JP2008245142A - 撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ - Google Patents

撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ Download PDF

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Abstract

【課題】撮像素子等の発熱によりレンズユニットが高温である場合には、カメラ本体からレンズユニットを取り外せないようにする。
【解決手段】レンズユニット20aがカメラ本体10aに装着された場合には、レンズユニット20a内に配設されている伝熱板25とカメラ本体10a内に配設されたヒートシンク15とが当接することにより、レンズユニット20aで発生した熱がカメラ本体10aに伝えられる撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ1aであって、ヒートシンク15の温度が所定の温度以上となった場合には、ヒートシンク15と接触するように配設されている形状記憶合金によって、ロック爪45の揺動を規制してレンズロックピン51を押し下げられないようにとすることでレンズユニット20カメラ本体10aをロックして、レンズユニット20aをカメラ本体10aから取り外せないようにする。
【選択図】 図3

Description

本発明は撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラに係り、特に交換レンズユニットに撮像素子が内蔵された撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラに関する。
近年、撮影レンズと撮像素子が組み込まれたレンズユニットを着脱自在に交換できるレンズ交換式のカメラが提案されている。このようなレンズ交換式カメラにおいては、レンズユニットがカメラに装着された後、給電を受けて駆動されると撮像素子が発熱する。レンズユニット内部の温度を所定範囲内に保つためには、レンズユニットからカメラ本体へ熱を伝えることで、レンズユニットを冷却する必要がある。
これに対応するために、特許文献1には、交換レンズユニットがカメラ本体へ装着されると、撮像素子等の発熱をレンズユニットの伝熱部とカメラ本体の伝熱部とを介してカメラ本体に放熱する撮像素子一体型レンズ交換式カメラが提案されている。
特開2006―86752号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の撮像素子一体型レンズ交換式カメラでは、レンズユニットがカメラ本体から取り外されたときに伝熱部が高熱となっている場合には、レンズユニット又はカメラ本体の伝熱部が露出しているため、ユーザが高温の伝熱部に触れる虞があり、危険である。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、撮像素子等の発熱によりレンズユニットが高温である場合には、カメラ本体からレンズユニットを取り外せないようにすることで、レンズユニットをカメラ本体から安全に取り外すことができる撮像素子一体型レンズ交換式カメラを提供することを目的とする。
請求項1に記載の撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラは、前記目的を達成するために、撮像素子と、前記撮像素子に被写体像を結像させるレンズと、前記撮像素子の背面に当接するように配設された伝熱板と、を有するレンズユニットと、前記レンズユニットを着脱可能にするマウントと、前記レンズユニットが前記マウントを介して装着されたときに前記伝熱板と当接するように配設された伝熱部とを有するカメラ本体と、前記伝熱板又は伝熱部の熱によって変形する熱変形部材を有し、前記伝熱板又は伝熱部が所定の温度以上となった場合には、前記熱変形部材の変形により前記カメラ本体から前記レンズユニットを取り外せないように前記レンズユニットをロックするロック機構と、を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラによれば、レンズユニットが前記カメラ本体に装着された場合には、レンズユニット内に配設されている伝熱板とカメラ本体内に配設された伝熱部とが当接することにより、レンズユニットで発生した熱が伝熱部に伝えられる撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラであって、前記伝熱板又は伝熱部が所定の温度以上となった場合には、伝熱板又は伝熱部の熱によって変形する熱変形部材の変形によりレンズユニットをロックして、レンズユニットをカメラ本体から取り外せないようにする。これにより、レンズユニット及びカメラ本体の温度が高い場合には、レンズユニット及びカメラ本体の温度が下がるまでレンズユニットの取り外しができなくなるため、火傷等の恐れがなく、安全にレンズユニットを取り外すことができる。
請求項2に記載の撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラは、請求項1に記載の撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラにおいて、前記カメラ本体に形成された表示窓と、前記表示窓に対して移動することにより前記レンズユニットがロックされているかどうかを示す情報を表示するための表示部材であって、前記熱変形部材の変形に連動して移動する表示部材と、を更に備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラによれば、熱変形部材の変形に連動する表示部材により、レンズユニットがロックされているかどうかを示す情報がカメラ本体に形成された表示窓から表示される。これにより、レンズユニットの取り外しが可能かどうか、ユーザが容易に認識することができ、利便性及び操作性を向上させることができる。
