JP2008241761A - 車載用カラオケシステム - Google Patents

車載用カラオケシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2008241761A
JP2008241761A JP2007077991A JP2007077991A JP2008241761A JP 2008241761 A JP2008241761 A JP 2008241761A JP 2007077991 A JP2007077991 A JP 2007077991A JP 2007077991 A JP2007077991 A JP 2007077991A JP 2008241761 A JP2008241761 A JP 2008241761A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
music
data
driver
karaoke
lyrics
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007077991A
Other languages
English (en)
Inventor
Naotaka Nomura
直孝 野村
Makoto Umeda
誠 梅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichikosho Co Ltd
Original Assignee
Daiichikosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiichikosho Co Ltd filed Critical Daiichikosho Co Ltd
Priority to JP2007077991A priority Critical patent/JP2008241761A/ja
Publication of JP2008241761A publication Critical patent/JP2008241761A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

【課題】 安全運転に支障を来すことなくガイドボーカルを伝達することができるようにする。
【解決手段】 楽曲データを格納する楽曲データベース55と、ガイドボーカルの出力を提供するための歌詞音声データを記憶する歌詞音声データ記憶手段59と、歌唱者が運転者として指定された選曲データに運転者フラグを付帯させて予約待ち行列に登録する予約管理手段58と、運転者フラグが付帯した楽曲の場合には運転席のみに対応した指向性スピーカ23からガイドボーカルを出力し、運転者フラグが付帯していない楽曲の場合にはガイドボーカルの出力を行わないような制御を行う歌詞音声出力制御手段60と、歌詞テロップデータを当該楽曲の演奏データに同期させて表示手段24に出力する再生制御手段61と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、音声識別により選曲を行うと共に、ガイドボーカルを出力可能な車載用カラオケシステムに関するものである。
従来、カラオケ装置において選曲等の操作を行う場合には、カラオケ装置本体に設けられた操作パネルやリモコン装置等を用いてデータの入力を行っていた。近年、カラオケ装置の普及に伴い、様々な環境でカラオケ装置を用いた歌唱を行いたいとの要望が高まっており、乗用車等の車両にカラオケ装置を搭載して、ドライブへ出かけた際にカラオケ装置を用いた歌唱を楽しむための車載用カラオケシステムが種々開発されている。
また、カラオケ演奏に合わせて背景映像を表示すると共に、この背景映像に歌詞テロップをスーパーインポーズ処理して歌唱の補助を行うようにしたカラオケシステムも知られている。このように、カラオケ演奏の進行に従って歌詞テロップを表示すると、未だ歌詞をよく覚えていない場合であっても、カラオケ装置を用いた歌唱の楽しさを十分に楽しむことができる。
ところで、車両を運転中の運転者が、表示手段に表示された歌詞テロップを凝視することは安全運転上好ましくない。同様に、車両にカラオケ装置が搭載されている場合に、車両を運転中の運転者がカラオケ装置を手動操作することは安全運転上好ましくない。
そこで、骨伝導技術を用いて運転者に歌唱アシスト情報を聴取させるようにした車載用カラオケシステムが開示されている(特許文献1参照)。この特許文献1に記載された技術は、運転席のヘッドレスト内に骨伝導スピーカを埋め込み、この骨伝導スピーカからガイドボーカルやガイドメロディ等の歌唱アシスト情報を出力するようになっている。
