JP2008242867A - 抽選処理用のプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】当選数が限定されている予約販売の受付において、大量の予約があった場合の抽選処理の遅延を解消する。
【解決手段】データベースサーバ20は、会員データベース21、仕入情報データベース22、申込みデータ223及びモデル式データベース24を備える。データベースサーバ20で実行される抽選アプリケーション26は、仕入情報データベース22から仕入情報を読み出し、チケット販売が事前抽選方式であれば、該当するモデル式をモデル式データベース24から読み出し、申込み数または期間毎に事前抽選を行い、前記モデル式により算出した数だけの当選者または仮当選者を決定する。そして、申込み受付期間終了後の本抽選で、残りの当選者を決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、商品の申込者について抽選を行い、当選者を決定する抽選方式に係り、特に、予め当選数が決められている商品の申込みを所定の受付期間内に受け付け、申込者の中から当選者を決定する抽選処理をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
最近では、音楽、演劇、スポーツ、映画、イベントなどのチケット販売は、電話回線やインターネットなどを介して、電話(固定電話や携帯電話)やパソコン(パーソナルコンピュータ)などの端末からオンラインで行うようになっている。チケット販売業者は、社内や社外のコンピュータシステムのサーバで、顧客のチケット購入を受け付け、チケットの販売を行っている。
チケット販売の形態の一つに、予約販売がある。予約販売の場合、先着順に販売する方式(先着順方式)や、受付期間を限定し、受付期間終了後に当選を行い、当選者にのみ、チケットを販売する方式(抽選方式)などがある。
抽選方式の場合、サーバがユーザからのチケット申込情報を蓄積し、受付期間終了後に、それらのチケット申込情報を基に、チケットの購入を申し込んだ顧客の中から当選者を決定する。当選者の決定については申込者の特性を考慮するなど、求められる処理は多数存在しており複雑化傾向にある。
この抽選方式のチケット販売は、チケット販売業者のサーバにおいて、バッチ処理により行われている。該サーバによるチケット販売のバッチ処理は複数のジョブに分かれており、それらのジョブは、処理の整合性を保つために、所定の順序で実行されるよう連携される。すなわち、後続のジョブは、前段のジョブが終了するまで待機するようにスケジューリングされる。
図25は、上記チケット販売のサーバによるバッチ処理の構成例を示す図である。
図25に示すチケット販売システム1000は、ジョブ1001〜1005の5つのジョブから構成されている。ジョブ1001は「座席登録処理」のジョブ、ジョブ1002は「抽選処理」のジョブ、ジョブ1003は「メール発信」のジョブ、ジョブ1004は「売上処理」のジョブ、ジョブ1005は「経理処理」のジョブである。
チケット販売システム1000では、ジョブ処理の前後関係の整合性を保つために、ジョブの起動順序が定まっており、最初に座席登録ジョブ1001が起動され、座席登録ジョブ1001が終了すると、抽選ジョブ1002が起動される。抽選ジョブ1002が終了すると、メール発信ジョブ1003と売上ジョブ1004が並行して起動可能になる。メール発信ジョブ1003の後続ジョブは無いが、売上ジョブ1004には、後続ジョブとして、経理ジョブ1005が存在する。
図26は、上記チケット販売システム1000において、抽選ジョブ1002に遅延が生じた場合の問題点を示す図である。
図26に示すように、抽選ジョブ1002が遅延すると、後続のメール発信ジョブ1003と売上ジョブ1004が起動できないため、当落メールを発信するメール発信処理やチケットの売上を会計する売上処理が実施できなくなる。このように、抽選ジョブ1002の遅延は、そのジョブが扱う処理だけでなく、後続するジョブが扱う、システムのその後の処理にまで影響が及ぶことになる。したがって、顧客に報知している当選発表時刻に
メールやWebサイトで当選結果を知らせることができず、顧客からの問い合わせや、顧客のクレームの対象となってしまうという問題が発生する。
抽選ジョブ1002の処理遅延は、大量の予約を受け付けた場合に生じる。この場合、申込みデータが大量になるので、その申込みデータの取り扱いに処理が費やされ、全体的な処理時間が長くなってしまう。
ところで、本発明に関連する発明として、商品の予約販売する場合に、受付期間を複数の時間単位(期間)に分割し、申込み受付期間終了後に、アクセス数(予約申込数)に応じて各期間の当選確率を決定し、各期間毎に、その当選確率に基いて当選者の抽選を行う抽選装置が知られている(特許技術文献1参照)。また、くじ引きにおいて、くじの主催者が当選者数を自由に設定でき、その場で、当落が判明する抽選装置が知られている(特許技術文献2参照)。
特開2003−114997号公報 特開2006−4074号公報
上述したように、最近の抽選方式における当選者の決定については申込者の特性を考慮するなど、求められる処理は多数存在しており複雑化傾向にある。このため、従来のチケット販売システムは、大量の予約を受け付けた場合、抽選処理(抽選ジョブ1002の実行時間)が長時間になる傾向が高まっている。このため、抽選ジョブに後続するジョブの実行が遅延し、その結果として、顧客への発表スケジュールに影響を及ぼす傾向が顕著になってきている。したがって、チケット販売システム等の抽選処理を伴うシステムにおいて、処理内容の複雑化に伴い処理時間の遅延が顕在化してきている抽選処理を高速化することが、システム運営上の観点から重要になってきている。
本発明は、当選数が限定された申込み受付販売において、大量の予約を受け付けた場合にも、申込み受付期間終了後の抽選処理を高速に実行できるようにすることである。
本発明のプログラムは、予め当選数が定められている販売において、申込み受付期間中に申込みのあった応募者の中から前記当選数だけの当選者を決定する抽選を行う処理をコンピュータに実行させるプログラムを前提とする。
本発明のプログラムの第1の態様は、前記申込み受付期間中に、申込者から受け付けた申込みデータを申込みデータ記憶手段に保存し、該申込みデータ記憶手段に申込みデータが保存されている申込者に対して、予め定められたモデル式に従って事前抽選を行い、該事前抽選により当選者を決定する第1のステップと、申込み受付期間終了後に、前記申込みデータ記憶手段に保存されている申込みデータを参照して、前記事前抽選を受けていない申込者を抽出し、該申込者の中から、残りの当選者を抽選により決定する第2のステップとを備える処理をコンピュータに実行させる。
本発明のプログラムの第1態様によれば、申込み受付期間中に、申込者に対して事前抽選を少なくとも1回行い、該事前抽選において、申込み受付期間中に当選者を決定しておく。そして、申込み受付期間が終了すると、事前抽選を受けていない申込者について抽選を行い、残りの当選者を決定する。このため、受付期間終了後の抽選において、抽選対象となる申込者の数を削減できる。この結果、受付期間終了後の抽選処理の負荷が軽減され、該抽選処理の時間を短縮できる。
本発明のプログラムの第2態様は、前記申込み受付期間中に、申込者から受け付けた申込みデータを申込みデータ記憶手段に保存し、該申込みデータ記憶手段に申込みデータが保存されている申込者に対して、予め定められたモデル式に従って申込みを行なった申込者に対して事前抽選を行い、該事前抽選により仮当選者を決定する第1のステップと、申込み受付期間終了後に、前記申込みデータ記憶手段に保存されている申込みデータを参照して、前記事前抽選により仮当選者に決定した応募者を抽出し、該応募者の中から、前記当選数の当選者を抽選により決定する第2のステップとを備える処理をコンピュータに実行させる。
本発明のプログラムの第2態様によれば、申込み受付期間中に、申込者に対して事前抽選を少なくとも1回行い、仮当選者を決定する。そして、申込み受付期間終了後には、それらの仮当選者についてのみ抽選処理を行う。仮当選者の数は申込者数よりも少ないので、申込み受付期間終了後の抽選対象者の数は削減される。したがって、申込み受付期間終了後の抽選処理の負荷が軽減され、該抽選処理の時間を短縮できる。
本発明のプログラムの第3態様は、前記本発明のプログラムの第1または第2態様のプログラムにおいて、前記第1のステップにおける前記事前抽選による当選数は、前記申込み受付期間中の申込み数の時間的推移をモデル化したモデル式に基いて算出する。
本発明のプログラムの第3態様によれば、事前抽選による当選数は、申込み受付期間中の申込み数の時間的推移をモデル化したモデル式に基いて決定される。このため、各事前抽選における当選確率がほぼ均一となるように、各事前抽選時の当選数を設定できる。したがって、各事前抽選時の当選確率をほぼ均等に設定できるので、申込時期によって当選が有利になるようなことが極力排除される。この結果、事前抽選において、申込者に対する当選の公平性を、ある程度確保できるようになる。
本発明のプログラムの第4態様は、前記プログラムの第1または第2態様において、さらに、受付期間中の申込数の時間的推移に基いて、受付期間中の申込数の時間的推移を予測するモデル式を生成する第3のステップを備える。
