JP2008240914A - Pe管用スクレーパ - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的簡単な構造で、安全に、かつ、PE管の外周面をほぼ均一に削り取ることのできるPE管用スクレーパ。
【解決手段】PE管Pの外周面を削り取るための刃体24が、PE管Pの外周面に当接配置自在な装置本体1に設けられているPE管用スクレーパで、刃体24が、手動操作部14を有する手動式の可動部材15に取り付けられ、可動部材15が、装置本体1を固定手段によりPE管Pの外周面に当接させて固定した状態で、装置本体1に対してPE管Pの軸心L方向に往復移動自在に設けられ、可動部材15の軸心L方向における一方向への移動によって、刃体24がPE管Pの外周面を削り取り、他方向への移動によって、刃体24がPE管Pの外周面を削り取ることなく、可動部材15が周方向送り機構25によりPE管Pの周方向へ所定ピッチ移動する。
【選択図】図3

Description

本発明は、PE管の外周面を削り取るための刃体が、前記PE管の外周面に当接配置自在な装置本体に設けられているPE管用スクレーパに関する。
例えば、ガス管として使用されるPE管(ポリエチレン管)を接合し、または、分岐する際、ソケットや分岐サドルなどの継手をPE管の外周面に熱融着させるのであるが、そのままの状態で熱融着させると、PE管外周面の汚損に起因して熱融着不良を起こすことになる。そこで、熱融着の前処理として、PE管の外周面を削り取る必要があり、そのために、PE管用スクレーパが使用される。
このようなPE管用スクレーパとしては、従来、PE管の外周面に当接配置自在な装置本体に電動モータで回転駆動されるロータリー刃を取り付けて、作業者がその装置本体をPE管の周方向へ手動により人為的に移動させながら、電動モータで回転駆動されるロータリー刃によってPE管の外周面を削り取るように構成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−42343号公報
しかし、上記公報に記載のスクレーパでは、ロータリー刃が電動モータにより強制的に回転駆動されるのに対し、そのロータリー刃のPE管周方向への移動が、作業者の手動に委ねられるので、PE管外周面の削り取りにムラが生じ易いという問題があった。
つまり、ロータリー刃をPE管の周方向へゆっくりと移動させると、PE管の外周面を深く削り取ることになり、逆に、急速に移動させると、浅く削り取ることになるため、ロータリー刃をPE管の周方向へほぼ一定の速度で手動により移動させることが必要で、PE管の外周面をほぼ均一に削り取るのがむずかしいという問題があった。
さらに、ロータリー刃が電動モータによる強制回転駆動であるため、どうしても作業に危険性を伴い、各種の安全スイッチやロータリー刃を覆うカバーなどが必要となって装置自体が複雑化し、また、安全のためにロータリー刃全体をカバーで覆うと、PE管の削り取り片がカバー内に詰まるという問題もあった。
本発明は、このような従来の問題点に着目したもので、その目的は、比較的簡単な構造で、安全に、かつ、PE管の外周面をほぼ均一に削り取ることのできるPE管用スクレーパを提供することにある。
本発明の第1の特徴構成は、PE管の外周面を削り取るための刃体が、前記PE管の外周面に当接配置自在な装置本体に設けられているPE管用スクレーパであって、前記刃体が、手動操作部を有する手動式の可動部材に取り付けられ、その可動部材が、前記装置本体を固定手段によりPE管の外周面に当接させて固定した状態で、その装置本体に対して前記PE管の軸心方向に往復移動自在に設けられ、前記可動部材の前記軸心方向における一方向への移動によって、前記刃体がPE管の外周面を削り取り、他方向への移動によって、前記可動部材が周方向送り機構により前記PE管の周方向へ所定ピッチ移動するように構成されているところにある。
本発明の第1の特徴構成によれば、PE管の外周面を削り取るための刃体が、手動操作部を有する手動式の可動部材に取り付けられ、その可動部材が、装置本体を固定手段によりPE管の外周面に当接させて固定した状態で、その装置本体に対してPE管の軸心方向に往復移動自在に設けられ、可動部材の前記軸心方向における一方向への移動によって、刃体がPE管の外周面を削り取るので、手動による可動部材の移動に速度ムラがあっても、電動モータなどにより強制的に駆動されることのない刃体によって、PE管の外周面をPE管の軸心方向に沿ってほぼ均一に削り取ることが可能となる。
