JP2008237931A - スロットマシン - Google Patents
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Abstract
【課題】熟練者ではない通常の遊技者であってもゲームを充分に楽しむことができ、スロットマシンゲームに対する興趣を向上させることができるスロットマシンを提供する。
【解決手段】主制御部20のCPU21は、ゲーム開始時に入賞役の内部抽選を行ない、スタートレバー7の操作により回転を開始した回胴リールの停止図柄を抽選により決定する。ストップボタン8,9,10の操作により、決定した停止図柄で回胴リール3,4,5が停止され、回胴リールの停止図柄が抽選により決定された図柄と一致したとき、遊技コインを払い出す。RAM23は、前回のゲームで決定された停止図柄を少なくとも次回のゲームまで記憶し、CPU21は、前回のゲームで決定された停止図柄をそのまま若しくはその一部を変更して次回の停止図柄を決定する。
【選択図】図2
【解決手段】主制御部20のCPU21は、ゲーム開始時に入賞役の内部抽選を行ない、スタートレバー7の操作により回転を開始した回胴リールの停止図柄を抽選により決定する。ストップボタン8,9,10の操作により、決定した停止図柄で回胴リール3,4,5が停止され、回胴リールの停止図柄が抽選により決定された図柄と一致したとき、遊技コインを払い出す。RAM23は、前回のゲームで決定された停止図柄を少なくとも次回のゲームまで記憶し、CPU21は、前回のゲームで決定された停止図柄をそのまま若しくはその一部を変更して次回の停止図柄を決定する。
【選択図】図2
Description
本発明は、スロットマシンに関し、特に、特定小役などの特定入賞役に内部当選したとき、各回胴リールを抽選により決定された停止順序で、或いは所定図柄に揃えて停止させたことを条件に、入賞役の成立と判定してコインなどの遊技媒体を払い出す機能を備えたスロットマシンに関する。
遊技コインを使用するスロットマシンは、基本的には、遊技コインをコイン投入口に投入し、スタートレバーを操作してゲームを開始し、ゲーム開始と同時に抽選を行ない、入賞役の種類、つまり大当たり、中当り、小当りと、外れを決定し、同時に、3個の回胴リールが回転を開始し、遊技者が各回胴リールに対応したストップスイッチを操作することにより、各回胴リールが停止して、ゲームが終了する。
入賞ラインは、投入したコインの数またはベットスイッチにより、水平線1本、水平線3本、水平線・傾斜線5本と予め設定され、3個の回胴リールが停止した際、各入賞ライン上で予め設定された図柄(抽選で決まった入賞の図柄)が揃った場合、選定された大当たり、中当り、小当り(小役)の何れかに入賞したと判定され、抽選に外れの場合或は図柄が揃わなければ、コインは没収される。
そして、例えば、小当り(小役)入賞時には、そのゲームに限り図柄に応じて2〜10枚のコインが払い出され、中当り入賞の場合には、15枚のコインが払い出されると共に、レギュラーボーナスが与えられ、その後、最大で12回のゲームを繰り返すことができる。また、大当たり入賞時には、15枚のコインが払い出されると共に、ビッグボーナスが与えられ、最大で30回のゲームを繰り返すことができる。
ところで、ゲーム開始と同時に行なわれる入賞役の抽選は、通常、制御部内の乱数発生器で数値を順に発生させながら、スタート時点の数値を保持し、予めメモリに設けられた入賞確率テーブル内の大当たり入賞領域、中当たり入賞領域、小当たり入賞領域の何れに、その数値が入っているかを判定することにより、入賞役の種類や外れが抽選される。この際に使用される入賞確率テーブルには、通常、1〜6段階の設定値に応じて入賞領域内の数値の数を変えた各々の入賞領域が設定され、遊技場側が予め設定する設定値により、入賞の確率が選択できるようにしている。
また、近年、上記のようにゲーム開始時に内部抽選を行ない、その抽選結果が内部当選した状態であっても、各回胴リールの停止順序つまりストップボタンの操作順序を所定の順序で行って回胴リールを停止させない場合には、所定の有効ライン上に所定の図柄を揃えて停止させることができないように構成されたスロットマシンが、下記の特許文献1などにより知られている。
