JP2008245420A - 発電システムおよび充電制御回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】永久磁石を備えた発電機においてロータを止めようとするブレーキ作用があっても、極めて高い発電効率を実現可能な発電システムを提供する。
【解決手段】発電機1のロータに対してDCモータ2により回転駆動力を与えるように成し、発電機1の交流出力の一部を変圧器3、整流器4、充電制御回路5、バッテリ6を介してDCモータ2への入力電圧として供給することにより、発電機1おいてロータを止めようとする電磁ブレーキが生じても、ロータがDCモータ2から回転駆動力を得ることによって大きなプラストルクを得ることができるようにし、バッテリ6の電圧がモータ駆動に必要な電圧以下まで低下しない限り、ロータを回転させて発電し続けることができるようにする。バッテリ6は充電制御回路5により急速充電しながら電力を消費するので、電圧の低下速度は極めて遅く、長時間にわたって発電し続けることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は発電システムおよび充電制御回路に関し、特に、永久磁石とコイルとを用いた発電システムに用いて好適なものである。
従来、永久磁石を円周方向に多数配置したロータと、円周方向に多数配置したコアに対してコイルが巻回されたステータとを備え、永久磁石が配置されたロータを回転させることによって、ステータに配置されたコイルに起電力を生じさせるようにした発電機が存在する(例えば、非特許文献1および特許文献1〜4を参照)。
2002年7月31日 株式会社パワー社発行「永久発電機を考える」竹川敏夫著 特開2000−050589号公報 特開2001−095220号公報 特開2002−262531号公報 特開2006−191790号公報
上記非特許文献1に記載の発電機は、個々の独立した2個のコアを有するステータブロックを多数設け、ステータブロック毎に強力なプラス固定磁界磁力(モータ作用)を発生させることにより、マイナスの回転磁界(ロータを止めようとするブレーキ作用)を打ち消し、更に余力によってロータを自転させることを図ったものである。この発電機によれば、始動時に一度外部入力エネルギーでロータを回転させれば、その後はエネルギーの入力なしで常にロータを自転させることができる、とのことである。上記特許文献1〜4は、この種の発電機を実現するために必要な構成について竹川氏が特許出願したものである。
しかしながら、非特許文献1自体にも記載されているように、この種の「完全永久電気エネルギー」を生む発電機は、実現が極めて困難なものである。すなわち、発電機のブレーキ作用を完全に打ち消すことは極めて困難であり、外部エネルギーの入力なしにロータを常に回転させ続けることは不可能である。
本発明は、このような実情に鑑みて成されたものであり、永久磁石を備えた発電機においてロータを止めようとする電磁的なブレーキ作用があっても、極めて高い発電効率を実現可能な発電システムを提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、発電機のロータに対してモータにより回転駆動力を与えるように成し、発電機の交流出力の一部を変圧器、整流器、充電制御回路、蓄電器を介してモータへの入力電圧として供給するようにしている。また、本発明では、蓄電器への充電を制御する充電制御回路としてキャパシタおよびゲート回路を設け、整流器の出力電圧に基づきキャパシタに電荷を蓄積し、当該蓄積した電荷により、整流器の出力電圧よりも大きな電圧を得て蓄電器に大電流を印加できるようにしている。
本発明の他の態様では、結線が独立したコイル、変圧器、整流器、充電制御回路および蓄電器を1組の回路として同様の回路をk組設け、k個の蓄電器のうちm個(k>m)の蓄電器より出力される電圧を負荷に供給するとともに、n個(k>n(=k−m))の蓄電器より出力される電圧をモータへの入力電圧として供給するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、永久磁石を備えた発電機においてロータを止めようとする電磁ブレーキ作用(マイナストルク)が生じても、ロータがモータから回転駆動力を得ることによってロータに大きなプラストルクを発生させることができる。モータには蓄電器から入力エネルギーが与えられているので、蓄電器の電圧がモータ駆動に必要な電圧以下まで低下しない限り、ロータを回転させて発電し続けることができる。
蓄電器は充電しながら電力を消費するので、電圧の低下速度は極めて遅く、長時間にわたってモータの入力エネルギーを確保し、発電し続けることができる。しかも、整流器で生成された直流電圧に基づきキャパシタに電荷が蓄えられ、ゲート回路を通じてキャパシタの蓄積電荷が一気に吐き出されることにより、大電流にて蓄電器が充電されることとなる。これにより、蓄電器の充電時間を短縮でき、蓄電器の電力が消費されても、その消費分の少なくとも一部を充分な速度で補充することができる。