そして、可動部材の他方向への移動によって、可動部材が周方向送り機構によりPE管の周方向へ所定ピッチ移動するように構成されているので、PE管の軸心方向に直交する方向においても、PE管の外周面をほぼ均一に削り取ることができる。
その結果、比較的簡単な構造で、安全に、かつ、削り取り片が詰まるおそれもなく、PE管の外周面をほぼ均一に削り取ることが可能となる。
本発明の第2の特徴構成は、前記可動部材の前記他方向への移動によって、前記刃体がPE管の外周面を削り取ることなく、前記可動部材がPE管の周方向へ所定ピッチ移動するように構成されているところにある。
本発明の第2の特徴構成によれば、可動部材の他方向への移動によって、刃体がPE管の外周面を削り取ることなく、可動部材がPE管の周方向へ所定ピッチ移動するように構成されているので、つまり、刃体によるPE管外周面の削り取りは、可動部材の一方向への移動時にのみ行われ、可動部材の他方向への移動時には、可動部材のPE管周方向への移動のみが行われるので、PE管外周面の削り取りがより一層均一となる。
本発明の第3の特徴構成は、前記周方向送り機構が、前記軸心方向に沿って前記装置本体に取り付けられたラックと、そのラックに噛み合うピニオンと、そのピニオンに一方向クラッチを介して連動連結されたねじ軸により構成され、前記可動部材が、前記ねじ軸に係合する可動部材本体とその可動部材本体に対して前記軸心方向に沿う揺動軸周りに揺動自在に取り付けられた揺動部材により構成され、前記刃体が、前記揺動軸を中心として前記揺動部材の左右にPE管の外周面側へ弾性付勢されてそれぞれ取り付けられているところにある。
本発明の第3の特徴構成によれば、周方向送り機構が、PE管の軸心方向に沿って装置本体に取り付けられたラックと、ラックに噛み合うピニオンと、ピニオンに一方向クラッチを介して連動連結されたねじ軸により構成されているので、上述した可動部材の他方向への移動によるピニオンの回転によって、一方向クラッチを介してねじ軸も回転し、そのねじ軸の回転により可動部材がPE管の周方向へ所定ピッチだけ確実に移動される。
そして、その可動部材が、ねじ軸に係合する可動部材本体とその可動部材本体に対して前記軸心方向に沿う揺動軸周りに揺動自在に取り付けられた揺動部材により構成され、刃体が、揺動軸を中心として揺動部材の左右にPE管の外周面側へ弾性付勢されてそれぞれ取り付けられているので、たとえ可動部材本体がPE管の周方向へ直線的に移動しても、刃体は湾曲したPE管の外周面にほぼ沿って移動することになり、PE管の外周面を確実に削り取ることができる。
すなわち、可動部材を構成する可動部材本体は、ねじ軸に係合して直線的に移動するため、その可動部材本体に刃体を直接取り付けると、可動部材本体の移動によって、刃体が湾曲したPE管の外周面に沿って移動することができなくなる。
そこで、直線的に移動する可動部材本体に対して、PE管の軸心方向に沿う揺動軸周りに揺動自在な揺動部材を取り付け、その揺動部材に対して揺動軸の左右にPE管の外周面側へ弾性付勢された状態で刃体を取り付けたのである。
その結果、可動部材本体に対する揺動部材の揺動によって、可動部材本体が直線的に移動するにもかかわらず、刃体は湾曲したPE管の外周面にほぼ沿って移動することになり、さらに、PE管の外周面側へ弾性付勢された2つの刃体によって、ほぼ一定した押圧力の下でPE管の外周面を効率よく削り取ることが可能となる。
本発明の第4の特徴構成は、前記固定手段が、前記装置本体をPE管の外周面に人為力により押し付けて固定する押し付け部材で構成され、その押し付け部材が、前記装置本体に一体的に設けられているところにある。
本発明の第4の特徴構成によれば、装置本体をPE管に固定する固定手段が、装置本体をPE管の外周面に人為力により押し付けて固定する押し付け部材で構成され、その押し付け部材が、装置本体に一体的に設けられているので、押し付け部材に人為力を作用させて、具体的には、作業者が自己の体重を掛けたり、足で踏んだり、手で押さえたりして人為力を作用させることで、装置本体をPE管に確実に固定することができる。
さらに、その固定手段が、PE管の外周部に巻き付けて固定するチェーンのようなものであれば、対象となるPE管が地中に埋設された既設管の場合、その管の外周を全体にわたって掘削する必要があるが、その必要もなく、既設管外周の必要部分だけを掘削するだけで済み、作業の能率化も可能となる。
