JP2008243603A - 車輌用灯具 - Google Patents

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Abstract


【課題】 ランプユニットの小型化を確保した上で非点灯時における視認性の向上を図る。
【解決手段】 光源28とリフレクター29とレンズ31とレンズホルダー32とを有するランプユニット13の外周面に取り付けられたフード33を設け、該フードをレンズホルダーの外周面を覆う周壁部34とレンズの外周側に配置された先端部35とによって構成し、フードを基材として透明な樹脂材料を用いて形成すると共に周壁部として形成される部分に該周壁部の内部を遮蔽するための遮蔽処理50を施した。
【選択図】 図5

Description

本発明は車輌用灯具に関する。詳しくは、ランプユニットに取り付けられるフードの一部を透明に形成してランプユニットの小型化を確保した上で非点灯時における視認性の向上を図る技術分野に関する。
車輌用灯具には、例えば、カバーとランプボデイによって形成された灯室に光源を有するランプユニットが配置されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された車輌用灯具にあっては、灯室にエクステンションが配置され、該エクステンションの内周縁がランプユニットのレンズの外周部の直ぐ前側に位置されている。従って、ランプユニットはエクステンションによってレンズ以外の部分が遮蔽され、外部から車輌用灯具を視認したときにランプユニットのレンズ以外の部分が視認できないようにされ、見栄えの向上が図られている。
特開2004−95294号公報
ところが、特許文献1に記載された車輌用灯具にあっては、エクステンションの内周縁がランプユニットのレンズの外周部の直ぐ前側に位置されているため、レンズの外周部もエクステンションによって遮蔽され、非点灯時において外部から車輌用灯具を視認したときにレンズの外周部が遮蔽される分、ランプユニットが小さく見え視認性が低下してしまう。
また、灯室におけるランプユニットの外周側にエクステンションを配置するためのスペースが必要であり、その分、車輌用灯具の大型化を来たしている。
そこで、本発明車輌用灯具は、ランプユニットの小型化を確保した上で非点灯時における視認性の向上を図ることを課題とする。
本発明車輌用灯具は、上記した課題を解決するために、ランプユニットの外周面に取り付けられるフードをレンズホルダーの外周面を覆う周壁部とレンズの外周側に配置された先端部とによって構成し、フードを基材として透明な樹脂材料を用いて形成すると共に周壁部として形成される部分に該周壁部の内部を遮蔽するための遮蔽処理を施したものである。
従って、本発明車輌用灯具にあっては、ランプユニットの非点灯時にフードの先端部がレンズの一部として擬似的に視認可能とされる。
本発明車輌用灯具は、光源と該光源から出射された光を反射するリフレクターと該リフレクターによって反射された光が透過されるレンズと該レンズを保持するレンズホルダーとを有するランプユニットと、該ランプユニットの外周面に取り付けられたフードとを備えた車輌用灯具であって、フードはレンズホルダーの外周面を覆う周壁部とレンズの外周側に配置された先端部とから成り、フードを基材として透明な樹脂材料を用いて形成すると共に周壁部として形成される部分に該周壁部の内部を遮蔽するための遮蔽処理を施したことを特徴とする。
従って、非点灯時に車輌用灯具を外部から視認したときに、フードの先端部がレンズの外周部の一部として擬似的に視認可能とされ、その分、ランプユニットが大きく見え、ランプユニットの小型化を確保した上で該ランプユニットの視認性の向上を図ることができる。
請求項2に記載した発明にあっては、フードの基材として有色透明な材料を用い、フードの先端部の寸法に関して、レンズの光軸方向における幅をレンズの光軸に直交する方向における幅より大きくしたので、先端部を光軸方向から視認したときには基材色が濃く見え、先端部を光軸方向に直交する方向から視認したときには光軸方向から視認したときより基材色が薄く見え、ランプユニットを光軸方向から視認したときに奥行き感を持たせることができる。
請求項3に記載した発明にあっては、フードを周方向において切断した形状に形成したので、ランプユニットに対する取付時にフードを広げるように撓ませることが可能であり、取付作業を容易に行うことができる。
請求項4に記載した発明にあっては、フードの先端部を周壁部から内周側に突出させて設け、先端部における周壁部の内面に連続する面をレンズの光軸に沿う断面で円弧状に形成したので、当該部分が角張った形状に形成されていないため、ランプユニットの内部構造が視認され難く、フードの遮蔽機能を有効に確保することができる。