また、音声識別技術を用いて、選曲や、音量及びテンポ等の調整指示を行うことができるカラオケ装置が開示されている(特許文献2参照)。この特許文献2に記載された技術は、1つのマイクロホンを歌唱用と選曲用とに切り替えて使用するもので、非演奏時、前奏時、中奏時、後奏時等のように歌唱の邪魔にならない時にのみ、選曲や、音量及びテンポ等の調整指示を行うことができるようになっている。
特開2005−242057号公報 特開平11−282477号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載された技術は、運転席のヘッドレスト内に骨伝導スピーカを埋め込むことにより、骨伝導技術を用いて運転者に歌唱アシスト情報を提供するという点に関しては安全運転という要請に応えることができる。しかし、骨伝導スピーカがヘッドレスト内に埋め込まれているため、この骨伝導スピーカから出力される歌唱アシスト情報を聴取するためには、ヘッドレストに対して常に頭部を接触させておく必要がある。すなわち、特許文献1に記載された技術を用いて運転者に歌唱アシスト情報を提供しようとすると、運転者の姿勢が限定されてしまうため、さらなる改良の余地があった。
さらに、安全運転という観点から、歌詞テロップ等が表示される表示装置を運転者が凝視することは好ましくないが、運転者以外の者が表示装置を凝視しても差し支えない。また、表示装置において歌詞テロップ等の歌唱アシスト情報を視覚的に表示するようにすれば、音声のみにより歌唱アシスト情報を提供する場合と比較して、多彩な歌唱アシスト情報を提供することができる。
また、上述した特許文献2に記載された技術は、1つのマイクロホンを歌唱用と選曲用とに切り替えて、選曲や、音量及びテンポ等の調整指示を行うことができる。したがって、この技術を車載用カラオケシステムに適用することにより、選曲等の操作に関しては安全運転という要請に応えることができるが、歌詞テロップ等の歌唱アシスト情報の伝達に関しては安全運転に寄与するという要請に応えることはできない。
本発明は、上述した事情に鑑み提案されたもので、音声認識により選曲を行うと共に、安全運転に支障を来すことなくガイドボーカルを伝達することができるようにして、車両を運転中であってもカラオケ演奏を楽しむことが可能な車載用カラオケシステムを提供することを目的とする。
本発明の車載用カラオケシステムは、上述した事情に鑑み提案されたもので、以下の特徴点を備えている。
すなわち、本発明の車載用カラオケシステムは、車両に搭載されて、利用者が選曲したカラオケ楽曲の演奏データに基づきカラオケ演奏を行うと共に、カラオケ演奏に際してガイドボーカルを出力させる機能を有する車載用カラオケシステムであって、伴奏音及び歌唱音声を出力するメインスピーカと、運転席のみに向かってガイドボーカルを出力する指向性スピーカと、少なくとも歌詞テロップを表示可能な表示手段とを基本構成として備えている。
さらに、この車載用カラオケシステムは、楽曲データベースと、歌詞音声データ記憶手段と、予約管理手段と、歌詞音声出力制御手段と、再生制御手段と、を備えている。
ここで、楽曲データベースは各カラオケ楽曲に対応した演奏データ及び歌詞テロップデータが同期されて構成される楽曲データについて、楽曲コードと対応付けてそれぞれ格納し、歌詞音声データ記憶手段は、各カラオケ楽曲に対応したガイドボーカルの出力を提供するための歌詞音声データを記憶し、予約管理手段は、利用者の選曲に際し、歌唱者が運転者として指定された選曲データに対して運転者フラグを付帯させて予約待ち行列に登録し、歌詞音声出力制御手段は、運転者フラグが付帯されたカラオケ楽曲を演奏する際には、歌詞音声データ記憶手段に記憶された歌詞音声データをガイドボーカルに復元して指向性スピーカから出力し、運転者フラグが付帯されていないカラオケ楽曲を演奏する際には、指向性スピーカからのガイドボーカル出力を行わないように制御し、再生制御手段は、楽曲データベースから抽出された楽曲データのうちの歌詞テロップデータを当該楽曲の演奏データに同期させて表示手段に出力する、ことを特徴とするものである。
また、本発明の車載用カラオケシステムは、上述した基本構成に加えて、楽曲データベースと、歌詞音声データ記憶手段と、マイクロホンと、声紋識別手段と、音声認識手段と、声紋データ記憶手段と、予約管理手段と、歌詞音声出力制御手段と、再生制御手段と、を備えている。
