JP2008244935A - 周辺装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】周辺装置が実行する画像関連処理に対して、ネットワークを介して端末から、ユーザが簡単な操作で一時停止や取り消しの指示ができる周辺装置を提供する。
【解決手段】周辺装置の記憶手段には、複数のフォルダが設定されている。複数のフォルダの情報は、ファイル共有プロトコルを利用して端末へ送信される。端末からは、特定のフォルダを指定するアクセスコマンドが送信される。周辺装置には、特定の画像関連処理を制御するための複数の制御コマンドが、夫々のフォルダに個別に対応付けられている。周辺装置は、特定の画像関連処理の実行中に、受信したアクセスコマンドが指定する特定のフォルダに対応付けられた制御コマンドを実行して特定の画像関連処理を制御する。この周辺装置によれば、端末のユーザは、あたかもフォルダを操作する感覚で、周辺装置が実行する画像関連処理に対して一時停止や取り消しの指示ができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、特定の画像関連処理を実行することができ、ネットワークのファイル共有プロトコルを利用して端末から特定の画像関連処理を制御できる周辺装置に関する。
本明細書にいう周辺装置は、プリンタ、スキャナ装置、ファクシミリ装置、コピー装置、或いはそれらが一体となった複合機を意味する。特定の画像関連処理は、例えば、印刷処理、画像読み取り処理、コピー処理、或いは、ファクシミリ送受信処理である。
ネットワークを介して端末からドキュメントファイルを印刷することができるプリンタが知られている。そのようなプリンタは、簡単な操作でユーザがプリンタを制御できることが好ましい。例えば、端末に表示されたプリンタアイコンに、ドキュメントファイルをドラック&ドロップすることで、そのドキュメントファイルの内容を印刷するプリンタが知られている(特許文献1参照)。
特開2002−373064号公報
特許文献1のプリンタは、端末からドキュメントファイルを受信すると、受信したドキュメントファイルの印刷を開始する。特許文献1のプリンタは、端末の画面に表示されたプリンタアイコンへのドキュメントファイルのドラッグ&ドロップ操作によって、ユーザが印刷処理の開始を指示できるだけにすぎなかった。印刷処理を開始したプリンタに対して印刷処理の一時停止や取り消しを指示するには、周辺装置が備える操作パネルを操作するか、端末にインストールされた専用のユーザインタフェイスを利用するしかなかった。
周辺装置(例えばプリンタ)が実行する画像関連処理(例えば印刷処理)に対して、ユーザが簡単な操作で一時停止や取り消しの指示ができる周辺装置が望まれている。
本発明は、近年普及しているファイル共有プロトコルを活用する。ファイル共有プロトコルは、ネットワークに接続している端末の間で、ファイルの授受を容易にするためのプロトコルである。ファイル共有プロトコルを利用すると、第1の端末に記憶されているファイルや第1の端末に設定されているフォルダを、ネットワークに接続している第2の端末から容易に操作することができる。本発明は、ファイルやフォルダの操作という概念を、周辺装置の制御に結び付けることによって、上記の課題を解決する。
本発明は、特定の画像関連処理を実行することができ、ネットワークのファイル共有プロトコルを利用して端末から特定の画像関連処理を制御可能な周辺装置に具現化できる。この周辺装置は、記憶手段、送信手段、受信手段、及び処理制御手段を備える。
記憶手段には、複数のファイル格納領域が設定されている。送信手段は、記憶手段に設定されている複数のファイル格納領域の情報をファイル共有プロトコルを利用して端末へ送信する。受信手段は、端末から、前記複数のファイル格納領域の中の特定ファイル格納領域を指定するアクセスコマンドを受信する。処理制御手段には、特定の画像関連処理を制御するための複数の制御コマンドの夫々が、複数のファイル格納領域の夫々に対応付けられている。処理制御手段は、特定の画像関連処理の実行中に、受信したアクセスコマンドが指定する特定ファイル格納領域に対応付けられた制御コマンドを実行して特定の画像関連処理を制御する。
