JP2010026550A - チケット販売システム - Google Patents
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Abstract
【課題】
座席チケットの割引販売を行う際に、座席の売れやすさに応じた割引率の設定を可能にする。
【解決手段】
情報集計部104は、データベース107に格納された過去の販売実績を集計することで、座席毎の売れやすさの度合い(人気席種別)を決定する。割引額算出部105は、情報集計部104によって決定された人気席種別に応じて、チケットの割引率を座席毎に設定する。
【選択図】 図1
座席チケットの割引販売を行う際に、座席の売れやすさに応じた割引率の設定を可能にする。
【解決手段】
情報集計部104は、データベース107に格納された過去の販売実績を集計することで、座席毎の売れやすさの度合い(人気席種別)を決定する。割引額算出部105は、情報集計部104によって決定された人気席種別に応じて、チケットの割引率を座席毎に設定する。
【選択図】 図1
Description
本発明は座席指定制のチケットを予約、販売するための座席管理を行う技術に関する。その中でもチケットの割引率を算出するための技術に関する。
従来、チケットの割引に関する技術として、特許文献1に開示される技術が提案されている。特許文献1においては料金割引の率が座席、部屋等のキャパシティの充填率及び予約したり事前購入したりする時期の関数として変化するようにして、最終的な前記座席、部屋等のキャパシティの充填率をできる限り向上させることのできる料金割引システムについて記載されている。
しかしながら、特許文献1においては座席の充填率と予約や事前購入の時期しか考慮されていない。このため、座席の売れやすさに応じて割引率を変化させることについては考慮されていなかった。
例えば、長時間乗車する座席指定制のバスの場合、座席によって、発売開始直後に売れるような人気席(売れやすい席)とそうでない不人気席(売れにくい席)が決まってくる傾向がある。つまり、割引率が低く設定されていたとしても人気席は売れる可能性が高いので、座席の売れやすさに応じた割引率を設定することが求められている。
そこで、本発明では、過去の販売実績を集計することで、座席毎の売れやすさの度合いを示す人気席種別を設定する。なお、ここで人気席種別とは、チケットの予約日から利用日(例えば、バスの発車日)までの期間の長さ(発売開始から席が売れるまでの日数が早い)に応じて設定される。この人気席種別に応じて、各座席の割引率を設定する。
より具体的には、座席指定制のチケットを販売するチケット販売システムにおいて、過去に販売されたチケットの予約日および利用日を座席毎に記憶する記憶手段と、前記記憶手段に格納された特定期間に販売されたチケットの予約日から利用日までの平均日数を座席毎に集計し、集計した前記平均日数に基づいて座席毎の売れやすさを示す人気席種別を決定する情報集計手段と、前記人気席種別に基づいて、販売中のチケットの割引率を座席毎に算出する割引率算出手段とを備えることを特徴とするチケット販売システムが本発明に含まれる。
過去のチケットの販売実績を基に座席毎の割引率を算出することで、利益を確保しつつも、割引によって販売量を増加(チケットの売れ残りの削減)させることができる。
本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
まず、本発明の実施の形態におけるシステム構成図を図1に示す。各コンピュータは、ネットワークを介して接続されている。また、各コンピュータは、メモリ、ハードディスクを含む記憶装置、CPUなどの処理装置を有し、記憶装置に格納されたプログラムに従って処理装置が情報処理を実行するものである。
図1においてチケット販売サーバ101はチケットの販売やチケットの管理を行うための処理を実行するサーバである。そのチケット販売サーバサーバ101内において102はPCや携帯電話108などからインターネットを通した予約を受け付けるためのWEB受付部である。103はチケットの販売処理を行うための販売処理部である。また、104は過去の販売実績を集計し座席毎の人気席種別を決定するための情報集計部、105は、人気席種別に基づいて各席の割引率を算出し、その割引率を元に販売価格を決定するための割引額算出部である。
