JP2008244797A - 付加サービス提供システム、付加サービス提供方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数種類の通信網による通信機能を有する通信端末に対して発信された場合、発信されたID情報を、着側端末を一意に識別可能な共通キー情報に変換して発信番号に付加し、この情報が付加された発信番号を着側通信装置に送る。共通キー情報を元に付加サービスを提供することにより、いずれの番号に対して着信があった場合でも同じ付加サービスを提供できる。
【選択図】 図1
Description
090番号を採用している通信網のサービスエリア圏内に位置している発側通信端末装置1から、050番号を採用している通信網のサービスエリア圏内に位置している着側通信端末装置2に向けて呼信号が発信されると(ステップS601)、発側通信装置11からユーザ管理装置12へ、ID情報の検索処理が行われる(ステップS602)。ユーザ管理装置は、ネットワーク管理を行っている電話番号帯のみのユーザ管理を行っており、電話番号と付加サービスとの対応付け(「紐付け」と称されることがある)はそれぞれの通信網内のユーザ管理装置12、12’で行われている。
ところで、電話番号(すなわち通信端末を識別するためのID番号)の内容に基づいてサービスを提供するかどうか判定する点が、特許文献1に記載されている。
しかしながら、付加サービスを提供する場合、050番号を採用している通信網、090番号を採用している通信網、のそれぞれにおいて、別々に付加サービスが提供されると、発信された番号により、提供されるサービスが異なる可能性がある。これでは不都合であるため、一方の番号に発信された場合には他方の番号に発信された場合に提供される付加サービスを検索し、それと同様の付加サービスを提供する必要がある。したがって、発側通信端末装置から発信されたID情報に基づいて、そのID情報によって識別できる通信端末装置に提供可能な付加サービスが、それぞれの通信網のユーザ管理装置で検索処理されることになる。
本発明は上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は複数種類の通信網による通信機能を有する通信端末については、いずれの番号に対して着信があった場合でも同様に付加サービスを提供できる付加サービス提供システム、付加サービス提供方法を提供することである。
前記共通キー情報は、着側通信端末装置と発側通信端末装置とのいずれか一方を一意に識別できる情報であることを特徴とする。着側通信端末装置又は発側通信端末装置を一意に識別できる情報に変換し、変換した情報に基づいて付加サービスを提供することにより、いずれの通信網による着信に対しても、付加サービスを同様に提供することができる。
前記共通キー情報が前記着側通信端末装置を一意に識別できる情報である場合に、
前記付加サービスは、通信圏外の状態等により着側通信端末装置が応答できない場合に発側通信端末装置から入力されたメッセージを蓄積する留守番電話サービス、予め設定された着信メロディーをリングバックトーンとして発側通信端末装置に出力するサービス、の少なくとも1つであることを特徴とする。このような構成によれば、いずれの通信網による着信に対しても、上記付加サービスを同様に提供することができる。
前記共通キー情報が前記発側通信端末装置を一意に識別できる情報である場合に、
前記付加サービスは、前記共通キー情報に対応する発側通信端末装置による着信を拒否する迷惑電話防止サービスであることを特徴とする。このような構成によれば、いずれの通信網による着信に対しても、迷惑電話防止サービスを同様に提供することができる。
また、発信されたIDをそれに対応する提供可能な付加サービスを示すサービス情報に変換し、そのサービス情報に基づいて、着信側の通信網において付加サービスを提供することにより、いずれの通信網による着信に対しても、付加サービスを同様に提供でき、しかも、提供可能な付加サービスの検索を着信側の通信網において行う必要がないという効果がある。
(実施の形態)
図1は、本実施形態による付加サービス提供システムの構成を示すブロック図である。同図には、発側通信端末装置1、発側通信装置11、ユーザ管理装置12、関門通信装置13、着側通信装置14、付加サービス提供装置15、着側通信端末装置2が示されている。発側通信端末装置1に対する着側通信端末装置2は、2つのID情報すなわち090番号と050番号との両方を有しており、1台の端末装置で2種類の通信網による発着信が可能になっている。本システムでは、発側通信端末装置1から着側通信端末装置2へ向けて呼信号が発信された場合、呼信号に含まれているID情報を、ユーザ(より正確にはそのユーザの通信端末装置)を一意に識別できる共通キー情報に変換する。そして、この変換後の共通キー情報を用いて付加サービスの提供を行う。
