JP5142172B1 - 電力変換器 - Google Patents

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Abstract

1次側回路110に、直流電源111と直流モータ112とを設け、2次側回路120に発電機121及び整流回路122aを設ける。直流モータ112と発電機121とを絶縁性材料製の回転軸101により連結し、直流モータ112の動力を発電機121に伝達する。2次側回路120には、発電機121により発生した電力を貯蔵する2次電池127を設ける。整流回路122aから出力される直流と、2次電池から出力される直流とを、スイッチ124により選択的に2次側負荷抵抗125に供給する。2次電池の出力電圧をモニターし、これに基づいて直流モータをフィードバック制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、DC−DCコンバータ及びAC−DCコンバータ等の直流を出力する電力変換器に関し、特に、絶縁型電力変換器に関する。
従来、トランスを使用した絶縁型DC−DCコンバータが知られている(例えば、特許文献1)。図6は、従来の絶縁型DC−DCコンバータの構成を示す回路図である。図に示すように、絶縁型DC−DCコンバータ400は、電力入力側である1次側と、電力出力側である2次側との間にトランス401を設け、これによって1次側と2次側とを絶縁している。このトランス401には、絶縁材料として、絶縁紙であるプレスボード若しくはアラミド紙、又はポリエステルフィルム等が使用され、絶縁処理が施される。また、ワニス等の液体絶縁材料に含浸することにより、絶縁処理が施されたトランスも存在する。
特開平6−284714号公報
しかしながら、上述したような従来の絶縁型DC−DCコンバータにあっては、絶縁処理が施されたトランスの耐圧が高々15kVであり、数十kV以上の耐圧が必要な用途には使用することができなかった。
本発明は、斯かる事情を鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、従来に比して高耐圧とすることが可能な電力変換器を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一の態様の電力変換器は、電源と、前記電源から与えられた電力によって駆動されるモータとを具備する1次側回路と、前記モータによって発生された動力により電力を発生する発電機と、前記発電機からの出力電流を所定電圧の直流へ変換する電圧調整回路と、前記電圧調整回路から出力される直流により充電される充電部とを具備し、前記電圧調整回路から出力される直流と、前記充電部から出力される直流とを選択的に出力する2次側回路と、絶縁性材料によって構成されており、前記モータと前記発電機とを連結し、前記モータによって発生された動力を前記発電機に伝達するための動力伝達部と、前記充電部の電圧に基づいて、前記モータをオン/オフ制御するフィードバック制御部と、を備え、前記2次側回路は、前記モータが動作しているときには前記電圧調整回路から出力される直流を出力し、前記モータが停止しているときには前記充電部から出力される直流を出力するように構成されている
この態様において、前記電圧調整回路は、整流回路を含んでいてもよい。
また、上記態様において、前記フィードバック制御部は、前記充電部から出力される直流電圧が第1基準値よりも高いときには、前記モータを停止させ、前記充電部から出力される直流電圧が前記第1基準値以下の第2基準値よりも低いときには、前記モータを駆動するように構成されていてもよい。
また、上記態様において、前記2次側回路は、前記2次側回路により出力される直流に関する情報を示す光信号を出力する発光部をさらに具備し、前記1次側回路は、前記発光部から出力される光信号を受信し、受信された前記光信号に基づいて、前記2次側回路により出力される直流に関する情報を示す電気信号を出力する受信部をさらに具備し、前記フィードバック制御部は、前記受信部から出力される電気信号を受け付け、受け付けられた電気信号に基づいて、前記モータを制御するように構成されていてもよい。
また、上記態様において、前記動力伝達部は、前記モータと前記発電機とを連結するフッ素樹脂製のシャフトを具備していてもよい。
本発明に係る電力変換器によれば、従来に比して耐圧性能を向上させることが可能となる。
実施の形態1に係る電力変換器の構成を示す回路図。 実施の形態1に係る直流モータと発電機との連結構造を模式的に示す正面図。 実施の形態2に係る直流モータと発電機との連結構造を模式的に示す部分断面正面図。 実施の形態3に係る電力変換器の構成を示す回路図。 制御回路による直流モータの制御処理の手順を示すフローチャート。 従来の絶縁型DC−DCコンバータの構成を示す回路図。
以下、図及び表を用いて本発明の実施形態について説明する。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1に係る電力変換器の構成について説明する。図1は、実施の形態1に係る電力変換器の構成を示す回路図である。本実施の形態に係る電力変換器100は、24Vの直流を4Vの直流に変換する絶縁型DC−DCコンバータである。電力変換器100は、1次側回路110と、2次側回路120とを有している。1次側回路110には、直流電源111と、直流モータ112と、スイッチ113とが設けられている。
直流電源111は、24Vの直流を出力可能である。この直流電源111の出力端子は、直流モータ112の一方の端子に導線により接続されている。直流電源111のコモン端子は、1次側コモン電圧源に接続されている。
