JP2008237800A - 遊技システム及び遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】空き台情報を遊技場外からも簡単に取得することのできる遊技システムを提供すること。
【解決手段】複数の遊技機と、各遊技機と通信可能なサーバと、外部機器に送信する外部通信手段と、を備えた遊技システムであって、前記遊技機は、稼動中か否かを検知する検知手段と、稼動状態送信手段と、を備え、前記サーバは、稼動情報受信手段と、受信した前記稼動情報に基づき、非稼動状態にある遊技機を特定する制御手段と、空き台情報出力手段と、を備え、前記外部通信手段は、外部機器からの要求情報を受信する要求情報受信手段と、外部機器に対して前記サーバの空き台情報出力手段から送信された空き台情報を送信する空き台情報送信手段とを備える構成とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、顧客サービスあるいは遊技機の稼動効率を高めるための遊技場運営をサポートすることが可能な遊技システム及び同遊技システムに用いられる遊技機に関するものである。
従来、パチンコホールなどの遊技場では、遊技者が遊技機を選択する場合、遊技場内を歩きながら、多数配置されている遊技機を直接見て、所望する遊技機が他者によって遊技が行われていない空き台であることを確認しなければならなかった。
また、空き台と認識してその遊技機の前に座したものの、例えば遊技機の上皿又は下皿などに、タバコやライターなどが置かれていて、その遊技機が他者によって既に確保されていることに改めて気付かされ、その台をあきらめて再度遊技場内を歩き回って空き台を探さなければならなくなるといった状況もままあった。
これでは、遊技者にとって空き台を探すのに手間がかかるし、遊技場経営側としても遊技場全体の稼働率が低下するおそれがある。
そこで、遊技球検知センサや発射ハンドルのタッチセンサの検知に基いて発光装置を発光させ、遊技者に対して空き台であることを認識させやすくする技術が提案された(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2006−223748号公報
しかし、大きな遊技場の場合、前記発光装置の発光を見るためには結局のところ遊技者がある程度遊技場内を移動しなければならないものであった。これでは、遊技者の手間が大きく省かれることにはならない。
本発明は、上記課題を解決することのできる遊技システムを提供することを目的としている。
(1)本発明では、遊技場内に設置された複数の遊技機と、各遊技機と通信可能なサーバと、前記複数の遊技機のうち、非稼動状態にある遊技機を示す空き台情報を所定の外部機器に送信する外部通信手段と、を備えた遊技システムであって、前記遊技機は、それぞれ稼動中か否かを検知する検知手段と、検知結果を示す稼動情報を前記サーバに送信する稼動状態送信手段と、を備え、前記サーバは、前記稼動状態送信手段から送信された稼動情報を受信する稼動情報受信手段と、受信した前記稼動情報に基づき、非稼動状態にある遊技機を特定する制御手段と、この制御手段により特定された非稼動状態にある遊技機を示す空き台情報を前記外部通信手段に出力する空き台情報出力手段と、を備え、前記外部通信手段は、空き台情報を要求する前記外部機器からの要求情報を受信する要求情報受信手段と、この要求情報受信手段で受信された空き台情報要求信号を送信した外部機器に対して、前記サーバの空き台情報出力手段から送信された空き台情報を送信する空き台情報送信手段と、を備えることとした。
(2)本発明は、上記(1)において、前記外部機器は、前記外部通信手段から送信された空き台情報に基づいて画像表示を行う表示手段を備える一方、前記外部通信手段は、前記サーバの空き台情報送信手段から送信された空き台情報に基づき、空き台を示す識別画像が表示された態様の前記遊技場内のレイアウトを示すマップ画像情報を、前記外部機器に送信することを特徴とする。
(3)本発明は、上記(1)又は(2)において、前記サーバは、前記外部通信手段を介して、前記外部機器からの指定機種情報を取得し、前記外部通信手段が受信した要求情報を送信した外部機器に対して、前記指定機種情報に応じた空き台状況を示す空き台情報を、前記外部通信手段を介して送信することを特徴とする。
(4)本発明は、上記(1)〜(3)のいずれかにおいて、前記遊技機は、遊技者による操作により、遊技中であること示す遊技情報を前記サーバに送信する操作手段を備え、前記サーバの制御手段は、前記稼動情報と前記遊技情報とに応じて、非稼動状態にある遊技機を特定することを特徴とする。
(5)本発明は、上記(4)において、前記サーバの制御手段は、前記遊技情報を受信しても、当該遊技情報を送信した遊技機から非稼動状態であることを示す前記稼動情報を所定時間以上連続して受信した場合、当該遊技機を非稼動状態と特定することを特徴とする。
(6)本発明は、上記(1)〜(5)のいずれかにおいて、前記外部通信手段は、前記サーバに備えられていることを特徴とする。
(7)本発明は、上記(1)〜(6)のいずれかにおいて、前記外部機器は、電気通信網を介して前記サーバと通信可能な移動体通信端末であることを特徴とする。
(8)本発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の遊技システムに用いられる遊技機であって、稼動中か否かを検知する検知手段と、検知結果を示す稼動情報を、定期的にサーバに送信する稼動状態送信手段と、備える遊技機とした。
本発明によれば、遊技者は、空き台が遊技場内のいずれに配置されているかを、遊技場内をいたずらに歩き回ることなく効率的に確認することができるため、手間をかけずに所望する遊技機で遊技を行うことができ、遊技場全体の稼働率向上に寄与することが可能となる。
本実施形態に係る遊技システムは、遊技場内に設置された複数の遊技機と、各遊技機と通信可能なサーバと、前記複数の遊技機のうち、非稼動状態にある遊技機を示す空き台情報を所定の外部機器に送信する外部通信手段と、を備えた遊技システムであって、前記遊技機は、それぞれ稼動中か否かを検知する検知手段と、検知結果を示す稼動情報を前記サーバに送信する稼動状態送信手段と、を備え、前記サーバは、前記稼動状態送信手段から送信された稼動情報を受信する稼動情報受信手段と、受信した前記稼動情報に基づき、非稼動状態にある遊技機を特定する制御手段と、この制御手段により特定された非稼動状態にある遊技機を示す空き台情報を前記外部通信手段に出力する空き台情報出力手段と、を備え、前記外部通信手段は、空き台情報を要求する前記外部機器からの要求情報を受信する要求情報受信手段と、この要求情報受信手段で受信された空き台情報要求信号を送信した外部機器に対して、前記サーバの空き台情報出力手段から送信された空き台情報を送信する空き台情報送信手段と、を備えるものである。
遊技機を多数配置する遊技場では、複数台の遊技機を列状に配置した所謂「遊技島」を一つのグループとしており、かかる遊技島を場内に複数配置している。遊技島は、例えば同一機種の遊技機を所定の台数分集合させて形成され、それぞれの遊技機には遊技機を識別するための台番号が付され、また、それぞれの遊技島には当該遊技島に配置されている遊技機の機種名が付されている。遊技島に配置された各遊技機は、例えばその動作を制御するメインCPUと、遊技機の遊技状態に応じた演出画像を表示する液晶表示装置と、液晶表示装置の表示を制御するサブCPU(遊技の動作及び演出を制御する制御部)と、遊技球を発射する発射ハンドル等を備える。そして、遊技客である遊技者は、発射ハンドルを操作して遊技球を発射し、遊技を進行させながら前記演出画像を視て遊技を楽しんでいる。
本実施形態の遊技システムは、前記遊技島ごとに配置される複数の遊技機と、これらの遊技機と通信可能な前記サーバとして遊技場に設置されるホールサーバと、前記複数の遊技機のうち、非稼動状態にある遊技機を示す空き台情報を所定の外部機器に送信する外部通信手段とを備えており、遊技者は、空き台が遊技場内のいずれに配置されているかを、遊技場内をいたずらに歩き回ることなく効率的に確認することができるものである。
そのため、各遊技機は、当該遊技機が稼働中か否かを検知する検知手段と、検知結果を示す稼動情報を前記サーバに送信する稼動状態送信手段とを備えている。
前記稼動情報は、稼働中である場合に出力する稼働中情報と、非稼働中である場合に出力する非稼働情報であり、各情報には遊技機の台番号情報(コード)が含まれる。
前記検知手段は、遊技機の制御部であるメインCPU及びサブCPUで構成することができる。すなわち、前記制御部は、例えば所定の時間間隔で遊技機が稼働中であるか否かを検知し、検知結果としての稼動情報を前記稼動状態送信手段としての、例えば通信ユニットに出力するのである。そして、この通信ユニットが、前記稼動情報を前記時間間隔でホールサーバに送信する。
次に、サーバとしてのホールサーバは、稼動情報受信手段としての受信回路と、空き台情報出力手段としての送信回路と、稼動情報を保存する稼動情報メモリとしてのRAMなどを備える稼動情報記憶部と、各種データを記憶するサーバROMと、前記稼動情報に基づき、非稼動状態にある遊技機を特定可能な制御手段としてのサーバCPUとを備えて構成される。
そして、各遊技機の通信ユニットから送信された稼動情報はホールサーバの受信回路で受信し、稼動情報記憶部に記憶され、適宜サーバCPUにより読み出される。
前記稼動情報記憶部は、遊技場に配置されるすべての遊技機の台番号情報及びその台番号毎の稼動情報を対応させて保存するためのものであり、稼動情報メモリとしての前記RAMと、当該稼動情報メモリへの書き込みを制御する書き込み制御回路とを備えている。
前記制御手段としてのサーバCPUは、受信した前記稼動情報であるパチンコ遊技機の台番号情報及び稼動情報に基づいて、前記稼動情報メモリのデータを更新する。したがって、サーバCPUは、前記稼動情報メモリの稼動情報のうち非稼動状態にある遊技機の台番号のみを読み出すことで、非稼動状態にある遊技機を特定できる。
本実施形態の空き台情報は、前記稼動情報メモリから読み出した、非稼動状態にある遊技機(空き台)の台番号コードである空き台番号コードを含む構成とするとよい。そして、前記サーバCPUが前記空き台情報を読み出し、空き台情報送信手段としての送信回路に供給し、前記送信回路は、前記空き台情報を外部通信手段に送信する。
また、外部通信手段は、空き台情報を要求する前記外部機器からの要求情報を受信する要求情報受信手段としての外部受信回路と、この外部受信回路で受信された空き台情報要求信号を送信した外部機器に対して、前記サーバの送信回路から送信された空き台情報を送信する空き台情報送信手段としての外部送信回路と、これらの回路に情報を供給するとともに、これらの回路を制御するコントローラを備えている。
そして、外部通信手段は、インターネット等の通信ネットワークを介して、外部機器としてのパーソナルコンピュータなどに接続され、当該パーソナルコンピュータから前記要求情報の受信や、当該パーソナルコンピュータに対して空き台情報の送信を可能としている。
したがって、本実施形態の遊技システムによれば、遊技者は、遊技場の外からでも、パーソナルコンピュータなどの操作により、通信ネットワーク及び外部通信手段を介して、非稼動状態にある遊技機、すなわち空き台に関する情報を効率的に取得することができる。
また、前記外部機器としては、電気通信網を介して前記外部通信手段と通信可能な移動体通信端末である構成であってもよい。
すなわち、前記外部機器を、電気通信網としての例えばインターネットを介して外部通信手段と通信可能な移動体通信端末(例えば携帯電話)とするものである。
このように、外部機器を、常時携行している移動体通信端末とすれば、誰でもどこにいても、空き台に関する情報を効率的に取得することができる。特に、遊技場に向かう途中などであれば、遊技場に到着する前に空き台情報を取得できるので、到着後は空き台を探したりすることなく、目指す遊技機の設置場所に向かうことができる。
また、外部機器としてパーソナルコンピュータを用いる場合であっても、当該パーソナルコンピュータと外部通信手段とは、インターネット等の電気通信網を介して接続されているものとする。なお、パーソナルコンピュータは、一般的な構成でよく、制御CPUと、制御CPUへの入力手段としてのキーボードと、制御CPUに接続されて画像を表示する表示モニタ、通信用インターフェイスなどを備えたで構成であればよい。
このように、外部機器と、各遊技機とに接続された外部通信手段とを電気通信網を介して通信可能な構成にした場合、パーソナルコンピュータや移動体通信端末から空き台を予約する外部予約処理も可能となる。
例えば、パーソナルコンピュータの場合、空き台情報としての空き台番号コードを受けた制御CPUは表示モニタに当該空き台番号を例えばテキスト形式で表示する。そして、例えば空き台の予約をする予約者が、当該空き台番号を視認して、キーボードを介して所定の操作を行うことにより、制御CPUは、所定の遊技機を予約するための外部予約情報をインターフェイスユニットに送信する。外部予約情報は、所定の台番号コード及び予約時間情報を含む構成とすればよい。
次に、外部通信手段は外部予約情報をホールサーバに送信する。外部予約情報を受けたホールサーバのサーバCPUは、外部予約情報を例えば稼動情報メモリの所定の領域に保存する。次に、メインCPUは、サーバCPUを介して、外部予約情報を稼動情報メモリから適宜読み出し、予約時間になったか否かを判定する。そして、予約時間になったら当該所定の台番号コードに対応する遊技機が非稼動状態にあるか否かを判定し、非稼動状態にある場合は、当該所定の台番号情報に応じた遊技機の表示装置に、例えば「予約済」などと所定の表示をさせるのである。このとき、サーバCPUは、同時に稼動情報メモリを更新し、前記所定の台番号コードに対応する稼動情報を例えば予約中に更新するようにしておく。
また、前記外部機器は、前記外部通信手段から送信された空き台情報に基づいて画像表示を行う表示手段を備える一方、前記外部通信手段は、前記サーバの空き台情報出力手段から送信された空き台情報に基づき、空き台を示す識別画像が表示された態様の前記遊技場内のレイアウトを示すマップ画像情報を、前記外部機器に送信する構成とすることが好ましい。
そのため、外部通信手段は遊技場内のレイアウトを示すマップ画像データを格納するレイアウトメモリ(ROM)を備える構成にするとよい。
前記遊技場内のレイアウトを示すマップ画像としては、遊技場内の遊技島の配置を表示する遊技島配置画像や、前記遊技島島内の遊技機のレイアウトに対応させて台番号を配列させた画像等が考えられる。そして、外部通信手段のコントローラは、空き台を示す識別画像が表示された態様の前記遊技場内のレイアウトを示すマップ画像を生成可能とするのである。
前記空き台を示す識別画像としては、例えば稼働中の台番号を黒地の下地に白字で表示し、一方空き台(非稼動状態の台)の台番号を白地の下地に黒字で表示すること等が考えられる。
なお、外部機器が備える表示手段は、パーソナルナルコンピュータに備えられた前記表示モニタとすればよいし、外部機器が移動体通信端末であれば、やはり当該移動体通信端末に設けられた液晶表示装置とすればよい。
このような構成とすることで、予約者は、表示モニタ(あるいは液晶表示装置)に表示される空き台を示す識別画像が表示された態様の前記遊技場内のレイアウトを示すマップ画像を視認しつつ予約をすることができる。また、遊技場に到着した場合、空き台が遊技場のいずれに配置されているかが分かっているため、遊技場をいたずらに歩き回ることなく効率的に予約した遊技台に向かうことができる。
また、前記サーバは、前記外部通信手段を介して、前記外部機器からの指定機種情報を取得し、前記外部通信手段が受信した要求情報を送信した外部機器に対して、前記指定機種情報に応じた空き台状況を示す空き台情報を、前記外部通信手段を介して送信する構成とするとよい。
そのため、そして、遊技機の前記機種名毎に機種名コードを付し、ホールサーバのサーバROMは、その機種名コードと台番号コードとを関連付けて記憶し、台番号コードを読み出すことで機種名コードも読み出し可能とする。また、前記サーバはサーバRAMを備えた構成にする。
ここで、前記指定機種情報は、例えば複数の遊技機の中から指定された遊技機の台番号である指定台番号に対応する指定台番号コードや、また、それぞれ遊技島に付された機種名の中から指定された機種名である指定機種名に対応する指定機種名コード等が該当する。
また、前記要求情報は、前記指定台番号コードに相当する遊技機の空き台情報や予約時間情報、或いは前記指定機種コードに相当する遊技島の空き台情報等に関する外部機器からの問い合わせが該当する。
前記外部機器からの指定機種名コード或いは指定台番号コードを取得したサーバCPUは、指定機種名コード或いは指定台番号コードをサーバRAMに書き込む。次に、サーバCPUは、稼動情報メモリから空き台番号コードを含む空き台情報を読出し、読み出した空き台番号コードに対応する機種名コードをサーバROMから読み出す。そして、サーバCPUは、読み出した空き台番号コードと指定台番号コードとを比較し、これらが一致する場合は、前記指定機種情報に応じた空き台状況を示す空き台情報として、前記読み出した空き台番号コードを前記外部通信手段が受信した要求情報を送信した外部機器に対して、前記外部通信手段を介して送信する。また、サーバCPUは、前記読み出した機種名コードと指定機種名コードとを比較し、これらが一致する場合は、前記指定機種情報に応じた空き台状況を示す空き台情報として、前記読み出した機種名コードを前記外部通信手段が受信した要求情報を送信した外部機器に対して、前記外部通信手段を介して送信する。
このように構成することで、前記指定機種情報に応じた空き台状況を示す空き台情報を取得し、外部通信手段を介して送信可能となるのである。
また、前記遊技機は、遊技者による操作により、遊技中であること示す遊技情報を前記ホールサーバに送信する操作手段を備え、前記サーバの制御手段は、前記稼動情報と前記遊技情報とに応じて、非稼動状態にある遊技機を特定する構成とすることもできる。
