JP2008238347A - 自動工具交換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】主軸から出力軸に進退駆動力を伝達して出力軸を出力軸の回転と同期する所定の進退パターンで進退させる進退駆動伝達機構において、高い耐久性と作動信頼性を確保し、小型化を実現し、コンパクトに構成することができる自動工具交換装置を提供する。
【解決手段】昇降駆動伝達機構8において、揺動アーム61の基端部が中間軸60に固定されて先端部が出力軸5に連動連結され、回転カム部材62が主軸3に固定的に設けられ、ボールタレット63が中間軸60に固定的に設けられ、ボールタレット63のうち出力軸5が所要の進退ストローク進退する際に回転カム部材62のカム部と対向する外周部分に、複数のボール65が周方向適当間隔おきに装着されて、回転カム部材62のカム部の外周部分に複数のボール係合溝66が形成され、これらボール係合溝66に複数のボール65のうち対応する1又は複数のボール65を係合可能に構成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、工作機械主軸に工具を着脱して交換する自動工具交換装置に関し、特に、工具把持アームが先端部側に固定された出力軸を、その出力軸の回転と同期して進退させる進退駆動伝達機構を改良した自動工具交換装置に関するものである。
従来、一般的な自動工具交換装置では、主軸が本体フレームに回転自在に装着され、出力軸が主軸の軸直交方向と平行方向へ延びるように本体フレームに回転自在に且つ進退自在に装着され、出力軸の先端部側に工具把持アームが固定され、この工具把持アームを介して工作機械主軸に工具が着脱され交換される。
そのために、自動工具交換装置には、主軸を回転させる主軸モータと、主軸から出力軸に回転駆動力を伝達して出力軸を所定の回転パターンで回転させる回転駆動伝達機構と、主軸から出力軸に進退駆動力を伝達して出力軸を出力軸の回転と同期する所定の進退パターンで進退させる進退駆動伝達機構とが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の自動工具交換装置の進退駆動伝達機構では、揺動軸が入力軸(主軸)及び出力軸の軸直交方向と平行方向へ延びるように本体フレームに回転自在に装着され、入力軸に摺動用ウォームが形成され、揺動軸にアームとシリンダが固定的に設けられ、アームの先端部が出力軸に連動連結されている。シリンダの内部にピストン及びピストンを突出側へ付勢する皿バネが装着され、ピストンの先端部に1つのボールが装着され、このボールが摺動用ウォームに形成された1つの環状のボール係合溝に係合している。
つまり、揺動軸側の1つのボールが皿バネで付勢された状態で、入力軸側の1つの環状のボール係合溝に常時係合し、入力軸が回転すると、このボールとボール係合溝によって、アームが揺動軸と一体的にボール係合溝の形状に応じた回動パターンで回動するので、出力軸が所定の進退パターンで進退する。
特開平11−90753号公報
従来の自動工具交換装置において、特許文献1のような進退駆動伝達機構では、1つのボールが1つのボール係合溝に常時係合しているため、主軸(入力軸)から出力軸に進退駆動力を伝達する際、この1つボールに常時集中的に荷重が作用するので、更に、出力軸には進退方向へ過負荷が作用する場合があり、この過負荷を回避するために、特許文献1の進退駆動伝達機構には、皿バネを利用した過負荷保護手段が設けられている。しかし、皿バネによりボールが一定負荷を常時受け、また、皿バネの付勢力を小さくすると皿バネが撓んでガタが生じ易くなるので、高い耐久性と作動信頼性を確保することが難しい。
また、出力軸の所要の進退ストロークを確保するためには、アームの先端の振り幅を大きくする必要があり、そのために、ボール係合溝が形成された回転カム部材(摺動用ウォーム)の軸方向幅を大きくすること、アームの長さを長くすること、の少なくとも一方が必要であるが、何れも、進退駆動伝達機構、自動工具交換装置が大型化する要因になる。
ところで、自動工具交換装置において、回転駆動伝達機構として、特許文献1にも開示されているように、主軸に固定的に設けられた回転カム部材と、出力軸に固定的に設けられたボールタレットとを備えたものが周知であり、このボールタレットには、その全周に亙って複数(例えば、6個)のボールが周方向に間隔を空けて装着されている。