直流モータ112の他方の端子には、導線を介してスイッチ113が接続されている。スイッチ113はパワーMOSFETによって構成されている。スイッチ113のドレイン端子が直流モータ112の前記他方の端子に接続されており、ソース端子が1次側コモン電圧源に接続されている。スイッチ113がオフのときには、直流モータ112が駆動されず、スイッチ113がオンのときには、直流モータ112が駆動される。
直流モータ112は、定格出力30W、定格電圧24V、定格電流1.5Aのブラシ付き直流モータである。この直流モータ112の回転軸101は、2次側回路120の発電機121に接続されている。つまり、直流モータ112と発電機121とは同軸で直結されている。よって、直流モータ112によって発生した回転力は、回転軸101を介して発電機121に与えられる。かかる回転軸101は、非導電性物質であるフッ素樹脂製のシャフトである。
2次側回路120には、交流発電機である発電機121に接続された電圧調整回路122が設けられている。電圧調整回路122には、発電機121の正極端子及び陰極端子が接続されており、発電機121によって発生した交流電圧が与えられるようになっている。電圧調整回路122は、整流回路122aを有しており、発電機121の交流を直流に変換するとともに、変換された直流の電圧値が4.2Vとなるよう調整する機能を有している。
電圧調整回路122のコモン端子は、2次側コモン電圧源に接続されている。また、電圧調整回路122の出力端子は、ダイオード123のアノードに接続されており、ダイオード123のカソードがスイッチ124に接続されている。スイッチ124はC接点であり、端子124a、124b、124cを有している。ダイオード123のカソードに接続されているのはスイッチ124の端子124bである。
スイッチ124の端子124cには、本実施の形態に係る電力変換器100によって発生される直流が出力される2次側負荷抵抗125の一端が接続されている。2次側負荷抵抗125の他端は2次側コモン電圧源に接続されている。これにより、スイッチ124の端子124b及び124cが短絡されると、電圧調整回路122から出力された直流が2次側負荷抵抗125に供給されることとなる。
電圧調整回路122の出力端子とダイオード123のアノードとの間の中間節点には、充電回路126が接続されている。充電回路126は、2次電池127の一方の電極に接続されており、入力された直流によって当該2次電池127を充電する機能を有する。2次電池127の他方の電極は、2次側コモン電圧源に接続されている。また、充電回路126の出力端子と、2次電池127の一方の電極との間の中間節点には、スイッチ124の端子124aが接続されている。したがって、スイッチ124の端子124a及び124cが短絡されると、2次電池127から出力された直流が2次側負荷抵抗125に供給されることとなる。
また、充電回路126の出力端子と、2次電池127の一方の電極との間の中間節点には、電圧比較器128の入力端子が接続されている。電圧比較器128は、第1基準電圧(4.0V)及び第2基準電圧(3.2V)の2つの基準電圧が設定されており、入力端子から与えられた電圧を第1基準電圧及び第2基準電圧と比較し、比較結果を出力するようになっている。電圧比較器128は2つの出力端子を備えており、一方の出力端子からは2次電池127の出力電圧VBと第1基準電圧との比較結果を示す第1出力信号S11が出力され、他方の出力端子からは2次電池127の出力電圧VBと第2基準電圧との比較結果を示す第2出力信号S12が出力される。第1出力信号S11は2値信号であり、2次電池127の出力電圧VBが第1基準電圧以上のときには(つまり、VB≧4.0Vのときには)ハイレベル信号として、2次電池127の出力電圧VBが第1基準電圧未満のときには(つまり、VB<4.0Vのときには)ローレベル信号として出力される。一方、第2出力信号S12も2値信号であり、2次電池127の出力電圧VBが第2基準電圧より大きいときには(つまり、VB>3.2Vのときには)ローレベル信号として、2次電池127の出力電圧VBが第2基準電圧以下のときには(つまり、VB≦3.2Vのときには)ハイレベル信号として出力される。
2次電池127の電極とスイッチ124の端子124aとの間の中間節点には、ダイオード131のアノードに接続されている。このダイオード131のカソードは、ダイオード123のカソードとスイッチ124の端子124bとの間の中間節点に接続されている。
電圧比較器128の2つの出力端子のそれぞれは、フリップフロップ回路129に接続されている。フリップフロップ回路129は、RS型のフリップフロップ回路であり、S端子には電圧比較器128の第1出力信号側の出力端子が、R端子には電圧比較器128の第2出力信号側の出力端子が接続されている。また、フリップフロップ回路129は、1つの出力端子を有しており、この出力端子がスイッチ124に接続されている。なお、フリップフロップ回路129の反転出力端子は使用されない。
第1出力信号S11がハイレベルであり、第2出力信号S12がローレベルの場合には、フリップフロップ回路129はハイレベル信号を出力する。また、第1出力信号S11がローレベルであり、第2出力信号S12がハイレベルの場合には、フリップフロップ回路129はローレベル信号を出力する。第1出力信号S11及び第2出力信号S12の両方がローレベルの場合には、フリップフロップ回路129は、それまでと同じ出力信号を保持する(ローレベル信号を出力していた場合には、ローレベル信号を、ハイレベル信号を出力していた場合には、ハイレベル信号を出力する)。