ここで、楽曲データベースは、各カラオケ楽曲に対応した演奏データ及び歌詞テロップデータが同期されて構成される楽曲データについて、楽曲コードと対応付けてそれぞれ格納し、歌詞音声データ記憶手段は、各カラオケ楽曲に対応したガイドボーカルの出力を提供するための歌詞音声データを記憶し、声紋識別手段は、マイクロホンから入力された音声データに基づいて声紋データを識別し、音声認識手段は、選曲のために、マイクロホンから入力された音声データに基づいて音声認識を行い、声紋データ記憶手段は、少なくとも運転者の声紋データを記憶し、予約管理手段は、利用者の選曲に際し、マイクロホンから入力された音声データに基づき識別された声紋データが運転者の声紋データと一致した場合に、選曲データに対して運転者フラグを付帯させて予約待ち行列に登録し、歌詞音声出力制御手段は、運転者フラグが付帯されたカラオケ楽曲を演奏する際には、歌詞音声データ記憶手段に記憶された歌詞音声データをガイドボーカルに復元して指向性スピーカから出力し、運転者フラグが付帯されていないカラオケ楽曲を演奏する際には、指向性スピーカからのガイドボーカル出力を行わないように制御し、再生制御手段は、楽曲データベースから抽出された楽曲データのうちの歌詞テロップデータを当該楽曲の演奏データに同期させて表示手段に出力する、ことを特徴とするものである。
本発明のカラオケシステムによれば、歌唱者が運転者として指定された選曲データについて、歌詞音声データをガイドボーカルとして指向性スピーカから出力する。この指向性スピーカは、運転席のみに向かってガイドボーカルを出力するため、運転者のみがガイドボーカルを聴取することができる。したがって、車両を運転中の運転者は、表示手段に表示される歌詞テロップを凝視することなく、音声情報としてガイドボーカルを聴取することができるので、安全運転に貢献することができる。また、ガイドボーカルは運転者のみに向かって出力されるため、運転者以外の搭乗者にとってはガイドボーカルが邪魔になることがなく、カラオケ演奏を十分に楽しむことができる。
一方、運転者以外の搭乗者は、表示手段に表示される歌詞テロップを目視することができるので、音声のみにより歌唱アシスト情報を提供する場合と比較して、多彩な歌唱アシスト情報を提供することができる。
また、音声認識により楽曲の選択を行うようにすると、選曲操作が容易となるだけではなく、手動操作によるデータ入力が困難な場合、あるいは、車両を運転中の運転者のように手動操作によるデータ入力が好ましくない場合であっても、カラオケ装置を用いた歌唱の楽しさを十分に楽しむことができる。
以下、図面を参照して、本発明の車載用カラオケシステムの実施形態を説明する。
本発明の実施形態に係る車載用カラオケシステムは、車両に搭載されて、利用者が選曲したカラオケ楽曲の演奏データに基づきカラオケ演奏を行うと共に、カラオケ演奏に際してガイドボーカルを出力させる機能を有するものである。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る車載用カラオケシステムの構成を示すブロック図である。また、図2は、楽曲選択画面の模式図、図3は、予約待ち行列の説明図である。
本発明の第1の実施形態に係る車載用カラオケシステム1は、図1に示すように、カラオケ装置本体21を備えており、このカラオケ装置本体21には、メインスピーカ22、指向性スピーカ23、表示手段24、マイクロホン25、及びリモコン装置26が接続されている。
<メインスピーカ>
メインスピーカ22は、伴奏音及び歌唱音声を出力するための装置であり、広範囲に可聴音を到達させることができるようになっている。このメインスピーカ22は、例えば、ツイータ、スコーカ、ウーハ等からなる一般的な音声聴取用のスピーカからなり、指向性スピーカ23と比較して、可聴音が到達する範囲が広くなっている。
<指向性スピーカ>
指向性スピーカ23は、運転席に対応付けて配置されており、歌唱者が運転者として指定された楽曲についてのみガイドボーカルを出力するための装置である。この指向性スピーカ23の指向角度は特に限定されず、車両の大きさ、車内の座席配置等に応じて適宜変更して設定することができる。
<表示手段>
表示手段24は、楽曲の選曲表示やカラオケ演奏時の映像、歌詞テロップ等を表示するための装置で、例えばCRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ等により構成される。この表示手段24は、後述する操作パネルと連動するユーザインタフェース機能を備えている。具体的には、ディスプレイとタッチセンサとを重畳してタッチ入力を可能とし、ディスプレイに表示されるアイコンやラジオボタン等にタッチすることにより楽曲の選択やその他のデータ入力を行うことができるようなGUI機能を備えている。
<マイクロホン>
マイクロホン25は、音声データの入力を行うための装置で、有線式、無線式のどちらであってもよい。また、マイクロホン25は1本のみに限られず、各座席にそれぞれ対応させて複数本設置してもよい。特に、本発明はカラオケ装置を車両に搭載したものであるため、運転者用としてハンドフリー方式のマイクロホン25を採用することが好ましい。