記憶手段に設定されているファイル格納領域とは、いわゆるフォルダでよい。ファイル共有プロトコルは、具体的にはWebDAV(Web-based Distributed Authoring and Versioning)でよい。
ファイル共有プロトコルの一種であるWebDAVには、指定したファイルを指定したフォルダに格納することを要求するPUTコマンド、指定したフォルダから指定したファイルのコピーを要求するGETコマンド、指定したフォルダの属性情報を要求するPROPFINDコマンドなどが規定されている。これらのコマンドは、特定のフォルダを指定して、指定したフォルダに対する所定の処理を要求するコマンドであり、アクセスコマンドと総称される。
制御コマンドは、特定の画像関連処理に対する一時停止コマンド、再開コマンド、及びキャンセルコマンドのうちの少なくとも一つでよい。
上記の周辺装置によれば、記憶手段に設定されている複数のフォルダ(ファイル格納領域)の情報が、周辺装置から端末へ送信される。その結果、端末には、周辺装置の記憶装置に設定された複数のフォルダがフォルダアイコンとして表示される。端末のユーザが特定のフォルダアイコンをダブルクリックすると、そのフォルダを指定するPROPFINDコマンド(アクセスコマンドの一種)が周辺装置へ送信される。周辺装置には、記憶手段に設定されている夫々のフォルダに対して、特定の画像関連処理を制御するための制御コマンドが個別に対応付けられている。周辺装置は、受信したアクセスコマンドが指定するフォルダに対応付けられた制御コマンドを実行して特定の画像関連処理を制御する。ユーザは、ファイルやフォルダの操作と同じ操作感覚で、周辺装置に対して特定の画像関連処理の一時停止や、一時停止した処理の再開を指示できる。
周辺装置の記憶装置に複数のフォルダ(ファイル記憶領域)を設定しておき、夫々のフォルダに画像関連処理の制御コマンドを対応付けることによって、端末のユーザがあたかもフォルダを操作する感覚で容易に制御できる周辺装置を実現することができる。
周辺装置の記憶手段に設定されている夫々のフォルダ(ファイル格納領域)に、そのフォルダに対応付けられた制御コマンドを示す名称が付されていることが好ましい。記憶手段に設定されているフォルダの属性情報を取得した端末のユーザは、各フォルダに付されている名称によって、各フォルダに対応付けられている制御コマンドを知ることができる。
本発明によれば、ネットワークに接続している端末からユーザが簡単な操作で画像関連処理の一時停止や取り消しの指示ができる周辺装置を実現することができる。
図面を参照して本発明の実施例を説明する。本実施例の周辺装置は、印刷機能、画像読み取り機能(スキャナ機能)、コピー機能、及び、ファクシミリ機能を有する複合機100である。即ち、複合機100は、印刷処理、画像読み取り処理(スキャナ処理)、コピー処理、及び、ファクシミリ処理を実行することができる。印刷処理、スキャナ処理、コピー処理、及び、ファクシミリ処理は、いずれも、画像を出力する処理、画像を読み取る処理、或いは画像を読み取る処理と出力する処理の両方を組み合わせた処理であり、これらの処理を総称して画像関連処理と称する。
図1に、複合機100のブロック図を示す。複合機100は、ネットワーク102を介して端末150と通信可能に接続されている。
複合機100は、CPU110、プリンタユニット112、スキャナユニット114、ファクシミリユニット116、及び記憶装置120を備える。
プリンタユニット112は、ドキュメントや画像を印刷する装置である。スキャナユニット114は、原稿シートに印刷された文字や画像を読み取る(スキャンする)装置である。ファクシミリユニット116は、電話回線(不図示)を介して画像を送受信する装置である。
プリンタユニット112は、端末150から送られるドキュメントファイルや画像ファイルのデータを印刷できる。またプリンタユニット112は、スキャナユニット114が読み取ったデータや、ファクシミリユニット116が受信したデータを印刷できる。なお、スキャナユニット114が読み取ったデータをプリンタユニット112によって印刷すれば、いわゆるコピー機能を実現することができる。
ファクシミリユニット116は、端末150から送られるドキュメントファイルや画像ファイルのデータ、或いはスキャナユニット114が読み込んだデータを所定の相手装置へファクシミリ送信できる。