かかるフリップフロップ回路129の出力信号は、スイッチ124に制御信号として与えられる。スイッチ124は、フリップフロップ回路129からハイレベル信号が与えられた場合には、端子124aと端子124cとを短絡させ、フリップフロップ回路129からローレベル信号が与えられた場合には、端子124bと端子124cとを短絡させる。
2次側回路120には、2つの発光部102a,103aが設けられている。発光部102a及び103aのそれぞれは、LEDにより構成されている。フリップフロップ回路129の出力端子は、発光部102aにも接続されている。これにより、フリップフロップ回路129の出力信号は、発光部102aにも与えられる。フリップフロップ回路129からハイレベル信号が出力された場合には、発光部102aは点灯状態となり、フリップフロップ回路129からローレベル信号が出力された場合には、発光部102aは消灯状態となる。
また、2次側回路120には、電圧比較器130が設けられている。電圧比較器130は、1入力1出力のコンパレータであり、その入力端子はスイッチ124の端子124cと2次側負荷抵抗125との間の中間節点に接続されている。電圧比較器130は、1つの基準電圧(3.0V)が設定されており、入力端子から与えられた、電力変換器100の出力する直流電圧(以下、「2次側出力電圧」という。)とを比較し、比較結果を出力するように構成されている。電圧比較器130は1つの出力端子を備えており、出力端子からは2次側出力電圧VLと基準電圧との比較結果を示す出力信号S21が出力される。出力信号S21は2値信号であり、2次側出力電圧VLが基準電圧より大きいときには(つまり、VL>3.0Vのときには)ローレベル信号として、2次側出力電圧VLが基準電圧以下のときには(つまり、VL≦3.0Vのときには)ハイレベル信号として出力される。
電圧比較器130の出力端子は、発光部103aに接続されている。これにより、電圧比較器130の出力信号は、発光部103aに与えられる。電圧比較器130からハイレベル信号が出力された場合には、発光部103aは点灯状態となり、電圧比較器130からローレベル信号が出力された場合には、発光部103aは消灯状態となる。
本実施の形態に係る電力変換器100は、2つの光通信ユニット102,103を備えている。光通信ユニット102,103のそれぞれは、1次側回路110と2次側回路120とを接続し、2次側回路120から1次側回路110へ情報を伝達するために使用される。光通信ユニット102は、発光部102aと、受光部102bと、光ファイバー102cとを具備している。同様に、光通信ユニット103は、発光部103aと、受光部103bと、光ファイバー103cとを具備している。
受光部102bは、フォトダイオード又は光電子増倍管等の光電センサであり、1次側回路110に取り付けられている。発光部102aと受光部102bとは、光ファイバー102cによって接続されており、発光部102aによって発せられた光が、受光部102bによって受光され、受光部102bが受光に応じた電気信号を出力するようになっている。つまり、発光部102aが点灯状態の場合には、受光部102bがこの受光量に応じてハイレベル信号を出力する。一方、発光部102aが消灯状態の場合には、受光部102bがこの受光量に応じてローレベル信号を出力する。
受光部102bは、スイッチ113に接続されている。これにより、受光部102bからの出力信号が、スイッチ113に制御信号として与えられる。スイッチ113は、受光部102bからハイレベル信号が与えられた場合には、オフ状態となり、受光部102bからローレベル信号が与えられた場合には、オン状態となる。つまり、2次側回路120に設けられたフリップフロップ回路129の出力信号が、光通信ユニット102を介して1次側回路110に設けられたスイッチ113にフィードバックされ、この信号によりスイッチ113、即ち、直流モータ112がフィードバック制御される。
受光部103bは、フォトダイオード又は光電子増倍管等の光電センサであり、1次側回路110に取り付けられている。発光部103aと受光部103bとは、光ファイバー103cによって接続されており、発光部103aによって発せられた光が、受光部103bによって受光され、受光部103bが受光に応じた電気信号を出力するようになっている。つまり、発光部103aが点灯状態の場合には、受光部103bがこの受光量に応じてハイレベル信号を出力する。一方、発光部103aが消灯状態の場合には、受光部103bがこの受光量に応じてローレベル信号を出力する。この受光部103bから出力される信号は、電力変換器100の故障の有無を示す情報として、電力変換器100の外部へ出力される。
上記のように、1次側回路110と2次側回路120とは、フッ素樹脂性の回転軸101、光ファイバー102c及び103cにより接続されている。このため、1次回路110と2次回路120とは絶縁されている。
次に、本実施の形態に係る電力変換器100の動作について説明する。
初期状態では、2次電池127の充電量は0であり、スイッチ113はオン状態である。また、スイッチ124は端子124bと端子124cとが短絡されている。スイッチ113がオンとなっていることで、直流電源111から出力される直流によって直流モータ112が定格回転する。直流モータ112の定格回転時の効率は83%である。
発電機121は、直流モータ112と同一構造を有する。つまり、発電機121は、直流電動機を発電機として利用したものである。したがって、発電機121の発電効率は、83%である。