請求項5に記載した発明にあっては、フードの内周面に反射処理を施し、フードを光源から出射される光を反射する反射手段として用いたので、フードが遮蔽手段の他に反射手段としても機能し、フードの機能性の向上を図ることができる。
以下に、本発明車輌用灯具を実施するための最良の形態について添付図面を参照して説明する。以下に示した最良の形態は、本発明車輌用灯具を車輌用前照灯に適用したものである。
車輌用灯具(車輌用前照灯)1は、車体の前端部における左右両端部に取り付けられて配置されている。
車輌用灯具1は、前方に開口された凹部を有するランプボデイ2と該ランプボデイ2の開口面を閉塞するカバー3とを備え(図1乃至図3参照)、ランプボデイ2とカバー3によって形成された内部空間が灯室4として形成されている。
灯室4には左右一方の側に第1の灯具ユニット5が配置され、他方の側に第2の灯具ユニット6が配置されている(図1及び図2参照)。
第1の灯具ユニット5は、例えば、遠距離を照射する所謂ハイビーム用の灯具ユニットであり、前方に開口された凹状部を有するリフレクター7と該リフレクター7の後端部に取り付けられた光源8とを備え、光源8として、例えば、放電灯バルブが用いられている。
リフレクター7には後方へ突出された被支持突部7a、7a、7aが設けられている。
第1の灯具ユニット5はランプボデイ2に光軸調整機構として機能するエイミング調整機構9によって傾動自在に支持されている。エイミング調整機構9は、例えば、ピボット支点10と2つのアジャスティングスクリュー11、11によって構成され、ピボット支点10は両端部がそれぞれランプボデイ2とリフレクター7の被支持突部7aに連結され、2つのアジャスティングスクリュー11、11はそれぞれランプボデイ2を貫通されてリフレクター7の被支持突部7a、7aに連結されている。従って、アジャスティングスクリュー11、11を所望の方向へ回転させることによりピボット支点10を基準として第1の灯具ユニット5がランプボデイ2に対して所定の方向へ傾動され、光源8から出射される照明光の光軸調整が行われる。
第2の灯具ユニット6は、例えば、近距離を照射する所謂ロービーム用の灯具ユニットであり、フレーム12に第1のランプユニット13、13、13と第2のランプユニット14が後述するブラケットを介して水平方向へ回動可能に支持されて成る(図3及び図4参照)。
フレーム12は上下方向を向く底面部15と、該底面部15の左右一方の側縁から上方へ突出された側面部16と、該側面部16の上縁から側方へ突出され底面部15の上方に位置された天面部17と、底面部15の後縁と側面部16の後縁に連続した背面部18とによって構成されている。背面部18の外周部には後述する光軸調整機構の各部材を保持するための図示しない3つの貫通孔が形成されている。背面部18の下端部には後方へ突出された放熱フィン12a、12a、・・・が一体に形成されている。
天面部17の前端部には軸受19が保持され、該軸受19に回動軸19aが回転自在に支持されている。
第2の灯具ユニット6は、図2乃至図4に示すように、フレーム12に水平方向へ回動自在に支持されたブラケット20と該ブラケット20に取り付けられた所要の各部とブラケット20に連結された回動用アクチュエーター21とを有している。
ブラケット20は、フレーム12の内側に配置され、前後方向を向く基板部22と、該基板部22の上端部から前方へ突出された上側連結突部23と、基板部22の上方側の部分から前方へ突出された取付突部24、24、24、25、25、25と、基板部22の下端部から前方へ突出された下側連結突部26と、該下側連結突部26の前端部に連続して設けられたユニット形成部27とを有している。
ブラケット20には左右に離隔して後方へ突出された複数の放熱フィン20a、20a、・・・が一体に設けられている。
上側連結突部23には軸受19に支持された回動軸19aが連結されて固定されている。
取付突部24、24、24は左右に離隔して設けられ、該取付突部24、24、24にはそれぞれ光源28、28、28とリフレクター29、29、29が取り付けられている。光源28としては、例えば、発光ダイオード(Light Emitting Diode)が用いられている。
取付突部25、25、25は左右に離隔して設けられ、取付突部24、24、24の下側に位置されている。取付突部25、25、25にはそれぞれシェード30、30、30が取り付けられている。