この種のスロットマシンは、通常期間とアシストタイム(特定小役などに内部当選した場合、それを遊技者に告知する期間)とを設定し、特定のゲーム状態時に抽選などで当選したことを条件として、通常期間からアシストタイムに移行する。そして、特定小役が内部抽選で当選した場合には、各回胴リールのストップボタンを何れのタイミングで操作しても、所定の図柄が揃って停止するようにし、ただし停止順序を予め決定した停止順序で回胴リールが停止したときのみ、特定小役が成立するようにしている。そして、このような特定小役の内部当選時にアシストタイムに移行した場合には、ストップボタンの操作順序を遊技者に告知する。これにより、アシストタイムに移行した場合には、遊技に未熟な遊技者でも、特定小役などの入賞役が比較的容易に連続して得られ、多くのコインを取得できるようにしている。
特開2002−291975号公報
しかしながら、上記のようなアシストタイムは、一般に、ボーナスゲームに入った状態で、さらに抽選により当選した場合、或いは遊技者がストップボタンを所謂目押し操作して、回胴リールの停止図柄を連続して所定の図柄に揃えて停止させた場合に移行するため、熟練者ではない通常の遊技者にとっては、「アシストタイム」に容易に移行できず、殆どが「通常期間」でゲームが行なわれているのが現状である。
このため、熟練者ではない通常の遊技者にとっては、特定小役に内部当選している場合であっても、入賞図柄の告知やストップボタンの操作順序の告知がない状態で、ストップボタンを操作したとしても、特定小役が得られることは殆どなく、散発的に特定小役が成立する場合はあるものの、通常の遊技者にとっては面白みの少ないゲームとなって、スロットマシンに対する興趣が低下する問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、熟練者ではない通常の遊技者であってもゲームを充分に楽しむことができ、スロットマシンゲームに対する興趣を向上させることができるスロットマシンを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1のスロットマシンは、複数の図柄を外周部に付して回転駆動され、スタートレバーの操作時に回転を開始する複数の回胴リールと、回転中の該回胴リールを任意の位置で停止させる停止手段と、該スタートレバーを操作したゲーム開始時に入賞役の内部抽選を行なう抽選手段と、該入賞役が特定入賞役の場合、その停止図柄を抽選により決定する停止図柄決定手段と、該回胴リールの停止図柄が該停止図柄決定手段の決定した図柄と一致したとき、遊技媒体を払い出す遊技媒体払出手段と、を具備したスロットマシンにおいて、前記スタートレバーの操作時に前記回胴リールが回転を開始した後、前記停止手段により前記回胴リールが停止するまでを1回のゲームとし、前回のゲームで決定された前記回胴リールの停止図柄を少なくとも次回のゲームまで記憶する停止図柄記憶手段と、前回のゲームで決定された前記回胴リールの停止図柄をそのまま若しくはその一部を変更して次回の停止図柄を決定する次回停止図柄決定手段と、を備え、前記停止図柄記憶手段が停止図柄を記憶しているとき、該次回停止図柄決定手段は、通常期間において該停止図柄をそのまま若しくはその一部を変更して次回の停止図柄として決定し、該停止図柄記憶手段が停止図柄を記憶していないとき、該次回停止図柄決定手段は、前記停止図柄決定手段が抽選により決定した停止図柄を次回の停止図柄として決定することを特徴とする。
ここで、上記スロットマシンでは、請求項2のように、前記停止図柄記憶手段が前回のゲームで決定された前記回胴リールの停止図柄を記憶する処理は、予め設定された所定のゲーム回数だけ継続して実施し、所定ゲーム回数後には一旦記憶を消去するように構成することができる。