本発明のプログラムの第4態様により生成される、受付期間中の申込数の時間的推移を予測するモデル式は、受付期間中の申込数の時間的推移を反映したものとなる。したがって、受付期間中の申込数の推移曲線に極めて近似するモデル式を生成できる。
本発明の抽選方法は、予め当選数が定められている販売において、申込み受付期間中に申込みのあった応募者の中から前記当選数だけの当選者を決定する抽選を行う抽選方法を前提とする。
本発明の抽選方法の第1態様は、前記申込み受付期間中に、申込者に対して事前抽選を行い、該事前抽選により当選者を決定する第1のステップと、申込み受付期間終了後に、前記事前抽選を受けていない申込者の中から、残りの当選者を抽選により決定する第2のステップとを備える。
本発明の抽選方法の第2態様は、前記申込み受付期間中に申込みを行なった申込者に対して事前抽選を少なくとも1回行い、該事前抽選により仮当選者を決定する第1のステップと、申込み受付期間終了後に、前記事前抽選により仮当選者に決定した応募者の中から、前記当選数の当選者を抽選により決定する第2のステップとを備える。
本発明によれば、当選数が限定された申込み受付販売において、事前抽選を行い、抽選
日当日の抽選対象者の数を絞り込むので、抽選日当日の抽選処理を高速化できる。このため、抽選処理の後続処理(当選発表、席割付、発券処理など)の遅延が解消される。また、該事前抽選において、申込み時期に係らず当選確率が均等になるように抽選するので、公平な抽選が可能となる。また、さらに、イベントの特性に応じたモデル式を採用して、事前抽選時における当選数を設定するので、各回の事前抽選における当選数を、実際の申込み受付数の時間的推移を反映する適切な値に設定することができる。
[本発明の概要]
本発明の特徴は、以下の通りである。
1)抽選日時より前に事前抽選を行うことにより、抽選日当日の抽選処理の負荷を軽減する。
2)事前抽選の起動タイミング
a.申込数が設定値Yの整数倍を超えるタイミングが到来する毎に起動
b.事前抽選実施間隔を予め決めておくことで、所定日数間隔で起動
3)事前抽選の方法
モデル式により算出される当選数だけ当選数を決定していく方法(方法a)と、「仮当選本抽選待ち」というステイタスを設け、抽選日当日には、少なくなった抽選候補者(「抽選待ち」または「仮当選本抽選待ち」の申込者)に対してのみ抽選を実施することで、抽選日当日の抽選処理の負荷を軽減させる方法(方法b)を設ける。
これらの方法を採用することにより、事前抽選後半で申込者が存在しない場合、当選数を満たす当選者を確保できなくなるというリスクを回避することができる。
4)事前当選数を決定する申込み予想関数のモデル式の選択方法
a.過去の申込みデータを蓄積し、その蓄積データを基に作成された近似関数を、モデル式として選択可能とする
b.イベント特性に応じたモデル式を自動選択する
[実施形態]
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
{システム構成}
図1は、本発明の実施形態である販売システム1の全体構成を示す図である。社外用Web/APサーバ(Webアプリケーションサーバ)10、DBサーバ(データベースサーバ)20、社内用Web/APサーバ(Webアプリケーションサーバ)30及び社内端末40を備えている。
販売システム1は、チケットなどの商品の購入者(顧客)60の端末とインターネットや携帯電話網、さらには固定電話網などの社外ネットワーク70を介して通信接続される。購入者60は、パソコン(パーソナルコンピュータ)61、携帯電話62または固定電話63などの端末を利用して、販売システム1にアクセスし、商品の購入を申し込む。パソコン61の場合は、WebブラウザがHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)によりWebアプリケーションサーバ10とHTTPコネクションを確立し、そのHTTPコネクションを利用して、購入者60の申込情報がWebアプリケーションサーバ10に送られる。携帯電話62や固定電話63の場合は、携帯電話通信業者や固定電話通信業者が提供するインターネット接続サービスや通話サービスを利用して、Webアプリケーションサーバ10に申込情報を送信する。
Webアプリケーションサーバ10は、社外ネットワーク70を介して、購入者60の端末61〜63と接続されており、購入者60が端末61〜63から要求する商品購入申込みを受け付ける。受付アプリケーション11は、Webアプリケーションサーバ10で
実行されるアプリケーションソフト(アプリケーション・ソフトウェア)であり、後述する仕込み情報を基に、上記購入者60の申込み要求を受け付け、その受付で得られた情報を基に「申込みデータ」を作成する。Webアプリケーションサーバ10は、社内ネットワーク51を介してデータベースサーバ20と接続されており、上記申込みデータをデータベースサーバ20に送る。
データベースサーバ20は、前記社内ネットワーク51を介してWebアプリケーションサーバ10と接続されると共に、社内ネットワーク53を介して社内端末40と接続されている。データベースサーバ20は、会員データベース21、仕入情報データベース22、申込み情報データベース23及びモデル式データベース24を備えている。また、抽選アプリケーション26とモデル式作成アプリケーション27も備えている。
会員データベース21は、販売システム1の運営業者が提供する有償または無償のサービスを利用する会員に関する登録情報が登録されたデータベースである。各会員には、一意の会員コート゛が割り当てられる。仕入情報データベース22は、イベント毎の「仕入情報」を格納しているデータベースである。本実施形態は、各仕入情報毎に抽選処理を実施する。したがって、仕入情報221は抽選の単位である。尚、仕入情報の詳細については後述する。申込み情報データベース23は、申込者に関する情報(申込み情報もしくは申込みデータ)を格納しているデータベースである。申込み情報の詳細についても後述する。モデル式データベース24は、モデル式に関する情報(モデル式情報)が登録されているデータベースである。モデル式は、申込み受付期間中の予約申込み数の推移を表現する数理モデルである。モデル式情報の詳細についても後述する。
抽選アプリケーション26は、会員データベース21、仕入情報データベース22及び申込み情報データベース23を参照して、申込み情報データベース23に保存されているイベントについて抽選処理を行い、イベントの当選者を決定するアプリケーションソフト(アプリケーションソフトウェア)である。抽選条件は、仕入情報データベース22を参照して取得する。抽選アプリケーション26は、事前抽選という仕組みを内蔵しており、申込み受付期間中に事前抽選処理を行い、「当選」や「仮当選」となる申込者を決定する。
モデル式作成アプリケーション27は、申込み情報データベース23に蓄積・保存されている申込みデータ(申込み情報)を参照して、各イベント毎に申込み日毎の申込み数を集計する。そして、その集計結果に基づいて、各イベント毎に前記モデル式を生成し、そのデル式を、モデル式データベース24に登録・蓄積する。
社内用Webアプリケーションサーバ30は、前記社内ネットワーク53を介してデータベースサーバ20と接続されると共に、社内ネットワーク55を介して社内端末40と接続されている。社内用Webアプリケーションサーバ30は、社内端末40に搭載されたブラウザ(Webブラウザ)からの要求を受け付けて、社内端末40の利用者に各種サービスを提供するサーバである。本実施形態では、利用者が社内端末40の画面上で、データベースサーバ20が備えるデータベース21〜24を参照できるようになっており、利用者は、モデル式データベース24に登録されているモデル式を参照しながら、仕入情報に設定する必要のある「事前抽選の実施の有無」や「モデル式」等の抽選条件項目を設定できるようになっている。
{データベース}
図2〜図4を参照しながら、データベースサーバ20が備えるデータベース22〜24の構成を説明する。
<仕入情報データベース>
図2は、仕入情報データベース22に格納される仕入情報のデータ構造を示す図である。
図2に示すように、仕入情報データベース22に格納される仕入情報221は、「興行コート゛」、「イベントコート゛」、「興行名称」、「ジャンル」、「会場コード」、「受付方法」、「受付期間開始日」」、「受付期間終了日」、「公演日」、「抽選日」、「当選数」、「当選残数」、「事前抽選起動区分」、「起動申込み数間隔」、「前回事前処理日」、「起動回数」、「起動期間」、「当選数計算区分」、「モデルコード」、「仮当選実施区分」及び「抽選結果発表日」の各項目から構成されている。上記項目の内、主要な項目について説明する。
興行コード・アーティスト毎に設定される一意の識別コート゛
イベントコート゛:上記アーティストの公演毎に設定される一意の識別コート゛
受付方法は:“01”と“02”の2つの設定値があり、“01”は「抽選方式」、“02”は「先着順方式」を表す。抽選方式は、抽選を行ってチケット購入者(当選者)を決定する方式であり、先着順方式は、申込み順に、チケット購入者を決定していく方式である。
事前抽選起動区分:“01”、“02”、“03”の3つの設定値があり、“01”は「事前抽選なし」、“02”は「申込み数起動」、“03”は「期間分割起動」を表す。申込み数起動は、申込み数がn人に達する毎に起動する方法を示す。期間分割起動は、受付開始からm日経過する毎に起動する方式を示す。申込み数起動と期間分割起動は、いずれも、「事前抽選有り」の抽選方法に属する。尚、本実施形態の期間分割起動は、受付期間を日数で分割するようにしているが、時間単位で分割するようにしてもよい。