一方、着側通信端末装置2の090番号は「090−3XXX−XXXX」、050番号は「050−4XXXX−XXXX」である。そして、これらに対応付けられている、共通キー情報は「共通キー情報A」である。後述するように、着側通信端末装置2への呼に含まれているID情報が090番号、050番号のいずれであっても、発側通信装置において、共通キー情報に変換される。
図3は、上述した付加サービス提供システムの動作例を示すシーケンス図である。本例では、ID情報を、ユーザ(より正確にはそのユーザの通信端末装置)を一意に識別できる情報に変換する。
同図には、発側通信端末装置1、発側通信装置11、ユーザ管理装置12、関門通信装置13、着側通信装置14、付加サービス提供装置15、の各々の間での信号授受や各装置内での処理の内容が示されている。発側通信端末装置1に対する着側通信端末装置は、2つのID情報すなわち090番号と050番号との両方を有しており、1台の端末装置で2種類の通信網による発着信が可能になっている。
ユーザ管理装置12は050番号に対応する共通キー情報を管理している。本例では、050番号、090番号に対する共通キー情報として、090番号を用いる。つまり、090番号をキー情報として持ち回り、050番号を採用している通信網であっても、付加サービスについては、090番号を採用している通信網の付加サービス提供装置により付加サービスを起動する。
ユーザ管理装置12から共通キー情報を取得した発側通信装置11は、その共通キー情報を付加した呼信号を着側通信装置14に向けて送信する(ステップS103)。これにより、共通キー情報及び050番号が含まれている呼信号が、関門通信装置13を介して着側通信装置14に送られる(ステップS104、ステップS104’)。
この呼信号を受信した着側通信装置14は、共通キー情報に対応付けられている付加サービスが何であるか調べるため、検索要求信号をユーザ管理装置12に送信する(ステップS105)。この検索要求信号には共通キー情報が含まれている。
以下、本システムによる付加サービスの提供例について説明する。
<留守番電話サービス>
留守番電話メッセージの内容を記録する装置が、090番号を採用している通信網、050番号を採用している通信網で異なると、その記録内容を聴くには2つの装置へのアクセスが必要になるという不都合がある。このため、本システムでは、発信されたID情報を、発側通信端末装置を一意に識別できる共通キー情報に変換し、両通信網に共通の記録装置に、共通キー情報に基づいて記録しておけば、アクセスすべき記録装置は1つだけで済む。
しかも共通キー情報を持ち回ることによって、既存設備による付加サービスを提供する圏外か圏内かについて、発側の通信装置で検索されるので、圏外の場合には留守番電話サービスを直ちに起動できる。
予め指定された曲をリングバックトーンとして流す(つまり発側通信端末装置において出力する)付加サービスが通信網の一方(例えば050番号を採用している通信網)で行われていない場合、本システムでは、発信されたID情報を、着側通信端末装置を一意に識別できる共通キー情報に変換し、この共通キー情報に基づいてサービスを提供するので、050番号を採用している通信網で設定しておいた曲を、050番号を採用している通信網においても流すことができる。
迷惑電話サービスは、設定したID情報(すなわち電話番号)からの着信を拒否することができるサービスである。
複数種類の通信網による通信機能を有する通信端末装置では、1つのID情報について着信拒否を設定しても、他のID情報で発信されると着信拒否できない。このため、本システムでは、発信されたID情報を、発側通信端末装置を一意に識別できる共通キー情報に変換し、着信拒否処理を行うか否かについてはこの共通キー情報で管理する。つまり、共通キー情報に基づいて着信拒否制御を行う。
自動車を運転する場合、通信端末装置にドライブモードを設定すると、その通信端末装置への着信を規制することができる。090番号を採用している通信網のサービスエリア圏内に位置している発側通信端末装置において、ドライブモードを設定すれば、050番号を採用している通信網のサービスエリア圏内に位置している場合においても、同様にドライブモードを設定することができる。つまり、2つの通信網の両方においてドライブモードを設定する必要はなく、しかも2つの番号のどちらに着信があっても、1つの端末について両方への通信網での規制を行うことができる。
<転送電話サービス>
転送電話サービスは、発信されたID情報とは異なるID情報へ呼を転送するサービスである。本システムでは、発信されたID情報を共通キー情報に変換し、この共通キー情報に対応するID情報へ、呼の転送を行う。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は当該実施の形態に限定されるものではなく、その技術思想の範囲内で様々な変形が可能である。変形例としては、例えば以下のようなものが考えられる。
図4は、上述した付加サービス提供システムの変形例の構成を示すブロック図である。同図において、本システムでは、発側通信装置において共通キー情報に変換するのでは無く、受けることのできる付加サービスを示す付加サービスデータに変換し、これを着側通信装置に送信する。この点が図1〜図3の場合とは異なる。