直流モータ112が回転しているとき、発電機121は直流モータ112と同一の回転数により駆動される。直流モータ112が定格回転しているときに、発電機121から出力される電圧値は、24(V)×0.83×0.83≒16.5(V)となる。このとき、発電機121の発電出力は、16.5(V)×1.5(A)≒25(W)程度である。
発電機121から出力される交流は、電圧調整回路122によって4.2Vの直流に変換される。スイッチ124において端子124bと端子124cとが短絡されていることにより、電圧調整回路122から出力された直流は、2次側負荷抵抗125に供給される。
電圧調整回路122から出力された直流は、2次側負荷抵抗125に与えられると同時に、充電回路126に出力され、この充電回路126が2次電池127を充電する。2次電池127が充電されるにつれて、2次電池127の出力電圧VBが上昇する。
2次電池127の出力電圧VBは、当初第2基準電圧である3.2Vよりも小さい。したがって、このときの電圧比較器128の第1出力信号S11はローレベル信号であり、第2出力信号S12はハイレベル信号である。かかる第1出力信号S11及び第2出力信号S12が与えられたフリップフロップ回路129は、ローレベル信号を出力する。これにより、スイッチ124の端子124bと端子124cとが短絡される。また、フリップフロップ回路129の出力信号は、光通信ユニット102を介してスイッチ113に与えられる。フリップフロップ回路129から出力されているのがロー信号であるので、スイッチ113はオン状態とされる。これにより、上記の状態が維持される。
2次電池127の出力電圧VBが第1基準電圧である4.0V以上になると、電圧比較器128はローレベル信号の第1出力信号S11と、ハイレベル信号の第2出力信号S12とをそれぞれ出力する。かかる第1出力信号S11及び第2出力信号S12を受け付けたフリップフロップ回路129は、ハイレベル信号を出力する。これにより、スイッチ124の端子124aと端子124cとが短絡され、電圧調整回路122からではなく、2次電池127から直流が2次側負荷抵抗125に供給される。また、フリップフロップ回路129から出力されたハイレベル信号は、光通信ユニット102を介してスイッチ113に与えられる。これにより、スイッチ113がオフに切り替えられ、直流モータ112が停止する。直流モータ112が停止することにより、発電機121による発電が行われなくなる。
2次電池127から2次負荷抵抗125に直流が供給され続けると、2次電池127の出力電圧VBが低下していく。出力電圧VBが3.2V以下になると、電圧比較器128はハイレベル信号の第1出力信号S11と、ローレベル信号の第2出力信号S12とをそれぞれ出力する。かかる第1出力信号S11及び第2出力信号S12を受け付けたフリップフロップ回路129は、ローレベル信号を出力し、スイッチ124の端子124bと端子124cとが短絡される。また、フリップフロップ回路129から出力されたローレベル信号は、光通信ユニット102を介してスイッチ113に与えられる。これにより、スイッチ113がオンに切り替えられ、直流モータ112が再度駆動される。直流モータ112が動作することにより、発電機121による発電が再開される。発電機121の発電出力が十分に高まるまでは、ダイオード131を経由して、2次電池127から2次側負荷抵抗125へ電力供給が行われる。発電機121の発電出力が安定すると、電圧調整回路122から出力された直流が、2次側負荷抵抗125に供給される。また、充電回路126が2次電池の充電を再開する。
上記のような動作を繰り返すことにより、2次側負荷抵抗125に安定的に3.2V〜4.0Vの直流が供給される。
つまり、本実施の形態に係る電力変換器100にあっては、2次電池127の出力電圧VBが4.0V以上となってから、3.2V以下となるまでは、2次電池127から出力される直流が、2次側回路120の出力とされる。フリップフロップ回路129の出力信号は、この2次電池127の出力電圧VBに対応しており、このようなフリップフロップ回路129の出力信号によって1次側回路110の直流モータ112がフィードバック制御される。このようにすることにより、2次側回路120の出力する直流を3.2V〜4.0Vの範囲で安定させることが可能となる。
図2は、本実施の形態に係る直流モータと発電機との連結構造を模式的に示す正面図である。本実施の形態に係る電力変換器100においては、上述したように、直流モータ112と発電機121とが回転軸101により同軸的に直接接続されている。回転軸101は、絶縁性材料であるフッ素樹脂製である。また、回転軸101の長さは、40cmである。
1次側回路110と2次側回路120とは、かかる回転軸101及び光ファイバー102c,103cにより連結されている。このように、1次側回路110と2次側回路120とは、導電体によっては接続されていない。これにより、1次側回路110と2次側回路120との絶縁が達成されている。
上記のように、回転軸101の長さは40cmであり、1次側回路110と2次側回路120とは約40cm離して配置されている。ここで、空気の絶縁破壊電圧は約3kV/mmである。したがって、本実施の形態に係る電力変換器100は、1MV以上の耐圧性能を有している。
(実施の形態2)
