JP2008248313A - 転炉炉口金物交換方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】転炉の炉口金物の交換方法を提供する。
【解決手段】転炉の炉口金物を以下の工程で交換する。
(1)転炉を傾斜して、炉口金物を取り外す工程
(2)オフラインの炉口金物交換装置上に、新しい炉口金物を、倒立した転炉に取り付け可能に、載置する工程
(3)受鋼台車上に、前記炉口金物交換装置を載置する工程
(4)受鋼台車上の前記炉口金物交換装置上の炉口金物に、転炉を倒立状態で載置する工程
(5)前記炉口金物と転炉をボルトで締結する工程
【選択図】図1
【解決手段】転炉の炉口金物を以下の工程で交換する。
(1)転炉を傾斜して、炉口金物を取り外す工程
(2)オフラインの炉口金物交換装置上に、新しい炉口金物を、倒立した転炉に取り付け可能に、載置する工程
(3)受鋼台車上に、前記炉口金物交換装置を載置する工程
(4)受鋼台車上の前記炉口金物交換装置上の炉口金物に、転炉を倒立状態で載置する工程
(5)前記炉口金物と転炉をボルトで締結する工程
【選択図】図1
Description
本発明は、転炉の炉口部に取り付けられた耐火物押さえ金物(以下、炉口金物)の交換方法に関する。
溶銑が装入され、精錬作業が行われる転炉はその機能を維持するため炉体内の耐火れんが張替え、炉口金物交換などの保守点検作業を要するが、これらの保守点検作業は、生産性を損なわないよう短時間で終了しなければならない。
特許文献1は、転炉を長期間停止させないように、炉体を据付け状態で補修することを避け、トラニオンリングに、炉体支持部材により垂架されている転炉炉体の交換方法に関する。
炉体を回転させた場合、トラニオンリングから炉体支持部材が抜き差しできるように、トラニオンリングを楕円形とし、短円側で支持し、長円側から抜き差し可能としたり、角形として、コーナ部からの炉体支持部材の抜き差しを可能とすることが記載されている。
特許文献2は、転炉の炉口に、転炉炉口を保護し、炉体内張りれんがを押さえる目的で取り付けられている炉口金物を交換する方法に関し、従来の交換作業において長時間要する原因となっていた炉口金物の上部にあるガスを回収するためのスカート、下部フード、上部フードの全ての交換を行わず、上部フードのみを交換させる方法が記載されている。
そのため、転炉は直立状態とし、炉口金物を吊り点からずれた位置で吊ることのできる炉口金物交換装置を用いる。
特開平4−120210号公報
特開2003−105427号公報
ところで、実機操業においては、特許文献2記載の特殊な吊り具を用いることは保管場所や、操業熟練度の観点から好ましくなく、図3に示すように転炉1の周辺に足場2を組み立て、天井クレーンに取り付けた炉口金物取付冶具3で、炉口金物10を吊り下げて、交換することが行われている。
しかしながら、炉口金物は、図2に示すように、複数の炉口金物10を、中心部に炉口20が形成されるように円形をなし、転炉1の炉口フランジ(図示しない)上に配置し、転炉炉口フランジボルト穴11に挿通するボルトで固定されている。
従って、図3に示す方法では、炉口金物を1台ずつ取り付け、取り外しを行うために交換作業は長時間を要する。また、炉口金物は、数トンの重量物であり、吊った状態での取り外し、位置合せ、取り付けは手間も多く危険な作業で安全性確保のための負担が大きい。そして、ボルト脱着のためには足場が必要で作業時間が長時間となり生産性を損なう。
そこで、本発明は、短時間で且つ安全性に優れる炉口金物の交換方法を提案することを目的とする。
本発明の課題は以下の手段で達成可能である。
1.以下の工程を備えたことを特徴とする、転炉の炉口金物を交換する方法。
(1)転炉を傾斜して、炉口金物を取り外す工程
(2)オフラインの炉口金物交換装置上に、新しい炉口金物を、倒立した転炉に取り付け可能に、載置する工程
(3)受鋼台車上に、前記炉口金物交換装置を載置する工程
(4)受鋼台車上の前記炉口金物交換装置上の炉口金物に、転炉を倒立状態で載置する工程
(5)前記炉口金物と転炉をボルトで締結する工程
1.以下の工程を備えたことを特徴とする、転炉の炉口金物を交換する方法。
(1)転炉を傾斜して、炉口金物を取り外す工程
(2)オフラインの炉口金物交換装置上に、新しい炉口金物を、倒立した転炉に取り付け可能に、載置する工程
(3)受鋼台車上に、前記炉口金物交換装置を載置する工程
(4)受鋼台車上の前記炉口金物交換装置上の炉口金物に、転炉を倒立状態で載置する工程
(5)前記炉口金物と転炉をボルトで締結する工程
