JP2009284403A - 情報処理装置、情報処理方法、プログラムおよびコンテンツ受信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】第1の伝送路で接続されている所定の外部機器が第2の伝送路でも接続されているか否かを容易に判断する。
【解決手段】テレビ受信機100は、イーサネット400(第1の伝送路)を介して接続されているDLNA機器(ビデオレコーダ200)のMACアドレスを予め取得する。テレビ受信機100は、HDMI端子にHDMIケーブル(第2の伝送路)を介して接続されている機器のMACアドレスを予め取得する。ユーザ操作により、コンテンツを受信するための機器として所定のDLNA機器が選択されたとき、テレビ受信機100は、ユーザ選択DLNA機器がHDMIケーブルで接続されているか否かを、ユーザ選択DLNA機器のMACアドレスと、HDMI端子にHDMIケーブルを介して接続されている機器のMACアドレスを比較して判断する。ユーザは、この判断結果の通知に基づいて、HDMI入力への切り替えが可能となる。
【選択図】図1
【解決手段】テレビ受信機100は、イーサネット400(第1の伝送路)を介して接続されているDLNA機器(ビデオレコーダ200)のMACアドレスを予め取得する。テレビ受信機100は、HDMI端子にHDMIケーブル(第2の伝送路)を介して接続されている機器のMACアドレスを予め取得する。ユーザ操作により、コンテンツを受信するための機器として所定のDLNA機器が選択されたとき、テレビ受信機100は、ユーザ選択DLNA機器がHDMIケーブルで接続されているか否かを、ユーザ選択DLNA機器のMACアドレスと、HDMI端子にHDMIケーブルを介して接続されている機器のMACアドレスを比較して判断する。ユーザは、この判断結果の通知に基づいて、HDMI入力への切り替えが可能となる。
【選択図】図1
Description
この発明は、情報処理装置、情報処理方法、プログラムおよびコンテンツ受信装置に関する。詳しくは、この発明は、第1の伝送路を介して接続されている外部機器からユーザ操作により選択された所定の外部機器が、第2の伝送路を介して接続されているか否かを、所定の外部機器の識別情報と第2の伝送路を介して接続されている外部機器の識別情報とを比較して判断することにより、第1の伝送路で接続されている所定の外部機器が第2の伝送路でも接続されているか否かを容易に判断し得る情報処理装置等に係るものである。
近年、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)レコーダや、セットトップボックス、その他のAVソース(Audio Visual source)から、テレビ受信機、プロジェクタ、その他のディスプレイに対して、デジタル映像信号と、その映像信号に付随するデジタル音声信号とを、高速に伝送する通信インタフェースとして、HDMI(High Definition Multimedia Interface)が普及しつつある(例えば、非特許文献1参照)。
また、近年、DLNA(Digital Living NetworkAlliance)対応の電子機器が提案されている。DLNAは、家電、モバイル、パーソナルコンピュータ産業における異メーカ間の機器の相互接続を容易にするために結成された業界団体である。DLNAのクライアント(DMP:Digital Media Player)機能を有するテレビ受信機は、イーサネット(登録商標)を介して接続されているDLNAのサーバ(DMS:Digital Media Server)機能を有するビデオレコーダからコンテンツを受信して視聴できる。
High-Definition MultimediaInterface Specification Version 1.3a,November 10 2006
High-Definition MultimediaInterface Specification Version 1.3a,November 10 2006
上述したように、DLNAのクライアント機能を有するテレビ受信機がイーサネットを介してDLNAのサーバ機能を有するビデオレコーダに接続されている状態にあって、これらテレビ受信機およびビデオレコーダがさらにHDMIケーブルを介して接続されている状態も考えられる。
一般的に、ビデオレコーダからコンテンツを受信して視聴する場合、DLNA経由でコンテンツを受信して視聴するよりも、HDMI経由でコンテンツを受信して視聴する方が、トリックプレイ等で再生品位が高くなる。
そのため、テレビ受信機において、ユーザの操作によりDLNA経由でコンテンツを受信可能な所定のビデオレコーダが選択された際に、当該ビデオレコーダがHDMI経由でもコンテンツの受信が可能であるか判断がなされることは非常に重要である。すなわち、HDMI経由でもコンテンツの受信が可能であると判断される場合には、ユーザの選択により、あるいは、自動的にHDMI経由での接続に切り換えて、再生品位を高めることが可能となるからである。
この発明の目的は、第1の伝送路で接続されている所定の外部機器が、第2の伝送路を介して接続されているか否かを容易に判断可能とすることにある。
この発明の概念は、
第1の伝送路を介して接続されている外部機器の識別情報を取得する第1の識別情報取得部と、
第2の伝送路を介して接続されている外部機器の識別情報を取得する第2の識別情報取得部と、
上記第1の伝送路を介して接続されている外部機器から選択された所定の外部機器が、上記第2の伝送路を介して接続されているか否かを、上記第1の識別情報取得部で取得された上記所定の外部機器の識別情報と上記第2の識別情報取得部で取得された識別情報とを比較して判断する接続判断部と
を備える情報処理装置にある。
第1の伝送路を介して接続されている外部機器の識別情報を取得する第1の識別情報取得部と、
第2の伝送路を介して接続されている外部機器の識別情報を取得する第2の識別情報取得部と、
上記第1の伝送路を介して接続されている外部機器から選択された所定の外部機器が、上記第2の伝送路を介して接続されているか否かを、上記第1の識別情報取得部で取得された上記所定の外部機器の識別情報と上記第2の識別情報取得部で取得された識別情報とを比較して判断する接続判断部と
を備える情報処理装置にある。
この発明において、第1の識別情報取得部により、第1の伝送路を介して接続されている外部機器の識別情報が取得される。また、第2の識別情報取得部により、第2の伝送路を介して接続されている外部機器の識別情報が取得される。ここで、外部機器は、外部機器毎のユニークな識別情報であり、例えば、MAC(Media Access Control)アドレス、IPアドレス、機器ID等である。
例えば、第1の伝送路は、DLNAの伝送路等の圧縮された映像信号を伝送する伝送路であり、第2の伝送路は、TMDS(Transition Minimized Differential Signaling)の伝送路等のベースバンドの映像信号を伝送する伝送路である。
例えば、第2の伝送路は、ベースバンドの映像信号を、複数チャネルで、差動信号により、一方向に送信する伝送路であり、第2の伝送路は、第1の伝送路の所定ラインを用いて構成された双方向通信路である。この双方向通信路は、例えば、一対の差動伝送路であり、この一対の差動伝送路のうち少なくとも一方は直流バイアス電位によって外部機器の接続状態を通知する機能を有するもの(HDMIケーブルのHPDライン等)とされる。
例えば、ユーザ操作部をユーザが操作することで、第1の伝送路を介して接続されている外部機器から所定の外部機器が選択される。接続判断部により、第1の識別情報取得部で取得された所定の外部機器の識別情報と第2の識別情報取得部で取得された識別情報とが比較されて、所定の外部機器が、第2の伝送路でも接続されているか否かが判断される。この場合、第2の識別情報取得部で取得された外部機器の識別情報の中に、第1の識別情報取得部で取得された所定の外部機器の識別情報と同じものがあるときは、所定の外部機器は第2の伝送路でも接続されていると判断される。
この発明においては、第1の伝送路を介して接続されている外部機器からユーザ操作により選択された所定の外部機器が第2の伝送路を介して接続されているか否かの判断を、所定の外部機器の識別情報と第2の伝送路を介して接続されている外部機器の識別情報とを比較することで行うものであり、第1の伝送路で接続されている所定の外部機器が第2の伝送路でも接続されているか否かの判断を容易に行うことができる。
この発明において、例えば、接続判断部で所定の外部機器が第2の伝送路で接続されていると判断されたとき、所定の外部機器が上記第2の伝送路で接続されていることをユーザに通知するユーザ通知部をさらに備える、ようにされてもよい。この場合、ユーザは、自分が選択した外部機器が第1の伝送路だけでなく、第2の伝送路でも接続されていること容易に認識できる。
また、この発明において、例えば、接続判断部で所定の外部機器が第2の伝送路で接続されていると判断されたとき、所定の外部機器からコンテンツを受信するための伝送路、または、所定の外部機器にコンテンツを送信するための伝送路を第2の伝送路とする伝送路制御部をさらに備える、ようにされてもよい。例えば、上述したように第1の伝送路がDLNAの伝送路であり、第2の伝送路がTMDSの伝送路である場合には、コンテンツの送受信を行うための伝送路が第2の伝送路とされることで、コンテンツの再生品位を高くできる。
なお、伝送路制御部は、例えば、第2の伝送路を選択するユーザ操作があった場合に、コンテンツを送受信する伝送路を第2の伝送路とする、構成とされてもよい。この場合、ユーザは、コンテンツを送受信する伝送路を第1の伝送路とすることもでき、ユーザの選択の自由度が高くなる。
この発明によれば、第1の伝送路を介して接続されている外部機器からユーザ操作により選択された所定の外部機器が、第2の伝送路を介して接続されているか否かを、所定の外部機器の識別情報と第2の伝送路を介して接続されている外部機器の識別情報とを比較して判断するものであり、第1の伝送路で接続されている所定の外部機器が第2の伝送路でも接続されているか否かを容易に判断できる。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形態としてのAVシステム10の構成例を示している。
このAVシステム10は、テレビ受信機100A,100Bと、ビデオレコーダ200A〜200Cとを有している。ここで、テレビ受信機100A,100Bは、DLNAのクライアント(DMP)機能を有していると共に、HDMIのシンク機器を構成している。また、ビデオレコーダ200A〜200Cは、DLNAのサーバ(DMS)機能を有していると共に、HDMIのソース機器を構成している。
