JP2008252378A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】周方向に明度の異なる領域を有する回転部材の耐久性を高めることができる画像読取装置を提供する。
【解決手段】この画像読取装置は、搬送路を搬送される原稿8を読取る読取センサ1と、読取センサ1に対して搬送路を挟んで対向する位置に配置された回転部材10と、を備える。回転部材10は、互いに明度の異なる色を有する2つの半円筒状部材14,15を組み合わせて形成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、搬送機構を用いて原稿を搬送して該原稿の画像を読取るスキャナー等の画像読取装置に関する。
スキャナー等の画像読取装置で読み取った原稿の文字画像を認識するOCR処理を行う場合、処理前に原稿の輪郭や原稿の縁或いは基準孔等を基準に画像データの位置を合わせて画像データをファイルしなければならないため、基準が鮮明である必要がある。
通常の原稿は白色のため、画像を読取る読取センサに対向して設けられたプラテンローラ等の背景部材が白色だと、読み取られた原稿画像の周囲に付加される背景画像の色(背景色)が白色となり、読取った原稿の輪郭、縁、基準孔等は強調されない。
そこで、プラテンローラ等の回転部材の外周面を円周方向に黒色と白色とに色分けし、回転部材を回転操作することで、読取り時に原稿の背景色を白色か黒色に切り換える画像読取装置が提案されている(特許文献1)。
この提案では、原稿の背景色を黒色に切換えることで、原稿の輪郭、縁、孔等を強調し、OCRの処理を行う際、読取りデータの位置を合わせて画像データをファイルすることが容易になる。
一方、印刷や印字の濃度が薄く、かつ光が透過し易い原稿の場合、背景色が黒色だと背景色が透けて見えるため、読取った画像は印刷や印字(黒色の字)の強調処理を行い難くなる。この場合、原稿の背景色を白色に切り換えることで印刷や印字を強調することができる。
逆に、光が透過し易い両面印刷の原稿では、背景色を白色にすると、裏面の印刷や印字等が透けて見える度合いが強まるため、背景色を黒色にし、裏面の印刷や印字を強調しないようにすることができる。このように、読取る原稿によって背景色を使い分けている。なお、回転部材は、背景色の切換え時に回転するが、原稿読取中は背景色が切換わらないように停止させている。
また、一般的に、一度の原稿搬送で両面を読み取る画像読取装置においては、表面用と裏面用の2つの読取センサが設けられ、それぞれの読取センサの読取位置に対向して原稿を該読取センサに密着させるプラテンローラ等の背景部材が配置されている。
特許第2761736号公報
ところで、プラテンローラ等の回転部材を備えた画像読取装置で原稿の背景色の切換えを実現するためには、例えば、地色が白色か黒色の回転部材に、地色と異なる色を塗装したり、地色と異なる色のシート状部材を貼り付けたりする方法が考えられる。
しかし、回転部材の塗装面を原稿が擦るため長期間使用すると塗装が薄くなって回転部材の色が透けて見え、色合いが変化してしまうことが問題となる。また、塗装の色むらがあると、色合いが不均一になるという問題が生じる。
また、回転部材にシート状部材を貼り付ける場合も、光が透過しない十分な厚みのあるシート状部材は貼り付け難く、シート状部材の端部が徐々に剥がれる可能性がある。シート状部材が剥がれると、回転部材の回転が妨げられ、故障の原因となる。また、貼り付けの容易な薄手のシート状部材は光が透過しやすいため、回転部材の色が透けて見え、所望する色合いにならないという欠点がある。
そこで、本発明は、周方向に明度の異なる領域を有する回転部材の耐久性を高めることができる画像読取装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、読取センサとの距離を精度良く保つことができる回転部材を備えた画像読取装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、回転部材が傷ついても、簡単に交換することができる画像読取装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像読取装置は、搬送路を搬送される原稿の画像を読取る読取センサと、該読取センサに対して前記搬送路を挟んで対向する位置に配置された回転部材と、を備える画像読取装置において、前記回転部材は、互いに明度の異なる色を有する少なくとも2つの円弧筒部材を組み合わせて形成されることを特徴とする。