遊技中であることを示す遊技情報は、例えば、遊技を一次的に中断して席を離れる場合等の際に、遊技機からサーバに送信するためのものであり、この遊技情報をホールサーバに送信することで、ホールサーバによる空き台の特定をより正確に行うことができる。
操作手段としては、例えば方向キー、決定キー等を含む操作スイッチで構成することができ、遊技者がこれらのキーを操作すると、当該遊技機を示す所定の台番号情報及び遊技中であることを示す遊技情報がホールサーバに送信される。
台番号情報と共に遊技中であることを示す遊技情報を受けたホールサーバのサーバCPUは、所定時間経過するまでは、当該遊技機から遊技中であることを示す稼動情報が送信されてこなくても、稼動中と見なすように稼動情報メモリを更新する。したがって、サーバCPUは、遊技機が本当に非稼動状態にあるのか、あるいは遊技客が所用のために遊技機から離れているだけなのかまで認識が可能となり、表示装置に空き台情報として表示すべき非稼動状態にある遊技機を特定することができる。
このように、前記制御手段としてのサーバCPUは、前記稼動情報と前記遊技情報とに応じて、非稼動状態にある遊技機を特定するのである。さらに、サーバCPUは、稼動情報メモリから、前記遊技中の台番号情報を読み出して遊技機に送信し、遊技機の表示装置に、例えば「休憩中」などと所定の表示をさせる構成としてもよい。
また、前記操作スイッチにより、空き台を予約できるように構成することもできる。例えば、遊技機の表示装置にマップ画像を表示させるとともに操作スイッチに予約キーを設けるとよい。そうすることで、遊技者が表示装置のマップ画像を視認して、所望する空き台を見つけると、遊技者の所望する所定の台番号情報を指定して前記予約キーを操作し、予約情報を台番号情報と共にホールサーバに送信する。予約情報は、前記遊技情報と同じ信号であってよく、この予約情報を受けたホールサーバのサーバCPUは、受信した台番号情報に応じた遊技機の表示装置に、例えば「予約済」などと所定の表示をさせるのである。このとき、サーバCPUは、同時に稼動情報メモリを更新し、前記所定の台番号に対応する稼動情報を遊技中に更新するようにしておく。
また、前記サーバの制御手段は、前記遊技情報や予約情報を受信しても、当該遊技情報を送信した遊技機、予約情報により予約された遊技機から非稼動状態であることを示す稼動情報を所定時間以上連続して受信した場合、当該遊技機を非稼動状態と特定する構成とすることが好ましい。これにより、遊技することなく、長時間に亘り遊技機を占有されるという、他の遊技客にも迷惑であり、かつホールとしての稼働率も著しく低下させる状況を防ぐことができる。
そのため、ホールサーバはカウンタ及びROMを備える構成とするとよい。前記ROMは、当該遊技情報を送信した遊技機及び予約情報により予約された遊技機から非稼動状態であることを示す前記稼動情報を所定時間以上連続して受信したか否かを判定するための所定時間判定データを保存する。前記所定時間判定データは例えば回数を単位とする。そして、サーバCPUは、ホールサーバ通信ユニットから送信される非稼動状態であることを示す前記稼動情報が所定の時間間隔で送信されている場合は、その送信回数をカウントし、前記所定時間判定データを越える場合は、当該遊技機を非稼動状態と特定するのである。したがって、遊技機の予約がされても、その予約された遊技機から非稼動信号を所定時間以上連続して受信した場合は、その所定時間経過後に自動的に予約キャンセル等を行うことができる。
また、前記外部通信手段は、前記サーバと別体のインターフェイスユニットとして設けておくこともできるが、サーバに備えさせてもよい。すなわち、外部通信手段として必要な外部受信回路及び外部送信回路をホールサーバに備え、コントローラの機能をサーバCPUに負担させ、前記レイアウトメモリの機能をサーバROMに負担させるのである。そうすることで、本実施形態の遊技システムの部品点数を省略でき、本実施形態の遊技システムを安価に構築できる。
上述してきた遊技システムを構成する遊技機としては、稼動中か否かを検知する検知手段と、検知結果を示す稼動情報を、定期的にサーバに送信する稼動状態送信手段と備える構成とすることが好ましい。
すなわち、本実施形態の遊技機は、稼動中か否かを検知する検知手段としての前記制御部(メインCPU及びサブCPU)を備えるとともに、検知結果を示す稼動情報を、定期的にホールサーバに送信する稼動状態送信手段としての機能を有する通信ユニットを備える構成にするのである。
以下、本発明に好適な実施形態の一例について、図面に基づいて、より具体的に説明する。図1は本実施形態の遊技システムを説明する概略説明図、図2は本実施形態の遊技システムと、外部機器とのネットワーク接続を説明する説明図である。
図1に示すように、本実施形態の遊技システム2は、遊技場400内に設置された複数の遊技機10,260と、各遊技機10,260と通信可能なサーバであるホールサーバ420とを備える。図中、410,411は遊技場400に複数配列された、所謂遊技島と呼ばれる細長い遊技設備であり、この遊技島410,411の遊技機設置台に、例えばそれぞれ複数の同一機種を含む複数種の遊技機10,260が設置されている。
一の遊技島411には、前記遊技機設置台の両面にパチンコ遊技機10が複数台設置されるとともに、それぞれのパチンコ遊技機10の間に、遊技媒体である遊技球等の貸し出しを行う遊技媒体貸出装置270が配置されている。
また、他の遊技島410には、前記遊技機設置台の両面にパチスロ遊技機260が複数台設置されるとともに、それぞれのパチスロ遊技機260の間に、これも遊技媒体であるメダルの貸し出しを行う遊技媒体貸出装置271が配置されている。そして、それぞれの遊技機10,260に、遊技機10,260を識別するための台番号がそれぞれ付され、また、それぞれの島には前記機種名が付されている。以下、パチンコ遊技機10とパチスロ遊技機260とを総称して遊技機と記載することがある。
遊技者は、前記遊技島410、411の遊技機の中から所望する遊技機(パチンコ遊技機10又はパチスロ遊技機260)を選択し、選択した遊技機に対面して当該遊技機を操作しながら遊技を行う。また、遊技者は、前記遊技機に対面したままの状態でも前記遊技媒体貸出装置270,271から遊技球やメダルの貸し出しを受けることができる。図中、412は両替機であり、各遊技島410、411の端に設置されている。なお、図1では省略したが、各遊技機にそれぞれ椅子が備えられており、遊技者は座した状態で楽に遊技することができる。
また、それぞれの遊技機は、後述する制御回路を搭載した制御基板(図示せず)などを備えており、前記遊技島410、411ごとに設けられた中継器290を介して通信回線280によりホールサーバ420に接続されている。
すなわち、各遊技機10、260と前記ホールサーバ420とは通信可能となっている。ホールサーバ420は、管理用サーバとしても機能し、例えば、遊技機のゲーム進行状況を把握するために必要なプログラムやデータが記憶された記憶媒体(図示せず)などを備える。421はホールサーバ420のモニタである。ホールサーバ420の電気的構成については後述する。
さらに、ホールサーバ420は、図2に示すように、ネットサーバ440や通信ネットワーク434等からなる例えばインターネット436に接続される。そして、外部機器としてのパーソナルコンピュータ(以下「パソコン」という。)430及び外部機器である移動体通信端末としての携帯電話432は、インターネット436を介して、ホールサーバ420と通信可能となっている。すなわち、本実施形態に係るホールサーバ420は、非稼動状態にある遊技機を示す空き台情報(後述)をパソコン430及び携帯電話432に送信する外部通信手段としても機能する。
なお、パソコン430は、図2に示すように、ホールサーバ420から送信された空き台情報に基づいて画像表示を行う表示手段としての表示モニタ431やパソコン430の制御機能としてのパソコンCPU(図示せず)を備え、携帯電話432は前記表示手段としての液晶モニタ433や携帯電話432の制御機能としてのCPU(図示せず)を備える。
なお、以下の説明では、パソコン430を外部機器として説明することにするが、本実施形態において実行可能な処理は、携帯電話432で同様に行える。
[遊技機の構成]
遊技機としては、その種類を特に限定するものではないが、ここでは、例えば、発射ハンドルの操作により遊技媒体である遊技球を発射させ、遊技盤に設けられた入賞口へ入賞させることを目的として遊技を行うパチンコ遊技機10として説明する。
以下、本実施形態におけるパチンコ遊技機10について、図3〜図6を用いて具体的に説明する。図3は本実施形態におけるパチンコ遊技機10の概観を示す斜視図、図4は同パチンコ遊技機10の概観を示す分解斜視図である。また、図5は本実施形態におけるパチンコ遊技機10の概観を示す正面図、図6は電飾ユニット53の説明図である。
図3及び図4に示すように、パチンコ遊技機10は、前面に開口12aが形成された本体枠12と、その本体枠12における開口12aの内部に配設される各種の部品と、本体枠12の前方に開閉自在に軸着された扉11とから構成されている。この扉11は、開口12aを前面から閉鎖するためのものであり、図2に示すように、通常閉鎖した状態で遊技が行われる。また、本体枠12の前面には、上皿20、下皿22、発射ハンドル26等が配設されている。
本体枠12の開口12a内部には、液晶表示装置32と遊技盤14とスペーサ31等が配設されている。なお、遊技盤14、スペーサ31、液晶表示装置32以外の各種の部品(図示せず)については、理解を容易にするために説明を省略する。
本実施形態に係る遊技盤14は、その全部が透光性を有する板形状の樹脂(透光性を有する部材)によって形成されている。この透光性を有する部材としては、例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、メタクリル樹脂など各種の材質が該当する。また、遊技盤14は、その正面(前面)側に、発射された遊技球が転動する遊技領域15を有している。この遊技領域15はガイドレール30に囲まれ、遊技球が転動可能な領域であり、ガイドレール30の外側には遊技領域外域16が形成されている。なお、遊技領域15には図4に示すように、複数の遊技釘13が打ちこまれている。なお、本実施形態では、遊技釘13は各種の遊技部材の一つに含まれるものとしている。また、図4においては複数の遊技釘13を一部省略して示している。
前記液晶表示装置32は、前記スペーサ31を挟んで遊技盤14の背後に設けられている。なお、本実施形態では、遊技盤14の全部が透光性を有する材料で形成されているが、透光性を有する材料が遊技盤14の一部に用いられていてもよく、その場合、液晶表示装置32は遊技盤14の透光性を有する部材の背後に配置されることになる。
この液晶表示装置32は、遊技に応じた画像の表示を可能とする表示領域32aを有しており、この表示領域32aは、スペーサ31及び遊技領域15の全部又は一部、あるいは遊技領域外域16の全部又は一部を透して遊技者側から視認可能となっている。なお、表示領域32aに表示される遊技に応じた画像とは、演出用の演出画像、装飾用の装飾画像等の各種の画像を指す。
また、前記液晶表示装置32は、前記演出用の演出画像等を表示するだけでなく、非稼動状態にある遊技機を示す空き台情報(後に詳述する)を表示させる表示装置としても機能する。すなわち、前記液晶表示装置32には、遊技機の配置等の遊技場400内レイアウトを示すマップ画像を含んだウィンドウ(図21(a)参照)や、空き台を示す識別画像が表示された前記遊技場400内のレイアウトマップを示すマップ画像を含んだウィンドウ(図21(b)参照)が表示される。
空き台情報を表示させる表示装置としては、遊技場400の所定位置に専用装置として設定しても構わないが、本実施形態では、パチンコ遊技機10に設けられ、遊技に応じた演出画像などを表示する表示装置(液晶表示装置32)と、空き台情報を表示させる前記表示装置とが兼用されているのである。液晶表示装置32には、後述するメニューウィンドウ等の各種ウィンドウも表示もされる。
スペーサ31は、これも前述の透光性を有する部材で形成されているが、前記液晶表示装置32の視認性を向上させるために、少なくとも遊技盤14の遊技領域15に相当する大きさの孔部31aを形成している。
このように、本実施形態においては、遊技盤14における透光性領域の背後に液晶表示装置32などの表示手段を設けており、例えば、遊技釘13の植設領域や役物、装飾部材といった遊技部材を設ける領域を大きくできるため、レイアウトの自由度も更に大きくすることが可能となっている。
遊技盤14の外側となる扉11の所定位置には、発光表示手段としての装飾ランプ133a,133bが配設されており、遊技状態に合わせた所定の発光態様の表示を行う。
また、この扉11には、ガラス板などからなる透光性を有する保護板19が取付けられている。この保護板19は、扉11が閉鎖された状態で遊技盤14の前面に対面するように配設されている。また、保護板19の上方位置には、スピーカ46R,46Lが左右に配設されている。
発射ハンドル26は本体枠12に対して回動自在に設けられている。また、発射ハンドル26の裏側には、駆動装置である発射ソレノイド(図示せず)が設けられている。さらに、発射ハンドル26の周縁部には、タッチセンサ(図示せず)が設けられている。このタッチセンサが遊技者により触接されたときには、遊技者により発射ハンドル26が握持されたと検知され、検知信号を後述するメインCPU66に供給するようにしている。
また、発射ハンドル26が遊技者によって握持され、かつ、時計回り方向へ回動操作されたときには、その回動角度に応じて発射ソレノイドに電力が供給され、上皿20に貯留された遊技球が遊技盤14に順次発射され、遊技が進められる。
次に、図5及び図6を参照しながら、パチンコ遊技機10の構成についてさらに詳細に説明する。なお、図5を用いた以下のパチンコ遊技機10の概観説明では、図3及び図4を用いた説明と重複する部分を省略することがある。なお、図5においては遊技釘13を省略している。
図5に示すように、遊技盤14には、2つのガイドレール30(30a及び30b)、遊技部材57、通過ゲート54、始動口25、可変部材23、開閉自在のシャッタ40を備えた大入賞口39、通過ゲート54、一般入賞口56a〜56dが設けられている。
遊技盤14の左側に設けられている2つのガイドレール30は、遊技領域15を区画(画定)する外レール30aと、その外レール30aの内側に配設された内レール30bとから構成される。発射された遊技球は、遊技盤14上に設けられたガイドレール30に案内されて、遊技領域15の上部に移動し、複数の遊技釘13(図4参照)、遊技領域15上に設けられた遊技部材57等との衝突により、その進行方向を変えながら始動口25向かって流下する。
始動口25は、遊技球が入賞すると、後述する主制御回路60により大当たり抽選が行われるとともに、後述する特別図柄及び装飾図柄の変動が開始される特定の入賞口として位置づけられている。
この始動口25の下部には、大入賞口39が設けられている。この大入賞口39には、その前面側(前方)に開閉自在なシャッタ40が設けられている。このシャッタ40は、後に詳述する特別図柄表示器33(図6)において特別図柄として特定の数字図柄がそれぞれ停止表示され、停止表示態様が、遊技状態が特別遊技である大当たり遊技に移行されることを示す態様であった場合に、遊技球を受け入れやすい開放状態となるように駆動される。その結果、大入賞口39は、遊技球を受け入れやすい開放状態となる。
一方、シャッタ40の背面側(後方)に設けられた大入賞口39には、カウントセンサ104(図7参照)が設けられており、大入賞口39へ遊技球が所定個数(例えば10個)入賞するか、又は、所定時間(例えば30秒)が経過するまでシャッタ40が開放状態に駆動される。そして、開放状態において大入賞口39への所定数の遊技球の入賞又は所定時間の経過のいずれかの条件が成立すると、シャッタ40は、遊技球を受け入れ難い閉鎖状態になるように駆動される。その結果、大入賞口39は、遊技球を受け入れ難い閉鎖状態となる。
なお、大入賞口39が遊技球を受け入れやすい状態となっている開放状態から大入賞口39が遊技球を受け入れ難い状態となっている閉鎖状態までの遊技をラウンドゲームと呼び、シャッタ40は、ラウンドゲーム時に開放し、各ラウンドゲーム間では閉鎖することになる。本実施形態では、このラウンドゲームを実行する遊技を大当たり遊技という。また、ラウンドゲームは、“1”ラウンド、“2”ラウンド等のラウンド数として計数されるため、大当たり遊技における1回目のラウンドゲームを第1ラウンド、2回目を第2ラウンドと呼称する場合がある。
また、第1ラウンドのラウンドゲームから、次のラウンドゲームに継続して進むことができない(最終の)ラウンドゲームが終了するまで継続した遊技状態を大当たり遊技状態という。大当たり遊技状態は、多数の賞球を獲得可能であることから、遊技者にとって極めて有利な遊技状態である。
また、前述した始動口25、一般入賞口56a〜56d、大入賞口39に遊技球が入賞したときには、それぞれの入賞口の種類に応じて予め設定されている数の遊技球が遊技球貯留部である上皿20又は下皿22に賞球として払い出される。
また、扉11の下端部近傍には電飾ユニット53が設けられている。本実施形態に係る電飾ユニット53は、図6に示すように、その略中央に配置された表示器ケース37に、特別図柄表示器33を収容している。この特別図柄表示器33は、7セグメントLED41で構成されており、始動口25に遊技球が入賞した場合に、この7セグメントLED41が点灯・消灯することによって、“0”から“9”までの10個の数字図柄が、特別図柄として変動表示される。以上のように、特別図柄が変動表示された後、停止表示され、その結果によって遊技状態が異なってくるゲームを、本実施形態では「特別図柄ゲーム」という。
表示器ケース37の左右両側には、この表示器ケース37を挟んで特別図柄保留ランプ34a〜34dが設けられている。この特別図柄保留ランプ34a〜34dは、特別図柄表示器33において、既に特別図柄の変動表示中に遊技球が始動口25へ入賞した場合に、変動表示中の特別図柄が停止表示されるまで、始動口25への遊技球の入賞に基づく特別図柄の変動表示の実行を保留する回数(所謂、「特別図柄の保留球数」)を点灯によって表示するものである。そして、変動表示していた特別図柄が停止表示されると、保留されていた特別図柄の変動表示が開始される。