さらに、本発明においては、蓄電器の出力電圧の一部がモータの駆動に使われている。すなわち、モータは本発電システムの外部よりエネルギーを入力して回転するのではなく、発電機自身で発電した電圧の一部を入力エネルギーとして得ているので、本発電システム内でエネルギーを効率的に循環させることができる。以上種々のことから、本発明によれば、極めてエネルギー効率の良い発電システムを実現することができる。
また、本発明の他の態様によれば、各コイルが独立しているので、個々のコイルのサイズが、各コイルを結線した場合におけるトータルの実質的なサイズよりも小さくなる。このため、起電力を発生するときに永久磁石から発している励磁磁力と各コイルに発生する磁界磁力との作用に起因する電磁的なブレーキ力をできるだけ小さくすることができ、ロータを止めようとするマイナストルクを小さくすることができる。これにより、ロータを回転させる際の負荷が小さくなり、より少ない入力エネルギーでロータを効率的に回転し、発電することができる。
さらに、個々のコイル毎に独立して発電することができ、個々で得られた電力を合算することによって大きな電力を得ることができる。そのうちn個の蓄電器の出力電圧をモータにフィードバックしてモータを回転させることにより、より大きな入力エネルギーによってモータを高速に回転させることができる。そして、モータからの駆動力によって発電機のロータが高速に回転すると、発電によって得られる電力はより大きなものとなる。これにより、発電効果の大きい極めて効率的な発電システムを実現することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態による発電システムの構成例を示す図である。図1に示すように、本実施形態の発電システム10は、発電機1、DCモータ2、変圧器3、整流器4、充電制御回路5およびバッテリ6を備えて構成されている。
発電機1は、回転軸に取り付けられたロータと、ロータの外周に沿って配置された複数の永久磁石と、複数の永久磁石の外側に配置された複数のコアと、複数のコアの周りに巻回された複数のコイルとを備え、ロータを回転させることによって複数のコイルに起電力を生じさせるようにしたものである。この発電機1の詳細な構成は後述する。
DCモータ2は、発電機1のロータに回転駆動力を与えるものである。すなわち、発電機1とDCモータ2とがベルト7により連結される。そして、DCモータ2の駆動力をベルト7を介して発電機1のロータに伝達することにより、ロータを回転させることができるようになっている。
変圧器3は、発電機1(複数のコイル)の交流出力を所望の電圧に変換する。整流器4は、変圧器4で変圧された交流電圧を整流して直流電圧に変換する。例えば、整流器4はブリッジダイオードで構成される。充電制御回路5は、整流器4より出力される直流電圧に基づくバッテリ6への充電を制御する。バッテリ6は、本発明の蓄電器に相当するものであり、充電制御回路5より出力される直流電圧を入力して蓄電する。充電制御回路5の詳細については後述する。
本実施形態では、バッテリ6より出力される電圧の一部を、インバータ100を介して負荷200に供給するとともに、バッテリ6より出力される電圧の他の一部を、DCモータ2への入力電圧として供給するようにしている。
図2は、発電機1の一部構成例を示す端面図である。図3は、図2のA−A線に沿った断面図である。発電機1は、コイルを有するステータのコアの内側で、永久磁石を有するロータが回転し、コアに巻回されたコイルに起電力が生じるようにしたものである。
図2および図3において、図示しない支持部材に回転軸41が回転自在に支持され、回転軸41にロータ42が取り付けられる。ロータ42は、高さが比較的低い略円柱形状であり、その外周面には、永久磁石ユニット51,52を取り付けるための支持面43が設けられている。第1、第2永久磁石ユニット51,52の取り付けは、支持面43に対するネジ止めや接着など、任意の方法で行うことができる。ロータ42にはプーリ44が設けられ、プーリ44はベルト7によりDCモータ2に連結される。
図4は、永久磁石ユニット51,52の構成例を示す斜視図である。図5は、図4に示した永久磁石ユニット51,52のB−B線に沿った断面図である。本実施形態の永久磁石ユニット51,52は、磁極が厚さ方向両端にある磁石体60を備える。磁石体60は、板状永久磁石60A〜60Hを相互に吸着させて一体とした磁石連結体である。
板状永久磁石60A〜60Hのそれぞれは、上下面が平面の直方体から成る平板状で、中央部には、上面から下面へ貫通するボルト孔63が形成されている。板状永久磁石60A〜60Hは、例えばネオジウム磁石(Ne-Fe-Co)でできていて、一方の面がS極、他方の面がN極である。ネオジウム磁石は残留磁束密度も保磁力も大きく、強い磁場を発生することができる点で好ましい。
なお、板状永久磁石60A〜60Hの形状は、板状であればよく、直方体に限定されない。例えば、断面が長方形以外の多角形でも良いし、円形でも良い。また、磁石材料はネオジウム系に限らず、サマリウム系、セリウム系、アルニコ系、フェライト系のものでも良い。ただし、ネオジウム系が最も強い磁石であるので、これを用いるのが好ましい。