プリンタユニット112、スキャナユニット114、及びファクシミリユニット116は、夫々動作条件を変更可能である。動作条件とは、プリンタユニット112であれば例えば用紙サイズである。スキャナユニット114であれば例えば画像読み取りの解像度である。ファクシミリユニット116であれば例えばデータ送受信時の解像度である。プリンタユニット112等の動作条件は、CPU110によって変更される。
プリンタユニット112、スキャナユニット114、及びファクシミリユニット116は、CPU110によって制御される。CPU110は、記憶装置120に記憶されたプログラムに従って、プリンタユニット112等を制御する。
記憶装置120には、プログラム122、フォルダ属性情報124、及びファイル126が記憶されている。なお、図1における「PGM」の文字は、「プログラム」を意味する。
CPU110は、記憶装置120に記憶されたプログラム122に従って、各種の処理を実行する。主なプログラムには、通信プログラム122a、機能制御プログラム122bがある。通信プログラム122aは、端末150とデータを送受信するためのプログラムである。機能制御プログラム122bは、プリンタユニット112等を制御するためのプログラムである。機能制御プログラム122bは、画像関連処理を制御する処理制御プログラムと換言することができる。
なお、機能制御プログラム122bに基づいてCPU110が実行する処理のうち、プリンタユニット112を制御して画像を印刷する処理を印刷タスクと称する場合がある。同様に、スキャナユニット114を制御して画像を読み取る処理をスキャンタスクと称し、ファクシミリユニット116を制御してファクシミリを送受信する処理をファクシミリタスクと称する場合がある。
記憶装置120に記憶されたファイル126とフォルダ属性情報124について説明する。
ファイル126は、複合機100が記憶している各種の電子ファイルである。電子ファイルの例としては、プリンタユニット112、スキャナユニット114、及びファクシミリユニット116の動作条件の初期設定を記述したファイル(初期設定ファイル)がある。スキャン処理(スキャンタスク)の動作条件の初期設定を記述したファイルには、DefaultScanParam.txtという名称が付されている。
フォルダ属性情報124は、記憶装置120の記憶領域に設定されているフォルダ(ファイル格納領域)を階層的に管理するためのデータである。複合機100の記憶装置120には複数のフォルダが設定されており、フォルダ属性情報124には、フォルダ間の階層関係や、各フォルダに格納されているファイルの情報が記述されている。
記憶装置120に設定されているフォルダの階層構造を図2に示す。記憶装置120には、基本となる複合機フォルダが設定されており、その下層にScanControlフォルダとPrintControlフォルダとFacsimileフォルダとCopyフォルダが設定されている。なお、図2にはFacsimileフォルダとCopyフォルダの図示を省略してある。
ScanControlフォルダの下層には、ScanStartフォルダ、ScanPauseフォルダ、ScanRestartフォルダ、及び、ScanCancelフォルダが設定されている。また、。PrintControlフォルダの下層には、PrintStartフォルダ、PrintPauseフォルダ、PrintRestartフォルダ、及び、PrintCancelフォルダが設定されている。FacsimileフォルダとCopyフォルダの下層にも同様のフォルダが設定されている。
なお、後述するように、ScanStartフォルダには、スキャンタスクを開始させる制御コマンドが対応付けられている。ScanPauseフォルダには、スキャンタスクを一時停止させる制御コマンドが対応付けられている。ScanRestartフォルダには、一時停止したスキャンタスクを再開させる制御コマンドが対応付けられている。ScanCancelフォルダには、スキャンタスクをキャンセルさせる制御コマンドが対応付けられている。夫々のフォルダには、夫々のフォルダに対応付けられた制御コマンドの内容を表す名称が付されている。フォルダと制御コマンドの対応関係は、機能制御プログラム122bに記述されている。