<リモコン装置>
リモコン装置26は、選曲や音量及びテンポ等の調整指示を行うための装置であり、公知のリモコン装置26を利用することができる。
<カラオケ装置本体>
カラオケ装置本体21は、バス51、中央制御手段52、ROM53、RAM54、楽曲DB(楽曲データベース)55、映像DB(映像データベース)56、音楽曲出力手段57、予約管理手段58、歌詞音声データ記憶手段59、歌詞音声出力制御手段60、再生制御手段61、操作入力IF(操作入力インタフェース)62、操作パネル63、及び受信手段64を備えている。
<中央制御手段>
中央制御手段52は、カラオケシステムを総合的に制御するための手段であり、例えばCPU及びその周辺機器により構成されており、CPU等がROM53等に記憶されたアプリケーションプログラムに従って動作することにより、制御機能を発揮することができるようになっている。
<ROM/RAM>
ROM53は、カラオケシステムを構成する各機器を制御するためのアプリケーションプログラムデータや数値データを記憶するための機器で、例えば半導体メモリ等で構成される。また、RAM54は、アプリケーションプログラムや種々のデータを一時的に読み込む一時記憶領域として機能するための機器で、例えば半導体メモリ等で構成される。なお、物理的な半導体メモリによりRAM54を構成するのではなく、ハードディスク記憶装置等を用いて仮想的なRAM54を構成してもよい。本実施形態では、RAM54に、予約待ち行列が格納されている。
<楽曲DB/映像DB>
楽曲DB55は、演奏データ(MIDI(登録商標)データ)及び歌詞テロップデータが同期されて構成される楽曲データについて、楽曲コードと対応付けてそれぞれ格納したデータベースである。ここで、演奏データは各楽曲の演奏データをデジタル化したものであり、歌詞テロップデータは演奏データに同期された楽曲の歌詞文字データである。映像DB56は、演奏される楽曲に対応した背景映像を、当該楽曲の楽曲コードに対応させた映像ファイルとして所定数格納したデータベースである。
<音楽曲出力手段>
音楽曲出力手段57は、楽曲コードに基づいて楽曲DB55から抽出された演奏データをデジタル再生すると共にアナログ変換してミキシングアンプ65に出力するための電子回路である。ミキシングアンプ65は、マイクロホン25から入力された歌唱者の歌唱音声と、音楽曲出力手段57から送出される演奏データをミキシングすると共に、アンプ機能により増幅してメインスピーカ22より出力させるための手段である。
<予約管理手段>
予約管理手段58は、利用者の選曲に際し、選曲データに対して運転者フラグを付帯させて予約待ち行列に登録するための手段である。第1の実施形態における選曲操作は、リモコン装置26や操作パネル63等により行われる。
ここで、リモコン装置26や操作パネル63を用いて選曲を行う際に、楽曲検索機能により所望の楽曲を検索すると、図2に示すように、操作パネル63の表示画面に、歌手名や曲名等と共に、運転者であるか否かの選択アイコンが表示される。この表示画面において、運転者である旨の選択を行うと、選曲データに対して運転者フラグが付帯されて予約待ち行列に登録される。
予約待ち行列は、図3に示すように、楽曲の演奏順に、楽曲ID、曲名、運転者フラグ等を格納するためのものである。この予約待ち行列は、例えば、RAM54等の記憶手段に格納される。なお、予約待ち行列の構成は図3に示すものに限定されず、最低限必要なデータのみの構成としたり、他のデータを付加したりすることができる。
<歌詞音声データ記憶手段>
歌詞音声データ記憶手段59は、歌詞音声データを記憶するための手段であり、半導体メモリやハードディスク記憶装置により構成される。歌詞音声データは、所定の楽曲に対応したガイドボーカル出力を提供するためのデータであり、各楽曲に対応させて作成されている。
<歌詞音声出力制御手段>
歌詞音声出力手段は、運転者フラグが付帯されたカラオケ楽曲を演奏する際には、歌詞音声データ記憶手段59に記憶された歌詞音声データをガイドボーカルに復元して、運転席に対応する指向性スピーカ23から出力し、運転者フラグが付帯されていないカラオケ楽曲を演奏する際には、指向性スピーカ23からのガイドボーカル出力を行わないような制御を行うためのプログラムである。
<再生制御手段>
再生制御手段61は、カラオケ演奏中に、楽曲DB55から抽出された楽曲データのうちの歌詞テロップデータ(歌詞文字データ)を当該楽曲の演奏データに同期させて表示手段24に出力するための電子回路である。
<操作入力IF/受信手段>
