JP2008250799A - 印刷システム及び印刷システムの制御方法 - Google Patents

印刷システム及び印刷システムの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】機械的な誤差によって、各プリンタに設定されているフィード量と実際に送られるフィード量とが一致しない場合でも、印刷結果に主走査方向のホワイトラインが現われないようにすることで印刷品質の低下を防止することを目的とする。
【解決手段】1パス目のパスデータを構成する複数列のドットラインデータのうち、下端のドットラインデータと同じドットラインデータを、2パス目のパスデータの上端に配置させてイメージデータを生成し(ステップS14)、プリンタに送信する(ステップS16)。プリンタは、1パス分の印刷を行う毎に、印刷ヘッドの印字素子群の副走査方向の構成ドット数より1ドット少ないフィード量だけ印刷用紙を搬送し、生成されたイメージデータに基づき、印刷処理を実行する。
【選択図】図2

Description

本発明は、イメージデータを生成するホストコンピュータと、ホストコンピュータから受信したイメージデータに基づき印刷処理を実行するプリンタと、を有する印刷システム及び印刷システムの制御方法に関する。
インパクトプリンタやドットインパクトプリンタ等のシリアルプリンタはいずれも、いくつかの印字素子を駆動し、各印字素子がそれぞれ微小なドットを印字して出力画像の印字を行う。各印字素子は精密に等間隔に配列され、1回目の走査が終了すると、印刷用紙は正確に印字ヘッドの幅だけフィードされ、再び主走査方向の印字が開始される。
一般に、主走査方向に印字を開始する始点から印字を終了する終点までの帯状の領域をパスと呼ぶが、このパスは印刷用紙上で、それぞれ隙間なく精密に配列されることが必要になる。しかしながら、パスとパスとの境界部分で一部重なりが生じたり、あるいは必要以上に離れることによって、主走査方向のラインが現れて印字品質を低下させることがある。
特許文献1には、副走査方向に印字素子群を並べて配列し、印字素子群を等間隔にとびとびに選択した第1グループと第2グループとに区別し、先行するパスで第1グループと第2グループとを交互に駆動しながら印字を行い、後続するパスを先行するパスと一部重なりあうように設定し、後続するパスでは先行パスと重なりあう部分で先行するパスで印字しなかったドットを補完するよう印字を行う方法が記載されている。
特開平11−42816号公報
ところで、印刷ヘッドよりも高さの大きいイメージデータを印刷するときは複数のパスに分けて印刷することになるが、パスとパスの間のフィードが印刷ヘッドの高さよりも大きくなってしまうと上述した主走査方向のラインが発生する。
具体的に主走査方向のラインが現れた場合の印刷結果を図7に示す。
図7(a)は、フィード量とパスの高さが一致していて理想的な印刷ができた印刷例であり、図7(b)は、ヘッドの高さが8ドットなのにフィード量が9ドット程度になってしまった例である。図7(a)に示すように‘−’の記号を印刷するのに2ライン必要とする場合、イメージデータの構成によって1ライン目は1パス目で印刷し、2ライン目は2パス目で印刷する場合が生じることがある。つまり、‘−’のイメージデータが2パス目にまたがってしまうことがある。
このようなイメージデータに従って印刷処理を実行しても、フィード量とパスの高さが一致していれば図7(a)に示すように印刷結果に主走査方向のラインは現れることはない。しかしながら、フィード量がパスの高さよりも大きいと図7(b)に示すように1ドット分多くフィードされてしまうため、‘−’の記号を構成するイメージデータの1ライン目と2ライン目との間、つまり1パス目と2パス目との繋ぎ目に主走査方向のホワイトラインが現れてしまう。これでは、‘−’の記号が‘=’に見えてしまうかもしれない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、機械的な誤差によって各プリンタに設定されているフィード量と実際に送られるフィード量とが一致しない場合でも、印刷結果に主走査方向のホワイトラインが現われないようにすることで印刷品質の低下を防止することを目的とする。