図3は、実施の形態2に係る直流モータと発電機との連結構造を模式的に示す部分断面正面図である。本実施の形態に係る電力変換器は、直流モータ112と発電機121とが、回転軸(ローター)201によって連結されている。回転軸201は、フッ素樹脂製であり、その長さは約10cmである。かかる回転軸201は、複数の突起211,211,211,…を有している。これらの突起211,211,211…は、菱形の短軸を回転中心とした回転体のような形状である。さらに詳しく説明すると、突起211,211,211…は、回転軸201と共通の中心軸を有する複円錐状をなしている。すなわち、各突起211,211,211,…のそれぞれの断面形状は、菱形である。
回転軸201の外周を覆うように、保持部材(ステーター)202が設けられている。保持部材202は、筒状をなしており、内部の空洞に回転軸201が収容される。さらに詳しくは、保持部材202の内側周面には、回転軸201の突起211,211,211,…と係合する凹部212,212,212,…が設けられている。凹部212,212,212,…は、突起211,211,211,…と対応する形状となっている。つまり、保持部材202の内側周面は、複数の複円錐状に窪んでいる。これにより、回転軸201と保持部材202とが係合し、回転軸201が保持部材202とは独立して回転可能である。また、各突起211,211,211,…と各凹部212,212,212,…とが係合しているため、回転軸201と保持部材202とが軸長方向に相対的に変位することがない。
保持部材202は、絶縁性材料であるフッ素樹脂製である。かかるフッ素樹脂の絶縁破壊電圧は10kV/mm以上である。また、保持部材202は、その長さが10cmであり、その高さ及び幅(回転軸201の軸長方向に直交する方向の長さ)が、直流モータ112及び発電機121の高さ及び奥行き(回転軸201の軸長方向に直交する方向の長さ)より大きい。このように構成することにより、回転軸201の長さを10cmとしても、本実施の形態に係る電力変換器は、1MV以上の耐圧性能を有している。これにより、高耐圧の電力変換器をより一層小型化することができる。
(実施の形態3)
図4は、実施の形態3に係る電力変換器の構成を示す回路図である。本実施の形態に係る電力変換器300は、24Vの直流を4Vの直流に変換する絶縁型DC−DCコンバータである。電力変換器300は、1次側回路310と、2次側回路320とを有している。1次側回路310には、直流電源311と、制御回路312と、直流モータ313とが設けられている。
直流電源311は、24Vの直流を出力可能である。この直流電源311の出力端子は、直流モータ313の駆動回路である制御回路312に導線により接続されている。制御回路312は、直流電源311から出力された直流電圧の波形を成形し、直流モータ313に印加する。直流モータ313はブラシレス直流電動機であり、制御回路312によって回転速度の制御が可能である。直流電源311のコモン端子は、1次側コモン電圧源に接続されている。
直流モータ313の回転軸301は、2次側回路320の発電機321に接続されている。つまり、直流モータ313と発電機321とは同軸で直結されている。よって、直流モータ313によって発生した回転力は、回転軸301を介して発電機321に与えられる。かかる回転軸301は、非導電性物質であるフッ素樹脂製のシャフトである。回転軸301の構成は、実施の形態1において説明した回転軸101の構成と同様であるので、その説明を省略する。
2次側回路320には、交流発電機である発電機321に接続された電圧調整回路322が設けられている。電圧調整回路322には、発電機321の正極端子及び陰極端子が接続されており、発電機321によって発生した交流電圧が与えられるようになっている。電圧調整回路322は、整流回路322aを有しており、発電機321が出力する交流を直流に変換するとともに、変換された直流の電圧値が4.2Vとなるよう調整する機能を有している。
なお、発電機321の構成は、実施の形態1で説明した発電機121と同じであり、ブラシ付き直流電動機を発電機として利用したものである。発電機321の定格出力、定格電圧等の仕様は、発電機121と同じである。
電圧調整回路322のコモン端子は、2次側コモン電圧源に接続されている。また、電圧調整回路322の出力端子には、本実施の形態に係る電力変換器300によって発生される直流が出力される2次側負荷抵抗324の一端が接続されている。2次側負荷抵抗324の他端は2次側コモン電圧源に接続されている。これにより、電圧調整回路322から出力された直流が2次側負荷抵抗324に供給されることとなる。
また、電圧調整回路322の出力端子と、2次側負荷抵抗324の一端との間の中間節点には、電圧比較器323の入力端子が接続されている。電圧比較器323は、第1基準電圧(4.4V)及び第2基準電圧(4.0V)の2つの基準電圧が設定されており、入力端子から与えられた電圧を第1基準電圧及び第2基準電圧と比較し、比較結果を出力するようになっている。電圧比較器323は2つの出力端子を備えており、一方の出力端子からは2次側負荷抵抗324へ印加される直流電圧(2次側出力電圧)VLと第1基準電圧との比較結果を示す第1出力信号S31が出力され、他方の出力端子からは2次側出力電圧VLと第2基準電圧との比較結果を示す第2出力信号S32が出力される。第1出力信号S31は2値信号であり、2次側出力電圧VLが第1基準電圧以上のときには(つまり、VL≧4.4Vのときには)ハイレベル信号として、2次側出力電圧VLが第1基準電圧未満のときには(つまり、VL<4.4Vのときには)ローレベル信号として出力される。一方、第2出力信号S32も2値信号であり、2次側出力電圧VLが第2基準電圧より大きいときには(つまり、VL>4.0Vのときには)ローレベル信号として、2次側出力電圧VLが第2基準電圧以下のときには(つまり、VB≦4.0Vのときには)ハイレベル信号として出力される。
