリームを、移動先である記録再生装置(D−VHS142)へ転送を行う。このとき、転送に成功した場合予約は完了したとし、何らかのエラーが発生して転送できなかった場合には予約は実行されなかったとする。
以上説明した通り本発明によれば、番組データの移動またはコピー処理を行う時間帯を、ユーザが予め指定した任意の時間帯に録画番組データの移動またはコピー処理を行うことができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
111…デジタルテレビジョン放送受信装置、112…キャビネット、113…支持台、114…映像表示器、115…スピーカ、116…操作部、117…リモートコントローラ、118…受光部、119…第1のメモリカード、120…第2のメモリカード、121…第1のLAN端子、122…第2のLAN端子、123…USB端子、124…i.LINK端子、125,127,139…HDD、126,135…ハブ、128,133…PC、129…DVDレコーダ、130…アナログ伝送路、131…ブロードバンドルータ、132…ネットワーク、134,136…携帯電話、137…デジタルカメラ、138…カードリーダ/ライタ、140…キーボード、141…AV−HDD、142…D−VHS。
Claims (4)
- 番組データを受信するチューナと、
前記チューナから入力された番組データを第1の記録媒体に記録する第1の記録制御手段と、
時刻を計時する時計と、
ユーザにより設定された時刻を記憶する時刻記憶手段と、
前記時刻記憶手段に記憶された時刻に、前記第1の記録媒体に記録された番組データを、前記第1とは異なる第2の記録媒体に記録する第2の記録制御手段とを備えたことを特徴とする番組データ移動装置。 - 更に、前記第2の記録制御手段が前記記録をした後に、前記第1の記録媒体に記録されている番組データを削除する削除手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の番組データ移動装置。
- 更に、前記第1の記録媒体の空き容量を検出する検出手段と、
所定の容量を記憶するメモリと、
前記検出手段の検出結果が所定の容量よりも小さくなったときに、前記第2の記録制御手段に対して、前記第1の記録媒体に記録された番組データを、前記第2の記録媒体に記録させる手段とを備えたことを特徴とする請求項1または2記載の番組データ移動装置。 - 番組データを受信し、
この受信した番組データを第1の記録媒体に記録し、
時計により時刻を計時し、
ユーザにより設定された時刻を記憶し、
この記憶した時刻に、前記第1の記録媒体に記録された番組データを、前記第1とは異なる第2の記録媒体に記録することを特徴とする番組データ移動方法。
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