JP2008241098A - 風向変更グリル - Google Patents

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Abstract

【課題】室外機の周囲の構造や配置物にかかわらず、確実に室外機の吹出風のショートサーキットを防止できる風向変更グリルの提供を図る。
【解決手段】風向変更グリル10は、室外機3に着脱可能な一対のブラケット20A、20Bと、一対のブラケット20A、20Bを介して室外機3に取り付けられる風向変更グリル本体30と、を備えて構成される。風向変更グリル本体30は、4角形以上の偶数の多角形である枠部33と、枠部33内に複数多段に配置されたブレード31と、を備えて構成される。一対のブラケット20A、20Bに、風向変更グリル本体30の枠部33の対向する一対の辺を重ね合わせた状態で風向変更グリル本体30をブラケット20A、20Bに取付可能とするように、風向変更グリル本体30の枠部33の各辺と一対のブラケット20A、20Bとに互いに取付自在な取付部(例えば貫通孔23、35)が形成されている。
【選択図】図11

Description

本発明は空調装置の室外機に後付けできる風向変更グリルに関する。
特許文献1には、空調装置の室外機のショートサーキットを防止するために、室外機のハウジングに、吸込口と吹出口との間に仕切板を取り付けたものが開示されている。
特開平4−36631
しかしながら、室外機が配置される周囲の環境もさまざまで、室外機の周囲には、出窓、柱、壁、動植物、など様々な物が配置されうる。そのため、前記従来技術では、このような室外機の周囲の構造や配置物に対応できずにショートサーキットを防止できない場合があった。
本発明は、室外機の周囲の構造や配置物にかかわらず、確実に室外機の吹出風のショートサーキットを防止できる風向変更グリルの提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、室外機に着脱可能な一対のブラケットと、前記室外機に取り付けられた一対のブラケットを介して前記室外機に取り付けられる風向変更グリル本体と、を備えて構成された風向変更グリルであって、前記風向変更グリル本体は、4角形以上の偶数の多角形である枠部と、前記枠部内に固定され且つ複数多段に配置されたブレードと、を備えて構成され、前記一対のブラケットと、前記風向変更グリル本体の枠部の対向する一対の辺と、を互いに重ね合わせた状態で前記ブラケットに前記風向変更グリル本体を取付可能とするように、前記一対のブラケットと前記風向変更グリル本体の枠部の各辺とに互いに取付自在な取付部が形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の風向変更グリルであって、前記風向変更グリル本体の枠部は8角形に形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の風向変更グリルであって、前記風向変更グリル本体の枠部の取付部と、前記ブラケットの取付部と、はいずれも孔部であり、ネジによる締結で前記ブラケットに前記風向変更グリル本体が取り付けられることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の風向変更グリルであって、風向変更グリル本体の枠部の各辺は、前記ブレードを支持する縦壁と、縦壁の基端から外周側または内周側に突設され前記取付部が形成されたフランジ部と、を備えて形成され、前記枠部の各辺のうち少なくともブレードの指向方向の辺の縦壁に、吹出開口が形成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の風向変更グリルであって、前記枠部の各辺のうちブレードの指向方向反対側の辺の縦壁に吹出開口が形成されずに、前記枠部の各辺のうちブレードの指向方向の辺の縦壁に吹出開口が形成されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の風向変更グリルであって、前記枠部の各辺のうちブレードの指向方向の辺とその隣りの2辺の縦壁のみに、吹出開口が形成されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の何れか1項に記載の風向変更グリルであって、各ブラケットが前記取付部を一対づつ備えるとともに、前記風向変更グリル本体の枠部の各辺が前記取付部を一対づつ備えて構成され、一方のブラケットの一対の取付部が第1の間隔で形成されるとともに、他方のブラケットの一対の取付部が前記第1の間隔とは異なる第2の間隔で形成され、前記風向変更グリル本体の枠部の各辺のうち少なくともブレードの指向方向の辺は、前記第2の間隔で前記一対の取付部が形成されていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の風向変更グリルであって、前記風向変更グリル本体の枠部の各辺のうち少なくともブレードの指向方向の辺とその両隣の2辺は、前記第2の間隔で前記一対の取付部が形成されていることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8の何れか1項に記載の風向変更グリルであって、前記ブラケットは、バンド部材を挿通可能なスリットを備えることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、風向を調整して、室外機の吸入口側に向かないように、且つ、室外機の周囲に存在する壁や動植物などに向かないようにできる。そのため、室外機のショートサーキット(室外機の吹出部から吹き出された風を、室外機の吸込口からそのまま給気してしまう現象)を防止できる。
しかも請求項1の発明によれば、室外機に対してブラケットを介して風向変更グリル本体を取り付る構造であるため、室外機の機種にかかわらず取り付け可能となり、汎用性に優れる。
請求項2の発明によれば、風向変更グリル本体の枠部が8角形であるため、配風方向のバリエーションの多さと取付強度の確実さの双方を兼ね備える。通常、多角形の角数が多いほど配風方向のバリエーションが増えて好ましいが、16角形以上であると、風向変更グリル本体の枠部の各辺が短くなり、ブラケットに対する風向変更グリル本体の取付強度が弱くなりがちである。しかし請求項2の発明によれば、風向変更グリル本体の枠部が8角形であるため、配風方向のバリエーションの多さと取付強度の確実さの双方を兼ね備える。
請求項3の発明によれば、締結手段としてネジにより、ブラケットに対して風向変更グリル本体を取り付けできるため、他の取付手段に比べて取り付けが容易であり、また繰り返し着脱可能となる。
請求項4の発明によれば、ブレードの指向方向に沿って流れる風が、枠部の縦壁に邪魔されることなく、そのままスムーズに風向変更グリル本体から吹き出されることとなるため、風向変更グリルを室外機に後付したことによる通風抵抗の低下を防止できる。
請求項5の発明によれば、請求項4の効果に加え、ブレードの指向方向反対側の辺の縦壁に吹出開口が形成されていないため、意図する風向変更グリルの吹出方向とは逆側に向けて風が漏れて、ショートサーキットの原因となることを防止できる。
請求項6の発明によれば、請求項5よりも、室外機から吹き出される風がさらにスムーズに風向変更グリル本体から吹き出されることとなる。
請求項7の発明によれば、前記一方のブラケットを室外機の吸入口側に配置し且つ前記他方のブラケットを吸入口とは逆側に配置することで、風向変更グリル本体を取り付る際に誤って室外機の吸入口に向けてブレードを向けてしまうことを防止できる。つまり、誤組付を防止できる。
請求項8の発明によれば、前記一方のブラケットを室外機の吸入口側に配置し且つ前記他方のブラケットを吸入口とは逆側に配置することで、風向変更グリル本体を取り付る際に誤って室外機の吸入口に向けてブレードを向けてしまうことを防止できる。つまり、誤組付を防止できる。