また、本発明の画像読取装置は、略白色の円弧状部材の外周部に略白色又は透明のシート状部材を貼り付けるか、又は略白色又は透明の塗膜を形成したことを特徴とする。
また、本発明の画像読取装置は、回転部材の中心軸となる軸部材を備えることを特徴とする。
また、本発明の画像読取装置は、回転部材と保持部材と搬送ガイドとを一体に組み合わせた回転部材ユニットを備えることを特徴とする。
本発明によれば、回転部材を明度の異なる円弧筒部材を組み合わせて形成しているので、回転部材の表面に原稿が擦れても、表面の色が変わることがない。これにより、回転部材の耐久性が向上し、長期間にわたって使用することが可能となる。
また、略白色の円弧状部材の外周部に略白色又は透明のシート状部材を貼り付けるか、略白色又は透明の塗膜を形成したので、より長期にわたり均一な色合いを保つことが可能となる。
また、回転部材ユニットとしたこと、又は回転部材の中心に軸部材を設けたことで、読取センサと回転部材とを精度よく対向させられるようになった。また、回転部材ユニットとして回転部材を交換できるので、万一故障しても交換が簡単にできるようになった。
以下、本発明の実施の形態を図を参照して説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態である画像読取装置の装置構成を説明するための簡略図である。
この画像読取装置は、図2に示すように、原稿8が積載される原稿台7がピックアップローラ6に当接するまで上昇し、ピックアップローラ6でピックアップされた原稿8は給送ローラ4によって給送される。
ピックアップローラ6で同時に2枚以上の原稿8がピックアップされた場合は、分離ローラ11により原稿8が一枚ずつに分離されて給送される。そして、給送された原稿8の画像は、読取センサ1によって読取られる。読取センサ1に対向する位置には、プラテンローラ(回転部材)10が一定の隙間を介して設けられている。
プラテンローラ10は円筒形状をなしており、外周面の半周領域が黒色部とされ、残りの半周領域が白色部とされている。通常、プラテンローラ10は停止しており、原稿8の背景色を切換える際に回転動作する。読取センサ1で読取る原稿の種類に応じて、プラテンローラ10の回転動作を制御して原稿8の背景色を黒色か白色かに切換えることが可能である。
例えば、印刷や印字の濃度が薄く、かつ透け易い用紙の原稿の場合には、読取センサ1にプラテンローラ10の白色部が対向するように該プラテンローラ10を回転させて原稿の背景色を白色に切り換え、印刷や印字文字等を強調する。
また、両面印刷で、かつ透け易い用紙の原稿の場合には、読取センサ1にプラテンローラ10の黒色部が対向するように該プラテンローラ10を回転させて原稿の背景色を黒色に切り換え、裏写りをなくす。
読取センサ1で画像が読取られた原稿8は搬送ローラ3によって搬送され、排紙ローラ5により排紙トレイ9に排紙される。また、原稿台7に積載された原稿8がすべて給送されると、原稿台7は下降してホームポジションに戻る。
なお、下部ユニット12に対して、搬送ローラ3、給送ローラ4、読取センサ1、およびプラテンローラ10を有する上部ユニット2はヒンジ13を介して回動可能であり、搬送路を開閉できる。下部ユニット12に対して上部ユニット2を回動操作して搬送路を開くことにより、搬送ローラ3、プラテンローラ10、読取センサ1、搬送路の清掃、および搬送路に詰まった原稿の取り出しを行なうことができる。
上部ユニット2の回動操作は、不図示の開閉検知センサを用いて検知可能であり、不図示の制御手段は、上部ユニット2が元の位置に戻され、搬送路が閉状態になったことを確認して給送待機モードに入るよう制御する。