起動申込み数間隔:事前抽選処理を起動する申込み数の間隔であり、nの場合には、申込み数がn人に達する毎に事前抽選処理が実施される。
当選数計算区分:“01”と“02”の2つの設定値があり、“01”はモデル式選択方式、“02”は特性別パターン適用方式を示す。モデル式選択方式は、設定したモデル式を利用する方式である。特性別パターン方式は、イベントの特性に応じて、モデル式を自動選択する方式である。
仮当選実施区分:事前に抽選対象者を絞ることを目的として、事前抽選の当選者をモデル(実際の当選者)よりも多く仮当選させておき、抽選日に抽選する時に、仮当選者の中から実際の当選者を決定させるために設けられた区分であり、“01”、“02”、“03”の3種類の設定値がある。“01”は仮当選者なし、“02”は仮当選者有り(1割増し)、“03”は仮当選者有り(2割増し)である。ここで、1割増しは、仮当選者数を実際の当選数の1割増しとすること、2割増しは、仮当選者数を実際の当選数の2割増しとすることを示す。
<モデル式データベース>
図3は、モデル式データベース24に格納されるモデル式情報のデータ構造を示す図である。
図3に示すように、モデル式データベース24に格納されるモデル式情報222は、「モデルコート゛」、「興行コード」、「会場コート゛」、「規模区分」、「ジャンル」、「モデル式」、「A」、「N」の各項目から構成される。上記項目の内、主要な項目について説明する。
モデルコート゛:モデル式データベース24に登録されているモデル式に一意的に割り当てられる識別コート゛
規模区分:“01”、“02”、“03”の3種類の設定値があり、“01”は大規模(当選数が20000〜50000)、“02”は中規模(当選数が1000〜19999)、“03”は小規模(当選者数が9999以下)を示す
モデル式:Y=A×(1/X”)
A:上記モデル式の定数値A
N:上記モデル式の定数値N
<申込み情報データベース>
図4は、申込み情報データベース23に格納される申込み情報(申込みデータ)223のデータ構造を示す図である。
申込み情報(申込みデータ)223は、「受付管理番号」、「興行コード」、「イベントコート゛」、「会員コート゛」、「申込み日時」及び「抽選ステータス」の各項目から構成される。上記項目の内、「興行コード」と「イベントコート゛」は、前述した仕入情報221の同一名称の項目を同じもである。その他の項目について説明する。
受付管理番号:申込み情報223の管理番号であり、受付順に付与されるシリアル番号会員コート゛:会員データベース21に登録されている申込者の会員コート゛
申込み日時:Webアプリケーションサーバ10が申込みを受け付けた日時
抽選ステータス:“01”〜“04”の4種類の設定値があり、“01”は抽選待ち、“02”は仮当選本抽選待ち、“03”は落選、“04”は当選を示す
[動作]
上記構成の販売システム1の動作を説明する。
図5は、データベースサーバ20で実行される抽選アプリケーション26の処理を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、例えば、1日1回、定時刻に起動される。
抽選アプリケーション26は、仕入情報データベース22を検索して、仕入情報データベース22から、下記の(1)〜(3)のいずれか1つの条件を満足する仕入情報221を抽出する(S1)。
処理日=抽選日
事前抽選起動区分=02、かつ、該当イベントの申込み数>起動申込み数n×(起動回数+1)。ここで、起動回数は、データベースサーバ20が抽選アプリケーション26を起動した回数である。
事前抽選起動区分=03、かつ、(処理日−受付開始日)/起動期間の値が整数
この場合、「事前抽選起動区分」が“01”(事前抽選なし)に設定されている仕入情報221の場合には、上記(1)の条件を満足するときのみ抽出されることになる。すなわち、「事前抽選起動区分」が“01”(事前抽選なし)に設定されている仕入情報221は、本フローチャートが抽選日に起動されたときにみ抽出される。
続いて、次の仕入情報221が存在するか判断し(S2)、次の仕入情報221が存在すれば、ステップS3の処理に進む。
ステップS3においては、仕入情報221の「事前抽選起動区分」を判定し、その設定値が“01”(事前抽選なし)であれば処理をステップS8に進め、“02”(申込み数起動)または“03”(期間分割起動)であれば処理をステップS4に進める。
ステップS4においては、仕入情報221の「当選数計算区分」を判定し、その設定値
が“01”(モデル式選択方式)であれば処理をステップS5に進め、“02”(特性別パターン適用方式)であれば処理をステップS6に進める。
ステップS5においては、「今回モデルコート゛」に仕入情報221の「モデルコート゛」をセットする。ステップS6においては、仕入情報221の「興行コード」、「会場コート゛」、「当選数」及び「ジャンル」を基に、モデル式データベース24を検索して、該当するモデル式情報222を取得する。そして、そのモデル式情報222に設定されている「モデル式」を「今回モデルコート゛」としてセットする。
ステップS5またはS6の処理が終了すると、ステップS7に進む。ステップS7ではステップS5またはS6において、「今回モデルコート」゛にセットされているモデル式を基に今回当選数を計算し、それを仕入情報221の「当選数」にセットする。このステップS7の処理の詳細は後述する。
次に、仕入情報221の「事前抽選起動区分」を判定し(ステップS8)、その設定値が“01”(事前抽選なし)であれば処理をステップS13に進める。一方、前記「事前抽選起動区分」の設定値が“02”(仮当選者有り(1割増し))または“03”(仮当選有り2割増し))であれば処理をステップS9に進める。この場合、「事前抽選起動区分」が“01”(事前抽選なし)
ステップS9においては、「仮当選実施区分」を判定し、“01”(仮当選なし)であれば、ステップS10へ、“02”もしくは“03”(仮当選有り)であれば、ステップ11へ処理を進める。
ステップS10においては、抽選ステータスが“01”(抽選待ち)の申込者を対象にした抽選を行い、「今回当選数」の数だけ当選者を決定する。そして、これらの当選者の申込みデータ223の「抽選ステータス」を“04”(当選)に設定する。また、仕入情報221に設定されている「当選数残」を今回当選数の数だけ減算し、その減算結果を、仕入情報221の「当選数残」にセットする。尚、このステップの最初において、申込み情報データベース23から抽選対象となる申込み情報223を取得する。すなわち、仕入情報221の「興行コード」と「イベントコート゛」をキーとして、申込み情報データベース23を検索し、該「興行コード」と「イベントコート゛」の両方が一致する申込み情報223を全て取得する。そして、該取得した申込み情報223の「抽選ステータス」が“01”(抽選待ち)に設定されている申込者について抽選を実施する。
ステップS11においては、ステップ10と同様にして、抽選ステータスが“01”(抽選待ち)となっている申込者の申込みデータ223を取得し、該申込者に対して仮当選者を決定する抽選を実施する。この場合、仮当選区分が“02”であれば、「今回当選数」の1割増し、仮当選区分が“03”であれば「今回当選数」の2割増しを、本ステップにおける当選数に設定し、該当選数の数だけ「仮当選者」を決定する。そして、仮当選者になった申込者の申込み情報223の「抽選ステータス」を“02”(仮当選本抽選待ち)に設定する。本ステップの抽選での当選は「仮当選」なので、仕入情報221の「当選数残」はそのままとする。
ステップS10またはS11の処理が終了すると、ステップS12に進む。
ステップS12においては、仕入情報221の「抽選日」が「処理日」に等しいか判定する。この場合、処理日とは、本フローチャートの処理を実行している日付である。該判定により、抽選日=処理日であればステップS13に進み、抽選日≠処理日であればステップS14に進む。
ステップS13においては、申込み情報223の「抽選ステータス」が“01”(抽選
待ち)または“02”(仮当選本抽選待ち)に設定されている申込者を対象に抽選処理を行い、仕入情報221の「当選数残」に設定されている数だけ、当選者を決定する。この場合、仕入情報221の「事前抽選起動区分」が“01”(事前抽選なし)の場合には、申込み情報223の「抽選ステータス」が“01”(抽選待ち)となっている申込者について抽選が実施される。また、「事前抽選起動区分」が“02”、“03”(事前抽選有り)の場合には、「仮当選実施区分」が“01”(仮当選なし)と“02”、“03”(仮当選有り)の場合で抽選対象者が異なる。仮当選なしの場合には、申込み情報223の「抽選ステータス」が“抽選待ち”となっている申込者が抽選対象となる。一方、仮当選有りの場合には、申込み情報223の「抽選ステータス」が“01”(仮当選本抽選待ち)となっている申込者が抽選の対象となる。抽選が終了すると、当選者の申込み情報223の「抽選ステータス」を“04”(当選)に設定する。また、仕入情報221の「当選数残」の設定値から、ステップ13の本抽選処理による当選数を減算し、その減算 結果を、前記仕入情報221の「当選数残」にセットする。