しかし、自動工具交換装置において、進退駆動伝達機構には、回転駆動伝達機構のようなボールタレットが採用せれておらず、その理由として、回転駆動伝達機構が主軸の回転運動を出力軸の回転運動に変換するものであるのに対して、進退駆動伝達機構が主軸の回転運動を出力軸の進退運動に変換するものでもあり、ボールタレットは部品点数(特に、ボールの数)が多いので複雑であり、回転駆動伝達機構のボールタレットを単に適用するのでは、この課題を解消できないし、高い耐久性と作動信頼性を確保できない虞があるので、特許文献1の実施例やその従来例のような機構が採用されているのが実情である。
本発明の目的は、主軸から出力軸に進退駆動力を伝達して出力軸を出力軸の回転と同期する所定の進退パターンで進退させる進退駆動伝達機構において、高い耐久性と作動信頼性を確保し、小型化を実現し、コンパクトに構成することができる自動工具交換装置を提供することである。
請求項1の自動工具交換装置は、本体フレームと、本体フレームに回転自在に装着された主軸と、主軸を回転させる主軸モータと、主軸の軸直交方向と平行方向へ延びるように本体フレームに回転自在に且つ進退自在に装着され先端部側に工具把持アームが固定された出力軸と、主軸から出力軸に回転駆動力を伝達して出力軸を所定の回転パターンで回転させる回転駆動伝達機構と、主軸から出力軸に進退駆動力を伝達して出力軸を出力軸の回転と同期する所定の進退パターンで進退させる進退駆動伝達機構とを備えた自動工具交換装置において、前記進退駆動伝達機構は、前記主軸及び出力軸の軸直交方向と平行方向へ延びるように本体フレームに回転自在に装着された中間軸と、前記中間軸に基端部が固定され前記出力軸に先端部が連動連結された揺動アームと、前記主軸に固定的に且つ主軸と同軸状に設けられた回転カム部材と、前記中間軸に固定的に且つ中間軸と同軸状に且つ前記回転カム部材のカム部に近接状に設けられたタレットと、前記タレットのうち出力軸が所要の進退ストローク進退する際に前記カム部と対向する外周部分に、周方向適当間隔おきに装着されてタレットのタレット本体の外周面よりも外方へ部分的に突出する複数の従動子と、前記回転カム部材のカム部の外周部分に形成され、前記複数の従動子のうち対応する1又は複数の従動子が係合可能な複数の係合溝とを備えたことを特徴とする。
この自動工具交換装置では、主軸モータにより主軸が回転されると、回転駆動伝達機構により、主軸から出力軸に回転駆動力が伝達されて、出力軸が所定の回転パターンで回転され、進退駆動伝達機構により、主軸から出力軸に進退駆動力が伝達されて、出力軸が出力軸の回転と同期する所定の進退パターンで進退され、この出力軸の先端部側に固定された工具把持アームを介して、工作機械主軸に工具が着脱され交換される。
進退駆動伝達機構においては、中間軸が主軸及び出力軸の軸直交方向と平行方向へ延びるように本体フレームに回転自在に装着され、揺動アームの基端部が中間軸に固定されて先端部が出力軸に連動連結され、回転カム部材が主軸に固定的に且つ主軸と同軸状に設けられ、タレットが中間軸に固定的に且つ中間軸と同軸状に且つ回転カム部材のカム部に近接状に設けられている。
タレットのうち出力軸が所要の進退ストローク進退する際にカム部と対向する外周部分に、複数の従動子が周方向適当間隔おきに装着され、タレットのタレット本体の外周面よりも外方へ部分的に突出している。出力軸の所要のストロークに対応するタレットの所要の回転角度は180度未満の角度(例えば、50〜60度)であり、タレットが所要の回転角度回動する際にカム部と対向するタレットの外周部分に、複数(例えば、2〜4個)の従動子が周方向適当間隔おきに装着され、複数の従動子をタレットの全周に亙って設ける必要はない。
回転カム部材のカム部の外周部分には複数(例えば、2本)の係合溝が形成され、これら係合溝に複数の従動子のうち対応する1又は複数の従動子が係合可能であり、これら従動子と係合溝によって出力軸の前記進退パターンが作られる。ここで、タレットの回転角度に関わらず、少なくとも1個の従動子が係合溝に係合し、この場合、タレットの回転角度によって、任意の1つの従動子については、係合溝に係合した状態と係合解除した状態とが作られ、例えば、複数の従動子が係合溝に係合した状態と1個の従動子が係合溝に係合した状態とが作られる。
ここで、請求項1の従属請求項として次の構成を採用可能である。
前記複数の従動子が複数のボールからなる(請求項2)。前記複数の従動子が複数のカムフォロアからなる。この自動工具交換装置が少なくとも工作機械主軸に工具を着脱するときの前記出力軸の工具着脱位置において、複数のボールが複数の係合溝に係合するように構成される(請求項3)。前記出力軸の待機位置において、複数のボールが複数の係合溝に係合するように構成される。前記複数の係合溝は、夫々、断面形状がゴシックアーチ形状に又は円弧形状に、且つ非環状に形成される(請求項4)。前記本体フレームに対して中間軸をその軸方向へ位置調節可能な中間軸位置調節構造を備える(請求項5)。