上記課題を解決することのできる本発明は、副走査方向に並べて配列された印字素子群を備えた印刷ヘッドを主走査方向に駆動させて印刷処理を行うプリンタと、前記プリンタに対し、前記主走査方向の1パス分のデータを複数個配列させて生成したイメージデータを送信するホストコンピュータと、を備えた印刷システムであって、
前記ホストコンピュータは、
先行パスデータを構成する複数列のドットラインデータのうち、下端のドットラインデータと同じドットラインデータを、後続パスデータの上端に配置させてイメージデータを生成するイメージデータ生成部を有し、
前記プリンタは、
1パス分の印刷を行う毎に、前記印字素子群の副走査方向の構成ドット数より1ドット少ないフィード量だけ印刷媒体を搬送する搬送制御部と、前記イメージデータ生成部によって生成された前記イメージデータに基づき、印刷処理を実行する印刷制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、上記課題を解決することのできる本発明は、副走査方向に並べて配列された印字素子群を備えた印刷ヘッドを主走査方向に駆動させて印刷処理を行うプリンタと、前記プリンタに対し、前記主走査方向の1パス分のデータを複数個配列させて生成したイメージデータを送信するホストコンピュータと、を備えた印刷システムの印刷制御方法であって、
前記ホストコンピュータは、
先行パスデータを構成する複数列のドットラインデータのうち、下端のドットラインデータと同じドットラインデータを、後続パスデータの上端に配置させてイメージデータを生成し、
前記プリンタは、
1パス分の印刷を行う毎に、前記印字素子群の副走査方向の構成ドット数より1ドット少ないフィード量だけ印刷媒体を搬送し、生成された前記イメージデータに基づき、印刷処理を実行することを特徴とする。
上記構成によれば、ホストコンピュータは下端のドットラインデータと同じドットラインデータを、後続パスデータの上端に配置させてイメージデータを生成し、プリンタは1パス分の印刷を行う毎に、印字素子群の副走査方向の構成ドット数より1ドット少ないフィード量で印刷媒体を搬送する。このため、プリンタのフィード量に誤差が生じて正常なフィード量より大きくなってしまった場合でも、プリンタは1ドット少ないフィード量で印刷媒体を搬送するので、後続パスデータの上端に配置させたイメージデータを先行パスデータに続けて印字することができる。したがって、フィード量に誤差が発生してもパスとパスとの間の主操作方向のホワイトラインを防止することができる。
また、本発明において、前記イメージデータ生成部は、前記先行パスデータのドットラインデータと前記後続パスデータのドットラインデータとが重なる場合に、その重なる部分のドットラインデータを前記先行パスデータと前記後続パスデータとで交互に構成することを特徴とする。
また、本発明において、前記先行パスデータのドットラインデータと前記後続パスデータのドットラインデータとが重なるか否かを判断し、
前記ドットラインデータが重なると判断した場合に、その重なる部分のドットラインデータを前記先行パスデータと前記後続パスデータとで交互に構成することを特徴とする。
上記構成によれば、先行パスデータのドットラインデータと後続パスデータのドットラインデータとが重なる場合には、重なる部分のドットラインデータを先行パスデータと後続パスデータとで交互に構成するので、単純に重ねて印字した場合と比べてその分部が濃く印刷されてしまうことを防止することができる。したがって、通常の印字結果と同程度の印字品質を維持することができる。
本発明に係るホストコンピュータ、ホストコンピュータと通信可能に接続されたプリンタを有する印刷システムの実施形態について説明する。図1は、本実施形態の印刷システムの内部処理を説明する制御ブロック図である。
本実施形態の印刷システム1は、ホストコンピュータ10と、ホストコンピュータ10と通信可能に接続されているドットインパクトプリンタ20とによって構成されている。
ホストコンピュータ10は、主に、アプリケーション11、ドットインパクトプリンタ20の動作を制御するデバイスドライバ12、送受信部13、などで構成される。
ホストコンピュータ10のアプリケーション11は、印刷に係る各種コマンド等をドットインパクトプリンタ20に実行させるためのユーザーインターフェースを提供する。ユーザーは、アプリケーション11上で印刷データの作成や編集、印刷指示を行う。デバイスドライバ12は、アプリケーション11により呼び出され、ドットインパクトプリンタ20の動作を直接制御する。