テレビ受信機100A,100Bは、2個のHDMI端子(HDMIポート)101,102と、1個のネットワーク端子125を備えている。また、ビデオレコーダ200A〜200Cは、1個のHDMI端子(HDMIポート)201と、1個のネットワーク端子215備えている。HDMI端子101,102,201は、HDMIケーブルを接続するための端子である。ネットワーク端子125,215は、イーサネットケーブルを接続するための端子である。
図1に示すAVシステム100において、テレビ受信機100A、ビデオレコーダ200Aおよびビデオレコーダ200Bはリビングに配置されており、テレビ受信機100Bおよびビデオレコーダ200Cは寝室に配置されている。つまり、テレビ受信機100Aは、リビングでコンテンツを視聴するために使用される。また、テレビ受信機100Bは、寝室でコンテンツを視聴するために使用される。
テレビ受信機100AのHDMI端子101は、HDMIケーブル301を介して、ビデオレコーダ200AのHDMI端子201に接続されている。テレビ受信機100AのHDMI端子102は、HDMIケーブル302を介して、ビデオレコーダ200BのHDMI端子201に接続されている。テレビ受信機103のネットワーク端子125は、イーサネットケーブル401を介して、イーサネット400に接続されている。ビデオレコーダ200Aのネットワーク端子215は、イーサネットケーブル402を介して、イーサネット400に接続されている。
また、テレビ受信機100Bのネットワーク端子125は、イーサネットケーブル403を介して、イーサネット400に接続されている。ビデオレコーダ200Cのネットワーク端子215は、イーサネットケーブル404を介して、イーサネット400に接続されている。ここで、HDMIケーブル301,302はTMDSの伝送路を構成しており、イーサネット400は、DLNAの伝送路を構成している。
図2は、テレビ受信機100(テレビ受信機100A,100B)の構成例を示している。このテレビ受信機100は、HDMI端子101,102と、HDMIスイッチャ103と、HDMI受信部104と、高速データラインインタフェース105,106とを有している。また、テレビ受信機100は、アンテナ端子107と、デジタルチューナ108と、デマルチプレクサ109と、MPEG(Moving Picture Expert Group)デコーダ110とを有している。
また、テレビ受信機100は、映像・グラフィック処理回路111と、パネル駆動回路112と、表示パネル113と、音声処理回路114と、音声増幅回路115と、スピーカ116と、DTCP回路117とを有している。また、テレビ受信機100は、内部バス120と、CPU121と、フラッシュROM122と、DRAM123と、イーサネットインタフェース(Ethernet I/F)124と、ネットワーク端子125と、リモコン受信部126と、リモコン送信機127とを有している。なお、「イーサネット」および「Ethernet」は登録商標である。
アンテナ端子107は、受信アンテナ(図示しない)で受信されたテレビ放送信号を入力する端子である。デジタルチューナ108は、アンテナ端子107に入力されるテレビ放送信号を処理して、ユーザの選択チャネルに対応した所定のトランスポートストリームを出力する。デマルチプレクサ109は、デジタルチューナ108で得られたトランスポートストリームから、ユーザの選択チャネルに対応した、パーシャルTS(Transport Stream)(映像データのTSパケット、音声データのTSパケット)を抽出する。
また、デマルチプレクサ109は、デジタルチューナ108で得られたトランスポートストリームから、PSI/SI(Program Specific Information/Service Information)を取り出し、CPU121に出力する。デジタルチューナ108で得られたトランスポートストリームには、複数のチャネルが多重化されている。デマルチプレクサ109で、当該トランスポートストリームから任意のチャネルのパーシャルTSを抽出する処理は、PSI/SI(PAT/PMT)から当該任意のチャネルのパケットID(PID)の情報を得ることで可能となる。
MPEGデコーダ110は、デマルチプレクサ109で得られる映像データのTSパケットにより構成される映像PES(Packetized Elementary Stream)パケットに対してデコード処理を行って映像データを得る。また、MPEGデコーダ110は、デマルチプレクサ109で得られる音声データのTSパケットにより構成される音声PESパケットに対してデコード処理を行って音声データを得る。なお、このMPEGデコーダ110は、必要に応じて、DTCP回路117で復号化されて得られた映像および音声のPESパケットに対してデコード処理を行って映像データおよび音声データを得る。
映像・グラフィック処理回路111は、MPEGデコーダ110で得られた映像データに対して、必要に応じてマルチ画面処理、グラフィックスデータの重畳処理等を行う。パネル駆動回路112は、映像・グラフィック処理回路111から出力される映像データに基づいて、表示パネル113を駆動する。表示パネル113は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma DisplayPanel)等で構成されている。音声処理回路114はMPEGデコーダ110で得られた音声データに対してD/A変換等の必要な処理を行う。音声増幅回路115は、音声処理回路114から出力される音声信号を増幅してスピーカ116に供給する。
DTCP回路117は、デマルチプレクサ109で抽出されたパーシャルTSを、必要に応じて暗号化する。また、DTCP回路117は、ネットワーク端子125あるいは高速データラインインタフェース105,106からイーサネットインタフェース124に供給される暗号化データを復号する。
CPU121は、テレビ受信機100の各部の動作を制御する。フラッシュROM122は、制御ソフトウェアの格納およびデータの保管を行う。DRAM123は、CPU121のワークエリアを構成する。CPU121は、フラッシュROM122から読み出したソフトウェアやデータをDRAM123上に展開してソフトウェアを起動させ、テレビ受信機100の各部を制御する。リモコン受信部126は、リモコン送信機127から送信されたリモーコントロール信号(リモコンコード)を受信し、CPU121に供給する。CPU121、フラッシュROM122、DRAM123およびイーサネットインタフェース124は、内部バス120に接続されている。
HDMIスイッチャ103は、HDMI端子101,102をHDMI受信部104に選択的に接続する。HDMI受信部104は、HDMIスイッチャ103を介して、HDMI端子101,102のいずれかに選択的に接続されている。このHDMI受信部104は、HDMIに準拠した通信により、HDMI端子101,102に接続されている外部機器(ソース機器)から一方向に送信されてくるベースバンドの映像(画像)と音声のデータを受信する。このHDMI受信部104の詳細は後述する。
高速データラインインタフェース105,106は、上述したように、HDMI端子101,102に接続されるHDMIケーブルの所定ライン(この実施の形態においては、リザーブラインおよびHPDライン)により構成された双方向通信路のインタフェースである。この高速データラインインタフェース105,106は、イーサネットインタフェース124とHDMI端子101,102との間に挿入されている。なお、イーサネットインタフェース124には、ネットワーク端子125が接続されている。高速データラインインタフェース105,106の詳細は後述する。
図2に示すテレビ受信機100の動作を簡単に説明する。
アンテナ端子107に入力されるテレビ放送信号はデジタルチューナ108に供給される。このデジタルチューナ108では、テレビ放送信号を処理して、ユーザの選択チャネルに対応した所定のトランスポートストリームが出力され、当該所定のトランスポートストリームはデマルチプレクサ109に供給される。このデマルチプレクサ109では、トランスポートストリームから、ユーザの選択チャネルに対応した、パーシャルTS(映像データのTSパケット、音声データのTSパケット)が抽出され、当該パーシャルTSはMPEGデコーダ110に供給される。
MPEGデコーダ110では、映像データのTSパケットにより構成される映像PESパケットに対してデコード処理が行われて映像データが得られる。この映像データは、映像・グラフィック処理回路111において、必要に応じてマルチ画面処理、グラフィックスデータの重畳処理等が行われた後に、パネル駆動回路112に供給される。そのため、表示パネル113には、ユーザの選択チャネルに対応した画像が表示される。
また、MPEGデコーダ110では、音声データのTSパケットにより構成される音声PESパケットに対してデコード処理が行われて音声データが得られる。この音声データは、音声処理回路114でD/A変換等の必要な処理が行われ、さらに、音声増幅回路115で増幅された後に、スピーカ116に供給される。そのため、スピーカ116から、ユーザの選択チャネルに対応した音声が出力される。
上述したテレビ放送信号の受信時において、デマルチプレクサ109で抽出されたパーシャルTSをネットワークに送出できる。この場合、当該パーシャルTSはDTCP回路117で暗号化された後、イーサネットインタフェース124を介してネットワーク端子125に出力される。あるいは、この場合、パーシャルTSは、DTCP回路117で暗号化された後、イーサネットインタフェース124および高速データラインインタフェース105,106を通じてHDMI端子101,102に出力される。
なお、ネットワーク端子125からイーサネットI/F124に供給される、暗号化されているパーシャルTSは、DTCP回路117で復号化された後に、MPEGデコーダ110に供給される。あるいは、HDMI端子101,102から高速データラインインタフェース105,106を介してイーサネットI/F124に供給される、暗号化されているパーシャルTSは、DTCP回路117で復号化された後に、MPEGデコーダ110に供給される。以降は、上述したテレビ放送信号の受信時と同様の動作となり、表示パネル113に画像が表示され、スピーカ116から音声が出力される。
また、HDMI受信部104では、HDMIケーブルを通じてHDMI端子101,102に入力される映像(画像)および音声のデータが取得される。この映像および音声のデータは、それぞれ、映像・グラフィック処理回路111および音声処理回路114に供給される。以降は、上述したテレビ放送信号の受信時と同様の動作となり、表示パネル113に画像が表示され、スピーカ116から音声が出力される。