請求項1の自動工具交換装置によれば、主軸から出力軸に進退駆動力を伝達して出力軸を出力軸の回転と同期する所定の進退パターンで進退させる進退駆動伝達機構において、主軸及び出力軸の軸直交方向と平行方向へ延びる中間軸を本体フレームに回転自在に装着し、揺動アームの基端部を中間軸に固定して先端部を出力軸に連動連結し、回転カム部材を主軸に固定的に且つ主軸と同軸状に設け、タレットを中間軸に固定的に且つ中間軸と同軸状に且つ回転カム部材のカム部に近接状に設け、タレットのうち出力軸が所要の進退ストローク進退する際にカム部と対向する外周部分に、複数の従動子を周方向適当間隔おきに装着して、タレットのタレット本体の外周面よりも外方へ部分的に突出させ、回転カム部材のカム部の外周部分に複数の係合溝を形成し、これら係合溝に複数の従動子のうち対応する1又は複数の従動子を係合可能に構成した。
従って、タレットの回転角度に関わらず、少なくとも1個の従動子を係合溝に係合させ、この場合、タレットの回転角度によって、任意の1つの従動子について、係合溝に係合した状態と係合解除した状態とを作ることができるので、複数の従動子をローテションして使用できるようになり、係合溝も複数あるので、更に、複数の従動子が複数の係合溝に係合した状態では、主軸から出力軸に進退駆動力を伝達する際、また、出力軸に進退方向へ過負荷が作用した場合にも、複数の従動子に荷重を分散させることができるので、従動子と係合溝の損傷を極力防止することができ、高い耐久性と作動信頼性を確保できる。
しかも、任意の1つの従動子について、係合溝に係合した状態と係合解除した状態とを作ることができるので、回転カム部材の軸方向幅を抑えて、更に、揺動レバーの長さを抑えて、タレットの回動可能角度を大きくして、出力軸の所要の進退ストロークを確保することができ、更に、複数の従動子をタレットの全周に亙って設ける必要がなくなるので、進退駆動伝達機構の部品点数(従動子の数)を減らして、進退駆動伝達機構の構造をできるだけ簡単化し、進退駆動伝達機構の小型化を実現して、自動工具交換装置をコンパクトに構成することができる。
請求項2の自動工具交換装置によれば、複数の従動子が複数のボールからなるので、複数の従動子の構成を簡単化して、複数の係合溝(ボール係合溝)に複数のボールのうち対応する1又は複数のボールを確実に係合させることができる。
請求項3の自動工具交換装置によれば、この自動工具交換装置が少なくとも工作機械主軸に工具を着脱するときの出力軸の工具着脱位置において、複数のボールが複数の係合溝に係合するように構成したので、工作機械主軸に工具を着脱するときに出力軸に進退方向へ過負荷が作用した場合でも、複数のボールに荷重を確実に分散させて、高い耐久性と作動信頼性を確保することができる。
請求項4の自動工具交換装置によれば、複数の係合溝を、夫々、断面形状がゴシックアーチ形状に又は円弧形状に形成したので、ボールを受け止める係合溝部分の面積を大きくして、高い耐久性と作動信頼性を確保することができ、また、複数の係合溝を、夫々、非環状に形成したので、係合溝を環状に形成する場合に比べると、係合溝を加工する際の加工端が回転カム部材の軸方向端部に臨むので、係合溝の加工精度の向上を期待できる。
請求項4の自動工具交換装置によれば、本体フレームに対して中間軸をその軸方向へ位置調節可能な中間軸位置調節構造を備えたので、中間軸をその軸方向へ簡単に位置調節することができ、これにより、タレットを中間軸の軸方向へ位置調節して、ボールと係合溝との間の不要なバックラッシュを無くして、ボールと係合溝とを適正に係合させ、進退駆動伝達機構の作動信頼性を確保することができる。
本発明の自動工具交換装置では、主軸から出力軸に進退駆動力を伝達して出力軸を出力軸の回転と同期する所定の進退パターンで進退させる進退駆動伝達機構が、主軸及び出力軸の軸直交方向と平行方向へ延びるように本体フレームに回転自在に装着された中間軸と、中間軸に基端部が固定され出力軸に先端部が連動連結された揺動アームと、主軸に固定的に且つ主軸と同軸状に設けられた回転カム部材と、中間軸に固定的に且つ中間軸と同軸状に且つ回転カム部材のカム部に近接状に設けられたタレットと、タレットのうち出力軸が所要の進退ストローク進退する際にカム部と対向する外周部分に、周方向適当間隔おきに装着されてタレットのタレット本体の外周面よりも外方へ部分的に突出する複数の従動子と、回転カム部材のカム部の外周部分に形成され、複数の従動子のうち対応する1又は複数の従動子が係合可能な複数の係合溝とを備えている。