請求項3に記載の撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラは、請求項1又は2に記載の撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラにおいて、前記ロック機構は、前記レンズユニットが前記マウントに差し込まれて所定量回転させられると、前記レンズユニットに係合するロック部材と、前記ロック部材の係合を解除するロック解除部材と、前記熱変形部材の変形によって移動し、前記ロック解除部材の動作を規制する規制部材と、を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラによれば、レンズユニットがマウントに差し込まれて所定量回転させられると、ロック部材がレンズユニットに係合することで、レンズユニットがロックされる。ロック解除部材の動作によってロック部材の係合が解除されるが、ロック解除部材の動作は、熱変形部材の変形によって移動する規制部材によって規制される。これにより、レンズユニットで発生する熱を用いてレンズユニットをロックするため、ロック機構に電力を供給する必要がなく、省電力化が可能である。
請求項4に記載の撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラは、請求項1又は2に記載の撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラにおいて、前記ロック機構は、前記レンズユニットが前記マウントに差し込まれて所定量回転させられると、前記レンズユニットに係合する第1のロック部材と、前記第1のロック部材の係合を解除するロック解除部材と、前記熱変形部材に取り付けられ、該熱変形部材の変形によって前記レンズユニットの取付面から出没する第2のロック部材と、前記カメラ本体側の伝熱部に形成され、前記レンズユニットの取付面から突出する第2のロック部材と係合する係合部と、を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラによれば、レンズユニットがマウントに差し込まれて所定量回転させられると、第1のロック部材がレンズユニットに係合することで、レンズユニットがロックされ、ロック解除部材の動作によってロック部材の係合が解除される。熱変形部材に取り付けられた第2のロック部材が、熱変形部材の変形によってレンズユニットの取付面から出没すると、カメラ本体側の伝熱部に形成された係合部と係合する。これにより、ロック機構をレンズユニットに設けたため、カメラ本体の大型化を避けることができる。また、レンズユニットで発生する熱を用いてレンズユニットをロックするため、ロック機構に電力を供給する必要がなく、省電力化が可能である。
請求項5に記載の撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラは、請求項1から4のいずれかに記載の撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラにおいて、前記熱変形部材は、形状記憶部材、又はバイメタルであることを特徴とする。
本発明によれば、撮像素子等の発熱によりレンズユニットが高温である場合には、カメラ本体からレンズユニットを取り外せないようにすることで、レンズユニットをカメラ本体から安全に取り外すことができる。
以下、添付図面に従って本発明に係る撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラを実施するための最良の形態について詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
図1、図2は、本発明に係る撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ1aの一実施形態の外観図である。図1は、カメラ本体10aに撮像素子一体型交換レンズユニット20aを装着した状態であり、図2は、カメラ本体10aから撮像素子一体型交換レンズユニット20aを取り外した状態である。
撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ1aは、カメラ本体10aと、撮像素子一体型交換レンズユニット20a(以下レンズユニット20aと称する)とで構成される。レンズユニット20aは、カメラ本体10aの正面に設けられたマウント12を介してカメラ本体10aに着脱自在に設けられている。
カメラ本体10aは、主として、外装であるカメラ筐体11と、マウント12と、フラッシュ13と、レリーズボタン14と、ヒートシンク15と、接点16と、ロック機構17とで構成される。
カメラ筐体11は、前面にマウント12とフラッシュ13とが設けられており、上面にはレリーズボタン14が設けられている。
マウント12は、前述したように、レンズユニット20aをカメラ本体10aの正面に着脱自在に設けるためのものである。
ヒートシンク15は、レンズユニット20aから伝えられた熱を受け取り、放熱するものであり、カメラ筐体11の内部のマウント12の背面に設けられている。ヒートシンク15の背面には、レンズユニット20aから伝えられた熱を放熱する放熱部15aが設けられている(図3参照)。放熱部15aは、ヒートシンク15に所定の深さの複数の溝を設けることにより作成された所定の高さの複数のリブで構成され、その表面から熱が伝達されることにより、ヒートシンク15の熱を放熱する。また、ヒートシンク15の内部には、後述する形状記憶合金46が貫通するための穴15bが設けられている。
接点16は、レンズユニット20aがカメラ本体に装着されたときに、カメラ本体10aからレンズユニット20aへ電源を供給するものである。
ロック機構17は、レンズロックピン51、レンズ取り外しボタン52等で構成され、カメラ本体10aに装着されたレンズユニット20aをカメラ本体10aから取り外せないようにロックするものである。なお、詳細については後述する。
レンズユニット20aは、主として、鏡筒21と、レンズ22と、撮像素子23と、基板24と、伝熱板25とで構成される。