本発明によるPE管用スクレーパの実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明のPE管用スクレーパは、図1〜図3に示すように、装置本体1を備え、その装置本体1は、図1において左側に位置する前鞍部材2と右側に位置する後鞍部材3、および、両鞍部材2,3を連結する左枠体4と右枠体5などによりほぼ矩形に枠組みされて構成されている。
両鞍部材2,3は、装置本体1をPE管Pの外周面に当接配置自在なように、PE管Pの外周面にほぼ一致する湾曲下面を備え、かつ、PE管Pの外周面にほぼ平行な湾曲長孔2a,3aを備えている。
左右の枠体4,5には、ほぼ直線状のガイド用長孔4a,5aがそれぞれ穿設され、左枠体4の上面には、後述する周方向送り機構のためのラック6が固着されている。
後鞍部材3には、複数本の棒材7を介して固定手段用鞍部材8が一体的に取り付けられ、その固定手段用鞍部材8も、PE管Pの外周面にほぼ一致する湾曲下面を備え、固定手段用鞍部材8と複数本の棒材7によって、装置本体1をPE管Pの外周面に当接させて固定するための固定手段として機能する押し付け部材9が構成されている。
すなわち、後に詳しく説明するように、押し付け部材9に人為力を作用させて、装置本体1をPE管Pの外周面に押し付けることによって、装置本体1をPE管Pの外周面に固定できるように構成され、このように装置本体1をPE管Pに固定した状態で、PE管Pの軸心L方向に往復移動自在な手動式の可動枠10が、装置本体1に設けられている。
手動式の可動枠10は、ほぼ三角形の左側板11と右側板12、および、両側板11,12を連結する2本の横ガイド棒13などで構成され、左右の側板11,12が左右の枠体4,5の外側にそれぞれ位置し、かつ、2本の横ガイド棒13が両枠体4,5のガイド用長孔4a,5aを貫通する状態で装置本体1に組み付けられている。
さらに、両側板11,12の上端部間には、棒状の手動操作部14が取り付けられ、この手動操作部14を手で把持して前後方向へ人為的に押し引き操作することにより、可動枠10が、両枠体4,5のガイド用長孔4a,5aに沿ってPE管Pの軸心L方向に往復移動するように構成され、この可動枠10には、装置本体1に対して可動枠10と一緒に相対的に往復移動する手動式の可動部材15が組み付けられている。
手動式の可動部材15は、可動部材本体16と揺動部材17により構成され、断面形状がほぼコの字状の可動部材本体16に取り付けられた揺動軸18が、揺動部材17に設けられた長孔17a内に挿通され、それによって、揺動部材17が、PE管Pの軸心L方向に沿う揺動軸18周りに長孔17aを介して揺動自在に取り付けられている。
可動部材本体16は、可動枠10の2本の横ガイド棒13に遊嵌されて、可動部材本体16が両横ガイド棒13に沿って横方向へ、つまり、装置本体1をPE管Pに固定した状態で、その装置本体1に対してPE管Pの軸心Lに直交する方向へ相対的に移動自在に構成され、さらに、可動部材本体16は、一端部が可動枠10の右側板12に回転自在に支承されたねじ棒19に係合および係合解除自在な係合操作機構(図示せず)を備えている。そのねじ棒19の他端部には、一方向クラッチ26を介して、後述する周方向送り機構のためのピニオン20が連動連結され、そのピニオン20が、装置本体1のラック6に噛み合わされている。
可動部材15を構成する揺動部材17は、揺動軸18の左右に配置された2本の縦ガイド棒21に遊嵌され、2本の縦ガイド棒21の前端近傍が、前鞍部材2の湾曲長孔2aに内嵌され、後端近傍が、後鞍部材3の湾曲長孔3aに内嵌されている。その2本の縦ガイド棒21は、その前端部が前連結部材22により、その後端部が後連結部材23によりそれぞれ連結されていて、前後の鞍部材2,3に穿設された湾曲長孔2a,3aに沿って移動自在に構成されている。
揺動部材17には、揺動軸18を中心としてその左右端部近くにPE管Pの外周面を削り取るための刃体24がそれぞれ設けられ、各刃体24は、後に詳しく説明するように、揺動部材17の前方から後方への移動によってのみPE管Pの外周面を削り取ることが可能な固定式の刃で構成され、かつ、各刃体24は、揺動部材17内に収納された図外のスプリングによりPE管Pの外周面側へ弾性付勢されるとともに、図外のストッパによって一定量以上突出しないように構成されている。
つぎに、このPE管用スクレーパの使用方法や動作などについて説明する。