シェード30の前端部にはレンズ31が取り付けられ、該レンズ31は外周部がレンズホルダー32によって保持されている。
レンズ31は略半球状に形成された光透過部31aと該光透過部31aの外周縁から外方へ張り出されたフランジ状の被保持部31bとから成る。
レンズホルダー32には係合孔32a、32a、・・・が周方向に離隔して形成されている。レンズホルダー32の前縁は内方へ折り曲げられた環状の押さえ部32bとして設けられている。
レンズ31は被保持部31bの後面にシェード30の前面が後方から突き当てられ、被保持部31bの前面が前方からレンズホルダー32の押さえ部32bに押さえられることによりレンズホルダー32に保持されている。
光源28、リフレクター29、シェード30、レンズ31及びレンズホルダー32によって第1のランプユニット13が構成される。第1のランプユニット13、13、13は、例えば、左右に並ぶようにして配置され、中央に位置する第1のランプユニット13を基準として両隣に位置する第1のランプユニット13、13が前後にずれた状態で配置されている。
第1のランプユニット13において、光源28から出射された光はリフレクター29によって反射されシェード30により所定のカットラインが形成された状態でレンズ31を透過されて前方へ照射される。このとき光源28からの光の出射に伴い該光源28及びこれが取り付けられている図示しない回路基板が発熱するが、発生した熱はブラケット20の放熱フィン20a、20a、・・・及びフレーム12の放熱フィン12a、12a、・・・から放出される。
第1のランプユニット13、13、13の外周面にはそれぞれフード33、33、33が取り付けられている。
フード33は周壁部34と該周壁部34の前端部に設けられた先端部35とが一体に形成されて成る(図5及び図6参照)。フード33は基材として有色透明な樹脂材料、例えば、青色の透明な樹脂材料が用いられて形成され、周壁部34の少なくとも一部又は全部、例えば、外周面34a、後端面34b及び内周面34cに、例えば、アルミ蒸着によって遮蔽処理50が施されている。従って、フード33は、周壁部34の外部からは内部が視認できず、先端部35の外部からは内部が視認できる構成とされている。
尚、上記には、フード33の周壁部34における外周面34a、後端面34b及び内周面34cに遮蔽処理50を施した例を示したが、遮蔽処理50は少なくとも外周面34a又は内周面34bに施されていればよい。
また、フード33の基材は有色透明な樹脂材料に限られることはなく、基材として無色透明な樹脂材料を用いることも可能である。
周壁部34の内周面には内方へ突出された係合突部34d、34d、・・・が周方向に離隔して設けられている。周壁部34は内径が前方へ行くに従って小さくなるように緩やかに傾斜されている。
先端部35は周壁部34から内周側へ突出した状態で設けられ、周壁部34より内側に位置されている。先端部35の外周面35aは前方へ行くに従って内方へ変位するように傾斜されている。
先端部35は、レンズ31の光軸P方向における幅H1が光軸Pに直交する方向における幅H2より大きく形成されている。先端部35における周壁部34の内面に連続する面は、レンズ31の光軸Pに沿う断面で見て円弧状の円弧面35bとして形成されている。
フード33の外面には、周壁部34と先端部35の境界部分に周方向に延びる見切り凹溝33aが形成されている。見切り凹溝33aを形成することにより、フード33の周壁部34に対してアルミ蒸着等の遮蔽処理50を施す処理作業において、周壁部34のみに確実に遮蔽処理50を施すことができ、作業性の向上を図ることができる。
フード33は周方向において切断した形状に形成され、切断された部分が前後に延びるスリット33bとして形成されている。
フード33は、例えば、第1のランプユニット13に前方から取り付けられる。このとき周壁部34は内径が前方へ行くに従って小さくなるように緩やかに傾斜されているため、フード33の第1のランプユニット13に対する良好な取付性を確保することができる。
また、フード33は周方向において切断されスリット33bを有する形状に形成されているため、第1のランプユニット13に対する取付時にフード33を広げるように撓ませることが可能であり、取付作業を容易に行うことができる。
フード33が第1のランプユニット13に取り付けられた状態においては、係合突部34d、34d、・・・がレンズホルダー32の係合孔32a、32a、・・・にそれぞれ係合され、フード33の第1のランプユニット13に対する位置決めが行われると共にフード33の第1のランプユニット13からの脱落が防止される。このときフード33は先端部35の内周面35cがレンズホルダー32の前端寄りの位置に外側から押し付けられる。
