JP2008251427A - 蛍光ランプにおけるガラスバルブの蛍光被膜形成方法 - Google Patents

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吉満 美濃
Satoshi Minamitsuji
聰 南辻
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眞一郎 石塚
Hidekazu Tanigaki
英一 谷垣
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Abstract

【課題】ガラスバルブ内部に吸引される蛍光液の吸引量、及びガラスバルブから排出される蛍光液の排出量を大幅に低減できて、製造コストを大幅に削減できる蛍光ランプにおけるガラスバルブの蛍光被膜形成方法を提供することを課題とする。
【解決手段】直立支持されるガラスバルブ3の下端開口部を貯液槽1に収容された蛍光液に浸漬した状態で、ガラスバルブ3の内部を減圧して該下端開口部から蛍光液2を吸引した後、ガラスバルブ3の内部に、ガラスバルブ3の下端開口部から上端部まで均一に塗布できる量の蛍光液2が吸引された時点で、ガラスバルブ3の下端開口部を蛍光液面から離間させる一方、内部に吸引されている上記所定量の蛍光液2をガラスバルブ3の上端部まで吸引するようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば液晶表示装置の光源に使用される放電管としてのガラスバルブにおいて、ガラスバルブの内面に蛍光被膜を形成する蛍光ランプにおけるガラスバルブの蛍光被膜形成方法に関する。
近年、大型の液晶表示装置の普及が高くなっており、該液晶表示装置の光源に使用される放電管の長さが長くなる傾向にあり、放電管の長さに比例して蛍光液の供給量も多くなる傾向にある。
従来より、この種の蛍光ランプにおけるガラスバルブの蛍光被膜形成方法においては、例えば、図2(a)に示すように、貯液槽1の蛍光液2に直立支持された状態のガラスバルブ3の下端開口部を浸漬し、ガラスバルブ3の上端部に設けられた吸引手段4によって、貯液槽1の蛍光液2をガラスバルブ3の下端開口部から上端部まで吸引し、吸引動作停止後、図2(b)に示すように、ガラスバルブ3を貯液槽1より取り出して、図示していない回転装置及びコンプレッサによって、ガラスバルブ3を回転すると共に、ガラスバルブ3内部に乾燥空気を流入し、ガラスバルブ3内部の余分な蛍光液2を外部へ排出し、ガラスバルブ3の内面に略均一に蛍光液2を付着させた後、高温にて焼成し蛍光被膜を形成している(例えば特許文献1参照)。
特開2002−343244号公報
しかしながら、上記従来の蛍光ランプにおけるガラスバルブの蛍光被膜形成方法においては、蛍光液2がガラスバルブ3の内面に所望の厚さで付着した状態で、余分な蛍光液2が排出されることになるが、この際、多量の蛍光液2が排出されているのが現況である。また、排出された蛍光液2は、循環して再利用することができないため、新しい蛍光液2を、蛍光液2の消費量に比例して貯液槽1に供給する必要があり、その供給量も多くなる。つまり、多量の蛍光液2が無駄に消費されることから製造コストが非常に高くなるという問題がある。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、ガラスバルブ内部に吸引される蛍光液の吸引量、及びガラスバルブから排出される蛍光液の排出量を大幅に低減できて、製造コストを大幅に削減できる蛍光ランプにおけるガラスバルブの蛍光被膜形成方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る蛍光ランプにおけるガラスバルブの蛍光被膜形成方法は、直立支持されるガラスバルブの下端開口部を貯液槽に収容された蛍光液に浸漬した状態で、ガラスバルブの内部を減圧して該下端開口部から蛍光液を吸引した後、ガラスバルブの内部に、ガラスバルブの下端開口部から上端部まで均一に塗布できる量の蛍光液が吸引された時点で、ガラスバルブの下端開口部を蛍光液面から離間させる一方、内部に吸引されている上記所定量の蛍光液をガラスバルブの上端部まで吸引するようにしたことを特徴とする。
この場合、所定量、即ちガラスバルブの下端開口部から上端部まで均一に塗布できる量の蛍光液が吸引された時点で、ガラスバルブの下端開口部を蛍光液面から離間させるため、余分な蛍光液を吸引することがなく、上記所定量の蛍光液がガラスバルブの下端開口部から上端部まで途切れることなく吸引される。その結果、蛍光液がガラスバルブの下端開口部から上端部まできれいに塗布されることになる。そして、蛍光液の排出量を大幅に削減できる一方、ガラスバルブ内部への吸引量及び排出量が削減されることから、新しい蛍光液の貯液に要する供給量も大幅に削減できるようになる。
なお、ガラスバルブの上端部は、次工程で取り付けられるガラスビードの取付スペースを考慮する場合はガラスバルブの上端開口部を除くとし、考慮しない場合は該上端開口部を含むものとする。
また本発明によれば、上記蛍光液の吸引量を、ガラスバルブの内周面に形成しようとする蛍光被膜の膜厚、内面の円周長、管長から設定される供給量に、10〜20%増量して設定するような構成を採用することもできる。
