JP2008238402A - 押出機のスクリュー離脱方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】発泡体などをリサイクルするために用いられる押出機において、樹脂を変更し、色を変更する際に、樹脂の付着を完全に除去するために、コニカル型のスクリューを容易に抜き出す方法を提供する
【解決手段】押出機のシリンダーを駆動するモータと、モータの回転駆動を伝達するプーリ及びベルトと、押出機のシリンダーから取り外しが可能なプーリと、押出方向先端が根本より太い押出用のスクリューを有した一軸コニカル型押出機であって、押出用スクリューの駆動用に取り付けられたプーリなど駆動媒体を離脱可能とし、且つ、固定した押出機シリンダー側の後方に、各々独立して上下及び前後に移動かつ調節可能な少なくとも2本のスクリューを支持するための受台を配し、且つ、該受台が前後に移動可能なスクリュー抜取り支持台上に配置させてなる離脱装置を用いたことを特徴とした、押出機後方への該押出機スクリューの離脱方法。
【選択図】図3
【解決手段】押出機のシリンダーを駆動するモータと、モータの回転駆動を伝達するプーリ及びベルトと、押出機のシリンダーから取り外しが可能なプーリと、押出方向先端が根本より太い押出用のスクリューを有した一軸コニカル型押出機であって、押出用スクリューの駆動用に取り付けられたプーリなど駆動媒体を離脱可能とし、且つ、固定した押出機シリンダー側の後方に、各々独立して上下及び前後に移動かつ調節可能な少なくとも2本のスクリューを支持するための受台を配し、且つ、該受台が前後に移動可能なスクリュー抜取り支持台上に配置させてなる離脱装置を用いたことを特徴とした、押出機後方への該押出機スクリューの離脱方法。
【選択図】図3
Description
本発明は、コニカル型の押出機のスクリュー離脱方法に関する。
10〜50mm程度に粉砕された発泡体を溶融させてペレット化し、再利用するために用いられる一軸コニカル型の押出機にあっては、軸受け側スクリューの口径がダイス側先端の口径に比べて大となっているため、ダイス側から抜き出すことができず、スクリュー回転駆動側から抜き出さねばならないなど、スクリューの抜き出しは非常に困難なものであった。特に、スクリュー回転駆動側にはモーターが減速機を介して直接接続されている場合が多く、スクリューを抜き出す場合は、減速機の除去など、工事を伴った大掛かりなものとなっていた。
そこで、この様な押出機にあって、樹脂を替える、色を替えるなどの操作にあって、スクリューに付着する樹脂を除去清掃するにあたって、各種の方法が考案されている。最も簡便な方法は、特許文献1から5の各種樹脂に対応した洗浄樹脂を用いることで、スクリューに付着する樹脂を洗い流そうとするものである。この方法は、簡便ではあるが、スクリューのフライトのコーナに付着したものを完全に除去することはできないため、特に黒色から白色に色替えした場合にあっては、コーナに残った樹脂が時々押出時に流れ出し、白い製品樹脂中に、黒い線上のシミを発生することが多く見られるため、効果はあるが完全を期する場合には適当な方法ではない。
シリンダーの取り外して清掃する方法に関して、特許文献6、特許文献7のごとく、シリンダーを減速機から取り外し易くするため、シリンダーの突き出し穴を設けるなどの方法、及び、特許文献8のごとく、ダイスを交互に取替可能にし、清掃性を高めた工夫はあるが、本考案の如くシリンダーを押出機の後方、プーリなど動力伝達部から抜き出そうとするものではない。
シリンダー抜き出し性を高めたものには、特許文献9のごとく、スクリュー側からではなく、スクリューを留め置き、シリンダー側を移動可能にして、シリンダーを後退させてスクリューを露出させようとするものであるが、押出機のシリンダーには通常、加熱用のヒータが付属しており、電気配線など他の機器への接触を防止するため、大がかりな配線が必要なこと、また、押出機スクリューの長さが2m以上、若しくは、スクリューの口径がφ70mm以上の大きなものでは、スクリューの自重が100kg以上にもなり、スクリュー支持部分の拘束部の変形を抑制するため、プーリ、減速機など回転力を伝達する部分で水平を保つ為の大がかりな支持方法が必要となり、しかも、スクリュー自体の変形も考慮に入れなければならないなど、非常に困難かつ、可能であっても設備コストを増大させる結果となっていた。
また、特許文献10のごとく、押出機を2台並列に並べ、同一の金型を用いて交互に押出処理を行うことで、処理を行っていない押出機にあっては自由に清掃を可能とすることができるが、処理そのものを容易にするものではなく、且つ、設備コストを増大させる結果となるため、本考案が解決しようとする方法とは大きく異なっている。
この様に、リサイクルに使用する発泡体専用のコニカル型一軸押出機では、清掃困難なことから、樹脂で洗い流す程度に止め、樹脂・色の混合による品質低下はやむを得ない事象と諦めており、樹脂の変更などは困難とされていた。
特開平3−37253
特開平5−69446
特開2003−245964
特開2004−106506
特開2004−323780
実開平5−9634
実開平5−41754
特開2000−271995
特開平6−31791
特開2002−67121
