JP2008238463A - 液体吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被記録媒体に付着した微小な粉塵を排除する。
【解決手段】インクジェットプリンタは、給紙機構から用紙を給紙され、この用紙を搬送機構により搬送し、インクジェットヘッド2のノズル2bからインクを吐出して記録を行い、排紙部に排紙する。給紙機構とインクジェットヘッド2との間には、インク吐出面2aに対して傾斜し且つ搬送方向とは逆方向に対して鋭角をなす方向にエアを噴射する孔40a及びインク吐出面2aに対して傾斜し且つ搬送方向に対して鋭角をなす方向にエアを噴射する孔40bが形成された上流配管63aが配置されている。インクジェットヘッド2と排紙部との間には、インク吐出面2aに対して傾斜し且つ搬送方向に対して鋭角をなす方向にエアを噴射する孔40cが形成された下流配管63bが配置されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、液体を吐出する液体吐出装置に関する。
インクを吐出するノズルが配列された記録ヘッド、ノズルから吐出されたインクによって画像が記録された受像紙(被記録媒体)に温風を噴射する乾燥部(エア噴射機構)、及び、受像紙を吸着して搬送する搬送手段(搬送機構)を有するインクジェットプリンタ(液体吐出装置)が知られている(特許文献1参照)。当該プリンタは、搬送手段によって搬送された受像紙にインクを吐出して画像を記録し、乾燥部によって受像紙に着弾したインクを乾燥する。
特開2002−292837号公報(図1)
しかしながら、上述した特許文献1に記載の液体吐出装置においては、エア噴射機構から噴射された温風がインクを乾燥する際に、この温風により被記録媒体に付着した微小な粉塵が舞い上がってしまう。そして、舞い上がった粉塵がノズルに付着してしまい、ノズルつまりを起こしてしまう。
そこで、本発明の目的は、被記録媒体に付着した微小な粉塵を排除する液体吐出装置を提供することである。
本発明の液体吐出装置は、液体を吐出する複数の吐出口が形成された吐出面を有する、位置が固定された液体吐出ヘッドと、前記吐出面と平行で前記液体吐出ヘッドの長手方向と直交した搬送方向に沿って、前記液体吐出ヘッドよりも上流にある媒体供給位置から前記液体吐出ヘッドよりも下流にある媒体排出位置へと被記録媒体を搬送する搬送機構と、前記媒体供給位置から前記媒体排出位置へと延びる、前記搬送機構が形成した被記録媒体の搬送路に向かってエアを噴射するエア噴射機構とを備えている。前記エア噴射機構は、前記搬送方向に関して前記媒体供給位置と前記液体吐出ヘッドとの間にあって、前記吐出面に対して傾斜し且つ前記搬送方向に対して鋭角をなす方向と、前記吐出面に対して傾斜し且つ前記搬送方向とは逆方向に対して鋭角をなす方向との2方向にエアを噴射する第1主噴射部材と、前記搬送方向に関して前記媒体排出位置と前記液体吐出ヘッドとの間にあって、前記吐出面に対して傾斜し且つ前記搬送方向に対して鋭角をなす方向にエアを噴射する第2主噴射部材とを有している。
本発明の液体吐出装置においては、第1主噴射部材から搬送方向とは逆方向に対して鋭角をなす方向に噴射されるエアが、被記録媒体に付着した微小な粉塵を吹き飛ばす。第1主噴射部材から搬送方向に対して鋭角をなす方向に噴射されるエア及び第2主噴射部材から噴射されるエアが、吐出面に平行で搬送方向に向かう空気流を形成する。そのため、液体吐出ヘッドから吐出された微小な液体滴のミストを、空気流に乗せて迅速に液体吐出ヘッド付近から排除することができる。また、被記録媒体上に着弾した液体を第2主噴射部材から噴射されるエアによって迅速に乾燥させることができる。さらに、第1、第2主噴射部材から噴射されるエアが被記録媒体を押さえつけるので、被記録媒体が浮き上がりにくくなる。特に噴射されるエアによって形成される空気流が搬送方向と同じになる点で好ましい。
また、別の観点では、本発明の液体吐出装置は、液体を吐出する複数の吐出口が形成された吐出面を有する、位置が固定された液体吐出ヘッドと、前記吐出面と平行で前記液体吐出ヘッドの長手方向と直交した搬送方向に沿って、前記液体吐出ヘッドよりも上流にある媒体供給位置から前記液体吐出ヘッドよりも下流にある媒体排出位置へと被記録媒体を搬送する搬送機構と、前記媒体供給位置から前記媒体排出位置へと延びる、前記搬送機構が形成した被記録媒体の搬送路に向かってエアを噴射するエア噴射機構とを備えている。前記エア噴射機構は、前記搬送方向に関して前記媒体供給位置と前記液体吐出ヘッドとの間にあって、前記吐出面に対して傾斜し且つ前記搬送方向とは逆方向に対して鋭角をなす方向にエアを噴射する第1主噴射部材と、前記搬送方向に関して前記媒体排出位置と前記液体吐出ヘッドとの間にあって、前記吐出面に対して傾斜し且つ前記搬送方向に対して鋭角をなす方向と、前記吐出面に対して傾斜し且つ前記搬送方向とは逆方向に対して鋭角をなす方向との2方向にエアを噴射する第2主噴射部材とを有している。
本発明の液体吐出装置においては、第1主噴射部材から噴射されるエアが、被記録媒体に付着した微小な粉塵を吹き飛ばす。第1主噴射部材から噴射されるエア及び第2主噴射部材から搬送方向とは逆方向に対して鋭角をなす方向に噴射されるエアが、吐出面に平行で搬送方向とは逆方向に向かう空気流を形成する。そのため、液体吐出ヘッドから吐出された微小な液体滴のミストを、空気流に乗せて迅速に液体吐出ヘッド付近から排除することができる。また、被記録媒体上に着弾した液体を第2主噴射部材から搬送方向に対して鋭角をなす方向に噴射されるエアによって迅速に乾燥させることができる。さらに、第1、第2主噴射部材から噴射されるエアが被記録媒体を押さえつけるので、被記録媒体が浮き上がりにくくなる。
本発明において、前記搬送方向に関して同じ位置に両端が位置するように互いに平行に配置された複数の前記液体吐出ヘッドを備えており、これら複数の前記液体吐出ヘッドが、前記搬送方向に関して前記第1主噴射部材と前記第2主噴射部材との間に配置されていることが好ましい。これにより、複数の液体吐出ヘッドを用いた液体吐出装置に対しても本発明が有効である。
また、本発明において、前記搬送方向に関して同じ位置に両端が位置するように互いに平行に配置された複数の前記液体吐出ヘッドを備えており、これら複数の前記液体吐出ヘッドのうちの一部の前記液体吐出ヘッドだけが、前記搬送方向に関して前記第1主噴射部材と前記第2主噴射部材との間に配置されていてもよい。これにより、全ての液体吐出ヘッドを前記第1主噴射部材と前記第2主噴射部材との間に配置していないため、簡易な構造とすることができる。
さらに、本発明において、前記エア噴射機構は、2以上の前記液体吐出ヘッドが前記搬送方向に関して前記第1主噴射部材と前記第2主噴射部材との間に1つずつ配置されるように、前記第1主噴射部材及び前記第2主噴射部材の少なくともいずれか一方を複数有していてもよい。これにより、被記録媒体に付着した微小な粉塵を効果的に吹き飛ばすことができる。液体吐出ヘッドから吐出された微小な液体滴のミストを、効果的に空気流に乗せて迅速に液体吐出ヘッド付近から排除することができる。被記録媒体上に着弾した液体をより迅速に乾燥させることができる。さらに、被記録媒体がより浮き上がりにくくなる。
加えて、本発明において、前記エア噴射機構は、前記搬送方向に関して両側に前記第1主噴射部材及び前記第2主噴射部材が隣接していない一又は複数の前記液体吐出ヘッドを前記搬送方向に関して別の噴射部材との間に1つずつ挟み込むと共に、前記吐出面に対して傾斜した方向にエアを噴射する一又は複数の補助噴射部材をさらに有しており、各補助噴射部材からは、前記第1主噴射部材及び前記第2主噴射部材から噴射されたエアが形成する前記吐出面に沿った空気流と同じ方向の空気流を形成する方向に、前記吐出面に対して傾斜したエアが噴射されることが好ましい。これにより、被記録媒体に付着した微小な粉塵をより効果的に吹き飛ばすことができる。液体吐出ヘッドから吐出された微小な液体滴のミストを、より効果的に空気流に乗せて迅速に液体吐出ヘッド付近から排除することができる。被記録媒体上に着弾した液体をより一層迅速に乾燥させることができる。さらに、被記録媒体がより一層浮き上がりにくくなる。