ステップS13の抽選処理は、仕入情報221の「抽選日」が「処理日」に等しいときにのみ実施される抽選、つまり、本抽選処理である。したがって、仕入情報221の「事前抽選起動区分」が“01”(事前抽選なし)の場合には、ステップS13の処理が抽選日にのみ実行され、抽選日当日の1回の抽選でのみ当選者が決定されることになる。一方、仕入情報221の「事前抽選起動区分」が“02”、“03”(事前抽選有り)の場合には、「仮当選実施区分」が“01”(仮当選なし)と“02”、“03”(仮当選有り)の場合で、処理が異なる。仮当選なしの場合には、当選数残に等しい数だけの当選者が未決定なので、ステップS13の処理で、その未決定の当選者を、申込み情報223の「抽選ステータス」が“01”(抽選待ち)と成っている申込者の中から抽選で決定することになる。一方、仮当選有りの場合は、当選者は全て未決定となっているので、申込み情報223の「抽選ステータス」が“02”(仮当選本抽選待ち)となっている申込者の中から、当選者を抽選で決定することになる。
ステップS14の処理は、ステップS12またはS13の処理終了後に実行される。ステップS14においては、仕入情報221の「起動回数」を“1”増加すると共に、「前回事前処理日」に今回の「処理日」をセットする(S15)。そして、ステップS1に戻る。
上記ステップS1〜S15の処理を、ステップS2において、次の仕入情報221が存在しない、つまり、仕入情報データベース22の全ての仕入情報221について、本フローチャートの処理を終了したと判断するまで繰り返す。そして、ステップS2において、次の仕入情報221が存在しないと判断すると、本フローチャートの処理を終了する。
<今回当選数の算出>
次に、図5のフローチャートのステップS7の処理の詳細を、図6と図7を参照しながら説明する。
図6は、前記ステップS7の当選数算出処理の詳細を示すフローチャートである。図7は、図6のフローチャートで用いられる変数を説明する図である。
図6のフローチャートの説明に先立って、図7を参照して、図6のフローチャートで使用される変数を説明する。
図2に示す仕入情報221の項目の中から、図7に示すように、「受付期間開始日」、「受付期間終了日」、「当選数」、「起動期間」、「処理日」、「前回事前処理日」、「起動申込み数間隔」、及び「起動回数」を変数として抽出する。「現段階の申込み数」は、申込み情報データベース23に格納されている、仕入情報221の「興行コード」と「イベントコート゛」に合致する申込み情報223の数であり、図6のフローチャートの処理の中で、上記「興行コード」と上記「イベントコート゛」をキーとして、申込み情報データベース23を検索することにより取得する。図6のフローチャートに示す「当選数算出処理」では、図7に示す変数の値を用いて、「今回当選数」を算出する。
上記抽出項目とその値(変数値)との対応関係を下記のように定める。
受付期間開始日:X1
受付期間終了日:X2
当選数:T
起動期間:K
処理日:S
前回事前処理日:Z
起動申込み数間隔:M1
現段階の申込み数:M2
起動回数:C
ここで、Zの初期値は、X1+1とする。すなわち、Zの初期値を、受付期間開始日の翌日に設定する。
また、仕入情報221の「モデルコード」に対応するモデル式情報222を参照して、
モデル式を下記のように定義する。
Y=A×(1/X) (0<X?1) ・・・(1)
図7のフローチャートの説明を始める。
まず、仕入情報221の「事前抽選起動区分」を判定し(S31)、事前抽選起動区分が“03”(期間分割起動)であればステップ33に進み、“02”(申込み数起動)であればステップS32に進む。
ステップS32においては、起動回数の補正を行う。これは、申込み数起動の場合、起動申込み数間隔に達する毎に事前抽選を行うことが前提であるが、事前抽選処理開始前に申込み数が殺到し、複数回起動分、つまり、起動申込み数間隔M1の2倍を超える申込みがあった場合には、起動回数を“1”に補正する必要があるからである。
したがって、この補正は、M/M1?C+2である場合に行う。この場合、C=[M/M1]−1にセットする。ここで、[α]は、αの整数部分を示す。すなわち、[M/M1]は、MをM1で除算したときの商を表す。
具体例として、例えば、一度目の事前抽選処理時(C=0)に、起動申込み数間隔M1=5000と設定していたが、実際の申込み数Mが、M=13000であった場合には、[M/M1]=[13000/5000]=2となるため、C=[M/M1]−1の計算を行い、Cの値を“1”(=2−1)にセットし、起動回数を“1”とする(既に、1度、起動された状態にする)。これにより、申込み数Mが13000の場合には、事前抽選は1回行うが、起動回数は2回に設定する。これは、この補正を行わないと、図5のフローチャートのステップS1の処理で(2)の条件が満たされることにより、二度目の事前抽選がすぐに起動されてしまい不都合が生じるからである。ステップS32の処理が終了すると、ステップS33に進む。
ステップS33においては、処理パラメータK0、K1、K2、Yの値を設定する。
ここで、K0は「事前抽選開始」、K1は「事前抽選割合自」、K2は「事前抽選割合至」を表す。Yは、前記式(1)で表されるモデル式(ここでは、「今回当選数」の算出に利用するモデル式という意味合いから、「利用モデル式」と呼ぶことにする)の値である。
以下に示す式(2)〜(4)を用いて、K0、K1、K2の値を算出する。
K0=1/(X2−X1+1) ・・・(2)
K1=(Z−X1+1)/(X2−X1+1) ・・・(3)
K2=(S−X1)/(X2−X1+1) ・・・(4)
また、前記式(1)を用いて、利用モデル式Yの値を算出する。
式(2)から分かるように、K0は「受付開始日から前回の事前抽選処理日までの期間」に対する受付開始日の期間(1日)の割合(比率)である。また、式(3)から分かるように、K1は受付期間に対する「受付開始日から前回の事前抽選処理日までの期間」の割合(比率)である。また、式(4)から分かるように、K2は受付期間に対する「受付開始日から今回の事前抽選処理日までの期間」の割合(比率)である。
上記処理パラメータの算出が終了すると、次のステップS34に進み、ステップS34において、今回当選数を算出する。ステップS34においては、下記の式(5)を用いて、今回当選数を算出する。
式(5)から分かるように、「今回当選数」は、受付期間中における累計申込み数に対する「前回の事前抽選処理日から今回の事前抽選処理日前日までの期間中の申込み数」の割合(比率)に「当選数」を乗算した値となる。この結果、「今回当選数」は、「当選数」を、「前回の事前抽選処理日から今回の事前抽選処理日の前日までの期間中の申込み数」に応じて配分した値に設定されることになる。
尚、式(5)はモデル式Yの離散値を用いて今回当選数を求めているが、例えば、下記の式(5)’により、モデル式Yの積分値を求めて、今回当選数を求めるようにしてもよい。この場合、モデル式Yの変数X”の値は、図10に示す表2の値をとる。
ここで、分数部分の分子の積分式のa、bは、受付開始からの経過時間の割合であり、aは受付期間の総時間に対する「前回事前抽選処理の終了時間+1」の割合(比率)、bは受付期間の総時間に対する「今回の事前抽選処理の開始時間−1」の割合」(比率)を示す。
以上のようにして、「今回当選数」の算出が終了すると、図5のフローチャートのステップS7に復帰する。
<モデル式の作成方法>
モデル式作成アプリケーション27によるモデル式の作成方法の例を説明する。
図8は、モデル式作成アプリケーション27によるモデル式作成方法を示す図である。(1)申込み情報(以下、申込みデータ)223について、1時間毎(0:00〜0:59、1:00〜2:59、・・・、23:00〜23:59の各時間帯毎)の申込み数を集計し、申込みサンプルデータ301を作成する。そして、この申込みサンプルデータ301をメモリ(不図示)に蓄積・保存する。
この申込みサンプルデータ301の作成に際しては、申込みデータ223と仕入情報221を参照する。図8の右上に示すように、申込みサンプルデータ301は、「興行コード」、「イベントコート゛」、「受付開始経過時間」、「会場コート゛」、「規模区分」、「ジャンル」及び「申込み数」の各項目から構成される。これらの項目の内、「興行コード」と「イベントコート゛」及び「会場コート゛」は、申込みデータ223から抽出する。また、「規模区分」は、仕入情報221の「当選数」を基に作成する。該仕入情報221は、仕入情報データベース22から申込みデータ223の「興行コード」と「イベントコート゛」に一致する仕入情報221を検索して取得する。申込みサンプルデータ301の「ジャンル」は、該仕入情報221から抽出する。「申込み数」は、モデル式作成アプリケーション27の申込みデータ223の集計結果であり、モデル式作成アプリケーション27が設定する。
(2)モデル式作成アプリケーション27は、上記のようにして集計した申込みサンプルデータ301を基に、モデル式情報(モデル式)222を作成する。
このモデル式の作成は、以下の手順で行う。
モデル式を、
Y=A×(1/X) ・・・(6)
と定義する。
式(6)の両辺の対数をとり、式(6)を、
logY=logA+Nlog(1/X) ・・・(7)
と変形する。
式(7)について、
Y’=logY ・・・(8)
A’=logA ・・・(9)
X’=log(1/X) ・・・(10)
の変数変換を施し、式(7)を、
