JP2008249680A - 額縁機能を備えたナビゲーション装置及びその運用方法 - Google Patents

Abstract

【課題】運転案内情報を提供するスクリーンに背景映像として額縁映像を提供することで、額縁映像を鑑賞しながらも運転案内情報の提供を受けられるナビゲーション装置及びその運用方法を提供する。
【解決手段】案内モード、額縁モード、前記案内モードと前記額縁モードが共に提供されるための複合モードのうちの何れかのモードを選択する入力部１３１と、前記案内モードで用いるための地図データが格納されている地図データ格納部１４１と、一つ以上の映像が格納されている額縁映像格納部１４５と、各モードの運用のためのモード別セッティング格納部１４７と、モード別セッティングに基づいて前記案内モードでは前記地図データを用いて前記運転案内情報を提供し、前記額縁モードでは前記映像を用いて額縁映像を提供し、前記複合モードでは前記額縁映像と前記運転情報を提供し、前記運転情報は前記額縁映像上に表示される制御部１２０とを備える。
【選択図】図１

Description

本発明はナビゲーション装置に関し、より詳しくは、運転案内情報を提供するスクリーンに背景映像をディスプレイする額縁機能を備えたナビゲーション装置及びその運用方法に関する。

周知のように、ナビゲーション装置は位置情報を用いて移動体の現在位置を計算し、その現在位置を表示スクリーンにディスプレイされる地図に表示する。

また、ナビゲーション装置は移動体の進行方向、目的地までの距離、移動体の現在移動速度、ドライバが走行前に設定した経路、目的地までの最適経路などを表示するなど、走行に必要な各種の情報をドライバに提供する。

このようなナビゲーション装置は、現在、船舶や、航空機、自動車などといった各種の移動体に搭載されて移動体の現在位置と移動速度を確認したり、移動経路を決定したりするために広く用いられている。

特に、ナビゲーション装置は、移動体の現在位置をＧＰＳ（Ｇｌｏｂａｌ Ｐｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）に属する複数の人工衛星から緯度、 経度、高度などを示す電波を受信して演算した後、現在位置が含まれる地図情報を視覚的にディスプレイするか、聴覚的に知らせる。

道路上を走行する車両に装着されたナビゲーション装置は、現在の走行道路及び位置と道路の走行経路と共に道路の混雑度などといった多様な情報を視覚的または聴覚的に提供する。

このような車両用ナビゲーション装置は、ＧＰＳ衛星から電波を受信して車両に到達する信号の時間差を算出して車両の現在位置を検出する。次に、ナビゲーション装置はデータベースから関連地域に関する地図データを検索した後、表示スクリーンに車両の現在位置を地図情報と共に表示する。

さらに、速度センサやジャイロセンサなどのような走行情報感知器により判定された走行距離と走行方位を算出して車両の走行開始位置から現在車両位置までの走行経路をスクリーン上にディスプレイする。

一方、下記の特許文献には、「額縁機能を備えた自動車の運転案内装置及びその案内方法」が開示されている。

下記特許文献の運転案内装置は、ドライバの好みに応じて額縁のフレームと所望の写真を選択すると、表示スクリーンに選択されたフレームに写真が挿入されている額縁映像が生成されて車両のインテリアを改善させることができ、走行及び運転中に突発状況が発生する場合には額縁映像画面から運転案内のための案内画面に切り替わり運転案内映像がスクリーンに表示される。

しかしながら、このような従来技術はナビゲーション装置にデジタル額縁機能を単に採用する程度に過ぎなかった。すなわち、使用者は額縁映像画面と案内映像画面の何れかを選択し、その選択結果に応じて額縁映像画面と案内映像画面の何れかの画面を表示することに過ぎなかった。

さらに、運転及び走行中に突発状況が発生した場合に額縁映像画面が案内映像画面に自動的に切り替わるものの、突発状況の判断基準が曖昧であり、より正確な動作のためには突発状況を判断する道路／走行状況感知器の精密な設計が求められていた。しかしながら、額縁機能による便宜性の向上とは比較にならないほど、コストが上昇し、実用化及び普及に限界があった。