図1に戻り、端末150について説明する。端末150は、一般的なパーソナルコンピュータである。この端末150は、CPU152と記憶装置154を備える。また、図示を省略しているが端末150はディスプレイを備える。記憶装置154には、プログラム156とファイル158が記憶されている。CPU152は、プログラム156に基づいて各種の処理を実行する。主なプログラムには、通信プログラム156aと表示プログラム156bがある。通信プログラム156aは、複合機100との間でデータを送受信するためのプログラムである。表示プログラム156bは、ファイルやフォルダなどの情報や複合機100から受信するエラーメッセージを表示するためのプログラムである。
ファイル158は、例えば印刷するためのドキュメントファイルや、印刷する際の複合機100の動作条件を記述した設定ファイルである。
複合機100の通信プログラム122aと端末150の通信プログラム156aによって、複合機100と端末150は相互にデータを送受信することができる。複合機100の通信プログラム122aと端末150の通信プログラム156aに記述されている通信プロトコルは、ファイル共有プロトコルの一種であるWebDAV(Web-based Distributed Authoring and Versioning)に基づいている。
WebDAVには、端末間でファイルやフォルダ情報を操作するための幾つかのコマンドが規定されている。そのようなコマンドには、PROPFINDコマンド、GETコマンド、PUTコマンドなどがある。
夫々のコマンドの概要を説明する。
PROPFINDコマンドは、特定のフォルダ名を伴って送信されるコマンドである。PROPFINDコマンドは、フォルダ名によって指定されるフォルダの属性情報(そのフォルダに含まれるフォルダやファイルの名称)の送信を相手の端末に要求するコマンドである。例えば、端末150が、複合機フォルダ(図2参照)を指定するPROPFINDコマンドを複合機100へ送信すると、複合機100は、このコマンドに応答して、複合機フォルダの属性情報を端末150へ送信する。複合機フォルダの属性情報とは、複合機フォルダに含まれるフォルダであるScanControlフォルダ、PrintControlフォルダ、CopyControlフォルダ、及びFacsimileControlフォルダ(CopyControlフォルダとFacsimileControlフォルダは図2には図示を省略している)の名称である。複合機フォルダのフォルダ属性情報を受信した端末150は、そのディスプレイに、ScanControlフォルダを示すアイコン、PrintControlフォルダを示すアイコン、CopyControlフォルダを示すアイコン、及びFacsimileControlフォルダを示すアイコンを表示する。こうして、端末150のユーザは、複合機100の記憶装置120に設定されたフォルダであって複合機フォルダの下層に設定されているフォルダを知ることができる。
GETコマンドは、特定のフォルダ名と特定のファイル名を伴って送信されるコマンドである。GETコマンドは、特定のフォルダとファイルを指定し、指定したフォルダ内の指定したファイルの送信を相手の端末に要求するコマンドである。
PUTコマンドは、特定のフォルダ名と特定のファイル名を伴って送信されるコマンドである。PUTコマンドは、特定のフォルダとファイルを指定し、指定したフォルダ内への指定したファイルの格納を相手の端末に要求するコマンドである。
PROPFINDコマンド、GETコマンド、PUTコマンドは、特定のフォルダを指定し、指定したフォルダに対する所定の処理を要求するコマンドであり、本明細書ではこれらのコマンドを総称してアクセスコマンドと称する。
なお、PROPFINDコマンド、GETコマンド、PUTコマンドの詳細は、WebDAVの規格に定められているので説明を省略する。
複合機100と端末150は、これらのアクセスコマンドを送受信することで、フォルダ属性情報やファイルなどのデータを送受信する。