具体的に説明すると、特別図柄保留ランプ34a〜34dは、特別図柄の変動表示の実行が保留された回数に対応して左から順番に点灯され、特別図柄の変動表示が一旦停止表示され、次の保留されていた特別図柄の変動表示が開始されると、それに対応した特別図柄保留ランプは消灯される。なお、特別図柄の変動表示の実行が保留される回数には上限が設定されており、例えば、前記始動口25への遊技球の入賞に対して4回(個)、つまり、本実施形態においては最大4回(個)を上限として特別図柄の変動表示は保留される。
また、液晶表示装置32の表示領域32aにおいても、前述した始動口25に遊技球が入賞した場合には、特別図柄の変動表示の開始にあわせて、例えば数字などを含む演出用の装飾図柄の変動表示が開始される。また、特別図柄に関する変動表示中に遊技球が始動口25へ入賞した場合には、変動表示中の演出用の装飾図柄が停止表示されるまで、始動口25への遊技球の入賞に基づく演出用の装飾図柄の変動表示の実行(開始)は保留される。その後、変動表示していた演出用の装飾図柄が停止表示された場合には、保留されていた演出用の装飾図柄の変動表示が開始される。つまり、液晶表示装置32の表示領域32aにおいて行われる演出用の装飾図柄の変動表示と、特別図柄の変動表示とは同期しており、その変動開始及び変動停止は同じタイミングで行なわれることとなる。
本実施形態では、前記特別図柄及び装飾図柄は、共に識別情報として機能するものであり、特別図柄の変動表示から停止表示までを単位ゲームとした前記特別図柄ゲームと、特別図柄と同期して行われる装飾図柄の変動表示から停止表示までを単位ゲームとしたゲームとを併せて、「可変表示ゲーム」としている。したがって、本実施形態に係るパチンコ遊技機10では、前記始動口25に遊技球が入賞したことを契機として可変表示ゲームが行われ、可変表示ゲームの結果(大当たり抽選による結果に基く前記特別図柄ゲームの結果)によって、大当たり遊技に移行するか否かを遊技者は認識することになる。なお、本実施形態では、この可変表示ゲームを行う遊技を通常遊技と呼ぶ。
また、遊技領域15の略中央の左側に設けられた通過ゲート54(図5参照)を遊技球が通過すると、特別図柄表示器33の右側に設けられた普通図柄表示器35において、普通図柄を示す“○”、“×”等の記号で構成された2つの表示用ランプが、交互に点灯・消灯を繰り返すことによって変動表示される。
さらに、表示器ケース37の下側には、普通図柄保留ランプ50a〜50dが設けられている。この普通図柄保留ランプ50a〜50dは、前述した普通図柄(本実施形態では“○”、“×”等の記号)の変動中に、前記通過ゲート54を遊技球が通過した場合に、点灯又は消灯によって、保留されている普通図柄の変動表示の実行可能な回数(所謂、「普通図柄の保留球数」)を表示する。つまり、普通図柄保留ランプ50a〜50dは、保留された普通図柄の変動表示の実行回数に対応して、左から順番に点灯され、変動が停止表示されると、次の保留されていた普通図柄の変動表示が開始され、それに対応した普通図柄保留ランプは消灯される。なお、普通図柄の変動表示の実行が保留される回数には上限が設定されており、例えば、4回(個)を上限として保留される。
この普通図柄が所定の図柄、例えば“○”として停止表示されたときには、上述した可変部材23が閉状態から開状態に変動して、始動口25に遊技球が入りやすくなる。また、前記開状態とした後、所定の時間が経過したときには、可変部材23が閉状態に変動して、始動口25に遊技球が入りにくくなるようにする。
以上のように、普通図柄が変動表示された後、停止表示され、その結果によって可変部材23の開・閉状態が異なってくるゲームを「普通図柄ゲーム」という。
さらに、電飾ユニット53は、遊技中であること示す遊技情報を前記ホールサーバ420に送信する操作手段としての操作スイッチ28を備えている。
この操作スイッチ28は、決定ボタン28aと、キャンセルボタン28bと、十字式の方向キー28cとで構成される。
前記方向キー28cは、後述する各種ウィンドウ(表示領域)の中での所定の位置を示した目印、例えばカーソルを移動させるためのものである。本実施形態の方向キー28cは、図6に示すように、その中心から上下左右方向にそれぞれ突出した突出部を有する正面視十字状の形状で形成され、当該方向キー28cの上下左右の突出部位をそれぞれ押す操作をすると、液晶表示装置32の各種ウィンドウ上でカーソルが上下左右方向にそれぞれ移動する構成となっている。また、前記方向キー28cは、図6に示すように、電飾ユニット53の正面視で左端部に配置されている。
決定ボタン28aは、サブCPU206に所定の命令を行うためのものであり、図6に示すように、正面視で円形の操作ボタンで形成される。
本実施形態では、かかる操作スイッチ28(例えば決定ボタン28a)の操作で、遊技場400内レイアウトを示すマップ画像を含んだウィンドウ(図21(a)参照)が表示され、さらに方向キー28cを操作して、空き台番号が表示された前記マップ画像を含むウィンドウ(図21(b)参照)が表示される。このように、遊技者は、遊技しながらでも随時、遊技場400内の空き台情報を得ることができる。また、例えば遊技中に所用で遊技機(パチンコ遊技機10又はパチスロ遊技機260)を離れる場合、やはり操作スイッチ28を操作することで、遊技中であることを示す遊技情報がホールサーバ420に送信される。
また、キャンセルボタン28bは、所定の作業の中断要求をするためのものであり、図6に示すように、決定ボタン28aと同様の正面視で円形の操作ボタンで形成される。そして、キャンセルボタン28bを押す操作で作業の中断要求をすることができる。また、決定ボタン28aとキャンセルボタン28bは、図6に示すように、方向キー28cと特別図柄保留ランプ34aとの間に配置されている。
以上説明してきたように、本実施形態に係るパチンコ遊技機10では、前記始動口25へ遊技球が入賞したことを契機として、大当たり遊技へ移行するか否かの大当たり抽選処理が行なわれるとともに、その抽選結果に基づいて、前記特別図柄表示器33において特別図柄の変動表示及び停止表示が行われる。
そして、液晶表示装置32の表示領域32aにおいては、停止表示される特別図柄に対応した複数の装飾図柄が、変動表示された後に所定の組み合わせで停止表示される可変表示ゲームが実行されるとともに、この可変表示ゲームに伴う演出画像などを用いた演出表示が行われる。そして、抽選結果が当選の場合、通常遊技から大当たり遊技に移行するのである。
さらに、遊技者は、例えば、現在遊技中のパチンコ遊技機10から他の機種のパチンコ遊技機10に移りたい場合など、操作スイッチ28を操作することにより、液晶表示装置32に遊技場400のレイアウトを示す後述するマップ画像を表示させて非稼動状態にあるパチンコ遊技機10(空き台)を確認することができる。遊技場400のレイアウトまで表示されているので、所望する空き台の場所も特定できるため、速やかに移動することができる。
しかし、移動中に、所望する台を他の遊技客に先に押さえられる場合も考えられるため、本実施形態では、現在遊技中のパチンコ遊技機10から空き台情報で確認した台の予約が可能としている。
すなわち、前記マップ画像で空き台を視認しながら、方向キー28cを操作しつつ所望する機種の中の空き台を探し、その台番号が表示された画面上の位置にカーソルを移動させ、空き台の予約をするのである。これによって、遊技者は安心して移動することができる。
また、本実施形態では、大当たり遊技の実行中において、最初のラウンド数から最もラウンドゲームが継続された場合の最後のラウンドゲームまでのラウンド数(最大継続ラウンド数)は、15ラウンド又は2ラウンドとしているが、大当たり遊技の最大継続ラウンド数は限定されるものではない。例えば、最大継続ラウンド数は、ラウンド数抽選手段(後述するメインCPU66を含む主制御回路60(図6参照))による抽選により、“1”ラウンドから“15”ラウンドまでの間から選択されるなど、任意のラウンド数であって構わない。
なお、本実施形態において、画像を表示する部分として液晶ディスプレイパネルからなる液晶表示装置32を採用したが、これに限らず、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)を含むブラウン管、EL(Electronic Luminescent)、プラズマ等、他の形態からなるものであってもよい。
[遊技機の電気的構成]
本実施形態におけるパチンコ遊技機10の制御回路について、図7を用いて説明する。図7は、本実施形態におけるパチンコ遊技機10の制御回路を示すブロック図である。
本実施形態におけるパチンコ遊技機10の制御回路は、主に、遊技制御手段としての主制御回路60と、演出制御手段としての副制御回路200とから構成される。主制御回路60は、遊技全般の制御を行うものであり、副制御回路200は、遊技の進行に応じた演出の制御(例えば、画像表示制御、音声出音制御、装飾ランプ制御等)を行うものに位置付けられている。
主制御回路60は、図示するように、主制御手段であるメインCPU66、メインROM(読み出し専用メモリ)68、メインRAM(読み書き可能メモリ)70を備えている。この主制御回路60は、遊技の進行を制御する。
ここで、メインCPU66は、パチンコ遊技機10の主たる制御手段であるとともに、当該パチンコ遊技機10が稼働中か否かを検知する検知手段としても機能する。
すなわち、メインCPU66は、発射ハンドル26に設けられたタッチセンサからの検知信号(遊技者により発射ハンドル26が握持されたことを示す信号)又は後述する表示器制御回路75からの特別図柄変動信号(特別図柄が変動中であることを示す信号)を監視することにより、当該パチンコ遊技機10が稼動中か否か判断し、その判断結果をサブCPU206へコマンドとして送信する。
そして、サブCPU206は、メインCPU66から送られてきたパチンコ遊技機10の稼動情報(パチンコ遊技機10が稼動中か非稼動中かの情報)を、後述するホールサーバ通信ユニット73からホールサーバ420に送信する。
なお、サブCPU206は、前記稼動情報をホールサーバ通信ユニット73に供給する時に、プログラムROM208から当該パチンコ遊技機10を識別する台番号コードを読み出して、この台番号コードと前記稼動情報と共に供給する。すなわち、ホールサーバ420に供給されるパチンコ遊技機10の稼動データは、前記稼動情報と前記台番号コードのセットで構成されるデータである。
図7を用いたパチンコ遊技機10の制御回路の説明に戻る。
メインCPU66には、メインROM68、メインRAM70等が接続されており、このメインROM68に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有する。このように、このメインCPU66は、可変部材作動手段、大当たり抽選手段、大当たり遊技実行手段及び確率状態抽選手段として機能するなど、後述する各種の手段として機能することとなる。
メインROM68には、メインCPU66によりパチンコ遊技機10の動作を制御するためのプログラムが記憶されており、その他には、乱数抽選によって大当たり判定をする際に参照される大当たり抽選テーブル(図9参照)等の各種判定テーブルが記憶されている。
メインRAM70は、メインCPU66の一時記憶領域として種々のフラグや変数の値を記憶する機能を有する。
また、この主制御回路60は、所定の周波数のクロックパルスを生成するリセット用クロックパルス発生回路62、電源投入時においてリセット信号を生成する初期リセット回路64、後述する副制御回路200に対してコマンドを供給するためのシリアル通信用IC72を備えている。また、これらのリセット用クロックパルス発生回路62、初期リセット回路64、シリアル通信用IC72は、メインCPU66に接続されている。
そして、このリセット用クロックパルス発生回路62は、後述するシステムタイマ割込処理を実行するために、所定の周期(例えば2ミリ秒)毎にクロックパルスを発生する。なお、シリアル通信用IC72は、各種のコマンドを副制御回路200(副制御回路200に含まれる各種の手段)へ送信する送信手段に相当する。
また、主制御回路60は、電飾ユニット53(図6参照)の各種表示器、表示ランプを制御する表示器制御回路75を備えている。この表示器制御回路75はメインCPU66からの指示に従い、パチンコ遊技機10の遊技状態に応じて、特別図柄表示器33、普通図柄表示器35の変動の制御(例えば、変動の開始及び所定の図柄での表示停止)を行い、さらに、特別図柄保留ランプ34a〜34d、普通図柄保留ランプ50a〜50dの点灯及び消灯の制御を行うものである。
また、表示器制御回路75は、特別図柄表示器33が変動表示している場合は前記特別図柄変動信号をメインCPU66に供給し、特別図柄表示器33が変動表示していない場合は前記特別図柄変動信号のメインCPU66への供給を停止する。
また、主制御回路60には、各種の装置が接続されている。例えば、図示するように、カウントセンサ104、一般入賞球センサ106,108,110,112、通過球センサ114、始動口入賞球センサ116、上述した可変部材23を後述するように変動させるための普通電動役物ソレノイド118、大入賞口ソレノイド120が接続されている。
カウントセンサ104は、大入賞口39における一般領域を遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
一般入賞球センサ106,108,110,112は、一般入賞口56a,56b,56c,56dにそれぞれ設けられている。この一般入賞球センサ106,108,110,112は、各一般入賞口56a〜56dへ遊技球が入賞した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
通過球センサ114は、通過ゲート54に設けられている。この通過球センサ114は、通過ゲート54を遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
遊技球検出手段である始動口入賞球センサ116は、始動口25に設けられている。始動口入賞球センサ116は、始動口25に遊技球が入賞したことを検出して、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
普通電動役物ソレノイド118は、リンク部材(図示せず)を介して可変部材23に接続されており、可変部材作動手段としてのメインCPU66から供給される駆動信号に応じて、可変部材23を変動させる。
大入賞口ソレノイド120は、シャッタ40に接続されており、メインCPU66から供給される駆動信号に応じて、シャッタ40を駆動させ、大入賞口39を開放状態又は閉鎖状態とする。
また、主制御回路60にはパチンコ遊技機10に内蔵されたバックアップクリアスイッチ124が接続されている。このバックアップクリアスイッチ124は電断時等におけるバックアップデータを遊技場の管理者の操作に応じてクリアする機能を有し、後述の払出・発射制御回路126にも接続している。
主制御回路60には、払出・発射制御回路126が接続されている。この払出・発射制御回路126には、遊技球の払出を行なう払出装置128、遊技球の発射を行なう発射装置130、カードユニット150が接続されている。
この払出・発射制御回路126は、主制御回路60から供給される賞球制御コマンド、カードユニット150から供給される貸し球制御信号を受け取り、払出装置128に対して所定の信号を送信することにより、払出装置128に遊技球を払い出させる。また、払出・発射制御回路126は、発射装置130に対して発射信号を供給することにより、遊技球を発射させる制御を行なう。
また、発射装置130には、前述した発射ソレノイド、前記タッチセンサ等の遊技球を発射させるための装置が備えられている。発射ハンドル26が遊技者によって握持され、かつ、時計回り方向へ回動操作されたときには、その回動角度に応じて発射ソレノイドに電力が供給され、上皿20に貯留された遊技球が発射ソレノイドにより遊技盤14に順次発射される。また、前記タッチセンサからのタッチ信号は、前記払出・発射制御回路126を介してメインCPU66に供給される。
一方、シリアル通信用IC72には、副制御回路200が接続されている。この副制御回路200は、主制御回路60から供給される各種のコマンド及び空き台情報に応じて、液晶表示装置32における表示制御、スピーカ46R,46Lから発生させる音声に関する制御、装飾ランプ133a,133bの制御等を行なう。
なお、本実施形態においては、主制御回路60から副制御回路200に対してコマンドを供給するとともに、副制御回路200から主制御回路60に対して信号を供給できないように構成したが、これに限らず、副制御回路200から主制御回路60に対して信号を送信できるように構成してもよい。
副制御回路200は、可変表示制御手段、音発生制御手段等の各種制御手段として機能するサブCPU206、記憶手段としてのプログラムROM208、ワークRAM210、液晶表示装置32における表示制御を行うための表示制御回路250、スピーカ46R,46Lから発生させる音声に関する制御を行う音声制御回路230、装飾ランプ133a,133bの制御を行うランプ制御回路240から構成されている。そして、副制御回路200は、主制御回路60からの指令に応じて遊技の進行に応じた演出を実行する。
また、本実施形態における副制御回路200は、ホールサーバ420とパチンコ遊技機10の稼動情報等の通信を行なうホールサーバ通信ユニット73を備えるとともに、サブCPU206には遊技者により操作される操作スイッチ28が接続され、遊技者の操作に応じて、液晶表示装置32に遊技場400のレイアウトを示すマップ画像(後述)を表示させることができる。すなわち、詳細は後述するが、本実施形態における空き台予約処理は、この副制御回路200で実行されることとなる。