操作入力IF62は、受信手段64を制御するための電子回路である。受信手段64は、操作パネル63及びリモコン装置26から送信されてきた信号を受信するための手段であり、操作入力IF62の制御により入力信号の整合性を取るようになっている。操作パネル63は、表示手段24のユーザインタフェース機能と連動して、出力音声のエコーや左右バランス、スピーカからの出力音量の調整を行うための装置である。
<ガイドボーカル出力の手順>
次に、図4を参照して、本発明の第1の実施形態に係る車載用カラオケシステムにおけるガイドボーカル出力の手順を説明する。図4は、本発明の第1の実施形態に係る車載用カラオケシステムにおけるガイドボーカル出力の手順を示すフローチャートである。
本発明の第1の実施形態に係る車載用カラオケシステムを用いてガイドボーカル出力を行うには、図4に示すように、まず、歌唱者を運転者として指定したか否かを判断し(S1)、歌唱者を運転者として指定した場合には、選曲データに運転者フラグを付帯して予約待ち行列に登録する(S2)。一方、歌唱者を運転者として指定しない場合には、運転者フラグを付帯せずに選曲データを予約待ち行列に登録する(S3)。続いて、登録楽曲を演奏し(S4)、当該楽曲に運転者フラグが付帯されているか否か、すなわち歌唱者を運転者として指定したか否かを判断する(S5)。
そして、当該楽曲に運転者フラグが付帯されている場合には、指向性スピーカからガイドボーカルを出力する(S6)。この場合、表示手段における歌詞テロップの表示は、表示手段の態様等に応じて任意に設定することができる。すなわち、歌唱者を運転者として指定している場合に、車両を運転中の運転者が歌詞テロップを凝視することは安全運転上好ましくない。したがって、歌唱者を運転者として指定している場合には、表示手段に歌詞テロップを表示しないような構成とすることにより、安全運転という要請に応えることができる。一方、車両の運転中に運転者が歌詞テロップを凝視することができないような表示画面の構成となっている場合には、表示手段に歌詞テロップを表示しても安全運転上差し支えない。
一方、当該楽曲に運転者フラグが付帯されていない場合には、指向性スピーカからガイドボーカルを出力しない(S7)。この場合には、運転者以外の搭乗者が歌詞テロップを凝視したとしても安全運転上差し支えないので、表示手段に歌詞テロップを表示する。
そして、システムの終了指示があるまで(S8)、上述した処理(S1〜S7)を繰り返して行う。
このように、第1の実施形態に係る車載用カラオケシステムによれば、歌唱者が運転者としてが指定された楽曲について、指向性スピーカから運転席のみに向かってガイドボーカルを出力する。したがって、車両を運転中の運転者は、表示手段に表示される歌詞テロップを目視することなく、ガイドボーカルを聴取して歌詞情報を得ることができるので、安全運転が可能となる。
<第2の実施形態>
図5は、本発明の第2の実施形態に係る車載用カラオケシステムの構成を示すブロック図である。
本発明の第2の実施形態に係る車載用カラオケシステムは、音声認識機能により選曲を行うと共に、声紋識別機能により運転者の声紋データを識別して、選曲者が運転者である場合に運転者フラグを付帯して予約待ち行列に登録するようにしたものであり、その他の構成は、上述した第1の実施形態に係る車載用カラオケシステムとほぼ同様となっている。
本発明の第2の実施形態に係る車載用カラオケシステム11は、図5に示すように、上述した第1の実施形態の構成要素に加えて、声紋識別手段66、音声認識手段67、声紋データ記憶手段68を備えている。以下、第1の実施形態に係る車載用カラオケシステムと相違する構成要素についてのみ説明する。
<声紋識別手段>
声紋識別手段66は、マイクロホン25から入力された音声データに基づいて声紋データを識別するための手段である。具体的には、マイクロホン25から入力された音声データは、A/Dコンバータ69でA/D変換されて、所定のアルゴリズムに従って声紋が識別される。
ところで、人間の声は様々な周波数からなる音声を含んでいる。そして、音声の時間的推移、音声の周波数、音声の強度をグラフ化したものが声紋と称されており、声紋は個々人によりそれぞれ異なっている。近年、個人を特定するためのバイオメトリクス技術が急速に進歩しており、特に安価かつ容易に個人を特定するために声紋が用いられている。そこで、本発明では、入力された音声データから声紋を解析して、選曲者が運転者であるか否かの判断に用いている。なお、声紋認識を行って個人認証を行うための技術は、例えば特開2003−264857号公報に詳しく記載されている。
<音声認識手段>
音声認識手段67は、選曲のために、マイクロホン25から入力された音声データに基づいて音声認識を行うための手段である。具体的には、マイクロホン25から入力された音声データは、A/Dコンバータ69でA/D変換され、所定のアルゴリズムに従って音声認識が行われて楽曲が特定される。