複合機100のCPU110が実行する処理を説明する。図3は、複合機100が実行するメインタスクのフローチャート図である。メインタスクとは、端末150との通信に関する処理、その通信に伴う処理(例えば、スキャンタスクの制御など)である。また、複合機100のCPU110は、複数のタスクを並列に実行することができ、メインタスクと後述するスキャンタスクを並列に実行することができる。
複合機100は、常に端末150からアクセスコマンドを受信したか否かをチェックしている(ステップS100)。複合機100は、端末150からアクセスコマンドを受信すると(ステップS100:YES)、そのアクセスコマンドに応じた処理を行う。
受信したアクセスコマンドがScanControlフォルダの属性情報を要求するコマンドの場合(ステップS102:YES)、メインタスクは、ScanControlフォルダの属性情報を端末150へ送信する(ステップS104)。なお、ScanControlフォルダの属性情報を要求するコマンドとは、ScanControlフォルダを指定するPROPFINDコマンドである。また、ScanControlフォルダの属性情報とは、前述した通り、ScanControlフォルダの下層に設定されている各フォルダ(ScanStartフォルダ、ScanPauseフォルダ、ScanRestartフォルダ、及び、ScanCancelフォルダ)の名称である。
受信したアクセスコマンドがScanStartフォルダへのファイル格納コマンドの場合(ステップS106:YES)、メインタスクは、スキャンタスクへ「スタートメッセージ」を送信する(ステップS108)。ここで、「メッセージ」とは、複合機100内で実行されるタスク間でやり取りされるデータをいう。メインタスクからスキャンタスクへ所定の「メッセージ」を送信し、スキャンタスクが「メッセージ」に応じた処理を実行することで、スキャンタスクが制御される。なお、スキャンタスクについては後述する。
ScanStartフォルダへのファイル格納コマンドは、具体的には、特定のファイルを指定し、指定したファイルをScanStartフォルダへ格納することを要求するPUTコマンドである。
受信したアクセスコマンドがScanPauseフォルダへのアクセスコマンドの場合(ステップS110:YES)、メインタスクは、スキャンタスクへ「一時停止メッセージ」を送信する(ステップS112)。
受信したアクセスコマンドがScanRestartフォルダへのアクセスコマンドの場合(ステップS114:YES)、メインタスクは、スキャンタスクへ「再開メッセージ」を送信する(ステップS116)。
受信したアクセスコマンドがScanCancelフォルダへのアクセスコマンドの場合(ステップS118:YES)、メインタスクは、スキャンタスクへ「キャンセルメッセージ」を送信する(ステップS120)。
受信したアクセスコマンドが上記したコマンド以外のコマンドの場合、そのコマンドに応じた処理を実行する(ステップS122)。
ScanPauseフォルダへのアクセスコマンド、ScanRestartフォルダへのアクセスコマンド、及びScanCancelフォルダへのアクセスコマンドは、PUTコマンド、GETコマンド、又はPROPFINDコマンドのいずれのコマンドであってもよい。また、上記のコマンドの他に、ファイル共通プロトコルに規定されているコマンドであって所定のフォルダを指定するコマンドであればよい。
「スタートメッセージ」、「一時停止メッセージ」、「再開メッセージ」、及び、「キャンセルメッセージ」は、メインタスクからスキャンタスクへ送信されるタスク間のメッセージである。メッセージを受信したスキャンタスクは、夫々のメッセージに応じた処理を実行する。換言すれば、夫々のメッセージは、メインタスクがスキャンタスクを制御する制御コマンドである。
上記したとおり、メインタスクには、夫々のフォルダに対して固有のメッセージ(固有の制御コマンド)が対応付けられており、メインタスクは、その固有のメッセージに応じて、スキャンタスクを制御する。
なお、本実施例では、スキャンタスクを例にして複合機100の処理を説明するが、その他の画像関連処理(印刷タスクやファクシミリタスクなど)についても同様である。即ち、メインタスクには、所定の画像関連処理を制御するための複数の制御コマンドが、記憶装置120に設定された複数のフォルダの夫々に対応付けられており、受信したアクセスコマンドが指定するフォルダに対応付けられた制御コマンドに基づいて画像関連タスクを制御する。なお、スキャンタスクは、「スタートメッセージ」を受信すると実行を開始するため、「一時停止メッセージ」、「再開メッセージ」、及び、「キャンセルメッセージ」は、スキャンタスクの実行中に、そのスキャンタスクを制御するコマンドである。