サブCPU206には、プログラムROM208、ワークRAM210等が接続されている。サブCPU206は、このプログラムROM208に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有する。特に、サブCPU206は、後述するように、主制御回路60から供給される各種コマンド信号に従って、前記カーソルの移動制御、遊技中であることを示す表示制御並びに各種演出制御を行う。そして、サブCPU206は、後述する各種の手段として機能することとなる。
またプログラムROM208には、パチンコ遊技機10の特別図柄の変動表示に関連してサブCPU206により実行される液晶表示装置32の画像表示に伴う複数種類の演出画像データや、大当たり遊技中のラウンドゲームに関連して実行される複数種類の演出画像データが記憶されており、その他には、演出表示期間を定めた時間テーブル等各種のテーブル、さらにはパチンコ遊技機10を識別する台番号コードも記憶されている。
ワークRAM210は、サブCPU206の一時記憶領域として種々のフラグや変数の値を記憶する機能を有する。例えば、リーチ演出時間を制御するためのタイマ変数、演出パターンを選択するための演出表示選択用乱数カウンタ等、各種の変数等が位置付けられている。ここで、本実施形態におけるリーチとは、変動中の一の装飾図柄が、他の停止表示されている装飾図柄と同一図柄で停止表示されると、前述の大当たり遊技に移行する状態を指す。通常、変動中の装飾図柄が停止するまでの間、液晶表示装置32上では、このリーチ状態に応じた特別のリーチ演出表示がなされる。
表示制御回路250は、サブCPU206から供給される、特別図柄の変動表示に関連して実行される演出表示の進行に伴う複数種類の演出パターンや、大当たり遊技中のラウンドゲームに関連して実行される複数種類の演出パターン等の演出画像データ等を、液晶表示装置32に画像を表示させる制御を行う。
また、この表示制御回路250は、ホールサーバ420から供給される稼動情報に基づき、空き台を示す識別画像が表示された遊技場400内のレイアウトを示すマップ画像データとして、前記マップ画像(図21(b)参照)を液晶表示装置32に表示させる制御を行う。また、詳細は後述するが、表示制御回路250は、ホールサーバ420から当該パチンコ遊技機10の予約情報を受信した場合は、当該パチンコ遊技機10の予約処理に関連する表示の制御を行い(図23(b)参照)、さらに、遊技者が前記操作スイッチ28を用いて所定の操作を実行した場合に、当該パチンコ遊技機10が遊技リザーブ中であることを示す表示(図24参照)の制御も行う。
音声制御回路230は、サブCPU206から供給される音声発生命令に応じて、スピーカ46R,46Lから音声を発生させるものである。
ランプ制御回路240は、サブCPU206から供給されるプログラムROM208に記憶されたプログラムに従って、装飾ランプ133a,133bの発光制御を行うものである。
ホールサーバ通信ユニット73は送信回路(図示せず)を備えており、図7に示すように、ホールサーバ420に接続され、このホールサーバ420にパチンコ遊技機10の稼動情報を送信する稼動状態送信手段として機能するものである。すなわち、サブCPU206は、メインCPU66からの前記稼動情報を受けて、その稼動情報をホールサーバ通信ユニット73を介してホールサーバ420に送信する。
さらに、ホールサーバ通信ユニット73は受信回路(図示せず)を備えており、ホールサーバ420から送信される非稼動状態にあるパチンコ遊技機を示す空き台情報(後述)及び予約情報を受信する。そして、サブCPU206は、ホールサーバ通信ユニット73が受信した空き台情報及び予約情報に基づき、所定の画像を液晶表示装置32で表示させることとなる。
また、操作スイッチ28は、遊技者により各種スイッチ(図6参照)が操作されたことを検知して、所定の検知信号をサブCPU206に供給する。
例えば、決定ボタン28aが操作されたことで、サブCPU206は、空き台情報表示処理を実行する。そして、方向キー28cが操作されることで液晶表示装置32の画面に表示されたカーソルの位置を移動させる移動命令がサブCPU206に供給され、サブCPU206はカーソルの位置を移動させる。また、空き台情報などが液晶表示装置32に表示されている間は、サブCPU206は、操作スイッチ28の決定ボタン28aを検知すると、各種表示画像の切換処理を実行する。
なお、本実施形態においては、パチンコ遊技機10の制御回路において、遊技制御手段としての主制御回路60と、演出制御手段としての副制御回路200を別々に構成しているが、主制御回路60と副制御回路200とを同じ基板で構成してもかまわない。
なお、本実施形態においては、プログラム、テーブル等を記憶する記憶手段として、主制御回路60ではメインROM68を、副制御回路200ではプログラムROM208を用いるように構成したが、これに限らず、制御手段を備えたコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体であれば別態様であってもよく、例えば、ハードディスク装置、CD−ROM及びDVD−ROM、ROMカートリッジ等の記憶媒体に、プログラム、テーブル等が記録されていてもよい。また、これらのプログラムは、予め記録されているものでなくとも、電源投入後にこれらのプログラムをダウンロードし、主制御回路60ではメインRAM70、副制御回路200ではワークRAM210等に記録されるものでもよい。なお、本実施形態においては、メインCPU66の一時記憶領域としてメインRAM70を、サブCPU206の一時記憶領域としてワークRAM210を用いているが、これに限らず、読み書き可能な記憶媒体であればよい。
[サーバの電気的構成及び動作]
本実施形態におけるホールサーバ420の制御回路について図8を用いて説明する。図8は、本実施形態におけるホールサーバ420の制御回路を説明するブロック図である。
前記ホールサーバ420の制御回路は、図8に示すように、遊技機10,260との間で通信を可能とするための受信回路312並びに送信回路314と、稼動情報を記憶する稼動情報記憶部320と、後述する制御手段及び空き台情報出力手段としてのサーバCPU306と、サーバCPU306の作動を制御するプログラム及び後述する所定時間判定データを記憶するためのサーバROM304と、カウンタ308と、ハードディスク316と、通信ネットワーク434(例えば、インターネット436(図2参照))と接続した外部受信回路324及び外部送信回路326と、後述するサーバRAM322を含んで構成される。
受信回路312は、稼動情報受信手段として機能し、各遊技機(パチンコ遊技機10、パチスロ遊技機260)のホールサーバ通信ユニット73から所定の時間間隔δで送信された稼動情報を受信するとともに、遊技情報及び予約情報を受信する。
外部受信回路324は、要求情報受信手段として機能し、空き台情報を要求する外部機器であるパソコン430からの要求情報を受信し、当該要求情報をサーバCPU306に供給する。
稼動情報記憶部320は、遊技場400に配置されるすべての遊技機10,260の台番号コードとその台番号の遊技機10,260の稼動情報を相互に対応させて記憶させるためのものであり、稼動情報メモリ310及び稼動情報メモリへのデータの書き込みを制御する書き込み制御回路318を備える。
そして、サーバCPU306は、前記稼動情報を書込み制御回路318に供給する。そして書込み制御回路318は、前記稼動情報を前記稼動情報メモリ310に書き込む。具体的には、所定の台番号コードと稼動信号を受けて、前記稼動情報メモリ310の当該台番号コードに対応する所定の領域に、稼働状態であることを示すコード例えば“00”を書き込む。或いは、所定の台番号コードと非稼動信号を受けて、前記稼動情報メモリ310の当該台番号コードに対応する所定の領域に、非稼動状態であることを示すコード例えば“01”を書き込む。また、サーバCPU306は、前記遊技情報又は予約情報を受けて、その遊技情報又は予約情報を書込み制御回路318に供給する。そして書込み制御回路318は、前記稼動情報メモリ310の当該台番号コードに対応する所定の領域に、遊技中であることを示すコード例えば“10”又は予約済であることを示すコード例えば“11”を書き込む。
そして、前記サーバCPU306は、非稼動状態であることを示すコード“01”に対応する台番号コードを読み出すことで、非稼動状態にある遊技機を特定できる。すなわち、前記サーバCPU306は、受信回路312が受信した前記稼動情報に基づき非稼動状態にある遊技機を特定する制御手段として機能するとともに、前記稼動情報と前記遊技情報とに応じて、非稼動状態にある遊技機10,260を特定するのである。
また、前記サーバCPU306は、遊技中であることを示すコード“10”に対応する台番号コードを読み出すことで、遊技中にある遊技機を特定できる。
また、サーバCPU306は、空き台情報出力手段として機能する。すなわち、サーバCPU306は、当該サーバCPU306が上述のように特定した非稼動状態にある遊技機10,260を示す空き台情報を、後述する外部通信手段の一である空き台情報送信手段としての外部送信回路326に出力する。そして、この外部送信回路326から通信ネットワーク434を介してパソコン430に空き台情報を送信する。
次に、送信回路314は、各遊技機(パチンコ遊技機10、パチスロ遊技機260)の副制御回路200が備えるホールサーバ通信ユニット73に、空き台情報を送信する送信手段として機能する。この空き台情報は、非稼動状態であることを示すコード“01”とその台番号コードとを含む情報である。
また、送信回路314は、前記サーバCPU306により特定された遊技中状態にある遊技機を示す空き台情報としての前記台番号コード及び遊技中であることを示すコード“10”を、パチンコ遊技機10のホールサーバ通信ユニット73に送信する。また、送信回路314は予約された遊技機を示す台番号コード及び予約済みであることを示すコード“11”を、パチンコ遊技機10のホールサーバ通信ユニット73に送信する。
次に、サーバROM304と、カウンタ308とは、前記サーバCPU306が、前記稼動情報又は予約情報を受信しても、当該遊技情報を送信した遊技機から非稼動状態であることを示す前記稼動情報を所定時間以上連続して受信した場合、当該遊技機を非稼動状態と特定するためのものである。
そのため、サーバROM304は、所定の回数値からなる所定時間判定データTを記憶し、またカウンタ308は、サーバCPU306の指示により、ホールサーバ通信ユニット73から所定の時間間隔δで供給される非稼動情報の連続する回数をカウントする。
以下、サーバCPU306が、パチンコ遊技機10が稼動状態にあるか、非稼動状態にあるかを判定する処理について具体的に説明する。
サーバCPU306は、書込み制御回路318が前記遊技情報を受けてコード“10” 又は“11”を稼動情報メモリ310の所定の領域に書き込むと、書き込み一時禁止命令を書き込み制御回路318に供給するとともに、カウンタ308にカウント命令を供給する。前記書き込み一時禁止命令は、当該遊技情報を送信した遊技機から所定の時間間隔δで供給される非稼動信号を受けても前記遊技機からの稼動情報を稼動情報メモリ310に書き込む事を一時禁止するためのものである。したがって、書き込み一時禁止命令を受けた書込み制御回路318はコード“10”又は“11”を更新せずに維持する。すなわち稼動状態あるいは予約状態が維持される。
また、前記カウント命令は、非稼動信号が前記所定の時間間隔δで連続して送信される回数をカウントするための命令であり、前記カウント命令を受けたカウンタ308は、カウント回数Yの報告をサーバCPU306に行う。前記カウント回数Yの報告を受けたサーバCPU306は、前記カウント回数Yと前記所定時間判定データTを比較し、前記カウント回数Yが前記所定時間判定データTよりも大きい場合は、前記書き込み一時禁止命令を解除する。
そして、前記サーバCPU306は、稼動情報メモリ310から、コード“01”に対応する台番号コードを読み出すことで、非稼動状態にある遊技機とみなす。
このように、サーバCPU306は、前記遊技情報又は予約情報を受信しても、当該遊技情報を送信したパチンコ遊技機10、あるいは予約されたパチンコ遊技機10から非稼動状態であることを示す稼動情報を所定時間以上連続して受信した場合、当該パチンコ遊技機10を非稼動状態と特定するのである。
前記所定時間判定データTについてさらに詳しく説明すると、例えば、非稼動状態であることを示す稼動情報を送信する時間間隔δが例えば30秒とし、前記稼動情報を例えば5分以上連続して受信した場合に当該遊技機を非稼動状態と特定する場合は、前記所定時間判定データTを“10”とするのである。なお、本実施形態では、前記所定時間を選択可能とするために、前記所定時間判定データTを複数種類設け、必要に応じて選択可能な構成としている。
また、サーバROM304は、遊技場400における遊技機10、260の台番号及び遊技場400内レイアウトを示すマップ画像データが記憶される。遊技場400内レイアウトを示すマップ画像データは、遊技場400内の上述した遊技島の配置を示す遊技島レイアウト画像(図21(a)参照)データと、各遊技島に配置された遊技機10,260の台番号を当該配置された位置順に配列させた台番号レイアウト画像(図21(b)参照)データを含む。
さらに、サーバROM304には、後述する空き台処理(図18参照)や外部予約制御処理(図19)にともなって液晶表示装置32または表示モニタ431に表れる各種ウィンドウ(図20〜図28参照)に表示される画像データ等が記憶される。
そして、サーバCPU306は、稼動情報メモリ310から空き台情報を読み出すとともに、サーバROM304から前記台番号レイアウト画像データを読出し、後述する空き台を示す識別画像が表示された態様の遊技場内のレイアウトマップを示すマップ画像データを生成する。また、サーバCPU306は、当該マップ画像データをパチンコ遊技機10のサブCPU206に供給する。
前記空き台を示す識別画像が表示された態様の遊技場内のレイアウトマップを示すマップ画像としては、例えば稼働中の台番号を黒地の下地に白字で表示し、一方空き台(非稼動状態の台)の台番号を白地の下地に黒字で表示することで、空き台を示す識別画像が表示された台番号レイアウト画像(図21(a)参照)としている。
なお、前記ハードディスク316は、それぞれの遊技機(パチンコ遊技機10、パチスロ遊技機260)ごとの遊技データを保存するためのものである。前記遊技データは、例えば、パチンコ遊技機10の場合は、可変表示ゲームの実行回数、大当たり遊技となった回数、大当たり遊技の種類などが該当する。
ところで、ホールサーバ420は、外部通信手段としての機能を備えている。そのために、ホールサーバ420は、図8に示すように、空き台情報を要求するパソコン430からの要求情報を受信する要求情報受信手段としての外部受信回路324と、この外部受信回路324で受信された空き台情報要求信号を送信したパソコン430に対して、前記サーバCPU306から送信された空き台情報を送信する空き台情報送信手段としての外部送信回路326とを備えている。すなわち、ホールサーバ420は、外部受信回路324及び外部送信回路326を介してインターネット436に接続され、前記インターネット436に接続されたパソコン430との間で、各種データの受送信を可能としている。
また、サーバCPU306も外部通信手段として機能し、上述したように生成された空き台を示す識別画像が表示された台番号レイアウト画像データを、空き台を示す識別画像が表示された態様の遊技場400内のレイアウトを示すマップ画像情報とし、外部送信回路326を介してパソコン430に送信する。
このように、サーバCPU306は、生成された空き台を示す識別画像が表示された台番号レイアウト画像データを、必要に応じてパチンコ遊技機10に供給し、またインターネット436を介して所定のパソコン430に送信するのである。
さらに、ホールサーバ420は、前記外部受信回路324を介して、パソコン430からの指定機種情報を取得し、前記外部受信回路324が受信した要求情報を送信したパソコン430に対して、前記指定機種情報に応じた空き台状況を示す空き台情報を、前記外部送信回路326を介して送信する。なお、指定機種情報とは、前述したように、複数の遊技機(パチンコ遊技機10、パチスロ遊技機260)の中から指定された指定台番号に対応する指定台番号コード、それぞれ遊技島に付された機種名の中から指定された指定機種名に対応する指定機種名コードなどである。
そのため、前記サーバROM304は、遊技機の前記機種名毎に付された機種名コードを、その機種名コードと台番号コードとを関連付けて記憶し、台番号コードを読み出すことで機種名コードも読み出し可能としている。
また、ホールサーバ420はサーバRAM322を備えており、例えば、パソコン430からの上述した指定機種名コードを取得したサーバCPU306は、指定機種名コードをサーバRAM322に書き込む。
次に、サーバCPU306は、稼動情報メモリ310から空き台番号コードを読み出し、読み出した空き台番号コードに対応する機種名コードをサーバROM304から読み出す。
そして、サーバCPU306は、読み出した機種名コードと指定機種名コードとを比較し、これらが一致する場合は、指定機種情報に応じた空き台状況を示す空き台情報としての空き台番号コードを、要求情報を送信したパソコン430に送信する。
また、例えば、パソコン430からの上述した指定台番号コードを取得したサーバCPU306は、その指定台番号コードをサーバRAM322に書き込む。次に、サーバCPU306は、稼動情報メモリ310から空き台番号コードを読出す。そして、サーバCPU306は、前記読み出した空き台番号コードと指定台番号コードとを比較し、これらが一致する場合は、前記指定機種情報に応じた空き台状況を示す空き台情報としての例えば空き台通知信号を、前記要求情報を送信したパソコン430に対して送信する。
以上の構成とすることで、前記指定機種情報に応じた空き台状況を示す空き台情報を取得し、外部通信手段を介して送信可能となるのである。
[遊技機の動作]
ここで、本実施形態におけるパチンコ遊技機10の遊技について、必要に応じて図9を参照しながら簡潔に説明する。図9は、本実施形態のパチンコ遊技機10において参照される大当たり抽選テーブルである。