鏡筒21には、レンズユニット20aをカメラ本体10aに装着するときに、マウント12と勘合する勘合部21aがもうけられている。また、マウント12と当接する当接部21bには、レンズロックピン51と勘合する穴26が設けられている。また、勘合部21aの凸部のうちの1つには、接点27が設けられており、レンズユニット20aをカメラ本体10aに装着すると、接点16と接触することにより、カメラ本体10aからレンズユニット20aに電源が供給される。
撮像素子23は、撮像素子23の前面に設けられたレンズ22により被写体像が結像されるものであり、撮像素子23の背面には、撮像素子23を駆動する回路等を有する基板24及び伝熱板25が設けられている。
伝熱板25は、撮像素子23や基板24で発生した熱を奪い、ヒートシンク15へ伝えるものであり、図3に示すように基板24の背面に設けられている。また、伝熱板25の前面には凸部25aが設けられており、凸部25aは基板24の穴を貫通して、撮像素子23の背面に当接する。
次に、ロック機構17について説明する。
ロック機構17は、図3、図4に示すように、主として、スライダー41と、コイルスプリングA42と、コイルスプリングB43と、ガイド44と、ロック爪45と、形状記憶合金46と、引っ張りスプリング47と、板バネ48と、形状記憶合金接着固定部49と、レンズロックピン51と、レンズ取り外しボタン52とで構成される。
レンズロックピン51は、カメラ本体10aにレンズユニット20aが装着されたときに、レンズユニット20aをロックするためのものである。また、レンズロックピン51には、コイルスプリングA42とコイルスプリングB43とが通されている。
レンズ取り外しボタン52は、レンズロックピン51によりカメラ本体10aにロックされたレンズユニット20aを取り外すときに用いるものである。レンズ取り外しボタン52を押すことでレンズロックピン51がレンズユニット20aから外れて、レンズユニット20aをカメラ本体10aから取り外せるようになる。
スライダー41は、コの字状の部材に2本のリブ41a、41bが平行に取り付けられた形状をしており、2本のリブ41a、41bがレンズ取り外しボタン52のカメラ本体10a側にくるように配設されている。そのため、スライダー41はレンズ取り外しボタン52と連動し、レンズ取り外しボタン52によってスライダー41がカメラ本体10a内部へ押し込まれることにより、レンズロックピン51によるレンズユニット20aのロックが解除される。また、スライダー41の移動は、ガイド44及びロック爪45によって規制されている。
コイルスプリングA42は、レンズロックピン51とスライダー41との間に設けられており、スライダー41にはカメラ本体10a内部へ押し込まれるような力が付勢されている。
コイルスプリングB43は、スライダー41とガイド44との間に設けられており、スライダー41には被写体方向に押し上げるような力が付勢されている。なお、スライダー41とレンズ取り外しボタン52とが接触しているため、レンズ取り外しボタン52は、スライダー41と同様に、被写体方向に押し上げるような力が付勢されている。
ロック爪45は、円形の板状の部材に2個の突起45b、45cが配設されたものであり、円形の板状の部材の中央には穴45aが配設されている。穴45aにはカメラ筐体11のボス11aが通されており、ロック爪45はボス11aを中心に回動自在となっている。また、ロック爪45がボス11aから抜けないように、かつ通常は突起45bが2個のリブ2本のリブ41a、41bの間にくるように、ロック爪45は板バネ48によってカメラ筐体11に取り付けられている。また、突起45cは、突起45bと約90度の角度を持って配設されており、その先端には、形状記憶合金46と引っ張りスプリング47とが配設されている。なお、ロック爪45の回動に伴う突起45bの揺動がカメラ筐体11のピン11b、11cによって規制されており、これによりロック爪45の回動も規制されている。
形状記憶合金46は、形状記憶合金46の温度が所定の温度(約50度)以上となった場合に収縮するワイヤ状のものである。形状記憶合金46は、一端が突起45cの端部に取り付けられており、もう一端が形状記憶合金接着固定部49(図7、8参照)においてカメラ筐体11に接着されているもので、ロック爪45にカメラ本体11内部から見て時計回りの力を付勢する。また、形状記憶合金46は、ヒートシンク15の内部に設けられている内部貫通穴15bに通され、かつ内部貫通穴15bの壁に接触するように配設されており、ヒートシンク15の熱が形状記憶合金46へ伝わるようになっている。
引っ張りスプリング47は、一端が突起45cの端部に取り付けられており、もう一端がカメラ本体10aに取り付けられているもので、ロック爪45にカメラ本体11内部から見て反時計回りの力を付勢するものである。形状記憶合金46及び引っ張りスプリング47の付勢力によって、ロック爪45が所定の位置に設けられている。
レンズユニット20aをマウント12を介してカメラ本体10aに装着すると、以下のようにしてレンズユニット20aがロックされる。
図5(a)、(b)に示すように、レンズロックピン51はスライダー41と嵌め合わされている。また、スライダー41はガイド44に収納されており、ガイド44はカメラ筐体11に固定されている。
レンズユニット20aをマウント12に挿入すると、レンズロックピン51はレンズユニット20aに押されて、カメラ本体10aの内部へ押し込まれる。コイルスプリングB43の力はコイルスプリングA42の力より大きくなっているため、レンズロックピン51が押し込まれることにより、コイルスプリングA42のみが収縮され、スライダー41及びレンズ取り外しボタン52は押し込まれない。
その後、レンズユニット20aを回転させると、コイルスプリングB43の付勢力によりレンズロックピン51が、図5(a)の実線で示す状態へと押し上げられ、レンズロックピン51が穴26に勘合し、レンズユニット20aがロックされる。なお、マウント12には、レンズロックピン51が摺動可能なように、貫通穴が設けられている。
このようにしてレンズユニット20aがカメラ本体10aにロックされると同時に、伝熱板25がヒートシンク15の前面に当接する。また、カメラ本体10aの接点16とレンズユニット20aの接点27とが接触することにより、カメラ本体10aとレンズユニット20aとが電気的に接続される。