次に106はデータベース107にアクセスするためのデータ管理部であり、データベース107に、過去の販売実績(予約情報)や人気席を決定した後の人気席種別を格納する人気席テーブル等の情報が格納されている。販売処理部103での販売処理や情報集計部104、割引額算出部105の割引率算出の際にDB管理部106を介してデータベース107からデータを取り出し使用する。
また、係員操作端末109はバス会社の担当者等がバスの運行情報や、そのバスの最低売上金額、最大割引率等を入力するための入力手段である。係員操作端末109から入力されたデータはデータベース107に格納され、販売処理部103や情報集計部104、割引額算出部105にて使用する。
発売用端末110は、バス会社の係員が顧客の要求に応じてバスの予約、発売を行うための入力手段である。
次に、使用するデータテーブルについて図4〜図10を用いて説明する。
図4はバス毎の固有の情報を示すバス情報テーブル400である。バス情報テーブル400の列401の車両管理コードはバスの車両の情報を一意に管理するためのコードである。また、列402は座席形式であり、3列席か4列席か等の情報が格納されている。列403は階数を示すものであり、1階のみのバスか2階があるのかという情報を格納している。列404は座席番号が1から順に格納されている。列405は列404の座席番号に対してその席が何階に存在するかという階数区分を格納しており、列406は列404の座席番号に対して、その座席番号の席がどのような使われ方をしているかという利用種別を格納している。列407にはその車両の1席あたりの定価、列408にはそのバスの売上げに必要な最低売上金額、列409にはそのバスの最大割引率がそれぞれ格納されている。
図5は予約情報テーブル500である。予約情報テーブルは全てのバスの予約時の情報が格納されており、一定期間分が格納されている。列501は予約時に割り振られる予約番号を格納している。また、列502には予約した顧客の氏名、列503には予約した日付が格納されている。列504は予約したバスの車両管理コードであり、列505はバスの座席番号である。列504と列505の情報はバス情報テーブル400に存在するものである。また、列506には予約したバスの発車日が格納されている。
図6はカレンダー情報テーブル600である。列601には発車日が、列602にはその日付の曜日が格納されている。また、列603にはその日付が繁忙期にあたるかどうかという設定情報を格納しており、0の場合は繁忙期ではない、1の場合は繁忙期に該当するということになる。
図7は人気席テーブル700であり、図2に示すフローチャートにて算出された人気席種別を格納する。人気席種別は列701に保持している車両管理コードと列702に保持している座席番号毎に格納する。また、列703には繁忙期の人気度種別を列704〜列710にそれぞれの曜日の人気度種別を格納する。
図8は今後のバスの出発便情報を格納するためのテーブルであり、出発便情報テーブル800である。列801にはバス情報テーブル400にある車両管コードを格納する。また、列802には発車日、列803には発時刻をそれぞれ格納し、列801〜列803の情報を用いて今後出発予定のバスを一意に特定する。列804にはバスの定員を格納する。バスの定員についはバス情報テーブル400に保持している座席番号の数から利用種別がトイレ席や席なしとなっている実際には売ることの出来ない席の数を引いたものとする。また、列805には既に発売済みとなっている席数を発売数として格納し、列806にはこれまでの総売上金額を格納する。
図9は人気席種別テーブル900である。列901には人気席種別を格納し、その人気席種別毎の設定内容を列902、列903に格納する。列902には予約日から発車日までの日数が何日かという設定を保持し、平均日数が大きいほど人気がある席となる。また、列903には人気席種別毎の割引率を設定する。図3のフローチャートのステップ311にて使用する。
図10は割引価格テーブル1000であり、図3のフローチャートのステップ314にて割引後の価格を格納するためのテーブルである。列1001〜列1004には席を一意に決めるための情報を格納する。具体的には列1001には車両管理コード、列1002には発車日、列1003には発時刻、列1004には座席番号となる。また、列1005には図3のフローチャートにて算出された割引後の価格を格納する。
次に、本実施の形態の処理内容を、図2および図3を用いて説明する。