具体的には、アプリケーション11での設定等に応じてイメージデータ生成部14は、アプリケーション11から受信したデータをドットインパクトプリンタ20が印刷できるイメージデータを生成し、イメージデータ記憶部15へ格納する。イメージデータ記憶部15に格納されたイメージデータは送受信部13を介してドットインパクトプリンタ20へ送信される。送受信部13は、イメージデータや各種コマンドデータをドットインパクトプリンタ20へ送信するためのインターフェース部である。
なお、アプリケーション11およびデバイスドライバ12は、ホストコンピュータ10の図示しない記憶領域、例えばHDDに予め格納されたプログラムであり、それぞれの各種機能は、ホストコンピュータ10の図示しない制御部(CPU)で上記プログラムを読み出し、実行することにより実現される。
一方、ドットインパクトプリンタ20の送受信部21は、ホストコンピュータ10から送信されたイメージデータを受信するためのインターフェース部である。送受信部21で一時保存したイメージデータはイメージバッファ22に展開される。印刷制御部23は、図示せぬ印刷ヘッドやキャリッジ等を駆動させてプリントバッファ22に展開されたドットデータを印刷用紙に対して印刷する。本実施形態のドットインパクトプリンタ20は、印刷ヘッドの副走査方向に並べて配列された印字素子群を備えた印刷ヘッドを備えており、その印刷ヘッドを主走査方向に複数回に亘って駆動させて印刷処理を実行する。
搬送制御部24は、印刷用紙を搬送するフィードローラ等を駆動制御する。
ドットインパクトプリンタ20は、印刷ヘッドの主走査方向の1パス分のデータを複数個配列させて生成したイメージデータに基づき印字処理を実行する。このため、搬送制御部24は、印刷ヘッドを主走査方向に1回走査させ1パス分のイメージデータを印刷する毎に、印刷用紙を所定のフィード量だけ繰り出し搬送するようになっている。
なお、本実施形態でいう所定のフィード量とは、印刷ヘッドの印字素子群の副走査方向の構成ドット数(本実施形態では8ドット)より1ドット少ない分に相当するフィード量(本実施形態では7ドット)を意味する。通常は、1パス分のイメージデータを印刷する毎に、印刷ヘッドの高さに相当するフィード量だけ印刷用紙を搬送すれば、パスとパスとの間に主走査方向のホワイトラインが入ることはない。しかしながら、フィード量に機械的な誤差が影響してくると、印刷ヘッドの高さに相当するフィード量を正常に搬送することができない。このため、本実施形態では、機械的な誤差を予め考慮し、印字素子群の副走査方向の構成ドット数より1ドット少ないフィード量で印刷用紙を搬送するよう構成されている。
(イメージデータ生成処理について)
次に、ホストコンピュータ10のイメージデータ生成部14が行うイメージデータ生成処理について図2及び図3を参照して説明する。図2は、イメージデータ生成処理を説明するためのフローチャートであり、図3は、イメージデータ記憶部に格納されるパスデータの配列状態を示した模式図である。
通常は、図3(a)に示すように、空白部分X,Yにはパスを作らずに、印刷する画像を含む部分だけにパスデータを生成する。ここでは、1つの円と1つの線を描いた画像をパスに分割しており、1パス目から5パス目まで5つのパスデータから構成されるイメージデータが生成される。
しかしながら、本実施形態では、図3(b)に示すように、隣接するパスデータ同士が重なるように生成される。すなわち、1パス目と2パス目、3パス目と4パス目、4パス目と5パス目とが一部重なりあうようなイメージデータが生成される。
上記のイメージデータを生成する処理について説明する。
まず、イメージデータ生成部14は、アプリケーション11から受信した印刷元データをラスタライズし、ビットマップデータに変換し、変換されたビットマップデータを構成する各ドットラインデータが空白データであるか否かを判断する(ステップS12)。
空白データではないドットラインがあると(ステップS12:No)、そのドットラインから印刷ヘッドの印字素子群の構成ドット数、例えば8ドット数分のドットラインデータを1つのパスデータとする(ステップS12,図3(b)の1パス目)。この1パス目のパスデータをイメージデータ記憶部15に格納する(ステップS13)。