図3は、ビデオレコーダ200(ビデオレコーダ200A〜200C)の構成例を示している。このビデオレコーダ200は、HDMI端子201と、HDMI送信部202と、高速データラインインタフェース203とを有している。また、ビデオレコーダ200は、アンテナ端子204と、デジタルチューナ205と、デマルチプレクサ206と、内部バス207と、記録部インタフェース208と、DVD/BDドライブ209と、HDD(Hard Disk Drive)210とを有している。
また、ビデオレコーダ200は、CPU211と、フラッシュROM212と、DRAM213と、イーサネットインタフェース(Ethernet I/F)214と、ネットワーク端子215とを有している。また、ビデオレコーダ200は、DTCP回路216と、MPEGデコーダ217と、グラフィック生成回路218と、映像出力端子219と、音声出力端子220とを有している。
HDMI送信部(HDMIソース)202は、HDMIに準拠した通信により、ベースバンドの映像(画像)と音声のデータを、HDMI端子201から送出する。このHDMI送信部202の詳細は後述する。高速データラインインタフェース203は、HDMIケーブルを構成する所定ライン(この実施の形態においては、リザーブライン、HPDライン)を用いた双方向通信のインタフェースである。この高速データラインインタフェース203の詳細は後述する。
アンテナ端子204は、受信アンテナ(図示しない)で受信されたテレビ放送信号を入力する端子である。デジタルチューナ205は、アンテナ端子204に入力されるテレビ放送信号を処理して、所定のトランスポートストリームを出力する。デマルチプレクサ206は、デジタルチューナ205で得られたトランスポートストリームから、所定の選択チャネルに対応した、パーシャルTS(Transport Stream)(映像データのTSパケット、音声データのTSパケット)を抽出する。
また、デマルチプレクサ206は、デジタルチューナ205で得られたトランスポートストリームから、PSI/SI(Program Specific Information/Service Information)を取り出し、CPU211に出力する。デジタルチューナ205で得られたトランスポートストリームには複数のチャネルが多重化されている。デマルチプレクサ206で、当該トランスポートストリームから任意のチャネルのパーシャルTSを抽出する処理は、PSI/SI(PAT/PMT)から当該任意のチャネルのパケットID(PID)の情報を得ることで可能となる。
CPU211、フラッシュROM212、DRAM213、デマルチプレクサ206、イーサネットインタフェース214、および記録部インタフェース208は、内部バス207に接続されている。DVD/BDドライブ209およびHDD210は、記録部インタフェース208を介して内部バス207に接続されている。DVD/BDドライブ209およびHDD210は、デマルチプレクサ206で抽出されたパーシャルTSを記録する。また、DVD/BDドライブ209およびHDD210は、それぞれ、記録媒体に記録されているパーシャルTSを再生する。
MPEGデコーダ217は、デマルチプレクサ206で抽出された、あるいは、DVD/BDドライブ209またはHDD210で再生されたパーシャルTSを構成する映像PESパケットに対してデコード処理を行って映像データを得る。また、MPEGデコーダ217は、当該パーシャルTSを構成する音声PESパケットに対してデコード処理を行って音声データを得る。
グラフィック生成回路218は、MPEGデコーダ217で得られた映像データに対して、必要に応じてグラフィックスデータの重畳処理等を行う。映像出力端子219は、グラフィック生成回路218から出力される映像データを出力する。音声出力端子220は、MPEGデコーダ217で得られた音声データを出力する。
DTCP回路216は、デマルチプレクサ206で抽出されたパーシャルTS、あるいはDVD/BDドライブ209またはHDD210で再生されたパーシャルTSを、必要に応じて暗号化する。また、DTCP回路206は、ネットワーク端子215あるいは高速データラインインタフェース203からイーサネットインタフェース214に供給される暗号化データを復号する。
CPU211は、ディスクレコーダ200の各部の動作を制御する。フラッシュROM212は、制御ソフトウェアの格納およびデータの保管を行う。DRAM213は、CPU211のワークエリアを構成する。CPU211は、フラッシュROM212から読み出したソフトウェアやデータをDRAM213上に展開してソフトウェアを起動させ、ディスクレコーダ200の各部を制御する。
図3に示すディスクレコーダ200の動作を簡単に説明する。
アンテナ端子204に入力されるテレビ放送信号はデジタルチューナ205に供給される。このデジタルチューナ205では、テレビ放送信号を処理して、所定のトランスポートストリームが取り出され、当該所定のトランスポートストリームはデマルチプレクサ206に供給される。このデマルチプレクサ206では、トランスポートストリームから、所定のチャネルに対応した、パーシャルTS(映像データのTSパケット、音声データのTSパケット)が抽出される。このパーシャルTSは、記録部インタフェース208を介してDVD/BDドライブ209、あるいはHDD210に供給され、CPU211からの記録指示に基づいて記録される。
また、上述したようにデマルチプレクサ206で抽出されるパーシャルTS、または、DVD/BDドライブ209、あるいはHDD210で再生されるパーシャルTSは、MPEGデコーダ217に供給される。このMPEGデコーダ217では、映像データのTSパケットにより構成される映像PESパケットに対してデコード処理が行われて映像データが得られる。この映像データは、グラフィック生成回路218でグラフィックスデータの重畳処理等が行われた後に、映像出力端子219に出力される。また、MPEGデコーダ217では、音声データのTSパケットにより構成される音声PESパケットに対してデコード処理が行われて音声データが得られる。この音声データは、音声出力端子220に出力される。
DVD/BDドライブ209、あるいはHDD210で再生されたパーシャルTSに対応してMPEGデコーダ217で得られた映像(画像)データおよび音声データはHDMI送信部202に供給され、HDMI端子201に接続されたHDMIケーブルに送出される。
また、デマルチプレクサ206で抽出されたパーシャルTS、または、DVD/BDドライブ209、あるいはHDD210で再生されたパーシャルTSをネットワークに送出する際には、当該パーシャルTSは、DTCP回路216で暗号化された後、イーサネットインタフェース214を介してネットワーク端子215に出力される。
図4は、ソース機器(ビデオレコーダ200)のHDMI送信部(HDMIソース)と、シンク機器(テレビ受信機100)のHDMI受信部(HDMIシンク)の構成例を示している。
HDMI送信部は、一の垂直同期信号から次の垂直同期信号までの区間から、水平帰線区間および垂直帰線区間を除いた区間である有効画像区間(以下、適宜、アクティブビデオ区間ともいう)において、非圧縮の1画面分の画像の画素データに対応する差動信号を、複数のチャネルで、HDMI受信部に一方向に送信するとともに、水平帰線区間または垂直帰線区間において、少なくとも画像に付随する音声データや制御データ、その他の補助データ等に対応する差動信号を、複数のチャネルで、HDMI受信部に一方向に送信する。
すなわち、HDMI送信部は、トランスミッタ81を有する。トランスミッタ81は、例えば、非圧縮の画像の画素データを対応する差動信号に変換し、複数のチャネルである3つのTMDSチャネル#0,#1,#2で、HDMIケーブルを介して接続されているHDMI受信部に、一方向にシリアル伝送する。
また、トランスミッタ81は、非圧縮の画像に付随する音声データ、さらには、必要な制御データその他の補助データ等を、対応する差動信号に変換し、3つのTMDSチャネル#0,#1,#2でHDMIケーブルを介して接続されているHDMI受信部に、一方向にシリアル伝送する。
さらに、トランスミッタ81は、3つのTMDSチャネル#0,#1,#2で送信する画素データに同期したピクセルクロックを、TMDSクロックチャネルで、HDMIケーブルを介して接続されているHDMI受信部に送信する。ここで、1つのTMDSチャネル#i(i=0,1,2)では、ピクセルクロックの1クロックの間に、10ビットの画素データが送信される。
HDMI受信部は、アクティブビデオ区間において、複数のチャネルで、HDMI送信部から一方向に送信されてくる、画素データに対応する差動信号を受信するとともに、水平帰線区間または垂直帰線区間において、複数のチャネルで、HDMI送信部から一方向に送信されてくる、音声データや制御データに対応する差動信号を受信する。
すなわち、HDMI受信部は、レシーバ82を有する。レシーバ82は、TMDSチャネル#0,#1,#2で、HDMIケーブルを介して接続されているHDMI送信部から一方向に送信されてくる、画素データに対応する差動信号と、音声データや制御データに対応する差動信号を、同じくHDMI送信部からTMDSクロックチャネルで送信されてくるピクセルクロックに同期して受信する。
HDMI送信部とHDMI受信部とからなるHDMIシステムの伝送チャネルには、HDMI送信部からHDMI受信部に対して、画素データおよび音声データを、ピクセルクロックに同期して、一方向にシリアル伝送するための伝送チャネルとしての3つのTMDSチャネル#0乃至#2と、ピクセルクロックを伝送する伝送チャネルとしてのTMDSクロックチャネルの他に、DDC(Display Data Channel)83やCECライン84と呼ばれる伝送チャネルがある。
DDC83は、HDMIケーブルに含まれる図示せぬ2本の信号線からなり、HDMI送信部が、HDMIケーブルを介して接続されたHDMI受信部から、E−EDID(Enhanced Extended Display Identification Data)を読み出すために使用される。
すなわち、HDMI受信部は、HDMIレシーバ82の他に、自身の性能(Configuration/capability)に関する性能情報であるE−EDIDを記憶している、EDID ROM(Read Only Memory)85を有している。HDMI送信部は、HDMIケーブルを介して接続されているHDMI受信部から、当該HDMI受信部のE−EDIDを、DDC83を介して読み出し、そのE−EDIDに基づき、例えば、HDMI受信部を有する電子機器が対応している画像のフォーマット(プロファイル)、例えば、RGB、YCbCr4:4:4、YCbCr4:2:2等を認識する。