図2は、過去のバスの予約情報を集計し、人気席テーブル700を作成するまでの処理内容を示すフロー図である。まずステップ201において、チケット販売サーバ101の情報集計部104は、係員操作端末109から入力されたバスの車両管理コードと人気席情報を決定するために使用する集計対象期間の入力を受け付ける。本実施例では、車両管理コードは「000001」、集計対象期間は「1年間」という入力を受け付けた場合について説明する。
ステップ202において、情報集計部104は、ステップ201で情報の入力を受け付けた時点における日付を集計期間の最終日を示す基準日として設定する。この際の日付は、情報集計部104の機能が保持する日付情報などを利用して取得するとよい。本実施例では基準日が「2008年2月1日」であり、ステップ201で受け付けた集計対象期間を考慮すると、この場合集計を行う期間は「2007年2月2日から2008年2月1日」となる。
ステップ203において、情報集計部104は人気席テーブル700内を入力された車両管理コードをキーにDB管理部106を利用して検索し、車両管理コードが一致するものについては全てNULLで初期化を行う。本実施例では、車両管理コードが「000001」であるため、人気席テーブル700内の車両管理コードが「000001」であるものについては全てNULLを格納する。
ステップ204においては情報集計部104にて集計対象の座席番号を1とする。
ステップ205において情報集計部104はバス情報テーブル400内を車両管理コードと座席番号をキーにDB管理部106を利用して検索を行い、利用種別が「席あり」となっているかどうか確認する。本実施例では、車両管理コードが「000001」、座席番号が「1」となっているため、座席種別を確認すると「トイレ」となっている。そのため、ステップ216へ進む。
ステップ216で情報集計部104は座席番号に1を足し、バス情報テーブル400内にその座席番号が存在するかどうかを判定する。本実施例では座席番号1に1を足し、座席番号が「2」となる。座席番号「2」はバス情報テーブル400内に存在するためステップ205に戻る。
ステップ205は情報集計部104が車両管理コードと座席番号から利用種別を判定するステップであったため車両番号「000001」、座席番号「2」の利用種別を確認すると「席あり」となっているため、次のステップへ進む。
ステップ206において、情報集計部104は予約情報テーブル500内の予約日が最新の情報から順にDB管理部106を利用して車両管理コードと座席番号をキーに一致するものを検索する。ステップ206から213までは予約情報テーブル内の検索が終了するまで行う。本実施例では車両管理コード「000001」、座席番号「2」をキーに検索し、予約日が最新の情報は予約情報テーブル500内の予約番号「20080131100」であることが判明する。
ステップ207において情報集計部104はステップ206で得られた結果の予約情報テーブル500内の発車日を確認し、基準日から集計対象期間内かどうかを判定する。本実施例の予約番号「20080131100」については発車日が「2008年2月10」となっているため、基準日から集計対象期間内(2007年2月2日から2008年2月1日)ではない。そのため、ステップ213に進みループの最初であるステップ206に戻る。次の検索を行うと予約番号「20080131097」が車両コード及び座席番号が一致する。ステップ207の予約情報テーブル500で持っている発車日の確認についても発車日が「2008年2月1日」となっているので、基準日から集計対象期間内となる。
ステップ208では情報集計部104にて予約情報テーブル500内に保持している予約日と発車日の差を算出する。本実施例では予約日は「2008年1月31日」であり、発車日が「2008年2月1日」であるため、予約日と発車日の差は1日となる。
ステップ209では情報集計部104にてカレンダー情報テーブル600を元に発車日の曜日を判定する。本実施例の発車日が「2008年2月1日」の場合は金曜日と判定する。
ステップ210では情報集計部104にて曜日毎の予約日と発車日の差の平均を算出する。本実施例では金曜日の平均として1日という値が算出される。
ステップ211では情報集計部104にてカレンダー情報テーブル600を元に発車日が繁忙期かどうかを判定する。本実施例では「2008年2月1日」であるため、繁忙期フラグが0となっており、繁忙期ではない。繁忙期フラグが1となっている発車日の場合はステップ212に進む。