カメラ本体10aとレンズユニット20aとが電気的に接続されたら、カメラ本体10a内の基板18に配設された中央処理装置(CPU)が電気的接続を検知し、レンズユニット20a内の基板24に配設されたシステムメモリからレンズユニット20aの調整に必要な各種データを読み出し、レンズユニット20aの制御を実行する。
撮像素子23は、駆動されると発熱を開始する。レンズユニット20a内の各部の温度が所定以上に達した場合には、レンズユニット20aの電気特性の劣化等により、撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ1が正常に作動しないという問題を生じる。例えば、撮像素子23における高温時の暗電流増大によるノイズ増大等である。そこで、レンズユニット20aとカメラ本体10aが電気的に接続されたときに、レンズユニット20a内の撮像素子23による発熱をカメラ本体10aへ効率良く伝熱して放熱させることにより、レンズユニット20a内の各部の電気特性が劣化するのを防止する。
図3に示すように、撮像素子23で発生した熱は、主として光軸方向に沿って、伝熱板25を介してヒートシンク15に伝導される。ヒートシンク15に伝えられた熱は、ヒートシンク15の放熱部15aを介してカメラ本体10a内に放熱される。なお、伝熱板25全体がヒートシンク15に当接するようにているため、広い面積で伝熱板25からヒートシンク15へ熱が伝導され、それにより効率よく伝熱することができる。
ここで、伝熱板25及びヒートシンク15に使用する素材として、例えば、伝熱性シリコン(放熱シリコンゲル)や伝熱性エラストマー、銅、アルミ、ヒートパイプ等の金属などを用いることで、好ましい伝熱特性や密着性を得ることができる。また、これらを組み合わせて構成し伝熱効率を向上させるようにしても良い。また、バネなどを用いてヒートシンク15を光軸方向に移動可能にすることで、更に密着性を良くすることができる。
なお、撮影終了後にレンズユニットを取り外す時には、レンズ取り外しボタン52が押し下げられることにより、図6(a)、(b)に示すように、コイルスプリングB43の付勢力に抗して、スライダー41とレンズロックピン51が押し下げられる。レンズロックピン51が押し下げられることで、レンズロックピン51とレンズロックピン51用の穴21cとの勘合が外れ、レンズユニット20aのロックが解除され、レンズユニット20aがカメラ本体10aから取り外せるようになる。
上記のように構成された撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ1aにおいて、長時間の撮影後や撮影終了直後に、ユーザがレンズユニット20aをカメラ本体10aから取り外そうとする場合には、伝熱板25やヒートシンク15が高温となり、火傷等の事故が発生する恐れがある。そのため、伝熱板25やヒートシンク15が所定の温度以上である場合には、ロック機構17を用いてレンズユニット20aをロックして、レンズユニット20aをカメラ本体10aから取り外せないようにする。以下、レンズユニット20aをロックする方法及びロックを解除する方法について、図7、図8を用いて説明する。
撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ1aの電源がOFFになっている場合などのヒートシンク15の温度が低い場合には、図7に示すように、形状記憶合金46は引っ張りスプリング47により伸張されている。この場合には、ロック爪45の突起45bは、ピン11bに押し付けられており、スライダー41の2本のリブ41a、41bと緩衝しない位置にある。そのため、レンズ取り外しボタン52を押し下げることにより、スライダー41が押し下げられる。それに伴い、レンズロックピン51が押し下げられて穴26との勘合が解消され、レンズユニット20aのロックを外すことができる。
撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ1aを使用することにより、ヒートシンク15の温度が所定の温度以上となった場合には、図8に示すように、形状記憶合金46と内部貫通穴15bの壁とが接触することでヒートシンク15の熱が形状記憶合金46へ伝えられて、形状記憶合金46が収縮する。そのため、引っ張りスプリング47の付勢力に抗して、ロック爪45がカメラ本体10aの内部から見て時計回り(図8(a)矢印参照)に回動し、それに伴い突起45bが揺動する。この場合には、ロック爪45の突起45bは、ピン11cに押し付けられており、スライダー41のリブ41aと緩衝する位置に移動する。そのため、レンズ取り外しボタン52を押し下げることができず、レンズユニット20aのロックを外すことができない。
その後、ヒートシンク15の温度が所定の温度より低くなった場合には、再度図7に示すような状態になり、レンズユニット20aのロックを外すことができるようになる。
本実施の形態によれば、レンズユニット及びカメラ本体の温度が高い場合には、レンズユニット及びカメラ本体の温度が下がるまでレンズユニットの取り外しができなくなるため、火傷等の恐れがなく、安全にレンズユニットを取り外すことができる。
また、本実施の形態によれば、レンズユニットで発生する熱を用いてレンズユニットをロックするため、ロック機構に電力を供給する必要がなく、省電力化が可能である。
また、本実施の形態によれば、ロック爪の突起をスライダーの2本のリブの間で揺動させるため、ロック爪の回動角度が少なくてすむ。これにより、形状記憶合金の変形量が少なくても、レンズユニットのロックのON/OFFを切り替えることができる。
なお、本実施の形態では、形状記憶合金の温度が所定の温度以上になった場合には、形状記憶合金が収縮することによりロック爪を回動させて、レンズユニットをロックしたが、形状記憶合金に限らず、バイメタルなどの温度によって形状や寸法が変化するものであればどのようなものでも使用可能である。また、ロック爪を回動させる方法ではなく、形状記憶合金の変形を用いてスイッチのON/OFF切り替えを行うことで、機械的や電気的にレンズユニットのロックをON/OFFするようにしてもよい。