このとき、イメージデータ生成部14は、1パス目のパスデータを構成する8ドットラインのうち下端のドットラインデータよりも1つ上、つまり7ドットライン目までを処理済として登録する(ステップS14)。次に、全てのドットラインが処理済みに登録されているかを判断し、全てのドットラインが処理済みに登録されていなければ、ステップS11に戻り、次に読み出すドットラインデータが空白データか否かを判断する。
このように、7ドットライン目までを処理済として登録することによって、ステップS11の処理を8ドットライン目から行うことになる。
これにより、1パス目の下端の8ドットラインデータと同じドットラインデータを、2パス目の上端に配置させたイメージデータを生成することができる。
ステップS11からステップS15を繰り返し処理し、5パス目のパスデータまでがイメージデータ記憶部15に格納され、最終的にステップS15で全てのラインデータが処理済みに登録されたと判断すると(ステップS15:Yes)、イメージデータをパスデータ毎にドットインパクトプリンタ20へ送信する(ステップS16)。5パス目のパスデータを送信し全てのパスデータを送信し終えると(ステップS17:Yes)、イメージデータ生成処理を終了する。
(印刷結果について)
図4は、図2のフローにしたがって生成されたイメージデータに基づき、ドットインパクトプリンタ20が行った印刷処理の結果である。図4(a)は、印刷用紙のフィード量が正常だった場合の印刷結果であり、図4(b)は、印刷用紙のフィード量が大きかった場合の印刷結果であり、図4(c)は、印刷用紙のフィード量が小さかった場合の印刷結果である。
図4(a)の印刷用紙のフィード量が正常だった場合とは、1つのパスデータを印刷する毎に、副走査方向に印刷用紙を、8ドット−1ドット=7ドット分だけ搬送した場合である。
すなわち、1パス目のパスデータの印刷後、搬送制御部24は7ドット分だけ印刷用紙を搬送し、1パス目の下端の8ドットラインデータと同じドットラインデータが上端に配置された2パス目のパスデータを印刷する。このため、1パス目の8ドットラインデータの上に2パス目の上端のラインデータが重なって印刷されるので、図4(a)に示すように、重なって印刷を行ったラインだけ濃い印刷になっている。
図4(b)の印刷用紙のフィード量が大きかった場合とは、1つのパスデータを印刷する毎に、副走査方向に印刷用紙を、8ドット分だけ搬送されてしまった場合である。
すなわち、1パス目のパスデータの印刷後、搬送制御部24は7ドット分だけ印刷用紙を搬送するものの、機械的な誤差により実際は8ドット分フィードしてから、2パス目のパスデータを印刷する。このため、1パス目の8ドットライン目に続いて、2パス目のパスデータが印刷されるため、図4(b)に示すように、「−」の文字が太くなって印刷される。
図4(c)の印刷用紙のフィード量が小さかった場合とは、1つのパスデータを印刷する毎に、副走査方向に印刷用紙を、6ドット分しか搬送されなかった場合である。
すなわち、1パス目のパスデータの印刷後、搬送制御部24は7ドット分だけ印刷用紙を搬送するものの、機械的な誤差により実際は6ドット分しかフィードできず、2パス目のパスデータを印刷してしまう。このため、1パス目の6ドットライン目に続いて、2パス目の上端のラインデータが印刷されるため、図4(c)に示すように、1パス目で印刷した8ドットライン目が2パス目の2ドットライン目によって重なって印刷される。
このように、本実施形態の印刷システム1によれば、ホストコンピュータ10は1パス目の下端の8ドットラインデータと同じドットラインデータを、2パス目の上端の1ドットラインに配置させてイメージデータを生成する。そして、ドットインパクトプリンタ20は1パス分の印刷を行う毎に、印刷ヘッドの高さ8ドットより1ドット少ない7フィード量で印刷用紙を搬送する。このため、ドットインパクトプリンタ20のフィード量に機械的な誤差が生じて正常なフィード量より大きく搬送しまった場合には、2パス目のパスデータのドットラインデータを1パス目のパスデータのドットラインデータに隙間無く続けて印字することができる。したがって、フィード量に誤差が発生してもパスとパスとの間の主操作方向のホワイトラインを防止することができる。