CECライン84は、HDMIケーブルに含まれる図示せぬ1本の信号線からなり、HDMI送信部とHDMI受信部との間で、制御用のデータの双方向通信を行うのに用いられる。
また、HDMIケーブルには、HPD(Hot Plug Detect)と呼ばれるピンに接続されるライン86が含まれている。ソース機器は、当該ライン86を利用して、シンク機器の接続を検出することができる。また、HDMIケーブルには、ソース機器からシンク機器に電源を供給するために用いられるライン87が含まれている。さらに、HDMIケーブルには、リザーブライン88が含まれている。
図5は、図4のHDMIトランスミッタ81とHDMIレシーバ82の構成例を示している。
トランスミッタ81は、3つのTMDSチャネル#0,#1,#2にそれぞれ対応する3つのエンコーダ/シリアライザ81A,81B,81Cを有する。そして、エンコーダ/シリアライザ81A,81B,81Cのそれぞれは、そこに供給される画像データ、補助データ、制御データをエンコードし、パラレルデータからシリアルデータに変換して、差動信号により送信する。ここで、画像データが、例えばR(赤),G(緑),B(青)の3成分を有する場合、B成分(B component)はエンコーダ/シリアライザ81Aに供給され、G成分(Gcomponent)はエンコーダ/シリアライザ81Bに供給され、R成分(R component)はエンコーダ/シリアライザ81Cに供給される。
また、補助データとしては、例えば、音声データや制御パケットがあり、制御パケットは、例えば、エンコーダ/シリアライザ81Aに供給され、音声データは、エンコーダ/シリアライザ81B,81Cに供給される。
さらに、制御データとしては、1ビットの垂直同期信号(VSYNC)、1ビットの水平同期信号(HSYNC)、および、それぞれ1ビットの制御ビットCTL0,CTL1,CTL2,CTL3がある。垂直同期信号および水平同期信号は、エンコーダ/シリアライザ81Aに供給される。制御ビットCTL0,CTL1はエンコーダ/シリアライザ81Bに供給され、制御ビットCTL2,CTL3はエンコーダ/シリアライザ81Cに供給される。
エンコーダ/シリアライザ81Aは、そこに供給される画像データのB成分、垂直同期信号および水平同期信号、並びに補助データを、時分割で送信する。すなわち、エンコーダ/シリアライザ81Aは、そこに供給される画像データのB成分を、固定のビット数である8ビット単位のパラレルデータとする。さらに、エンコーダ/シリアライザ81Aは、そのパラレルデータをエンコードし、シリアルデータに変換して、TMDSチャネル#0で送信する。
また、エンコーダ/シリアライザ81Aは、そこに供給される垂直同期信号および水平同期信号の2ビットのパラレルデータをエンコードし、シリアルデータに変換して、TMDSチャネル#0で送信する。さらに、エンコーダ/シリアライザ81Aは、そこに供給される補助データを4ビット単位のパラレルデータとする。そして、エンコーダ/シリアライザ81Aは、そのパラレルデータをエンコードし、シリアルデータに変換して、TMDSチャネル#0で送信する。
エンコーダ/シリアライザ81Bは、そこに供給される画像データのG成分、制御ビットCTL0,CTL1、並びに補助データを、時分割で送信する。すなわち、エンコーダ/シリアライザ81Bは、そこに供給される画像データのG成分を、固定のビット数である8ビット単位のパラレルデータとする。さらに、エンコーダ/シリアライザ81Bは、そのパラレルデータをエンコードし、シリアルデータに変換して、TMDSチャネル#1で送信する。
また、エンコーダ/シリアライザ81Bは、そこに供給される制御ビットCTL0,CTL1の2ビットのパラレルデータをエンコードし、シリアルデータに変換して、TMDSチャネル#1で送信する。さらに、エンコーダ/シリアライザ81Bは、そこに供給される補助データを4ビット単位のパラレルデータとする。そして、エンコーダ/シリアライザ81Bは、そのパラレルデータをエンコードし、シリアルデータに変換して、TMDSチャネル#1で送信する。
エンコーダ/シリアライザ81Cは、そこに供給される画像データのR成分、制御ビットCTL2,CTL3、並びに補助データを、時分割で送信する。すなわち、エンコーダ/シリアライザ81Cは、そこに供給される画像データのR成分を、固定のビット数である8ビット単位のパラレルデータとする。さらに、エンコーダ/シリアライザ81Cは、そのパラレルデータをエンコードし、シリアルデータに変換して、TMDSチャネル#2で送信する。
また、エンコーダ/シリアライザ81Cは、そこに供給される制御ビットCTL2,CTL3の2ビットのパラレルデータをエンコードし、シリアルデータに変換して、TMDSチャネル#2で送信する。さらに、エンコーダ/シリアライザ81Cは、そこに供給される補助データを4ビット単位のパラレルデータとする。そして、エンコーダ/シリアライザ81Cは、そのパラレルデータをエンコードし、シリアルデータに変換して、TMDSチャネル#2で送信する。
レシーバ82は、3つのTMDSチャネル#0,#1,#2にそれぞれ対応する3つのリカバリ/デコーダ82A,82B,82Cを有する。そして、リカバリ/デコーダ82A,82B,82Cのそれぞれは、TMDSチャネル#0,#1,#2で差動信号により送信されてくる画像データ、補助データ、制御データを受信する。さらに、リカバリ/デコーダ82A,82B,82Cのそれぞれは、画像データ、補助データ、制御データを、シリアルデータからパラレルデータに変換し、さらにデコードして出力する。
すなわち、リカバリ/デコーダ82Aは、TMDSチャネル#0で差動信号により送信されてくる画像データのB成分、垂直同期信号および水平同期信号、補助データを受信する。そして、リカバリ/デコーダ82Aは、その画像データのB成分、垂直同期信号および水平同期信号、補助データを、シリアルデータからパラレルデータに変換し、デコードして出力する。
リカバリ/デコーダ82Bは、TMDSチャネル#1で差動信号により送信されてくる画像データのG成分、制御ビットCTL0,CTL1、補助データを受信する。そして、リカバリ/デコーダ82Bは、その画像データのG成分、制御ビットCTL0,CTL1、補助データを、シリアルデータからパラレルデータに変換し、デコードして出力する。
リカバリ/デコーダ82Cは、TMDSチャネル#2で差動信号により送信されてくる画像データのR成分、制御ビットCTL2,CTL3、補助データを受信する。そして、リカバリ/デコーダ82Cは、その画像データのR成分、制御ビットCTL2,CTL3、補助データを、シリアルデータからパラレルデータに変換し、デコードして出力する。
図6は、HDMIの3つのTMDSチャネル#0,#1,#2で各種の伝送データが伝送される伝送区間(期間)の例を示している。なお、図6は、TMDSチャネル#0,#1,#2において、横×縦が720×480画素のプログレッシブの画像が伝送される場合の、各種の伝送データの区間を示している。
HDMIの3つのTMDSチャネル#0,#1,#2で伝送データが伝送されるビデオフィールド(Video Field)には、伝送データの種類に応じて、ビデオデータ区間(VideoData period)、データアイランド区間(Data Island period)、およびコントロール区間(Control period)の3種類の区間が存在する。
ここで、ビデオフィールド区間は、ある垂直同期信号の立ち上がりエッジ(activeedge)から次の垂直同期信号の立ち上がりエッジまでの区間であり、水平ブランキング期間(horizontalblanking)、垂直ブランキング期間(vertical blanking)、並びに、ビデオフィールド区間から、水平ブランキング期間および垂直ブランキング期間を除いた区間であるアクティブビデオ区間(Active Video)に分けられる。
ビデオデータ区間は、アクティブビデオ区間に割り当てられる。このビデオデータ区間では、非圧縮の1画面分の画像データを構成する720画素×480ライン分の有効画素(Active pixel)のデータが伝送される。
データアイランド区間およびコントロール区間は、水平ブランキング期間および垂直ブランキング期間に割り当てられる。このデータアイランド区間およびコントロール区間では、補助データ(Auxiliary data)が伝送される。
すなわち、データアイランド区間は、水平ブランキング期間と垂直ブランキング期間の一部分に割り当てられている。このデータアイランド区間では、補助データのうち、制御に関係しないデータである、例えば、音声データのパケット等が伝送される。
コントロール区間は、水平ブランキング期間と垂直ブランキング期間の他の部分に割り当てられている。このコントロール区間では、補助データのうちの、制御に関係するデータである、例えば、垂直同期信号および水平同期信号、制御パケット等が伝送される。
ここで、現行のHDMIでは、TMDSクロックチャネルで伝送されるピクセルクロックの周波数は、例えば165MHzであり、この場合、データアイランド区間の伝送レートは約500Mbps程度である。
図7は、HDMI端子のピン配列を示している。このピン配列は、タイプA(type-A)の例である。
TMDSチャネル#iの差動信号であるTMDS Data#i+とTMDS Data#i−が伝送される差動線である2本のラインは、TMDS Data#i+が割り当てられているピン(ピン番号が1,4,7のピン)と、TMDS Data#i−が割り当てられているピン(ピン番号が3,6,9のピン)に接続される。
また、制御用のデータであるCEC信号が伝送されるCECライン84は、ピン番号が13であるピンに接続され、ピン番号が14のピンは空き(Reserved)ピンとなっている。また、E−EDID等のSDA(SerialData)信号が伝送されるラインは、ピン番号が16であるピンに接続され、SDA信号の送受信時の同期に用いられるクロック信号であるSCL(Serial Clock)信号が伝送されるラインは、ピン番号が15であるピンに接続される。上述のDDC83は、SDA信号が伝送されるラインおよびSCL信号が伝送されるラインにより構成される。
また、上述したようにソース機器がシンク機器の接続を検出するためのライン86は、ピン番号が19であるピンに接続される。また、上述したように電源を供給するためのライン87は、ピン番号が18であるピンに接続される。