回動用アクチュエーター21はブラケット20の下方に配置されている(図3参照)。回動用アクチュエーター21は第2の灯具ユニット6を水平方向において回動させる駆動源として機能し、連結軸21aを有している。回動用アクチュエーター21は連結軸21aがフレーム12の底面部15を貫通されブラケット20の下側連結突部26に連結されている。
ブラケット20のユニット形成部27は下側連結突部26の前端部から上方へ突出されたベース突部27aと該ベース突部27aの上端部から前方へ突出された配置用突部27bと該配置用突部27bの後端部から下斜め前方へ突出されたリフレクター部27cとによって構成されている。
ブラケット20の配置用突部27bには光源36、36、36が左右に離隔して取り付けられている。光源36としては、例えば、発光ダイオード(Light Emitting Diode)が用いられている。
光源36、36、36及びリフレクター部27cによって第2のランプユニット14が構成される。
第2のランプユニット14において、光源36、36、36から出射された光はリフレクター部27cによって反射されて前方へ照射される。このとき光源36、36、36からの光の出射に伴い該光源36、36、36及びこれが取り付けられている図示しない回路基板が発熱するが、発生した熱はブラケット20の放熱フィン20a、20a、・・・及びフレーム12の放熱フィン12a、12a、・・・から放出される。
車輌の走行中において、車輌の左右への進行方向が変更されると、変更された進行方向に応じた回動用アクチュエーター21の駆動により、第1のランプユニット13、13、13及び第2のランプユニット14がブラケット20と一体になって回動軸19a及び回動用アクチュエーター21の連結軸21aを支点として車輌の変更された進行方向に応じた方向へ回動され、光源28、28、28、36、36、36から出射される照明光が変更された車輌の進行方向に追従して変更される。
第2の灯具ユニット6の下方には光源駆動用ユニット37が配置されている。光源駆動用ユニット37の駆動によって、第1のランプユニット13、13、13の各光源28、28、28及び第2のランプユニット14の各光源36、36、36から照明光が出射される。
第2の灯具ユニット6はランプボデイ2に光軸調整機構38によって傾動自在に支持されている。光軸調整機構38はエイミング調整機構として機能する他、車載物の重量等によって発生する光軸の変動を調整する所謂レベリング調整機構としても機能する。
光軸調整機構38は、図1及び図4に示すように、例えば、ピボット支点39と2つのアジャスティングスクリュー40、40を有し、ピボット支点39と2つのアジャスティングスクリュー40、40がそれぞれランプボデイ2を貫通されてフレーム12に連結されている。ピボット支点39は前後方向へ移動可能とされ、ランプボデイ2に固定されたレベリングアクチュエーター41の駆動軸として設けられている。
アジャスティングスクリュー40、40を所望の方向へ回転させることによりピボット支点39を基準として第2の灯具ユニット6がランプボデイ2に対して所定の方向へ傾動されて略前後方向へ移動され、光源28、28、28、36、36、36から出射される光の光軸調整(エイミング調整)が行われる。また、レベリングアクチュエーター41の駆動によりピボット支点39が前後方向へ移動されると、アジャスティングスクリュー40、40を支点として第2の灯具ユニット6がランプボデイ2に対して所定の方向へ傾動されて略前後方向へ移動され、光源28、28、28、36、36、36から出射される光の光軸調整(レベリング調整)が行われる。
以上に記載した通り、車輌用灯具1にあっては、第1のランプユニット13の外周面にフード33を取り付け、周壁部34に遮蔽処理50を施し、先端部35を透明な状態としている。
従って、非点灯時に車輌用灯具1を外部から視認したときに、フード33の先端部35がレンズ31の外周部の一部として擬似的に視認可能とされ、その分、第1のランプユニット13が大きく見え、第1のランプユニット13の小型化を確保した上で該第1のランプユニット13の視認性の向上を図ることができる。
また、フード33が第1のランプユニット13の外周面に取り付けられ周壁部34に遮蔽処理50が施されているため、周壁部34によって露光の防止を図ることができる。
さらに、第1のランプユニット13の周囲に該第1のランプユニット13の内部を遮蔽するためのエクステンションを配置する必要がなく、その分、車輌用灯具1の小型化を図ることができる。