設定した磁石体60の高さと、使用する板状永久磁石60A〜60Hの1枚の厚さとにより、重ね合わせる板状永久磁石60A〜60Hの数を決める。板状永久磁石60A〜60Hの枚数を変えることにより、磁石体60の高さ(厚さ)を容易に変えることができる。なお、磁石体60は、複数の板状永久磁石60A〜60Hを一体としたものではなく、1つの部材で構成することもできる。
本実施形態では、板状永久磁石60A〜60Hの数を8枚としたが、他の枚数でも良い。板状永久磁石60A〜60Hの数が少なく磁石体60の高さが低いと、十分な磁束密度を得ることができない。一方、板状永久磁石60A〜60Hの数が多く磁石体60の高さが高いと、永久磁石ユニット51,52全体の大きさと重量が増し、構造的に弱くなり、また、コストが高くなるという欠点がある。板状永久磁石60A〜60Hの数は、2〜10枚が好ましく、3〜8枚が更に好ましい。
また、永久磁石ユニット51,52は、磁石体60の一方の端面(下端面)に吸着された板状の基端側ヨーク61を備えている。また、永久磁石ユニット51,52は、磁石体60と基端側ヨーク61とを一体的に連結するための締結ボルト62を備えている。以下、永久磁石ユニット51,52の説明において、磁石体60の中心線を軸線とする(2点鎖線で示す)。
基端側ヨーク61は、その端面が磁石体60のそれとほぼ同じ形状で、大きさもほぼ等しいかこれより大きい直方体から成る板状部材である。基端側ヨーク61の上下の面は、長方形以外の多角形または円形とすることもできる。基端側ヨーク61の中央部には、締結ボルト62の先端部を受入れるためのボルト孔63が形成され、ボルト孔63には締結ボルト62の先端部の牡ねじと螺合するための雌ねじが形成されている。基端側ヨーク61は、例えば軟鉄等の常磁性体からなる。なお、基端側ヨーク61を設ける代わりに、ロータ42の少なくとも支持面43の近傍を常磁性体で構成しても良い。
図3に示すように、ロータ42の支持面43には、第1永久磁石ユニット51と第2永久磁石ユニット52が、回転軸41の軸方向に間隔をおいて配置され、ステータのコア53の2つのセグメント部53a,53bと対向するようになっている。軸方向に配置された第1、第2永久磁石ユニット51,52の先端側(セグメント部53a,53b側)の極性は、それぞれS極、N極である。
なお、永久磁石ユニット51,52の先端側の極性は、その他の配列とすることもできる。例えば、第1永久磁石ユニット51の先端側をN極、第2永久磁石ユニット52の先端側をS極とすることができる。第1、第2永久磁石ユニット51,52は先端側の磁極が異なるだけで、他の点については同じである。
上述のように、ロータ42の周方向には、第1、第2永久磁石ユニット51,52が配置される。ここで、第1永久磁石ユニット51と第2永久磁石ユニット52とが交互に配置されることが好ましい。また、第1永久磁石ユニット51と第2永久磁石ユニット52とは等間隔で配置される(永久磁石ユニット51,52の支持面43が円周方向に等間隔で設けられる)ことが好ましい。
複数の第1、第2永久磁石ユニット51,52の外側を取り囲むように、ステータのコア53が円周上に設けられている。コア53は、等間隔で配置されることが好ましい。コア53の数は、第1、第2永久磁石ユニット51,52の円周方向の数と同じであっても良いし、異なっていても良い。例えば、第1、第2永久磁石ユニット51,52の円周方向の数はk個(kは2以上の整数)であり、コア53の数もk個である。本実施形態では、k=4としている。
図3に示すように、各コア53は、2つのセグメント部53a,53bが連結部53cでつながり、回転軸41の方向の断面はほぼコの字形である。2つのセグメント部53a,53bの端面は、ほぼ平面であり、第1、第2永久磁石ユニット51,52とそれぞれ対向するように配置される。コア53は、強磁性体でできている。なお、コア53は、他の形状とすることもできる。
各コア53の2つのセグメント部53a,53bの第1、第2永久磁石ユニット51,52に対向する面には、非磁性で導電性の板状部材55が設けられている。板状部材55は、典型的にはアルミニウム板である。板状部材55は、セグメント部53a,53bの端面とほぼ同じ形状および大きさである。この板状部材55は、第1、第2永久磁石ユニット51,52とコア53のセグメント部53a,53bとの間で生じる磁力線を安定させ、発電効率を高める作用をする。
ロータ42が回転したときの第1、第2永久磁石ユニット51,52の上端面が描く円状の軌跡に沿って、軟鉄等の常磁性体から成るパイプ56が設けられている。このパイプ56は、締結ボルト62によって第1、第2永久磁石ユニット51,52と一体的に取り付けられている。パイプ56の表面とコア53のセグメント部53a,53bの板状部材55との間には、一定の間隔があくようになっている。
なお、パイプ56を設けることは必須ではないが、常磁性体から成るパイプ56と基端側ヨーク61とにより第1、第2永久磁石ユニット51,52を挟む構造とすることにより、第1、第2永久磁石ユニット51,52から生じる磁力線を安定させ、発電効率を高めることができる。ここでは、1つの円筒状のパイプ56により全ての第1、第2永久磁石ユニット51,52を覆う構成としているが、これに限定されない。例えば、個々の第1、第2永久磁石ユニット51,52毎に、その上端面を覆うようにパイプを独立して設けるようにしても良い。