図8は、ソース機器およびシンク機器の高速データラインインタフェースの構成例を示している。この高速データラインインタフェースは、LAN(Local Area Network)通信を行う通信部を構成する。この通信部は、HDMIケーブルを構成する複数のラインのうち、1対の差動ライン、この実施の形態においては、空き(Reserve)ピン(14ピン)に対応したリザーブライン(Ether−ライン)、およびHPDピン(19ピン)に対応したHPDライン(Ether+ライン)により構成された双方向通信路を用いて、通信を行う。
ソース機器は、LAN信号送信回路11、終端抵抗12、AC結合容量13,14、LAN信号受信回路15、減算回路16、プルアップ抵抗21、ローパスフィルタを構成する抵抗22および容量23、比較器24、プルダウン抵抗31、ローパスフィルタを形成する抵抗32および容量33、並びに比較器34を有している。ここで、高速データラインインタフェース(高速データラインI/F)は、LAN信号送信回路11、終端抵抗12、AC結合容量13,14、LAN信号受信回路15、減算回路16により構成されている。
電源線(+5.0V)と接地線との間には、プルアップ抵抗21、AC結合容量13、終端抵抗12、AC結合容量14およびプルダウン抵抗31の直列回路が接続される。AC結合容量13と終端抵抗12の互いの接続点P1は、LAN信号送信回路11の正出力側に接続されると共に、LAN信号受信回路15の正入力側に接続される。また、AC結合容量14と終端抵抗12の互いの接続点P2は、LAN信号送信回路11の負出力側に接続されると共に、LAN信号受信回路15の負入力側に接続される。LAN信号送信回路11の入力側には、送信信号(送信データ)SG11が供給される。
また、減算回路16の正側端子には、LAN信号受信回路15の出力信号SG12が供給され、この減算回路16の負側端子には、送信信号(送信データ)SG11が供給される。この減算回路16では、LAN信号受信回路15の出力信号SG12から送信信号SG11が減算され、受信信号(受信データ)SG13が得られる。
また、プルアップ抵抗21およびAC結合容量13の互いの接続点Q1は、抵抗22および容量23の直列回路を介して接地線に接続される。そして、抵抗22および容量23の互いの接続点に得られるローパスフィルタの出力信号は比較器24の一方の入力端子に供給される。この比較器24では、ローパスフィルタの出力信号が他方の入力端子に供給される基準電圧Vref1(+3.75V)と比較される。この比較器24の出力信号SG14は、ソース機器の制御部(CPU)に供給される。
また、AC結合容量14およびプルダウン抵抗31の互いの接続点Q2は、抵抗32および容量33の直列回路を介して接地線に接続される。そして、抵抗32および容量33の互いの接続点に得られるローパスフィルタの出力信号は比較器34の一方の入力端子に供給される。この比較器34では、ローパスフィルタの出力信号が他方の入力端子に供給される基準電圧Vref2(+1.4V)と比較される。この比較器34の出力信号SG15は、ソース機器の制御部(CPU)に供給される。
シンク機器は、LAN信号送信回路41、終端抵抗42、AC結合容量43,44、LAN信号受信回路45、減算回路46、プルダウン抵抗51、ローパスフィルタを構成する抵抗52および容量53、比較器54、チョークコイル61、抵抗62、並びに抵抗63を有している。ここで、高速データラインインタフェース(高速データラインI/F)は、LAN信号送信回路41、終端抵抗42、AC結合容量43,44、LAN信号受信回路45、減算回路46により構成されている。
電源線(+5.0V)と接地線との間には、抵抗62および抵抗63の直列回路が接続される。そして、この抵抗62と抵抗63の互いの接続点と、接地線との間には、チョークコイル61、AC結合容量44、終端抵抗42、AC結合容量43およびプルダウン抵抗51の直列回路が接続される。
AC結合容量43と終端抵抗42の互いの接続点P3は、LAN信号送信回路41の正出力側に接続されると共に、LAN信号受信回路45の正入力側に接続される。また、AC結合容量44と終端抵抗42の互いの接続点P4は、LAN信号送信回路41の負出力側に接続されると共に、LAN信号受信回路45の負入力側に接続される。LAN信号送信回路41の入力側には、送信信号(送信データ)SG17が供給される。
また、減算回路46の正側端子には、LAN信号受信回路45の出力信号SG18が供給され、この減算回路46の負側端子には、送信信号SG17が供給される。この減算回路46では、LAN信号受信回路45の出力信号SG18から送信信号SG17が減算され、受信信号(受信データ)SG19が得られる。
また、プルダウン抵抗51およびAC結合容量43の互いの接続点Q3は、抵抗52および容量53の直列回路を介して接地線に接続される。そして、抵抗52および容量53の互いの接続点に得られるローパスフィルタの出力信号は比較器54の一方の入力端子に供給される。この比較器54では、ローパスフィルタの出力信号が他方の入力端子に供給される基準電圧Vref3(+1.25V)と比較される。この比較器54の出力信号SG16は、シンク機器の制御部(CPU)に供給される。
HDMIケーブルに含まれるリザーブライン71およびHPDライン72は、差動ツイストペアを構成している。リザーブライン71のソース側端73は、ソース機器のHDMI端子の14ピンに接続され、当該リザーブライン71のシンク側端75はシンク機器のHDMI端子の14ピンに接続される。また、HPDライン72のソース側端74はソース機器のHDMI端子の19ピンに接続され、当該HPDライン72のシンク側端76はシンク機器のHDMI端子の19ピンに接続される。
ソース機器において、上述したプルアップ抵抗21とAC結合容量13の互いの接続点Q1は、HDMI端子の14ピンに接続され、また、上述したプルダウン抵抗31とAC結合容量14の互いの接続点Q2はHDMI端子の19ピンに接続される。一方、シンク機器において、上述したプルダウン抵抗51とAC結合容量43の互いの接続点Q3はHDMI端子の14ピンに接続され、また、上述したチョークコイル61とAC結合容量44の互いの接続点Q4はHDMI端子の19ピンに接続される。
次に、上述したように構成された、高速データラインインタフェースによるLAN通信の動作を説明する。
ソース機器において、送信信号(送信データ)SG11はLAN信号送信回路11の入力側に供給され、このLAN信号送信回路11から送信信号SG11に対応した差動信号(正出力信号、負出力信号)が出力される。そして、LAN信号送信回路11から出力される差動信号は、接続点P1,P2に供給され、HDMIケーブルの1対のライン(リザーブライン71、HPDライン72)を通じて、シンク機器に送信される。
また、シンク機器において、送信信号(送信データ)SG17はLAN信号送信回路41の入力側に供給され、このLAN信号送信回路41から送信信号SG17に対応した差動信号(正出力信号、負出力信号)が出力される。そして、LAN信号送信回路41から出力される差動信号は、接続点P3,P4に供給され、HDMIケーブルの1対のライン(リザーブライン71、HPDライン72)を通じて、ソース機器に送信される。
また、ソース機器において、LAN信号受信回路15の入力側は接続点P1,P2に接続されていることから、当該LAN信号受信回路15の出力信号SG12として、LAN信号送信回路11から出力された差動信号(電流信号)に対応した送信信号と、上述したようにシンク機器から送信されてくる差動信号に対応した受信信号との加算信号が得られる。減算回路16では、LAN信号受信回路15の出力信号SG12から送信信号SG11が減算される。そのため、この減算回路16の出力信号SG13は、シンク機器の送信信号(送信データ)SG17に対応したものとなる。
また、シンク機器において、LAN信号受信回路45の入力側は接続点P3,P4に接続されていることから、当該LAN信号受信回路45の出力信号SG18として、LAN信号送信回路41から出力された差動信号(電流信号)に対応した送信信号と、上述したようにソース機器から送信されてくる差動信号に対応した受信信号との加算信号が得られる。減算回路46では、LAN信号受信回路45の出力信号SG18から送信信号SG17が減算される。そのため、この減算回路46の出力信号SG19は、ソース機器の送信信号(送信データ)SG11に対応したものとなる。
このように、ソース機器の高速データラインインタフェースと、シンク機器の高速データラインインタフェースとの間では、双方向のLAN通信を行うことができる。
なお、図8において、HPDライン72は、上述のLAN通信の他に、DCバイアスレベルで、HDMIケーブルがシンク機器に接続されたことをソース機器に伝達する。すなわち、シンク機器内の抵抗62,63とチョークコイル61は、HDMIケーブルがシンク機器に接続されるとき、HPDライン72を、HDMI端子の19ピンを介して、約4Vにバイアスする。ソース機器は、HPDライン72のDCバイアスを、抵抗32と容量33からなるローパスフィルタで抽出し、比較器34で基準電圧Vref2(例えば、1.4V)と比較する。
ソース機器のHDMI端子の19ピンの電圧は、HDMIケーブルがシンク機器に接続されていなければ、プルダウン抵抗31が存在するために基準電圧Vref2より低く、逆に、HDMIケーブルがシンク機器に接続されていれば基準電圧Vref2より高い。したがって、比較器34の出力信号SG15は、HDMIケーブルがシンク機器に接続されているときは高レベルとなり、そうでないときは低レベルとなる。これにより、ソース機器の制御部(CPU)は、比較器34の出力信号SG15に基づいて、HDMIケーブルがシンク機器に接続されたか否かを認識できる。
また、図8において、リザーブライン71のDCバイアス電位で、HDMIケーブルの両端に接続された機器が、LAN通信が可能な機器(以下、「e−HDMI対応機器」という)であるか、LAN通信が不可能な機器(以下、「e−HDMI非対応機器」かを、相互に認識する機能を有している。
上述したように、ソース機器はリザーブライン71を抵抗21でプルアップ(+5V)し、シンク機器はリザーブライン71を抵抗51でプルダウンする。抵抗21,51は、e−HDMI非対応機器には存在しない。
ソース機器は、上述したように、比較器24で、抵抗22および容量23からなるローパスフィルタを通過したリザーブライン71のDC電位を基準電圧Vref1と比較する。シンク機器が、e−HDMI対応機器でプルダウン抵抗51があるときには、リザーブライン71の電圧が2.5Vとなる。しかし、シンク機器が、e−HDMI非対応機器でプルダウン抵抗51がないときには、リザーブライン71の電圧がプルアップ抵抗21の存在により5Vとなる。