本実施の形態に係る電力変換器300は、3つの光通信ユニット302,303,304を備えている。光通信ユニット302,303,304のそれぞれは、1次側回路310と2次側回路320とを接続し、2次側回路320から1次側回路310へ情報を伝達するために使用される。光通信ユニット302は、発光部302aと、受光部302bと、光ファイバー302cとを具備している。光通信ユニット303は、発光部303aと、受光部303bと、光ファイバー303cとを具備している。また、光通信ユニット304は、発光部304aと、受光部304bと、光ファイバー304cとを具備している。
2次側回路320には、3つの発光部302a,303a,304aが設けられている。発光部302a,303a,304aのそれぞれは、LEDにより構成されている。電圧比較器323の一方の出力端子(第1出力信号S31を出力する端子)は、発光部302aに接続されており、他方の出力端子(第2出力信号S32を出力する端子)は、発光部303aに接続されている。これにより、第1出力信号S31は発光部302aに与えられ、第2出力信号S32は発光部303aに与えられる。第1出力信号S31がハイレベル信号の場合には、発光部302aは点灯状態となり、第1出力信号S31がローレベル信号の場合には、発光部302aは消灯状態となる。同様に、第2出力信号S32がハイレベル信号の場合には、発光部303aは点灯状態となり、第2出力信号S32がローレベル信号の場合には、発光部303aは消灯状態となる。
受光部302b,303b,304bのそれぞれは、フォトダイオード又は光電子増倍管等の光電センサであり、1次側回路110に取り付けられている。発光部302aと受光部302bとは、光ファイバー302cによって接続されており、発光部302aによって発せられた光が、受光部302bによって受光され、受光部302bが受光に応じた電気信号を出力するようになっている。つまり、発光部302aが点灯状態の場合には、受光部302bがこの受光量に応じてハイレベル信号を出力する。一方、発光部302aが消灯状態の場合には、受光部302bがこの受光量に応じてローレベル信号を出力する。同様に、発光部303aと受光部303bとは、光ファイバー303cによって接続されており、発光部303aによって発せられた光が、受光部303bによって受光され、受光部303bが受光に応じた電気信号を出力するようになっている。また、発光部304aと受光部304bとは、光ファイバー304cによって接続されており、発光部304aによって発せられた光が、受光部304bによって受光され、受光部304bが受光に応じた電気信号を出力するようになっている。
受光部302b,303bは、制御回路312に接続されている。これにより、受光部302b,303bからの出力信号が、制御回路312にフィードバック信号として与えられる。制御回路312は、フィードバック信号に応じて直流モータ313の回転速度を制御する。
また、2次側負荷抵抗324の一端には、上記の電圧比較器323とは別の電圧比較器325の入力端子が接続されている。電圧比較器325は、1入力1出力のコンパレータである。電圧比較器325は、1つの基準電圧(3.8V)が設定されており、入力端子から与えられた2次側出力電圧VLとを比較し、比較結果を出力するように構成されている。電圧比較器325は1つの出力端子を備えており、出力端子からは2次側出力電圧VLと基準電圧との比較結果を示す出力信号S41が出力される。出力信号S41は2値信号であり、2次側出力電圧VLが基準電圧より大きいときには(つまり、VL>3.8Vのときには)ローレベル信号として、2次側出力電圧VLが基準電圧以下のときには(つまり、VL≦3.8Vのときには)ハイレベル信号として出力される。
電圧比較器325の出力端子は、発光部304aに接続されている。これにより、電圧比較器325の出力信号は、発光部304aに与えられる。電圧比較器325からハイレベル信号が出力された場合には、発光部304aは点灯状態となり、電圧比較器325からローレベル信号が出力された場合には、発光部304aは消灯状態となる。
発光部304aが出力する光信号は、受光部304bによって受信され、電気信号に変換される。つまり、発光部304aが点灯状態の場合には、受光部304bがこの受光量に応じてハイレベル信号を出力する。一方、発光部304aが消灯状態の場合には、受光部304bがこの受光量に応じてローレベル信号を出力する。この受光部304bから出力される信号は、電力変換器300の故障の有無を示す情報として、電力変換器300の外部へ出力される。
上記のように、1次側回路310と2次側回路320とは、フッ素樹脂性の回転軸301、光ファイバー302c,303c,304cにより接続されている。このため、1次回路310と2次回路320とは絶縁されている。
次に、本実施の形態に係る電力変換器300の動作について説明する。
図5は、制御回路による直流モータ313の制御処理の手順を示すフローチャートである。まず制御回路312は、光通信ユニット303を介して電圧比較器323から与えられる第2出力信号S32を参照し、電圧調整回路322が出力する2次側出力電圧VLが第2基準電圧である4.0V以下であるか否かを判別する(ステップS1)。2次側出力電圧VLが第2基準電圧以下の場合には(ステップS1においてYES)、制御回路312は、直流モータ313の回転速度を増加させ(ステップS2)、ステップS1へ処理を戻す。