また、本発明において、前記搬送方向に関して千鳥状となるように互いに平行に配置された複数の前記液体吐出ヘッドを備えており、これら複数の前記液体吐出ヘッドのうちの一部の前記液体吐出ヘッドだけが、前記搬送方向に関して前記第1主噴射部材と前記第2主噴射部材との間に配置されていてもよい。これにより、全ての液体吐出ヘッドを前記第1主噴射部材と前記第2主噴射部材との間に配置していないため、簡易な構造とすることができる。
さらに、本発明において、前記エア噴射機構は、2以上の前記液体吐出ヘッドが前記搬送方向に関して前記第1主噴射部材と前記第2主噴射部材との間に1つずつ配置されるように、前記第1主噴射部材及び前記第2主噴射部材の少なくともいずれか一方を複数有していてもよい。これにより、被記録媒体に付着した微小な粉塵を効果的に吹き飛ばすことができる。液体吐出ヘッドから吐出された微小な液体滴のミストを、効果的に空気流に乗せて迅速に液体吐出ヘッド付近から排除することができる。被記録媒体上に着弾した液体をより迅速に乾燥させることができる。さらに、被記録媒体がより浮き上がりにくくなる。
加えて、本発明において、前記エア噴射機構は、前記搬送方向に関して両側に前記第1主噴射部材及び前記第2主噴射部材が隣接していない一又は複数の前記液体吐出ヘッドを前記搬送方向に関して別の噴射部材との間に1つずつ挟み込むと共に、前記吐出面に対して傾斜した方向にエアを噴射する一又は複数の補助噴射部材をさらに有しており、各補助噴射部材からは、前記第1主噴射部材及び前記第2主噴射部材から噴射されたエアが形成する前記吐出面に沿った空気流と同じ方向の空気流を形成する方向に、前記吐出面に対して傾斜したエアが噴射されることが好ましい。これにより、被記録媒体に付着した微小な粉塵をより効果的に吹き飛ばすことができる。液体吐出ヘッドから吐出された微小な液体滴のミストを、より効果的に空気流に乗せて迅速に液体吐出ヘッド付近から排除することができる。被記録媒体上に着弾した液体をより一層迅速に乾燥させることができる。さらに、被記録媒体がより一層浮き上がりにくくなる。
また、本発明において、前記エア噴射機構は、前記搬送方向に延びて前記複数の液体吐出ヘッドを跨ぐ第3主噴射部材をさらに有しており、前記第3主噴射部材は、前記吐出面に対して傾斜し且つ前記長手方向と平行であって前記第3主噴射部材から前記液体吐出ヘッドに向かう搬送直交方向に対して鋭角をなす方向にエアを噴射することが好ましい。これにより、吐出面に平行で搬送方向又は搬送方向とは逆方向に向かう空気流がさらに強くなる。そのため、より効果的にミストを排除することが可能となる。また、被記録媒体がさらに浮き上がりにくくなる。
さらに、本発明において、前記エア噴射機構は、前記第3主噴射部材との間に前記複数の液体吐出ヘッドを挟む第4主噴射部材をさらに有しており、前記第4主噴射部材は、前記吐出面に対して傾斜し且つ前記搬送直交方向とは逆方向に対して鋭角をなす方向にエアを噴射することが好ましい。これにより、吐出面に平行で搬送方向又は搬送方向とは逆方向に向かう空気流がより一層強くなる。そのため、より一層効果的にミストを排除することが可能となる。また、被記録媒体がより一層浮き上がりにくくなる。
また、本発明において、前記エア噴射機構は、噴射されるエアの温度を調節するための温度調節装置をさらに有していることが好ましい。これにより、噴射されるエアの温度を適宜調整することができる。
さらに、本発明において、前記液体吐出ヘッドから吐出される液体の種類及び被記録媒体の種類に応じて、前記温度調節装置を制御する温度制御手段をさらに備えていることが好ましい。これにより、噴射されるエアの温度を、液体吐出ヘッドから吐出される液体の種類及び被記録媒体の種類に適した温度とすることができる。
また、本発明において、前記エア噴射機構は、噴射されるエアの速度を調節するための風速調節装置をさらに有していることが好ましい。これにより、噴射されるエアの速度を適宜調整することができる。
さらに、本発明において、前記液体吐出ヘッドから吐出される液体の種類及び被記録媒体の種類に応じて、前記風速調節装置を制御する風速制御手段をさらに備えていることが好ましい。これにより、噴射されるエアの速度を、液体吐出ヘッドから吐出される液体の種類及び被記録媒体の種類に適した速度とすることができる。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの概略側断面図である。図2は、図1に示すインクジェットヘッド及びエア噴射配管を下方から見たときの概略平面図である。図3は、図2に示すA−A線に沿った断面図である。図4は、配管の断面図であり、(a)は図2に示すB−B線に沿った断面図であり、(b)は図2に示すE―E線に沿った断面図である。
インクジェットプリンタ1(液体吐出装置)は、図1に示すように、4つのインクジェットヘッド2(液体吐出ヘッド)を有するカラーインクジェットプリンタである。このインクジェットプリンタ1には、図1中右方に給紙機構11が、図1中左方に排紙部12が、設けられている。そして、これら給紙機構11と排紙部12との間には、給紙機構11から送られた用紙を排紙部12に向かって搬送する搬送機構17が設けられている。搬送機構17の給紙機構11側の端部が、用紙の供給位置となり、排紙部12側の端部が、用紙の排出位置となる。
給紙機構11には、用紙トレイ21内に収納された複数の用紙のうち、最も上方に位置する用紙を送り出すピックアップローラ22が設けられている。ピックアップローラ22が図示しないモータによって駆動されると、用紙は、図1中右方から左方へ送られる。
搬送機構17は、2つのベルトローラ6,7と、両ローラ6,7間に架け渡されるように巻回されたエンドレスの搬送ベルト8とを有している。2つのベルトローラ6,7のうち、ベルトローラ6には、搬送モータ132(図5参照)から駆動力が与えられて、図1中反時計回り(矢印X方向)に回転される。搬送ベルト8の搬送面8aは粘着性を有している。
給紙機構11のすぐ下流側には、搬送ベルト8と対向する位置に押さえローラ5が配置されており、給紙機構11から送り出された用紙を搬送ベルト8の搬送面8aに押さえつけている。これにより、搬送面8aに押さえつけられた用紙は、搬送面8aの粘着力により保持されながら、下流側に向かって搬送される。
搬送ベルト8のすぐ下流側には、剥離部材13が設けられている。剥離部材13は、搬送ベルト8の搬送面8aに保持されている用紙を搬送面8aから剥離して、左方の排紙部12へ向けて導くように構成されている。
搬送ベルト8によって囲まれた領域内には、インクジェットヘッド2と対向する位置、つまり上側にある搬送ベルト8の下面と接触することによって内周側からこれを支持するほぼ直方体形状のプラテン9が配置されている。
4つのインクジェットヘッド2は、図1及び図2に示すように、4色のインク(マゼンタ、イエロー、シアン、ブラック)に対応して、用紙の搬送方向に沿って4つ並べて設けられている。つまり、このインクジェットプリンタ1は、ライン式のカラープリンタである。
4つのインクジェットヘッド2は、長手方向が搬送方向に直交に配置され、細長い長方形形状となっている。インクジェットヘッド2の底面は、搬送面8aと対向しており、図2に示すように、複数の微小のノズル2b(吐出口)が搬送方向に直交して一列に配列されたインク吐出面2aとなっている。インクジェットヘッド2のインク吐出面2aは、搬送ベルト8の搬送面8aに対して平行になっており、且つ、これらの面2a,8aの間に一定の隙間が形成されるように配置されている。