また、本実施の形態では、形状記憶合金の温度が所定の温度以上となった場合に収縮する形状記憶合金を使用したが、高温の状態で記憶された形状となるものに限らず、高温、低温の各温度毎に形状を記憶し、この2つの形状の間を可逆的に変化可能な形状記憶合金を使用することもできる。形状記憶合金の温度が所定の温度以上となった場合に収縮し、形状記憶合金の温度が所定の温度より低い場合に膨張するような形状記憶合金を用いることにより、バネを用いずにロック爪を揺動させることができる。
<第2の実施の形態>
撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラの第1の実施の形態は、ヒートシンク15の温度が所定の温度以上となった場合には、レンズユニット20aをロックすることでレンズユニット20aをカメラ本体10aから取り外せないようにしたものであるが、レンズユニット20aがロックされているかどうかは実際に操作を行って確認する必要がある。
撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラの第2の実施の形態は、レンズユニット20aがロックされているかどうかを目視によって判断できるようにしたものである。以下、第2の実施の形態に係る撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ1bについて説明する。なお、第1の実施の形態と同一の部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図9に示すように、撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ1bは、カメラ本体10bと、レンズユニット20aとで構成される。レンズユニット20aは、カメラ本体10bの正面に設けられたマウント12を介してカメラ本体10bに着脱自在に設けられている。
カメラ本体10bは、主として、外装であるカメラ筐体11’と、マウント12と、フラッシュ13と、レリーズボタン14と、ヒートシンク15と、接点16と、ロック機構17’と、切り替え機構19とで構成される。
カメラ筐体11’は、前面にマウント12とフラッシュ13とが設けられており、上面にはレリーズボタン14が設けられている。カメラ筐体11’の前面には、レンズユニット20aがロックされているかどうかを表示するための表示窓11dが設けられている。
ロック機構17’は、図10、11に示すように、主として、スライダー41と、コイルスプリングA42と、コイルスプリングB43と、ガイド44と、ロック爪45と、形状記憶合金46と、引っ張りスプリング47と、板バネ48と、レンズロックピン51と、レンズ取り外しボタン52とで構成される。
切り替え機構19は、レンズユニット20aがロックされていない場合には、表示窓11dに「開錠」の文字が表示され、レンズユニット20aがロックされている場合には、表示窓11dに「施錠」の文字が表示されるように、「開錠」、「施錠」の文字を切り替えるものであり、図10に示すように、主として、施錠開錠表示部材55と、圧縮スプリング56と、カバー57とで構成されており、レンズユニット20aを取り外し不能にするロック機構17’と対向するように設けられている。
施錠開錠表示部材55は、一方の面に「開錠」、「施錠」の文字が書かれており、もう一方の面には形状記憶合金46を取り付けるためのピン55aが設けられている板状の部材であり、カメラ筐体11’の内側に設けられたスライド部11e内に摺動可能に配設されている。
圧縮スプリング56は、スライド部11eのヒートシンク15に一番近い面と施錠開錠表示部材55との間に配設されており、施錠開錠表示部材55にヒートシンク15から遠ざける方向の付勢力を加えるものである。
カバー57は、施錠開錠表示部材55がスライド部11eから落下しないように施錠開錠表示部材55を押さえるものであり、スライド部11eを覆うように配設されている。また、形状記憶合金46の収縮等に伴ってピン55aが摺動可能なように、長穴57aが設けられている。
上記のように構成された切り替え機構19は、以下のようにして表示窓11dに表示される「開錠」、「施錠」の文字の切り替えを行う。
撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ1bの電源がOFFになっている場合などのヒートシンク15の温度が低い場合には、図11(a)に示すように、形状記憶合金46は引っ張りスプリング47及び圧縮スプリング56により伸張されている。このため、ロック爪45は、スライダー41の2本のリブ41a、41bと緩衝せず、レンズ取り外しボタン52を押し下げることにより、レンズユニット20aのロックを外すことができる。また、圧縮スプリング56により、施錠開錠表示部材55は、スライド部11e内のヒートシンク15から一番最も遠ざかる位置、すなわち図11(c)に示すように、施錠開錠表示部材55に印刷された「開綻」の文字が表示窓11dから見える位置へ移動される。
撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ1aを使用することにより、ヒートシンク15の温度が所定の温度以上となった場合には、図11(b)に示すように、形状記憶合金46が引っ張りスプリング47の付勢力に抗して収縮し、ロック爪45の突起45bがカメラ本体10aの内部から見て時計回りに揺動し、突起45bがリブ41aと緩衝する位置に移動することで、レンズユニット20aのロックを外すことができなくなる。また、形状記憶合金46が圧縮スプリング56の付勢力に抗して収縮することで、施錠開錠表示部材55がスライド部11e内のヒートシンク15に近づく方向へ移動される。これにより、図11(d)に示すように、施錠開錠表示部材55に印刷された「施錠」の文字が表示窓11dから見えるようになる。
その後、ヒートシンク15の温度が所定の温度より低くなった場合には、再度図11(a)に示すような状態になり、レンズユニット20aのロックを外すことができるようになると共に、施錠開錠表示部材55に印刷された「開綻」の文字が表示窓11dから見えるようになる。