各コア53の2つのセグメント部53a,53bの周りには、コイル54a,54bが巻き回されている。コア53のセグメント部53a,53bを連結部53cに対して直角にまっすぐに延ばしたと仮定して、2つのセグメント部53a,53bのコイル54a,54bの巻き方向は、セグメント部53a,53bの軸線に対して互いに同じ方向であっても良いし、異なっても良い。第1、第2永久磁石ユニット51,52の先端側の極性により、コイル54a,54bの巻き方向は、異なっても良い。また、1つのコア53とそれに隣接するコア53とでコイル54a,54bの巻き方向は、互いに同じである。
ロータ42が回転すると、これに取り付けられた永久磁石ユニット51,52も回転し、永久磁石ユニット51,52とコア53との間に生じる磁力の変化により、コイル54a,54bに起電力が生じる。なお、発電機1は、DCモータ2を時計回り方向または反時計回り方向に回転させることにより、ロータ42を時計回り、反時計回りの何れの方向にも回転させることができる。
図3のように、ロータ42の第1、第2永久磁石ユニット51,52とコア53とが互いに対向する位置にある初期状態のとき、DCモータ2によりロータ42を回転させると、ロータ42の第1、第2永久磁石ユニット51,52から出てコア53のコイル54a,54bの周囲に生じる磁界が変化し、電磁誘導によりコイル54a,54bに誘導電流が生じる。このとき、誘導電流により、コイル54a,54bの内部にある強磁性体のコア53に磁界磁力が生じる。
第1、第2永久磁石ユニット51,52がコア53に近づくときと、コア53から遠ざかるときとで、コイル54a,54bに生じる誘導電流の向きは異なる(ファラデーの法則)。このため、ロータ42の回転に伴って第1、第2永久磁石ユニット51,52がコア53を通過するごとに、その通過の前後でコイル54a,54bに起電力が誘起され、交流電流が発生する。
このときコア53に生じる磁界磁力も、第1、第2永久磁石ユニット51,52がコア53を通過する前後で磁極が交互に反転する。また、1つのコア53とそれに隣接するコア53とでは、コイル54a,54bの巻き方向が同じで、コア53に近接している第1、第2永久磁石ユニット51,52から発している励磁磁力の磁極が互いに異なっている。このため、各コア53に発生する磁界磁力の磁極は交互に異なったものとなっている。
そして、このようにコア53側に発生する磁界磁力と、第1、第2永久磁石ユニット51,52から発している励磁磁力との間で、反発作用をする反発磁力と、吸引作用をする吸引磁力とが発生する。この両磁力は、ロータ42の回転方向へ作用するプラストルク(推進力)と、逆方向へ作用するマイナストルク(電磁ブレーキ)とに分かれる。
例えば、第1、第2永久磁石ユニット51,52がコア53を通過した直後の状態において、第1、第2永久磁石ユニット51,52が、回転方向に対して後方にあるコア53(通過済みのコア53)との間で反発磁力を受けると、これはプラストルクとして働く。この状態では、第1、第2永久磁石ユニット51,52は、回転方向に対して前方にある次のコア53との間で吸引磁力も受けるので、この吸引磁力もプラストルクとして作用する。
逆に、第1、第2永久磁石ユニット51,52がコア53を通過する直前の状態において、第1、第2永久磁石ユニット51,52が、回転方向に対して前方にあるコア53との間で反発磁力を受けると、これはマイナストルクとして働く。この状態では、第1、第2永久磁石ユニット51,52は、回転方向に対して後方にある通過済みのコア53との間で吸引磁力も受けるので、この吸引磁力もマイナストルクとして作用する。
ロータ42を回転させ始めた直後は、ロータ42の回転速度が遅く、ロータ42の第1、第2永久磁石ユニット51,52とコア53との間のマイナストルクに抗して回転させなければならない。すなわち、ロータ42の第1、第2永久磁石ユニット51,52は、コア53に近づき、最も反発が強い位置を通り越して回転しなければならず、ロータ42の回転抵抗が大きいので、ロータ42を回転させるのにDCモータ2からの比較的大きい回転トルクが必要である。
ロータ42の始動後、時間が経つにつれて、DCモータ2からの駆動力と、第1、第2永久磁石ユニット51,52とコア53との間で生じる磁界により受けるプラストルクとにより、ロータ42の回転速度が次第に速くなると、ロータ42は比較的大きな慣性力を得る。この慣性力と、第1、第2永久磁石ユニット51,52とコア53との間の磁力により受けるプラストルクとによりロータ42は大きな推進力を得る。この状態では、ロータ42を回転させるのに必要な回転トルクは小さくなる。その結果、DCモータ2の消費電力が低下する。
上述したように、本実施形態では、発電機1のロータ42に配置されている永久磁石ユニット51,52の数は4個、コイル54の数も4個としている。これら4個のコイル54は、各々独立した結線により構成されている。具体的には、図1に示すように、変圧器3、整流器4、充電制御回路5およびバッテリ6をそれぞれ4個のコイル54に対応して4個ずつ設ける。すなわち、結線が独立したコイル54、変圧器3、整流器4、充電制御回路5およびバッテリ6を1組の回路として、同様の回路21〜24を4組設ける。