特に、ナビゲーション装置は車両の走行中に運転案内情報を持続的に提供して各種の突発状況を未然に防ぐことで、安全運行を可能にすることに目的があるが、既に突発状況が発生した後に提供される運転案内情報は無用の物となる。

また、額縁映像画面と案内映像画面の何れかを必ず選択しなければならないため、額縁映像画面状態では運転案内情報の提供を受けられず、額縁映像画面をディスプレイする間に必要に応じて案内映像画面を選択した場合であっても、案内映像画面への切り替え及び地図データをローディングするのに長時間かかり、運転案内情報を迅速に提供できないという問題点があった。
大韓民国登録特許公報第１０-０５０６６１３号公報

本発明は、上記した従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、額縁映像を運転案内情報を提供するスクリーンに背景映像として提供することで、額縁映像を鑑賞しながらも運転案内情報の提供を受けられるようにするナビゲーション装置及びその運用方法を提供することにある。

また、本発明のさらに他の目的は、運転案内モードの実行中に使用者の選択に従って額縁映像を運転案内映像の背景映像として提供するナビゲーション装置及びその運用方法を提供することにある。

本発明のさらに別の目的は、額縁モードの実行中に使用者の選択に従って額縁映像上に運転案内映像を提供するナビゲーション装置及びその運用方法を提供することにある。

上記目的を達成するために、本発明による額縁機能を備えたナビゲーション装置は、運転案内機能のための案内モード、デジタル額縁機能のための額縁モード、前記案内モードと前記額縁モードが共に提供されるための複合モードのうちの何れかのモードを選択する入力部と、前記案内モードで用いるための地図データが格納されている地図データ格納部と、一つ以上の映像が格納されている額縁映像格納部と、前記案内モード、額縁モード、または複合モードの運用のために各モード別セッティングが格納されているモード別セッティング格納部と、前記入力部を通じて選択された前記案内モード、額縁モード、または複合モードに対応するそれぞれの前記モード別セッティングに基づいて前記案内モードでは前記地図データを用いて前記運転案内情報を提供し、前記額縁モードでは前記映像を用いて額縁映像を提供し、前記複合モードでは前記額縁映像と前記運転情報を提供し、前記運転情報は前記額縁映像上に表示される制御部とを備えることを特徴とする。

また、本発明によるナビゲーション装置の運用方法は、（ａ）運転案内機能のための案内モード、デジタル額縁機能のための額縁モード、前記案内モードと前記額縁モードが共に提供されるための複合モードのうちの何れかのモードを選択する段階と、（ｂ）前記案内モード、額縁モード、または複合モードで前記ナビゲーション装置の運用のために既に格納されている各モード別セッティングを確認する段階と、（ｃ）前記（ａ）段階で選択されたそれぞれのモードに対応する前記モード別セッティングに基づいて前記案内モードでは前記地図データを用いて前記運転案内情報を提供し、前記額縁モードでは前記映像を用いて額縁映像を提供し、前記複合モードでは前記額縁映像と前記運転情報を提供し、前記運転情報は前記額縁映像上に表示される段階とを含むことを特徴とする。

本発明によれば、デジタル額縁機能による映像を運転案内情報の提供のための画面の背景映像として提供することで、デジタル額縁機能による映像を鑑賞しながらも運転案内情報の提供が受けられるという効果を奏する。

そして、運転案内情報を提供する案内モードで額縁機能を選択した場合に、使用者が既に設定された額縁モードに応じて額縁映像画面を案内映像画面の背景映像として提供することで、使用者が案内モードのうちの額縁モードを自由に選択及び変更できる。

また、デジタル額縁機能による額縁モードで案内機能を選択した場合に、既に設定された案内モードに応じて案内映像画面を額縁映像画面上に共に提供することで、使用者が額縁モードのうちの案内モードを自由に選択及び変更できる。特に、デジタル額縁機能の実行中に案内機能が選択される場合にはフィルタリングを通じて相対的に重要度の高い運転案内情報のみを提供することで、データのローディング時間が短縮し、運転案内情報を速かに提供できる。