この構成で、搬送ベルト8によって搬送されてきた用紙が4つのインクジェットヘッド2のすぐ下方側を順に通過する際に、この用紙の上面すなわち印刷面に向けてノズル2bから各色のインクが吐出され、用紙上に所望のカラー画像が形成される。
また、4つのインクジェットヘッド2は、長手方向端部が搬送方向に関して同じ位置に位置しており、互いに平行且つ搬送方向に沿って互いに隣接配置された状態で、四角形の枠状のフレーム4に固定されている。各インクジェットヘッド2は、図3に示すように、搬送方向と直交した方向(長手方向)に延びたヘッド固定部2cを有している。ヘッド固定部2cは、ネジ50によってフレーム4に固定されている。
図1に戻って、インクジェットプリンタ1は、エア噴射機構30を有している。エア噴射機構30は、ファン32(風速調節装置)及びヒータ33(温度調節装置)が内部に設けられたケース31と、配管60と、温度センサ35とを有している。
ケース31は、中空の直方体形状であり、4つのインクジェットヘッド2の上方中央に配置されている。ケース31の上面には、吸気口31bが形成されており、下面には、円状の開口31aが形成されている。
ファン32は、ファンモータ134(図5参照)から駆動力が与えられて、回転することにより、ケース31の吸気口31bから外部のエアを吸って、開口31aからエアを送風する。
ヒータ33は、例えば、ニクロム線のような発熱線やハロゲンヒータであり、ファン32から送風されるエアを加熱して温風にする。
温度センサ35は、ケース31内に設置されており、ケース31内の温度を測定する。
配管60は、エア供給配管61と、エア噴射配管63とから形成されている。エア供給配管61は、3つの配管61a〜61cと、3つの配管61a〜61cを連結するジョイント部37とを有している。
配管61aの一端は開口31aに接続されており、他端はジョイント部37と接続されている。配管61b,61cは、その一端がジョイント部37と接続されており、他端がジョイント部38と接続されている。この構成により、開口31aから送られてきたエアを、エア供給配管61を通ってエア噴射配管63に供給される。
エア噴射配管63は、フレーム4と同等の高さにおいて、フレーム4の外周を囲むように形成されている。エア噴射配管63は、図2に示すように、ともに同等の径を有する、搬送方向と直交する方向に延在した上流配管63a(第1主噴射部材)と、搬送方向と直交する方向に延在した下流配管63b(第2主噴射部材)と、これら上流及び下流配管63a,63bを連通させる2本の連通配管63c,63d(第3,4主噴射部材)とを有している。
上流配管63aは、配管61cと接続されたジョイント部38を挟んで接続された2本の配管がなす、搬送方向と直交する方向に延在する部分である。また、下流配管63bは、配管61bと接続されたジョイント部38を挟んで接続された2本の配管がなす、搬送方向と直交する方向に延在する部分である。
エア噴射配管63には、直径が約5mmの複数の孔40が形成されている。これら複数の孔40は、ファン32から送風されたエアをそれぞれ所望の方向に同量ずつ噴射するように形成されている。複数の孔40は、エア噴射配管63の中心線を通る水平線より下方に形成されている。この構成により、エア噴射配管63の内部に供給されたエアを搬送面8aに向けて噴射する。
上流配管63aには、搬送方向に直交する方向に沿って千鳥状に2列配列された孔40a,40bが形成されている。上流配管63aに形成された上流側の孔列に属する孔40aは、図4(a)に示すように、インク吐出面2aに対して下方側に傾斜し且つ搬送方向とは逆方向に対して45度の鋭角をなす方向にエアを噴射するように形成されている。
上流配管63aに形成された下流側の孔列に属する孔40bは、図4(a)に示すように、インク吐出面2aから鉛直方向に傾斜し且つ搬送方向に対して45度の鋭角をなす方向にエアを噴射するように形成されている。
下流配管63bに形成された孔40cも、図4(b)に示すように、搬送方向に直交する方向に沿って一列に配列されている。孔40cは、インク吐出面2aから鉛直方向に傾斜し且つ搬送方向に対して45度の鋭角をなす方向にエアを噴射するように形成されている。
連通配管63cに形成された孔40dは、搬送方向に沿って一列に配列されている。孔40dは、インク吐出面2aから鉛直方向に傾斜し且つ搬送方向に直交する方向におけるインクジェットヘッド2に向かう方向に対して45度の鋭角をなす方向にエアを噴射するように形成されている。
連通配管63dに形成された孔40eは、搬送方向に沿って一列に配列されている。孔40eは、インク吐出面2aから鉛直方向に傾斜し且つ搬送方向に直交する方向におけるインクジェットヘッド2に向かう方向に対して45度の鋭角をなす方向にエアを噴射するように形成されている。これにより、孔40dと孔40eから、互いに対向する方向にエアが噴射されることになる。
このとき、上流配管63aの孔40aから噴射されるエアは、インク吐出面2aに平行で搬送方向とは逆方向に向かう空気流を形成する。上流配管63aの孔40b及び下流配管63bの孔40cから噴射されるエアは、インク吐出面2aに平行で搬送方向に向かう空気流を形成する。連通配管63c,63dの孔40d,40eから噴射されるエアは、上流配管63aの孔40bから噴射されるエアによって形成される空気流をさらに強める。
次に、インクジェットプリンタ1の制御系について、図5を参照して説明する。図5は、本実施形態によるインクジェットプリンタの制御構成を示す概略ブロック図である。インクジェットプリンタ1には、プリンタの各動作を制御する制御部101が設けられている。制御部101は、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)と、CPUが実行する制御プログラム及び制御プログラムに使用されるデータが記憶されているROM(Read Only Memory)と、プログラム実行時にデータを一時記憶するためのRAM(Random Access Memory)とで構成されており、図5に示すように、ヘッド制御部111と、搬送制御部112と、温度制御部113と、風速制御部114とを含んでいる。
ヘッド制御部111は、制御部101がPC(パーソナルコンピュータ)100からの印刷データを受信したときに、ヘッド駆動回路121を制御して対応するインクジェットヘッド2からインクを吐出させる。また、ヘッド制御部111は、印刷が終了したときに、ヘッド駆動回路121を制御して対応するインクジェットヘッド2からのインク吐出を停止させる。
搬送制御部112は、搬送ベルト8上に用紙が供給されると、搬送モータ132を駆動して搬送ベルト8上の用紙を搬送するようにモータドライバ122を制御する。また、搬送制御部112は、印刷が終了したときに、搬送ベルト8上の用紙が排紙された後、搬送モータ132の駆動を停止するようにモータドライバ122を制御する。
温度制御部113は、温度センサ35で測定された温度に基づいて、インクジェットヘッド2から吐出され用紙に着弾したインクが適度に乾きやすくなるように、ヒータ33の温度を制御する。
風速制御部114は、用紙に付着した粉塵を吹き飛ばし且つインクジェットヘッド2から吐出された微小な液体滴のミストを空気流に乗せて、インクジェットヘッド2付近から排除することができるような風速のエアを孔40から噴射するように、モータドライバ124を制御して、ファンモータ134の回転数を制御する。また、風速制御部114は、印刷が終了したときに、搬送ベルト8上の用紙が排紙された後、ファンモータ134の駆動を停止するようにモータドライバ124を制御する。
次に、インクジェットプリンタ1の動作について説明する。まず、制御部101がPC100からの印刷データを受信したときに、搬送ベルト8上に用紙が供給される。すると、搬送制御部112が、モータドライバ122を制御することにより、搬送モータ132を駆動して搬送ベルト8上の用紙を搬送するとともに、風速制御部114が、ファンモータ134を駆動してファン32を回転させることにより、エア噴射配管63の各孔40からエアが噴射される。