本発明は、発泡体などをリサイクルするために用いられる押出機にあって、樹脂を変更し、色を変更する際に、樹脂の付着を完全に除去するために、原料投入部の押出機スクリューの押出方向先端が細くなったコニカル型のスクリューを容易に抜き出す方法を提供せんとするものである。
すなわち本発明は、押出機のシリンダーを駆動するモータと、モータの回転駆動を伝達するプーリ及びベルトと、押出機のシリンダーから取り外しが可能なプーリと、押出方向先端が根本より太い押出用のスクリューを有した一軸コニカル型押出機であって、押出用スクリューの駆動用に取り付けられたプーリなど駆動媒体を離脱可能とし、且つ、固定した押出機シリンダー側の後方に、各々独立して上下及び前後に移動かつ調節可能な少なくとも2本のスクリューを支持するための受台を配し、且つ、該受台が前後に移動可能なスクリュー抜取り支持台上に配置させてなる離脱装置を用いたことを特徴とした、押出機後方への該押出機スクリューの離脱方法である。
前記一軸コニカル押出機において、押出用スクリューのプーリ軸受部を取り出し方向にテーパーを持たせ、且つ、プーリの外側に、固定ネジ又はピンを設けることが好ましい。
また、一軸コニカル型押出機において、押出機のスクリューを回転させるモーターと該モーターに取り付けられたプーリとが、一体となった台座に固定され、該台座と押出機用スクリューとの間隔を、ネジ又は油圧を用いて、調節可能とするのも好ましい。
発泡体を加熱溶融してペレットを製造するためのコニカル型の押出機において、スクリューを容易に抜き出すことが容易に行えることによって、同一装置において、各種の樹脂を処理すること可能にし、小量他品種の廃棄樹脂に対して、それぞれの機器を必要としないため、安価な処理を可能にし、普及させることによって、ひいては、廃棄物の削減に繋げるものである。
以下、本発明を、実施態様を示す図面を参照して詳述する。
図1は、コニカル型のスクリュー押出機の断面を示した。コニカル型の押出機では、スクリュー12を固定し、押出機シリンダー11をダイス側14へ、スクリュー12を抜き出す方法と押出機シリンダー11を固定し、押出機シリンダー12をプーリー側18へ引き出す方法が考えられるが、スクリューが長い場合にあって、スクリューの自重による撓みを防止するため、軸受けの強度を高めると共に、基礎から強固な架台を必要とする。更に、シリンダーはヒータ15などの電機配線を有しているため、シリンダーの移動に際しては、それらの配慮も必要であり、スクリューの長さが長い押出機にあっては、スクリュー側を固定し、シリンダー側を引き出すことは、設備コストが増大し、しかも、電気配線などの取扱いが困難なことから、望ましい方法ではない。この様に、シリンダーを固定し、スクリューを抜き出すことが望ましいが、重量があるスクリューを抜き出す方法が見出されていない場合は、この方法も困難なものとなる。
図1は、コニカル型のスクリュー押出機の断面を示した。コニカル型の押出機では、スクリュー12を固定し、押出機シリンダー11をダイス側14へ、スクリュー12を抜き出す方法と押出機シリンダー11を固定し、押出機シリンダー12をプーリー側18へ引き出す方法が考えられるが、スクリューが長い場合にあって、スクリューの自重による撓みを防止するため、軸受けの強度を高めると共に、基礎から強固な架台を必要とする。更に、シリンダーはヒータ15などの電機配線を有しているため、シリンダーの移動に際しては、それらの配慮も必要であり、スクリューの長さが長い押出機にあっては、スクリュー側を固定し、シリンダー側を引き出すことは、設備コストが増大し、しかも、電気配線などの取扱いが困難なことから、望ましい方法ではない。この様に、シリンダーを固定し、スクリューを抜き出すことが望ましいが、重量があるスクリューを抜き出す方法が見出されていない場合は、この方法も困難なものとなる。
図2は、スクリューを抜き出す方法を示した図であり、まず図2に記載したスクリュー抜き取り支持台19を押出機後方に下げ、プーリをシリンダーのプーリ軸受部17から抜き取る。この際、プーリを支える治具を押出機若しくは天井から吊り下げる事も可能である。次に、図3のウインチ26などを用いて、シリンダー17を後方へ引き出すと伴に、スクリュー抜き取り台車19を押出機に引き寄せ、押出機側のスクリュー受台20のスクリュー受部22をスクリューに当たらない位置まで下げ、後方のスクリュー受台21のスクリュー受部23をシリンダーに当たるように引き上げる。次に、図4の、スクリューを支持台19に沿わせて、スクリューを引き抜き、先端近くまで引き抜かれた時に、前方のスクリュー受台20の受け部22を引き上げて、スクリューを支える方法である。
この様に、本発明によれば、重量のあるスクリューを手軽に後方から、引き抜くことが可能となるため、コニカル型の押出機にあって、スクリューを抜き出して付着した樹脂の清掃を初めて可能となるものである。
図5のプーリは、一端固定すれば、長期間取り外しを前提としていないため、プーリ抜き工具などを用いて、通常強固に固定しており、取り外しは困難なものである。この取り外しを容易にならしめるために、シリンダーのプーリ軸受部17をテーパーにし、プーリ側の挿入穴もそのテーパーに沿った形状とすることで、挿入と抜き取りを容易にするものである。プーリを固定した後、プーリの外れ防止と固定を行うため、プーリ固定ナット31又は、プーリ軸受部に矩形の貫通穴を設けプーリ固定ピン32を差し込むことで固定するなどの方法を用いる方法が、取り外しを容易を更に容易にすることが可能である。