ユーザ管理装置12は050番号に対応する付加サービスデータを管理している。
発側通信装置11からの検索要求信号を受取ったユーザ管理装置12は、050番号に対応する付加サービスデータを検索する(ステップS202’)。ユーザ管理装置12は、検索によって得られた付加サービスデータを、発側通信装置11へ返信する(ステップS202”)。
この呼信号を受信した着側通信装置14は、付加サービスデータを付加したサービス要求信号を付加サービス提供装置15に向けて送信する(ステップS205)。このサービス要求信号を受信した付加サービス提供装置15では、付加サービスを提供するために必要な処理を行う(ステップS205’)。その後、付加サービスが提供される(ステップS206)。
上述した付加サービス提供システムにおいては、以下のような付加サービス提供方法が採用されている。すなわち、複数種類の通信網による通信機能を有する通信端末を着信側とし、かつ、上記複数種類の通信網のいずれか1つを利用する発信呼に応答して、発信されたIDをそれに対応する共通キー情報に変換するステップと、上記共通キー情報に基づいて、着信側の通信網において付加サービスを提供するステップとを含む付加サービス提供方法が採用されている。このような構成によれば、いずれの通信網による着信に対しても、付加サービスを同様に提供することができる。
本発明では、異なる通信網間について共通のキー情報を持ち、異なる通信網で同じ付加サービスを提供する場合には共通のキー情報を元に検索を行い、サービス提供を行う。これにより、付加サービス提供装置のデータとして、単一のキーを持てばよいため、検索の効率が上がるとともに収容効率も向上する。
また、共通キー情報の代わりに、提供可能な付加サービスを示すサービス情報に変換し、そのサービス情報に基づいて、着信側の通信網において付加サービスを提供してもよい。これにより、いずれの通信網による着信に対しても、付加サービスを同様に提供でき、しかも、提供可能な付加サービスの検索を着信側の通信網において行う必要がない。
2 着側通信端末装置
11 発側通信装置
12、12’ ユーザ管理装置
13 関門通信装置
14 着側通信装置
15 付加サービス提供装置
Claims (7)
- 複数種類の通信網による通信機能を有する通信端末を着信側とし、かつ、前記複数種類の通信網のいずれか1つを利用する発信呼に応答して、発信されたIDをそれに対応する共通キー情報に変換する変換装置と、前記共通キー情報に基づいて、着信側の通信網において付加サービスを提供する付加サービス提供装置とを含むことを特徴とする付加サービス提供システム。
- 前記共通キー情報は、着側通信端末装置と発側通信端末装置とのいずれか一方を一意に識別できる情報であることを特徴とする請求項1記載の付加サービス提供システム。
- 前記共通キー情報が前記着側通信端末装置を一意に識別できる情報である場合に、
前記付加サービスは、通信圏外の状態等により着側通信端末装置が応答できない場合に発側通信端末装置から入力されたメッセージを蓄積する留守番電話サービス、予め設定された着信メロディーをリングバックトーンとして発側通信端末装置に出力するサービス、の少なくとも1つであることを特徴とする請求項2記載の付加サービス提供システム。 - 前記共通キー情報が前記発側通信端末装置を一意に識別できる情報である場合に、
前記付加サービスは、前記共通キー情報に対応する発側通信端末装置による着信を拒否する迷惑電話防止サービスであることを特徴とする請求項2記載の付加サービス提供システム。 - 複数種類の通信網による通信機能を有する通信端末を着信側とし、かつ、前記複数種類の通信網のいずれか1つを利用する発信呼に応答して、発信されたIDをそれに対応する提供可能な付加サービスを示すサービス情報に変換する変換装置と、前記サービス情報に基づいて、着信側の通信網において付加サービスを提供する付加サービス提供装置とを含むことを特徴とする付加サービス提供システム。
- 複数種類の通信網による通信機能を有する通信端末を着信側とし、かつ、前記複数種類の通信網のいずれか1つを利用する発信呼に応答して、発信されたIDをそれに対応する共通キー情報に変換するステップと、前記共通キー情報に基づいて、着信側の通信網において付加サービスを提供するステップとを含むことを特徴とする付加サービス提供方法。
- 複数種類の通信網による通信機能を有する通信端末を着信側とし、かつ、前記複数種類の通信網のいずれか1つを利用する発信呼に応答して、発信されたIDをそれに対応する提供可能な付加サービスを示すサービス情報に変換するステップと、前記サービス情報に基づいて、着信側の通信網において付加サービスを提供するステップとを含むことを特徴とする付加サービス提供方法。
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