このとき、上流配管63aの孔40aから噴射されるエアは、インク吐出面2aに平行で搬送方向とは逆方向に向かう空気流を形成する。上流配管63aの孔40b及び下流配管63bの孔40cから噴射されるエアは、インク吐出面2aに平行で搬送方向に向かう空気流を形成する。連通配管63c,63dの孔40d,40eから噴射されるエアは、上流配管63aの孔40bから噴射されるエアによって形成される空気流をさらに強める。
そして、ヘッド制御部111が、ヘッド駆動回路121を制御して対応するインクジェットヘッド2からインクを吐出させる。このとき、温度センサ35により測定された温度に基づいて、温度制御部113がヒータ33の温度を制御する。また、風速制御部114がファン32の回転により風速を制御する。
印刷が終了すると、ヘッド制御部111は、ヘッド駆動回路121を制御して対応するインクジェットヘッド2からのインク吐出を停止させる。そして、搬送ベルト8上の用紙が排紙された後、搬送制御部112が、モータドライバ122を制御し、搬送モータ132の駆動を停止するとともに、風速制御部114が、モータドライバ124を制御し、ファンモータ134の駆動を停止する。
以上のような第1実施形態によるインクジェットプリンタ1によると、上流配管63aの孔40aから噴射されるエアにより、上流側に位置する用紙に付着した粉塵を吹き飛ばすことができる。そして、搬送面ベルト8上を搬送される用紙が4つのインクジェットヘッド2のすぐ下方側を順に通過する際に、上流配管63aの孔40b及び下流配管63bの孔40cから噴射されるエアにより形成される、インク吐出面2aに平行で搬送方向に向かう空気流によって、インクジェットヘッド2から吐出された微小な液体滴のミストを、空気流に乗せて迅速にインクジェットヘッド2付近から排除することができる。また、用紙に着弾したインクを下流配管63bの孔40cから噴射されるエアによって迅速に乾燥させることができる。さらに、エア噴射配管63の孔40から噴射されるエアが用紙を押さえつけるので、用紙が搬送面8から浮き上がりにくくなる。特に噴射されるエアによって形成される空気流が搬送方向と同じになる点で好ましい。
また、連通配管63c,63dの孔40d,40eから噴射されるエアが、上流配管63aの孔40bから噴射されるエアによって形成される空気流をさらに強めることにより、インク吐出面2aに平行で搬送方向に向かう空気流によって、インクジェットヘッド2から吐出された微小な液体滴のミストを、空気流に乗せて迅速にインクジェットヘッド2付近からより一層効果的に排除することができる。さらに、用紙が搬送面8からより一層浮き上がりにくくなる。
さらに、ヒータ33及び温度制御部113を有していることにより、エア噴射配管63から噴射されるエアの温度を、インクジェットヘッド2から吐出されるインクの種類及び用紙の種類に適した、用紙に着弾したインクが適度に乾きやすくなるような温度にすることができる。
加えて、ファン32及び風速制御部114を有していることにより、エア噴射配管63から噴射されるエアの風速を、用紙に付着した粉塵を吹き飛ばし且つインクジェットヘッド2から吐出された微小な液体滴のミストを空気流に乗せて、インクジェットヘッド2付近から排除することができるような風速にすることができる。
なお、本実施形態においては、4つのインクジェットヘッド2の周囲を囲むようにエア噴射配管63を設けていたが、エア噴射配管63は、少なくとも1つの任意のインクジェットヘッド2のみ囲むように設けていればよい。
また、連通配管63c,63dの孔40d,40eは、各孔の中心軸が若干搬送方向に向くように形成されているとよい。これにより、搬送方向に向かう空気流を強めることができる。
<第2実施形態>
続いて、本発明の第2実施形態によるインクジェットプリンタについて、図6を参照しつつ説明する。図6は、本発明の第2実施形態によるインクジェットプリンタのインクジェットヘッド及びエア噴射配管を下方から見たときの概略平面図である。
本実施形態においては、複数の孔240の形成位置が第1実施形態の孔40の形成位置と若干異なるだけでそれ以外は、第1実施形態と同様であるため、同じものについては、同符号で示し説明を省略する。
本実施形態のエア噴射配管63には、直径が約5mmの複数の孔240が形成されている。これら複数の孔240は、ファン32から送風されたエアをそれぞれ所望の方向に同量ずつ噴射するように形成されている。複数の孔240は、エア噴射配管63の中心線を通る水平線より下方に形成されている。この構成により、エア噴射配管63の内部に供給されたエアを搬送面8aに向けて噴射する。
上流配管63aに形成された孔240aは、搬送方向に直交する方向に沿って一列に配列されており、インク吐出面2aから鉛直方向に傾斜し且つ搬送方向とは逆方向に対して45度の鋭角をなす方向にエアを噴射するように形成されている。
下流配管63bには、搬送方向に直交する方向に沿って千鳥状に2列配列された孔240b,240cが形成されている。下流配管63bに形成された下流側の孔列に属する孔240bは、インク吐出面2aから鉛直方向に傾斜し且つ搬送方向に対して45度の鋭角をなす方向にエアを噴射するように形成されている。
下流配管63bに形成された上流側の孔列に属する孔240cは、インク吐出面2aから鉛直方向に傾斜し且つ搬送方向とは逆方向に対して45度の鋭角をなす方向にエアを噴射するように形成されている。
連通配管63cに形成された孔240dは、搬送方向に沿って一列に配列されている。孔240dは、インク吐出面2aから鉛直方向に傾斜し且つ搬送方向に直交する方向におけるインクジェットヘッド2に向かう方向に対して45度の鋭角をなす方向にエアを噴射するように形成されている。
連通配管63dに形成された孔240eは、搬送方向に沿って一列に配列されている。孔240eは、インク吐出面2aから鉛直方向に傾斜し且つ搬送方向に直交する方向におけるインクジェットヘッド2に向かう方向に対して45度の鋭角をなす方向にエアを噴射するように形成されている。
このとき、下流配管63bの孔240bから噴射されるエアは、インク吐出面2aに平行で搬送方向に向かう空気流を形成する。上流配管63aの孔240a及び下流配管63bの孔240cから噴射されるエアは、インク吐出面2aに平行で搬送方向とは逆方向に向かう空気流を形成する。連通配管63c,63dの孔240d,240eから噴射されるエアは、下流配管63bの孔240cから噴射されるエアによって形成される空気流をさらに強める。
以上のような第2実施形態によるインクジェットプリンタによると、上流配管63aの孔240aから噴射されるエアにより、上流側に位置する用紙に付着した粉塵を吹き飛ばすことができる。そして、搬送面ベルト8上を搬送される用紙が4つのインクジェットヘッド2のすぐ下方側を順に通過する際に、上流配管63aの孔240a及び下流配管63bの孔240cから噴射されるエアにより形成される、インク吐出面2aに平行で搬送方向とは逆方向に向かう空気流によって、インクジェットヘッド2から吐出された微小な液体滴のミストを、空気流に乗せて迅速にインクジェットヘッド2付近から排除することができる。また、用紙に着弾したインクを下流配管63bの孔240bから噴射されるエアによって迅速に乾燥させることができる。さらに、エア噴射配管63の孔240から噴射されるエアが用紙を押さえつけるので、用紙が搬送面8から浮き上がりにくくなる。
なお、本実施形態でも、孔240d,240eは、各孔の中心軸が若干搬送方向に向くように形成されているとよい。この場合、搬送方向と逆方向に向けることで、搬送方向と逆方向に向かう空気流をより強めることができる。
<第3実施形態>