また、上記スロットマシンでは、請求項3のように、内部当選した入賞役に基づき決定した停止図柄を遊技者に告知するアシストタイムと告知をしない通常期間とが設定され、特定のゲーム状態時に抽選結果などを条件として、通常期間からアシストタイムに移行するように構成することができる。
また、上記スロットマシンでは、請求項3のように、内部当選した入賞役に基づき決定した停止図柄を遊技者に告知するアシストタイムと告知をしない通常期間とが設定され、特定のゲーム状態時に抽選結果などを条件として、通常期間からアシストタイムに移行するように構成することができる。
上記請求項1の構成のスロットマシンは、遊技者は、コインなどの遊技媒体を投入口に投入し、スタートレバーを操作してゲームを開始する。このゲーム開始時、複数の回胴リールの回転がスタートすると共に、入賞役の抽選が内部で行なわれて、内部当選の入賞役または外れが選出され、入賞の場合にはその入賞役の各回胴リールの停止図柄が決定される。
そして、遊技者は、各リールのストップボタンを操作することにより、各回胴リールを停止させる。このとき、各回胴リールが停止してリール窓に現れた停止図柄が、抽選により決定された入賞役の図柄に揃って停止し、特定入賞役の場合にはその停止図柄が抽選により決定され、その停止図柄と停止図柄とが一致した場合、入賞役が成立したとして、所定の枚数のコインなどが払い出される。さらに、次のゲームが開始され、回胴リールがスタートすると、入賞役の抽選が内部で行なわれ、入賞役の停止図柄が決定される。
このとき、特定入賞役の回胴リールの停止図柄は、次回停止図柄決定手段によって前回のゲームで抽選により決定された停止図柄のまま或いはその一部を変更して、その停止図柄が決定される。例えば、前回のゲームにおける停止図柄が第一図柄・第二図柄・第三図柄であった場合、今回のリールの停止図柄は、例えば最初の第一図柄はそのままで、2番目は第三図柄、3番目は第二図柄のように決定される。
このように、一度特定入賞役が成立すれば、次のゲームの際には、前回の停止図柄を狙って若しくは一部を変えた図柄でストップボタンを操作して停止させれば、特定入賞役を成立させることができ、アシストタイムに移行しての停止図柄の告知がなくても、通常期間内で、充分にゲームを楽しむことができる。
また、上記のような特定入賞役が各ゲーム毎に連続して当選するようなスロットマシンでは、前回の停止図柄がそのまま或いは一部を変更して決定されるから、遊技者はその点を少し考慮すれば、内部当選した特定入賞役の停止図柄を正しく予想することができ、予め設定した所定のゲーム回数だけは、連続して入賞役を成立させることができる。また、その所定ゲーム回数は、停止図柄記憶手段が前回のゲームの停止図柄を記憶するゲーム回数を調整して設定することができ、これによって、遊技者が獲得可能なコインなどの数を適度な値とし且つそれを容易に調整することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はスロットマシンの正面図を示し、図2はその制御系のブロック図を示している。スロットマシンの正面には開閉可能なパネルが設けられ、その中央部に位置する中パネル1内に、透明なリール窓2が設けられ、そのリール窓2内に3個の回胴リール3、4、5が各々のリールモータ3、4、5により回転駆動可能に並設される。各回胴リール3、4、5の外周には、例えば21個の図柄が順に付され、リール窓2上に設定された入賞ラインL(3本の水平線と2本の傾斜線)を移動する図柄及び停止した図柄を検出するための図柄検出器25、26、27が、各回胴リール3、4、5について配設される。
中パネル1下の操作パネル上には、遊技コインを投入するためのコイン投入口6が設けられ、投入されたコインを検出するコイン検出器16が設けられると共に、投入されたコインの数は、コイン計数器で計数され、クレジット表示部18に表示される。1ゲームに使用するコインの数は3枚以下であるから、4枚以上のコインを投入した場合には、クレジット表示部18に3枚を越えたコインの数が表示される。クレジット表示部18の下には、クレジットコインを投入するためのクレジット投入スイッチ19が設けられる。