ステップ212は情報集計部104にて発車日が繁忙期だった場合の発車日と予約日の差を算出し、更にその平均を算出する。
ステップ213はステップ206からのループの終了を示している。
予約情報テーブル500内の全ての内容について検索が終了したらステップ214に進む。ステップ214では情報集計部104がステップ210及びステップ212で算出された平均日数を元に人気度種別テーブル900から人気度種別を判定する。本実施例の場合、金曜日の平均日数が1日だったとすると人気度種別テーブル900より人気度種別は4と判定する。
ステップ215では情報集計部104がステップ214で判定された人気度種別を人気度テーブル700に格納する。本実施例の場合、ステップ214にて金曜日は人気度種別4と判定されたため、人気席テーブル700の車両番号「000001」、座席番号「2」の金曜日の列に「4」を格納する。
ステップ216では情報集計部104にて座席番号に1を足し、バス情報テーブル400内にその座席番号が存在するかどうかを確認する。本実施例では計算した結果、座席番号が「101」となった場合、その座席番号はバス情報テーブル400内に存在しないため終了となる。
次に、割引率を算出するためのプローチャートを図3に示す。
まずステップ301において、割引額算出部105は割引率の計算を行うバスの車両管理コードと割引計算期間の入力を係員操作端末109より受け付ける。本実施例では車両管理コードを「000100」、割引計算期間を「7日」とする。
ステップ302において、割引額算出部105は、ステップ301で情報の入力を受け付けた時点における日付を割引計算対象期間の基準日として設定する。この際の日付は、割引額算出部105の機能が保持する日付情報などを利用して取得するとよい。本実施例では基準日が「2008年2月1日」であり、ステップ301で受け付けた割引計算対象期間を考慮すると、この場合割引を行う期間は「2008年2月1日から2008年2月7日に出発するバス」となる。
ステップ303において割引額算出部105はバス情報テーブル400から割引計算対象の車両管理コードをキーとして検索する。本実施例では車両管理コードが「000100」であるため、そのバスの定価「2000円」や最低売上金額「180000円」、最大割引率「15%」という情報をバス情報テーブル400から抽出する。
ステップ304で割引額算出部105は出発便情報テーブル800を、車両管理コードをキーに検索し、割引計算対象期間に入っているバスを抽出する。本実施例では車両管理コード「000100」としているため、出発日が「2008年2月6日」、発時刻が「12:00」となっているバスの場合について説明する。割引計算対象期間は「7日」となっていたため、基準日(2008年2月1日)から7日以内かどうかを判定する。発車日が2008年2月6日の場合はこの期間に含まれるため、ステップ305に進む。
ステップ305では割引額算出部105にて出発便情報テーブル800の総売上金額を車両管理コードと出発日、出発時刻をキーに抽出する。また、割引額算出部105はバス情報テーブル400の最低売上金額についても車両管理コードをキーに抽出し、抽出された総売上金額と最低売上金額を比較し、最低売上金額より総売上金額の方が大きいかどうかを判定する。本実施例では最低売上金額「180000円」、総売上金額「100000円」となっているため、総売上金額の方が大きい。そのため、ステップ306に進む。条件を満たす場合はステップ309に進む。
ステップ306において割引額算出部105は在庫全てに最大割引率を適用した価格で発売した場合、最低売上金額を満たすかどうかを判定する。本実施例では最大割引率が15%となっているため、定価の2000円を15%割引した場合の販売価格は1700円となり、在庫数は出発便情報テーブル800の定員数から発売数を引いた70である。この値から在庫全てに最大割引率を適用した価格で発売した場合の総売上金額は219000円と算出される。この値は最低売上金額を上回るため、ステップ309へ進む。
もし、ステップ306において総売上金額が最低売上金額よりも大きくないと判定された場合にはステップ307に進む。ステップ307で割引額算出部105はバス情報テーブル400内の最低売上金額から出発便情報テーブル800内の総売上金額を引き、最低売上金額を超えるために必要な金額を算出する。その結果を見達金額とする。本実施例の計算対象としているバスについて、発売数が「25」、最低売上金額が「220000」だった場合、現在の総売上金額が50000円、在庫数が95となるため、全てを最大割引率で割引された金額で販売すると総売り上金額が211500円となり、最低売上金額を超えない。この場合の見達金額は最低売上金額である220000円から総売上金額である50000円を引いた170000円となる。