この場合、ガラスバルブの内周面に形成しようとする蛍光被膜の膜厚、内面の円周長、管長から設定される供給量に、10〜20%増量するようにしたので、ガラスバルブの下端開口部から吸引した蛍光液を、ガラスバルブの内面に確実に且つ好適に付着させることができ、無駄な蛍光液の排出をより一層低減できるようになる。
以上説明したように、本発明によれば、ガラスバルブの下端開口部から上端部まで均一な蛍光被膜を形成できる量の蛍光液を供給するようにしたので、蛍光液の無駄な消費量を大幅に低減できて、製造コストを大幅に削減できる効果がある。
以下、本発明の一実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
本実施形態に係る蛍光ランプにおけるガラスバルブの蛍光被膜形成方法に使用される製造装置は、図1(a)〜(c)に示すように、蛍光液2が収容された貯液槽1と、ガラスバルブ3を直立支持すると共に、蛍光液2をガラスバルブ3の下端開口部から内部に吸引する吸引手段4とから構成されている。
吸引手段4は、ガラスバルブ3を直立支持するための支持具と、貯液槽1から蛍光液2を吸引する吸引部としての真空ポンプと、ガラスバルブ3を昇降させる昇降装置とを備え(図示せず)、ガラスバルブ3の下端開口部を蛍光液2に浸漬した状態で、ガラスバルブ3内部を真空ポンプによって減圧して、ガラスバルブ3の下端開口部から蛍光液2を吸引している。
つぎに蛍光被膜形成方法について説明する。まず図1(a)に示すように、支持具によって直立支持されたガラスバルブ3を、蛍光液2が収容された貯液槽1の上方に位置させる。つぎに、昇降装置によってガラスバルブ3の下端開口部を蛍光液2に浸漬した状態で、真空ポンプによってガラスバルブ3の内部を減圧して該下端開口部から蛍光液2を吸引した後、図1(b)に示すように、ガラスバルブ3の内部に、ガラスバルブ3の下端開口部から上端部まで均一に塗布できる量の蛍光液2が吸引された時点で、昇降装置によってガラスバルブ3の下端開口部を蛍光液面から離間させる。この蛍光液2の吸引量は、ガラスバルブ3の内面に形成しようとする膜厚と、内面の円周長と、管長とから設定される供給量に、10〜20%(好ましくは15%)増量した量に設定されている。
一方、図1(c)に示すように、内部に吸引されている上記所定量の蛍光液2をガラスバルブ3の上端部まで吸引する。この際、ガラスバルブ3の中途部に位置する塊状(例えば柱状)の蛍光液2が、ガラスバルブ3の内面に所望の厚さで途切れることなく付着しつつ、ガラスバルブ3の上端部に向かって吸引される。そして、該上端部においては、蛍光液2は円板状になるまで減少するが塊状は維持される。これによって、ガラスバルブ3の内面全体に蛍光液2が均一に付着されることになる。
なお前記実施形態においては、次工程において取り付けられるガラスビードの取付スペースを考慮して蛍光液2をガラスバルブ3の上端開口部までは吸引しないものとする。
また、この時の蛍光液2の吸引量及び排出量は、従来に比して大幅に低減できるようになっているのは言うまでもない。
このように、上記所定量の蛍光液2は、塊状の蛍光液2がガラスバルブ3の中途部から上端部に向かって吸引される際に、減少はするものの塊状を保持した状態で上昇させることができる量、即ち蛍光液2を途切れることなくガラスバルブ3の内面全体にきれいに付着させることができると共に、蛍光液2の排出量を極めて少なくすることができる量である。
さらに前記実施形態の場合、支持具、真空ポンプ及び昇降装置を備えた製造装置を例にとって説明したが、これに限らず、回転装置を設けるようにして、蛍光液2を吸引しつつガラスバルブ3を回転させるようにしてもよい。また、乾燥空気を、ガラスバルブ3の回転時又は回転後に圧送するようにしてもよい。
本発明の蛍光ランプにおけるガラスバルブの蛍光被膜形成方法は、液晶表示装置のバックライト光源に使用される蛍光ランプを製造するのに好適で、大型の液晶画面、携帯電話、パソコンなどIT分野で特に有用であると考えられる。
(a)〜(c)は本発明の一実施形態に係る蛍光ランプ製造装置の一例を示し、(a)はガラスバルブの下端開口部が蛍光液に浸漬された状態を示した図、(b)は所定量の蛍光液をガラスバルブ内に吸引した後、ガラスバルブの下端開口部を蛍光液面から離間させた状態を示した図、(c)はガラスバルブの下端開口部を蛍光液面から離間させる一方、所定量の蛍光液を上端部まで吸引する状態を示した図 (a)、(b)は従来の蛍光ランプ製造装置を示した図
符号の説明
1 貯液槽
2 蛍光液
3 ガラスバルブ
4 吸引手段

Claims (2)

  1. 直立支持されるガラスバルブの下端開口部を貯液槽に収容された蛍光液に浸漬した状態で、ガラスバルブの内部を減圧して該下端開口部から蛍光液を吸引した後、ガラスバルブの内部に、ガラスバルブの下端開口部から上端部まで均一に塗布できる量の蛍光液が吸引された時点で、ガラスバルブの下端開口部を蛍光液面から離間させる一方、内部に吸引されている上記所定量の蛍光液をガラスバルブの上端部まで吸引するようにしたことを特徴とする蛍光ランプにおけるガラスバルブの蛍光被膜形成方法。
  2. 上記蛍光液の吸引量は、ガラスバルブの内周面に形成しようとする蛍光被膜の膜厚、内面の円周長、管長から設定される供給量に、10〜20%増量して設定されることを特徴とする請求項1に記載の蛍光ランプにおけるガラスバルブの蛍光被膜形成方法。
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