また、正常にフィードされた場合や、フィード量に機械的な誤差が生じて正常なフィード量より小さくなってしまった場合でも、2パス目のパスデータを1パス目のパスデータに一部重ねて印字する。したがって、フィード量に誤差が発生してもパスとパスとの間の主操作方向のホワイトラインを防止することができる。
つまり、実際のフィード量の大小に関係なく、大きい場合でも小さい場合でも、そして正常にフィードされた場合でも、印刷結果にホワイトラインが入ってしまうことを防止することができる。したがって、ドットインパクトプリンタ20の用紙送りのメカ精度の向上を必要としないのでプリンタの製造コストを変えずに実現することができる。
また、連続紙に印刷する場合には連続紙を繰り出すための紙送り穴の精度が低い場合でも、ホワイトラインが発生するのを防止することができる。
そして、ホワイトラインの発生を防止することによって、「−」の記号を「=」に読み間違えたり、数値を誤読することを防ぐことができる。
(変形例)
次に上記実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態において、正常にフィードされた場合や、フィード量に機械的な誤差が生じて正常なフィード量より小さくなってしまった場合には、1パス目のパスデータの一部に2パス目のパスデータの一部を重ねて印字するが、図4(a)及び(c)に示すように、重なった部分は濃く印刷されてしまう。以下では、一部が濃く印刷されてしまうことに対応するイメージデータ生成方法について説明する。
図5は、イメージ生成方法の変形例を説明するためのフローチャートであり、図6は、本変形例におけるイメージデータ生成処理によって生成された各パスデータに基づき、ドットインパクトプリンタ20が行った印刷処理の結果である。図6(a)は、印刷用紙のフィード量が正常だった場合の印刷結果であり、図6(b)は、印刷用紙のフィード量が小さかった場合の印刷結果である。
なお、ステップS21からステップS25までの処理は、上記実施形態のステップS11からステップS15と同じ処理であるため、説明は省略する。
ここでは、図6(a)に示す印刷用紙のフィード量が正常だった場合を前提に説明する。
ステップS25で全てのラインデータが処理済みに登録されたと判断すると(ステップS25:Yes)、パスデータの上端のドットラインが重なっているか否かを判断する(ステップS26)。1パス目の上端ドットラインは重なっていることはないため(ステップS26:No)、次にパスデータの下端のドットラインが重なっているか否かを判断する(ステップS27)。ここで1パス目の下端のドットラインは2パス目の上端のドットラインと重なっているため(ステップS27:Yes)、1パス目の下端の奇数番目のドットを白抜きデータにする(ステップS28)。
白抜きするドットが決定すると、1パス目のパスデータをドットインパクトプリンタ20に送信し(ステップS29)、イメージデータを構成する全てのパスデータを送信したか否かを判断する(ステップS30)。2パス目のパスデータが残っているので(ステップS30:No)、ステップS26に戻り2パス目のパスデータについて処理を行う。
2パス目のパスデータの上端のドットラインが重なっているか否かを判断する(ステップS26)。2パス目の上端のドットラインは1パス目の下端のドットラインと重なっているため(ステップS26:Yes)、2パス目の上端の偶数番目のドットを白抜きデータにする(ステップS26)。
次に、2パス目の下端のドットラインデータが重なっているか否かを判断し(ステップS27)、重なっていれば2パス目の下端の奇数番目のドットを白抜きにし(ステップS28)、重なっていなければ、2パス目のパスデータをドットインパクトプリンタ20に送信する(ステップS29)。そして、全てのパスデータの送信を終えるとイメージデータ生成処理を終了する。
上記変形例を印刷用紙のフィード量が小さかった場合に当てはめると、図6(b)に示す印刷結果を得ることができる。
このように、本変形例によれば、1パス目のドットラインデータと2パス目のドットラインデータとが重なる場合には、重なる部分のドットラインデータを1パス目のパスデータと2パス目のパスデータとで交互に印刷することができる。これにより、単純に重ねて印字した場合と比べてその分部が濃く印刷されてしまうことを防止することができる。したがって、通常の印字結果と同程度の印字品質を維持することができる。