図1〜図5に示すように、自動工具交換装置1は、矩形箱状の本体フレーム2と、左右方向へ延びるように本体フレーム2に回転自在に装着された主軸3と、主軸3を回転させる主軸モータ4と、上下方向へ延びるように本体フレーム2に回転自在に且つ昇降自在に装着され下端部側に工具把持アーム6(図4参照)が固定された出力軸5と、主軸3から出力軸5に回転駆動力を伝達して出力軸5を所定の回転パターンで回転させる回転駆動伝達機構7と、主軸3から出力軸5に昇降駆動力を伝達して出力軸5を出力軸5の回転と同期する所定の昇降パターンで昇降させる進退駆動伝達機構に相当する昇降駆動伝達機構8とを備えている。
本体フレーム2は、前後両側が開口したケース本体10と、ケース本体10の前側開口をカバーする前カバー11と、ケース本体10の後側開口をカバーする後カバー12とを有し、これらカバー11,12はケース本体10に複数のボルト13,14で固定されている。ケース本体10の左壁と右壁の上後部には主軸用孔部15a,15bが形成され、ケース本体10の上壁と下壁の前左部には出力軸用孔部15c,15dが形成され、前カバー11と後カバー12の下右部には中間軸用孔部15e,15fが形成されている。
主軸3は、その大半が本体フレーム2内に収容され、主軸3の左部が主軸用孔部15a内を通って本体フレーム2の左側へ突出し、この主軸3の左部に主軸モータ4の駆動力が入力される。主軸用孔部15aには環状部材20が内嵌螺合され、この環状部材20を主軸3が貫通し、主軸3と環状部材20との間に環状シール21が装着され、環状部材20の右側において主軸用孔部15aと主軸3との間にベアリング22が装着されている。主軸用孔部15bにはリング部材23が内嵌されて複数のボルト23aで固定され、このリング部材23にカバー部材24が内嵌螺合され、カバー部材24と主軸3との間にベアリング25が装着されている。
主軸モータ4は、本体フレーム2の左側に配設されたモータユニット30に設けられている。モータユニット30は、ケース本体10の左壁に複数のボルト31aで固定されたケース部材31と、ケース部材31内に主軸3と同軸上に回転自在に収容された回転部材32とを有し、ケース部材31の下側に主軸モータ4が配設されている。主軸3の左側部分が回転部材32に内嵌されてキー部材33により相対回転不能に連結され、主軸モータ4により回転部材32と共に主軸3が回転駆動される。
ここで、主軸3の回転角度を検出するために、ケース部材31にロータリエンコーダ35が装着されている。このロータリエンコーダ35において、被検出部となるロータリ軸36が主軸3と一体的に回転するように、回転部材32の左端部分に軸部材37が内嵌固定され、この軸部材37の左端部にロータリ軸36が固定されている。尚、38はモータ4に電力を供給する為の給電端子用の部材である。
出力軸5は主軸3の前側に配設され、上小径部5aと下大径部5bとを有する。出力軸5の大半が本体フレーム2内に収容され、出力軸5の上端部が出力軸用孔部15c内を通って本体フレーム2の上側へ突出し、出力軸5の下部が出力軸用孔部15d内を通って本体フレーム2の下側へ突出し、出力軸5の上部に主軸3からの回転駆動力が入力され、出力軸5の上下方向中央近傍部に主軸3からの昇降駆動力が入力される。
ケース本体10の上壁には、筒孔を形成する出力軸用孔部15cを含むサポート部10aが下方へ延びるように形成され、このサポート部10aに固定筒部材40が内嵌されて複数ボルト40aでケース本体10に固定されている。固定筒部材40には回転筒部材41が内嵌され、上下1対のベアリング42により回転自在に、更に回転筒部材41に外嵌装着されたストップリング43により上下移動不能に支持されている。出力軸5の上小径部5aが回転筒部材41に内嵌され、回転筒部材41と一体的に回転すると共に上下に相対移動可能にスプライン結合されている。ケース本体10の上壁には、出力軸用孔部15c及び出力軸5を上側から覆うカバー部材44が複数のボルト44aで固定されている。
出力軸用孔部15dに下部筒部材45の上端部が内嵌されて複数ボルト45aでケース本体10に固定され、下部筒部材45の下端部には鍔部材46が複数のボルト46aで固定されている。下部筒部材45には大径孔部45bと小径孔部45cとが上下に連通し貫通状に形成され、出力軸5の下大径部5bが下部筒部材45を貫通して延び、小径孔部45cに筒状の軸受部材47を介して摺動自在に内嵌され、下大径部5bと小径孔部45cとの間に環状シール48が装着されている。