また、ゲームを開始するためのスタートレバー(スイッチ)7が操作パネル上に設けられ、各回胴リール3、4、5を停止させるためのストップボタン(スイッチ)8、9、10が回胴リールに対応して設けられる。さらに、リール窓2の下側に、特別演出を実施するための告知表示部17が液晶ディスプレイなどを用いて配設されている。この告知表示部17は、例えばビッグボーナスの後などに抽選によりアシストタイムに移行したとき、特定小役などの停止順序を遊技者に告知するための表示部で、アシストタイム移行時に、内部当選した入賞役が例えば特定の小役(ベルなどの小当り)であった場合、抽選により、各回胴リールの停止図柄と停止順序を遊技者に告知する。さらに、操作パネル上にはベットスイッチ12が設けられ、ベットスイッチ12の操作によって賭けコイン数が指定される。ベットスイッチ12の操作によって指定した賭けコイン数は、中パネル1の左側に配設されたベットランプにより点灯表示される。
スロットマシンの主制御部20は、マイクロコンピュータユニットを主要部として構成され、CPU21はROM22に予め記憶されたプログラムデータに基づき後述のようなスロットマシンゲームを実行する。ROM22には、データテーブルとして入賞テーブル、入賞確率テーブルなどが設けられ、RAM23にはCPU21のワークエリアとなる一時記憶領域、内部当選した特定入賞役が特定小役の場合にその停止順序を記憶する記憶領域が設けられる。また、抽選のための乱数発生器11、28が主制御部20に接続される。乱数発生器11は、特定の範囲の自然数を順に繰り返し発生し、CPU21はスタートレバー7が操作された時点の数値をサンプリング回路により取り出して保持し、入賞役の抽選に使用する。乱数発生器28は特定小役の停止順序を抽選する際に使用される。
入賞確率テーブルには、大当たり入賞領域、中当たり入賞領域、小当たり(小役)入賞領域が設定され、その領域内に乱数発生器11が発生する数値が入賞の確率で配置され、スタート時に保持された数値が、何れの入賞領域に入るか否かを判定することにより、入賞の種類や外れが抽選される。また、この入賞確率テーブルには、例えば1〜6段階の設定値に応じて入賞領域内の数値の数を変えた各々の入賞領域が設定され、遊技場側が予め設定する1〜6段階の設定値により、入賞の確率が選択可能である。
入賞テーブルには、投入された遊技コインの数(1〜3枚)に応じて、入賞時に揃える図柄の配列が記憶される。1枚のコインを投入した場合は、リール窓の中央の入賞ラインで停止した図柄となり、例えば「7、7、7」が大当り、「BAR,BAR,BAR」が中当り、「スイカ、スイカ、スイカ」が小当り(小役)であり、「ベル、ベル、ベル」が特定小役である。2枚のコインを投入した場合には、入賞ラインが中央の水平線の他にその上下の水平線も付加されるから、そこで停止した図柄も各入賞時に加えられ、3枚のコインを投入した場合には、さらに、左右に傾斜した2本の傾斜線も入賞ラインに加えられる。CPU21は、ストップボタン8〜10が押されて回胴リール3〜5が停止した時、図柄検出器25〜27によって検出された停止図柄の配列と、この入賞テーブル内に記憶された各入賞の図柄配列との一致を判定し、入賞の種類や外れを決定する。
さらに、主制御部20に接続された乱数発生器28は、特定小役が内部当選した際、回胴リールの停止図柄を揃えて停止させるときの停止順序を抽選するために使用される。さらに、上記乱数発生器11、28から取得する乱数は、通常期間からアシストタイムに移行するときの抽選、アシストタイムにおける特定小役の内部当選時に、告知表示部17にその停止図柄と停止順序を表示するか否かの抽選などに使用される。主制御部20のCPU21は、例えば、ボーナスゲームが終了した際などに、通常期間からアシストタイムに移行するか否かの抽選を行ない、アシストタイムへの移行が当選した場合、通常期間からアシストタイムに移行するように制御を行う。