請求項9の発明によれば、室外機に適当なネジ穴がない場合には室外機にネジ穴を穿孔するまでもなくバンド部材を利用して室外機にブラケットを取り付けることができ、汎用性に優れる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は空調装置の室外機の配置例の一例を示す概略図、図2〜6は本実施形態の風向変更グリルの風向変更グリル本体を示す図であって、図2は正面図、図3は左側面図、図4は右側面図、図5は上面図、図6は下面図、図7〜10は本実施形態の風向変更グリルの一対のブラケットを示す図であって、図7は正面図、図8は左側面図、図9は右側面図、図10は上面図、図11〜14は室外機に風向変更グリルを取り付けた状態(すなわち室外機にブラケットを介して風向変更グリル本体を取り付けた状態)を示す正面図であって、図11は風向変更方向を上方にした例、図12は風向変更方向を右斜め上方向にした例、図13は風向変更方向を右方向にした例、図14は風向変更方向を右斜め下方向にした例、図15は室外機に風向変更グリルのブラケットをバンドにより取り付けた例を示す斜視図、図16は図15の側面図である。
(空調装置)
まず、風向変更グリルを説明する前に空調装置1について簡単に説明する。
図1に示すように、空調装置1は、屋内に配置される室内機2と、屋外に配置される室外機3と、を配管4で接続して構成されている。
室内機2および室外機3は、ハウジングと、ハウジング内に配置された熱交換器と、ハウジング内に配置され熱交換器に送風するファンと、を備えて構成されている。ハウジングには、ファンを介して熱交換器に送風する空気を取り込む吸入口と、熱交換器を通過して熱交換された空気を吹き出す吹出口と、が形成されている。室外機のハウジング内には圧縮機も収容され、当該圧縮機と、前記室内熱交換器、前記室外熱交換器および膨張弁と、が配管4で接続されてヒートポンプを構成している。室内冷房時には室内熱交換器がエバポレータとなり且つ室外熱交換器がコンデンサとなる一方で、室内暖房時には室内熱交換器がコンデンサとなり且つ室外熱交換器がエバポレータとなるように、配管4には流路切替弁などの流路切換機構が設けられている。
室外機3の吸込口3aおよび吹出口3bの位置は、様々であるが、図1の例では室外機3の左側面に吸込口3aが形成されており、室外機3の正面に吹出口3bが形成されている。
ここで、室外機3の周囲の環境(室外機3の周囲に構造や配置物)も様々であり、室外機3の配置環境によっては室外機3がショートサーキットを起こしてしまう可能性がある。本実施形態は、室外機3の機種を問わず後付可能であり且つ室外機3の配置環境が変わっても室外機3のショートサーキットを防止できる後付用の風向変更グリル10を提供する。
(風向変更グリル)
次に、上述のような空調装置の室外機3に後付け可能な本実施形態の風向変更グリル10について、図2〜図14を参照しつつ説明する。
本実施形態の風向変更グリル10は、室外機3のハウジングに着脱可能な一対のブラケット20A、20B(図7〜図10参照)と、一対のブラケット20A、20Bを介して室外機3のハウジングに取り付けられる風向変更グリル本体30(図2〜図6参照)と、を備えて構成され、図11〜14に示すようにブラケット20A、20Bに対する風向変更グリル本体30の取付姿勢に対応して室外機3の吹出口からの吹出風の風向を変更するものである。
(ブラケット)
図7〜図10に示すように、ブラケット20A、20Bは、第1の壁部20aと、第2の壁部20bと、第3の壁部20cとを有して断面コ字状に形成されている。
第1の壁部20aは、室外機3のハウジングに締結手段としてのネジS1(図4〜図8参照)によりネジ止めされ、第3の壁部20cには、風向変更グリル本体30が締結手段としてのネジS2によりネジ止めされる(図11〜図14参照)。そのため、第1の壁部20aには、長手方向両端部(上下両端部)にネジ止め用の貫通孔21、21が形成されおり、また、第3の壁部20cには、その長手方向中央部に、ネジ止め用の一対の貫通孔23、23が形成されている。なお、第3の壁部20cには、第1の壁部20aの貫通孔21、21に対向する位置に切欠部25が形成され(図7〜図9参照)、この切欠部25からネジS1を締結するための工具を差し込むことができるようになっている。また、第3の壁部20cの長手方向両端部(上下両端部)には、バンド部材を挿通可能な矩形のスリット27が設けられている。
(風向変更グリル本体)
図2〜6に示すように、風向変更グリル本体30は、略筒状の枠部33と、この枠部内に固定されたブレード31と、を備えて構成されている。
