JP2008240191A - カップ部を有する衣類 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】左右カップ部A、Aの下側縁に沿ってワイヤー20を取り付けた外側布11と、少なくとも左右カップ部A、Aの内側から土台部Bへと連続する内側布12を備え、内側布12はワイヤー20の取付位置Eに接する位置では外側布11と縫着せずに、該ワイヤー20と遊離させていることを特徴とする。
【選択図】図4
Description
しかしながら、そのワイヤーによって、着用時に痛みや圧迫感を感じたり、肌にワイヤー跡が残ることで、不快感を感じる人もいるため、従来より、ワイヤーの肌あたりを改善する対策が種々講じられている。
前記内側布は前記ワイヤーの取付位置に接する位置では外側布と縫着せずに、該ワイヤーと遊離させていることを特徴とするカップ部を有する衣類を提供している。
これは、0.5cm未満では、内側布と外側布との縫着箇所とワイヤー取付位置とが近接して、着用時に前記縫着箇所がワイヤーに引っ張られて肌に押し付けられてしまい、圧迫感や擦れ感を解消できないことに因る。
(1)左右カップ部と、該左右カップ部間の前中央部と、左右カップ部の土台部を連続した1枚の布;
(2)前記(1)の1枚の布を前中央部で分割した2枚の布;
(3)左右カップ部の中央側部と該左右カップ部間の前中央部と左右カップ部の土台部を連続した中央部の1枚の布と、左右カップ部の脇側部と土台部とを連続する左右2枚の布とからなる合計3枚の布:
図1乃至図4は、本発明の第一実施形態にかかるブラジャー10を示す。
ブラジャー10は、左右のバストを覆う左右カップ部A、Aと、該左右カップ部A、Aの下部を覆う土台部Bと、カップ部Aの脇側から連続する左右背面部C、C、および左右肩紐部D、Dとで構成されている。
すなわち、前記中央部12aは、左右カップ部A、Aに挟まれた前中央部と、左右カップ部A、Aの中央側部と、土台部Bとを連続してなる。
前記左側部12bと右側部12cは、左右カップ部A、Aの脇側部と土台部B、さらに左右背面部C、Cまで連続し、左右背面布17、17を連続一体に形成している。
この内側布12は、端始末不要で伸縮性を備えたダブルトリコットからなる。
該クッション材16は、図3に示すように、バストトップ位置近傍を通る上下境界線L2よりも上側を覆う上側クッション材16aと、前記バストトップ位置近傍から下辺の下端点まで延びる左右境界線L3よりも中央側を覆う中央側クッション材16bと、該左右境界線L3よりも脇側を覆う脇側クッション材16cとを、スリーステッチで互いに縫着して形成している。
前記表布15とクッション材16とを重ね合わせて外周縁を縫着し、図4に示すように、一体の外側カップ布13を形成している。該外側カップ布13の肌側には、下側縁13aに沿って、U状に湾曲した樹脂ワイヤー20を封入した封入布21を縫着している。
詳しくは、外側土台布14は、左右カップ部A、A間の前中央部を略三角形状とし、この三角状部14aから左右に延在して、バージスラインに沿ってカップ部Aの下部を脇側端14cまで覆う円弧状部14bを形成している。
前記外側土台布14は、ダブルトリコットとマーキゼットをラミネート加工した加工生地で形成しており、図4に示すように、前記外側カップ布13の下側縁13aに沿って、前記ワイヤー20の取付位置Eの外側に重ねて一体に縫着されている。
前記左右肩紐部D、Dを構成する左右一対の肩紐18、18は、前記左右カップ部A、Aの上端から左右背面布17、17の上側縁17a、17aにかけて取り付けている。
まず、外側布11は、前記外側カップ布13の下側縁13aに沿って、外側カップ布13とワイヤー封入布21と外側土台布14とを一体に縫着している。
前記内側布12は、前記中央部12a、左側部12b、右側部12cを、前記左右境界線L4、L4で縫着し、1枚に連続している。
詳細には、内側布12は、図2に示すように、肩紐18の取付位置である上端12dから前中央側に達する上側縁12eと、前記上端12dから脇側に達する上側縁12fと、左右カップ部A、A間の上側縁12gと、外側土台布14の脇側端14cと、該外側土台布14の湾曲した下側縁14dとで、前記外側布11と縫着し、その他の箇所では外側布11と縫着していない。
また、ワイヤー封入布21が取り付けられている外側布11と内側布12との下側縁での縫着部H1は、外側布11へのワイヤー封入布21の縫着部H2と接することなく、この縫着部H1、H2間に0.5cm〜1.7cmの幅W2を確保している。すなわち、内側布12には、ワイヤー取付位置Eの近接箇所にも、縫い目等の隆起部が存在しない。
従って、着用時に、ワイヤー20によって、あるいはワイヤー20の肌への密着力に引っ張られて、縫い目等の隆起部が肌に直接強く押し付けられることを防止できるため、ワイヤー取付位置Eの肌当たりがソフトとなり、圧迫感や擦れ感を軽減することができる。