一方、2次側出力電圧VLが第2基準電圧より大きい場合には(ステップS1においてNO)、制御回路312は、光通信ユニット302を介して電圧比較器323から与えられる第1出力信号S31を参照し、2次側出力電圧VLが第1基準電圧である4.4V以上であるか否かを判別する(ステップS3)。2次側出力電圧VLが第1基準電圧以上の場合には(ステップS3においてYES)、制御回路312は、直流モータ313の回転速度を減少させ(ステップS4)、ステップS1へ処理を戻す。
また、ステップS3において、2次側出力電圧VLが第1基準電圧未満の場合には(ステップS3においてNO)、制御回路312は、直流モータ313の回転速度を変更することなく、ステップS1へ処理を戻す。
実際の電力変換器300の動作について説明する。電力変換器300の動作初期には、直流モータ313が駆動されていない。このため、発電機321は発電を行っておらず、2次側出力電圧VLは0である。このとき、電圧比較器323は、ローレベル信号である第1出力信号S31と、ハイレベル信号である第2出力信号S32とを出力する。かかる第1出力信号S31及び第2出力信号S32が制御回路312に与えられ、制御回路312は回転速度が増加するように直流モータ313を制御する。
これにより、発電機321が交流を発生し、電圧調整回路322がこの交流を直流に変換して出力する。この結果、2次側出力電圧VLが上昇する。2次側出力電圧VLが4.0Vを越えるまでは、制御回路312は直流モータ313の回転速度を増加し続け、その結果、発電機321による発電量が増加し続ける。
2次側出力電圧VLが4.0Vを越えると、電圧比較器323は、ローレベル信号である第1出力信号S31と、ローレベル信号である第2出力信号S32とを出力する。かかる第1出力信号S31及び第2出力信号S32が制御回路312に与えられ、制御回路312はそのままの回転速度を維持するように直流モータ313を制御する。
ここで、直流モータ313の回転速度が増加しすぎて、2次側出力電圧VLが4.4V以上になってしまうと、電圧比較器323は、ローレベル信号である第1出力信号S31と、ハイレベル信号である第2出力信号S32とを出力するようになる。かかる第1出力信号S31及び第2出力信号S32を受け付けた制御回路312は、回転速度が減少するように直流モータ313を制御する。これにより、2次側出力電圧VLが低下し始める。
一方、直流モータ313の回転速度が低下しすぎて、2次側出力電圧VLが4.0V以下になってしまうと、電圧比較器323は、ハイレベル信号である第1出力信号S31と、ローレベル信号である第2出力信号S32とを出力する。かかる第1出力信号S31及び第2出力信号S32を受け付けた制御回路312は、回転速度が増加するように直流モータ313を制御する。これにより、2次側出力電圧VLが増加し始める。
このように、制御回路312は、2次側出力電圧VLが4.0V〜4.4Vの間にある場合は、直流モータ313の回転速度を維持し、2次側出力電圧VLが4.0V〜4.4Vの範囲を越えると、4.0V〜4.4Vの範囲に収まるように直流モータ313の回転速度を増減する。したがって、本実施の形態に係る電力変換器300によれば、4.0V〜4.4Vの直流を安定して供給することができる。
(その他の実施の形態)
なお、上述した実施の形態1〜3においては、1次側回路に直流モータを設け、直流モータによって発生される動力によって2次側回路の発電機を駆動する構成について述べたが、これに限定されるものではない。1次側回路に交流モータを設け、1次側に入力した交流を、2次側から出力される直流へ変換する構成の絶縁型AC−DCコンバータとしてもよい。
また、上述した実施の形態1〜3においては、フッ素樹脂製の回転軸101,201,301を設けた構成について述べたが、これに限定されるものではない。フッ素樹脂とは異なる絶縁性材料、例えば、セラミックス製等の回転軸により、直流モータと発電機とを連結する構成であってもよい。
また、上述した実施の形態1〜3においては、回転軸101,201,301により、直流モータと発電機とを同軸で直結する構成について述べたが、これに限定されるものではない。直流モータと発電機との間に減速機を設け、この減速機によって減速された直流モータの回転動力を、発電機に伝達する構成としてもよい。また、この場合には、当該減速機を含む、直流モータから発電機へ動力を伝達する伝達機構全体を、フッ素樹脂等の絶縁性材料により構成することが好ましい。
また、上述した実施の形態3においては、回転軸301により直流モータと発電機とを連結する構成について述べたが、これに限定されるものではない。実施の形態2に示すように、回転軸(ローター)と、この回転軸を覆う保持部材(ステーター)とによって構成される連結部により、直流モータと発電機とを連結する構成であってもよい。この場合、連結部の高さ及び幅(回転軸の軸長方向に直交する方向の長さ)を、直流モータ及び発電機の高さ及び幅(回転軸の軸長方向に直交する方向の長さ)より大きくすることが好ましい。
また、実施の形態2において、複円錐状をなす突起211,211,211,…を回転軸201に設け、前記突起と係合する凹部212,212,212,…を保持部材202の内側周面に設けることで、回転軸201と保持部材202とが軸長方向へ相対的に変位することを防止した構成について述べたが、これに限定されるものではない。保持部材に対して回転軸が、その中心軸を中心として回転可能としつつ、回転軸と保持部材とが軸長方向に相対的に変位することを抑制する構成であれば、他の構成であってもよい。例えば、複円錐状をなす突起の数を実施の形態2とは異なる数(1つでも、複数でもよい。)とし、突起と同数の凹部を保持部材の内側周面に設け、突起と凹部とを互いに係合させる構成としてもよい。また、突起を複円錐状以外の形状(例えば、回転軸と同軸的に設けられた円盤)とし、この突起に係合する凹部を保持部材に設け、保持部材に対して回転軸を回転可能としつつ、回転軸と保持部材とが軸長方向に相対的に変位することを抑制する構成としてもよい。