そのため、基準電圧Vref1が例えば3.75Vとされることで、比較器24の出力信号SG14は、シンク機器がe−HDMI対応機器であるときは低レベルとなり、そうでないときは高レベルとなる。これにより、ソース機器の制御部(CPU)は、比較器24の出力信号SG14に基づいて、シンク機器がe−HDMI対応機器であるか否かを認識できる。
同様に、シンク機器は、上述したように、比較器54で、抵抗52および容量53からなるローパスフィルタを通過したリザーブライン71のDC電位を基準電圧Vref3と比較する。ソース機器が、e−HDMI対応機器でプルアップ抵抗21があるときには、リザーブライン71の電圧が2.5Vとなる。しかし、ソース機器が、e−HDMI非対応機器でプルアップ抵抗21がないときには、リザーブライン71の電圧がプルダウン抵抗51の存在により0Vとなる。
そのため、基準電圧Vref3が例えば1.25Vとされることで、比較器54の出力信号SG16は、ソース機器がe−HDMI対応機器であるときは高レベルとなり、そうでないときは低レベルとなる。これにより、シンク機器の制御部(CPU)は、比較器54の出力信号SG16に基づいて、ソース機器がe−HDMI対応機器であるか否かを認識できる。
図8に示す構成例によれば、1本のHDMIケーブルで映像と音声のデータ伝送と接続機器情報の交換および認証と機器制御データの通信とLAN通信を行うインタフェースにおいて、LAN通信が1対の差動伝送路を介した双方向通信で行われ、伝送路のうちの少なくとも片方のDC(直流)バイアス電位によってインタフェースの接続状態が通知されることから、物理的にSCLライン、SDAラインをLAN通信につかわない空間的分離を行うことが可能となる。その結果、DDCに関して規定された電気的仕様と無関係にLAN通信のための回路を形成することができ、安定で確実なLAN通信が安価に実現できる。
なお、図8に示したプルアップ抵抗21が、ソース機器内ではなく、HDMIケーブル内に設けられているようにしてもよい。そのような場合、プルアップ抵抗21の端子のそれぞれは、HDMIケーブル内に設けられたラインのうち、リザーブライン71、および電源(電源電位)に接続されるライン(信号線)のそれぞれに接続される。
さらに、図8に示したプルダウン抵抗51および抵抗63がシンク機器内ではなく、HDMIケーブル内に設けられているようにしてもよい。そのような場合、プルダウン抵抗51の端子のそれぞれは、HDMIケーブル内に設けられたラインのうち、リザーブライン71、およびグランド(基準電位)に接続されるライン(グランド線)のそれぞれに接続される。また、抵抗63の端子のそれぞれは、HDMIケーブル内に設けられたラインのうち、HPDライン72、およびグランド(基準電位)に接続されるライン(グランド線)のそれぞれに接続される。
図1に示すAVシステム10において、テレビ受信機100Aは、ビデオレコーダ200A,200Cにイーサネット400を介して接続されている。そのため、テレビ受信機100Aは、ビデオレコーダ200A,200Cからイーサネット400を介して、コンテンツ(画像データ、音声データ)を受信できる。この場合、テレビ受信機100AはDLNAのクライアントとして機能し、ビデオレコーダ200A,200CはDLNAのサーバとして機能する。
また、テレビ受信機100Aは、ビデオレコーダ200A,200BにHDMIケーブル301,302を介して接続されている。そのため、テレビ受信機100Aは、ビデオレコーダ200A,200BからHDMIケーブル301,302を介してコンテンツ(画像データ、音声データ)を受信できる。この場合、テレビ受信機100AはHDMIのシンク機器として機能し、ビデオレコーダ200A,200BはHDMIのソース機器として機能する。
また、テレビ受信機100Bは、ビデオレコーダ200A,200Cにイーサネット400を介して接続されている。そのため、テレビ受信機100Bは、ビデオレコーダ200A,200Cからイーサネット400を介して、コンテンツ(画像データ、音声データ)を受信できる。この場合、テレビ受信機100BはDLNAのクライアントとして機能し、ビデオレコーダ200A,200CはDLNAのサーバとして機能する。
図1に示すAVシステム10において、テレビ受信機100Aにあっては、HDMI端子101,102にそれぞれHDMIケーブル301,302を介してビデオレコーダ200A,200Bが接続されている。そのため、ユーザが例えば「外部入力」のカテゴリを選択した場合、表示パネル113にはHDMI端子101,102に対応したHDMIポート番号「HDMI 1」、「HDMI 2」が表示される。このように表示パネル113に表示されたHDMIポート番号「HDMI 1」、「HDMI 2」のいずれかがユーザ操作により選択されることで、テレビ受信機100AはHDMIケーブルを介してコンテンツを受信する外部入力状態となる。
また、テレビ受信機100Aにあっては、ネットワーク端子125にイーサネット400を介してビデオレコーダ200A,200Cが接続されている。そのため、ユーザが例えば「ネットワーク」のカテゴリを選択した場合、表示パネル113には、ビデオレコーダ200A,200Cに対応した機器名、例えば「Video ABCD」、「AABD Video」が表示される。このように表示パネル113に表示された機器名「Video ABCD」、「AABD Video」のいずれかがユーザ操作により選択されることで、テレビ受信機100AはDLNAのクライアントとして機能し、イーサネット400を介してコンテンツを受信する状態となる。
一方、テレビ受信機100Bにあっては、HDMI端子101,102への接続がない。そのため、ユーザが例えば「外部入力」のカテゴリを選択した場合、表示パネル113にはHDMI端子101,102に対応したHDMIポート番号「HDMI 1」、「HDMI 2」の表示はされない。
また、テレビ受信機100Bにあっては、ネットワーク端子125にイーサネット400を介してビデオレコーダ200A,200Cが接続されている。そのため、ユーザが例えば「ネットワーク」のカテゴリを選択した場合、表示パネル113には、ビデオレコーダ200A,200Cに対応した機器名、例えば「Video ABCD」、「AABD Video」が表示される。このように表示パネル113に表示された機器名「Video ABCD」、「AABD Video」のいずれかがユーザ操作により選択されることで、テレビ受信機100BはDLNAのクライアントとして機能し、イーサネット400を介してコンテンツを受信する状態となる。
ここで、テレビ受信機100(テレビ受信機100A,100B)は、ユーザが、上述したように例えば「ネットワーク」のカテゴリを選択し、そのとき表示パネル113に表示された機器名から所定の機器名を選択する操作を行った場合、より詳細には、以下の動作をする。
すなわち、テレビ受信機100は、ユーザ操作により選択された機器名の機器(DLNAのサーバ(DMS)機能を有する機器)が、HDMIケーブルでも接続されているか否かの判断を行う。そして、テレビ受信機100は、HDMIケーブルでも接続されていると判断するとき、表示パネル113にHDMIケーブルで接続されている旨のメッセージを表示し、ユーザにその旨を通知する。以下、ユーザ操作により選択された機器名の機器を、ユーザ選択DLNA機器という。ここで、表示パネル113はユーザ通知部を構成する。
また、テレビ受信機100は、表示パネル113に、ユーザがHDMIの伝送路を選択するか否かを決定するためのGUI(Graphical User Interface)画面を表示する。そして、テレビ受信機100は、ユーザがHDMIの伝送路を選択したときは、ユーザ選択DLNA機器が接続されているHDMI端子(HDMIポート)の外部入力状態とする。一方、レビ受信機100は、ユーザがHDMIの伝送路を選択しないときは、DLNAのクライアントとして機能し、ユーザ選択DLNA機器からイーサネット400を介してコンテンツを受信する状態となる。
上述したように、図1のAVシステム100におけるテレビ受信機100Aは、ネットワーク端子125にイーサネット400を介してビデオレコーダ200A,200Cが接続されている。そのため、ユーザが例えば「ネットワーク」のカテゴリを選択した場合、表示パネル113には、図9(a)に示すように、ビデオレコーダ200A,200Cに対応した機器名、例えば「Video ABCD」、「AABD Video」が表示される。
ビデオレコーダ200Aに対しては、HDMIケーブル301を介して接続されていると共に、イーサネット400を介して接続されている。そのため、テレビ受信機100Aでは、ユーザが、上述したように表示パネルに表示された機器名「Video ABCD」、「AABD Video」から、ビデオレコーダ200Aに対応した機器名「Video ABCD」を選択した場合、表示パネル113の表示は、図9(b)に示すようになる。ユーザは、この選択操作を、例えば、リモコン送信機127を操作して行うことができる。
すなわち、表示パネルには、HDMIケーブルで接続されている旨のメッセージが表示される。さらに、表示パネル113には、HDMI入力に切り替えるか否かをユーザに問い合わせるための表示がなされる。例えば、「HDMI入力に切り替えますか?」という問い合わせ表示がなされ、ユーザは「YES」または「NO」のいずれかを選択可能とされる。図9(b)の表示例は、「YES」が選択された状態を示している。ユーザは、この選択操作を、例えば、リモコン送信機127を操作して行うことができる。
次に、テレビ受信機100における、ユーザ選択DLNA機器がHDMIケーブルで接続されているか否かの判断方法について説明する。
テレビ受信機100(CPU121)は、ユーザ選択DLNA機器のMAC(MediaAccess Control)アドレスと、HDMI端子にHDMIケーブルを介して接続されている機器(ソース機器)のMACアドレスとを比較することで判断する。ここで、MACアドレスは機器の識別情報を構成している。この意味で、CPU121は、接続判断部を構成している。
この場合、テレビ受信機100(CPU121)は、HDMI端子にHDMIケーブルを介して接続されている機器(ソース機器)のMACアドレスの中に、ユーザ選択DLNA機器のMACアドレスと同じものがあるときは、ユーザ選択DLNA機器はHDMIケーブルで接続されていると判断する。
テレビ受信機100(CPU121)は、イーサネット400を介して接続されているDLNA機器(ビデオレコーダ200)のMACアドレスを、以下の処理過程を経ることで、予め取得している。この意味で、CPU121は、第1の識別情報取得部を構成している。