次に、上記構成のスロットマシンの動作を、図3のフローチャートを参照して説明する。図3に示すように、CPU21は、先ずステップ100で、スタートレバー7が操作されたか否かを判定し、スタートレバー7が操作されたとき、次にステップ110に進み、入賞役の内部抽選を行なうと共に、リールモータ13〜15を起動して回胴リール3〜5の回転をスタートさせる。
このとき、CPU21は、乱数を発生する乱数発生器11からスタートレバー7の操作時点の数値を取り込み、その数値に基づき、入賞確率テーブルを参照して、その数値が、入賞確率テーブル内の大当たり入賞領域、中当たり入賞領域、小当たり(小役)入賞領域の何れにあるか否かを判定し、入賞確率テーブル内にその数値がない場合、外れとする。例えばその数値が小当り領域内にある場合、小当り入賞時の図柄における例えば「スイカ」「ベル」「チェリー」の別が決定され、それに応じた小役フラグがセットされ、その数値が例えば「ベル、ベル、ベル」の場合には特定小役フラグがセットされる。
そして、ステップ120では、このような「ベル」の特定小役が選出されたか否かを判定し、特定小役が選出された場合、次にステップ130に進み、RAMの所定記憶領域に前回の特定小役成立時の停止順序のデータが記憶されているか否かを判定し、今回が最初の特定小役の当選時であって、回胴リール3〜5の停止順序が記憶されてない場合、次にステップ150に進み、特定小役の停止操作順序を抽選により決定する。一方、前回の停止順序が記憶されている場合、ステップ130からステップ140に進み、その前回の回胴リール3〜5の停止順序をそのまま、或いは前回の停止順序の一部を変えて今回の停止順序を決定する。例えば、記憶されていた前回の特定小役入賞時の停止順序が、回胴リール3、回胴リール4、回胴リール5の順であった場合、今回の停止順序はそのまま回胴リール3、回胴リール4、回胴リール5の順に決定する。或いは、前回の停止順序の一部を変えて回胴リール3、回胴リール5、回胴リール4の順に決定する。
そして、次にステップ160で、各回胴リール3,4,5が内部当選した特定小役の図柄で停止したか否かを判定し、且つリールの停止順序は抽選により或いは前回の停止図柄に基づき決定された停止順序であるか否かを判定する。ここで、各回胴リール3,4,5の停止図柄が所定の特定小役の図柄で、且つリールの停止順序が抽選により或いは前回の停止図柄に基づき決定された停止順序であった場合、ステップ170で、特定小役の入賞成立として、コイン払出部29にコマンド信号を出力し、所定数のコインを払い出すように制御する。そして、次のステップ180で、今回の特定小役の停止順序をRAMに記憶し、この回のゲームの処理を終了する。
上記のような処理がスタートレバー7の操作毎に、つまりゲーム開始毎に繰り返し実行され、特定小役が内部当選したとき、回胴リール3〜5の停止順序は、一度特定小役が成立して前回の停止順序が記憶される状態となれば、前回の停止順序のそのまま或いはその一部を変えてその回の停止順序が決定されるから、遊技者は、停止順序が告知されるアシストタイムでない通常期間であっても、前回の停止順序を考慮して容易に停止順序を決めて特定小役を成立させることができ、熟練した技術を持たない通常の遊技者であっても、通常期間内で充分にゲームを楽しむことができる。
なお、前回の停止順序を記憶するゲーム回数を特定の設定値に予め設定しておき、設定回数に達した場合には、前回の停止順序の記憶を一旦消去して、抽選により停止順序を決定する方法に一旦戻すことができる。上記方法では、特定小役が毎回のゲーム開始毎に内部当選するような場合、遊技者はアシストタイムに移行せずに比較的容易に所定の図柄に揃えるように指定された停止順序で各回胴リールを停止させて、連続して特定小役を成立させることができるが、そのような場合、連続して成立する特定小役の成立回数は、前回の停止順序を記憶するゲーム回数の設定値を変えることにより、任意に調整することができる。
図4は他の実施形態のスロットマシンのフローチャートを示している。この例のスロットマシンでは、特定小役が当選した場合、その特定小役で設定された複数の停止図柄のうちの1つを決定し、その停止図柄に揃って各回胴リールが停止したとき、特定小役の成立とする。そして、決定される停止図柄は、記憶された前回の停止図柄に基づき決定される。