本発明によれば、炉口金物が予め一体に組み立てられ、交換用足場を組む必要がないので、交換時間の短縮が可能である。また、炉口金物が転炉に取り付けられた状態で、ボルト締め作業を行うので、安全性が向上する。
以下、図面をもって本発明を詳細に説明する。
図1は本発明を説明する模式図で、図において、1は転炉、4は炉口金物交換装置、5は受鋼台車、10は炉口金物を示し、(a),(b),(c)は主要な工程を示す。
図1は本発明を説明する模式図で、図において、1は転炉、4は炉口金物交換装置、5は受鋼台車、10は炉口金物を示し、(a),(b),(c)は主要な工程を示す。
本発明に係る炉口金物交換作業は、まず、転炉から損傷した炉口金物を取り除く作業が容易なように、転炉を傾斜して、作業者に接近させる(図1(a))。その結果、作業者は、斜め上方から炉口金物を取り外すためのボルトの脱着作業が可能となる。
一方、オフラインに、炉口金物交換装置を配置し、その上に、新しい炉口金物を、倒立した転炉に取り付け可能に、すなわち、炉口金物の天地を逆にして、予め組み立てておき載置しておく(図1(b))。
そして、受鋼台車上に、組みあがった炉口金物を載置する交換装置を天井クレーン等を利用して移送して載置する。その後、炉口金物交換装置上の炉口金物に、倒立状態とした転炉を載置し、作業者がボルトで両者を締結する(図1(c))。
本発明により炉口金物交換を実施したところ、図3に示す、転炉周辺に足場を組み、炉口金物を天井クレーンで吊り出す、従来法では28hrを要した作業を、20hrで完了させることが可能であった。
1 転炉
2 足場
3 炉口金物取付冶具
4 炉口金物交換装置
5 受鋼台車
10 炉口金物
11 転炉炉口フランジボルト穴
2 足場
3 炉口金物取付冶具
4 炉口金物交換装置
5 受鋼台車
10 炉口金物
11 転炉炉口フランジボルト穴
Claims (1)
- 以下の工程を備えたことを特徴とする、転炉の炉口金物を交換する方法。
(1)転炉を傾斜して、炉口金物を取り外す工程
(2)オフラインの炉口金物交換装置上に、新しい炉口金物を、倒立した転炉に取り付け可能に、載置する工程
(3)受鋼台車上に、前記炉口金物交換装置を載置する工程
(4)受鋼台車上の前記炉口金物交換装置上の炉口金物に、転炉を倒立状態で載置する工程
(5)前記炉口金物と転炉をボルトで締結する工程
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007090612A JP2008248313A (ja) | 2007-03-30 | 2007-03-30 | 転炉炉口金物交換方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007090612A JP2008248313A (ja) | 2007-03-30 | 2007-03-30 | 転炉炉口金物交換方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2008248313A true JP2008248313A (ja) | 2008-10-16 |
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ID=39973607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007090612A Pending JP2008248313A (ja) | 2007-03-30 | 2007-03-30 | 転炉炉口金物交換方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008248313A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016090153A (ja) * | 2014-11-05 | 2016-05-23 | 大同特殊鋼株式会社 | 電気炉のメンテナンス方法 |
-
2007
- 2007-03-30 JP JP2007090612A patent/JP2008248313A/ja active Pending
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JP2016090153A (ja) * | 2014-11-05 | 2016-05-23 | 大同特殊鋼株式会社 | 電気炉のメンテナンス方法 |
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