さらに、デジタル額縁機能による額縁モードで様々な方式により映像を鑑賞できるようにし、多様な使用者の要求を充足させるという効果がある。

以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。特に、本発明のナビゲーション装置は、船舶や、航空機、自動車などのような各種の移動体に搭載することができるが、以下では理解を容易にするために、道路上を走る車両に搭載したカーナビゲーション装置を例に挙げて説明する。図１は、本発明の一実施形態によるナビゲーション装置を示すブロック構成図である。

図１を参照すれば、ナビゲーション装置は、位置情報受信部１１１、走行情報感知部１１３、制御部１２０、入力部１３１、地図データ格納部１４１、音声データ格納部１４３、額縁映像格納部１４５、モード別セッティング格納部１４７、映像処理部１５１、映像出力部１５３、音声処理部１６１、及び音声出力部１６３を備える。

位置情報受信部１１１は、ＧＰＳに属する複数の人工衛星または基地局からアンテナ（図示せず）を通じて位置情報を受信して制御部１２０に提供する。

走行情報感知部１１３は、ジャイロセンサと速度センサなどを通じてそれぞれ車両の回転角及び速度を感知して制御部１２０に提供する。

入力部１３１は、本発明によるナビゲーション装置の動作モードである案内モード、額縁モード、複合モードの何れか一つを選択したり、運転案内の提供を受けたりするために目的地情報などを入力するための使用者インターフェース手段である。

案内モードは、運転案内情報を提供する運転案内機能を選択するモードであり、額縁モードは額縁映像を提供する額縁機能を選択するモードであり、複合モードは運転案内機能と額縁機能を共に提供するモードである。額縁機能は案内モードまたは複合モードでも選択することができる。

本発明において、額縁映像とは、額縁に写真、画像、映像を入れた映像のことをいう。本発明の額縁機能は、前述した特許文献に記述されているように額縁を選択することもできるが、その機能については説明を簡略化するために省略する。

地図データ格納部１４１は、所定の蓄積割合で圧縮処理された地図データと経路情報、交差点情報、車線情報などのその他の付加情報データが含まれているデータベースである。

音声データ格納部１４３は、地図データ格納部１４１に格納されている地図データと共に運転案内情報として提供するための音声データが格納されている。

額縁映像格納部１４５は、デジタル額縁機能を提供するために別途の入力経路または手段を通じて入力した動画データを含む多数の映像が格納されている。このような映像データは図示してはないが、通信モジュールによりインターネットなどのような通信網を通じて格納することもでき、データインターフェースを通じて外部機器（例えば、デジタルカメラ、パソコンなど）に直接接続されている状態で入力を受けることもできる。

モード別セッティング格納部１４７には、案内モード、額縁モード、複合モードなどの運用のために、使用者により設定される各モード別セッティングが格納される。

地図データ格納部１４１、音声データ格納部１４３、額縁映像格納部１４５、モード別セッティング格納部１４７は、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ、コンパクトフラッシュ（登録商標）メモリなどを用いて実現可能である。

映像処理部１５１は、制御部１２０の制御下で運転案内情報をドライバが視覚的に確認できるように表示データとして処理し、複合モードではデジタル額縁映像を背景映像としてディスプレイしながら、運転案内情報を共に提供する。

映像出力部１５３は、ＣＲＴ(Ｃａｔｈｏｄｅ Ｒａｙ Ｔｕｂｅ)またはＬＣＤ(Ｌｉｑｕｉｄ Ｃｒｙｓｔａｌ Ｄｉｓｐｌａｙ)などで実現され、映像処理部１５１により処理された表示データを表示する。

音声処理部１６１は、制御部１２０の制御下で運転案内情報を使用者が聴覚的に確認できるように音声データとして処理してスピーカ（図示せず）などのような音声出力部１６３を通じて出力する。