工具把持アーム6は水平方向に細長い部材であり、その長さ方向中央部分が出力軸5の下端部に外嵌固定され、工具把持アーム6の両端部分に工具を夫々把持可能な1対の把持部6a,6bが設けられている(図7参照)。
回転駆動伝達機構7は、主軸3に固定的に且つ主軸3と同軸状に設けられた回転カム部材50と、出力軸5と同軸状に且つ回転カム部材50のカム部に近接状に設けられたボールタレット51と、ボールタレット51の外周部分に周方向適当間隔(例えば、45度間隔)おきに装着されてボールタレット51のタレット本体52の外周面よりも外方へ部分的に突出する複数(例えば、8個)のボール53と、回転カム部材50のカム部の外周部分に形成され、複数のボール53のうち対応するボール53が係合可能な複数のボール係合溝54とを備えている。
回転カム部材50は主軸3に一体成形されて、フレーム本体2内の左部に配置され、回転カム部材50の前側にボールタレット51が配置され、タレット本体52は回転筒部材41の下端部分に形成されている。固定筒部材40の下端部分が、タレット本体52に複数のボール53を保持するボールリテーナ55に形成され、このボールリテーナ55は、その後側部分が切り欠かれて、ボール53とボール係合溝54とを係合可能にしている。
昇降駆動伝達機構8は、主軸3及び出力軸5の軸直交方向と平行方向(前後方向)へ延びるように本体フレーム2に回転自在に装着された中間軸60と、中間軸60に基端部が固定され出力軸5に先端部が連動連結された揺動アーム61と、主軸3に固定的に且つ主軸3と同軸状に設けられた回転カム部材62と、中間軸60に固定的に且つ中間軸60と同軸状に且つ回転カム部材62のカム部に近接状に設けられたボールタレット63と、ボールタレット63のうち出力軸5が所要の進退ストローク進退する際に前記カム部と対向する外周部分に、周方向適当間隔(例えば、45度間隔)おきに装着されてボールタレット63のタレット本体64の外周面よりも外方へ部分的に突出する複数(例えば、4個)の従動子としてのボール65と、回転カム部材62のカム部の外周部分に形成され、複数のボール65のうち対応する1又は複数のボール65が係合可能な複数(例えば、2つ)のボール係合溝66とを備えている。
中間軸60は主軸3の下側、且つ出力軸5の右側に配設されている。中間軸用孔部15eにはカバー部材70が内嵌螺合され、このカバー部材70の後側において中間軸用孔部15eと中間軸60との間にベアリング71が装着されている。中間軸用孔部15fには筒状部材72が内嵌されて複数のボルト72aで固定され、この筒状部材72にカバー部材73が内嵌螺合され、このカバー部材73の前側において筒状部材72と中間軸60との間にベアリング74が装着されている。
回転カム部材62は主軸3に外嵌されてキー部材75により相対回転不能に、また主軸3に外嵌装着されたストップリング76,77により左右移動不能に連結され、フレーム本体2内の右部に配置されている。回転カム部材62の下側にボールタレット63が配置され、タレット本体64は中間軸60の後部に一体成形されている。筒状部材72の前端部分が、タレット本体64に複数のボール65を保持するボールリテーナ78に形成され、このボールリテーナ78は、その上側部分が切り欠かれて、ボール65とボール係合溝66とを係合可能にしている。
揺動アーム61は、その基端部が中間軸60に外嵌されてキー部材79により相対回転不能に、また、中間軸60に外嵌装着されたストップリング80により前後移動不能に連結されている。揺動アーム61の先端部には前後方向を軸心とする係合ローラ81が装着され、この係合ローラ81が出力軸5の上小径部5aに固定的に設けられた1対の鍔82に係合している。ここで、下側の鍔82と下部筒部材45の大径孔部45bの底部との間に、出力軸5を上方へ付勢する圧縮コイルバネ83が装着され、この付勢力により、出力軸5及び、工具把持アーム6やそれが保持する工具の進退(上下)移動を補助する。
図4は、この自動工具交換装置1が少なくとも工作機械主軸に工具を着脱するときの出力軸5が工具着脱位置(上限位置)に位置している状態を示しており、このとき、複数(2個)のボール65が複数(2つ)のボール係合溝66に係合している。また、例えば、2つボール係合溝66は、夫々、断面形状がゴシックアーチ形状に形成され(図10参照)、且つ非環状に形成されている(図9−1参照)。尚、2つボール係合溝66の断面形状を円弧形状にしてもよい。尚、ケース本体10の上壁には、回転カム部材62の上側に位置する内部確認用の穴10bが形成され、その穴10bを開閉自在に塞ぐ蓋84が複数のボルト84dで固定されている。