次に、図1を参照して、プラテンローラ10について説明する。図1は、プラテンローラ10の分解斜視図である。
図1に示すように、プラテンローラ10は、半円筒状の白色部材(円弧筒部材)14と、半円筒状の黒色部材(円弧筒部材)15とを備える。
白色部材14の軸方向の一端部(図の左端部)には、ボス14aが軸方向に突設され、軸方向の他端部(図の右端部)には、ボス14aと略同心の穴14eが設けられている。また、白色部材14の内周面の円周方向の略中央部には、嵌め込み凸部14b、引掛け凹部14cおよび嵌め込み凸部14dが軸方向に所定の間隔で配設されている。
一方、黒色部材15の軸方向の一端部(図の左端部)には、ボス14aが嵌め込まれる穴15aが設けられ、軸方向の他端部(図の右端部)には、穴14eに嵌め込まれるボス15eが設けられている。
また、黒色部材15の内周面の円周方向の略中央部には、嵌め込み凸部14bの先端部に嵌め込まれる嵌め込み凹部15b、引掛け凹部14cに軸方向に掛止される引掛け部15c、および嵌め込み凸部14dの先端部に嵌め込まれる嵌め込み凹部15dが軸方向に所定の間隔で配設されている。
白色部材14と黒色部材15とを組み合わせるには、まず、白色部材14の嵌め込み凸部14b、引掛け凹部14cおよび嵌め込み凸部14dに対して、黒色部材15の嵌め込み凹部15b、引掛け部15cおよび嵌め込み凸部14dを軸方向の一端側(図の左端側)にずらした状態で白色部材14と黒色部材15とを径方向に合わせる。
次いで、白色部材14に対して黒色部材15を軸方向の他端側(図の右端側)に相対的にスライドさせることにより、白色部材14のボス14aが黒色部材15の穴15aに軸方向に嵌め込まれるとともに、白色部材14の穴14eに黒色部材15のボス15eが軸方向に嵌め込まれる。
これと同時に、黒色部材15の嵌め込み凹部15b,15dが白色部材14の嵌め込み凸部14b,14dの先端部に径方向に嵌め込まれるとともに、黒色部材15の引掛け部15cが白色部材14の引掛け凹部14cに軸方向に嵌め込まれる。
これにより、白色部材14と黒色部材15とが組み合わせられ、円筒形状のプラテンローラ10が形成される。なお、このように組み合わせた後、白色部材14と黒色部材15が外れないように、不図示のスナップフィット等によって外れ防止をしている。また、白色部材14と黒色部材15との凹凸嵌合構造は、特に限定されず、種々の凹凸嵌合構造を採用することができる。
図3は、プラテンローラ10、保持部材16,17、および搬送ガイド18からなるプラテンローラユニット(回転部材ユニット)22の斜視図である。
保持部材16,17は、搬送される原稿8を案内する搬送ガイド18を保持すると共に、軸受部16b,17bを介してプラテンローラ10の軸方向の両端部を回転可能に保持している。
プラテンローラユニット22を本体装置に装着した後、保持部材16,17のスペーサ部16a,17aに、読取センサ1(図2参照)が当接することで、プラテンローラ10と読取センサ1との間に所定の隙間が確保される。なお、スペーサ部16a,17aはプラテンローラユニット22側ではなく、読取センサ1側に設けてもよい。
図4は、本体装置にプラテンローラユニット22を取り付ける際の様子を示す斜視図である。
本体装置にプラテンローラユニット22を取り付けるには、まず、図4に示すように、下部ユニット12に対して上部ユニット2を開く。上部ユニット2の原稿8の搬送方向と直交する幅方向の両側壁には、略U字状に切り欠かれた取付部23が設けられている。
そして、プラテンローラユニット22を、搬送ガイド18を上方に配置し、かつ上部ユニット2の幅方向にプラテンローラ10の軸線を配置した状態で、該軸線方向(図の矢印方向)に移動させ、その後、上部ユニット2の各取付部23に保持部材16,17の一部を挿入する。
この状態で、プラテンローラユニット22をプラテンローラ10の軸線回りに回転させることで、プラテンローラユニット22が上部ユニット2に取り付けられる。
具体的には、図5に示すように、上部ユニット2の取付部23の上方には突起24が設けられ、プラテンローラユニット22の保持部材16,17に設けられた軸受部16b,17bには、それぞれアーム部16fが形成されている。