続いて、本発明の第3実施形態によるインクジェットプリンタについて、図7〜図10を参照しつつ説明する。図7は、本発明の第3実施形態によるインクジェットプリンタの概略側断面図である。図8は、本発明の第3実施形態によるインクジェットプリンタの上面図である。図9は、本発明の第3実施形態によるインクジェットプリンタのインクジェットヘッド及びエア噴射配管を下方から見たときの概略平面図である。図10は、図9のC−C線に沿った断面図である。
本実施形態においては、フレーム304に対する4つのインクジェットヘッド2の固定位置及び配管360の構成が、第1実施形態のインクジェットプリンタ1の構成と若干異なるだけでこれら以外は、第1実施形態と同様である。なお、第1実施形態と同じものについては、同符号で示し説明を省略する。
本実施形態において、図7〜図9に示すように、4つのインクジェットヘッド2は、搬送方向に沿って互いに所定間隔の隙間をあけて配置された状態で、フレーム304に固定されている。4つのインクジェットヘッド2は、図10に示すように、搬送方向と直交した方向(長手方向)に延びたヘッド固定部2cを有している。ヘッド固定部2cは、ネジ50によってフレーム304に固定されている。
配管360は、エア供給配管361と、エア噴射配管363とから形成されている。エア供給配管361は、図7に示すように、8本の配管361a〜361hと、8本の配管361a〜361hを連結する3つのジョイント部337,338とを有している。
配管361aの一端は開口31aに接続されており、他端はジョイント部337と接続されている。配管361b,361cは、その一端がジョイント部337と接続されており、他端がジョイント部338と接続されている。
配管361d,361eは、その一端がジョイント部338と接続されており、他端がジョイント部339と接続されている。配管361fは、その一端がジョイント部337に接続されており、他端がジョイント部337の真下に配置されたジョイント部339と接続されている。
配管361g、361hは、その一端がジョイント部338と接続されており、他端がジョイント部338の真下に配置されたジョイント部339と接続されている。この構成により、開口31aから送られてきたエアが、エア供給配管361を通ってエア噴射配管363に供給される。
エア噴射配管363は、フレーム304と同等の高さにおいて、フレーム304の外周を囲みつつ、各ヘッド2を取り囲むように形成されている。エア噴射配管363は、図8及び図9に示すように、搬送方向に関して、最も上流側に位置し搬送方向と直交する方向に延在した上流配管363a(補助噴射部材)と、最も下流側に位置し搬送方向と直交する方向に延在した下流配管363bと、これら上流及び下流配管363a,363bを連通させる2本の連通配管363c,363d(第3、第4主噴射部材)とを有している。
上流配管363aは、配管361eと接続されたジョイント部339を挟んで接続された2本の配管がなす、搬送方向と直交する方向に延在する部分である。また、下流配管363bは、配管361dと接続されたジョイント部339を挟んで接続された2本の配管がなす、搬送方向と直交する方向に延在する部分である。
連通配管363c、363dは、配管361eと接続されたジョイント部339を挟んで接続された2本の配管がなす、搬送方向に延在する部分と、配管361dと接続されたジョイント部339を挟んで接続された2本の配管がなす、搬送方向に延在する部分と、これら搬送方向に延在する部分とジョイント部341を挟んで接続された配管及びこの配管同士を接続するジョイント部341とで構成する部分である。
これらジョイント部341は、いずれもヘッド2間の隙間と対向する位置に配置されており、後述する3つの連通配管363e〜363gと接続されている。
また、エア噴射配管363は、3つの連通配管363e〜363gをさらに有している。連通配管363f(第1主噴射部材)は、搬送方向中央に位置する2つのインクジェットヘッド2間に配置されている。また、連通配管363fは、搬送方向と直交する方向に延在しており、その両端においてジョイント部341と接続されている。なお、連通配管363fは、配管361fと接続されたジョイント部339を挟んで接続された2本の配管によって構成されている。これら2本の配管は、図10に示すように、フレーム304近傍でフレーム304をかわすように屈曲して形成されている。そして、配管のそれぞれがジョイント部341と接続されている。
連通配管363e(第2主噴射部材)は、搬送方向上流側に位置する2つのインクジェットヘッド2間に配置されている。また、連通配管363eは、搬送方向と直交する方向に延在しており、その両端においてジョイント部341と接続されている。なお、連通配管363eは、配管361gと接続されたジョイント部339を挟んで接続された2本の配管によって構成されている。これら2本の配管も、連通配管363fを構成する2本の配管と同様に、屈曲してジョイント部341と接続されている。
連通配管363g(第2主噴射部材)は、搬送方向下流側に位置する2つのインクジェットヘッド2間に配置されている。また、連通配管363gは、搬送方向と直交する方向に延在しており、その両端においてジョイント部341と接続されている。なお、連通配管363gは、配管361hと接続されたジョイント部339を挟んで接続された2本の配管によって構成されている。これら2本の配管も、連通配管363fを構成する2本の配管と同様に、屈曲してジョイント部341と接続されている。
図9に示すように、エア噴射配管363には、直径が約5mmの複数の孔340が形成されている。これら複数の孔340は、ファン32から送風されたエアをそれぞれ所望の方向に同量ずつ噴射するように形成されている。複数の孔340は、エア噴射配管363の中心線を通る水平線より下方に形成されており、エア噴射配管363の内部と外部とを連通させる。この構成により、エア噴射配管363の内部に供給されたエアを外部に噴射する。
上流配管363aに形成された孔340aは、搬送方向に直交する方向に沿って一列に配列されている。孔340aは、インク吐出面2aから鉛直方向に傾斜し且つ搬送方向とは逆方向に対して45度の鋭角をなす方向にエアを噴射するように形成されている。
下流配管363bに形成された孔340bは、搬送方向に直交する方向に沿って一列に配列されている。孔340bは、インク吐出面2aから鉛直方向に傾斜し且つ搬送方向に対して45度の鋭角をなす方向にエアを噴射するように形成されている。
連通配管363eに形成された孔340eは、搬送方向に直交する方向に沿って一列に配列されている。孔340eは、インク吐出面2aから鉛直方向に傾斜し且つ搬送方向とは逆方向に対して45度の鋭角をなす方向にエアを噴射するように形成されている。
連通配管363gに形成された孔340gは、搬送方向に直交する方向に沿って一列に配列されている。孔340gは、インク吐出面2aから鉛直方向に傾斜し且つ搬送方向に対して45度の鋭角をなす方向にエアを噴射するように形成されている。
連通配管363fには、搬送方向に直交する方向に沿って千鳥状に2列配列された孔340h,340iが形成されている。連通配管363fに形成された上流側の孔列に属する孔340hは、インク吐出面2aに対して下方側に傾斜し且つ搬送方向とは逆方向に対して45度の鋭角をなす方向にエアを噴射するように形成されている。
連通配管363fに形成された下流側の孔列に属する孔340iは、インク吐出面2aから鉛直方向に傾斜し且つ搬送方向に対して45度の鋭角をなす方向にエアを噴射するように形成されている。
連通配管363cに形成された孔340cは、搬送方向に沿って一列に配列されている。孔340cは、インク吐出面2aから鉛直方向に傾斜し且つ搬送方向に直交する方向におけるインクジェットヘッド2に向かう方向に対して45度の鋭角をなす方向にエアを噴射するように形成されている。