そして、4個のバッテリ6のうち、m個(例えば、1個)のバッテリ6をインバータ100を介して負荷200に接続し、当該m個のバッテリ6より出力される電圧を負荷200に供給する。また、残りn個(例えば、3個)のバッテリ6を直列に接続し、当該n個のバッテリ6より出力される電圧をDCモータ2への入力電圧として供給する。なお、図1に示したスイッチ8は、DCモータ2の電源スイッチである。
このように、各コイル54を独立して結線することにより、個々のコイル54のサイズが、各コイル54を結線してまとめた場合におけるトータルの実質的なコイルサイズよりも小さくなる。このため、発電機1において起電力を発生するときに永久磁石ユニット51,52から発している励磁磁力と各コイル54に発生する磁界磁力との作用に起因する電磁ブレーキをできるだけ小さくすることができ、ロータ42を止めようとするマイナストルクを小さくすることができる。これにより、ロータ42を回転させる際の負荷が小さくなり、より少ない入力エネルギーでロータ42(DCモータ2)を効率的に回転し、発電することができる。
また、本実施形態では、個々のコイル54毎に独立して発電することができ、個々で得られた電力を合算することによって大きな電力を得ることができる。そのうちn個のバッテリ6を直列接続してその出力電圧をDCモータ2にフィードバックすることにより、より大きな入力エネルギーによってDCモータ2を高速に回転させることができる。
すなわち、DCモータ2は、入力電圧が大きくなるほど高速に回転する。本実施形態では、3個のバッテリ6の合計電圧がDCモータ2に印加されるので、DCモータ2への入力電圧は大きなものとなる。このため、DCモータ2は非常に高速に回転することができる。そして、DCモータ2からの駆動力によって発電機1のロータ42も高速に回転する。このとき、上述したようにロータ42は低負荷で効率よく高速回転する。ロータ42が高速に回転すると、発電によって得られる電力は、より大きなものとなる。
図6は、図1に示した発電システム10のより詳細な構成例を示す図である。この図6では、充電制御回路5の詳細な構成例も示している。なお、この図6において、図1および図2に示した構成要素と同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付している。
図6において、11は第1のリレースイッチであり、発電機1のコイル54と変圧器3との間に直列に接続されている。12は第2のリレースイッチであり、変圧器3と整流器4との間に直列に接続されている。これらのリレースイッチ11,12は、本発明のスイッチに相当するものであり、タイマ18から所定時間毎に供給される信号に従って、所定時間毎にオン/オフを切り替える。
ここで、両リレースイッチ11,12の切り替えは同期して行う。すなわち、両リレースイッチ11,12は同時にオンとなり、同時にオフとなる。なお、ここではリレースイッチ11,12を2つ設ける例について示しているが、これらは必ずしも必須の構成ではない。また、リレースイッチを設けるとしても、発電機1のコイル54から整流器4までの間にスイッチがあれば良く、第1のリレースイッチ11または第2のリレースイッチ12の何れか一方のみとしても良い。
13は平滑コンデンサであり、整流器4より出力される直流電圧を平滑する。すなわち、整流器4より出力される電圧は脈流となっていて、電圧や電流が変動している。平滑コンデンサ13は、この脈流分をならし、できるだけ変動が少ない平らな直流を生成する。平滑コンデンサ13は、その静電容量が大きいほど有効である。そこで、平滑コンデンサ13として、例えば電解コンデンサを用いる。また、複数の平滑コンデンサ13を並列に接続するようにしてもよい。
14はキャパシタであり、整流器4の出力電圧に基づき電荷を蓄積する。このキャパシタ14は、蓄積した電荷によって、整流器4の出力電圧よりも大きな電圧を出力可能に成されている。このキャパシタ14は、できるだけ大量の電荷を蓄積できるようにするのが好ましい。そのために、例えばアルミ電解コンデンサを用いることが可能である。
15はゲート回路であり、キャパシタ14とバッテリ6との間に直列に接続されている。なお、キャパシタ14は、このゲート回路15と整流器4との間に直列に接続されている。ゲート回路15は、例えばサイリスタで構成され、タイマ18から所定時間毎に供給される信号に従って、所定時間毎にオン/オフを切り替える。ここで、ゲート回路15におけるオン/オフの切り替えは、各リレースイッチ11,12におけるオン/オフの切り替えとは逆相で同期して行う。すなわち、各リレースイッチ11,12がオンのときにゲート回路15はオフとなり、各リレースイッチ11,12がオフのときにゲート回路15はオンとなる。
これにより、各リレースイッチ11,12がオンで、ゲート回路15がオフの期間中に、発電機1により発電された交流電圧が変圧器3および整流器4を介して直流電圧とされ、キャパシタ14に電荷が蓄積されていく。その後、ゲート回路15がオンに切り替わると、キャパシタ14に蓄積された電荷が一気に放電されて、大電圧、大電流が出力される。