図10に示すように、各ボール係合溝66の断面形状であるゴシックアーチ形状について詳細に説明すると、このゴシックアーチ形状は、ボール65の中心Oに対して、ボール係合溝66と反対側へ少しずれた点O1,O2を夫々中心とし、ボール65の半径rよりも大きな曲率半径Rを有する、図10における左右2つの円弧66a,66bを合わせた形状になっている。これにより、ボール65は常に2つの円弧66a,66bに対して2つの点P1,P2においてボール係合溝66に面接触に近い状態で接触することになる。
ここで、主軸3の左右方向の位置を調節する主軸位置調節構造90が設けられ、この主軸位置調節構造90では、環状部材20とカバー部材24に夫々ネジ91,92が左右方向に内嵌螺合され、環状部材20とカバー部材24の装着位置を調節してから、ネジ91,92を締結することで、環状部材20とカバー部材24が弛み止めされて固定され、こうして、ボール53とボール係合溝54とが、その間にバックラッシュを作ることなく適切に係合するように、主軸3の左右方向の位置を調節できる。
また、中間軸60の前後方向の位置を調節する中間軸位置調節構造95が設けられ、この中間軸位置調節構造95では、カバー部材70,73に夫々ネジ96,97が前後方向に内嵌螺合され、カバー部材70,73の装着位置を調節してから、ネジ96,97を締結することで、カバー部材70,73が弛み止めされて固定され、こうして、ボール65とボール係合溝66とが、その間にバックラッシュを作ることなく適切に係合するように、中間軸60の前後方向の位置を調節できる。
次に、この自動工具交換装置1の工具交換動作について、図6、図7に基づいて説明する。前記のように、工具把持アーム6の両端部分に工具を把持可能であり、工具が工作機械主軸等に保持された状態で、工具把持アーム6が回転することで、その工具を把持したり把持解除したりできる。主軸3の回転角度が0度のときに、工具把持アーム6の工具を把持していない一端部6aが工作機械主軸MSに対して75度回転した位置にある。
ここで、工作機械主軸MSに装着されている工具Aを、工具把持アーム6の他端部6bに把持されている工具Bに交換する場合について説明する。主軸3が0度のとき、工作機械主軸MS、工具把持アーム6、工具A,Bの位置関係は図7−1のようになり、ここから主軸3が360度連続的に回転すると、工具A,Bが交換される。先ず、図7−1,2に示すように、主軸3の回転角度が3度になったときから、工具把持アーム6が矢印m方向へ回転し、主軸3の回転角度が56度になり、工具把持アーム6の回転角度が75度になると、工具把持アーム6の一端部6aが工具Aを把持する。このとき、工具把持アーム6の他端部6bへの工具Bの装着が開始される。
その後、主軸3の回転角度が89度になるまでに、工作機械主軸MSから工具Aがクランプ解除され、次に、図7−2,3に示すように、主軸3の回転角度が89度になってから、工具把持アーム6が下降して、工作機械主軸MSから工具Aが取り外され、続いて、図7−3,4に示すように、主軸3の回転角度が115度から144度になるまで、工具把持シーム6が下降するとともに、工具把持アーム6が矢印m方向へ回転し、主軸3の回転角度が144度になると、工具把持アーム6が115mm下降する。
続いて、図7−4,5に示すように、主軸3の回転角度が144度になってからも、工具把持アーム6が矢印m方向へ回転して工具A,Bの位置が入れ代わり、続いて、図7−5,6に示すように、主軸の回転角度3が225度から255度になるまでの間、工具把持アーム6が矢印m方向へ回転するとともに上昇する。続いて、図7−6,7に示すように、主軸3の回転角度が285度になると、工具把持アーム6が115mm上昇して、工作機械主軸MSに工具Bが装着される。このとき、工具把持アーム6の一端部6aからの工具Aの取外しが開始される。その後、主軸3の回転角度が304度になるまでに、工作機械主軸MSに工具Bがクランプされ、次に、図7−7,8に示すように、主軸3の回転角度が357度になるまでの間、工具把持アーム6度が矢印n方向へ回転して180度になり、主軸3の回転角度が360度(0度)になって終了する。
回転駆動伝達機構7においては、前記の回転パターンとなるように、ボール53とボール係合溝54等が構成され、昇降駆動伝達機構8においては、前記の昇降パターンとなるように、ボール65とボール係合溝66等が構成されている。
ここで、昇降駆動伝達機構8の実施例と比較例について図8、図9に基づいて説明する。この実施例では、図8−1に示すように、ボールタレット63に2つボール65を90度あけて設けた場合、比較例では、図8−2に示すように、ボールタレット63に1つボール65を設けた場合について考察する。