Y’=A’+N×X’ ・・・(11)
に変形する。
式(11)は直線関数のため、式(11)に最小二乗法を適用して、近似直線の切片aと傾きbを算出する。
A’=a ・・・(12)
N=b ・・・(13)
であるので、式(11)〜(13)から、近似直線Y’として、
Y’=a+b×X’ ・・・(14)
が得られる。
式(8)〜(10)、(12)、(13)により、式(14)の変数を元に戻すと、
logY=a+b×log(1/x) ・・・(15)
になるので、
Y=exp(a)×(1/X) ・・・(16)
が得られる。
申込みデータ223の取得がm時間経過すると、X=mX”(0<X”?1)として、下記の式(10)で表現されるモデル式を定義する。
Y=exp(a)×(1/mX”)
=exp(a)×(1/m)×(1/X”) ・・・(17)
ここで、X”は申込み期間の進み具合を表し、X”=1は受付期間終了を意味する。
式(17)において、A=exp(a)×(1/m)の変数変換を行うと、式(13)よりb=Nであるなので、
Y=A×(1/X”) ・・・(18)
で表現されるモデル式(利用モデル式)が得られる。
ここで、A=exp(a)×(1/m)である。
以上のようにしてモデル式Yを算出すると、図8の右方に示すモデル式情報222を作成し、それをモデル式データベース24に登録する。
このように、仕入情報221を処理するごとにモデル式を作成し、それを申込み情報データベース23に登録していくことで、モデル式データベース24に登録されるモデル式を増やすことができる。これにより、以降の仕入情報221の処理において、モデル式の選択幅が広がるので、より適切なモデル式を設定または自動選択できるようになる。例えば、「興行コード」、「会場コート゛」、「当選数」及び「ジャンル」などのイベント特性との適合度が、より向上したモデル式を設定または自動選択できるようになる。
モデル式情報222の作成に際しては、一意の「モデルコード」を設定する。また、「興行コード」、「会場コート゛」及び「ジャンル」は、仕入情報221からコピーする。また、「規模区分」は、仕入情報221の「当選数」を基に設定する。
本実施形態では、社内端末40から、前記メモリ内の申込みサンプルデータ301の蓄積データやモデル式データベース24などを検索して、「興行」や「ジャンル」、「規模」などの特性に応じた申込み履歴やモデル式を参照し、新たに企画するイベントに適用するモデル式を設定することが可能である。
{モデル式の作成の具体例}
モデル式作成の具体例を説明する。
ここでは、あるイベントの申込みデータ223について、1日を1時間単位の時間帯、つまり、(00:00〜00:59)、(01:00〜01:59)、(02:00〜02:59)、・・・、(23:00〜23:59)の各時間帯に分け、それら各時間帯の申込数を集計して、申込みサンプルデータ301を作成する。
ここで、上記近似関数の求め方を説明する。
上記129時間帯分の申込みサンプルデータ301を基に、下記式(19)で表現されるモデル式の近似関数を算出する。
Y=A×(1/X) ・・・(19)
両辺の対数をとって、
logY=logA+Nlog(1/X) ・・・(20)
式(19)に対して、
Y’=logY ・・・(21)
A’=logA ・・・(22)
X’=log(1/X) ・・・(23)
の変数変換を施し、式(20)から、下記の式(24)が得られる。
Y’=A’+N×X’ ・・・(24)
この式(23)は直線関数であるため、式(24)に、前記256時間帯分の申込みサンプルデータ301を用いた最小二乗法を適用すると、
A’=8.057207158 ・・・(25)
N=0.78251 ・・・(26)
が得られる。
これより、式(24)から、近似直線
Y’=8.0572+0.7825×X’ ・・・(27)
が得られる。
前記式(21)〜(23)、(25)、(26)を用いて、式(24)において変数Y’、X’を元に戻すと、、
Y=exp(A’)×(1/X)
=3165.452×(1/X)0.7825 ・・・(28)
今回の申込みデータ223は、受付時間が129時間であるため、
X=129X”(0<X”?1)として、式(28)より、下記式(29)のモデル式を定義する。
Y=3156.462×(1/129X”)0.7825
=70.41483×(1/X”)0.7825 ・・・(29)
したがって、
A=70.41483 ・・・(30)
N=0.7825 ・・・(31)
となる。
図9の表(表1)に、129時間帯分の申込みサンプルデータ301と、それらの申込みサンプルデータ301を基に生成したモデル式の近似関数の値(式(27)のX’、Y’、式(28)のX、1/X)を示す。また、図10の表(表2)に、上記129時間帯の各経過時間帯毎の、式(29)のモデル式YにおけるX”とYの値を示す。
図11は、図9の表1をグラフ化したものである。
図11の横軸は受付開始からの経過時間であり、縦軸は申込みデータ223の申込数である。図11の折れ線グラフ401は各経過時間における申込みデータ223の申込数をプロットしたものであり、図11の一次曲線402は式(29)の近似関数Yを表す。
図12は、図10の表2をグラフ化したものであり、図12の一次曲線406は、式(29)で表されるモデル式(Y=70.41483×(1/X”)0.7825)を表す。図12の横軸は受付開始からの経過時間割合(X”)、縦軸は各経過時間における申込みデータ223の申込数(式(29)のモデル式Yの値)である。
[事前抽選(仮当選なしの場合)]
事前抽選(仮当選なし)方式は、事前抽選で当選者を決定し、残りの当選数については、本抽選で当選者を決定する抽選方式である。
図13は、本実施例における仕入情報221の一例を示す図である。
図13に示す仕入情報221について、本実施形態のモデル式を適用した場合のシミュレーション結果を説明する。
図13に示す仕入情報221の「事前抽選起動区分」は“02”(申込み数起動)となっている。したがって、この仕入情報221によるチケット抽選は「事前抽選有り」である。また、仕入情報221の「仮当選実施区分」は“01”(仮当選なし)となしに設定されている。したがって、この仕入情報221によるチケット抽選は、「仮当選なしの事前抽選」により実施される。
また、この仕入情報221の「当選数計算区分」は“01”(モデル式選択方式)となっており、「モデルコード」は“0000001”になっている。
図14は、モデルコードが“0000001”に設定されているモデル式情報222を示す図である。本実施例のチケット抽選は、図14に示すモデルコードが“0000001”に設定されたモデル式情報222に設定されているモデル式を用いて行われる。
該モデル式情報222の「モデル式」はY=A×(1/X)となっており、Aは“70.41483”、Nは“0.7825”となっている。したがって、この場合、事前抽選の申込み数は、下記の式(32)で表されるモデル式によって予想される。
Y=70.41483×(1/X)0.7825 ・・・(32)
本実施例の場合、「申込み数起動」なので、申込み数が、仕入情報221の「起動申込み数間隔」(20000人)を超える毎に、抽選アプリケーション26により、図5のフローチャートの処理が実行され、事前抽選が実施される。
尚、この実施例における仕入情報221の「当選数計算区分」は“01”(モデル式選択方式)となっているが、“02”(特性別パターン適用方式)が設定されていたとしても、「興行コード」、「会場コート゛」及び「規模区分」が同一である、図14に示すモデルコードが“0000001”のモデル式情報222が選択されることになる。
前記式(32)のモデル式のグラフは、前述した図12に示すとおりである。
図13の仕入情報221の「受付期間開始日」と「受付期間終了日」は、それぞれ、“2006年10月1日”、“2006年10月7日”になっている。したがって、チケットの申込受付は、2006年10月1日〜2006年10月7日の期間に行われる。この期間中のチケットの申込み数が、図15に示すように推移したとする。
図15は、図13の仕入情報221によるチケット申込の、2006年10月1日から2006年10月7日までの期間における申込みサンプルデータ301の1日毎の申込み数(申込みサンプルデータ301の「申込み数」)と、その期間中に受け付けた申込み数の合計を示している。この場合、最終的なチケット申込数は“106500”となっている。
図16は、図15に示す申込みサンプルデータ301について、図5のフローチャートに示す処理を実行した結果を示す図である。
尚、本実施例は、前日までの累計申込み数について、翌日の早朝(00:00)に、図5のフローチャートの処理を行う。本実施例の場合、実際に事前抽選が行われるのは、図5のフローチャートのステップS1において、
累計申込み数(現段階の申込み数)>起動申込み数(起動申込み数間隔)×(起動回数+1)
の条件を満足すると判断された場合のみである。
また、図16の「事前抽選の有無」の項目は、該当日の翌朝(00:00)に事前抽選を行うか否かを示すものであり、“有り”の場合は事前抽選を実施し、“なし”の場合は事前抽選は実施しないことを表す。
本実施例の場合、「申込み数起動」で、「起動申込み数間隔」が“20000”なので、原則として、前日までの累計申込み数が、20000の整数倍を超えた場合に事前抽選が行われることになる。尚、本実施例の仕入情報221の場合、受付期間終了日である2006年10月7日の翌日が抽選日となっているので、10月7日終了までに“抽選待ち”となっている申込みは、事前抽選ではなく本抽選により当選が決定されることになる。