このとき、各リレースイッチ11,12はオフとなっている。このため、キャパシタの放電中に、発電機1により発電された電圧に基づきキャパシタ14に充電が行われることはない。また、各リレースイッチ11,12がオフとなることにより、無駄な発電が行われず、電力も無駄に消費されることがないので、極めて効率が良い。しかも、余分な電力消費がないので発熱も少なくすることができる。その意味では、リレースイッチ11,12の両方を設けるのが好ましい。
図7は、ゲート回路15より出力される電流値の測定結果を示す図である。図7の例は、図6に示す発電システム10の試作機を作ってゲート回路15の出力電流を測定した結果を示すものであり、ゲート回路15のオン/オフを4秒毎に交互に切り替えた場合の出力電流の変化を示している。図7に示すように、ゲート回路15がオンに切り替えられた直後は、キャパシタ14の放電により40[A]近い大電流が一気に流れる。その後、ゲート回路15がオンの期間中である4秒間に出力される電流の値は徐々に小さくなっていく。
そして、4秒後にゲート回路15がオフに切り替えられると、ゲート回路15の出力電流は0[A]となる。このゲート回路15がオフとなっている4秒間の期間中に、各リレースイッチ11,12はオンとなっている。これにより、発電機1で発電された交流電圧が変圧器3および整流器4を通して直流電圧となり、当該直流電圧に基づきキャパシタ14の充電が行われる。ちなみに、各リレースイッチ11,12がオンとなっている期間中に整流器4から出力される電流値は、およそ15[A]である。
以上のように、ゲート回路15のオン/オフを4秒毎に交互に切り替えることにより、キャパシタ14の充電と放電とが4秒毎に繰り返し行われ、40[A]近い大電流が4秒毎に繰り返しゲート回路15から出力されることとなる。
図8は、DCモータ2に入力される電流の測定結果を示す図である。上述したように、DCモータ2を回して発電機1のロータ42を回転させ始めるときには、DCモータ2からロータ42に比較的大きい回転トルクを加える必要がある。そのため、図8に示すように、スタート直後はDCモータ2にて50[A]以上の大電流を消費している。
これに対して、始動からしばらく経った後は、ロータ42を回転させるのに必要な回転トルクは小さくなり、DCモータ2での消費電力が低下する。図8に示すように、バッテリ6からDCモータ2に対して3[A]程度の入力電流があればDCモータ2は回転する。なお、図7に示したように、4秒毎にバッテリ6に対して大電流が印加されるため、その影響を受けて、バッテリ6からDCモータ2に対する入力電流も4秒毎に若干増加している。
16は整流ダイオードであり、ゲート回路15とバッテリ6との間に直列に接続されている。17は第2のキャパシタであり、ゲート回路15とバッテリ6との間に、当該バッテリ6に対して並列に接続されている。上述したキャパシタ14、ゲート回路15および第2のキャパシタ17により、図1の充電制御回路5が構成されている。
第2のキャパシタ17は、主にバッテリ6に対する負荷軽減用(緩衝用)として機能する。すなわち、キャパシタ14には整流器4の出力電圧に基づき電荷が蓄積され、ゲート回路15がオンになったときに、キャパシタ14からは、蓄積した電荷によって大電流が出力される。第2のキャパシタ17は、この大電流が全てバッテリ6にダイレクトに印加されることによってバッテリ6に大きな負荷がかかるのを抑制している。
なお、第2のキャパシタ17は必ずしもなくても良いが、これを設けることにより、バッテリ6の早期劣化を抑制することができるようになる。また、第2のキャパシタ17の容量がバッテリ6に相当する程度大きければ、バッテリ6は不要である。すなわち、バッテリ6の代わりに第2のキャパシタ17を用いることが可能である。
以上詳しく説明したように、本実施形態では、発電機1のロータ42に対してDCモータ2により回転駆動力を与えるように成し、発電機1にて発電された交流出力を変圧器3、整流器4、充電制御回路5、バッテリ6を介してDCモータ2への入力電圧としてフィードバックするようにしている。この構成のため、発電機1の永久磁石ユニット51,52から発している励磁磁力とコア53側に発生する磁界磁力との作用により電磁ブレーキが生じても、ロータ42がDCモータ2から回転駆動力を得ることによってロータ42に大きなプラストルクを発生させることができる。
DCモータ2にはバッテリ6から入力エネルギーが与えられているので、バッテリ6の電圧がモータ駆動に必要な電圧以下まで低下しない限り、ロータ42を回転させて発電し続けることができる。バッテリ6の蓄積電力は、負荷200にて消費されるとともに、DCモータ2でも消費されるが、DCモータ2で消費された電力は発電機1における発電を生み、その結果生じた電力がバッテリ6に充電される。
つまり、バッテリ6は充電しながら電力を消費する。このとき、整流器4で生成された直流電圧に基づきキャパシタ14に電荷が蓄えられ、ゲート回路15を通じてキャパシタ14の蓄積電荷が一気に吐き出されることにより、大電流にてバッテリ6が充電されることとなる。これにより、バッテリ6の充電時間を短縮でき、バッテリ6の電力が消費されても、その消費分の少なくとも一部を充分な速度で補充することができる。