まず、図1に示すように、対象となるPE管Pの外周面上に前後の鞍部材2,3と固定手段用鞍部材8の湾曲下面が当接するように装置本体1を配置し、作業者は、手動操作部14側を向いた状態で、押し付け部材9を跨いで押し付け部材9上に腰を降ろして座る。それによって、装置本体1は、PE管Pの外周面に人為力の一例である体重により強く押し付けられて固定される。
このように装置本体1をPE管Pの外周面に固定した状態では、ラック6や縦ガイド棒21などが、PE管Pの軸心Lに沿って位置し、ねじ棒19や横ガイド棒13などが、PE管Pの軸心Lに直交して位置するとともに、揺動部材17に設けられた2つの刃体24が、図外のスプリングにより弾性付勢されてPE管Pの外周面に所定の押圧力で当接することになる。
この状態で、手動操作部14を把持して一方向へ、この実施形態では、図4の(a)に示すように、前方から後方へ向けて引き寄せ操作すると、可動枠1と可動部材15が、装置本体1に対して前方から後方へ相対的に移動されて、揺動部材17に取り付けられた2つの刃体24が、PE管Pの外周面を削り取る。
その際、ピニオン20は、ラック6に噛み合って回転することになるが、一方向クラッチ26の作用で、ピニオン20の回転力はねじ棒19に伝達されず、したがって、ねじ棒19は回転せずに、ピニオン20のみが回転することになる。
つぎに、図4の(b)に示すように、手動操作部14を後方から前方へ向けて押し操作すると、可動枠10と可動部材15が、装置本体1に対して後方から前方へ相対的に移動されるが、各刃体24は、一方向側にのみ切削刃を有する固定式の刃体であるため、後方から前方への移動時には、PE管Pの外周面は刃体24により削り取られることはない。
しかし、可動枠10と可動部材15の後方から前方への移動時には、ピニオン20が逆方向に回転することになり、その回転力が一方向クラッチ26を介してねじ棒19に伝達され、ねじ棒19はピニオン20と一緒に回転する。
このねじ棒19の回転によって、係合操作機構を介してねじ棒19に係合している可動部材本体16は、図2や図3において矢印で示すように、ねじ棒19に沿ってPE管Pの軸心Lに直交する方向へ移動し、揺動部材17も一緒に移動する。その揺動部材17には、2本の縦ガイド棒21が挿通しているので、2本の縦ガイド棒21が、前後の鞍部材2,3に設けられた湾曲長孔2a,2bに沿って移動し、揺動部材17が、長孔17aを介して揺動軸18に対して相対移動しながら揺動軸18周りに揺動する。つまり、揺動部材17に取り付けられた両刃体24が、PE管Pの外周面に沿って、PE管Pの周方向へ所定ピッチ、例えば、各刃体24による1回分の削り取り幅に相当する距離またはその距離よりも若干短い距離分だけ移動する。
すなわち、ラック6と、そのラック6に噛み合うピニオン20と、そのピニオン20に一方向クラッチ26を介して連動連結されたねじ棒19により周方向送り機構25が構成されて、その周方向送り機構25の作用により、両刃体24が、予め設定された所定ピッチだけPE管Pの周方向へ移動するように構成されている。
したがって、作業者は、手動操作部14を把持して可動枠10と可動部材15をPE管Pの軸心L方向へ往復移動させるだけでよく、一方向への移動によって、2つの刃体24がPE管Pの外周面を削り取り、他方向への移動によって、PE管Pの外周面を削り取ることなく、可動部材15が周方向送り機構25によりPE管Pの周方向へ移動されることになり、この動作を繰り返すことによりPE管Pの外周面を所望どおりに削り取ることができ、再使用時には、係合操作機構によるねじ棒19への係合を解除して、可動部材15を初期位置へ移動させるのである。
〔別実施形態〕
(1)先の実施形態では、ラック6とピニオン20、および、ねじ棒19などにより周方向送り機構25を構成した例を示したが、この周方向送り機構25については、例えば、チェーンとチェーンに噛み合うギヤなどを使用して構成するなど、種々の構成を採用することができる。
また、PE管Pの外周面を削り取るための刃体24として、一方向側にのみ切削刃を有する刃体を例示したが、一方向側のみならず他方向側にも切削刃を有する刃体で構成し、手動操作部14を前方から後方へ引き寄せ操作する場合のみならず、後方から前方へ押し操作する場合にも、刃体24によりPE管Pの外周面を削り取るように構成することもできる。
(2)先の実施形態では、作業者が固定手段9としての押し付け部材上に腰を降ろして座ることにより、装置本体1に人為力を作用させて固定する例を示したが、押し付け部材を足で踏んで人為力を作用させることも、他の作業者が手で押さえて人為力を作用させることも可能である。