制御部１２０は、システム全体の動作に必要な運用プログラム及び各種応用プログラムを駆動させてナビゲーション装置の全般的な動作を制御する。例えば、制御部１２０は走行情報感知部１１３から伝達される車両の回転角及び速度と、位置情報受信部１１１から伝達される位置座標に基づいて車両の現在位置情報を算出する。また、制御部１２０は左折及び右折などの車両の進行方向と回転位置までの距離などのような運転案内情報を生成する。

そして、制御部１２０は生成された運転案内情報に基づいて周辺地域の地図データを地図データ格納部１４１から読み取り映像出力部１５３を通じて視覚的に表示されるように制御し、生成された運転案内情報が音声出力部１６３を通じて聴覚的に出力されるように制御する。

さらに、制御部１２０は額縁モードで額縁映像格納部１４５から取り出した映像を運転案内情報の提供のための画面の背景映像として提供し、また額縁モードで使用者により設定された額縁モードのセッティングに応じて様々な方式で額縁映像を画面上に提供する。また、制御部１２０は案内モードで額縁機能を選択した場合にモード別セッティング格納部１４７に設定されている額縁モードのセッティングに従って額縁映像を運転案内情報の背景映像として提供する。一方、額縁モードで運転案内機能を選択した場合にはモード別セッティング格納部１４７に設定されている案内モードのセッティングに従って運転案内映像画面を額縁映像上に共に提供する。前記のように構成されたナビゲーション装置は、車両などの移動体に別途の装置として搭載され、ドライバに電子地図サービスとデジタル額縁機能のような便利な機能を提供する。以下、図１〜図４を参照して、その運用過程を説明するが、本発明の要旨であるデジタル額縁機能の提供過程を中心に説明する。

図２は、図１に示したナビゲーション装置で選択された額縁モードの運用過程を示すフローチャートである。まず、使用者が入力部１３１を通じて額縁モードを選択（段階Ｓ２０１）すると、制御部１２０はモード別セッティング格納部１４７に格納されている額縁モードのセッティングを確認する（段階Ｓ２０３）。ここで、額縁モードのセッティングとは、デフォルトであるか、使用者により選択的に変更された設定を意味し、背景映像として用いるための背景映像セッティング、自動スクロールセッティング、またはディスプレイ時間セッティングなどの設定を含む。

例えば、自動スクロールセッティングとは、横方向に映像が移動されるように変更される横スクロール方式、または縦方向に映像が移動されるように変更される縦スクロール方式を称する。また、映像スイッチングセッティングとは、背景映像などの切り替え、例えば、予め設定されている時間周期毎に背景映像を他の背景映像に切り替えるセッティングを意味し、切り替えのための時間周期はデフォルト、例えば、数秒または数分か、使用者により選択されることもできる。背景映像セッティングは背景映像として用いられる一つまたはそれ以上の映像を選択することであり、映像スイッチングセッティングと共に選択される場合、選択された映像が切り替え周期に従って順に切り替わる。

次に、制御部１２０は、モード別セッティング格納部１４７に格納されている額縁モードの背景映像セッティングを確認する（段階Ｓ２０５）。

その後、制御部１２０は、確認された背景映像セッティングに応じて額縁映像格納部１４５から背景映像を取り出し、取り出した背景映像のデータを映像処理部１５１に提供して映像出力部１５３を通じて表示する（段階Ｓ２１１）。しかし、段階Ｓ２０５で使用者が如何なる背景映像セッティングも設定していない場合には最後に用いた映像またはデフォルト映像を背景映像としてディスプレイする（段階Ｓ２２１）。

次に、制御部１２０は、モード別セッティング格納部１４７に自動スクロールセッティングが設定されているかをチェックする（段階Ｓ２３１）。もし、自動スクロールセッティングが設定されていることが確認されると、制御部１２０は背景映像として現在ディスプレイ中である映像のディスプレイ時間をカウントし（段階Ｓ２３３）、カウントしたディスプレイ時間が映像スイッチングセッティングで設定された既設定時間を満たしているかを判断する（段階Ｓ２３５）。もし、カウントしたディスプレイ時間が映像スイッチングセッティングで設定された既設定時間が満たされると、制御部１２０はモード別セッティング格納部１４７に自動スクロールセッティング、すなわち、横スクロール方式または縦スクロール方式が設定されているかをチェックする（段階Ｓ２５１）。