すなわち、図4に示すように、CPU21は、先ずステップ200で、スタートレバー7が操作されたか否かを判定し、スタートレバー7が操作されたとき、次にステップ210に進み、入賞役の内部抽選を行なうと共に、リールモータ13〜15を起動して回胴リール3〜5の回転をスタートさせる。
このとき、CPU21は、乱数を発生する乱数発生器11からスタートレバー7の操作時点の数値を取り込み、その数値に基づき、入賞確率テーブルを参照して、その数値が、入賞確率テーブル内の大当たり入賞領域、中当たり入賞領域、小当たり(小役)入賞領域の何れにあるか否かを判定し、入賞確率テーブル内にその数値がない場合、外れとする。例えばその数値が小当り領域内にあり、且つ特定の図柄での小当りの場合、特定小役での入賞として、特定小役フラグがセットされる。特定小役では、例えば12種類の図柄の組み合わせが当り図柄として設定され、回胴リール3〜5がその当り図柄で停止したとき、特定小役の成立となる。
そして、ステップ220では、この特定小役が選出されたか否かを判定し、特定小役が選出された場合、次にステップ230に進み、RAMの所定記憶領域に前回の特定小役成立時の停止図柄のデータが記憶されているか否かを判定し、今回が最初の特定小役の当選時であって、回胴リール3〜5の停止図柄が記憶されてない場合、次にステップ250に進み、特定小役の停止図柄を抽選により決定する。一方、前回の停止図柄が記憶されている場合、ステップ230からステップ240に進み、その前回の回胴リール3〜5の停止図柄をそのまま、或いは前回の停止図柄の一部を変えて今回の停止図柄を決定する。例えば、記憶されていた前回の特定小役入賞時の停止図柄が、「7、チェリー(青)、チェリー(青)」であった場合、今回の停止図柄はそのまま「7、チェリー(青)、チェリー(青)」に決定する。或いは、前回の停止図柄の一部を変えて「7、チェリー(青)、チェリー(赤)」に決定する。
そして、次にステップ260で、各回胴リール3,4,5が抽選により或いは前回の停止図柄に基づき決定された停止図柄に揃って停止したか否かを判定する。ここで、各回胴リール3,4,5が抽選により或いは前回の停止図柄に基づき決定された停止図柄に揃って停止した場合、ステップ270で、特定小役の入賞成立として、コイン払出部29にコマンド信号を出力し、所定数のコインを払い出すように制御する。そして、次のステップ280で、今回の特定小役の停止図柄をRAMに記憶し、この回のゲームの処理を終了する。
このように、特定小役が内部当選したとき、一度特定小役が成立して前回の停止図柄が記憶される状態となれば、前回の停止図柄のそのまま或いはその一部を変えてその回の停止図柄が決定されるから、遊技者は、停止図柄が告知されるアシストタイムでない通常期間であっても、前回の停止図柄を考慮して今回の停止図柄を予想し、その図柄を狙ってリールを停止させて特定小役を成立させることができ、熟練した技術を持たない通常の遊技者であっても、通常期間内で充分にゲームを楽しむことができる。
なお、前回の停止図柄を記憶するゲーム回数を特定の設定値に予め設定しておき、設定回数に達した場合には、前回の停止図柄の記憶を一旦消去して、抽選により停止図柄を決定する方法に一旦戻すことができる。上記方法では、特定小役が毎回のゲーム開始毎に内部当選するような場合、遊技者はアシストタイムに移行せずに比較的容易に所定の図柄に揃えてリールを停止させ、連続して特定小役を成立させることができるが、そのような場合、連続して成立する特定小役の成立回数は、前回の停止図柄を記憶するゲーム回数の設定値を変えることにより、任意に調整することができる。
なお、本発明は、パチンコ球を使用して行うスロットマシンに適用することもできる。
以上説明したように、本発明のスロットマシンによれば、一度特定入賞役が成立すれば、次のゲームの際には、前回の停止図柄を狙って、または前回の停止図柄に近い停止図柄を予想して、或いは、前回の停止順序と同じ順序で若しくは一部を変えた順序でストップボタンを操作してリールを停止させれば、特定入賞役を成立させることができ、アシストタイムに移行しての停止図柄または停止順序の告知がなくても、また熟練した遊技者でなくても、通常期間内で充分にゲームを楽しむことができる。