次に、スキャンタスクについて説明する。図4は、スキャンタスクのフローチャート図である。
スキャンタスクでは、メインタスクからのメッセージがあるか否かを常に監視している(ステップS300)。スキャンタスクは、メインタスクから「スタートメッセージ」を受信すると(ステップS302:YES)、スキャンを開始する(ステップS304)。なお、図3のステップS106とステップS108に示した通り、スキャンタスクに「スタートメッセージ」が送られるのは、メインタスクがScanStartフォルダへのファイル格納コマンドを受信したときである。図4のステップS304では、ファイル格納コマンドが指定するファイルの内容を、スキャンタスクを実行する際の動作条件に設定する。ファイル格納コマンドが指定するファイルの内容と動作条件については後述する。
スキャンを開始したスキャンタスクは、原稿を1ブロックずつスキャンし、スキャンしたデータを記憶する(ステップS306)。なお、1ブロックとは、原稿の所定数のラインを意味する。全ブロックのスキャンと記憶が終了すれば(ステップS308:YES)、スキャンタスクを終了して、次の「スタートメッセージ」を待つ(ステップS300、ステップS302)。
スキャンタスクは、スキャンを開始してから(ステップS304)、全ブロックのスキャンが完了するまでのスキャン実行中(ステップS308:NO)にも、メインタスクからのメッセージがあるか否かをチェックする(ステップS310)。
スキャン実行中に受信したメッセージが「一時停止メッセージ」の場合(ステップS312:YES)、スキャンタスクはスキャンを一時停止し(ステップS318)、次のメッセージを待つ(ステップS320)。
他方、スキャン実行中に受信したメッセージが「キャンセルメッセージ」の場合(ステップS314:YES)、スキャンタスクはスキャン中の原稿を排出してスキャンを終了し(ステップS316)、次の「スタートメッセージ」を待つ(ステップS300、ステップS302)。
ステップS318でスキャンを一時停止したのちに受信したメッセージが「キャンセルメッセージ」の場合(ステップS322:YES)、スキャンタスクはスキャンの原稿を排出してスキャンを終了し(ステップS316)、次の「スタートメッセージ」を待つ(ステップS300、ステップS302)。
ステップS318でスキャンを一時停止したのちに受信したメッセージが「再開メッセージ」の場合(ステップS324:YES)、スキャンタスクは一時停止していたスキャンを再開する(ステップS326)。スキャンが再開されると再びスキャン実行中となり、次のメッセージの受信を確認しながら(ステップS310)、1ブロックずつのスキャンを継続する(ステップS306)。
上記した通り、スキャンタスクは、メインタスクが送信する各種のメッセージによって、その動作が制御される。スキャンの実行中(画像関連処理の実行中)であっても、端末150から受信したアクセスコマンドによって、スキャンタスクが制御される。
複合機100へアクセスコマンドを送信する端末150の処理について説明する。図5は、端末150の画面200の一例である。端末150は、複合機100からScanControlフォルダの属性情報を受信すると、ScanControlフォルダの下層に設定されている夫々のフォルダを示すアイコンを画面200に表示する。図5に示すように、画面200には、ScanStartフォルダを示すアイコン202、ScanPauseフォルダを示すアイコン204、ScanRestartフォルダを示すアイコン206、及び、ScanCancelフォルダを示すアイコン208が表示される。
端末150のユーザは、複合機100にスキャンタスクを実行させたい場合、スキャンタスクを実行する際の動作条件を記述したScanParam.txtファイル210を、ScanStartフォルダを示すアイコン202へドラッグ&ドロップする(図5の太い実線がドラッグ&ドロップを示している)。そうすると、端末150から複合機100へ、ScanStartフォルダへのScanParam.txtファイル210の格納を要求するPUTコマンドが送信される。