本実施の形態によれば、レンズユニット及びカメラ本体の温度が高い場合には、レンズユニット及びカメラ本体の温度が下がるまでレンズユニットの取り外しができなくなるため、火傷等の恐れがなく、安全にレンズユニットを取り外すことができる。
また、本実施の形態によれば、ヒートシンクが低温の場合にはレンズユニットが開錠状態であり、ヒートシンクが高温の場合にはレンズユニットが施錠状態であることがユーザに示されるため、レンズユニットが取り外せる状態であるかどうかを容易に認識でき、利便性及び操作性を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、レンズユニットで発生する熱を用いてレンズユニットをロックするため、ロック機構に電力を供給する必要がなく、省電力化が可能である。
なお、本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、形状記憶合金に限らず、バイメタルなどの温度によって形状や寸法が変化するものであればどのようなものでも使用可能である。
<第3の実施の形態>
撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラの第1の実施の形態は、ヒートシンク15の温度が所定の温度以上となった場合には、カメラ本体10aに配設されたロック機構17によりレンズユニット20aをロックしたが、レンズユニット20aをロックする方法はこれに限るものではない。
撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラの第3の実施の形態は、レンズユニット20c内に配設されたロック機構により、レンズユニット20cをロックするものである。以下、第3の実施の形態に係る撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ1cについて説明する。なお、第1の実施の形態と同一の部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ1cは、図12に示すように、カメラ本体10cと、撮像素子一体型交換レンズユニット20c(以下レンズユニット20cと称する)とで構成される。レンズユニット20cは、カメラ本体10cの正面に設けられたマウント12を介してカメラ本体10cに着脱自在に設けられている。
カメラ本体10cは、主として、外装であるカメラ筐体11と、マウント12と、フラッシュ13と、レリーズボタン14と、ヒートシンク15’と、接点16と、ロック機構17’’とで構成される。
図14に示すようにヒートシンク15’は、レンズユニット20cから伝えられた熱を受け取り、放熱するものであり、カメラ筐体11の内部のマウント12の背面に設けられている。ヒートシンク15の背面には、レンズユニット20cから伝えられた熱を放熱する放熱部15a’が設けられている。また、ヒートシンク15’の前面には、レンズユニット20cがロックされるときに用いられる穴15cが設けられている。
ロック機構17’’は、主として、スライダー41と、コイルスプリングA42と、コイルスプリングB43と、ガイド44と、レンズロックピン51と、レンズ取り外しボタン52とで構成される。
レンズユニット20cは、主として、鏡筒21と、レンズ22と、レンズによって被写体像が結像される撮像素子23と、基板24と、伝熱板25’と、ロック機構60とで構成される。
伝熱板25’は、撮像素子23や基板24で発生した熱を奪い、ヒートシンク15’へ伝えるものであり、基板24の背面に設けられている。また、伝熱板25’の前面には凸部25aが設けられており、凸部25aは基板24の穴を貫通して、撮像素子23の背面に当接する。また、凸部25aと対抗する面には、ロック機構60が収納される凹部25bが設けられている。
ロック機構60は、図12、図13に示すように、カバー61と、形状記憶合金62と、ロックピン63と、圧縮スプリング64とで構成される。なお、図13は、カバー61で覆われているロック機構60の内部を、カバー61を取り外すことにより示す外観図である。
カバー61は、矩形の板状の部材であり、凹部25b内に収納された形状記憶合金62、ロックピン63及び圧縮スプリング64を覆うように配設されている。また、カバー61には、ロックピン63が貫通可能な穴61aが設けられている。
形状記憶合金62は、略矩形の板状の部材であり、その中央部には、その一部が光軸方向に移動可能な略矩形状のバネ部62aが設けられている。バネ部62aには、長穴62cが設けられており、長穴62cにはロックピン63が嵌めあわされている。また、長穴62cに隣接してボス62dが設けられており、ボス62dは圧縮スプリング64の内部に通されている。バネ部62aは、その3辺をスリット62bにより形状記憶合金62から切り離すことで形成されており、形状記憶合金62の温度変化に伴って光軸方向へ移動可能である。また、バネ部62a以外の部分は、伝熱板25’の凹部25b内の撮像素子23に一番近い面に接触固定されている。
ロックピン63は、略円筒形の部材であり、長穴62c内をその長手方向に摺動可能に配設されている。
圧縮スプリング64は、ボス62dによって形状記憶合金62に位置決めされ、カバー61と形状記憶合金62との間に配設されており、形状記憶合金62のバネ部62aを撮像素子23側に押し上げる方向の付勢力を加えるものである。
上記のように構成されたロック機構60により、レンズユニット20cをロックする方法について、図14を用いて説明する。
撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ1cの電源がOFFになっている場合などのヒートシンク15の温度が低い場合には、図14(a)に示すように、ロックピン63は凹部25bの内部に退避されているため、レンズユニット20cはロックされていない状態にある。そのため、ロック機構17’’によりレンズロックピン51を押し下げることで、レンズユニット20cを回転させてカメラ本体10cから取り外すことができる。
撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ1cを使用することにより、ヒートシンク15の温度が所定の温度以上となった場合には、伝熱板25’から形状記憶合金62に熱が伝えられることによりバネ部62aが図14(b)の実線で示す状態から破線で示す状態へと変形する。それに伴い、ロックピン63とヒートシンク15’の穴15cとが勘合し、レンズユニット20cがロックされる。すなわち、ロックピン63とヒートシンク15’の穴15cとが勘合することによって、ロック機構17’’によりレンズロックピン51を押し下げられた場合においても、レンズユニット20cの回転が不可能となり、レンズユニット20cカメラ本体10cから取り外すことができない。
ここで、バネ部62aが図14(b)の実線で示す状態から破線で示す状態へと変形することについて、図15を用いて説明する。
形状記憶合金62は、形状記憶合金62の温度が所定の温度(約50度)以上となった場合には、初期的に記憶されている形状へ戻り、所定の温度以上で無い場合には、自由に変形が可能なものであり、初期的に図15(b)に示すような形状が記憶されている。
形状記憶合金62の温度が低い場合には、形状記憶合金62は記憶されている形状から変形可能なため、バネ部62aは圧縮スプリング64によって加えられる付勢力により撮像素子23側に押し上げられ、ロックピン63は凹部25bの内部に退避される。これにより、形状記憶合金62は図15(a)に示すような状態となる。
これに対し、形状記憶合金62の温度が高い場合には、形状記憶合金62の内部には、初期的に記憶されている形状に戻ろうとする力が働く。形状記憶合金62の塑性力は圧縮スプリング64の力より強いため、形状記憶合金62は圧縮スプリング64の付勢力に抗して、図15(b)に示す形状へと戻る。それと同時に、ロックピン63が長穴62c内部を長手方向に摺動することにより、ロックピン63と穴15cとが勘合される。
その後、ヒートシンク15の温度が所定の温度より低くなった場合には、形状記憶合金62は、再度図15(a)に示すような状態となり、ロック機構17’’によりレンズロックピン51を押し下げることで、レンズユニット20cを回転させてカメラ本体10cから取り外すことができるようになる。
本実施の形態によれば、レンズユニット及びカメラ本体の温度が高い場合には、レンズユニット及びカメラ本体の温度が下がるまでレンズユニットの取り外しができなくなるため、火傷等の恐れがなく、安全にレンズユニットを取り外すことができる。
また、本実施の形態によれば、ロック機構をレンズユニットに設けたため、カメラ本体の大型化を避けることができる。
また、本実施の形態によれば、レンズユニットで発生する熱を用いてレンズユニットをロックするため、ロック機構に電力を供給する必要がなく、省電力化が可能である。
また、本実施の形態によれば、形状記憶合金を用いて伝熱板の温度を検知し、伝熱板が所定の温度以上になった場合には、形状記憶合金が初期的に記憶されている形状へ戻ることによりレンズユニットをロックしたが、形状記憶合金に限らず、バイメタルなどの温度によって形状が変化するものであればどのようなものでも使用可能である。
なお、上記実施の形態(第1の実施の形態〜第3の実施の形態)では、撮像素子で発生した熱を伝熱板を介してヒートシンクへ伝熱したが、撮像素子で発生した熱のみでなく、基板で発生した熱を伝熱板を介してヒートシンクへ伝熱することもできる。また、撮像素子で発生した熱がまず基板に伝えられ、その後で伝熱板を介してヒートシンクへ伝熱する場合も考えられる。
また、上記実施の形態では、撮像素子と当接する伝熱板の面積は伝熱板の中央部に設けられた凸部の面積であるが、撮像素子と当接する伝熱板の面積を撮像素子の面積の略同等以上とすることで、熱伝導を効率良く行うことができる。また、伝熱板として伝熱性シリコン等の弾性力のある素材を用いることにより、凸部を設けることなく、撮像素子と伝熱板とが当接するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、ヒートシンクの背面に設けられた放熱部の表面から空気に熱が伝達されることにより、ヒートシンク15の熱を放熱したが、ファンを用いて空気を対流させる等することより、更に効率よく放熱することができる。
また、上記実施の形態に加えて、レンズユニットが高温の場合においても強制的にレンズユニットを取り外すことができるような強制開錠機構を追加してもよい。これにより、利便性を向上させることができる。また、強制開錠機構を用いることにより、ユーザにレンズユニットやカメラ本体が高温である旨の注意喚起をすることができる。なお、強制開錠機構としては、電磁石を用いて金属製のロックピンを押し下げるような電気的な機構や、ワイヤ等でロックピンやロック爪を物理的に引っ張るような機械的な機構などの様々な方法を用いることができる。
本発明が適用された第1の実施の形態の撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ1aの外観図である。 上記撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ1aのレンズユニット20aをカメラ本体10aから取り外したときの状態を部品毎に示した外観図である。 上記撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ1aの要部断面図である。 上記撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ1aのロック機構17を示す図であり、(a)はカメラ本体10aの内側から見た背面図であり、(b)はカメラ本体10aの内側から見た斜視図である。 上記撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ1aのレンズユニット20aをカメラ本体10aに装着した状態を示す図であり、(a)は要部断面図であり、(b)は斜視図である。 