図6はスクリューのプーリ18とモータ側のプーリ41をつなぎ合わせているベルト42を取り外すため、モータ43とモータ側のプーリ41を油圧による押出機とモータの間隔を調整する手段を表したものである。油圧シリンダー44を引き、モータ台座45を押出機側に寄せることで、ベルト41を緩め、取り外し易くする。モータ台座を移動させる方法はこの他、ネジによる方法も可能である。
11:押出機シリンダー
12:押出機スクリュー
13:ブレーカープレート
14:ダイス
15:ヒーター
16:押出原料投入口
17:プーリ軸受
18:プーリ
19:スクリュー抜取り支持台
20:スクリュー受台
21:スクリュー受台
22:スクリュー受部
23:スクリュー受部
24:レール
25:アイボルト
26:ウインチ
31:プーリ固定ナット
32:プーリ固定ピン
41:ベルト
42:モータ側プーリ
43:モータ
44:油圧シリンダー
45:モータ台座
46:押出機ベース
12:押出機スクリュー
13:ブレーカープレート
14:ダイス
15:ヒーター
16:押出原料投入口
17:プーリ軸受
18:プーリ
19:スクリュー抜取り支持台
20:スクリュー受台
21:スクリュー受台
22:スクリュー受部
23:スクリュー受部
24:レール
25:アイボルト
26:ウインチ
31:プーリ固定ナット
32:プーリ固定ピン
41:ベルト
42:モータ側プーリ
43:モータ
44:油圧シリンダー
45:モータ台座
46:押出機ベース
Claims (3)
- 押出機のシリンダーを駆動するモータと、モータの回転駆動を伝達するプーリ及びベルトと、押出機のシリンダーから取り外しが可能なプーリと、押出方向先端が根本より太い押出用のスクリューを有した一軸コニカル型押出機であって、押出用スクリューの駆動用に取り付けられたプーリなど駆動媒体を離脱可能とし、且つ、固定した押出機シリンダー側の後方に、各々独立して上下及び前後に移動かつ調節可能な少なくとも2本のスクリューを支持するための受台を配し、且つ、該受台が前後に移動可能なスクリュー抜取り支持台上に配置させてなる離脱装置を用いたことを特徴とした、押出機後方への該押出機スクリューの離脱方法。
- 一軸コニカル押出機において、押出用スクリューと該スクリューに取り付けられたプーリーの外側に、固定ピンを取り付けることを特徴とする請求項1記載の押出機のスクリュー離脱方法。
- 一軸コニカル型押出機において、押出機のスクリューを回転させるモーターと該モーターに取り付けられたプーリーとが、一体となった台座に固定され、該台座と押出機用スクリューとの間隔を、ネジ又は油圧を用いて、調節可能とした請求項1記載の押出機のスクリュー離脱方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007077584A JP2008238402A (ja) | 2007-03-23 | 2007-03-23 | 押出機のスクリュー離脱方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007077584A JP2008238402A (ja) | 2007-03-23 | 2007-03-23 | 押出機のスクリュー離脱方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2008238402A true JP2008238402A (ja) | 2008-10-09 |
Family
ID=39910330
Family Applications (1)
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JP2007077584A Pending JP2008238402A (ja) | 2007-03-23 | 2007-03-23 | 押出機のスクリュー離脱方法 |
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JP (1) | JP2008238402A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101334034B1 (ko) | 2013-07-08 | 2013-11-28 | 주식회사 씨맥 | 압출기의 스크류 인출장치 |
CN113459455A (zh) * | 2021-05-25 | 2021-10-01 | 白鹏 | 一种eva塑料薄膜挤出机 |
CN114131881A (zh) * | 2021-11-29 | 2022-03-04 | 邓权塑业科技(湖南)有限公司 | 一种锥形双螺杆挤出机的机筒螺杆拆除工具 |
-
2007
- 2007-03-23 JP JP2007077584A patent/JP2008238402A/ja active Pending
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CN114131881B (zh) * | 2021-11-29 | 2023-08-18 | 邓权塑业科技(湖南)有限公司 | 一种锥形双螺杆挤出机的机筒螺杆拆除工具 |
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