枠部33は、4角形以上の偶数の正多角形で構成され、この例では8角形となっている。枠部33の各辺(33、33、33、33、33、33、33、33)は、ブレード31を支持する縦壁33aと、縦壁33aの基端から外周側に向けて突設されたフランジ部33bと、を備えて断面L字状に形成されている。ブレード31は、複数多段にそれぞれ略等間隔に間隔をあけて略平行に配置されている。
枠部33の各辺33、33、33、33、33、33、33、33のフランジ部33bには、一対の貫通孔35、35が形成されており、この風向変更グリル本体30のフランジ部33bの一対の貫通孔35、35と、ブラケット20A、20Bの一対の貫通孔23、23と、を位置合わせした状態で、これらを締結手段としてのネジS2(図3参照)により締結できるようになっている。
ここで、本実施形態では、第1のブラケット20A(一方のブラケット)の一対の貫通孔23、23が第1の間隔dAで形成されるとともに第2のブラケット20B(他方のブラケット)の一対の貫通孔23、23が第2の間隔dB(≠dA)で形成されている。また、枠部33の対向する辺同士は、一方(この例では33、33、33、33)が第1の間隔dAで一対の貫通孔35、35が形成されるとともに、他方(この例では33、33、33、33)が第2の間隔dBで一対の貫通孔35、35が形成されている。枠部33のうちブレード31の指向方向の辺33とその両隣の2辺33および33では、一対の貫通孔35、35の間隔が第2の間隔dBとなっている。なおこの例は、隣接する辺33も一対の貫通孔35、35の間隔が第2の間隔dBとなっている。
これにより、例えば図7に示すように第1のブラケット20Aを室外機3の吸込口3a側(左側)に配置し且つ第2のブラケット20Bを吸込口3aとは逆側(右側)に配置することで、図11〜図14に示す4方向に風向を変更できるようになる。つまり、図7に示すように第1のブラケット20Aを室外機3の吸込口3a側(左側)に配置し且つ第2のブラケット20Bを吸込口3aとは逆側(右側)に配置することで、一対のブラケット20A、20Bに対して風向変更グリル本体30を取り付る際に、誤って室外機3の吸込口3aに向けてブレード31の指向方向(風向変更方向)を向けて取り付けてしまうことを防止できる(図11〜14参照)。つまり、誤組付を防止できる。
なお、図11はブレード31の指向方向の辺33を上方に向けて、室外機吹出口3bからの空気を上方に変向する例であり、図12はブレード31の指向方向の辺33を右斜め上方に向けて吹出口3bからの空気を右斜め上方に変向する例であり、図13はブレード31の指向方向の辺33を右方に向けて室外機吹出口3bからの空気を右方に変向する例であり、図14はブレード31の指向方向の辺33を右斜め下方に向けて室外機吹出口3bからの空気を右斜め下方に変向する例である。
ここで、ブレード31の指向方向の辺33とその隣りの2辺33および33の縦壁33aには吹出開口41、42、43が形成され、その他の辺33、33、33、33、33には当該吹出開口は形成されていない。そのため、ブレード31の指向方向に沿って流れる風が、枠部33の縦壁33aにせき止められることなく、そのままスムーズに風向変更グリル本体30から吹き出されることとなる。これにより、風向変更グリル10を室外機3に後付したことによる通風抵抗の低下を防止できる。なお、ブレード31の指向方向反対側の辺33、33、33の縦壁33aに吹出開口が形成されていないため、意図する風向変向方向とは逆側に向けて風が漏れてしまいショートサーキットの原因となることを、防止できる。
(取付例)
例えば、図1に示す室外機3の配置例では、室外機3の正面にベランダの柵5が近接しており、室外機3の左側にベランダの仕切壁6に近接している。なお、室外機3の吸込口3aは左側面に設けられている。
このような図1の配置例では、図11〜図14のいずれかの状態に風向変更グリル10を取り付けることで、室外機3からの吹出風が障害物5、6にぶつかって室外機3の近くに滞留してショートサーキットの原因になることを、確実に防止できる。
仮に、図1の配置例において、室外機3の右側に動植物やその他の物が配置される場合には、例えば図11または図12のように風向変更方向を上方または右斜め上方になるように風向変更グリル10を取り付けることで、室外機3からの吹出風が障害物にぶつかって室外機3の近くに滞留してショートサーキットの原因になることを、防止できる。