上記撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ1aのレンズユニット20aのロックを外した状態を示す図であり、(a)は要部断面図であり、(b)は斜視図である。 上記撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ1aのレンズユニット20aをカメラ本体10aに装着した状態を示す図であり、(a)はカメラ本体10aの内側から見た背面図であり、(b)は斜視図である。 上記撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ1aのレンズユニット20aをロックした状態を示す図であり、(a)はカメラ本体10aの内側から見た背面図であり、(b)は斜視図である。 本発明が適用された第2の実施の形態の撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ1bの外観図である。 上記撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ1bの要部断面図である。 上記撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ1bのレンズユニット20aの「施錠」、「開錠」を表示を変更する方法を示す説明図であり、(a)は「開錠」を表示する場合の背面図であり、(b)は「施錠」を表示する場合の背面図であり、(c)は「開錠」の表示状態を示す図であり、(d)は「施錠」の表示状態を示す図である。 上記撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ1cのレンズユニット20cをカメラ本体10cから取り外したときの状態を部品毎に示した外観図である。 上記撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ1cのレンズユニット20cの斜視図である。 (a)は上記撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ1cの要部断面図であり、(b)は(a)の要部拡大図である。 上記撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ1cの形状記憶合金62の変形の様子を示す斜視図であり、(a)は形状記憶合金62が低温の場合を示し、(b)は形状記憶合金62が高温の場合を示す。
符号の説明
1a、1b、1c:撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ、10a、10b、10c:カメラ本体、11、11’:カメラ筐体、12:マウント、13:フラッシュ、14:レリーズボタン、15:ヒートシンク、16:接点、17、17’、17’’:ロック機構、18:基板、19:切り替え機構、20a、20c:レンズユニット、21:鏡筒、22:レンズ、23:撮像素子、24:基板、25:伝熱板、41:スライダー、42:コイルスプリングA、43:コイルスプリングB、44:ガイド、45:ロック爪、46:形状記憶合金、47:引っ張りスプリング、48:板バネ、49:形状記憶合金接着固定部、51:レンズロックピン、52:レンズ取り外しボタン、55:施錠開錠表示部材、56:圧縮スプリング、57:カバー、60:ロック機構、61:カバー、62:形状記憶合金、63:ロックピン、64:圧縮スプリング

Claims (5)

  1. 撮像素子と、前記撮像素子に被写体像を結像させるレンズと、前記撮像素子の背面に当接するように配設された伝熱板と、を有するレンズユニットと、
    前記レンズユニットを着脱可能にするマウントと、前記レンズユニットが前記マウントを介して装着されたときに前記伝熱板と当接するように配設された伝熱部とを有するカメラ本体と、
    前記伝熱板又は伝熱部の熱によって変形する熱変形部材を有し、前記伝熱板又は伝熱部が所定の温度以上となった場合には、前記熱変形部材の変形により前記カメラ本体から前記レンズユニットを取り外せないように前記レンズユニットをロックするロック機構と、
    を備えたことを特徴とする撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ。
  2. 前記カメラ本体に形成された表示窓と、
    前記表示窓に対して移動することにより前記レンズユニットがロックされているかどうかを示す情報を表示するための表示部材であって、前記熱変形部材の変形に連動して移動する表示部材と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ。
  3. 前記ロック機構は、
    前記レンズユニットが前記マウントに差し込まれて所定量回転させられると、前記レンズユニットに係合するロック部材と、
    前記ロック部材の係合を解除するロック解除ボタンと、
    前記熱変形部材の変形によって移動し、前記ロック解除ボタンの動作を規制する規制部材と、を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ。
  4. 前記ロック機構は、
    前記レンズユニットが前記マウントに差し込まれて所定量回転させられると、前記レンズユニットに係合する第1のロック部材と、
    前記第1のロック部材の係合を解除するロック解除ボタンと、
    前記熱変形部材に取り付けられ、該熱変形部材の変形によって前記レンズユニットの取付面から出没する第2のロック部材と、
    前記カメラ本体側の伝熱部に形成され、前記レンズユニットの取付面から突出する第2のロック部材と係合する係合部と、を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ。
  5. 前記熱変形部材は、形状記憶部材、又はバイメタルであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の撮像素子一体型レンズ交換式デジタルカメラ。
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