本実施形態においては、パチンコ遊技機10の遊技は、大別して大当たり抽選を行いながら遊技球を消費する遊技であって大当たり遊技に比べて遊技者に不利な遊技である通常遊技と、遊技者にとって短時間で大量の遊技球(賞球)の獲得が期待できる、遊技者にとって有利な大当たり遊技とに分かれる。そして、前記通常遊技においては、詳細は後述するが、パチンコ遊技機10の遊技の変化に応じて、通常モード、確変モード又は時短モードに分かれる。
さらに、前記遊技者にとって有利な大当たり遊技においては、後述の特別図柄制御処理において抽選された、特別図柄表示器33に停止表示される特定の数字図柄により、15R確変大当たり遊技、2R確変大当たり遊技(所謂「突確」と呼ばれる大当たり遊技)又は15R通常大当たり遊技の3種類の大当たり遊技が決定する。
前記通常遊技における確変モード又は時短モードでは、特別図柄及び普通図柄が変動表示を開始して停止表示されるまでの変動時間が、通常モードよりも短く設定され、さらに、前記普通図柄の抽選の結果が“当たり”の場合(つまり、前述した普通図柄表示器35において、表示用ランプが“○”で停止表示された場合)、上述した可変部材23の開放状態を維持する時間が通常モードよりも長く設定される。そのため、始動口25に遊技球が入賞し易くなるので、単位時間当たりの大当たり抽選回数が通常モードに比べて著しく増加し、かつ始動口25への入賞に対する賞球の払い出しも増加するため、遊技球の目減りが少なく(所謂「球持ち」がよい状態となる)、遊技者にとって有利な状態といえる。
また、時短モードは継続期間が定められており、例えば、前記特別図柄の変動回数を所定回数(例えば100回)消化すると通常モード(パチンコ遊技機10において最も基本的な通常遊技が実現されるモード)に移行する。したがって、時短モードで実行されていた通常遊技は、通常モードで実行される通常遊技に移行する。
一方、確変モードにおいては、次の大当たり遊技に当選するまで、この確変モードは維持される。さらに、確変モードでは、図9の大当たり抽選テーブルに示すように、大当たり抽選の当選確率が通常モードや時短モードよりも高確率に設定されている。
本実施形態における前記3種類の大当たり遊技(15R確変大当たり遊技、2R確変大当たり遊技又は15R通常大当たり遊技)は、後述の特別図柄制御処理において、大当たり抽選テーブル(図7参照)を参照して、通常遊技(通常モード、時短モード又は確変モード)によってそれぞれ異なる抽選確率で抽選される。このとき、遊技者にとって有利な大当たり遊技に当選すると、前記特別図柄表示器33に停止表示される特別図柄は、15R確変大当たり遊技の場合は、例えば、“7”の特別図柄が表示され、2R確変大当たり遊技の場合は、例えば、“3”の特別図柄が表示される。また、15R通常大当たり遊技の場合は、例えば、“5”の特別図柄が表示される。そして、15R確変大当たり遊技又は2R確変大当たり遊技の終了後は、前記通常遊技は確変モードが設定され、15R通常大当たり遊技終了後は、前記通常遊技は時短モードが設定される。
すなわち、15R確変大当たり遊技又は2R確変大当たり遊技においては、当該大当たり遊技終了後に、通常遊技が確変モードに設定されるため、遊技者にとって有利な大当たり遊技であり、特に、15R確変大当たり遊技は、ラウンドゲームが最大15ラウンド継続されるため、最も有利な遊技といえる。
一方、2R確変大当たりは、ラウンドゲームが2ラウンドしかなく、大当たり遊技の継続期間が大当たり遊技の中では相対的最も短い遊技、すなわち15R確変大当たり遊技及び15R通常大当たり遊技に比べて大当たり遊技の継続期間が短いため、大当たり遊技終了後の通常遊技が確変モードになるとはいえ、遊技者にとって好ましい大当たり遊技であるとは言えない。
したがって、15R確変大当たり遊技又は15R通常大当たり遊技は、大当たり遊技継続時間が2R確変大当たり遊技に比べて相対的に長く設定される遊技者にとってより有利な大当たり遊技といえる。
以下、上述した遊技システムで実行される処理を図10〜図17に示す。
[メイン処理]
図10に示すように、最初に、主制御回路60のメインCPU66は、RAMアクセス許可、バックアップ復帰処理、作業領域を初期化等の初期設定処理を実行する(ステップS11)。そして、詳しくは図12を用いて後述するが、特別図柄ゲームの進行、特別図柄表示器33に表示される特別図柄、液晶表示装置32に表示される装飾図柄に関する特別図柄制御処理を実行する(ステップS12)。そして、詳しくは、図14を用いて後述するが、普通図柄ゲームの進行、普通図柄表示器35に表示される普通図柄に関する普通図柄制御処理を実行する(ステップS13)。
このように、メイン処理においては、ステップS11の初期設定処理が終了した後、ステップS12、ステップS13の処理を繰り返し実行することとなる。
[システムタイマ割込処理]
また、メインCPU66は、メイン処理を実行している状態であっても、メイン処理を中断させ、システムタイマ割込処理を実行する場合がある。リセット用クロックパルス発生回路62から所定の周期(例えば2ミリ秒)毎に発生されるクロックパルスに応じて、以下のシステムタイマ割込処理を実行する。このシステムタイマ割込処理について図11を用いて説明する。
最初に、図11に示すように、メインCPU66は、大当たり抽選用乱数値等の各抽選値を更新する乱数更新処理を実行する(ステップS21)。そして、メインCPU66は、例えば始動口25等への遊技球の入賞を検知する入力検出処理を実行する(ステップS22)。この処理においては、メインCPU66は、各種の入賞口に遊技球が入賞したことを条件として、遊技球を払出す(賞球する)旨のデータをメインRAM70の所定領域に記憶することとなる。そして、主制御回路60と副制御回路200との同期をとるための待ち時間タイマ、大当たりが発生した際に開放する大入賞口39の開放時間を計測するための大入賞口開放タイマ等、各種のタイマの更新処理を実行する(ステップS23)。そして、この処理が終了するとステップS24へ処理を移す。
ステップS24においては、出力処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、メインRAM70の所定の領域に記憶されている各種の出力要求に基づいて駆動制御するための信号をソレノイド、モータ等に供給する。すなわち、後述する各処理において、メインCPU66は、各種駆動遊技部材(つまり、パチンコ遊技機10の遊技領域15に配設されており、なおかつ遊技状態に応じて、その形態を変化させる遊技部材)に対する信号出力要求が、メインRAM70の所定領域に記憶された場合は、それに応じた信号を出力する。例えば、始動口25に付設されている可変部材23を開放または閉鎖するための普通電動役物ソレノイド118、大入賞口39に付設されているシャッタ40を開放又は閉鎖するための大入賞口ソレノイド120などの各ソレノイドの駆動要求があった場合、制御信号を出力して、各種駆動遊技部材を駆動させる処理を行なう。そして、この処理が終了した場合には、ステップS25に処理を移す。
ステップS25においては、コマンド出力処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、各種のコマンドをメインRAM70の所定の領域にセットして副制御回路200に供給する。これらの各種のコマンドとしては、具体的には、稼動情報コマンド、デモ表示コマンド、導出表示される特別図柄の種類を示す導出図柄指定コマンド等が含まれる。この処理が終了した場合には、ステップS26に処理を移す。
ステップS26の処理において、メインCPU66は、払出装置128に賞球を行わせるための賞球制御コマンドを払出・発射制御回路126へ送信する等の払出処理を実行する。具体的には、メインCPU66は、各種の入賞口に遊技球が入賞することで予め設定された所定数の賞球払出を行うための賞球制御コマンドを払出・発射制御回路126へ供給する。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了し、割込発生前のアドレスへ復帰し、メイン処理を実行させる。
[特別図柄制御処理]
図10のステップS12において実行される特別図柄制御処理について図12を用いて説明する。
最初に、ステップS31の処理において、メインCPU66は、特別図柄制御フラグをロードする。この処理において、メインCPU66は、特別図柄制御フラグを読み出しステップS32に処理を移す。
ステップS32においては、メインCPU66は、特別図柄制御フラグが(00)であるか否かを判断し、特別図柄制御フラグが(00)でない場合には、ステップS34に処理を移す。また、特別図柄制御フラグが(00)の場合には、ステップS33へ処理を移し、特別図柄記憶チェック処理を行う。この特別図柄記憶チェック処理では、詳細は後述するが、特別図柄の保留個数を調べ、保留個数がある場合に、"大当たり"の抽選、特別図柄の変動開始、特別図柄変動タイマのセット等を行い、特別図柄制御フラグに次のステップの処理要求である(01)をセットして処理を終了する。
ステップS34においては、メインCPU66は、特別図柄制御フラグが(01)であるか否かを判断し、特別図柄制御フラグが(01)でない場合には、ステップS40に処理を移す。また、特別図柄制御フラグが(01)の場合には、特別図柄変動時間監視処理を行う。すなわち、ステップS35において、特別図柄変動タイマがタイムアップ(つまり"0")か否かを判断し、タイムアップしていなければ処理を終了する。そしてタイムアップした場合は、メインCPU66は、ステップS36で特別図柄の停止処理を行うとともに、メインRAM70に記憶されている特別図柄保留個数を"1"減少するように記憶更新する。さらに、メインCPU66は、一般遊技状態が時短モードであるか判断し、時短モードの場合はメインRAM70に記憶されている時短回数を"1"減少するように記憶更新し、そして、時短回数が"0"(つまり時短モードの終了)になった場合は、一般遊技状態を通常モードにセットして、時短モードを終了させる。
次に、メインCPU66は、ステップS37において特別図柄が大当たりか否かを判断し、大当たりでなければステップS39において、特別図柄制御フラグをクリア(つまり特別図柄記憶チェック処理を要求する値(00)をセットする)して処理を終了する。また、特別図柄が大当たりであった場合は、ステップS38の大入賞口開放待ち処理を行う。大入賞口開放待ち処理では、メインCPU66は、特別図柄制御フラグに大入賞口開放待ちを示す値(02)をセットし、待ち時間(例えば1秒)を大入賞口開放待ちタイマにセットして処理を終了する。
ステップS40においては、メインCPU66は、特別図柄制御フラグが(02)であるか否かを判断し、特別図柄制御フラグが(02)でない場合には、ステップS43に処理を移す。また、特別図柄制御フラグが(02)の場合には、大入賞口開放処理を行う。大入賞口開放処理では、まず、メインCPU66は、ステップS41で大入賞口開放待ちタイマがタイムアップ(つまり"0")かを判断し、タイムアップしていなければ処理を終了する。そしてタイムアップした場合は、ステップS42で大入賞口開放処理を行う。この大入賞口開放処理では、メインCPU66は、まず大入賞口39の開放をセット(メインRAM70の所定の領域に、シャッタ40による大入賞口ソレノイド120の開放指示を記憶する)し、次に大当たりの種類によって大入賞口開放タイマに大入賞口39の開放時間(例えば、大当たりが15R確変大当たり、又は15R通常大当たりの場合は30秒、2R確変大当たりの場合は1秒)をセットする。そして、特別図柄制御フラグに大入賞口開放監視処理を示す値(03)をセットし処理を終了する。
ステップS43においては、メインCPU66は、特別図柄制御フラグが(03)であるか否かを判断し、特別図柄制御フラグが(03)でない場合には、ステップS49に処理を移す。また、特別図柄制御フラグが(03)の場合には、大入賞口開放監視処理を行う。大入賞口開放監視処理では、まずメインCPU66は、ステップS44で大入賞口開放タイマがタイムアップ(つまり"0")したか、又は、大入賞口39へ規定の個数の遊技球が入賞したか否かを判断する。そして大入賞口開放タイマのタイムアップ、同時に、大入賞口39へ規定の個数の遊技球が入賞していなければ処理を終了する。そして入賞口開放タイマのタイムアップ、又は、大入賞口39へ規定の個数の遊技球が入賞のいずれか一方の条件を満たしたことで、ステップS45へ処理を移行する。
ステップS45においては、メインCPU66は、大入賞口閉鎖処理(メインRAM70の所定の領域に、シャッタ40による大入賞口ソレノイド120の閉鎖指示を記憶する)を実行してステップS46へ処理を移す。
ステップS46においては、メインCPU66は、大入賞口開放回数(所謂ラウンド数)をカウントし、規定回数(15R通常大当たり又は15R確変大当たりでは15回、2R確変大当たりでは2回)に達したか否かを判断し、規定回数に達した場合はステップS48で特別図柄制御フラグに大当たり終了処理を要求する値(04)をセットし処理を終了する。また、メインCPU66は、大入賞口開放回数が規定回数に達していなかった場合は、ステップS47へ処理を移す。
ステップS47では、メインCPU66は、大入賞口開放待ち処理を行う。大入賞口開放待ち処理では、特別図柄制御フラグに再度大入賞口39の開放を要求する値(02)をセットし、待ち時間(例えば1秒)を大入賞口開放待ちタイマにセットして処理を終了する。
ステップS49においては、メインCPU66は、大当たり終了処理を行う。大当たり終了処理では、大当たり図柄が15R確変大当たり又は2R確変大当たりの場合は、一般遊技状態を確変モードとし、大当たり図柄が15R通常大当たりの場合には、一般遊技状態を時短モードとして、さらに時短モード中の特別図柄の変動回数の上限(例えば100回)をメインRAM70の所定の領域に記憶する。最後にメインCPU66は、特別図柄制御フラグをクリア(つまり特別図柄記憶チェック処理を要求する値(00)をセットする)して、特別図柄制御処理を終了する。
[特別図柄記憶チェック処理]
図12のステップS33において実行される特別図柄記憶チェック処理について図13を用いて説明する。
先ず、メインCPU66は、ステップS61において、特別図柄保留個数が"0"であるか否かを判断し、特別図柄の保留個数が"0"の場合には、ステップS62に処理を移し、特別図柄の保留個数が"0"でない場合(つまり、特別図柄の変動要求がある場合)には、ステップS63に処理を移す。
ステップS62においては、稼動チェック処理を実行する。
この処理においてメインCPU66は、発射ハンドル26に設置されているタッチセンサからの入力があるか否か判断して、入力があった場合は、遊技者により発射ハンドル26が把持されて遊技が実行中であると判断して、当該パチンコ遊技機10が稼動中であることをメインRAM70の所定の領域に記憶する。一方、タッチセンサの入力がない場合は、当該パチンコ遊技機10が非稼動中であることをメインRAM70の所定の領域に記憶する。ここでメインRAM70の所定の領域に記憶された、パチンコ遊技機10の稼動中又は非稼動中のデータは、前述のシステムタイマ割込み処理(図10参照)のコマンド出力処理(ステップS25)において、主制御回路60から副制御回路200へ、稼動情報コマンドとしてコマンド送信されることとなる。
ステップS62においては、デモ表示処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、デモ表示を行わせるために、副制御回路200にデモ表示コマンドを供給するためのデータを、メインRAM70の所定の領域に記憶する。これによって、副制御回路200において、客待ち状態(所定の待機状態)となったことを認識することができる。この処理が終了した場合には、特別図柄記憶チェック処理を終了する。
ステップS63においては、メインCPU66は、特別図柄変動時間管理を要求する値(01)を、特別図柄制御フラグにセットし、ステップS64に処理を移す。
ステップS64においては、大当たり抽選処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、一般遊技状態を読み出し、読み出した一般遊技状態に基づいて、大当たりの抽選値が異なる大当たり抽選テーブル(図9参照)と、始動口25へ遊技球が入賞した時に抽出された大当たり抽選用乱数値とを参照し、大当たりを抽選(15R確変大当たり、2R確変大当たり、15R通常大当たり又は"はずれ"のうちのいずれかを決定)する。ここで、図9の大当たり抽選テーブルに示すように、通常モード又は時短モードにおける大当たり抽選テーブルと確変モードにおける大当たり抽選テーブルでは、大当たりの抽選値は、通常モード及び時短モードでは7/400(15R通常大当たり、15R確変大当たり及び2R確変大当たりの全て大当たり抽選値の合計)に設定されているのに対し、確変モードでは70/400(15R通常大当たり、15R確変大当たり及び2R確変大当たりの全て大当たり抽選値の合計)と設定されている。つまり、一般遊技状態における異なる遊技状態(通常モード、確変モード、時短モード)に基づいて大当たり抽選テーブルを選択することによって、大当たり遊技状態に移行する確率が異なることとなる。このように、一般遊技状態が確変モードである場合には、大当たり遊技状態に移行する確率は、通常モードや時短モードよりも向上することとなるので、遊技者にとって有利な状態といえる。また、この大当たり抽選処理において、被覆体80を動作させるためのコマンド(図11のステップS25参照)をメインRAM70の所定の領域にセットする。この処理が終了した場合には、ステップS65に処理を移す。
ステップS65においては、メインCPU66は、大当たりであるか否かの判断処理を行う。この処理において、メインCPU66は、前述したステップS64の大当たり抽選処理における抽選結果が大当たりであった場合には、ステップS66に処理を移し、大当たりでなかった場合には、ステップS67に処理を移す。