連通配管363dに形成された孔340dは、搬送方向に沿って一列に配列されている。孔340dは、インク吐出面2aから鉛直方向に傾斜し且つ搬送方向に直交する方向におけるインクジェットヘッド2に向かう方向に対して45度の鋭角をなす方向にエアを噴射するように形成されている。
このとき、上流配管363aの孔340a及び連通配管363e,363fの孔340e,340hから噴射されるエアは、インク吐出面2aに平行で搬送方向とは逆方向に向かう空気流を形成する。連通配管363fよりも上流側(搬送方向とは逆方向側)における連通配管363c,363dの孔340c,340dから噴射されるエアは、連通配管363e,363fの孔340e,340hから噴射されるエアによって形成される空気流をさらに強める。これらの孔340c,340dについても、各孔の中心軸が若干搬送方向と逆方向に傾くように形成することで、搬送方向と逆方向に向かう空気流をより強めることができる。
また、このとき、下流配管363bの孔340b及び連通配管363g,363fの孔340g,340iから噴射されるエアは、インク吐出面2aに平行で搬送方向に向かう空気流を形成する。連通配管363fよりも下流側(搬送方向側)における連通配管363c,363dの孔340c,340dから噴射されるエアは、連通配管363g,363fの孔340g,340iから噴射されるエアによって形成される空気流をさらに強める。これらの孔340c,340dについても、搬送方向に向かう空気流をより強めるためにそれぞれの中心軸が若干搬送方向に傾くように形成するとよい。これにより、搬送方向に向かう空気流をより強めることができる。
以上のような第3実施形態によるインクジェットプリンタによると、上流配管363aの孔340aから噴射されるエアにより、上流側に位置する用紙に付着した粉塵を吹き飛ばすことができる。そして、搬送面ベルト8上を搬送される用紙が4つのインクジェットヘッド2のすぐ下方側を順に通過する際に、連通配管363eの孔340e及び連通配管363fの孔340hから噴射されるエアにより形成される、インク吐出面2aに平行で搬送方向とは逆方向に向かう空気流、並びに、連通配管363gの孔340g及び連通配管363fの孔340iから噴射されるエアにより形成される、インク吐出面2aに平行で搬送方向に向かう空気流によって、インクジェットヘッド2から吐出された微小な液体滴のミストを、空気流に乗せて迅速にインクジェットヘッド2付近から排除することができる。用紙に着弾したインクを下流配管363bの孔340bから噴射されるエアによって迅速に乾燥させることができる。さらに、エア噴射配管363の孔340から噴射されるエアが用紙を押さえつけるので、用紙が搬送面8から浮き上がりにくくなる。
<第4実施形態>
続いて、本発明の第4実施形態によるインクジェットプリンタについて、図11〜図13を参照しつつ説明する。図11は、本発明の第4実施形態によるインクジェットプリンタの上面図である。図12は、本発明の第4実施形態によるインクジェットプリンタのインクジェットヘッド及びエア噴射配管を下方から見たときの概略平面図である。図13は、図12のD−D線に沿った断面図である。
本実施形態においては、インクジェットヘッド402、フレーム404、エア供給配管461及びエア噴射配管463の構成が第1実施形態のインクジェットプリンタ1の構成と若干異なるだけでそれ以外は、第1実施形態と同様である。なお、第1実施形態と同じものについては、同符号で示し説明を省略する。
本実施形態におけるインクジェットプリンタは、図11及び図12に示すように、8つのインクジェットヘッド402を有している。8つのインクジェットヘッド402は、搬送方向に千鳥状に2列に配列されており、搬送方向と直交する方向に関して互いに平行に配置されている。
換言すると、8つのインクジェットヘッド402は、搬送方向に沿う列を2列形成するように配置されている。これら列毎の4つのインクジェットヘッド402は、搬送方向上流側から順に、マゼンタ、イエロー、シアン、ブラックのインクを吐出する。つまり、8つのインクジェットヘッド402は、上流側から順に2つずつが同色のインクを吐出する。
また、各インクジェットヘッド402のインク吐出面402aには、図12に示すように、複数のノズル402bが搬送方向に直交する方向に関して等間隔に離隔して1列に配列されている。
8つのインクジェットヘッド402は、搬送方向と直交する方向に関して、1つの列に属する4つのインクジェットヘッド402の端部にあるノズル402bと、もう1つの列に属する4つのインクジェットヘッド402の端部にあるノズル402bとが、1つのインク吐出面402aにおける隣接するノズル同士の間隔と同じ間隔で離隔するように、フレーム404に固定されている。これにより、同色のインクを吐出する2つのインクジェット402のノズル402bからインクを吐出しても、搬送方向と直交する方向に途切れず印字することが可能になる。
8つのインクジェットヘッド402は、図13に示すように、搬送方向と直交した方向(長手方向)に延びたヘッド固定部402cを有している。ヘッド固定部402cは、ネジ50によってフレーム404に固定されている。
配管460は、エア供給配管461と、エア噴射配管463とから形成されている。エア供給配管461は、図11及び図13に示すように、一端がケース31の開口31aに接続され、そこから複数のジョイント部437を介して8本に分岐し、他端がジョイント部438を介してエア噴射配管463と接続されている。この構成により、開口31aから送られてきたエアが、エア供給配管461を通ってエア噴射配管463に供給される。
エア噴射配管463は、フレーム404と同等の高さにおいて、フレーム404及び8つのインクジェットヘッド402を取り囲むように形成されている。エア噴射配管463は、図11及び図12に示すように、搬送方向に関して、最も上流側に位置し搬送方向と直交する方向に延在した上流配管463a(補助噴射部材)と、最も下流側に位置し搬送方向と直交する方向に延在した下流配管463b(補助噴射部材)と、これら上流及び下流配管463a、463bを連通させる2本の連通配管463c,463d(第3及び第4主噴射部材)とを有している。
上流配管463a、下流配管463b及び2本の連通配管463c,463dは、第3実施形態の上流配管363a、下流配管363b及び2本の連通配管363c、363dとほぼ同様な構成となっている。なお、連通配管463c、463dを構成するジョイント配管439は、隣接するインクジェットヘッド402がなす列とは別の列に属する4つのインクジェットヘッド402と、搬送方向と直交する方向に対向して配置されている。
さらに、エア噴射配管463は、連通配管463e(第2主噴射部材),463f(第1主噴射部材),463g(第2主噴射部材)を2本ずつ計6本有している。連通配管463cには、上流から順に奇数番目に位置する4つのインクジェットヘッド2間の隙間を搬送方向に直交する方向に沿う3本の連通配管463e,463f,463gがジョイント部439を介して接続されている。また、連通配管463dには、上流から順に偶数番目に位置する4つのインクジェットヘッド2間の隙間を搬送方向に直交する方向に沿う3本の連通配管463e,463f,463gがジョイント部439を介して接続されている。
なお、連通配管463e,463f,463gは、いずれにおいても、エア噴射配管463を構成する配管と接続されたジョイント部438を挟んで接続された2本の配管から構成されている。
図12に示すように、エア噴射配管463には、直径が約5mmの複数の孔440が形成されている。これら複数の孔440は、ファン32から送風されたエアをそれぞれ所望の方向に同量ずつ噴射するように形成されている。複数の孔440は、エア噴射配管463の中心線を通る水平線より下方に形成されており、エア噴射配管463の内部と外部とを連通させる。この構成により、エア噴射配管463の内部に供給されたエアを外部に噴射する。