アーム部16fは可撓性部材で形成されており、該アーム部16fには、上部ユニット2の突起24に着脱自在に掛止する掛止部16eが設けられている。
そして、図5および図6に示すように、搬送ガイド18を上方に配置した状態でプラテンローラユニット22の軸受部16b,17bを上部ユニット2の取付部23,23に挿入して突き当てる(図6参照)。
この状態で、プラテンローラユニット22をプラテンローラ10の軸回りに90°回転(図6の矢印方向)させると、アーム16fが撓んで突起24を乗り越え、掛止部16eが突起24に嵌め込まれる(図7参照)。これにより、プラテンローラユニット22を上部ユニット2に容易に取り付けることができる。
かかる取り付け状態においては、プラテンローラ10に設けられた不図示のギアと、装置本体に設けられた不図示の駆動部とが連結される。ユーザによる操作を基に、制御手段が駆動部の駆動を制御することで、プラテンローラ10が回転動作して、白色部材14又は黒色部材15が読取センサ1に対して対向配置され、原稿8の背景色が白色又は黒色に切り換えられる。
一方、プラテンローラユニット22を上部ユニット2から取り外す場合は、アーム16を撓ませて掛止部16eを突起24から外した後、上述した取り付ける工程と逆の工程を経ることにより、プラテンローラユニット22を上部ユニット2から容易に取り外すことができる。なお、プラテンローラユニット22を下部ユニット12にも上記同様にして着脱自在に取り付けるようにしてもよい。
以上説明したように、この実施形態では、プラテンローラ10を半円筒状の白色部材14と半円筒状の黒色部材15とを組み合わせて形成しているので、プラテンローラ10の表面に原稿8が擦れても、表面の色が変ったり、表面が剥がれたりすることがない。
これにより、プラテンローラ10の耐久性が向上し、長期間にわたって使用することが可能となる。
なお、略白色の半円筒状部材14の外周面上に略白色のテープ等のシート状部材を粘着剤や接着剤等を用いて固定してもよい。このシート状部材は、薄手であっても、下地に略白色の半円筒状部材14があるため白色度は低下せず、かつ半円筒状部材14よりも耐摩耗性が優れている。また、略白色のシート状部材を固定するかわりに、略白色の塗膜を形成してもよい。この塗膜に色むらがあっても、下地に略白色の半円筒状部材14があるため、均一な白色度となる。また、耐摩耗性も半円筒状部材14よりも優れている。なお、プラテンローラ10に固定するシート状部材や形成する塗膜は透明であっても同様の効果がある。
また、プラテンローラ10は、白色部材14に対して黒色部材15を軸方向に相対移動させることで組み立てることができるので、プラテンローラ10の組み立て作業の容易化を図ることができる。
更に、プラテンローラ10、保持部材16,17、および搬送ガイド18を有するプラテンローラユニット22を上部ユニット2に対して容易に着脱することができるので、寿命等によりプラテンローラ10を交換する作業やプラテンローラ10を清掃する作業を効率よく行なうことができる。
更に、プラテンローラ10と搬送される原稿8を案内する搬送ガイド18が一体にユニット化されているので、プラテンローラ10と搬送ガイド18との相対位置を精度よく保つことができる。
これにより、プラテンローラ10と読取センサ1との隙間を必要最小限に精度よく保つことができ、読取画質が向上する。
次に、図8を参照して、本発明の第2の実施形態である画像読取装置について説明する。図8は、本発明の第2の実施形態である画像読取装置に取り付けられるプラテンローラを説明するための分解斜視図である。なお、上記第1の実施形態と重複する部分についてはその説明を省略する。
この実施形態では、プラテンローラの反りを防止し、プラテンローラと読取センサとの隙間を一定にすることができる画像読取装置を説明する。
プラテンローラ(回転部材)25は、図8に示すように、半円筒状の白色部材(円弧筒部材)26と、半円筒状の黒色部材(円弧筒部材)27とを備える。