このように選択されたスクロール方式を確認した制御部１２０は、モード別セッティング格納部１４７に格納されている背景映像セッティングに基づいて額縁映像格納部１４５から次の順番に選択された映像を取り出し、取り出した映像データを映像処理部１５１に提供して映像出力部１５３を通じて表示する。すなわち、確認されたスクロール方式に従って現在表示されている映像を横または縦スクロールしながら、次の順番の映像にスイッチして表示する。（段階Ｓ２５３）。

一方、段階Ｓ２３１で自動スクロールセッティングが設定されていないことが確認されると、段階（Ｓ２４１）に進み、映像スイッチングセッティングと関係なく、入力部１３１を通じて使用者が現在ディスプレイされている背景映像を他の背景映像に変更しようとする場合にのみ段階Ｓ２５１及び段階Ｓ２５３に進む（段階Ｓ２４１）。

図３は、図１に示したナビゲーション装置で選択された複合モードの運用過程を示すフローチャートである。

まず、使用者が入力部１３１を通じて複合モードを選択（段階Ｓ３０１）すると、制御部１２０はモード別セッティング格納部１４７に格納されている運転案内モードのセッティング、額縁モードのセッティング、複合モードのセッティングを確認する（段階Ｓ３０３、Ｓ３０５、Ｓ３０７）。ここで、案内モードのセッティング、額縁モードのセッティング、複合モードのセッティングとは、デフォルトか、使用者により変更された設定または設定の状態を意味する。

額縁モードのセッティングは、図２を参照して前述したように、背景映像として用いるための背景映像セッティング、自動スクロールセッティング、映像スイッチングセッティングなどを含む。案内モードのセッティングは、運転案内の提供を受けるために目的地情報、最短経路と最適経路に関する案内方式選択情報、音声案内などを含む。また、複合モードのセッティングは、複合モードを通じて案内モードと額縁モードが複合されているサービスの提供を受けようとする場合に案内モードの一部の機能を制限するか、額縁モードの一部の機能を制限してデータの処理量を減らすことで、円滑な信号処理が可能になる上に、表示画面のサイズによる制約を解消するために用いられる。

次に、制御部１２０は、モード別セッティング格納部１４７に格納されている複合モードのセッティングに基づいて案内モードにおける各種運転案内情報のうち、一部の必須案内情報のみを選択するためのフィルタリング過程を行う（段階Ｓ３０９）。すなわち、前述したように、案内モードでは全ての運転案内情報を提供するが、複合モードでは運転案内情報のうち、相対的に重要度の高い必須情報を選択的にフィルタリングして提供する。

例えば、複合モードで提供される例示的な画面を示す図５を参照すれば、背景映像上に、例えば、現在速度５０１、現在時刻５０３、残り時間５０５、残り距離５０７、回転方向及び距離５０９、安全運行情報５１１、現在位置５１３のみを含む複合モードで提供される幾つかの必須案内情報が表示されている画面５００が例示される。もちろん、図５は複合モードで提供される必須案内情報を例示したものに過ぎず、部材符号５１５は案内モードへの切り替えのためのアイコンである。

さらに、制御部１２０はモード別セッティング格納部１４７に格納されている額縁モードの背景映像セッティングに基づいて額縁映像格納部１４５から映像を取り出し、取り出した映像を映像処理部１５１に提供すると共に段階Ｓ３０９によるフィルタリング過程を通じて取り出された運転案内情報を映像処理部１５１に提供する。

その次に、映像処理部１５１は額縁映像格納部１４５から取り出された映像を画面の背景映像として提供しながら、段階Ｓ３０９で選択した運転案内情報を背景映像上に同時に表示する（段階Ｓ３１１）。