ScanParam.txtファイル210には、スキャンタスクを実行する際の動作条件として、次の動作条件が記述されている。
・解像度600dpi(resolution=600dpi)
・フルカラー読み取り(color=color)
・明るさ暗め(BrightNess=Dark)
・全頁の読み取り(ScanPages=All)
・3部コピー(Copies=3)
複合機100のメインタスクは、ScanStartフォルダとScanParam.txtファイル210を指定するPUTコマンドを受信すると、ステップS106とステップS108(図3)を実行する。ステップS108の処理によって、スキャンタスクに「スタートメッセージ」が送信される。「スタートメッセージ」を受信したスキャンタスクは、スキャンタスクを開始する(ステップS302、S304)。このときスキャンタスクのステップS304では、PUTコマンドが指定するScanParam.txtファイル210の内容を読み込んで、その内容をスキャンの動作条件に設定する。即ち、複合機100は、スキャンタスクの動作条件を記述した設定ファイルをScanStartフォルダに格納するアクセスコマンドを受信すると、設定ファイルに記述された動作条件を自己に設定した後にスキャンタスクを開始する。
端末のユーザは、設定ファイルを特定のフォルダアイコンにドラッグ&ドロップするだけで、その設定ファイルに記述された動作条件で周辺装置に特定の画像関連処理の開始を指示できる。
端末150のユーザは、実行中のスキャンタスクを一時停止したい場合に、画面200に表示されているScanPauseフォルダを示すアイコン204をダブルクリックする。そうすると、端末150から複合機100へ、ScanPauseフォルダを指定するPROPFINDコマンドが送信される。複合機100のメインタスクは、このコマンドに応答してステップS110とステップS112を実行する。その結果、ScanPauseフォルダに対応付けられた「一時停止メッセージ」がスキャンタスクへ送られて、スキャンタスクが一時停止する(ステップS312、S318)。
端末150のユーザは、一時停止させたスキャンタスクを再開させたい場合には、画面200に表示されているScanRestartフォルダを示すアイコン206をダブルクリックする。そうすると、端末150から複合機100へ、ScanRestartフォルダを指定するPROPFINDコマンドが送信される。複合機100のメインタスクは、このコマンドに応答してステップS114とステップS116を実行する。その結果、ScanRestartフォルダに対応付けられた「再開メッセージ」がスキャンタスクへ送られて、スキャンタスクが再開される(ステップS324、S326)。
端末150のユーザは、実行中のスキャンタスクをキャンセルさせたい場合には、画面200に表示されているScanCancelフォルダを示すアイコン208をダブルクリックする。そうすると、端末150から複合機100へ、ScanCancelフォルダを指定するPROPFINDコマンドが送信される。複合機100のメインタスクは、このコマンドに応答してステップS118とステップS120を実行する。その結果、ScanCancelフォルダに対応付けられた「キャンセルメッセージ」がスキャンタスクへ送られて、スキャンタスクがキャンセルされる(ステップS316)。
上記の通り複合機100は、端末150へ、フォルダ属性情報(ファイル格納領域の属性情報)を送信する。これによって、端末150のディスプレイには、複合機100の記憶装置120内に設定された各フォルダを示すアイコンが表示される。端末150のユーザが、所定のフォルダを示すアイコンをダブルクリックすると、端末150から複合機100へ、所定のフォルダを指定するアクセスコマンドが送信される。
複合機100には、各フォルダに、複合機100が実行する画像関連処理(例えばスキャンタスク)を制御するメッセージ(制御コマンド)が対応付けられている。複合機100は、所定のフォルダを指定するアクセスコマンドを受信すると、その所定のフォルダに対応付けられた制御コマンドに基づいて実行中の画像関連処理を制御する。