先ず、比較例では、図9−2の回転カム部材62の外周面の展開図に示すように、1つのボール係合溝66が回転カム部材62に環状に形成され、1つのボール65が1つのボール係合溝66に常時係合する状態を保持する必要があり、ボールタレット63の最大回動角度はαになる。
一方、実施例では、図9−1の回転カム部材62の外周面の展開図に示すように、2つのボール係合溝66が回転カム部材62に非環状に形成され、1つのボール65が1つのボール係合溝66に常時係合する状態を保持しなくても、少なくとも1つのボール65がボール係合溝66に係合しておけばよく、各ボール65についてボール係合溝66と係合状態と係合解除状態を作ることができるので、ボールタレット63の最大回動角度はαよりも大きなβになる。
つまり、回転カム部材62の軸方向の幅を比較例も実施例も同じにした場合、ボールタレット63の回動角度、つまり、出力軸5の昇降ストロークが比較例よりも実施例の方が大きくなり、言い換えると、出力軸5の所要昇降ストロークを確保するためには、回転カム部材62の軸方向の幅が実施例よりも比較例の方が大きくなる。
以上説明した自動工具交換装置1によれば次の効果を奏する。
主軸3から出力軸5に昇降駆動力を伝達して出力軸5を出力軸5の回転と同期する所定の昇降パターンで昇降させる昇降駆動伝達機構8において、主軸3及び出力軸5の軸直交方向と平行方向へ延びる中間軸60を本体フレーム2に回転自在に装着し、揺動アーム61の基端部を中間軸60に固定して先端部を出力軸5に連動連結し、回転カム部材62を主軸3に固定的に且つ主軸3と同軸状に設け、ボールタレット63を中間軸60に固定的に且つ中間軸60と同軸状に且つ回転カム部材62のカム部に近接状に設け、ボールタレット63のうち出力軸5が所要の進退ストローク進退する際に回転カム部材62のカム部と対向する外周部分に、複数のボール65を周方向適当間隔おきに装着して、ボールタレット63のタレット本体64の外周面よりも外方へ部分的に突出させ、回転カム部材62のカム部の外周部分に複数のボール係合溝66を形成し、これらボール係合溝66に複数のボール65のうち対応する1又は複数のボール65を係合可能に構成した。
従って、ボールタレット63の回転角度に関わらず、少なくとも1個のボール65をボール係合溝66に係合させ、この場合、ボールタレット63の回転角度によって、任意の1つのボール65について、ボール係合溝66に係合した状態と係合解除した状態とを作ることができるので、複数のボール65をローテションして使用できるようになり、ボール係合溝66も複数あるので、更に、複数のボール65が複数のボール係合溝66に係合した状態では、主軸3から出力軸5に昇降駆動力を伝達する際、また、出力軸5に昇降方向へ過負荷が作用した場合にも、複数のボール65に荷重を分散させることができるので、ボール65とボール係合溝66の損傷を極力防止することができ、高い耐久性と作動信頼性を確保することができる。
しかも、任意の1つのボール65について、ボール係合溝66に係合した状態と係合解除した状態とを作ることができるので、回転カム部材62の軸方向幅を抑えて、更に、揺動レバー61の長さを抑えて、ボールタレット63の回動可能角度を大きくして、出力軸5の所要の進退ストロークを確保することができ、更に、複数のボール65をボールタレット63の全周に亙って設ける必要がなくなるので、昇降駆動伝達機構8の部品点数(ボール65の数)を減らして、昇降駆動伝達機構8の構造をできるだけ簡単化し、昇降駆動伝達機構8の小型化を実現して、自動工具交換装置1をコンパクトに構成できる。
この自動工具交換装置1が少なくとも工作機械主軸MSに工具A,Bを着脱するときの出力軸5の工具着脱位置において、複数のボール65が複数のボール係合溝66に係合するように構成したので、工作機械主軸MSに工具A,Bを着脱するときに出力軸5に昇降方向へ過負荷が作用した場合でも、複数のボール65に荷重を確実に分散させて、高い耐久性と作動信頼性を確保することができる。
複数のボール係合溝66を、夫々、断面形状がゴシックアーチ形状に形成したので、ボール65を受け止めるボール係合溝66部分の面積を大きくして、高い耐久性と作動信頼性を確保することができ、また、複数のボール係合溝66を、夫々、非環状に形成したので、ボール係合溝66を環状に形成する場合に比べると、ボール係合溝66を加工する際の加工端が回転カム部材62の軸方向端部に臨むので、ボール係合溝66の加工精度の向上を期待することができる。