歌唱したい楽曲の歌手名や曲名などを音声で発生することにより、当該楽曲を検索して演奏予約する技術は周知であり、例えば特開2002−189483号公報に詳細に記載されている。
<声紋データ記憶手段>
声紋データ記憶手段68は、例えばRAM54により構成され、少なくとも運転者の声紋データを記憶する。なお、記憶する声紋データは運転者のものに限られず、搭乗者全員の声紋データを記憶することにより、当該声紋データを用いた他の識別処理を行ってもよい。
<予約管理手段>
予約管理手段58は、利用者の選曲に際し、マイクロホン25から入力された音声データに基づき識別された声紋データが運転者の声紋データと一致した場合に、選曲データに対して運転者フラグを付帯させて予約待ち行列に登録するための手段である。第2の実施形態における選曲操作は、音声認識機能により行う。なお、選曲者が運転者でない場合には、安全運転上の問題が生じないため、リモコン装置26や操作パネル63等を用いて選曲操作を行ってもよい。
<ガイドボーカル出力の手順>
次に、図6を参照して、本発明の第2の実施形態に係る車載用カラオケシステムにおけるガイドボーカル出力の手順を説明する。図6は、本発明の第2の実施形態に係る車載用カラオケシステムにおけるガイドボーカル出力の手順を示すフローチャートである。
本発明の第2の実施形態に係る車載用カラオケシステムを用いてガイドボーカル出力を行うには、図6に示すように、まず初めに、運転者がマイクロホンに音声データを入力し、当該音声データに基づき識別した声紋データを運転者のものとして記憶する(S11)。
そして、選曲に際して、マイクロホンから入力された音声データに基づき声紋データを識別すると共に(S12)、選曲のための音声認識を行う(S13)。そして、運転者の声紋データと一致したか否かを判断し(S14)、選曲者が運転者である場合には、選曲データに運転者フラグを付帯して予約待ち行列に登録する(S15)。一方、選曲者が運転者でない場合には、運転者フラグを付帯せずに選曲データを予約待ち行列に登録する(S16)。続いて、登録楽曲を演奏し(S17)、当該楽曲に運転者フラグが付帯されているか否か、すなわち歌唱者が運転者として指定されているか否かを判断する(S18)。
そして、当該楽曲に運転者フラグが付帯されている場合には、指向性スピーカからガイドボーカルを出力する(S19)。一方、当該楽曲に運転者フラグが付帯されていない場合には、指向性スピーカからガイドボーカルを出力しない(S20)。ここで、表示手段に歌詞テロップを表示するか否かは、上述した第1の実施形態と同様に設定することができる。
そして、システムの終了指示があるまで(S21)、上述した処理(S12〜S20)を繰り返して行う。
このように、第2の実施形態に係る車載用カラオケシステムによれば、上述した第1の実施形態に係る車載用カラオケシステムと同様に、車両を運転中の運転者は、表示手段24に表示される歌詞テロップを目視することなく、ガイドボーカルを聴取して歌詞情報を得ることができるので、安全運転が可能となる。
さらに、音声認識により楽曲の選択を行っているため、選曲操作が容易となる。特に、車両を運転中の運転者のように手動操作によるデータ入力が好ましくない場合には、音声認識により楽曲の選曲を行うことにより安全運転に貢献することができる。
<具体的な車内配置>
次に、図7を参照して、上述した車載用カラオケシステムの具体的な車内配置について説明する。図7は、本発明の実施形態に係る車載用カラオケシステムの具体的な車内配置を示す模式図である。
乗用車等の車室31内には、図7に示すように、車室31内の前方に位置するように左右一対のメインスピーカ22が配置されると共に、運転席32のみにガイドボーカルを出力するための指向性スピーカ23が配置されている。また、車室31内の前方には、助手席33側に液晶ディスプレイ等からなる表示手段24が配置されている。さらに、車室31内には、カラオケ装置本体21、リモコン装置26、及びマイクロホン25が搭載されている。なお、表示手段24は、例えばカーナビゲーションシステム等の表示手段を兼用してもよい。
<他の実施形態>
本発明の車載用カラオケシステムを構成する機器や手段は上述したものに限定されず、カラオケシステムを搭載する車両の種類等に応じて、必要な機器や手段のみの構成としたり、適宜他の機器や手段を付加したりすることができる。
また、各手段をそれぞれ別個のものとして構成するのではなく、複数の機能を統合した手段として構成してもよい。