ステップS66においては、大当たり図柄である特別図柄の決定処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、ステップS64で決定された大当たりの種類に対応して表示される特別図柄を決定する。例えば、15R確変大当たりに対しては、特別図柄は"7"が決定され、2R確変大当たりに対しては、特別図柄は"3"、又は、15R通常大当たりに対しては、特別図柄は"5"というように、それぞれの大当たりに対応して特別図柄は決定される。そして、決定された特別図柄は、メインRAM70の所定の領域に記憶される。これによって、特別図柄表示器33に、大当たりに対応した特別図柄が導出表示されることとなる。この処理が終了した場合には、ステップS68に処理を移す。
ステップS67においては、はずれ図柄の決定処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、はずれ図柄に対応した特別図柄(例えば"7"、"3"、"5"以外の数字)を決定し、メインRAM70の所定領域に記憶する。これによって、特別図柄表示器33に、はずれに対応した特別図柄が導出表示されることとなる。この処理が終了した場合には、ステップS68に処理を移す。
ステップS68では、遊技状態判別処理を行う。この遊技状態判別処理において、メインCPU66は、現在の一般遊技状態が、確変モード又は時短モードであるか否か判断し、確変モードもしくは時短モードの場合は、ステップS70へ処理を移行する。一方、現在の一般遊技状態が確変モード又は時短モードでない(つまり、通常モード)と判断した場合は、ステップS69において、通常モードの特別図柄変動時間(例えば10秒)を、特別図柄変動タイマにセットし、メインRAM70の所定の領域に記憶する。そして、ステップS71へ処理を移行する。
ステップS70においては、メインCPU66は、確変モード又は時短モードの特別図柄変動時間(通常モードの特別図柄変動時間より短い時間、例えば5秒)を、特別図柄変動タイマにセットし、メインRAM70の所定の領域に記憶する。そして、ステップS71へ処理を移行する。
ステップS71においては、メインCPU66は、特別図柄表示器33(図4参照)に対して、変動表示を開始させる要求をメインRAM70の所定の領域に記憶して、ステップS72へ処理を移す。この処理によって、特別図柄表示器33においては、前記ステップS69及びステップS70で特別図柄変動タイマにセットされた変動時間にあわせて、特別図柄の変動表示が行なわれ、所定時間経過後(特別図柄変動タイマがタイムアップした後)前記ステップS66及びステップS67で決定された"大当たり"又は"ハズレ"の特別図柄が停止表示されることとなる。
ステップS72では、液晶表示装置32の表示領域32aに演出表示される装飾図柄や演出時間の決定処理を行う。この処理において、メインCPU66は、ステップS66又はステップS67で記憶された"大当たり"又は"はずれ"のデータ、そしてステップS69又はステップS70で記憶された特別図柄変動時間等のデータに基づき、液晶表示装置32の表示領域32aに演出表示される装飾図柄や演出時間を決定して、メインRAM70の所定の領域に記憶する。そして、ここで記憶された装飾図柄や演出時間は、図12のステップS25のコマンド出力処理により、主制御回路60のメインCPU66から副制御回路200のサブCPU206に導出図柄指定コマンドとして供給される。これによって、副制御回路200において、装飾図柄が液晶表示装置32の表示領域32aに導出表示されるとともに、装飾図柄の変動時間も決定される。つまり、特別図柄表示器33で導出表示される特別図柄の変動時間と、液晶表示装置32に導出表示される装飾図柄の変動時間は、同期して行われることとなる。
[普通図柄制御処理]
図10のステップS13において実行されるサブルーチンについて図14を用いて説明する。
最初に、メインCPU66は、ステップS101において、普通図柄制御フラグをロードする。この処理において、メインCPU66は、普通図柄制御フラグを読み出す。この処理が終了した場合には、ステップS102に処理を移す。
ステップS102においては、メインCPU66は、普通図柄制御フラグが普通図柄記憶チェック要求を示す値(00)であるか否か判断し、普通図柄制御フラグが(00)でない場合はステップS104へ処理を移す。また、普通図柄制御フラグが(00)の場合は、ステップ103の普通図柄記憶チェック処理を行う。この普通図柄記憶チェック処理では、詳しくは図16を用いて説明するが、メインCPU66は、普通図柄の保留個数を調べ、保留個数がある場合に、普通図柄の当り判定、普通図柄の変動開始、普通図柄の変動タイマのセット等を行い、普通図柄制御フラグに次のステップの処理要求である(01)をセットして処理を終了する。
ステップS104においては、メインCPU66は、普通図柄制御フラグが(01)であるか否かを判断し、普通図柄制御フラグが(01)でない場合は、ステップS107へ処理を移す。また、普通図柄制御フラグが(01)である場合は、ステップS105において、普通図柄変動タイマがタイムアップ(つまり"0")したかを判断し、タイムアップしていなかった場合は処理を終了する。一方、普通図柄変動タイマがタイムアップした場合は、メインCPU66は、ステップS106において、普通図柄停止処理を行なう。この普通図柄停止処理においては、メインCPU66は、普通図柄表示器35に対して変動を停止する要求をセットし、メインRAM70の所定の領域に記憶する。これにより、普通図柄表示器35において、前記普通図柄記憶チェック処理で判定された、普通図柄の"当り"又は"はずれ"の判定結果が表示されることとなる。この処理が終了すると、メインRAM70の所定の領域に記憶されている普通図柄保留個数を"1"減少するように記憶更新する。そして、普通図柄制御フラグに(02)をセットして処理を終了する。
ステップS107においては、メインCPU66は、普通図柄制御フラグが(02)であるか否かを判断し、普通図柄制御フラグが(02)でない場合は、ステップS111へ処理を移す。また、普通図柄制御フラグが(02)であった場合は、ステップS108へ処理を移し、普通図柄が当りか否かを判断する。そして、メインCPU66は、普通図柄が当りであると判断した場合は、ステップS109の普通電役開放処理に処理を移す。一方、メインCPU66は、普通図柄が当りではないと判断すると、ステップS110において、普通図柄制御フラグに普通図柄記憶チェックを要求する値(00)をセットして処理を終了する。
ステップS109における普通電動役物開放処理では、メインCPU66は、普通電動役物の可変部材23の開放処理(メインRAM70の所定の領域に普通電動役物の開放を記憶する)を行う。さらに遊技台の遊技状態に合わせて、普通電動役物の可変部材23の開放時間(例えば、遊技状態が確変モード又は時短モードの場合は3秒、通常モードの場合は0.2秒)を普通電動役物開放タイマにセットし、普通図柄制御フラグに(03)をセットして処理を終了する。
ステップS111においては、メインCPU66は、普通図柄制御フラグが(03)であるか否かを判断し、普通図柄制御フラグが(03)でない場合は、ステップS114へ処理を移す。また、普通図柄制御フラグが(03)であった場合は、ステップS112へ処理を移し、普通電動役物開放タイマがタイムアップ(つまり"0")したかを判断する。そして、普通電動役物開放タイマがタイムアップしていない場合は処理を終了する。一方、普通電動役物開放タイマがタイムアップしたと判断した場合は、ステップS113の普通電動役物閉鎖処理において、普通電動役物である可変部材23を閉鎖状態(メインRAM70の所定の領域に普通電動役物の閉鎖を記憶する)にさせる。そして普通図柄制御フラグに(04)をセットして処理を終了する。
ステップS114においては、メインCPU66は、普通図柄制御フラグをクリア(つまり普通図柄の記憶チェックを要求する値"00"をセット)して処理を終了する。
[普通図柄記憶チェック処理]
図14のステップS103において実行されるサブルーチンについて図15を用いて説明する。
最初に、ステップS121において、メインCPU66は、普通図柄保留個数が"0"であるか否かの判断を行い、普通図柄保留個数が"0"であると判断した場合には、普通図柄記憶チェック処理を終了する。尚、この普通図柄保留個数はメインRAM70の所定の領域に記憶され、通過ゲート54を遊技球が通過したことを検出した場合に、所定個数(例えば"4")を上限として"1"増加して記憶更新され、普通図柄ゲームにおける普通図柄の可変表示が終了したときには、"1"減算して記憶更新される。一方、メインCPU66は、普通図柄の保留個数が"0"でないと判断した場合には、ステップS122において、普通図柄制御フラグに普通図柄変動タイマ監視要求の値"01"をセットし、ステップS123へ処理を移す。
ステップS123においては、普通図柄当り判定処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、普通図柄始動領域通過時に(通過ゲート54を遊技球が通過することによって)抽出された普通図柄当り判定用乱数値と、メインROM68に記憶されている普通図柄当り判定値とを参照する。そして、メインCPU66は、参照した結果、普通図柄当り判定用乱数値が普通図柄当り判定値と一致する場合には、当り図柄(例えば、"○"図柄)を示すデータをメインRAM70の所定の領域に記憶する。一方、メインCPU66は、参照した結果、普通図柄当り判定用乱数値が普通図柄当り判定値と一致しない場合には、はずれ図柄(例えば、"×"図柄)を示すデータをメインRAM70の所定の領域に記憶する。このように記憶された当り図柄、はずれ図柄は、普通図柄表示器35に導出普通図柄指定コマンドとして供給される。これによって、普通図柄表示器35は、普通図柄の変動表示(例えば"○"、"×"図柄を交互に点滅させる)を開始する。この後、ステップS124に処理を移す。
ステップS124においては、メインCPU66は、一般遊技状態が確変モード又は時短モードであるか否かを判断し、一般遊技状態が確変モード又は時短モードであった場合は、ステップS126において、メインCPU66は、通常モードより短い普通図柄変動停止時間(例えば5秒)を、普通図柄変動タイマにセットして処理を終了する。一方、遊技状態が確変モード又は時短モードでない(つまり通常モード)場合は、ステップS125において、メインCPU66は、確変モード又は時短モードより長い普通図柄変動停止時間(例えば30秒)を、普通図柄変動タイマにセットして処理を終了する。
[副制御回路メイン処理]
一方、副制御回路200は、副制御回路メイン処理を実行することとなる。この副制御回路メイン処理について図16を用いて説明する。なお、この副制御回路メイン処理は、電源が投入されたときに開始される処理である。
最初に、ステップS201において、サブCPU206は、RAMアクセス許可、作業領域を初期化等の初期設定処理を実行する。つまり、サブCPU206は、電源が投入されたことに基づいて、遊技を正常に行わせるための所定の初期設定を行うこととなる。尚、本実施形態においては、ステップS201を実行するサブCPU206は、初期設定手段の一例に相当する。この処理が終了した場合には、ステップS202に処理を移す。
ステップS202において、サブCPU206は、乱数更新処理を実行する。この処理において、サブCPU206は、ワークRAM210の所定領域に位置付けられた各種の乱数値を更新する。この処理が終了した場合には、ステップS203に処理を移す。
ステップS203において、サブCPU206は、コマンド解析処理を実行する。この処理において、サブCPU206は、主制御回路60のメインCPU66から送られてきたコマンドを解析し、その解析したコマンドに応じた処理を実行することとなる。この処理が終了した場合には、ステップS204に処理を移す。
ステップS204において、サブCPU206は、表示制御処理を実行する。この処理において、サブCPU206は、前記コマンド解析処理において、主制御回路60のメインCPU66からの導出図柄指定コマンドを受信した場合に、その導出図柄指定コマンドに応じて複数の識別情報(例えば0〜9までの数字を示す装飾図柄など)を変動表示させるとともに、所定の演出画像(例えばキャラクタ画像)の表示制御を、液晶表示装置32の表示領域32aにおいて行うこととなる。またまた、遊技者による操作スイッチ28の操作を検知した場合、メニューウィンドウ510(図20参照)や台番号レイアウト画像532(図21(b)参照)を表示する。
そして、サブCPU206は、スピーカ46R,46Lから発生させる音の制御を行う音声制御処理(ステップS205)、各種の装飾ランプ133a,133bの発光制御を行うランプ制御処理を実行する(ステップS206)。
さらに、サブCPU206は、詳細は図17を用いて後述するが、空台の予約や遊技場における空台状況を液晶表示装置32に表示させる空台制御処理(ステップS207)を実行する。
このように、副制御回路メイン処理においては、ステップS201の初期設定処理が終了した後、ステップS202からステップS207の処理を繰り返し実行することとなる。
〔空き台制御処理〕
図16のステップS207において実行されるサブルーチンについて、図17及び図20を用いて説明する。図17は空台制御処理のフロー例を説明するフローチャートである。図20は、本実施形態の遊技システム2でパチンコ遊技機10の液晶表示装置32に表示されるメニューウィンドウ510の一例を説明する説明図である。
図17に示すように、最初に、サブCPU206はステップS210において、パチンコ遊技機10が稼働中であるか否かを検知し、稼働中の場合は処理を終了し、非稼働中の場合はステップS211に処理を移す。
ステップS211において、サブCPU206は、液晶表示装置32の表示領域32aに図20に示すメニューウィンドウ510が表示されているか否かを判定する。表示されている場合は、ステップS213に処理を移し、メニュー画面が表示されていない場合は、ステップS212に処理を移す。
次に、ステップS212において、操作スイッチ28からの入力信号があるか否かを判定し、入力があった場合は、処理をステップS217に移し、図20に示すメニューウィンドウ510を液晶表示装置32に表示する処理を実行する。一方、入力信号がなかった場合は処理を終了する。
ここで本実施形態のメニューウィンドウ510について説明する。メニューウィンドウ510は、図20に示すように、パチンコ遊技機10の液晶表示装置32における表示領域32aの略中央近傍に表示される長方形状の枠で囲まれたメニュー表示領域で形成される。メニューウィンドウ510の内部領域には、カーソル512が表示され、このカーソル512は操作スイッチ28の方向キー28cの操作により移動可能となっている。
また、本実施形態では、メニューウィンドウ510の内部領域に、「1 空台情報」の文字列514、「2 リザーブ」の文字列516が表示されており、それぞれの文字列に対応した処理要求をすることが可能となっている。例えば、方向キー28cでカーソル512を移動させ、「1 空台情報」の文字列514を選択し、決定ボタン28aを操作することによって後述する空台処理を要求することができる。また、「2 リザーブ」516の文字列を選択し、決定ボタン28aを操作することにより、後述するリザーブ処理を要求することができる。ここで、リザーブ処理とは、所用のためにパチンコ遊技機10から離れる場合、遊技者自身は不在であってもこのパチンコ遊技機10は使用中であることを遊技場400側に知らせ、別の遊技者が当該パチンコ遊技機10で遊技を始めないように、遊技中である旨を液晶表示装置32に表示させることができる処理である
なお、メニュー表示には、「上下方向キーで選択」518、「決定ボタンで決定」520、「キャンセルボタンで戻る」522等の操作説明のための文字表示もされている。
ステップS211でメニュー表示がなされていると判定された場合のステップS213では、サブCPU206は、遊技者側から空台処理要求があったか否かを判定する。要求があった場合は処理をステップ215に移し、空台処理要求がなかった場合は、リザーブ処理要求があったか否かを判定し(ステップS214)、リザーブ処理要求があると判定されると処理をステップS216に移してリザーブ処理を実行する。リザーブ処理要求がないと判定された場合は処理を終了する。
ステップS215において、サブCPU206は空台処理を実行して処理を終了する。この空台処理とは、後に図18を用いて詳述するが、処理要求を行った遊技者が遊技しているパチンコ遊技機10の液晶表示装置32に、図21に示すレイアウトウィンドウ511を表示して、遊技者が表示を視認しつつ非稼動状態の遊技機、すなわち空き台を検索可能としたものである。本実施形態では、このときに、遊技者は操作スイッチ28を操作して、空台の中から所望のパチンコ遊技機10の予約をすることができるようにしている。
〔空台処理〕
以下、本実施形態の要部ともなる空台処理について、図18、図21〜図23を用いて説明する。図18は空台処理の処理フローを説明するフローチャートである。図21〜図23は、空台処理の際に液晶表示装置32に表示される各種ウィンドウの説明図である。
遊技者が操作スイッチ28の決定ボタン28aを押すと、その信号を受けて、図18に示すように、サブCPU206は、先ずステップS220において、レイアウト表示処理を行う。すなわち、サブCPU206は、ホールサーバ420のサーバCPU306に遊技島レイアウト画像データを要求する。次に、遊技島レイアウト画像データの要求を受けたサーバCPU306は、サーバROM304に保存した遊技島レイアウト画像データを読出し、前記遊技島レイアウト画像データの要求をしたサブCPU206に供給する。そして、サブCPU206は、前記遊技島レイアウト画像データをワークRAM210の所定の領域に記憶するとともに、遊技島レイアウト画像データを表示する要求もワークRAM210の所定の領域に記憶する、そして、ここで記憶された遊技島レイアウト画像データの表示要求は、前記表示制御処理(図16のステップS204)において、表示制御回路250に供給され、液晶表示装置32にレイアウトウィンドウ(図21(a)参照)が表示されることとなる。