白色部材26の軸方向両端部および軸方向中央部には、それぞれ軸方向の同一方向に突出する例えば円筒状の嵌め込み部26a,26eおよび嵌め込み部26cが同軸上に設けられている。
黒色部材27の軸方向両端部および軸方向中央部には、それぞれ嵌め込み部26a,26eおよび嵌め込み部26cが軸方向に内嵌される例えば円筒状の被嵌め込み部27a,27eおよび被嵌め込み部27cが同軸上に設けられている。
白色部材26と黒色部材27とを組み合わせるには、まず、黒色部材27の被嵌め込み部27a,27eおよび被嵌め込み部27cに対して、白色部材26の嵌め込み部26a,26eおよび嵌め込み部26cを軸方向の一端側(図の左端側)にずらした状態で白色部材26と黒色部材27とを径方向に合わせる。
次いで、黒色部材27に対して白色部材26を軸方向の他端側(図の右端側)に相対的にスライドさせることにより、白色部材26の嵌め込み部26a,26eおよび嵌め込み部26cが黒色部材27の被嵌め込み部27a,27eおよび被嵌め込み部27cに軸方向に嵌め込まれる。これにより、白色部材26と黒色部材27とが組み合わせられる。なお、このように組み合わせた後、白色部材26と黒色部材27とが外れないように、不図示のスナップフィット等によって外れ防止をしている。
その後、白色部材26の嵌め込み部26a,26c,26eの内周部に軸29を挿通することで、軸方向の両端に軸29が突出した円筒形状のプラテンローラ25が形成される。なお、白色部材26と黒色部材27との凹凸嵌合構造は、特に限定されず、種々の凹凸嵌合構造を採用することができる。
そして、軸方向の両端に軸29が突出した円筒形状のプラテンローラ25、図3に示す保持部材16,17、および搬送ガイド18によって不図示のプラテンローラユニット(回転部材ユニット)が構成される。
このプラテンローラユニットでは、保持部材16,17の軸受部16b,17bを介してプラテンローラ25の軸方向両端に突出した軸29が回転可能に支持される。なお、軸29を保持部材16,17に固定し、軸29に対してプラテンローラ25を回転可能に支持するようにしてもよい。
以上説明したように、この実施形態では、白色部材26の嵌め込み部26a,26e,26cを黒色部材27の被嵌め込み部27a,27e,27cに軸方向に嵌め込んだ後、白色部材26の嵌め込み部26a,26c,26eの内周部に軸29を挿通している。
これにより、プラテンローラ25に反りがあっても該反りを矯正することができ、プラテンローラ25の形状精度を高めることができる。この結果、読取センサ1とプラテンローラ25との隙間を読取センサ1の全長にわたって一定に保つことができ、読取画質が向上する。その他の構成および作用効果は、上記第1の実施形態と同様である。
なお、本発明は上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、円周方向の180°位置で2つに分割した半円筒形状の白色部材および黒色部材を例示したが、分割位置は特に限定されず、円周方向の任意の位置で2又は3以上に分割した円弧筒部材を組み合わせるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、明度の異なる円弧筒部材として白色部材と黒色部材とを例示したが、これに限定されず、他の任意の色や薄い灰色や濃い灰色等の円弧筒部材を組み合わせるようにしてもよい。
また、図9に示すように、プラテンローラ10の外周面のうち、静止時に読取センサ1に対向する部分は。他の円筒状の外周面よりも径方向内側に後退した形状にしてもよい。このようにすることで、プラテンローラ10の外周面と原稿との接触を防止でき、プラテンローラ10の耐久性が向上する。
本発明の第1の実施形態である画像読取装置に組み込まれるプラテンローラの分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態である画像読取装置の装置構成を説明するための簡略図である。 プラテンローラユニットを説明するための斜視図である。 本体装置にプラテンローラユニットを取り付ける際の様子を示す斜視図である。 プラテンローラユニットの取り付け例を説明するための図である。 プラテンローラユニットの取り付け例を説明するための図である。 プラテンローラユニットの取り付け例を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態である画像読取装置に組み込まれるプラテンローラの分解斜視図である。 本発明のプラテンローラの変形例を示す図である。