さらにまた、フード33の先端部35の寸法に関して、レンズ31の光軸P方向における幅H1、即ち、奥行き幅を、レンズ31の光軸Pに直交する方向における幅H2、即ち、厚み幅より大きく形成しているため、先端部35を光軸方向から視認したときには基材色が濃く見え、先端部35を光軸方向に直交する方向から視認したときには光軸方向から視認したときより基材色が薄く見え、第1のランプユニット13を光軸方向から視認したときに奥行き感を持たせることができると共に見る角度で色味が変わることにより第1のランプユニット13に多面性を持たせることができる。
また、レンズ31の光軸Pに直交する方向における幅H2を小さくすることにより、フード33を第1のランプユニット13に取り付けるときに撓み易く、フード33の第1のランプユニット13に対する良好な取付性を確保することができる。
加えて、フード33の先端部35における周壁部34の内面に連続する面を円弧面35bとして形成しており、当該部分が角張った形状に形成されていないため、第1のランプユニット13の内部構造が視認され難く、フード33の遮蔽機能を有効に確保することができる。
尚、上記には、フード33の周壁部35に遮蔽処理50を施した例を示したが、例えば、図7に示すように、フード33の内周面にアルミ蒸着等による内面反射部60を形成し、該内面反射部60を反射手段として用い、光源28から出射された光を周壁部35で反射させて外部へ照射させることも可能である。この場合には、フード33が遮蔽手段の他に反射手段としても機能し、フード33の機能性の向上を図ることができる。特に、車輌用灯具1を、例えば、標識灯として使用するような場合には、一定の広がりを有する範囲で光を照射する必要があるため、フード33を反射手段として用いることはこのような使用態様に有効である。
また、車輌用灯具1にあっては、レンズ31から出射される光の範囲がシェード30によって制御されるが、このときフード33の先端部35が透明であるため、該先端部35からも光が出射されるように制御することも可能である。
上記した最良の形態において示した各部の形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
図2乃至図7と共に本発明車輌用灯具の最良の形態を示すものであり、本図は、車輌用灯具の概略正面図である。 車輌用灯具の概略水平断面図である。 車輌用灯具の概略垂直断面図である。 第2の灯具ユニットの概略背面図である。 第1のランプユニットとこれに取り付けられたフードを示す拡大断面図である。 フードの拡大正面図である。 フードが反射手段として用いられた状態を示す拡大断面図である。
符号の説明
1…車輌用灯具、13…第1のランプユニット、28…光源、29…リフレクター、31…レンズ、32…レンズホルダー、33…フード、34…周壁部、35…先端部、50…遮蔽処理

Claims (5)

  1. 光源と該光源から出射された光を反射するリフレクターと該リフレクターによって反射された光が透過されるレンズと該レンズを保持するレンズホルダーとを有するランプユニットと、該ランプユニットの外周面に取り付けられたフードとを備えた車輌用灯具であって、
    フードはレンズホルダーの外周面を覆う周壁部とレンズの外周側に配置された先端部とから成り、
    フードを基材として透明な樹脂材料を用いて形成すると共に周壁部として形成される部分に該周壁部の内部を遮蔽するための遮蔽処理を施した
    ことを特徴とする車輌用灯具。
  2. フードの基材として有色透明な材料を用い、
    フードの先端部の寸法に関して、レンズの光軸方向における幅をレンズの光軸に直交する方向における幅より大きくした
    ことを特徴とする請求項1に記載の車輌用灯具。
  3. フードを周方向において切断した形状に形成した
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車輌用灯具。
  4. フードの先端部を周壁部から内周側に突出させて設け、
    先端部における周壁部の内面に連続する面をレンズの光軸に沿う断面で円弧状に形成した
    ことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の車輌用灯具。
  5. フードの内周面に反射処理を施し、フードを光源から出射される光を反射する反射手段として用いた
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載の車輌用灯具。
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