また、上述した実施の形態1〜3においては、光通信ユニット102,302,303により、2次側回路120,320から1次側回路110,310へフィードバック信号を送信する構成について述べたが、これに限定されるものではない。例えば、無線の送信機を1次側回路に、受信機を2次側回路にそれぞれ設け、無線通信によって2次側回路から1次側回路へフィードバック信号を送信する構成としてもよい。
また、上述した実施の形態1においては、電圧比較器の第1基準値と第2基準値とを別個に設けたが、これに限定されるものではない。1つの基準値のみを設け、2次電池の出力電圧がこの基準値よりも大きいときには電池から出力される直流を2次側回路の出力とすると共に、1次側回路の直流モータを停止させ、2次電池の出力電圧がこの基準値よりも小さいときには電圧調整回路(発電機)から出力される直流を2次側回路の出力とすると共に、1次側回路の直流モータを駆動する構成とすることもできる。
また、上述した実施の形態3においては、電圧比較器の第1基準値と第2基準値とを別個に設けたが、これに限定されるものではない。1つの基準値のみを設け、電圧調整回路から出力される直流電圧がこの基準値よりも大きいときには、1次側回路の直流モータの回転数を減少させ、電圧調整回路から出力される直流電圧がこの基準値よりも小さいときには、1次側回路の直流モータの回転数を増加させる構成とすることもできる。
また、第1基準値(又は第2基準値)と、電圧調整回路の出力電圧との差分により、直流モータの速度を比例制御する構成とすることもできるし、PI制御、PID制御など他の制御手法により直流モータを制御する構成とすることもできる。
また、上述した実施の形態1においては、充電部として2次電池を備え、電圧調整回路から出力された直流により2次電池を充電可能とし、且つ、当該2次電池から出力される直流と、前記電圧調整回路から出力される直流とを2次側回路の出力とする構成について述べたが、これに限定されるものではない。充電部を2次電池(例えばリチウムイオン電池又はニッケル水素電池)とするのではなく、コンデンサ(例えば、電気二重層コンデンサ等の静電容量が大きいもの)としてもよい。
本発明の電力変換器は、DC−DCコンバータ及びAC−DCコンバータ等の直流を出力する絶縁型電力変換器として有用である。
100,300 電力変換器
111,311 直流電源
112,313 直流モータ
113 スイッチ
101,201,301 回転軸
121,321 発電機
122,322 電圧調整回路
124 スイッチ
126 充電回路
127 2次電池
128,323 電圧比較器
129 フリップフロップ回路
102,103,302,303,304 光通信ユニット
202 保持部材
211,211,211 突起
212,212,212 凹部
312 制御回路

Claims (5)

  1. 電源と、前記電源から与えられた電力によって駆動されるモータとを具備する1次側回路と、
    前記モータによって発生された動力により電力を発生する発電機と、前記発電機からの出力電流を所定電圧の直流へ変換する電圧調整回路と、前記電圧調整回路から出力される直流により充電される充電部とを具備し、前記電圧調整回路から出力される直流と、前記充電部から出力される直流とを選択的に出力する2次側回路と、
    絶縁性材料によって構成されており、前記モータと前記発電機とを連結し、前記モータによって発生された動力を前記発電機に伝達するための動力伝達部と、
    前記充電部の電圧に基づいて、前記モータをオン/オフ制御するフィードバック制御部と、
    を備え、
    前記2次側回路は、前記モータが動作しているときには前記電圧調整回路から出力される直流を出力し、前記モータが停止しているときには前記充電部から出力される直流を出力するように構成されている、
    電力変換器。
  2. 前記電圧調整回路は、整流回路を含む、
    請求項1に記載の電力変換器。
  3. 前記フィードバック制御部は、前記充電部から出力される直流電圧が第1基準値よりも高いときには、前記モータを停止させ、前記充電部から出力される直流電圧が前記第1基準値以下の第2基準値よりも低いときには、前記モータを駆動するように構成されている、
    請求項1又は2に記載の電力変換器。
  4. 前記2次側回路は、前記2次側回路により出力される直流に関する情報を示す光信号を出力する発光部をさらに具備し、
    前記1次側回路は、前記発光部から出力される光信号を受信し、受信された前記光信号に基づいて、前記2次側回路により出力される直流に関する情報を示す電気信号を出力する受信部をさらに具備し、
    前記フィードバック制御部は、前記受信部から出力される電気信号を受け付け、受け付けられた前記電気信号に基づいて、前記モータを制御するように構成されている、
    請求項1乃至の何れかに記載の電力変換器。
  5. 前記動力伝達部は、前記モータと前記発電機とを連結するフッ素樹脂製のシャフトを具備する、
    請求項1乃至の何れかに記載の電力変換器。
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