本実施形態の印刷システムの内部処理を説明する制御ブロック図である。 イメージデータ生成処理を説明するためのフローチャートである。 イメージデータ記憶部に格納されるパスデータの配列状態を示した模式図である。 本実施形態のドットインパクトプリンタが行った印刷処理の結果を示した図である。(a)は、印刷用紙のフィード量が正常だった場合の印刷結果、(b)は、印刷用紙のフィード量が大きかった場合の印刷結果、(c)は、印刷用紙のフィード量が小さかった場合の印刷結果である。 イメージ生成方法の変形例を説明するためのフローチャートである。 本変形例におけるドットインパクトプリンタが行った印刷処理の結果を示した図である。(a)は、印刷用紙のフィード量が正常だった場合の印刷結果、(b)は、印刷用紙のフィード量が小さかった場合の印刷結果である。 従来のプリンタが行った印刷処理の結果を示した図である。
符号の説明
10:ホストコンピュータ、11:アプリケーション、12:デバイスドライバ、13:送受信部、14:イメージデータ生成部、15:イメージデータ記憶部、20:ドットインパクトプリンタ、21:送受信部、22:イメージバッファ、23:印刷制御部、24:搬送制御部

Claims (4)

  1. 副走査方向に並べて配列された印字素子群を備えた印刷ヘッドを主走査方向に駆動させて印刷処理を行うプリンタと、前記プリンタに対し、前記主走査方向の1パス分のデータを複数個配列させて生成したイメージデータを送信するホストコンピュータと、を備えた印刷システムであって、
    前記ホストコンピュータは、
    先行パスデータを構成する複数列のドットラインデータのうち、下端のドットラインデータと同じドットラインデータを、後続パスデータの上端に配置させてイメージデータを生成するイメージデータ生成部を有し、
    前記プリンタは、
    1パス分の印刷を行う毎に、前記印字素子群の副走査方向の構成ドット数より1ドット少ないフィード量だけ印刷媒体を搬送する搬送制御部と、
    前記イメージデータ生成部によって生成された前記イメージデータに基づき、印刷処理を実行する印刷制御部と、を備えたことを特徴とする印刷システム。
  2. 前記イメージデータ生成部は、前記先行パスデータのドットラインデータと前記後続パスデータのドットラインデータとが重なる場合に、その重なる部分のドットラインデータを前記先行パスデータと前記後続パスデータとで交互に構成することを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
  3. 副走査方向に並べて配列された印字素子群を備えた印刷ヘッドを主走査方向に駆動させて印刷処理を行うプリンタと、前記プリンタに対し、前記主走査方向の1パス分のデータを複数個配列させて生成したイメージデータを送信するホストコンピュータと、を備えた印刷システムの印刷制御方法であって、
    前記ホストコンピュータは、
    先行パスデータを構成する複数列のドットラインデータのうち、下端のドットラインデータと同じドットラインデータを、後続パスデータの上端に配置させてイメージデータを生成し、
    前記プリンタは、
    1パス分の印刷を行う毎に、前記印字素子群の副走査方向の構成ドット数より1ドット少ないフィード量だけ印刷媒体を搬送し、
    生成された前記イメージデータに基づき、印刷処理を実行することを特徴とする印刷システムの制御方法。
  4. 前記先行パスデータのドットラインデータと前記後続パスデータのドットラインデータとが重なるか否かを判断し、
    前記ドットラインデータが重なると判断した場合に、その重なる部分のドットラインデータを前記先行パスデータと前記後続パスデータとで交互に構成することを特徴とする請求項3に記載の印刷システムの制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9676203B2 (en) 2014-09-30 2017-06-13 Seiko Epson Corporation Printing apparatus, control device, and image processing method

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