本発明の第1の実施形態に係る車載用カラオケシステムの構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態に係る車載用カラオケシステムにおける楽曲選択画面の模式図。 本発明の第1の実施形態に係る車載用カラオケシステムで用いる予約待ち行列の説明図。 本発明の第1の実施形態に係る車載用カラオケシステムにおけるガイドボーカル出力の手順を示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態に係る車載用カラオケシステムの構成を示すブロック図。 本発明の第2の実施形態に係る車載用カラオケシステムにおけるガイドボーカル出力の手順を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係る車載用カラオケシステムの具体的な車内配置を示す模式図。
符号の説明
1、11 車載用カラオケシステム
21 カラオケ装置本体
22 メインスピーカ
23 指向性スピーカ
24 表示手段
25 マイクロホン
26 リモコン装置
31 車室
32 運転席
33 助手席
51 バス
52 中央制御手段
53 ROM
54 RAM
55 楽曲DB
56 映像DB
57 音楽曲出力手段
58 予約管理手段
59 歌詞音声データ記憶手段
60 歌詞音声出力制御手段
61 再生制御手段
62 操作入力IF
63 操作パネル
64 受信手段
65 ミキシングアンプ
66 声紋識別手段
67 音声認識手段
68 声紋データ記憶手段
69 A/Dコンバータ

Claims (2)

  1. 車両に搭載されて、利用者が選曲したカラオケ楽曲の演奏データに基づきカラオケ演奏を行うと共に、カラオケ演奏に際してガイドボーカルを出力させる機能を有する車載用カラオケシステムであって、
    伴奏音及び歌唱音声を出力するメインスピーカと、運転席のみに向かってガイドボーカルを出力する指向性スピーカと、少なくとも歌詞テロップを表示可能な表示手段と、を備えると共に、
    楽曲データベースと、歌詞音声データ記憶手段と、予約管理手段と、歌詞音声出力制御手段と、再生制御手段と、を備え、
    前記楽曲データベースは、各カラオケ楽曲に対応した演奏データ及び歌詞テロップデータが同期されて構成される楽曲データについて、楽曲コードと対応付けてそれぞれ格納し、
    前記歌詞音声データ記憶手段は、各カラオケ楽曲に対応したガイドボーカルの出力を提供するための歌詞音声データを記憶し、
    前記予約管理手段は、利用者の選曲に際し、歌唱者が運転者として指定された選曲データに対して運転者フラグを付帯させて予約待ち行列に登録し、
    前記歌詞音声出力制御手段は、前記運転者フラグが付帯されたカラオケ楽曲を演奏する際には、前記歌詞音声データ記憶手段に記憶された歌詞音声データをガイドボーカルに復元して前記指向性スピーカから出力し、前記運転者フラグが付帯されていないカラオケ楽曲を演奏する際には、前記指向性スピーカからのガイドボーカル出力を行わないように制御し、
    前記再生制御手段は、前記楽曲データベースから抽出された楽曲データのうちの歌詞テロップデータを当該楽曲の演奏データに同期させて表示手段に出力する、
    ことを特徴とする車載用カラオケシステム。
  2. 車両に搭載されて、利用者が選曲したカラオケ楽曲の演奏データに基づきカラオケ演奏を行うと共に、カラオケ演奏に際してガイドボーカルを出力させる機能を有する車載用カラオケシステムであって、
    伴奏音及び歌唱音声を出力するメインスピーカと、運転席のみに向かってガイドボーカルを出力する指向性スピーカと、少なくとも歌詞テロップを表示可能な表示手段と、を備えると共に、
    楽曲データベースと、歌詞音声データ記憶手段と、マイクロホンと、声紋識別手段と、音声認識手段と、声紋データ記憶手段と、予約管理手段と、歌詞音声出力制御手段と、再生制御手段と、を備え、
    前記楽曲データベースは、各カラオケ楽曲に対応した演奏データ及び歌詞テロップデータが同期されて構成される楽曲データについて、楽曲コードと対応付けてそれぞれ格納し、
    前記歌詞音声データ記憶手段は、各カラオケ楽曲に対応したガイドボーカルの出力を提供するための歌詞音声データを記憶し、
    前記声紋識別手段は、前記マイクロホンから入力された音声データに基づいて声紋データを識別し、
    前記音声認識手段は、選曲のために、前記マイクロホンから入力された音声データに基づいて音声認識を行い、
    前記声紋データ記憶手段は、少なくとも運転者の声紋データを記憶し、
    前記予約管理手段は、利用者の選曲に際し、前記マイクロホンから入力された音声データに基づき識別された声紋データが運転者の声紋データと一致した場合に、選曲データに対して運転者フラグを付帯させて予約待ち行列に登録し、