図４は、図１に示したナビゲーション装置において案内モードの実行中に選択された額縁機能と、額縁モードの実行中に選択された案内機能の運用過程を示すフローチャートである。すなわち、図４は案内モードで運用される間に入力部１３１を通じて額縁機能が選択されるか、額縁モードで運用される間に入力部１３１を通じて案内機能が選択される場合を例示したものである。

まず、運転案内モードに従って案内情報が映像出力部１５３を通じてディスプレイされる間（段階Ｓ４０１）に、使用者が入力部１３１を通じて複合モードまたは額縁モードで動作可能な額縁機能を選択するかをチェックする（段階Ｓ４０３）。

額縁機能が選択されると、制御部１２０はモード別セッティング格納部１４７に格納されている額縁モードのセッティングを確認する（段階Ｓ４０５）。ここで、額縁モードのセッティングは、図２及び図３を参照して前述したため、その詳細については省略する。

これとは異なり、額縁モードに従って背景映像が映像出力部１５３を通じて表示される間（段階Ｓ４１１）に、使用者が入力部１３１を通じて複合モードまたは額縁モードで動作可能な案内機能を選択するかをチェックする（段階Ｓ４１３）。

案内機能が選択されると、制御部１２０はモード別セッティング格納部１４７に格納されている案内モードのセッティングを確認する（段階Ｓ４１５）。ここで、案内モードのセッティングは、図３を参照して前述したため、その詳細については省略する。

また、制御部１２０は額縁モードのセッティングまたは案内モードのセッティングを確認した後にモード別セッティング格納部１４７に格納されている複合モードのセッティングを確認する（段階Ｓ４２１）。例えば、段階Ｓ４２１で確認した複合モードのセッティングが案内モードの一部の機能を制限するように設定された場合であれば、制御部１２０はモード別セッティング格納部１４７で取り出した複合モードのセッティングに基づいて案内モードによる各種運転案内情報のうち、一部の必須案内情報のみを選択するためのフィルタリング過程を行う（段階Ｓ４２３）。すなわち、案内モードでは全ての運転案内情報を提供するが、複合モードでは運転案内情報のうち、相対的に重要度の高い必須情報をフィルタリングして提供する。

さらに、制御部１２０はモード別セッティング格納部１４７に格納されている額縁モードのセッティングのうち、背景映像セッティングに基づいて額縁映像格納部１４５から映像を取り出し、取り出した映像データを映像処理部１５１に提供すると共に段階Ｓ４２３によるフィルタリング過程を通じて選択された運転案内情報を映像処理部１５１に提供する。

その次に、映像処理部１５１は額縁映像格納部１４５から抽出された映像を運転案内情報の提供のための画面の背景映像として提供しながら、段階Ｓ４２３で選択した運転案内情報を背景映像上に同時に表示する（段階Ｓ４２５）。

なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明に係る技術的思想の範囲から逸脱しない範囲内で様々な変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に属する。

本発明の一実施形態によるナビゲーション装置のブロック図である。 図１に示したナビゲーション装置で選択された額縁モードの運用方法を示すフローチャートである。 図１に示したナビゲーション装置で選択された複合モードの運用方法を示すフローチャートである。 図１に示したナビゲーション装置において案内モードの実行中に選択された額縁機能と、額縁モードの実行中に選択された案内機能の運用方法を示すフローチャートである。 図１に示したナビゲーション装置で選択された複合モードで生成された例示的な画面である。

Claims (11)