これにより、バッテリ6での電圧の低下速度は極めて遅く、長時間にわたってDCモータ2の入力エネルギーを確保し、発電機1にて発電し続けることができる。しかも、DCモータ2は発電システム10の外部よりエネルギーを入力して回転するのではなく、発電機1自身で発電した電圧の一部を入力エネルギーとして得ているので、発電システム10内でエネルギーを効率的に循環させることができる。
さらに、本実施形態によれば、各コイル54が独立しているので、個々のコイル54のサイズが、各コイル54を結線した場合におけるトータルの実質的なサイズよりも小さくなる。このため、起電力を発生するときに永久磁石ユニット51,52から発している励磁磁力と各コイル54に発生する磁界磁力との作用に起因する電磁的なブレーキ力をできるだけ小さくすることができ、ロータ42を止めようとするマイナストルクを小さくすることができる。これにより、ロータ42を回転させる際の負荷が小さくなり、より少ない入力エネルギーでロータ42を効率的に回転し、発電することができる。
各コイル54が独立していることにより、個々のコイル54毎に独立して発電することができ、個々で得られた電力を合算することによって大きな電力を得ることができる。そのうち3個のバッテリ6の出力電圧をDCモータ2にフィードバックしてDCモータ2を回転させることにより、より大きな入力エネルギーによってDCモータ2を高速に回転させることができる。そして、DCモータ2からの駆動力によって発電機1のロータ42が高速に回転すると、発電によって得られる電力はより大きなものとなる。
以上種々のことより、発電効果の大きい極めて効率的な発電システム10を実現することができる。
また、本実施形態では、発電機1に回転駆動力を与えるモータがDCモータ2であり、その起動電圧をバッテリ6から得ることができる。このため、AC電源などの外部エネルギーを使うことなく発電を開始することができるというメリットも有する。
なお、上記実施形態では、コイル54、変圧器3、整流器4、充電制御回路5およびバッテリ6から成る発電回路21〜24を4組設け、そのうち1個のバッテリ6を負荷200に接続し、3個のバッテリ6をDCモータ2に接続したが、これに限定されない。負荷200の消費電力が大きい場合は、1個のバッテリ6だけでは電力が不足するかもしれない。その場合は、例えば2個のバッテリ6を負荷200に接続し、残り2個のバッテリ6をDCモータ2に接続すれば良い。
ただし、この場合は、3個のバッテリ6をDCモータ2に接続する場合に比べてDCモータ2の回転速度は低下し、発電機1での発電量も落ちる。そのため、負荷200やDCモータ2での電力消費量に対して、発電機1での発電量が不足し、バッテリ6の消耗が早くなるかもしれない。この場合は、発電回路の数を4組より多くし(例えば6組)、そのうち2個のバッテリ6を負荷200に接続し、残り4個のバッテリ6をDCモータ2に接続するようにしても良い。発電回路の数はこれ以外の数としてもよい。
また、上記実施形態では、モータとしてDCモータ2を用いる例について説明したが、ACモータを用いても良い。ただし、この場合はバッテリ6とACモータとの間にインバータを接続する必要がある。インバータを接続することにより、ここで電力の消費が発生する。したがって、発電したエネルギーを効率的に循環させるという観点から、ACモータを使用するよりDCモータ2を使用する方が好ましい。
また、上記実施形態では、変圧器3を用いる例について説明しているが、これは必須の構成ではない。すなわち、発電機1のコイル54で発電された電圧が既に所望の電圧になっていれば、変圧器3は必ずしも設ける必要はない。
また、上記実施形態では、4組の回路21〜24が備える4つのゲート回路15が、タイマ18からの信号に基づき全て同期してオン/オフする例について示したが、これに限定されない。4つのゲート回路15が非同期でオン/オフするようにしても良い。例えば、4つのゲート回路15を1つずつ順番にオンとすることが可能である。
また、上記実施形態では、ゲート回路15(各リレースイッチ11,12も同様)のオン/オフを4秒ずつ繰り返す例について説明したが、4秒という数字は単なる一例に過ぎない。また、オンとオフのデューティ比も1:1に限られるものではない。
また、上記実施形態では、充電制御回路5を発電システム10に適用する例について説明したが、適用例はこれに限定されない。すなわち、本実施形態の充電制御回路5は、入力電流よりも大きな出力電流を得てバッテリを急速に充電する用途が見込まれるシステムに用いて好適である。
その他、上記実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の発電システムは、様々な技術分野にて有用である。例えば自動車、船舶、住宅、店舗、工場、非常電源、発電所等の発電装置として使用することができる。
本実施形態による発電システムの構成例を示す図である。 本実施形態による発電機の一部構成例を示す端面図である。 図2のA−A線に沿った断面図である。 本実施形態による永久磁石ユニットの構成例を示す斜視図である。 図4に示した永久磁石ユニットのB−B線に沿った断面図である。 本実施形態による発電システムの詳細な構成例を示す図である。 本実施形態によるゲート回路の出力電流の例を示す図である。 本実施形態によるDCモータの入力電流の例を示す図である。