    前記歌詞音声出力制御手段は、前記運転者フラグが付帯されたカラオケ楽曲を演奏する際には、前記歌詞音声データ記憶手段に記憶された歌詞音声データをガイドボーカルに復元して前記指向性スピーカから出力し、前記運転者フラグが付帯されていないカラオケ楽曲を演奏する際には、前記指向性スピーカからのガイドボーカル出力を行わないように制御し、
    前記再生制御手段は、前記楽曲データベースから抽出された楽曲データのうちの歌詞テロップデータを当該楽曲の演奏データに同期させて表示手段に出力する、
    ことを特徴とする車載用カラオケシステム。
JP2007077991A 2007-03-24 2007-03-24 車載用カラオケシステム Pending JP2008241761A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007077991A JP2008241761A (ja) 2007-03-24 2007-03-24 車載用カラオケシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007077991A JP2008241761A (ja) 2007-03-24 2007-03-24 車載用カラオケシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008241761A true JP2008241761A (ja) 2008-10-09

Family

ID=39913249

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007077991A Pending JP2008241761A (ja) 2007-03-24 2007-03-24 車載用カラオケシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008241761A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017063392A (ja) * 2015-09-25 2017-03-30 ブラザー工業株式会社 映像処理装置及び映像処理システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017063392A (ja) * 2015-09-25 2017-03-30 ブラザー工業株式会社 映像処理装置及び映像処理システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4916005B2 (ja) カラオケシステム
JP5748078B2 (ja) 楽曲演奏装置及び楽曲演奏プログラム
JP2009244789A (ja) ガイドボーカル生成機能を備えるカラオケシステム
JP4999497B2 (ja) パート歌唱補助機能を備える車載用カラオケシステム
KR101500177B1 (ko) 외부 음원 연동이 가능한 차량의 오디오 시스템 및 이를 이용한 외부 음원의 음향 출력 방법
JP2008216398A (ja) 車載用カラオケシステム
JP4533696B2 (ja) 報知制御装置、報知制御システム、それらの方法、それらのプログラム、および、それらのプログラムを記録した記録媒体
WO2023061330A1 (zh) 音频合成方法、装置、设备及计算机可读存储介质
JP2008241761A (ja) 車載用カラオケシステム
JP4916354B2 (ja) 音声選曲機能を備える車載用カラオケシステム
JP2008233321A (ja) 歌唱補助機能を備える車載用カラオケシステム
JP4916361B2 (ja) カラオケシステム
JP2003015672A (ja) 声域告知機能付きカラオケ装置
JP2008187549A (ja) 楽器演奏アシストシステム
JP6615031B2 (ja) カラオケ装置
JP2005242057A (ja) カラオケシステム
JP2008250126A (ja) カラオケシステム
JP2005037827A (ja) 楽音発生装置
JP2013003430A (ja) カラオケ装置
JP2009244790A (ja) 歌唱指導機能を備えるカラオケシステム
JP6850690B2 (ja) マイクロホン装置、カラオケシステム
WO2016135921A1 (ja) 車載用音楽再生装置、音楽再生方法、及び、プログラム
JP5191336B2 (ja) グループ演奏練習支援機能を備える音響システム
JP4916362B2 (ja) カラオケシステム
JP2010085481A (ja) カラオケ装置