1. 運転案内機能のための案内モード、額縁機能のための額縁モード、前記案内モードと前記額縁モードが共に提供されるための複合モードのうちの何れかのモードを選択する入力部と、
   前記案内モードで用いるための地図データが格納されている地図データ格納部と、
   一つ以上の映像が格納されている額縁映像格納部と、
   前記案内モード、額縁モード、または複合モードの運用のために各モード別セッティングが格納されているモード別セッティング格納部と、
   前記入力部を通じて選択された前記案内モード、額縁モード、または複合モードに対応するそれぞれの前記モード別セッティングに基づいて、前記案内モードでは前記地図データを用いて前記運転案内情報を提供し、前記額縁モードでは前記映像を用いて額縁映像を提供し、前記複合モードでは前記額縁映像と前記運転情報を提供し、前記運転情報は前記額縁映像上に表示される制御部と
   を備えるナビゲーション装置。
2. 前記制御部は前記案内モードの実行中に前記額縁機能が選択されると、前記額縁映像を前記運転案内情報の提供のための背景映像として提供することを特徴とする請求項１に記載のナビゲーション装置。
3. 前記制御部は前記額縁モードの実行中に前記運転案内機能が選択されると、前記額縁映像を前記運転案内情報の提供のための背景映像として提供することを特徴とする請求項１に記載のナビゲーション装置。
4. 前記制御部は前記額縁映像を前記運転案内情報の提供のための背景映像として提供しながら、前記運転案内モードに応じた各種運転案内情報をフィルタリングして一部の必須運転案内情報のみを提供することを特徴とする請求項１乃至３の何れか一項に記載のナビゲーション装置。
5. （ａ）運転案内機能のための案内モード、額縁機能のための額縁モード、前記案内モードと前記額縁モードが共に提供されるための複合モードのうちの何れかのモードを選択する段階と、
   （ｂ）前記案内モード、額縁モード、または複合モードで前記ナビゲーション装置の運用のために既に格納されている各モード別セッティングを確認する段階と、
   （ｃ）前記（ａ）段階で選択されたそれぞれのモードに対応する前記モード別セッティングに基づいて前記案内モードでは前記地図データを用いて前記運転案内情報を提供し、前記額縁モードでは前記映像を用いて額縁映像を提供し、前記複合モードでは前記額縁映像と前記運転情報を提供し、前記運転情報は前記額縁映像上に表示される段階と
   を含むナビゲーション装置の運用方法。
6. （ｄ）前記案内モードの実行中に、前記（ａ）段階で前記額縁機能が選択される場合には前記額縁映像を前記運転案内情報の提供のための背景映像として提供する段階
   をさらに含むことを特徴とする請求項５に記載のナビゲーション装置の運用方法。
7. （ｅ）前記額縁モードのうち、前記（ａ）段階で前記運転案内機能が選択される場合には前記額縁映像を前記運転案内情報の提供のための背景映像として提供する段階
   をさらに含むことを特徴とする請求項５に記載のナビゲーション装置の運用方法。
8. 前記額縁映像を前記運転案内情報の提供のための背景映像として提供しながら、前記運転案内モードに応じた各種運転案内情報をフィルタリングして一部の必須運転案内情報のみを提供することを特徴とする請求項５乃至７の何れか一項に記載のナビゲーション装置の運用方法。
9. 前記モード別セッティングは背景映像セッティングを含み、
   前記（ｃ）段階は、前記（ａ）段階で前記額縁モードまたは複合モードが選択されたと判別した場合に前記背景映像セッティングに基づいて前記額縁映像を前記背景映像として提供することを特徴とする請求項５に記載にナビゲーション装置の運用方法。
10. 前記モード別セッティングは自動スクロールセッティング及び映像スイッチングセッティングを含み、
    前記（ｃ）段階は、
    前記自動スクロールセッティングが設定されたことが確認されると、現在背景映像としてディスプレイされている額縁映像のディスプレイ時間をカウントする段階と、
    前記カウントした映像ディスプレイ時間が前記映像スイッチングセッティングを満たしているかを判断する段階と、
    前記条件が満たされると、前記自動スクロールセッティングを実行しながら、前記現在ディスプレイされている映像を前記背景映像セッティングに応じて次の順番の映像に切り替えることを特徴とする請求項９に記載のナビゲーション装置の運用方法。
11. 前記自動スクロールセッティングは、横スクロール方式と縦スクロール方式とを含み、前記選択された前記スクロール方式に応じて前記映像データを変更して表示することを特徴とする請求項１０に記載のナビゲーション装置の運用方法。

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