上流配管463aに形成された孔440aは、搬送方向に直交する方向に沿って一列に配列されている。孔440aは、インク吐出面2aから鉛直方向に傾斜し且つ搬送方向とは逆方向に対して45度の鋭角をなす方向にエアを噴射するように形成されている。
下流配管463bに形成された孔440bは、搬送方向に直交する方向に沿って一列に配列されている。孔440bは、インク吐出面2aから鉛直方向に傾斜し且つ搬送方向に対して45度の鋭角をなす方向にエアを噴射するように形成されている。
連通配管463eに形成された孔440eは、搬送方向に直交する方向に沿って一列に配列されている。孔440eは、インク吐出面2aから鉛直方向に傾斜し且つ搬送方向とは逆方向に対して45度の鋭角をなす方向にエアを噴射するように形成されている。
連通配管463gに形成された孔440gは、搬送方向に直交する方向に沿って一列に配列されている。孔440gは、インク吐出面2aから鉛直方向に傾斜し且つ搬送方向に対して45度の鋭角をなす方向にエアを噴射するように形成されている。
連通配管463fには、搬送方向に直交する方向に沿って千鳥状に2列配列された孔440h,440iが形成されている。連通配管363fに形成された上流側の孔列に属する孔440hは、インク吐出面2aに対して下方側に傾斜し且つ搬送方向とは逆方向に対して45度の鋭角をなす方向にエアを噴射するように形成されている。
連通配管463fに形成された下流側の孔列に属する孔440iは、インク吐出面2aから鉛直方向に傾斜し且つ搬送方向に対して45度の鋭角をなす方向にエアを噴射するように形成されている。
連通配管463cに形成された孔440cは、搬送方向に沿って一列に配列されている。孔440cは、インク吐出面2aから鉛直方向に傾斜し且つ搬送方向に直交する方向におけるインクジェットヘッド2に向かう方向に対して45度の鋭角をなす方向にエアを噴射するように形成されている。
連通配管463dに形成された孔440dは、搬送方向に沿って一列に配列されている。孔440dは、インク吐出面2aから鉛直方向に傾斜し且つ搬送方向に直交する方向におけるインクジェットヘッド2に向かう方向に対して45度の鋭角をなす方向にエアを噴射するように形成されている。
このとき、上流配管463aの孔440a及び連通配管463e,463fの孔440e,440fから噴射されるエアは、インク吐出面2aに平行で搬送方向とは逆方向に向かう空気流を形成する。連通配管463fよりも上流側における連通配管463c,463dの孔440c,440dから噴射されるエアは、連通配管463e,463fの孔440e,440fから噴射されるエアによって形成される空気流をさらに強める。
また、このとき、下流配管463bの孔440b及び連通配管463f,463gの孔440i,440gから噴射されるエアは、インク吐出面2aに平行で搬送方向に向かう空気流を形成する。連通配管463fよりも下流側における連通配管463c,463dの孔440c,440dから噴射されるエアは、連通配管463f,463gの孔440i,440gから噴射されるエアによって形成される空気流をさらに強める。
孔440c,440dは、連通配管463fを挟んで配置される位置に対応して、搬送方向に関して、各孔の中心軸が傾くように形成されているとよい。孔440c,440dが上流側にあれば中心軸を上流側に傾け、下流側にあれば中心軸も下流側に傾ける。これにより、搬送方向の両方向に向かう空気流をより強くできる。
以上のような第4実施形態によるインクジェットプリンタによると、上流配管463aの孔440aから噴射されるエアにより、上流側に位置する用紙に付着した粉塵を吹き飛ばすことができる。そして、搬送面ベルト8上を搬送される用紙が4つのインクジェットヘッド2のすぐ下方側を順に通過する際に、連通配管463e,463fの孔440e,440fから噴射されるエアにより形成される、インク吐出面2aに平行で搬送方向とは逆方向に向かう空気流、並びに、連通配管463f,463gの孔440i,440gから噴射されるエアにより形成される、インク吐出面2aに平行で搬送方向に向かう空気流によって、インクジェットヘッド2から吐出された微小な液体滴のミストを、空気流に乗せて迅速にインクジェットヘッド2付近から排除することができる。用紙に着弾したインクを下流配管463bの孔440bから噴射されるエアによって迅速に乾燥させることができる。さらに、エア噴射配管463の孔440から噴射されるエアが用紙を押さえつけるので、用紙が搬送面8から浮き上がりにくくなる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、上述の各実施形態においては、上流配管と下流配管とを連通させる搬送方向に沿った2本の連通配管を設けていたが、どちらか一方のみ設ける、もしくは、どちらも設けていなくてもよい。
また、上述した各実施形態においては、温度制御部113を設けていたが、温度を可変させて制御する必要がない、例えば、一定温度でよければ、温度制御部113を設けなくてもよい。
また、上述した各実施形態においては、風速制御部114を設けていたが、風速を可変させて制御する必要がない、例えば、一定風速でよければ、風速制御部114を設けなくてもよい。
さらに、上述した各実施形態においては、ヒータ33を設けていたが、大気同等の温度のエアを噴射するのであれば、ヒータ33を設けなくてもよい。
また、ヒータ33の温度を制御するための温度センサ35は、必ずしもケース31内に配置しなくてもよく、インクジェットプリンタの任意の場所に設置すればよい。例えば、温度センサ35をインクジェットヘッド2の近傍に配置することで、実際に画像が形成される領域の温度に対応した空気流の温度制御が可能となる。
加えて、上述した各実施形態においては、エアを供給し、噴射する配管内の気圧が配管外の気圧よりも小さい状態を保持しているのであれば、気圧差によってエアが噴射されるため、ファン32を設けなくてもよい。
また、上述した各実施形態においては、4つ、もしくは8つのインクジェットヘッドを設けていたが、インクジェットヘッドの数は任意でよい。
また、上述した各実施形態において、エアを噴射する孔を約5mmの直径をもつ孔としたが、これに限定されるものではない。また、孔の形状も円形の他に、長円形や矩形などの形状であってもよい。さらに、複数の孔の代わりに、細長いスリットとしてもよい。
さらに、上述した各実施形態においては、エアを噴射する配管に形成された孔を、インク吐出面2aから鉛直方向に傾斜し且つ搬送方向に対して45度の鋭角をなす方向に形成していたが、この形成角度は45度に限らない。形成角度は、45度から90度の間の鋭角であれば、本発明の効果を得ることができる。
本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの概略側断面図である。 図1に示すインクジェットヘッド及びエア噴射配管を下方から見たときの概略平面図である。 図2に示すA−A線に沿った断面図である。 図4は、配管の断面図であり、(a)は図2に示すB−B線に沿った断面図であり、(b)は図2に示すE―E線に沿った断面図である。 本実施形態によるインクジェットプリンタの制御構成を示す概略ブロック図である。 本発明の第2実施形態によるインクジェットプリンタのインクジェットヘッド及びエア噴射配管を下方から見たときの概略平面図である。 本発明の第3実施形態によるインクジェットプリンタの概略側断面図である。 本発明の第3実施形態によるインクジェットプリンタの上面図である。 本発明の第3実施形態によるインクジェットプリンタのインクジェットヘッド及びエア噴射配管を下方から見たときの概略平面図である。 図9のC−C線に沿った断面図である。 本発明の第4実施形態によるインクジェットプリンタの上面図である。 本発明の第4実施形態によるインクジェットプリンタのインクジェットヘッド及びエア噴射配管を下方から見たときの概略平面図である。 図12のD−D線に沿った断面図である。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ
2 インクジェットヘッド
17 搬送機構
30 エア噴射機構
32 ファン
33 ヒータ
35 温度センサ
63,363,463 エア噴射配管
63a,363a,463a 上流配管
63b,363b,463b 下流配管
63c,63d,363c〜363g,463c〜463g 連通配管
113 温度制御手段
114 風速制御手段

Claims (15)

  1. 液体を吐出する複数の吐出口が形成された吐出面を有する、位置が固定された液体吐出ヘッドと、
    前記吐出面と平行で前記液体吐出ヘッドの長手方向と直交した搬送方向に沿って、前記液体吐出ヘッドよりも上流にある媒体供給位置から前記液体吐出ヘッドよりも下流にある媒体排出位置へと被記録媒体を搬送する搬送機構と、
    前記媒体供給位置から前記媒体排出位置へと延びる、前記搬送機構が形成した被記録媒体の搬送路に向かってエアを噴射するエア噴射機構とを備えており、
    前記エア噴射機構は、
    前記搬送方向に関して前記媒体供給位置と前記液体吐出ヘッドとの間にあって、前記吐出面に対して傾斜し且つ前記搬送方向に対して鋭角をなす方向と、前記吐出面に対して傾斜し且つ前記搬送方向とは逆方向に対して鋭角をなす方向との2方向にエアを噴射する第1主噴射部材と、
    前記搬送方向に関して前記媒体排出位置と前記液体吐出ヘッドとの間にあって、前記吐出面に対して傾斜し且つ前記搬送方向に対して鋭角をなす方向にエアを噴射する第2主噴射部材とを有していることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 液体を吐出する複数の吐出口が形成された吐出面を有する、位置が固定された液体吐出ヘッドと、
    前記吐出面と平行で前記液体吐出ヘッドの長手方向と直交した搬送方向に沿って、前記液体吐出ヘッドよりも上流にある媒体供給位置から前記液体吐出ヘッドよりも下流にある媒体排出位置へと被記録媒体を搬送する搬送機構と、
    前記媒体供給位置から前記媒体排出位置へと延びる、前記搬送機構が形成した被記録媒体の搬送路に向かってエアを噴射するエア噴射機構とを備えており、
    前記エア噴射機構は、
    前記搬送方向に関して前記媒体供給位置と前記液体吐出ヘッドとの間にあって、前記吐出面に対して傾斜し且つ前記搬送方向とは逆方向に対して鋭角をなす方向にエアを噴射する第1主噴射部材と、
    前記搬送方向に関して前記媒体排出位置と前記液体吐出ヘッドとの間にあって、前記吐出面に対して傾斜し且つ前記搬送方向に対して鋭角をなす方向と、前記吐出面に対して傾斜し且つ前記搬送方向とは逆方向に対して鋭角をなす方向との2方向にエアを噴射する第2主噴射部材とを有していることを特徴とする液体吐出装置。
  3. 前記搬送方向に関して同じ位置に両端が位置するように互いに平行に配置された複数の前記液体吐出ヘッドを備えており、
    これら複数の前記液体吐出ヘッドが、前記搬送方向に関して前記第1主噴射部材と前記第2主噴射部材との間に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記搬送方向に関して同じ位置に両端が位置するように互いに平行に配置された複数の前記液体吐出ヘッドを備えており、
    これら複数の前記液体吐出ヘッドのうちの一部の前記液体吐出ヘッドだけが、前記搬送方向に関して前記第1主噴射部材と前記第2主噴射部材との間に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
  5. 前記エア噴射機構は、2以上の前記液体吐出ヘッドが前記搬送方向に関して前記第1主噴射部材と前記第2主噴射部材との間に1つずつ配置されるように、前記第1主噴射部材及び前記第2主噴射部材の少なくともいずれか一方を複数有していることを特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置。
  6. 前記エア噴射機構は、前記搬送方向に関して両側に前記第1主噴射部材及び前記第2主噴射部材が隣接していない一又は複数の前記液体吐出ヘッドを前記搬送方向に関して別の噴射部材との間に1つずつ挟み込むと共に、前記吐出面に対して傾斜した方向にエアを噴射する一又は複数の補助噴射部材をさらに有しており、
    各補助噴射部材からは、前記第1主噴射部材及び前記第2主噴射部材から噴射されたエアが形成する前記吐出面に沿った空気流と同じ方向の空気流を形成する方向に、前記吐出面に対して傾斜したエアが噴射されることを特徴とする請求項4又は5に記載の液体吐出装置。
  7. 前記搬送方向に関して千鳥状となるように互いに平行に配置された複数の前記液体吐出ヘッドを備えており、
    これら複数の前記液体吐出ヘッドのうちの一部の前記液体吐出ヘッドだけが、前記搬送方向に関して前記第1主噴射部材と前記第2主噴射部材との間に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
  8. 前記エア噴射機構は、2以上の前記液体吐出ヘッドが前記搬送方向に関して前記第1主噴射部材と前記第2主噴射部材との間に1つずつ配置されるように、前記第1主噴射部材及び前記第2主噴射部材の少なくともいずれか一方を複数有していることを特徴とする請求項7に記載の液体吐出装置。
  9. 前記エア噴射機構は、前記搬送方向に関して両側に前記第1主噴射部材及び前記第2主噴射部材が隣接していない一又は複数の前記液体吐出ヘッドを前記搬送方向に関して別の噴射部材との間に1つずつ挟み込むと共に、前記吐出面に対して傾斜した方向にエアを噴射する一又は複数の補助噴射部材をさらに有しており、
    各補助噴射部材からは、前記第1主噴射部材及び前記第2主噴射部材から噴射されたエアが形成する前記吐出面に沿った空気流と同じ方向の空気流を形成する方向に、前記吐出面に対して傾斜したエアが噴射されることを特徴とする請求項7又は8に記載の液体吐出装置。
  10. 前記エア噴射機構は、前記搬送方向に延びて前記複数の液体吐出ヘッドを跨ぐ第3主噴射部材をさらに有しており、
    前記第3主噴射部材は、前記吐出面に対して傾斜し且つ前記長手方向と平行であって前記第3主噴射部材から前記液体吐出ヘッドに向かう搬送直交方向に対して鋭角をなす方向にエアを噴射することを特徴とする請求項3〜9のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  11. 前記エア噴射機構は、前記第3主噴射部材との間に前記複数の液体吐出ヘッドを挟む第4主噴射部材をさらに有しており、
    前記第4主噴射部材は、前記吐出面に対して傾斜し且つ前記搬送直交方向とは逆方向に対して鋭角をなす方向にエアを噴射することを特徴とする請求項10に記載の液体吐出装置。
  12. 前記エア噴射機構は、噴射されるエアの温度を調節するための温度調節装置をさらに有していることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  13. 前記液体吐出ヘッドから吐出される液体の種類及び被記録媒体の種類に応じて、前記温度調節装置を制御する温度制御手段をさらに備えていることを特徴とする請求項12に記載の液体吐出装置。
  14. 前記エア噴射機構は、噴射されるエアの速度を調節するための風速調節装置をさらに有していることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  15. 前記液体吐出ヘッドから吐出される液体の種類及び被記録媒体の種類に応じて、前記風速調節装置を制御する風速制御手段をさらに備えていることを特徴とする請求項14に記載の液体吐出装置。
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