すなわち、ネットワークに参加するテレビ受信機100、ビデオレコーダ200においては、最初にアドレス設定が行われる。このアドレス設定は、ユーザが手動で固定IPアドレスを割り当ててもよいし、あるいは、DLNA機器であるため、Auto IP、またはDHCP client によってIPアドレスの割り当てを行ってもよい。
次に、テレビ受信機100およびビデオレコーダ200は、例えば、UPnP(UniversalPlug & Play)の機器発見によりネットワークに接続されたDLNA機器の発見を行う。この機器発見は、従来周知のように、SSDP(Simple Service Discovery Protocol)と呼ばれるプロトコルを使用して行われる。
その後、テレビ受信機100は、イーサネット400を介して接続されているビデオレコーダ200のMACアドレスを取得する。図10は、テレビ受信機100がビデオレコーダ200のMACアドレスを取得する際の処理シーケンスを示している。
テレビ受信機100は、ブロードキャストアドレスをあて先MACアドレスとしたイーサネットフレームにより問い合わせを行うことで、上述したUPnPの機器発見で発見されたビデオレコーダ200(機器名、IPアドレスで特定)のサーチを行う。
この問い合わせに対して、上述したUPnPの機器発見で発見されたビデオレコーダ200は、テレビ受信機100のMACアドレスをあて先アドレスとし、自分のMACアドレスを送信元アドレスとしたイーサネットフレームをサーチレスポンスとして送信する。テレビ受信機100は、ビデオレコーダ200からのサーチレスポンスにより、当該ビデオレコーダ200のMACアドレスを知ることができる。
図11は、イーサネットフレームの構成例(DIX仕様)を示している。イーサネットフレームは、8バイトのビットパターンであるプリアンブルに続けて送られる。このイーサネットフレームは、イーサネットヘッダ、データ、FCSの3部分で構成されている。イーサネットヘッダは、バイト長が14バイトであり、6バイトのあて先MACアドレスと、6バイトの送信元MACアドレスと、2バイトのイーサタイプを含んでいる。イーサタイプは、データ部分にどの上位層プロトコルのパケットが入っているかを示す。
テレビ受信機100(CPU121)は、上述したようにイーサネット400を介して接続されているビデオレコーダ200のMACアドレスを取得した後、図12に示すように、ビデオレコーダ200の機器名、IPアドレス、MACアドレスを対応付けて、管理する。
図12は、図1のAVシステム10のテレビ受信機100Aにおける管理情報テーブルの一例を示している。この図12の管理情報テーブルにおいて、「Video ABCD」はビデオレコーダ200Aの機器名であり、「AABD Video」はビデオレコーダ200Cの機器名である。なお、テレビ受信機100は、機器名およびIPアドレスに関しては、例えば、UPnPの機器発見時に取得する。
この図12の管理情報テーブルでは、機器名が「Video ABCD」であるDLNA機器(ビデオレコーダ200A)は、IPアドレスが「192.168.1.9」であり、MACアドレスが「00:00:00:00:00:01」であることを表している。また、この図12の管理情報テーブルでは、機器名が「AABD Video」であるDLNA機器(ビデオレコーダ200C)は、IPアドレスが「192.168.1.21」であり、MACアドレスが「00:00:00:00:11:02」であることを表している。
また、テレビ受信機100(CPU121)は、HDMI端子にHDMIケーブルを介して接続されているビデオレコーダ200(ソース機器)のMACアドレスを、以下の処理過程を経ることで、予め取得している。この意味で、CPU121は、第2の識別情報取得部を構成している。
テレビ受信機100にHDMIケーブルを介してビデオレコーダ200が接続されるとき、ビデオレコーダ200は、HDMI制御プロトコルを使用して、テレビ受信機100から物理アドレス(Physical Address)を取得する。その後、ビデオレコーダ200は、自身がCEC制御機器のrecording deviceとして論理アドレス(LogicalAddress)を決定し、CEC制御プロトコルのReport Physical Addressによりテレビ受信機100に通知する。
その後、テレビ受信機100は、HDMIケーブルを介して接続されているビデオレコーダ200のMACアドレスを、HDMI−CECの<Vendor Command>、または<Vendor Command With ID>を使用して、取得する。
図13は、CECチャネルで伝送されるデータのブロック構成を示している。CECチャネルでは、1ブロックが4.5m秒で伝送される構成とされている。データ伝送開始時には、スタートビットが配置され、それに続いて、ヘッダブロックが配置され、その後に、実際に伝送したいデータが含まれる任意の個数(n個)のデータブロックが配置される。図14は、ヘッダブロックのデータ構造例を示している。ヘッダブロックには、送信元(Initiator)の論理アドレスと、あて先(Destination)の論理アドレスとが配置される。
図15は、テレビ受信機100がビデオレコーダ200のMACアドレスを取得する際の処理シーケンスを示している。テレビ受信機100は、ビデオレコーダ200に、CECラインを用い、<Request MAC Address>のコマンドにより、MACアドレスを要求する。これに対して、ビデオレコーダ200は、CECラインを用いて、<Report MAC Address>のレスポンスコマンドにより、MACアドレスを送信する。
テレビ受信機100(CPU121)は、上述したようにHDMI端子にHDMIケーブルを介して接続されているビデオレコーダ200のMACアドレスを取得した後、図16に示すように、HDMIポート番号、HDMIの物理アドレス(Physical Address)、MACアドレスを対応付けて、管理する。
図16は、図1のAVシステム10のテレビ受信機100Aにおける管理情報テーブルの一例を示している。この図16の管理情報テーブルにおいて、「HDMI 1」はHDMI端子101のHDMIポート番号であり、「HDMI 2」はHDMI端子102のHDMIポート番号である。
この図16の管理情報テーブルでは、HDMIポート番号が「HDMI 1」であるHDMI端子101には、物理アドレスが「1.0.0.0」であり、MACアドレスが「00:00:00:00:00:01」であるソース機器(ビデオレコーダ200A)が接続されていることを表している。また、この図16の管理情報テーブルでは、HDMIポート番号が「HDMI 2」であるHDMI端子102には、物理アドレスが「2.0.0.0」であり、MACアドレスが「00:00:00:00:01:02」であるソース機器(ビデオレコーダ200B)が接続されていることを表している。
次に、テレビ受信機100において、ユーザが「ネットワーク」のカテゴリを選択した場合における、CPU121(図2参照)の制御処理を、図17のフローチャートに沿って説明する。
CPU121は、ステップST1において、制御処理を開始し、その後、ステップST2の処理に移る。このステップST2において、CPU121は、表示パネル113に、DLNA機器の発見処理で検出されたサーバ(DMS)機能を有するDLNA機器(DMS機器)の一覧を表示する(図9(a)参照)。
次に、ステップST3において、一覧表示されているDLNA機器(DMS機器)の中からユーザによりいずれかのDLNA機器が選択されると、CPU121は、ステップST4において、選択されたDLNA機器(ユーザ選択DLNA機器)のMACアドレスを調べる。
この場合、CPU121は、テレビ受信機100にイーサネット400を介して接続されている各DLNA機器(DMS機器)についての、機器名、IPアドレス、MACアドレスが対応付けられた管理情報を含む管理情報テーブルを用いる(図12参照)。すなわち、CPU121は、管理情報テーブル内からユーザ選択DLNA機器の機器名あるいはIPアドレスを持つ管理情報を検索し、その管理情報のMACアドレスをユーザ選択DLNA機器のMACアドレスとする。
次に、ステップST5において、CPU121は、HDMI端子にHDMIケーブルで接続された各機器(ソース機器)のMACアドレスの中に、ユーザ選択DLNA機器のMACアドレスと一致するものがあるか否かを判断する。ここで、CPU121は、テレビ受信機100のHDMI端子にHDMIケーブルで接続されている各機器(ソース機器)についての、HDMIポート番号、HDMIの物理アドレス(Physical Address)、MACアドレスが対応付けられた管理情報を含む管理情報テーブルを用いる(図16参照)。
すなわち、CPU121は、管理情報テーブル内に、ステップST4で調べたユーザ選択DLNA機器のMACアドレスと一致するMACアドレスを持つ管理情報があるか否かを確認する。そして、CPU121は、当該管理情報があった場合、HDMI端子にHDMIケーブルで接続された各機器(ソース機器)のMACアドレスの中にユーザ選択DLNA機器のMACアドレスと一致するものがあると判断する。
ステップST5で一致するものがあったと判断するとき、CPU121は、ステップST6において、ユーザ選択DLNA機器がHDMIで接続されていることをユーザに通知し、入力切り替えをするか問い合わせる。この場合、CPU121は、例えば、表示パネル113に、HDMIケーブルで接続されている旨のメッセージを表示し、さらに、HDMI入力に切り替えるか否かをユーザに問い合わせるための表示を行う(図9(b)参照)。なお、この通知および問い合わせの双方あるいはいずれかを、スピーカ116から音声で出力するようにしてもよい。
次に、CPU121は、ステップST7において、ユーザがHDMI入力への切り替えを選択したか否かを判断する。ユーザがHDMI入力への切り替えを選択したとき、CPU121は、ステップST8において、ユーザ選択DLNA機器が接続されているHDMI入力に切り替える。この場合、テレビ受信機100はHDMIケーブルを介してユーザ選択DLNA機器からコンテンツを受信する外部入力状態となる。CPU121は、ステップST8の処理の後、ステップST9において、処理を終了する。ここで、CPU121は、伝送路制御部を構成する。
また、ステップST7でユーザがHDMI入力への切り替えを選択しないとき、CPU121は、ステップST10の処理に移る。上述のステップST5で一致するものがないとき、CPU121は、直ちに、ステップST10の処理に移る。このステップST10において、CPU121は、ユーザ選択DLNA機器に、DLNA経由で接続する。つまり、CPU121は、テレビ受信機100をDLNAのクライアントとして機能するように制御し、イーサネット400を介してコンテンツを受信する状態とする。CPU121は、ステップST10の処理の後、ステップST9において、処理を終了する。