符号の説明
1 読取センサ
2 上部ユニット
3 搬送ローラ
4 給送ローラ
5 排紙ローラ
6 ピックアップローラ
7 原稿台
8 原稿
9 排紙トレイ
10 プラテンローラ
11 分離ローラ
12 下部ユニット
13 ヒンジ
14 白色部材
14a ボス
14b 嵌め込み凸部
14c 引掛け凹部
14d 嵌め込み凸部
14e 穴
15 黒色部材
15a 穴
15b 嵌め込み凹部
15c 引掛け部
15d 嵌め込み凹部
15e ボス
16 保持部材
16a スペーサ部
17 保持部材
17a スペーサ部
18 搬送ガイド
16b 軸受部
16e 掛止部
16f アーム部
17b 軸受部
22 プラテンローラユニット
23 取付部
25 プラテンローラ
26 白色部材
26a 嵌め込み部
26c 嵌め込み部
26e 嵌め込み部
27 黒色部材
27a 被嵌め込み部
27c 被嵌め込み部
27e 被嵌め込み部
29 軸

Claims (10)

  1. 搬送路を搬送される原稿の画像を読取る読取センサと、
    該読取センサに対して前記搬送路を挟んで対向する位置に配置された回転部材と、を備える画像読取装置において、
    前記回転部材は、互いに明度の異なる色を有する少なくとも2つの円弧筒部材を組み合わせて形成されることを特徴とする画像読取装置。
  2. 2つの前記円弧筒部材の一方の円弧筒部材が略黒色とされ、他方の円弧筒部材が略白色とされることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記略白色の円弧状部材の外周に沿って略白色又は透明のシート状部材を設置したことを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記略白色の円弧状部材の外周に略白色又は透明の塗膜を形成したことを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  5. 2つの前記円弧筒部材が略半円筒形状であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  6. 2つの前記円弧筒部材のうちの一方の円弧筒部材の内周側に少なくとも1つの嵌め込み部を設けるとともに、他方の円弧筒部材に前記嵌め込み部と対応する被嵌め込み部を設け、
    前記嵌め込み部の少なくとも1つは、前記回転部材の回転中心を含む位置に配置されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  7. 前記回転部材と、搬送される原稿を搬送方向に案内する搬送ガイドと、前記回転部材の両端を回転可能に保持する保持部材と、を一体に組み合わせた回転部材ユニットが着脱可能に配置されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  8. 前記回転部材の回転軸線を貫通する軸部材を備え、該軸部材に前記回転部材が支持されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  9. 前記軸部材は前記嵌め込み部の少なくとも1つに嵌合し、該軸部材が嵌合する前記嵌め込み部の少なくとも1つは前記回転部材の軸方向の中央部近傍に配置されることを特徴とする請求項8に記載の画像読取装置。
  10. 前記回転部材と、前記軸部材と、搬送される原稿を搬送方向に案内する搬送ガイドと、前記軸部材の両端を保持する保持部材と、を一体に組み合わせた回転部材ユニットが着脱可能に配置されることを特徴とする請求項8又は9に記載の画像読取装置。
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