以上の処理によって、端末150のユーザは、端末150の画面に表示されたアイコンを操作するだけで、複合機100を制御することができる。画面に表示されたアイコンは、複合機100の記憶装置120の記憶領域に設定されたフォルダである。従って、端末150のユーザは、あたかもフォルダを操作する感覚で、複合機100を制御することができる。端末150からの複合機100の制御は、端末150から複合機100へ送信される所定のフォルダを指定するアクセスコマンドによって行われる。所定のフォルダを指定するアクセスコマンドは、ファイル共有プロトコルに基づいて送受信される。ファイル共有プロトコルは、本来、ファイルの共有を容易にするためのプロトコルであり、多くの端末が標準的に備えるプロトコルである。そのようなプロトコルを利用して、複合機100をネットワークを介して制御できるので、複合機100を制御するための特別なプログラムを端末150に実装する必要がない。端末に表示される複数のフォルダには、夫々固有の制御コマンドが対応付けられているので、端末のユーザは画面に表示されたフォルダにアクセスするだけで、実行中の画像関連処理を自在に制御することができる。
また、各フォルダには、複合機100の動作を制御する制御コマンドの名称が付されている。従って、端末150のユーザは、フォルダ名によって複合機100を制御するためのコマンドがどのフォルダに対応付けられているのか容易に判別することができる。
図3におけるステップS104を実行するときのCPU110が、請求項の「送信手段」に対応する。図3におけるステップS100を実行するときのCPU110が、請求項の「受信手段」に対応する。図3におけるその他の処理、及び、図4に示した処理を実行するときのCPU110が、請求項の「処理制御手段」に相当する。CPU110が実行する夫々の処理は、記憶装置120に記憶された通信プログラム122aと機能制御プログラム122bに記述されている。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
図1は、複合機(周辺装置)のブロック図である。 図2は、記憶装置に設定されているフォルダの階層構造を説明する図である。 図3は、複合機が実行するメインタスクのフローチャート図である。 図4は、複合機が実行するスキャンタスクのフローチャート図である。 図5は、端末の画面の表示の一例を示す図である。
符号の説明
100:複合機
102:ネットワーク
110:CPU
112:プリンタユニット
114:スキャナユニット
116:ファクシミリユニット
120:記憶装置
122:プログラム
124:フォルダ属性情報
126:ファイル
150:端末
152:CPU
154:記憶装置

Claims (3)

  1. 特定の画像関連処理を実行することができ、ネットワークのファイル共有プロトコルを利用して端末から特定の画像関連処理を制御可能な周辺装置であり、
    複数のファイル格納領域が設定されている記憶手段と、
    記憶手段に設定されている複数のファイル格納領域の情報をファイル共有プロトコルを利用して端末へ送信する送信手段と、
    端末から、前記複数のファイル格納領域の中の特定ファイル格納領域を指定するアクセスコマンドを受信する受信手段と、
    特定の画像関連処理を制御するための複数の制御コマンドの夫々が、複数のファイル格納領域の夫々に対応付けられており、特定の画像関連処理の実行中に、受信したアクセスコマンドが指定する前記特定ファイル格納領域に対応付けられた制御コマンドを実行して特定の画像関連処理を制御する処理制御手段と、
    を備えることを特徴とする周辺装置。
  2. 複数のファイル格納領域の夫々に対応付けられた制御コマンドは、前記特定の画像関連処理に対する一時停止コマンド、再開コマンド、及びキャンセルコマンドのうちの少なくとも一つであることを特徴とする請求項1の周辺装置。
  3. 夫々のファイル格納領域に、そのファイル格納領域に対応付けられた制御コマンドを示す名称が付されていることを特徴とする請求項1または2に記載の周辺装置。
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