本体フレーム2に対して中間軸60をその軸方向へ位置調節可能な中間軸位置調節構造95を備えたので、中間軸60をその軸方向へ簡単に位置調節することができ、これにより、ボールタレット63を中間軸60の軸方向へ位置調節して、ボール65とボール係合溝66との間の不要なバックラッシュを無くして、ボール65とボール係合溝66とを適正に係合させ、昇降駆動伝達機構8の作動信頼性を確保することができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を付加して実施可能である。例えば、ボール65、ボール係合溝66の数を適宜設定可能である。また、ボール65の代わりにカムフォロア等の種々の従動子を適用可能であり、この場合、ボール係合溝66の代わりに従動子に応じた係合溝を適用する。また、この自動工具交換装置23を横向き、つまり、出力軸5が水平方向になるようにして使用可能である。この場合、圧縮コイルバネ83を省略することができる。
自動工具交換装置の平面図である。 自動工具交換装置の左側面図である。 図2のIII −III 線断面図である。 図3のIV−IV線断面図である。 図4のV−V線断面図である。 主軸回転角度−出力軸回転角度の作動曲線である。 主軸回転角度−出力軸昇降位置の作動曲線である。 自動工具交換装置(主軸角度=0度)の作動説明図 自動工具交換装置(主軸角度=56度)の作動説明図 自動工具交換装置(主軸角度=115度)の作動説明図 自動工具交換装置(主軸角度=144度)の作動説明図 自動工具交換装置(主軸角度=225度)の作動説明図 自動工具交換装置(主軸角度=255度)の作動説明図 自動工具交換装置(主軸角度=285度)の作動説明図 自動工具交換装置(主軸角度=357度)の作動説明図 実施例の昇降駆動伝達機構の図である。 比較例の昇降駆動伝達機構の図である。 実施例のボール係合溝の展開図である。 比較例のボール係合溝の展開図である。 ボールとボール係合溝を含む要部の断面図である。
符号の説明
1 自動工具交換装置
2 本体フレーム
3 主軸
4 主軸モータ
5 出力軸
6 工具把持アーム
7 回転駆動伝達機構
8 進退駆動伝達機構
60 中間軸
61 揺動アーム
62 回転カム部材
63 ボールタレット
65 ボール
66 ボール係合溝

Claims (5)

  1. 本体フレームと、本体フレームに回転自在に装着された主軸と、主軸を回転させる主軸モータと、主軸の軸直交方向と平行方向へ延びるように本体フレームに回転自在に且つ進退自在に装着され先端部側に工具把持アームが固定された出力軸と、主軸から出力軸に回転駆動力を伝達して出力軸を所定の回転パターンで回転させる回転駆動伝達機構と、主軸から出力軸に進退駆動力を伝達して出力軸を出力軸の回転と同期する所定の進退パターンで進退させる進退駆動伝達機構とを備えた自動工具交換装置において、
    前記進退駆動伝達機構は、
    前記主軸及び出力軸の軸直交方向と平行方向へ延びるように本体フレームに回転自在に装着された中間軸と、
    前記中間軸に基端部が固定され前記出力軸に先端部が連動連結された揺動アームと、
    前記主軸に固定的に且つ主軸と同軸状に設けられた回転カム部材と、
    前記中間軸に固定的に且つ中間軸と同軸状に且つ前記回転カム部材のカム部に近接状に設けられたタレットと、
    前記タレットのうち出力軸が所要の進退ストローク進退する際に前記カム部と対向する外周部分に、周方向適当間隔おきに装着されてタレットのタレット本体の外周面よりも外方へ部分的に突出する複数の従動子と、
    前記回転カム部材のカム部の外周部分に形成され、前記複数の従動子のうち対応する1又は複数の従動子が係合可能な複数の係合溝と、
    を備えたことを特徴とする自動工具交換装置。
  2. 前記複数の従動子が複数のボールからなることを特徴とする請求項1に記載の自動工具交換装置。
  3. この自動工具交換装置が少なくとも工作機械主軸に工具を着脱するときの前記出力軸の工具着脱位置において、複数のボールが複数の係合溝に係合するように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の自動工具交換装置。
  4. 前記複数の係合溝は、夫々、断面形状がゴシックアーチ形状に又は円弧形状に、且つ非環状に形成されたことを特徴とする請求項2又は3に記載の自動工具交換装置。
  5. 前記本体フレームに対して中間軸をその軸方向へ位置調節可能な中間軸位置調節構造を備えたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の自動工具交換装置。
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