また仮に、図17に示すように室外機3の真上に出窓7などがある場合、図13のように風向変更グリル10を取り付けて室外機3の右横方向に向けて吹出風の風向を変向するか、図7のように風向変更グリル10を取り付けて室外機3の右斜め下方向に向けて吹出風の風向を変更することで、吹出風が障害物5、6、7にぶつかって室外機3の近くに滞留してショートサーキットの原因になることを、防止できる。
このように、本実施形態の風向変更グリル10によれば、室外機3の周囲に存在する障害物にぶつからないように風向を調整でき、室外機3がショートサーキットを起こしてしまうことを防止できる。
なお、各ブラケット20A、20Bには、例えばステンレスなの金属で形成されたバンド部材50を挿通可能なスリット27、27が一対づつ形成されている。これにより、室外機3のハウジングに適当なネジ穴がない場合には室外機3にネジ穴を穿孔するまでもなく、図8、9に示すように、バンド部材50を利用して室外機3にブラケット20A、20Bを取り付けることができる。
(効果)
以下、本発明の効果を列挙する。
(1)本実施形態の風向変更グリル10は、室外機3に着脱可能な一対のブラケット20A、20Bと、室外機3に取り付けられた一対のブラケット20A、20Bを介して室外機3に取り付けられる風向変更グリル本体30と、を備えて構成されている。風向変更グリル本体30は、4角形以上の偶数の多角形である枠部33と、枠部33内に固定され且つ複数多段に配置されたブレード31と、を備えて構成されている。そして、一対のブラケット20A、20Bに、風向変更グリル本体30の枠部33の対向する一対の辺を重ね合わせた状態で風向変更グリル本体30をブラケット20A、20Bに取付可能とするように、風向変更グリル本体30の枠部33の各辺と一対のブラケット20A、20Bとに互いに取付自在な取付部(この例では貫通孔23、35)が形成されている。
そのため、室外機3の吹出口3bからの吹出風の風向を変更して、風向が室外機3の吸込口3a側に向かないように、且つ、室外機3の周囲に存在する壁や動植物などに向かないようにできる。結果、室外機3のショートサーキット(室外機3の吹出部から吹き出された風を室外機3の吸込口3aからそのまま給気してしまう現象)を防止できる。
しかも本実施形態では、室外機3に対してブラケット20A、20Bを取り付けて風向変更グリル本体30を取り付る構造であるため、室外機3の機種を問わずに取り付け可能となり、汎用性に優れる。
(2)ここで、本発明では、前記取付部はネジ止め用の貫通孔23、35より構成されるものに限られず、ピンと孔による係止構造、ロック爪とロック孔による係止構造やその他の取付構造であってもよいが、本実施形態のように取付部が孔部23、35であり、ネジS2による締結でブラケット20A、20Bに風向変更グリル本体30が取り付けられる構造であると、他の取付手段に比べて取り付けが容易であり、また繰り返し着脱可能となり、好ましい。
(3)また、風向変更グリル本体30の多角形の角数は多いほど配風方向のバリエーションが増して好ましいが、16角形以上であると、風向変更グリル本体30の枠部33の各辺が短くなり、ブラケット20A、20Bに対する風向変更グリル本体30の取付強度が弱くなりがちである。本実施形態では風向変更グリル本体30の枠部33が8角形に形成されているため、配風方向のバリエーションの多さと取付強度の確実さの双方を兼ね備える。
(4)また本実施形態の風向変更グリル10では、風向変更グリル本体30の枠部33の各辺(33、33、33、33、33、33、33、33)が、ブレード31を支持する縦壁33aと、縦壁33aの基端から外周側に突設され前記取付部35が形成されたフランジ部33bと、を備えて形成されており、枠部33の各辺のうち少なくともブレード31の指向方向の辺33の縦壁33aに、吹出開口41が形成されている。そのため、ブレード31の指向方向に沿って流れる風が、枠部33の縦壁33aにせき止められることなく、そのままスムーズに風向変更グリル本体30から吹き出されることとなるため、風向変更グリル10を室外機3に後付したことによる通風抵抗の低下を防止できる。