図16に示す例の場合、2006年10月1日(以後の記載では、年は省略する)の累計申込み数は“40000”(=20000×2)なので、10月2日の早朝に事前抽選が実施され、16168人が当選する。この場合、起動回数は“2”に設定される。この補正は、前述したように、図6のフローチャートにおけるステップS32の処理で実行される。
10月2日の申込み数は“20000”であり、累計申込み数は“60500”(>20000×3)となるので、10月3日の早朝にも事前抽選が実施され、9405人が当選する。これにより、累計当選数は“25583”となる。起動回数は“3”に増加される。
10月3日の申込み数は“13500”であり、累計申込み数は“74000”(<20000×4)となるので、10月4日の早朝は事前抽選が実施されない。このため、抽選待ちは“13500”となる。起動回数は“3”のままである。
10月4日の申込み数は“10000”であり、累計申込み数は“84000”(>20000×4)となるので、10月5日の早朝は事前抽選が実施され、12316人が当選する。これにより、累計当選数は“37899”となる。起動回数は“4”に増加される。
10月5日の申込み数は“8500”であり、累計申込み数は“92500”(<20000×5)となるので、10月6日の早朝は事前抽選が実施されない。このため、抽選待ちは“8500”となる。起動回数は“4”のままである。
10月6日の申込み数は“7500”であり、累計申込み数は“100000”(=20000×5)となるので、10月7日の早朝は事前抽選が実施され、7427人が当選する。これにより、累計当選数は“46472”となる。起動回数は“5”に増加される。
受付終了日の10月7日の申込み数は“6500”であり、累計申込み数は“106500”となる。また、抽選待ちは“6500”となる。
翌日の10月8日は、本抽選が実施される。10月7日終了時点で、事前抽選により、当選数が“46472”となっているので、本抽選では、“3528”(=50000−46472)を当選させる。この場合、抽選待ちは“6500”なので、母数が6500人に対して3528人を当選させる抽選となる。10月7日の受付締め切りまでの累計申込み数は“106500”なので、本実施例の場合、事前抽選を行わない場合に比べ、母数を1/20近くまで減少できるので、10月8日の本抽選の処理時間を大幅に削減できる。
図17は、図16に示すデータを基に作成した、「申込み数(累計申込み数)」、「累計当選数」、「当選数残」の受付開始日から受付終了日までの期間の時間的推移を示すグラフである。
図17において、グラフ501が申込み数(累計申込み数)、グラフ502が累計当選数、グラフ503が当選数残を示す。
{今回当選数の計算}
次に、本実施例の事前抽選における今回当選数の推移について説明する。
前述したように、今回当選数は、図6のフローチャートにのステップS34の処理によって決定される。
10/1(10月1日)から10/7(10月7日)までの受付期間を“1”とし、該受付期間の日数に対する受付開始日からの経過日数の割合をXとすると、Xの値は、日数経過ごとに、下記のように変化する。
10/1の終了時点でX=1/7
10/2の終了時点でX=2/7
10/3の終了時点でX=3/7
10/4の終了時点でX=4/7
10/5の終了時点でX=5/7
10/6の終了時点でX=6/7
10/7の終了時点でX=7/7=1
本実施例では、「今回当選数」の算出式で使用するモデル式Yとして、下記の式(33)に示すモデル式を用いる。
Y=70.41483×(1/X”)0.7825 ・・・(33)
ここで、X”は、「受付期間の総計日数」に対する「受付開始からの経過日数」の割合を示す変数である。また、本実施例では、受付期間の総合計時間を129時間に設定する。
式(33)のモデル式Yの値を、X”=1/7、2/7、3/7、4/7、5/7、6/7、1のそれぞれの値について求め、それらの値を総計すると、その総計値は997.2となる。
前記モデル式Yの値を、X”=1/7、2/7、3/7、4/7、5/7、6/7、1のそれぞれの値ついて求めると、その値は、図18の表に示すようになる。図18の表のYは、同一行のX”の値に対応する前記モデル式Yの値を示す。
図18の表を用いて、本実施例の事前抽選における「今回当選数」を求める。この今回当選数は、図6のフローチャートにステップS34に示す式(5)を用いて求めることができる。
ここで、図6のステップs34の式(5)を、下記の式(34)に変形する。
今回当選数=50000×(ΣY/997.72) ・・・(36)
ここで、ΣYは、式(5)の分数部分の分子を示す。
したがって、式(36)のΣYに、図18の表のYの値を代入することにより、各事前抽選における「今回当選数」を求めることができる。これにより、10/1の今回当選数は、50000×322.81/997.72=161178となる。また、10/2の今回当選数は、50000×187.67/997.72=9405となる。また、10/4の今回当選数は、50000×(136.25+109.10)/997.72=12316となる。同様にして、10/6の今回当選数は、50000×(91.62+79.44)/997.72=8573となる。
[事前抽選(仮当選(1割増))]
事前抽選(仮当選(1割増))方式は、事前抽選により当選数の一割増の仮当選者を決定しておき、この仮当選者の中から当選数だけの当選者を本抽選で決定する抽選方式である。
図19は、本実施例における仕入情報221の一例を示す図である。
図19に示す仕入情報221の「受付方法」は“01”(抽選方式)となっており、「事前抽選起動区分」は、先の実施例(以後、第1実施例と記載する)と同様に“02”(申込み数起動)となっている。また、「仮当選実施区分」は、“02”(仮当選有り)に設定されている。また、「当選数計算区分」は“01”(モデル式選択方式)となっており、「モデルコード」は“0000001”となっている。
したがって、本実施例(第2実施例)においても、第1実施例と同様に、図20に示すモデル式情報222で定義されるモデル式を用いて、事前抽選を行う。本実施例と第1実施例が異なるのは、事前抽選で決定する当選数が、仕入情報221の「当選数」に設定されている当選数ではなく、その1割増の仮当選数であることと、事前抽選による当選者は、あくまでも、仮の当選者であり、正式な当選者ではないということである。
また、図19の仕入情報221に示すように、本実施例のチケット受付期間は、第1実施例と同様になっている(2006年10月1日から2006年10月7日まで)。また、さらに、図21に示すように、申込みサンプルデータ301に保存される各日の申込み数の推移及び申込み数の総計も、第1実施例と同様であるものとする。
図22は、図20のモデル式情報222で定義されるモデル式と、図21の申込み数データを用いて、図5のフローチャートに示す処理を行った結果を示す表である。本実施例でも、事前抽選は、前日までの累計申込み数に基いて、その翌日の早朝(00:00)に実施する。図22の表において、図16の表の項目と数値が異なるのは、「今回当選数」、「今回落選数」及び「累計仮当選数」(第1実施例の「累計当選数」に対応)である。これは、本実施例における仮当選数が第1実施例の当選数の1割増となっているからである。したがって、図22と図16の「今回当選数」、「今回落選数」、「累計当選数」を比較すれば分かるように、本実施例の「今回当選数」と「累計仮当選数」は、第1実施例の「今回当選数」、「累計当選数」よりも1割多くなる。
図22の「2006/10/7」の欄に示すように、第2実施例においては、受付期間終了日(10月7日)までに申込みを行った申込者の中から、55000人の仮当選者が決定する。そして、これら55000人の仮当選者について10月8日に本抽選を行い、それらの仮当選者の中から5000人の当選者が決定する。尚、10月8には、6500人の「抽選待ち」の申込者に対して、早朝(00:00)に事前抽選を実施して、3882人(=5000×70.41/997.2)の仮当選者を決定する。そして、その後、5500人の仮当選者に対して本抽選を行い、5000人の(正式な)当選者を決定する。
このように、本実施例においては、本抽選日(10月8日)には、55000人に対して抽選(本抽選)を実施することになる。従来方式の場合は、106500人に対して抽選を実施していたので、本実施例の場合は、抽選母数を約半数に削減できる。したがって、本抽選の処理を従来よりも短時間で終了することができる。
図23に、図22の表中の「申込み数」、「累計仮当選数」、「当選数残」を、それぞれ、個別にプロットしたグラフを示す。図23において、グラフ601が「申込み数」をプロットしたグラフ、グラフ602が「累計仮当選数」をプロットしたグラフ、グラフ6
03が「当選数残」をプロットしたグラフである。
図24は、本実施例の受付期間中の各日における「受付開始からの経過時間(経過日数)の割合」(X)と「仮当選数に対する今回仮当選数の割合」(Z)を示す図である。
図24は、第1実施例の図18と同様の図面となっている。これは、事前抽選で決定される当選数(第2実施例の場合は、仮当選数)の全当選数(第2実施例の場合は、全仮当選数)に対する割合は、第1実施例と第2実施例の場合も変わらないからである。