符号の説明
1 発電機
2 DCモータ
3 変圧器
4 整流器
5 充電制御回路
6 バッテリ(蓄電器)
11,12 リレースイッチ
14 キャパシタ
15 ゲート回路
17 第2のキャパシタ
42 ロータ
51,52 永久磁石ユニット
53 コア
54 コイル

Claims (9)

  1. 回転軸に取り付けられたロータ、上記ロータの外周に沿って配置された複数の永久磁石ユニット、上記複数の永久磁石ユニットの外側に配置された複数のコアおよび上記複数のコアの周りに巻回された複数のコイルを備え、上記ロータを回転させることによって上記複数のコイルに起電力を生じさせるようにした発電機と、
    上記発電機のロータに回転駆動力を与えるモータと、
    上記複数のコイルの交流出力を所望の電圧に変換する変圧器と、
    上記変圧器で変圧された交流電圧を直流電圧に変換する整流器と、
    上記整流器より出力される直流電圧に基づく蓄電器への充電を制御する充電制御回路と、
    上記充電制御回路より出力される直流電圧を入力して蓄電する上記蓄電器とを備え、
    上記充電制御回路は、上記整流器の出力電圧に基づき電荷を蓄積し、当該蓄積電荷により上記整流器の出力電圧よりも大きな電圧を出力可能に成されたキャパシタと、
    上記キャパシタと上記蓄電器との間に接続され、所定時間毎にオン/オフを切り替えるゲート回路とを備え、
    上記蓄電器より出力される電圧の一部を負荷に供給するとともに、上記蓄電器より出力される電圧の他の一部を上記モータへの入力電圧として供給するようにしたことを特徴とする発電システム。
  2. 上記キャパシタは、上記整流器と上記ゲート回路との間に直列に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の発電システム。
  3. 上記発電機から上記整流器までの間に、上記ゲート回路とは逆相でオン/オフを切り替えるように成されたスイッチを備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の発電システム。
  4. 上記充電制御回路は、上記ゲート回路と上記蓄電器との間に、上記蓄電器に対して並列に接続された第2のキャパシタを更に備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の発電システム。
  5. 上記複数のコイルは各々独立した結線により構成され、上記コイルがk個(kは2以上の整数)設けられるとともに、上記変圧器、上記整流器、上記充電制御回路および上記蓄電器がそれぞれ上記k個のコイルに対応してk個ずつ設けられ、k個の上記蓄電器のうちm個(k>m)の蓄電器より出力される電圧を上記負荷に供給するとともに、n個(k>n(=k−m))の蓄電器より出力される電圧を上記モータへの入力電圧として供給するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の発電システム。
  6. 上記モータは直流モータであり、起動電圧を上記蓄電器から得ることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の発電システム。
  7. 回転軸に取り付けられたロータ、上記ロータの外周に沿って配置された複数の永久磁石ユニット、上記複数の永久磁石ユニットの外側に配置された複数のコアおよび上記複数のコアの周りに巻回された複数のコイルを備え、上記ロータを回転させることによって上記複数のコイルに起電力を生じさせるようにした発電機と、
    上記発電機のロータに回転駆動力を与えるモータと、
    上記複数のコイルより出力される交流電圧を直流電圧に変換する整流器と、
    上記整流器より出力される直流電圧に基づく蓄電器への充電を制御する充電制御回路と、
    上記充電制御回路より出力される直流電圧を入力して蓄電する上記蓄電器とを備え、
    上記充電制御回路は、上記整流器の出力電圧に基づき電荷を蓄積し、当該蓄積電荷により上記整流器の出力電圧よりも大きな電圧を出力可能に成されたキャパシタと、
    上記キャパシタと上記蓄電器との間に接続され、所定時間毎にオン/オフを切り替えるゲート回路とを備え、
    上記蓄電器より出力される電圧の一部を負荷に供給するとともに、上記蓄電器より出力される電圧の他の一部を上記モータへの入力電圧として供給するようにしたことを特徴とする発電システム。
  8. 蓄電器への充電を制御する充電制御回路であって、
    入力電圧に基づき電荷を蓄積し、当該蓄積電荷により上記入力電圧よりも大きな電圧を出力可能に成されたキャパシタと、
    上記キャパシタと上記蓄電器との間に接続され、所定時間毎にオン/オフを切り替えるゲート回路とを備え、
    上記キャパシタは、上記入力電圧の供給源と上記ゲート回路との間に直列に接続されていることを特徴とする充電制御回路。
  9. 上記ゲート回路と上記蓄電器との間に、上記蓄電器に対して並列に接続された第2のキャパシタを備えたことを特徴とする請求項8に記載の充電制御回路。
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