図21(a)にレイアウトウィンドウ511の一例を示しており、図示するように、レイアウトウィンドウ511内には、パチンコ遊技機10が配置されたパチンコ島表示領域534と、パチスロ遊技機260が配置されたパチスロ島表示領域536、及び操作説明のための文字列が表示されている。
パチンコ島表示領域534には、それぞれの遊技島に配置されるパチンコ遊技機10の機種名を表す文字列(例えば「CR大花火」、「CR花火」等)を短冊状の枠で囲った8個の島枠542が表示されている。また、パチスロ島表示領域536には、それぞれの島に配置されるパチスロ遊技機260の機種名を表す文字列(例えば、「ドンちゃん2」、「サンダーVs」等)を短冊状の枠で囲った2個の島枠544が表示されている。
カーソル512は、上述したメニュー表示の場合と同様に、方向キー28cの操作で移動可能となっている。そして、カーソル512を移動させて所望の島枠542,544を選択して決定ボタン28aを操作すると、選択した遊技島の台番号表示処理要求がなされる。図21(a)の例では、カーソル512は「CR花火」の文字列を囲った島枠542を選択している状態を示している。したがって、図21(a)の状態で決定ボタン28aを操作すれば、島枠542に配置される台番号が、表示される(図21(b)参照)。
なお、図21(a)の例では、レイアウトウィンドウ511内の上部近傍に「1F」、「2F」のフロア文字列538,540が表示されている。「1F」は遊技場400の1階のフロアを意味し、「2F」は遊技場400の2階のフロアを意味する。そして、操作スイッチ28の方向キー28cで「1F」の文字列を選択し、決定ボタンを操作することで、1階のフロアの島のレイアウトが表示され、「2F」の文字列を選択し、決定ボタンを操作することで、2階のフロアの島のレイアウトが表示される構成となっている。
次に、ステップS222において、メインCPU66は、前記台番号表示処理要求に係る島枠542が選択されたか否かを判定する。選択されている場合は、処理をステップS224に移して後述する空台選択処理を実行し、選択されていない場合は処理を終了する。
ここで、空台選択処理は、遊技者が遊技中のパチンコ遊技機10から所望の空き台を選択してそのパチンコ遊技機10の遊技データを確認したり、予約したりすることを可能とするための処理である。
ステップS224において、サブCPU206は、最初に、ホールサーバ420のサーバCPU306に、空き台を示す識別画像が表示された台番号レイアウト画像(図21(a)参照)データの生成要求をする。空き台を示す識別画像が表示された台番号レイアウト画像データの生成要求を受けたサーバCPU306は、空き台情報を稼動情報メモリ310から読み出すとともに、サーバROM304に保存した台番号レイアウト画像データを読出し、空き台を示す識別画像が表示された台番号レイアウト画像データを生成する。そして、前記サーバCPU306は、空き台を示す識別画像が表示された台番号レイアウト画像データの生成要求をしたサブCPU206に、前記生成した台番号レイアウト画像データを供給する。そして、前記生成した台番号レイアウト画像データを受けたサブCPU206は、前記台番号レイアウト画像データを、前記表示制御処理(図16のステップS204)において、表示制御回路250に供給することにより、液晶表示装置32に前記台番号レイアウト画像532を含む台番号ウィンドウ513が表示されることとなる。この処理が終了するとステップS226に処理を移す。
図21(b)は、空き台を示す識別画像が表示された台番号レイアウト画像532を含む台番号ウィンドウ513の一例を示している。この図21(b)に示した例では、前記「CR花火」の島枠542に配置されるパチンコ遊技機10の台番号(例えば、201,202、・・・)が、実際の遊技島411に対応して2行のマトリックスで表示されている。そして、図21(b)では、「206」及び「221」が、白地の下地に黒字で表示され、空き台番号を示している。また、ここでは、カーソル512が指示している空き台番号「206」が選択可能な状態にあることを示している。
ステップS226において、サブCPU206は、台番号が選択されているか否かを判定する。選択されている場合、CPUは処理をステップS228に移し、表示されていない場合は処理を終了する。
本実施形態では、台番号ウィンドウ513において、空き台を示す識別画像として、図21(b)に示すように、稼働中の台番号を黒地の下地に白字で表示し、一方空き台の台番号を白地の下地に黒字で表示することで識別画像としている。遊技者は、表示されている空き台の中から、遊技を望むパチンコ遊技機10を決定し、方向キー28cの操作により、所望する空き台の位置にカーソル512を移動させて決定ボタン28aを操作すると、選択メニューウィンドウ515(図22(a)参照)の表示命令がサブCPU206に供給されることになる。
次に、ステップS228で、サブCPU206は、遊技データ表示の要求がなされたか否かを判定する。選択されていると判断された場合は、処理をステップS230に移し、選択がなされていないと判断された場合は処理をステップS232に移す。
図22(a)に示す選択メニューウィンドウ515は、遊技者が選択した当該台番号のパチンコ遊技機10を直接予約するか、あるいは予約するか否かを判断する材料とするため、選択した台番号の遊技データを、必要に応じて表示するためのメニューウィンドウである。
図22(a)の例では、パチンコ遊技機10の機種は「CR花火」が選択され、台番号は「206」が選択されており、「1 遊技データ表示」及び「2 予約」の文字列等が表示されている状態を示している。そして、方向キー28cでカーソルを移動させて「1 遊技データ表示」の文字列を選択し決定ボタン28aを操作することで、遊技データの表示要求がされ、「2 予約」の文字列を選択し決定ボタン28aを操作することで、予約処理要求(ステップS234)がされる構成となっている。
したがって、ステップS228において、遊技データの表示要求があった場合は、サブCPU206は、ステップS230において、先ず遊技データの供給をホールサーバ420に要求し、ホールサーバ420は、ハードディスク316から当該パチンコ遊技機10の遊技データを読み出し、サブCPU206に供給する。
そして、サブCPU206は、表示制御回路250を介して、当該パチンコ遊技機10の遊技データを含む遊技データウィンドウ517(図22(b))を液晶表示装置32に表示する。ここで、サブCPU206はキャンセルボタン28bからの中断要求を受けるか、表示時間が所定の時間経過すると処理をステップS232に移す。
図22(b)は遊技データウィンドウ517の例を説明する説明図である。図22(b)の例では、前々日の遊技データ530’’、前日の遊技データ530’及び当日の遊技データ530が表示されている。なお、当日とは遊技データの表示要求をした日のことである。具体的には、15R確変大当たり、2R確変大当たり、15R通常大当たりとなった時間帯が、帯グラフ状に表示されており、遊技者は当該遊技データを視認して当該パチンコ遊技機10を予約するか否かを判断できる。
次に、サブCPU206は、ステップS232において、予約処理要求がなされたか否かを判定する。すなわち、図22(a)の「2 予約」の文字列が選択されたか否かを判定する。予約処理要求がなされた場合は、処理をステップS234に移し、予約処理要求がなかった場合は、処理を終了する。
ステップS234において、サブCPU206は、先ず選択された台番号情報及び予約情報をホールサーバ420に供給するとともに、サブCPU206に予約コード表示コマンドを供給する。予約コード表示コマンドを受けたサブCPU206は、表示制御回路250を介して、液晶表示装置32に後述する予約コード582を含む予約コードウィンドウ580(図23(a)参照)を表示する。
次に、選択された台番号情報及び前記遊技情報を受けたホールサーバ420は、前述した書き込み一時禁止命令を書き込み制御回路318に供給する。さらに、ホールサーバ420は、当該選択された台番号のパチンコ遊技機10(以下「予約台」という。)に前記予約情報を供給する。
そして、予約情報を受信した、前記予約台のサブCPU206は、予約台の表示制御回路250を介して、予約台の液晶表示装置32に予約中ウィンドウ586(図23(b)参照)を表示する。
予約コード582は、遊技者が遊技中のパチンコ遊技機10から予約台の場所に行って、予約を解除するために当該予約台に入力が必要なコードである。ここで予約を解除するとは、具体的には上述した書き込み一時禁止命令を解除することを意味する。
図23(a)は、予約コードウィンドウ580の例を説明する説明図である。この図23(b)の例では、予約コード582は上向きの矢印「↑」、左向きの矢印「←」、二重丸「◎」、右向きの矢印「→」の4つの記号を正面視で左から右に向かって並列させて形成される。これら記号は、方向キー28cに対応するものであり、上向きの矢印「↑」は方向キー28cの上突出部位を意味し、左向きの矢印「←」は方向キー28cの左突出部位を意味し、右向きの矢印「→」は方向キー28cの右突出部位を意味し、二重丸「◎」は決定ボタン28aをそれぞれ意味する。そして、遊技者はこの予約コード582を覚えて予約台の所に行き、先ず方向キー28cの上突出部位を押し、次に方向キー28cの左突出部位を押し、次に決定ボタン28aを押し最後に方向キー28cの右突出部位を押す、という操作をすることで、予約解除が可能となる。
また、予約コードウィンドウ580には、「3分以内に移動してください。」の文字が表示されている。本実施形態では、当該予約情報を送信した遊技機から非稼動状態であることを示す前記稼動情報を3分以上連続して受信した場合、当該遊技機を非稼動状態と特定する構成となっているからである。
このように、予約コード582を表示することで、予約をした遊技者とは別の遊技者が予約台で遊技を開始することを防止できる。
図23(b)は、予約されたパチンコ遊技機10の液晶表示装置32に表示される予約中ウィンドウ586の一例を説明する説明図である。
図23(b)の例では、予約中ウィンドウ586の略中央上寄り位置に「お客様待ち中・・・」の表示590がされており、当該遊技機10,260が予約中であることを、視認させることができる。また、予約中ウィンドウ586の略中央右寄り位置に、例えばあと「2分15秒」のタイマ表示588がされており、2分15秒経過すると予約状態が解除されることが視認できるようになっている。
〔リザーブ処理〕〕
ここで、図17のステップS216で実行されるリザーブ処理について図24を用いて説明する。図24は、リザーブ処理においてパチンコ遊技機10の液晶表示装置に表示される各種ウィンドウの説明図である。
このリザーブ処理では、サブCPU206は、先ず、図24(a)に示すメニューウィンドウ510を表示する。このメニューウィンドウ510は、図17のステップS217で表示されるメニューウィンドウ510と同一の構成であるためその説明は省略するが、図24(a)の例では、「2 リザーブ」の文字列が選択された状態を示している。
そして、「2 リザーブ」の文字列が選択された状態で決定ボタン28aからの信号がサブCPU206に供給されると、サブCPU206は、リザーブ設定ウィンドウ602を表示させる。
図24(b)は、リザーブ設定ウィンドウ602の例を説明する説明図である。この図24(b)の例では、「5分リザーブ」の文字列608及び「10分リザーブ」の文字列610が表示されている。そして、方向キー28cの操作でのいずれかの文字列を選択可能となっており、図24(b)の例では「5分リザーブ」の文字列608が選択された様子を示している。
例えば、前記「5分リザーブ」の文字列608が選択された状態で決定ボタン28aから信号が供給されると、サブCPU206は、当該パチンコ遊技機10の台番号情報及び遊技中であることを示す遊技情報をホールサーバ420に供給する。そして、リザーブ解除キー表示コマンドを受けたサブCPU206は、表示制御回路250を介して、液晶表示装置32に後述するリザーブ解除キーを含むリザーブ解除キーウィンドウ(図24(c))を表示する。
次に、ホールサーバ420は、遊技情報を稼動情報記憶部320に供給し、遊技中であることを示すコード“10”が稼動情報メモリ310に保存されると、前記書き込み一時禁止命令を稼動情報記憶部320に供給する。そして、前記所定時間判定データTを用いて前記稼動情報を5分以上連続して受信したか否かを判定し、前記稼動情報を5分以上連続して受信した場合は、前記書き込み一時禁止命令を解除する。すなわち、前記「5分リザーブ」の文字列608が選択された状態で決定ボタン28aを操作してから5分後にリザーブが解除される。
本実施形態では、リザーブの時間を5分又10分のいずれかから選択できる構成となっているが、この選択時間について、また選択肢の数などは適宜設定可能である。
図24(c)は、リザーブ解除キーウィンドウの例を説明する説明図である。この図24(c)の例では、リザーブ解除キーウィンドウ604の内に、リザーブ解除キー612が表示されている。前記リザーブ解除キー612の構成は、図18のステップS234で説明した予約コード582(図23(a))と同じであり、その説明は省略する。
次に、決定ボタン28aからの信号を受けて、リザーブ中ウィンドウの表示要求を受けたサブCPU206は、表示制御回路250を介して液晶表示装置32に、図24(d)に示すリザーブ中ウィンドウを表示する。
図24(d)は、リザーブ中ウィンドウの例を説明する説明図である。この図24(d)の例では、リザーブ中ウィンドウ606の略中央に「リザーブ中です。」の文字列が表示されており、遊技者は当該パチンコ遊技機10がリザーブされていることを視認できる。また、タイマ表示614により、4分28秒経過するとリザーブが解除されることが視認できる。
〔外部予約制御処理〕
以下、本実施形態の要部ともなる外部予約制御処理について、図19、図25〜図28を用いて説明する。図19は外部予約制御処理の処理フローを説明するフローチャートである。図25〜図28は、外部予約制御処理の際にパソコン430の表示モニタ431に表示される各種ウィンドウの説明図である。
この外部予約処理は、ホールサーバ420により実行される。
先ず、ステップS240において、サーバCPU306は、パソコン430から外部予約メニュー画面の表示要求があるか否かを判定し、外部予約メニュー画面の表示要求があったと判定した場合は、処理をステップS242に移し、前記表示要求がなかったと判定した場合は処理を終了する。
次に、ステップS242において、サーバCPU306は、外部予約メニューウィンドウデータを、インターネット436を介して、外部予約メニュー画面の表示要求をしたパソコン430に送信し、処理をステップS244に移す。
なお、前記外部予約メニューウィンドウデータを受けたパソコン430は、外部予約メニューウィンドウを表示モニタ431に表示させる。図25は、外部予約メニューウィンドウ640の例の説明図である。
外部予約メニューウィンドウ640は、図25に示すように、表示モニタ431における表示領域643の略中央近傍に表示される長方形状の枠で囲まれたメニュー表示領域で形成される。本実施形態では、外部予約メニューウィンドウ640の内部領域に、カーソル512及び「空台情報」の文字列644が表示されている。前記カーソル642は、パソコン430に備えるキーボード435(図25参照)の方向キー437の操作により移動可能となっている。図25の例では、カーソル512は、「空台情報」の文字列644の位置を示しており、当該文字列に対応した処理要求をすることが可能となっている。例えば、図25に示す状態で、キーボード435のEnterキーを押すことによって後述するレイアウト表示処理要求が、インターネット436を介してサーバCPU306に行われる。
なお、前記外部予約メニューウィンドウ640には、「Enterキーで決定」646、「Escキーで戻る」648等の操作説明のための文字表示もされている。
次に、ステップS244において、サーバCPU306は、パソコン430からのレイアウト表示処理要求の有無を判定し、レイアウト表示処理要求があったと判定した場合は処理をステップS246に移し、レイアウト表示処理要求がなかったと判定した場合は処理を終了する。
次に、ステップS246において、サーバCPU306は、レイアウト表示処理を行う。すなわち、レイアウト表示処理要求を受けたサーバCPUは、サーバROM304に保存した遊技島レイアウト画像データを読出す。そして、サーバCPU306は、当該読み出した遊技島レイアウト画像データを、レイアウト表示処理要求をしたパソコン430に、インターネット436を介して供給し、処理をステップS248に移す。
なお、前記遊技島レイアウト画像データを受けたパソコン430の制御CPUは、液晶表示装置32に外部予約レイアウトウィンドウの表示を行う。図26(a)に外部予約レイアウトウィンドウ650の一例を示している。
本実施形態の外部予約レイアウトウィンドウ650は、前述したレイアウトウィンドウ511(図21(a)参照)とその構成は略同じであるためその詳細な説明は省略する。外部予約レイアウトウィンドウ650とレイアウトウィンドウ511との相違点は、図26(a)に示すように、操作を説明する説明文の文字列652が、パソコン430のキーボード435の操作キーに応じて、「上下左右方向キーで選択」、「Enterキーで決定」、「Escキーで戻る」となっている点である。
すなわち、カーソル512は、キーボード435の方向キー437の操作で移動可能となっており、カーソル512を移動させて所望の島枠を選択してEnterキーを操作すると、選択した遊技島の台番号表示処理要求がなされる。
例えば、図26(a)の状態でキーボード435のEnterキーを押すことによって、島枠542に配置される台番号を表示する台番号表示処理要求が、インターネット436を介してサーバCPU306に行われる。
次に、ステップS248において、サーバCPU306は、前記台番号表示処理要求に係る島枠542が選択されたか否かを判定する。選択されている場合は、処理をステップS250に移して後述する空台選択外部処理を実行し、選択されていない場合は処理を終了する。
ここで、空台選択外部処理は、予約者がパソコン430を介して、所望の空き台を選択し、そのパチンコ遊技機10の遊技データを確認したり、予約したりすることを可能とするための処理である。