本発明の実施形態によれば、抽選日時よりも前に事前抽選を行うことで、抽選日当日における抽選処理の負担を軽減できる。また、事前抽選を、申込数が所定数の整数倍に達する毎に実施する方法、または、事前抽選の実施間隔を定めて、受付期間中の所定の日付毎に定期的に実施する方法を選択できる。また、事前抽選により当選者を決定し、本抽選では、抽選待ちの申込者(事前抽選を受けていない申込者)を対象に残りの当選者を決定する抽選を実施する方法と、事前抽選により仮当選者を決定し、本抽選では、該仮当選者の中から当選者を決定する方法を選択できる。この場合、仮当選者数を、当選数の1割増しと2割増しのいずれかから選択できる。また、仮当選者を決定しておくことで、最後の事前抽選後に申込者の数が減った場合でも、当選数を満たす当選者を確保できなくなるというリスクを回避できる。また、さらに、事前抽選時の当選数を決定する仕組みとして、予想関数であるモデル式を採用し、データベースに登録されているモデル式の中から、イベント特性に応じたモデル式を自動選択したり、適切なモデル式を指定選択したりすることができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々に変形して実施することができる。例えば、モデル式は、式(1)に限定されるものではない。
(付記1)
予め当選数が定められている販売において、申込み受付期間中に申込みのあった応募者の中から前記当選数だけの当選者を決定する抽選を行う処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記申込み受付期間中に、申込者から受け付けた申込みデータを申込みデータ記憶手段に保存し、該申込みデータ記憶手段に申込みデータが保存されている申込者に対して、予め定められたモデル式に従って事前抽選を行い、該事前抽選により当選者を決定する第1のステップと、
申込み受付期間終了後に、前記申込みデータ記憶手段に保存されている申込みデータを参照して、前記事前抽選を受けていない申込者を抽出し、該申込者の中から、残りの当選者を抽選により決定する第2のステップと、
を備える処理をコンピュータに実行させるプログラム。
(付記2)
予め当選数が定められている販売において、申込み受付期間中に申込みのあった応募者の中から前記当選数だけの当選者を決定する抽選を行う処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記申込み受付期間中に、申込者から受け付けた申込みデータを申込みデータ記憶手段に保存し、該申込みデータ記憶手段に申込みデータが保存されている申込者に対して、予め定められたモデル式に従って申込みを行なった申込者に対して事前抽選を行い、該事前抽選により仮当選者を決定する第1のステップと、
申込み受付期間終了後に、前記申込みデータ記憶手段に保存されている申込みデータを参照して、前記事前抽選により仮当選者に決定した応募者を抽出し、該応募者の中から、前記当選数の当選者を抽選により決定する第2のステップと、
を備える処理をコンピュータに実行させるプログラム。
(付記3)
付記2記載のプログラムであって、
前記事前抽選により決定する仮当選者の総数は、前記予め定められた当選数よりも多いことを特徴とする。
(付記4)
付記1乃至3記載のいずれか1項に記載のプログラムであって、
前記第1のステップにおける前記事前抽選による当選数は、前記申込み受付期間中の申込み数の時間的推移をモデル化したモデル式に基いて算出することを特徴とする。
(付記5)
付記4記載のプログラムであって、
前記モデル式は、予め指定されていることを特徴とする。
(付記6)
付記4記載のプログラムであって、
前記モデル式は、販売商品の特性に応じて選択することを特徴とする。
(付記7)
付記6記載のプログラムであって、
前記販売商品の特性には、興行の種類、会場、当選数またはジャンルが含まれることを特徴とする。
(付記8)
付記5または6記載のプログラムであって、
前記モデル式はデータベースに登録されており、前記モデル式は該データベースから取得することを特徴とする。
(付記9)
付記1または2記載のプログラムあって、
前記事前抽選を、前記申込み受付期間中において、申込み数が所定の人数に達する毎に実施することを特徴とする。
(付記10)
付記1または2記載のプログラムであって、
前記事前抽選を、前記申込み受付期間中において、所定の時間間隔で実施することを特徴とする。
(付記11)
付記4記載のプログラムであって、
前記モデル式は、過去に実施した予約販売の受付期間中の申込み数の推移を基に作成されたものであることを特徴とする。
(付記12)
付記1または2記載のプログラムであって、さらに、
受付期間中の申込数の時間的推移に基いて、受付期間中の申込数の時間的推移を予測するモデル式を生成する第3のステップを備えることを特徴とする。
(付記13)
付記12記載のプログラムであって、さらに、
前記第3のステップで生成されたモデル式を前記データベースに登録する第4のステップを備えることを特徴とする。
(付記14)
付記1、2または13記載のプログラムであって、さらに、
前記データベースに登録されているモデル式を参照する第5のステップを備えることを特徴とする。
(付記15)
予め当選数が定められている販売において、申込み受付期間中に申込みのあった応募者の中から前記当選数だけの当選者を決定する抽選を行う抽選方法であって、
前記申込み受付期間中に、申込者に対して事前抽選を行い、該事前抽選により当選者を決定する第1のステップと、
申込み受付期間終了後に、前記事前抽選を受けていない申込者の中から、残りの当選者を抽選により決定する第2のステップと、
を備える抽選方法。
(付記16)
予め当選数が定められている販売において、申込み受付期間中に申込みのあった応募者の中から前記当選数だけの当選者を決定する抽選を行う抽選方法であって、
前記申込み受付期間中に申込みを行なった申込者に対して事前抽選を少なくとも1回行い、該事前抽選により仮当選者を決定する第1のステップと、
申込み受付期間終了後に、前記事前抽選により仮当選者に決定した応募者の中から、前記当選数の当選者を抽選により決定する第2のステップと、
を備える抽選方法。
(付記17)
付記16記載の抽選方法であって、
前記事前抽選により決定する仮当選者の総数は、前記予め定められた当選数よりも多いことを特徴とする。
(付記18)
付記15乃至17記載のいずれか1項に記載の抽選方法であって、
前記第1のステップにおける前記事前抽選による当選数は、前記申込み受付期間中の申込み数の時間的推移をモデル化したモデル式に基いて算出することを特徴とする。
(付記19)
付記18記載の抽選方法であって、
前記モデル式は、予め指定されていることを特徴とする。
(付記20)
付記19記載の抽選方法であって、
前記モデル式は、販売商品の特性に応じて選択することを特徴とする。
(付記21)
付記20記載の抽選方法であって、
前記販売商品の特性には、興行の種類、会場、当選数またはジャンルが含まれることを特徴とする。
(付記22)
付記19または20記載の抽選方法であって、
前記モデル式はデータベースに登録されており、前記モデル式は該データベースから取得することを特徴とする。
(付記23)
付記15または16記載の抽選方法であって、
前記事前抽選を、前記申込み受付期間中において、申込み数が所定の人数に達する毎に実施することを特徴とする。
(付記24)
付記15または16記載の抽選方法であって、
前記事前抽選を、前記申込み受付期間中において、所定の時間間隔で実施することを特徴とする。
(付記25)
付記18記載の抽選方法であって、
前記モデル式は、過去に実施した予約販売の受付期間中の申込み数の推移を基に作成されたものであることを特徴とする。
(付記26)
付記15または16記載の抽選方法であって、さらに、
受付期間中の申込数の時間的推移に基いて、モデル式を生成する第3のステップを備えることを特徴とする。
(付記27)
付記14記載の抽選方法であって、さらに、
前記第3のステップで生成されたモデル式を前記データベースに登録する第4のステップを備えることを特徴とする。
(付記28)
付記15、16または17記載の抽選方法であって、さらに、
前記データベースに登録されているモデル式を参照する第5のステップを備えることを特徴とする。
(付記29)
予め当選数が定められている販売において、申込み受付期間中に申込みのあった応募者の中から前記当選数だけの当選者を決定する抽選を行う抽選装置であって、
前記申込み受付期間中に、申込者に対して事前抽選を行い、該事前抽選により当選者を決定する事前抽選手段と、
申込み受付期間終了後に、前記事前抽選を受けていない申込者の中から、残りの当選者を抽選により決定する本抽選手段と、
を備える抽選装置。
(付記30)
予め当選数が定められている販売において、申込み受付期間中に申込みのあった応募者の中から前記当選数だけの当選者を決定する抽選を行う抽選装置であって、
前記申込み受付期間中に申込みを行なった申込者に対して事前抽選を行い、該事前抽選により仮当選者を決定する事前抽選手段と、
申込み受付期間終了後に、前記事前抽選により仮当選者に決定した応募者の中から、前記当選数の当選者を抽選により決定する本抽選手段と、
を備える抽選装置。
(付記31)
付記30記載の抽選装置であって、