ステップ308において割引額算出部105はステップ307で算出した見達金額を在庫数で割り、最低売上金額を超えるために必要な1席あたりの金額を算出する。算出された金額と定価を元に割引率を算出し、最大割引率として設定する。本実施例では、見達金額が170000円となっているため、在庫数で割ると1席あたりの販売価格は1790円(小数点以下は切り上げ)となる。定価が2000円であるため、最大割引率は10.5%となる。
ステップ309はステップ305またはステップ306にて条件を満たした場合に実施する。ステップ309において割引額算出部105はバス情報テーブル400に設定されている最大割引率をそのまま最大割引率として設定する。本実施例ではステップ306からステップ309に進んだため、バス情報テーブル400の車両番号「000100」の最大割引率「15%」をそのまま最大割引率として使用する。
ステップ310において割引額算出部105はステップ308もしくはステップ309にて設定された最大割引率に人気席種別テーブル900のそれぞれの人気席種別に設定されている割引率をかけ人気席種別毎割引率を算出する。今回の例では最大割引率が15%であり、人気席種別が4の場合は15%に100%をかけて、人気席種別毎割引率は15%、人気席種別が3の場合は最大割引率の15%に80%をかけて12%、人気席種別が2の場合は最大割引率の15%に65%をかけて9.75%、人気席種別が1の場合は最大割引率の15%に50%をかけて7.5%となる。
次のステップ311において割引額算出部105は人気席種別毎割引率を出発日までの残り日数で割り、その結果を対象便の人気席種別毎の本日の割引率とする。今回の例では発車日が2008年2月6日であるため、残り日数は6日となる。人気席種別が4の場合は最大割引率が15%と設定されているため、残り日数で割ると2.5%となる。従って、車両コードが000100、発車日が2008年2月6日のバスについては人気席種別4の本日の割引率は2.5%となる。同様に他の人気席種別についても算出する。
ステップ312からステップ318までは割引価格テーブル1000に割引後の価格を格納するための処理である。
まずステップ312において割引額算出部105はバス情報テーブル400を車両管理コードをキーに検索し、座席番号を抽出する。本実施例では車両管理コード「000100」となっているため、抽出結果の一番初めは座席番号1となる。
まずステップ312において割引額算出部105はバス情報テーブル400を車両管理コードをキーに検索し、座席番号を抽出する。本実施例では車両管理コード「000100」となっているため、抽出結果の一番初めは座席番号1となる。
次にステップ313において割引額算出部105はステップ312で抽出された座席番号のバス情報テーブル400内の利用種別が「席あり」となっているかどうかの判定を行う。本実施例の座席番号1は利用種別が「トイレ」となっているため、ループの初めであるステップ312に戻る。次は座席番号に1と足して座席番号2としてステップ313以降に進む。座席番号2の場合は「席あり」となっているため、ステップ314に進む。
ステップ314において割引額算出部105はステップ311で算出した割引率を元に金額を算出する。本実施例の2008年2月6日の座席番号2の場合、カレンダー情報テーブル600から発車日が水曜日であることを判定し、人気席テーブル700から水曜日の対象席における人気席種別を判定する。本実施例では人気席種別が4となっている。ステップ314ではステップ311で算出した割引率が2.5%であったため、定価と算出された割引率から販売価格は1950円となる。なお、本実施例において計算結果は10円未満の単位については切り上げとする。
次にステップ315において割引額算出部105は割引価格テーブル1000を車両管理コード、出発日、出発時刻、座席番号をキーに検索し、一致するものがあるかどうかを判定する。本実施例では車両管理コードが「000100」、発車日が「2008年2月6日」、発時刻が「12:00」、座席番号が「2」となっているため、一致する情報が割引価格テーブル1000に存在する。一致する情報がある場合にはステップ317に進む。