以上説明したように、図1に示すAVシステム10のテレビ受信機100においては、イーサネット400を介して接続されているDLNA機器(DMS機器)からユーザ操作により選択された所定のDLNA機器(ユーザ選択DLNA機器)がHDMIケーブルで接続されているか否かを、ユーザ選択DLNA機器のMACアドレスと、HDMI端子にHDMIケーブルを介して接続されている機器(ソース機器)のMACアドレスとを比較することで判断している。したがって、イーサネットで接続されている所定のDLNA機器がHDMIの伝送路でも接続されているか否かを容易に判断できる。
また、図1に示すAVシステム10のテレビ受信機100においては、イーサネット400を介して接続されているDLNA機器(DMS機器)からユーザ操作により選択された所定のDLNA機器(ユーザ選択DLNA機器)がHDMIケーブルで接続されている場合には、表示パネル113に表示される等して、その旨がユーザに通知される。したがって、ユーザは、自分が選択したDLNA機器(DMS機器)がイーサネット400だけでなく、HDMIケーブルでも接続されていること容易に認識できる。
また、図1に示すAVシステム10のテレビ受信機100においては、イーサネット400を介して接続されているDLNA機器(DMS機器)からユーザ操作により選択された所定のDLNA機器(ユーザ選択DLNA機器)がHDMIケーブルで接続されている場合には、HDMI入力を選択するユーザ操作があったとき、HDMI入力への切り替えが行われる。したがって、テレビ受信機100はユーザ選択DLNA機器からDLNAの伝送路に代わってTMDSの伝送路を介してコンテンツを受信する状態となるので、コンテンツの再生品位を高くできる。この場合、ユーザは、DLNAの伝送路を選択することも可能であり、ユーザの選択の自由度も充分に確保されている。
なお、イーサネット400を介して接続されているDLNA機器(DMS機器)からユーザ操作により選択された所定のDLNA機器(ユーザ選択DLNA機器)がHDMIケーブルで接続されている場合には、ユーザによるHDMI入力の選択を経ることなく、直ちにHDMI入力への切り替えが行われる、ようにしてもよい。
図18のフローチャートは、その場合における、CPU121の制御処理を示している。この図18のフローチャートにおいて、図17のフローチャートと対応するステップには同一符号を付して示している。
図18のフローチャートに示す制御処理では、CPU121は、ステップST5で一致するものがあるとき、ステップST6Aにおいて、ユーザ選択DLNA機器がHDMIで接続されていることをユーザに通知する。そして、CPU121は、ステップST8において、ユーザ選択DLNA機器が接続されているHDMI入力に切り替える。この図18のフローチャートに示す制御処理のその他のステップは、図17に示す制御処理と同様である。
なお、上述実施の形態においては、イーサネット400を介して接続されているDLNA機器(DMS機器)からユーザ操作により選択された所定のDLNA機器(ユーザ選択DLNA機器)がHDMIケーブルで接続されているか否かを、ユーザ選択DLNA機器のMACアドレスと、HDMI端子にHDMIケーブルを介して接続されている機器(ソース機器)のMACアドレスとを比較することで判断している。しかし、このMACアドレスの代わりに、機器毎にユニークなその他の識別情報、例えば機器ID、IPアドレス等を用いてもよい。
また、上述実施の形態においては、イーサネット400を介して接続されているDLNA機器(DMS機器)からユーザ操作により選択された所定のDLNA機器(ユーザ選択DLNA機器)がHDMIケーブルで接続されている場合、その旨をユーザに通知する例を示した。しかし、この逆に、ユーザ操作により選択されたHDMI入力にHDMIケーブルを介して接続されているソース機器が、イーサネット400を介して接続されているDLNA機器(DMS機器)であるか否かを同様の方法で判断し、ユーザに通知する例も同様に考えることができる。
また、上述実施の形態においては、テレビ受信機100側、つまりコンテンツを受信する側での処理例であるが、ビデオレコーダ200側、つまりコンテンツを送信する側で、同様の処理を行うことも考えられる。
また、上述実施の形態においては、コンテンツ受信装置として、DLNAのクライアント(DMP)機能を有し、HDMIのシンク機器であるテレビ受信機100を示し、コンテンツ送信装置として、DLNAのサーバ(DMS)機能を有し、HDMIのソース機器であるビデオレコーダ200を示した。しかし、この発明が適用されるコンテンツ受信装置、コンテンツ送信装置は、これらに限定されない。
また、上述実施の形態においては、第1の伝送路はイーサネット400を経由するDLNAの伝送路であり、第2の伝送路はHDMIケーブルで構成されるTMDSの伝送路である。しかし、第1、第2の伝送路は、これらに限定されない。例えば、第1の伝送路は、上述のイーサネット400を経由するDLNAの伝送路の代わりに、HDMIケーブルの所定ライン(例えば、リザーブライン、HPDライン)により構成される双方向通信路等であってもよい。また、第1、第2の伝送路は、有線の伝送路に限定されるものではなく、無線の伝送路であってもよい。
この発明は、DLNAのクライアント(DMP)機能を有するテレビ受信機等のコンテンツ受信装置と、DLNAのサーバ(DMS)機能を有するビデオレコーダ等のコンテンツ送信装置とがイーサネット、HDMIケーブル等で接続されてなるAVシステム等に適用できる。
10・・・AVシステム、100,100A,100B・・・テレビ受信機、101,102・・・HDMI端子(HDMIポート)、121・・・CPU,125・・・ネットワーク端子、200A〜200C・・・ビデオレコーダ、201・・・HDMI端子、215・・・ネットワーク端子、301,302・・・HDMIケーブル、400・・・イーサネット、401〜404・・・イーサネットケーブル
Claims (12)
- 第1の伝送路を介して接続されている外部機器の識別情報を取得する第1の識別情報取得部と、
第2の伝送路を介して接続されている外部機器の識別情報を取得する第2の識別情報取得部と、
上記第1の伝送路を介して接続されている外部機器から選択された所定の外部機器が、上記第2の伝送路を介して接続されているか否かを、上記第1の識別情報取得部で取得された上記所定の外部機器の識別情報と上記第2の識別情報取得部で取得された識別情報とを比較して判断する接続判断部と
を備える情報処理装置。 - 上記第1の伝送路は圧縮された映像信号を伝送する伝送路であり、上記第2の伝送路はベースバンドの映像信号を伝送する伝送路である
請求項1に記載の情報処理装置。 - 上記第1の伝送路はDLNAの伝送路であり、上記第2の伝送路はTMDSの伝送路である
請求項2に記載の情報処理装置。 - 上記外部機器の識別情報は、MACアドレスである
請求項1に記載の情報処理装置。 - 上記第2の伝送路は、上記ベースバンドの映像信号を、複数チャネルで、差動信号により、一方向に送信する伝送路であり、
上記第1の伝送路は、上記第2の伝送路の所定ラインを用いて構成された双方向通信路である
請求項2に記載の情報処理装置。 - 上記双方向通信路は一対の差動伝送路であり、該一対の差動伝送路のうち少なくとも一方は直流バイアス電位によって上記外部機器の接続状態を通知する機能を有する
請求項5に記載の情報処理装置。 - 上記接続判断部で上記所定の外部機器が上記第2の伝送路で接続されていると判断されたとき、上記所定の外部機器が上記第2の伝送路で接続されていることをユーザに通知するユーザ通知部をさらに備える
請求項1に記載の情報処理装置。 - 上記接続判断部で上記所定の外部機器が上記第2の伝送路で接続されていると判断されたとき、上記所定の外部機器からコンテンツを受信するための伝送路、または、上記所定の外部機器にコンテンツを送信するための伝送路を上記第2の伝送路とする伝送路制御部をさらに備える
請求項1に記載の情報処理装置。 - 上記外部機器からコンテンツを受信するための伝送路、または、上記所定の外部機器にコンテンツを送信するための伝送路として、上記第2の伝送路を選択するか否かをユーザが選択するためのユーザ操作部をさらに備え、
上記伝送路制御部は、上記ユーザ操作部で上記第2の伝送路が選択されたとき、上記所定の外部機器からコンテンツを受信するための伝送路、または、上記所定の外部機器にコンテンツを送信するための伝送路を上記第2の伝送路とする
請求項8に記載の情報処理装置。 - 第1の伝送路を介して接続されている外部機器の識別情報を取得する第1の識別情報取得ステップと、
第2の伝送路を介して接続されている外部機器の識別情報を取得する第2の識別情報取得ステップと、
上記第1の伝送路を介して接続されている外部機器から選択された所定の外部機器が、上記第2の伝送路を介して接続されているか否かを、上記第1の識別情報取得ステップで取得された上記所定の外部機器の識別情報と上記第2の識別情報取得ステップで取得された識別情報とを比較して判断する接続判断ステップと
を有する情報処理方法。 - コンピュータを、
第1の伝送路を介して接続されている外部機器の識別情報を取得する第1の識別情報取得手段と、
第2の伝送路を介して接続されている外部機器の識別情報を取得する第2の識別情報取得手段と、
上記第1の伝送路を介して接続されている外部機器から選択された所定の外部機器が、上記第2の伝送路を介して接続されているか否かを、上記第1の識別情報取得手段で取得された上記所定の外部機器の識別情報と上記第2の識別情報取得手段で取得された識別情報とを比較して判断する接続判断手段と
して機能させるプログラム。 - 第1の伝送路を介して接続されている外部機器の識別情報を取得する第1の識別情報取得部と、
第2の伝送路を介して接続されている外部機器の識別情報を取得する第2の識別情報取得部と、
上記第1の伝送路を介して接続されている外部機器から選択された所定の外部機器が、上記第2の伝送路を介して接続されているか否かを、上記第1の識別情報取得部で取得された上記所定の外部機器の識別情報と上記第2の識別情報取得部で取得された識別情報とを比較して判断する接続判断部と、
上記接続判断部で上記所定の外部機器が上記第2の伝送路を介して接続されていると判断されたとき、上記所定の外部機器からコンテンツを受信するための伝送路を上記第2の伝送路とする伝送路制御部と
を備えるコンテンツ受信装置。
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