前記事前抽選により決定する仮当選者の総数は、前記予め定められた当選数よりも多いことを特徴とする。
(付記32)
付記29乃至31記載のいずれか1項に記載の抽選装置であって、
前記事前抽選手段は、前記事前抽選による当選数を、前記申込み受付期間中の申込み数の時間的推移をモデル化したモデル式に基いて算出することを特徴とする。
(付記33)
付記32記載の抽選装置であって、
前記モデル式は、予め指定されていることを特徴とする。
(付記34)
付記33記載の抽選装置であって、
前記モデル式は、販売商品の特性に応じて選択することを特徴とする。
(付記35)
付記34記載の抽選装置であって、
前記販売商品の特性には、興行の種類、会場、当選数またはジャンルが含まれることを特徴とする。
(付記36)
付記33または34記載の抽選装置であって、
前記モデル式はデータベースに登録されており、前記モデル式は該データベースから取得することを特徴とする。
(付記37)
付記29または30記載の抽選装置であって、
前記事前抽選手段は、前記事前抽選を、前記申込み受付期間中において、申込み数が所定の人数に達する毎に実施することを特徴とする。
(付記38)
付記29または30記載の抽選装置であって、
前記事前抽選手段は、前記事前抽選を、前記申込み受付期間中において、所定の時間間隔で実施することを特徴とする。
(付記39)
付記32記載の抽選装置であって、
前記モデル式は、過去に実施した予約販売の受付期間中の申込み数の推移を基に作成されたものであることを特徴とする。
(付記40)
付記29または30記載の抽選装置であって、さらに、
受付期間中の申込数の時間的推移に基いて、モデル式を生成するモデル式作成手段を備えることを特徴とする。
(付記41)
付記28記載の抽選装置であって、さらに、
前記モデル式作成手段により生成されたモデル式を前記データベースに登録するモデル式登録手段を備えることを特徴とする。
(付記42)
付記29、30または31記載の抽選装置であって、さらに、
前記データベースに登録されているモデル式を参照するモデル式参照手段を備えることを特徴とする。
本発明の実施形態である販売システムの全体構成を示す図である。 仕入情報データベースに格納される仕入情報のデータ構造を示す図である。 モデル式データベースに格納されるモデル式情報のデータ構造を示す図である。 申込み情報データベースに格納される申込み情報(申込みデータ)のデータ構造を示す図である。 データベースサーバで実行される抽選アプリケーションの処理を示すフローチャートである。 図5のフローチャートにおけるステップS7の当選数算出処理の詳細を示すフローチャートである。 図6のフローチャートで用いられる変数を説明する図である。 モデル式作成アプリケーションによるモデル式作成方法を示す図である。 申込みサンプルデータの259時間帯分と、各時間帯のモデル式の近似関数を示す表(表1)である。 経過時間帯毎に、式(28)のモデル式のX”、Yの値を示した表(表2)を示す。 図9の表1をグラフ化したものである。 図10の表2をグラフ化したものであり 第1実施例における仕入情報の一例を示す図である。 第1実施例の仕入情報に設定されたモデルコードのモデル式情報を示す図である。 第1実施例におけるチケットの申込数の推移を示す表と、該申込み数の総計を示す図である。 図15に示す申込みサンプルデータについて、図5のフローチャートに示す処理を実行した結果を示す図である。 図16に示すデータを基に作成した、「申込み数」、「累計当選数」、「当選数残」の受付開始日から受付終了日までの期間の時間的推移を示すグラフである。 受付期間中の各日における「受付開始からの経過時間の割合」(X)と「当選数に対する今回当選数の割合」(Z)を示す図である。 第2実施例における仕入情報の一例を示す図である。 第2実施例の仕入情報に設定されたモデルコードのモデル式情報を示す図である。 第2実施例におけるチケットの申込み数の推移を示す表と、該申込み数の総計を示す図である。 図20に示すモデル式と図21に示す申込み数データを用いて、図5のフローチャートに示す処理を行った結果を示す表である。 図22の表中の「申込み数」をプロットしたグラフ、「累計仮当選数」をプロットしたグラフ、「当選数残」をプロットしたグラフを示す図である。 受付期間中の各日における「受付開始からの経過時間の割合」(X)と「仮当選数に対する今回仮当選数の割合」(Z)を示す図である。 チケット販売のサーバによるバッチ処理の構成例を示す図である。 図25のチケット販売システムにおいて、抽選ジョブに遅延が生じた場合の問題点を示す図である。
符号の説明
1 販売システム
10 Webアプリケーションサーバ
11 受付アプリケーション
20 データベースサーバ
21 会員データベース
22 仕入情報データベース
121 仕入情報
23 申込み情報データベース
123 申込みデータ(申込み情報)
24 モデル式データベース
122 モデル式情報
26 抽選アプリケーション
27 モデル式作成アプリケーション
30 社内用Webアプリケーションサーバ
40 社内端末40
51、53、55 社内ネットワーク
60 購入者
61 パーソナルコンピュータ(パソコン)
62 携帯電話
63 固定電話
70 社外ネットワーク

Claims (6)

  1. 予め当選数が定められている販売において、申込み受付期間中に申込みのあった応募者の中から前記当選数だけの当選者を決定する抽選を行う処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記申込み受付期間中に、申込者から受け付けた申込みデータを申込みデータ記憶手段に保存し、該申込みデータ記憶手段に申込みデータが保存されている申込者に対して、予め定められたモデル式に従って事前抽選を行い、該事前抽選により当選者を決定する第1のステップと、
    申込み受付期間終了後に、前記申込みデータ記憶手段に保存されている申込みデータを参照して、前記事前抽選を受けていない申込者を抽出し、該申込者の中から、残りの当選者を抽選により決定する第2のステップと、
    を備える処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  2. 予め当選数が定められている販売において、申込み受付期間中に申込みのあった応募者の中から前記当選数だけの当選者を決定する抽選を行う処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記申込み受付期間中に、申込者から受け付けた申込みデータを申込みデータ記憶手段に保存し、該申込みデータ記憶手段に申込みデータが保存されている申込者に対して、予め定められたモデル式に従って申込みを行なった申込者に対して事前抽選を行い、該事前抽選により仮当選者を決定する第1のステップと、
    申込み受付期間終了後に、前記申込みデータ記憶手段に保存されている申込みデータを参照して、前記事前抽選により仮当選者に決定した応募者を抽出し、該応募者の中から、前記当選数の当選者を抽選により決定する第2のステップと、
    を備える処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  3. 請求項1または2記載のプログラムであって、
    前記第1のステップにおける前記事前抽選による当選数は、前記申込み受付期間中の申込み数の時間的推移をモデル化したモデル式に基いて算出することを特徴とする。
  4. 請求項1または2記載のプログラムであって、さらに、
    受付期間中の申込数の時間的推移に基いて、受付期間中の申込数の時間的推移を予測するモデル式を生成する第3のステップを備えることを特徴とする。
  5. 予め当選数が定められている販売において、申込み受付期間中に申込みのあった応募者の中から前記当選数だけの当選者を決定する抽選を行う抽選方法であって、
    前記申込み受付期間中に、申込者に対して事前抽選を行い、該事前抽選により当選者を決定する第1のステップと、
    申込み受付期間終了後に、前記事前抽選を受けていない申込者の中から、残りの当選者を抽選により決定する第2のステップと、
    を備える抽選方法。
  6. 予め当選数が定められている販売において、申込み受付期間中に申込みのあった応募者の中から前記当選数だけの当選者を決定する抽選を行う抽選方法であって、
    前記申込み受付期間中に申込みを行なった申込者に対して事前抽選を少なくとも1回行い、該事前抽選により仮当選者を決定する第1のステップと、
    申込み受付期間終了後に、前記事前抽選により仮当選者に決定した応募者の中から、前記当選数の当選者を抽選により決定する第2のステップと、
    を備える抽選方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010032582A1 (ja) 2008-09-22 2010-03-25 国立大学法人鹿児島大学 成人t細胞白血病治療薬

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WO2010032582A1 (ja) 2008-09-22 2010-03-25 国立大学法人鹿児島大学 成人t細胞白血病治療薬

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