内側布12は、図5に示す変形例1のように、前中央線L5で分割した左右一対の生地で形成してもよい。
また、図6に示す変形例2のように、前中央線L5で分割せず、左右カップ部A、Aから土台部B、左右背面部C、Cにかけて連続する一枚布で形成してもよい。
第二実施形態では、内側布12’を左右背面部C、Cまで延在せず、左右背面部C、Cには別体の左右背面布17’、17’を取り付けている。
外側土台布14’は、バージスラインに沿って左右カップ部A、Aの間および下部を覆い、左右脇線L6、L6まで延在している。
前記左右背面布17’は、前記左右脇線L6、L6で、内側布12’と外側土台布14’の間に挟んで縫着している。
その他の構成および作用は第一実施形態と同様であるため説明を省略する。
第三実施形態では、第一実施形態の変形例2と同様、内側布32を前中央線L5で分割せず、左右カップ部A、Aから土台部B、左右背面部C、Cにかけて連続する一枚布で形成している。
本実施形態の内側布32は、端始末不要で伸縮性を備えた丸編のメリアス編地から形成しており、左右カップ部A,Aに相当する部分は凹み部を有する立体形状となるよう、立体編地として編成している。
その他の構成および作用は第一実施形態と同様であるため説明を省略する。
11 外側布
12、12’、32 内側布
13 外側カップ布
14、14’ 外側土台布
17、17’ 背面布
20 ワイヤー
A カップ部
B 土台部
C 背面部
E ワイヤー取付位置
Claims (4)
- カップ部の下側縁に沿ってワイヤーを取り付けた外側布と、
少なくともカップ部の内側から土台部へと連続する内側布を備え、
前記内側布は前記ワイヤーの取付位置に接する位置では外側布と縫着せずに、該ワイヤーと遊離させていることを特徴とするカップ部を有する衣類。 - 前記内側布は、伸縮性素材からなり、下側縁、左右両側縁、左右カップ部間の前中央部の上側縁および少なくともカップ部の肩紐取付位置から脇側に達する上側縁は前記外側布と縫着し、前記端縁以外は前記外側布と縫着せずに遊離させている請求項1に記載のカップ部を有する衣類。
- 前記内側布は、前記ワイヤー取付位置から少なくとも0.5cm〜2.0cm隔てた下側位置で前記外側布と縫着している請求項1乃至請求項2に記載のカップ部を有する衣類。
- 前記内側布は、前面側において下記の(1)〜(3)の形状とし、かつ、左右背面部を一体的に連続し、あるいは左右背面部を前記内側布と同一素材で形成して縫着している請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のカップ部を有する衣類。
(1)左右カップ部と、該左右カップ部間の前中央部と、左右カップ部の土台部を連続した1枚の布;
(2)前記(1)の1枚の布を前中央部で分割した2枚の布;
(3)左右カップ部の中央側部と該左右カップ部間の前中央部と左右カップ部の土台部を連続した中央部の1枚の布と、左右カップ部の脇側部と土台部とを連続する左右2枚の布とからなる合計3枚の布:
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JP2007081845A JP2008240191A (ja) | 2007-03-27 | 2007-03-27 | カップ部を有する衣類 |
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JP2007081845A JP2008240191A (ja) | 2007-03-27 | 2007-03-27 | カップ部を有する衣類 |
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JP2008240191A true JP2008240191A (ja) | 2008-10-09 |
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JPH03111754U (ja) * | 1990-02-27 | 1991-11-15 | ||
JP2000045103A (ja) * | 1998-07-22 | 2000-02-15 | Gunze Ltd | ワイヤ入りブラジャー |
JP2000160406A (ja) * | 1998-11-26 | 2000-06-13 | Rushian:Kk | カップ部を有する衣類 |
JP2004263315A (ja) * | 2003-02-28 | 2004-09-24 | Utax:Kk | 無縫製ブラジャー |
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2007
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