ステップS250において、台番号表示処理要求を受けたサーバCPU306は、空き台情報を稼動情報メモリ310から読み出すとともに、サーバROM304に保存した台番号レイアウト画像データを読出し、空き台を示す識別画像が表示された台番号レイアウト画像データを生成する。そして、前記サーバCPU306は、前記台番号表示処理要求をしたパソコン430に、空き台を示す識別画像が表示された台番号レイアウト画像データを供給し、処理をステップS252に移す。
なお、前記台番号レイアウト画像データを受けたパソコン430の制御CPUは、表示モニタ431に前記台番号レイアウト画像532を含む外部台番号ウィンドウを表示させる。図26(b)は、空き台を示す識別画像が表示された台番号レイアウト画像532を含む外部台番号ウィンドウ654の一例を示している。
当該外部台番号ウィンドウ654は、前述した台番号ウィンドウ513と略同じ構成であり、その詳細な説明は省力する。そして、図26(b)では、カーソル512が指示している空き台番号「206」が選択可能な状態にあることを示している。このように、予約者は、表示されている空き台の中から、遊技を望むパチンコ遊技機10を決定し、キーボード435の方向キー437を押す操作で所望のパチンコ遊技機10を選択できる。
ステップS252において、サーバCPU306は、台番号が選択されているか否かを判定する。選択されている場合、サーバCPU306は処理をステップS254に移し、選択されていない場合は処理を終了する。
次に、ステップS254で、サーバCPU306は、先ず外部選択ウィンドウメニューデータを、インターネット436を介して、台番号を選択したパソコン430に供給する。
なお、前記外部選択ウィンドウメニューデータを受けたパソコン430は、表示モニタ431に外部選択メニューウィンドウを表示させる。図27(a)は、外部選択メニューウィンドウ656の説明図である。この外部選択メニューウィンドウ656は、予約者が選択した当該台番号のパチンコ遊技機10を直接予約するか、あるいは予約するか否かを判断する材料とするため、選択した台番号の遊技データを、必要に応じて表示するためのメニューウィンドウである。
前記外部選択メニューウィンドウ656は、図27(a)に示すように、前述した選択メニューウィンドウ515(図22(a参照)と、その構成が略同じため説明は省略する。そして、キーボード435の方向キー437でカーソル512を移動させて「1 遊技データ表示」の文字列を選択しEnterキーを操作することで、遊技データの表示要求が、インターネット436を介してサーバCPU306にされ、「2 予約」の文字列を選択しEnterキーを操作することで、外部予約処理要求(ステップS260)が、インターネット436を介してサーバCPU306にされる構成となっている。
次に、サーバCPU306は、ステップS254において、パソコン430から遊技データ表示の要求がなされたか否かを判定する。前記要求がされていると判断された場合は、処理をステップS256に移し、前記要求がされていないと判断された場合は処理をステップS258に移す。
したがって、ステップS256において、サーバCPU306は、ハードディスク316から当該パチンコ遊技機10の遊技データを読み出し、当該パチンコ遊技機10の遊技データを含む外部遊技データウィンドウ情報を、インターネット436を介して、遊技データの表示要求があったパソコン430に送信する。
なお、前記外部遊技データウィンドウ情報を受けたパソコン430は、前記外部遊技データウィンドウ情報に基づき外部遊技データウィンドウを表示モニタ431に表示させる。 図27(b)は前記外部遊技データウィンドウ658の例を説明する説明図である。なお、前記外部遊技データウィンドウ658は、前述した遊技データウィンドウ517とその構成は略同じであるため、説明は省略する。
ここで、サーバCPU306は、パソコン430のEscキーからの中断要求を受けるか、表示時間が所定の時間経過すると処理をステップS258に移す。
次に、サーバCPU306は、ステップS258において、パソコン430から外部予約処理要求がなされたか否かを判定する。すなわち、図27(a)の「2 予約」の文字列が選択されたか否かを判定する。予約要求がなされた場合は、処理をステップS260に移し、外部予約処理要求がなかった場合は、処理を終了する。
ステップS260において、サーバCPU306は、予約時間選択メニューウィンドウデータを、インターネット436を介して、外部予約処理要求をしたパソコン430に送信する。
なお、予約時間選択メニューウィンドウデータを受けたパソコン430は、表示モニタ431に予約時間選択メニューウィンドウを表示させる。当該予約時間選択メニューウィンドウは、予約者が選択したパチンコ遊技機10の予約をする際に予約時間の指定を可能とするためのものである。
図28(a)に、予約時間選択メニューウィンドウ660の例を示す。図示するように、予約時間選択メニューウィンドウ660の中央近傍に、予約時間を指定するためのサブウィンドウ662が表示される。当該サブウィンドウ662には、例えば、「17:00〜17:30」、「17:30〜18:00」、・・・・・のように、所定の時間間隔で予約可能な時間帯が複数行にわたって表示され、キーボード435の方向キー437を操作することでサブウィンドウ662の中で上下にスクロール可能となっている。そして、予約者は、複数行にわたる時間帯のうちから所望の時間帯を選択し、Enterキーを操作することで、予約時間帯データをサーバCPU306に送信可能な構成となっている。
図28(a)の例では、「17:45〜18:00」の文字列が黒字の下地に白地の文字列で表示(所謂反転表示)されており、選択したCR花火の206番の台番号のパチンコ遊技機10は17:45〜18:00の時間帯にわたって予約可能な様子を示している。
上述したように、予約時間選択メニューウィンドウ660の表示にしたがって、Enterキーを操作することで、選択された台番号コードと予約時間帯データとを含む外部予約情報がインターネット436を介してサーバCPU306に送信される。そして、外部予約情報を受けたサブCPU206は、外部予約台コード666を含む外部予約コードウィンドウデータを、インターネット436を介してパソコン430に送信するとともに、外部予約情報を稼動情報メモリ310の所定の領域に保存し、処理を終了する。
外部予約台コード666は、予約者が予約台の場所に行って、予約を解除するために当該予約台に入力が必要なコードである。
なお、前記外部予約コードウィンドウデータを受けたパソコン430は、前記外部予約コードウィンドウデータに基づき、外部予約コードウィンドウを表示モニタ431に表示させる。図28(b)は、外部予約コードウィンドウ664の例を説明する説明図である。
この図28(b)の例では、外部予約台コード666は前述した予約台コードと同一であり、その説明は省略する。
また、外部予約コードウィンドウ664には、「本日17:30〜17:45に予約します」の文字列668が表示されている。
図28(c)は、上述した外部予約表示処理(ステップS27)において、パチンコ遊技機10の液晶表示装置32に表示される外部予約中ウィンドウ670の一例を説明する説明図である。当該外部予約中ウィンドウ670は、前述した予約中ウィンドウ586と同一であり、その説明は省略する。
ここで、上述してきた外部予約制御処理において、図28(b)に示すように、外部予約コードウィンドウ664には、「本日17:30〜17:45に予約します」の文字列668が表示されているが、これは、予約されたパチンコ遊技機10を17:30以降15分間予約状態にするものではなく、前記17:30〜17:45の間に当該遊技機が「空き台」となったことをサーバCPU306が検知した場合に、図28(c)に示すように、外部予約中ウィンドウ670がパチンコ遊技機10の液晶表示装置32に所定時間(例えば3分)表示されることを示している。
そして、予約した遊技者は、前記「17:30〜17:45」に時間帯において、外部予約中ウィンドウ670が表示されている所定時間内に、目的の遊技場の予約したパチンコ遊技機10に外部予約中ウィンドウ670が表示されていることを確認して、外部予約台コード666を所定の操作手段である操作スイッチ28を操作して入力すると、予約したパチンコ遊技機10での遊技が可能となるのである。
すなわち、本実施形態における外部予約制御処理においては、予約を行う時点では「空き台」であり、予約可能なパチンコ遊技機10であっても、前記「17:30〜17:45」の時間以前に新たな遊技者により遊技され、稼動中となった場合は、遊技者による予約は無効となってしまう。
そのため、上述した外部予約制御処理では、予約処理を一回限りでなく、複数回可能とし、複数台の遊技機10,260の予約が可能な構成としている。
以上説明した外部予約制御処理では、予約時間の設定を「17:30〜17:45」のように時間帯として設定するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、遊技者が目的の遊技場に到着できる時間(例えば、17:32等)を直接設定できるようしても構わない。
また、本実施形態では、外部機器を、主にパーソナルコンピュータ430として説明したが、前述したように、外部機器としては、常時携行している携帯電話432とすることもできる。
携帯電話432であれば、誰でもどこにいても、空き台に関する情報を効率的に取得することができる。特に、遊技場400に向かう途中などであれば、遊技場400に到着する前に空き台情報を取得できるので、到着後は空き台を探したりすることなく、目指す遊技機の設置場所に向かうことができる。さらに、空き台情報を確認した後は、携帯電話432から所望する空き台を予約することも可能なので、安心して遊技場400へと向かうことができる。
以上説明してきたように、本実施形態における遊技システム2及びパチンコ遊技機10によれば、遊技者は、空き台が遊技場400内のいずれに配置されているかを、遊技場400内をいたずらに歩き回ることなく効率的に確認することができるため、手間をかけずに所望するパチンコ遊技機10で遊技を行うことができ、遊技場400全体の稼働率向上に寄与することが可能となる。
以上、本発明の実施形態のうちのいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらはあくまでも例示であり、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
例えば、本実施形態では、空台情報に関して液晶表示装置32に表示する画像は、副制御回路200のプログラムROM208に格納されていることとしたが、これは、遊技場400が遊技機(パチンコ遊技機10、パチスロ遊技機260)を新たに設置する際に、遊技場400のレイアウト及び設置箇所についての情報をメーカー側で取得して予め格納しておいてもよいし、別途、専用の記憶装置を遊技場400側で取付可能とし、この記憶装置から画像データを読み出すような構成としてもよい。このように、画像データを遊技場400側でカスタマイズ可能にしておけば、遊技場400の改装などにも簡単に対応することができる。
また、本実施形態では、遊技機としては、具体的にパチンコ遊技機10を例にあげて説明したが、勿論パチスロ遊技機260に適用することができることは言うまでもないし、また、遊技機としてこれらに限定されるものでもない。
遊技場における遊技機等の配置の例を模式的に示す概略説明図である。 本実施形態の遊技システムと、外部機器とのネットワーク接続を説明する説明図である。 本実施形態におけるパチンコ機の概観を示す斜視図である。 本実施形態におけるパチンコ機の概観を示す分解斜視図である。 本実施形態におけるパチンコ機の正面図である 本実施形態における電飾ユニットの説明図である。 本実施形態におけるパチンコ遊技機10の制御回路を示すブロック図である。 本実施形態におけるホールサーバ420の制御回路を説明するブロック図である。 本実施形態のパチンコ遊技機10において参照される大当たり抽選テーブルである。 本実施形態の遊技システムにおいて実行される処理例を説明するフローチャートである。 本実施形態の遊技システムにおいて実行される処理例を説明するフローチャートである。 本実施形態の遊技システムにおいて実行される処理例を説明するフローチャートである。 本実施形態の遊技システムにおいて実行される処理例を説明するフローチャートである。 本実施形態の遊技システムにおいて実行される処理例を説明するフローチャートである。 本実施形態の遊技システムにおいて実行される処理例を説明するフローチャートである。 本実施形態の遊技システムにおいて実行される処理を説明するフローチャートである。 本実施形態の遊技システムにおいて実行される処理を説明するフローチャートである。 本実施形態の遊技システムにおいて実行される処理を説明するフローチャートである。 本実施形態の遊技システムにおいて実行される処理を説明するフローチャートである。 本実施形態の遊技システムにおいて表示されるウィンドウを説明する説明図である。 本実施形態の遊技システムにおいて表示されるウィンドウを説明する説明図である。 本実施形態の遊技システムにおいて表示されるウィンドウを説明する説明図である。 本実施形態の遊技システムにおいて表示されるウィンドウを説明する説明図である。 本実施形態の遊技システムにおいて表示されるウィンドウを説明する説明図である。 本実施形態の遊技システムにおいて表示されるウィンドウを説明する説明図である。 本実施形態の遊技システムにおいて表示されるウィンドウを説明する説明図である。 本実施形態の遊技システムにおいて表示されるウィンドウを説明する説明図である。 本実施形態の遊技システムにおいて表示されるウィンドウを説明する説明図である。
符号の説明
2 遊技システム
10 パチンコ遊技機
28 操作スイッチ(操作手段)
66 メインCPU(検知手段)
73 ホールサーバ通信ユニット(稼動状態送信手段)
312 受信回路(稼動情報受信手段)
306 サーバCPU(制御手段)
314 送信回路(空き台情報送信手段)
324 外部受信回路(要求情報受信手段)
326 外部送信回路(空き台情報送信手段)
420 ホールサーバ(サーバ、空き台情報出力手段、外部通信手段)
430 パソコン(外部機器)
432 移動体通信端末(外部機器)

Claims (8)

  1. 遊技場内に設置された複数の遊技機と、各遊技機と通信可能なサーバと、前記複数の遊技機のうち、非稼動状態にある遊技機を示す空き台情報を所定の外部機器に送信する外部通信手段と、を備えた遊技システムであって、
    前記遊技機は、
    それぞれ稼動中か否かを検知する検知手段と、
    検知結果を示す稼動情報を前記サーバに送信する稼動状態送信手段と、を備え、
    前記サーバは、
    前記稼動状態送信手段から送信された稼動情報を受信する稼動情報受信手段と、
    受信した前記稼動情報に基づき、非稼動状態にある遊技機を特定する制御手段と、
    この制御手段により特定された非稼動状態にある遊技機を示す空き台情報を前記外部通信手段に出力する空き台情報出力手段と、を備え、
    前記外部通信手段は、
    空き台情報を要求する前記外部機器からの要求情報を受信する要求情報受信手段と、
    この要求情報受信手段で受信された空き台情報要求信号を送信した外部機器に対して、前記サーバの空き台情報出力手段から送信された空き台情報を送信する空き台情報送信手段と、
    を備えることを特徴とする遊技システム。
  2. 前記外部機器は、前記外部通信手段から送信された空き台情報に基づいて画像表示を行う表示手段を備える一方、
    前記外部通信手段は、
    前記サーバの空き台情報送信手段から送信された空き台情報に基づき、空き台を示す識別画像が表示された態様の前記遊技場内のレイアウトを示すマップ画像情報を、前記外部機器に送信することを特徴とする請求項1記載の遊技システム。
  3. 前記サーバは、
    前記外部通信手段を介して、前記外部機器からの指定機種情報を取得し、前記外部通信手段が受信した要求情報を送信した外部機器に対して、前記指定機種情報に応じた空き台状況を示す空き台情報を、前記外部通信手段を介して送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技システム。
  4. 前記遊技機は、遊技者による操作により、遊技中であること示す遊技情報を前記サーバに送信する操作手段を備え、
    前記サーバの制御手段は、
    前記稼動情報と前記遊技情報とに応じて、非稼動状態にある遊技機を特定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技システム。
  5. 前記サーバの制御手段は、
    前記遊技情報を受信しても、当該遊技情報を送信した遊技機から非稼動状態であることを示す前記稼動情報を所定時間以上連続して受信した場合、当該遊技機を非稼動状態と特定することを特徴とする請求項4記載の遊技システム。
  6. 前記外部通信手段は、前記サーバに備えられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の遊技システム。
  7. 前記外部機器は、電気通信網を介して前記サーバと通信可能な移動体通信端末であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の遊技システム。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の遊技システムに用いられる遊技機であって、
    稼動中か否かを検知する検知手段と、
    検知結果を示す稼動情報を、定期的にサーバに送信する稼動状態送信手段と、
    備えることを特徴とする遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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