ステップ316はステップ315にて一致する情報が見つからなかった際の処理となる。割引額算出部105は一致する情報がない場合には行を追加し、新規に車両管理コード、発車日、発時刻、座席番号と一緒に販売価格を格納する。
ステップ317において割引額算出部105はステップ314にて算出された販売価格を割引価格テーブル1000に格納する。車両管理コード、発車日、発時刻、座席番号が一致する行の販売価格をステップ314にて算出された販売価格に変更する。本実施例では、車両管理コード「000100」、発車日「2008年2月6日」、発時刻「12:00」、座席番号「2」の販売価格を「1950」に変更する。
次のステップ318はステップ312からのループの終了を示し、ステップ319はステップ304からのループの終了を示す。
なお、チケットの発売処理時には割引価格テーブル1000に発売対象の席が存在するかどうかを確認し、発売を行う。割引価格テーブルからデータを削除する処理については定期的に(例えば1日に1回)割引額算出部105が割引価格テーブルの内容確認を行い、発車日が過去の情報について削除を行う。
本実施の形態によれば、過去のチケットの販売実績を基に座席毎の割引率を算出することで、利益を確保しつつも、割引によって販売量を増加(チケットの売れ残りを削減)させることができる。
101・・・チケット販売サーバ
102・・・WEB受付部
103・・・販売処理部
104・・・情報集計部
105・・・割引額算出部
106・・・DB管理部
107・・・データベース
108・・・PC/携帯電話
109・・・係員操作端末
110・・・発売用端末
102・・・WEB受付部
103・・・販売処理部
104・・・情報集計部
105・・・割引額算出部
106・・・DB管理部
107・・・データベース
108・・・PC/携帯電話
109・・・係員操作端末
110・・・発売用端末
Claims (3)
- 座席指定制のチケットを販売するチケット販売システムにおいて、
過去に販売されたチケットの予約日および利用日を座席毎に記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に格納された特定期間に販売されたチケットの予約日から利用日までの平均日数を座席毎に集計し、集計した前記平均日数に基づいて座席毎の売れやすさを示す人気席種別を決定する情報集計手段と、
前記人気席種別に基づいて、販売中のチケットの割引率を座席毎に算出する割引率算出手段とを備えることを特徴とするチケット販売システム。 - 請求項1に記載のチケット販売システムにおいて、
前記情報集計手段は、前記販売されたチケットの利用日の曜日毎に前記平均日数を集計し、集計した前記平均日数に基づいて前記人気席種別を曜日毎に決定し、
前記割引率算出手段は、前記販売中のチケットの利用日と同一の曜日の人気種別に基づいて、前記割引率を座席毎に算出することを特徴とするチケット販売システム。 - 請求項は1または2に記載のチケット販売システムにおいて、
前記記憶手段は、繁忙期の期日を記憶し、
前記情報集計手段は、前記販売されたチケットの利用日が前記記憶手段に格納された繁忙期に該当する場合は、繁忙期における前記平均日数を集計し、集計した前記平均日数に基づいて前記繁忙期の人気席種別を決定し、
前記割引率算出手段は、前記販売中のチケットの利用日が前記繁忙期に該当する場合は、前記繁忙期の人気種別に基づいて、前記割引率を座席毎に算出することを特徴とするチケット販売システム。
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JP (1) | JP2010026550A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2008
- 2008-07-15 JP JP2008183352A patent/JP2010026550A/ja active Pending
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JP7037236B2 (ja) | 2019-07-19 | 2022-03-16 | マハロウェブ株式会社 | バリューシェア予約システム |
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