また、固定手段9そのものについても、例えば、PE管Pの外周部に巻き付けて固定するチェーンで構成したり、あるいは、PE管Pの外周部を把持するカニバサミ式のクランプ機構で構成するなど、種々の機構を採用することができる。
例えば、カニバサミ式のクランプ機構29は、図5および図6に示すように、前鞍部材2と後鞍部材3に複数本の棒材7を介して取り付けられた前後一対の連結部材30を備え、各連結部材30上に固定アーム31が配置され、その固定アーム31の両端にクランプアーム32が軸支されている。固定アーム31の中央には、ガイド用螺軸33が取り付けられ、そのガイド用螺軸33に別の螺軸34が同軸状に螺合されて二重軸構造に構成され、螺軸34の上端に押圧操作部材35が連結されている。そして、ガイド用螺軸33には、ナット部材36が螺合され、そのナット部材36に開閉操作ナット37が相対回転自在に取り付けられてガイド用螺軸33に螺合され、ナット部材36とクランプアーム32が、左右一対のリンクアーム38を介して互いに枢支連結されて構成されている。
このカニバサミ式のクランプ機構29によれば、図6に示す状態で、押圧操作部材35を回転操作することにより、螺軸34の下端部が連結部材30に当接して、連結部材30をPE管Pの外周面に押し付けるとともに、開閉操作ナット37を回転操作してナット部材36を下方へ移動させることにより、リンクアーム38を介して両クランプアーム32の上方を左右に押し広げ、両クランプアーム32の下端に位置する爪部32aによってPE管Pの外周面を左右から挟み付ける。
このように連結部材30と左右一対のクランプアーム32の爪部32aとによる3点でPE管Pを把持して、PE管用スクレーパの装置本体1をPE管Pに固定するのであり、先の実施形態で示した押し付け部材9に代えて、このカニバサミ式のクランプ機構29を使用することができる。
PE管用スクレーパの斜視図 PE管用スクレーパの正面図 PE管用スクレーパの一部切欠き正面図 PE管用スクレーパの動作を説明するための一部切欠き平面図 別の実施形態によるPE管用スクレーパの一部切欠き平面図 図5におけるA−A線での矢視図
符号の説明
1 装置本体
6 ラック
9 固定手段としての押し付け部材
14 手動操作部
15 可動部材
16 可動部材本体
17 揺動部材
18 揺動軸
19 ねじ棒
20 ピニオン
24 刃体
25 周方向送り機構
26 一方向クラッチ
29 固定手段としてのカニバサミ式のクランプ機構
P PE管
L PE管の軸心

Claims (4)

  1. PE管の外周面を削り取るための刃体が、前記PE管の外周面に当接配置自在な装置本体に設けられているPE管用スクレーパであって、
    前記刃体が、手動操作部を有する手動式の可動部材に取り付けられ、その可動部材が、前記装置本体を固定手段によりPE管の外周面に当接させて固定した状態で、その装置本体に対して前記PE管の軸心方向に往復移動自在に設けられ、前記可動部材の前記軸心方向における一方向への移動によって、前記刃体がPE管の外周面を削り取り、他方向への移動によって、前記可動部材が周方向送り機構により前記PE管の周方向へ所定ピッチ移動するように構成されているPE管用スクレーパ。
  2. 前記可動部材の前記他方向への移動によって、前記刃体がPE管の外周面を削り取ることなく、前記可動部材がPE管の周方向へ所定ピッチ移動するように構成されている請求項1に記載のPE管用スクレーパ。
  3. 前記周方向送り機構が、前記軸心方向に沿って前記装置本体に取り付けられたラックと、そのラックに噛み合うピニオンと、そのピニオンに一方向クラッチを介して連動連結されたねじ軸により構成され、前記可動部材が、前記ねじ軸に係合する可動部材本体とその可動部材本体に対して前記軸心方向に沿う揺動軸周りに揺動自在に取り付けられた揺動部材により構成され、前記刃体が、前記揺動軸を中心として前記揺動部材の左右にPE管の外周面側へ弾性付勢されてそれぞれ取り付けられている請求項1または2に記載のPE管用スクレーパ。
  4. 前記固定手段が、前記装置本体をPE管の外周面に人為力により押し付けて固定する押し付け部材で構成され、その押し付け部材が、前記装置本体に一体的に設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載のPE管用スクレーパ。
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