また、内部当選した特定入賞役において停止図柄に加えて停止順序が指定される場合、前回の特定入賞役成立時の停止順序がそのまま或いは一部を変更して決定されるから、遊技者はその点を少し考慮すれば、内部当選した特定入賞役の停止順序を正しく予想することができ、予め設定した所定のゲーム回数だけは、連続して特定入賞役を成立させることができる。
また、内部当選した特定入賞役において停止図柄が指定される場合、前回の停止図柄がそのまま或いはその一部を変更して今回の停止図柄が決定されるから、遊技者はその点を少し考慮すれば、内部当選した特定入賞役の停止図柄を正しく予想することができ、予め設定した所定のゲーム回数だけは、連続して特定入賞役を成立させることができる。さらに、その所定ゲーム回数は、前回のゲームの停止順序又は停止図柄を記憶するゲーム回数を調整して設定することができ、これによって、遊技者が獲得可能なコイン数を適度な値とし且つそれを容易に調整することができる。
3、4,5−回胴リール
7‐スタートレバー
8,9,10−ストップボタン
11、28‐乱数発生器
16−コイン検出部
20‐主制御部
21−CPU
22−ROM
23−RAM
7‐スタートレバー
8,9,10−ストップボタン
11、28‐乱数発生器
16−コイン検出部
20‐主制御部
21−CPU
22−ROM
23−RAM
Claims (3)
- 複数の図柄を外周部に付して回転駆動され、スタートレバーの操作時に回転を開始する複数の回胴リールと、回転中の該回胴リールを任意の位置で停止させる停止手段と、該スタートレバーを操作したゲーム開始時に入賞役の内部抽選を行なう抽選手段と、該入賞役が特定入賞役の場合、その停止図柄を抽選により決定する停止図柄決定手段と、該回胴リールの停止図柄が該停止図柄決定手段の決定した図柄と一致したとき、遊技媒体を払い出す遊技媒体払出手段と、を具備したスロットマシンにおいて、
前記スタートレバーの操作時に前記回胴リールが回転を開始した後、前記停止手段により前記回胴リールが停止するまでを1回のゲームとし、
前回のゲームで決定された前記回胴リールの停止図柄を少なくとも次回のゲームまで記憶する停止図柄記憶手段と、
前回のゲームで決定された前記回胴リールの停止図柄をそのまま若しくはその一部を変更して次回の停止図柄を決定する次回停止図柄決定手段と、
を備え、
前記停止図柄記憶手段が停止図柄を記憶しているとき、該次回停止図柄決定手段は、通常期間において該停止図柄をそのまま若しくはその一部を変更して次回の停止図柄として決定し、該停止図柄記憶手段が停止図柄を記憶していないとき、該次回停止図柄決定手段は、前記停止図柄決定手段が抽選により決定した停止図柄を次回の停止図柄として決定することを特徴とするスロットマシン。 - 前記停止図柄記憶手段が前回のゲームで決定された前記回胴リールの停止図柄を記憶する処理は、予め設定された所定のゲーム回数だけ継続して実施し、所定ゲーム回数後には一旦記憶を消去することを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
- 内部当選した入賞役に基づき決定した停止図柄を遊技者に告知するアシストタイムと告知をしない通常期間とが設定され、特定のゲーム状態時に抽選結果などを条件として、通常期間からアシストタイムに移行することを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
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- 2008-05-27 JP JP2008138242A patent/JP2008237931A/ja active Pending
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