(5)また、本実施形態の風向変更グリル10では、枠部33の各辺のうちブレード31の指向方向反対側の辺33、33、33の縦壁33aに吹出開口が形成されずに、枠部33の各辺のうちブレード31の指向方向の辺33の縦壁33aに吹出開口41が形成されている。そのため、意図する風向変更グリル10の吹出方向とは逆側に向けて風が漏れて、ショートサーキットの原因となることを防止できる。
(6)特に本実施形態の風向変更グリル10では、枠部33の各辺のうちブレード31の指向方向の辺33とその隣りの2辺33および33の縦壁33aのみに吹出開口41、42、43が形成されており、その他の辺33、33、33、33、33の縦壁33aには吹出開口が形成されていない。そのため、室外機3から吹き出される風がさらにスムーズに風向変更グリル本体30から吹き出されることとなる。
(7)また本実施形態では、各ブラケット20A、20Bが取付部23、23を一対づつ備えるとともに、風向変更グリル本体30の枠部33の各辺が取付部35、35を一対づつ備えて構成され、一方のブラケット(この例では第1のブラケット20A)の一対の取付部23、23が第1の間隔dAで形成されるとともに他方のブラケット(この例では第2のブラケット20B)の一対の取付部23、23が前記第1の間隔とは異なる第2の間隔dBで形成されている。そして、風向変更グリル本体30の枠部33の対向する辺同士は、一方が第1の間隔dAで、他方が第2の間隔dBで形成され、風向変更グリル本体30の少なくともブレード31の指向方向の辺33は、一対の取付部35、35の間隔が第2の間隔dBでが形成されている。そのため、第1のブラケット20Aを室外機3の吸込口3a側(この例では左側)に配置し且つ第2のブラケット20Bを吸込口3aとは逆側(この例では右側)に配置することで、一対のブラケット20A、20Bに対して風向変更グリル本体30を取り付る際に、誤ってブレード31を室外機3の吸込口3aに向けて取りつけてしまうことを防止できる。つまり、誤組付を防止できる。
(8)また本実施形態では、風向変更グリル本体30の枠部33の少なくともブレード31の指向方向の辺33とその両隣の2辺33および33では、前記一対の取付部35、35が第2の間隔dBで形成されている。そのため、前記一方のブラケット(この例では第1のブラケット20A)を室外機3の吸込口3a側に配置し且つ前記他方のブラケット(この例では第2のブラケット20B)を吸込口3aとは逆側に配置することで、風向変更グリル本体30を取り付る際に、意図せずブレード31を室外機3の吸込口3a側に向けて取り付けてしまうことを防止できる。つまり、誤組付を防止される。
(9)また、本実施形態では、ブラケット20A、20Bはバンド部材50を挿通可能なスリット27、27を備えている。そのため、室外機3に適当なネジ穴がない場合に室外機3にネジ穴を穿孔するまでもなく、バンド部材50を利用して室外機3にブラケット20A、20Bを取り付けることができ、汎用性に優れる。
なお、本発明は以上の実施形態のみに限定されるものではなく、細部については様々な態様が可能であることは言うまでもない。
図1は空調装置の室外機の配置例の一例を示す概略図。 図2は本実施形態の風向変更グリルの風向変更グリル本体の正面図。 図3は風向変更グリル本体の左側面図。 図4は風向変更グリル本体の右側面図 図5は風向変更グリル本体の上面図 図6は風向変更グリル本体の下面図。 図7は本実施形態の風向変更グリルの一対のブラケットの正面図。 図8は本実施形態の風向変更グリルの一対のブラケットの左側面図。 図9は本実施形態の風向変更グリルの一対のブラケットの右側面図。 図10は本実施形態の風向変更グリルの一対のブラケットの上面図。 図11は室外機に風向変更グリルを取り付けた状態(すなわち室外機にブラケットを介して風向変更グリル本体を取り付けた状態)を示す正面図であって、風向変更方向を上方にした例。 図12は室外機に風向変更グリルを取り付けた状態の正面図であって、風向変更方向を右斜め上方向にした例。 図13は室外機に風向変更グリルを取り付けた状態の正面図であって、風向変更方向を右方向にした例。 図7は室外機に風向変更グリルを取り付けた状態の正面図であって、風向変更方向を右斜め下方向にした例。 図15は室外機にブラケットをバンド部材により取り付けた例を示す斜視図。 図16は図15の側面図。 図17は空調装置の室外機の配置例の他の例を示す概略図。
符号の説明
1…空調装置
3…室外機
3a…吸込口
10…風向変更グリル
20A…第1のブラケット(一方のブラケット)
20B…第2のブラケット(他方のブラケット)
23…貫通孔(取付部)
27…スリット
30…風向変更グリル本体
31…ブレード
33…枠部
33、33、33、33、33、33、33、33…各辺
33…ブレードの指向方向の辺
33、33…両隣の2辺
33、33、33…ブレードの指向方向反対側の辺
33a…縦壁
33b…フランジ部
35…貫通孔(取付部)
41…吹出開口
42…吹出開口
43…吹出開口
50…バンド部材
dA…第1の間隔
dB…第2の間隔

Claims (9)

  1. 室外機に着脱可能な一対のブラケットと、
    前記室外機に取り付けられた一対のブラケットを介して前記室外機に取り付けられる風向変更グリル本体と、
    を備えて構成され、
    前記風向変更グリル本体は、4角形以上の偶数の多角形である枠部と、前記枠部内に固定され且つ複数多段に配置されたブレードと、を備えて構成され、
    前記一対のブラケットと、前記風向変更グリル本体の枠部の対向する一対の辺と、を互いに重ね合わせた状態で前記ブラケットに前記風向変更グリル本体を取付可能とするように、前記一対のブラケットと前記風向変更グリル本体の枠部の各辺とに互いに取付自在な取付部が形成されていることを特徴とする風向変更グリル。
  2. 請求項1に記載の風向変更グリルであって、
    前記風向変更グリル本体の枠部は、8角形に形成されていることを特徴とする風向変更グリル。
  3. 請求項1に記載の風向変更グリルであって、
    前記風向変更グリル本体の枠部の取付部と、前記ブラケットの取付部と、はいずれも孔部であり、ネジによる締結で前記ブラケットに前記風向変更グリル本体が取り付けられることを特徴とする風向変更グリル。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の風向変更グリルであって、
    風向変更グリル本体の枠部の各辺は、前記ブレードを支持する縦壁と、縦壁の基端から外周側または内周側に突設され前記取付部が形成されたフランジ部と、を備えて形成され、
    前記枠部の各辺のうち少なくともブレードの指向方向の辺の縦壁に、吹出開口が形成されていることを特徴とする風向変更グリル。
  5. 請求項4に記載の風向変更グリルであって、
    前記枠部の各辺のうちブレードの指向方向反対側の辺の縦壁に吹出開口が形成されずに、前記枠部の各辺のうちブレードの指向方向の辺の縦壁に吹出開口が形成されていることを特徴とする風向変更グリル。
  6. 請求項4に記載の風向変更グリルであって、
    前記枠部の各辺のうちブレードの指向方向の辺とその隣りの2辺の縦壁のみに、吹出開口が形成されていることを特徴とする風向変更グリル。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載の風向変更グリルであって、
    各ブラケットが前記取付部を一対づつ備えるとともに、前記風向変更グリル本体の枠部の各辺が前記取付部を一対づつ備えて構成され、
    一方のブラケットの一対の取付部が第1の間隔で形成されるとともに、他方のブラケットの一対の取付部が前記第1の間隔とは異なる第2の間隔で形成され、
    前記風向変更グリル本体の枠部の各辺のうち少なくともブレードの指向方向の辺は、前記第2の間隔で前記一対の取付部が形成されていることを特徴とする風向変更グリル。
  8. 請求項7に記載の風向変更グリルであって、
    前記風向変更グリル本体の枠部の各辺のうち少なくともブレードの指向方向の辺とその両隣の2辺は、前記第2の間隔で前記一対の取付部が形成されていることを特徴とする風向変更グリル。
  9. 請求項1〜8の何れか1項に記載の風向変更グリルであって、
    前記ブラケットは、バンド部材を挿通可能なスリットを備えることを特徴とする風向変更グリル。
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