JP2008236871A - バッテリ駆動式建設機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】予熱のための特別な電力回路を付設することなく、また、タイマーによることなく、充電中に油圧回路を流れる圧油を予熱することができる。
【解決手段】バッテリ21に商用電源9からの電力を利用して充電する充電器22と、この充電器22の出力側の電圧を検出する電圧センサ271と、充電器22の出力側の電流を検出する電流センサ272と、油圧回路25の圧油の温度を検出する油温センサ273と、充電器22からバッテリ21への電力の供給、供給停止を制御するコンタクタ275と、充電器22からインバータ23への電力の供給、供給停止を制御するコンタクタ274とを備えるとともに、電圧センサ271、電流センサ272、及び油温センサ273から出力される信号に応じて、コンタクタ275及びコンタクタ274を適宜切り換えて、充電器22の充電電力と発熱用電力とを制御するコントローラ26を備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、バッテリと、このバッテリの電力で駆動する電動機と、この電動機によって駆動する油圧ポンプとを有するバッテリ式油圧ショベル等のバッテリ駆動式建設機械に関する。
昨今、油圧ショベルとして特許文献1に示されるように、低騒音やゼロ排ガスを特徴とする環境に優しいバッテリ式油圧ショベル等のバッテリ駆動式建設機械が開発されてきている。バッテリ式油圧ショベルは、バッテリで蓄電した電力をインバータを介して電動モータ、すなわち電動機に供給してこの電動機を駆動し、さらにこの電動機によってアクチュエータを駆動する構成になっており、騒音源、排ガス源となるエンジンを備えない構成となっている。このようなバッテリ式油圧ショベルは一般に、作業環境に制約を受けやすい住宅近郊での夜間作業等に好適である。
バッテリ式油圧ショベルは、バッテリに蓄電される電力に限りがあることから、このバッテリ電力の効率的な使用が要求される。例えば、作業時以外では運転室の暖房等に電力が消費されることになる。なお、運転室の暖房に関しては、特許文献2に、作業に伴って流量制御弁、すなわちコントロールバルブで絞られて温められた圧油の熱を、熱交換器を介して熱交換し、これによって運転室内を温めるようにしたものが提案されている。
ところで、作業中は例えば上述の特許文献2に示されるように、圧油すなわち作動油が温まった時点で運転室内へ温風が供給されるので問題はないが、油圧ショベルの始動時には作動油は温まっていないので、この作動油によって暖房することはできない。このようなことから、油圧ショベルの始動前に暖機運転を実施して予熱することが必要になる。
作動油を予熱する手段として、従来、外部電力を利用して予熱する特許文献3に示されるもの、また,バッテリの電力を用いて予熱する特許文献4に示されるものがある。なお、本発明のバッテリ駆動式建設機械とは対象の異なる電気自動車の充電に関するものであるが、特許文献5にタイマーにより充電し、その後に運転席のエアコンを作動させるようにしたものが提案されている。
特開2000−273913公報 実開平5−10020号公報 特開平10−331205号公報 特開平11−229430号公報 特開平10−262305号公報
始動前に作動油の予熱を実施する従来技術のうちの特許文献4に示されるものは、予熱にバッテリ電力を使用するので、バッテリ電力の省力化を実施することができない。また、特許文献3に示されるものは、外部電力を使用するのでバッテリ電力の消費は抑えられるものの、予熱用の電力回路を特別に付設する必要があることから、複雑な構造となって製作費が高くなりやすい。なお、特許文献5に示されるように、タイマーでの充電の後にエアコンによる暖房を実施しようとするものでは、暖房されるまでに時間がかかる問題がある。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、予熱のための特別な電力回路を付設することなく、また、タイマーによることなく、充電中に油圧回路を流れる圧油を予熱することができるバッテリ駆動式建設機械を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、バッテリと、バッテリ電力を制御するインバータと、このインバータの出力電力により駆動する電動機と、この電動機によって駆動する油圧ポンプと、この油圧ポンプから吐出される圧油に熱を発生させる弁機構とを含む油圧回路と、この油圧回路で温められた圧油の熱を交換する熱交換手段とを備えたバッテリ駆動式建設機械において、上記バッテリに外部電源からの電力を利用して充電する充電手段と、この充電手段の出力側の電圧を検出する電圧検出手段と、上記充電手段の出力側の電流を検出する電流検出手段と、上記油圧回路の上記圧油の温度を検出する油温検出手段と、上記充電手段から上記バッテリへの電力の供給、供給停止を制御する第1切換手段と、上記充電手段から上記インバータへの電力の供給、供給停止を制御する第2切換手段とを備えるとともに、上記電圧検出手段、上記電流検出手段、及び上記油温検出手段から出力される信号に応じて、上記第1切換手段、及び上記第2切換手段を適宜切り換えて、上記充電手段の充電電力と発熱用電力とを制御する制御手段を備えたことを特徴としている。
このように構成した本発明にあっては、制御手段によって第1切換手段及び第2切換手段を選択的に切り換えることにより、外部電源からの電力によって充電する充電手段からバッテリに供給される充電電力と、充電手段からインバータに供給される発熱用電力とが制御される。発熱用電力によって電動機が駆動し、この電動機によって油圧ポンプが駆動し、油圧回路内に油圧ポンプから吐出される圧油が流れ、この圧油が弁機構を介して発熱する。発熱した圧油は熱交換手段で熱交換され、これによって暖房することができる。すなわち、充電手段の一部の電力を発熱用電力とすることができるので、予熱のための特別な電力回路を付設することなく、また、タイマーによることなく、充電中に油圧回路を流れる圧油を予熱し、その発熱を利用して暖房することができる。
また、充電手段の出力電圧を検出する電圧検出手段、充電手段の出力電流を検出する電流検出手段からの信号に応じて制御手段はバッテリに供給される電力を制御するので、バッテリへ充電しながら暖房用に電力を配電するようにしてあっても、電圧がバッテリに対して過電圧にならないように電流を制御する特別な装置は不要となる。また、油圧回路の圧油の温度を検出する油温検出手段からの信号に応じて制御手段はインバータに供給される電力を制御するので、適切な油温による暖房を実施できる。
本発明は、外部電力が供給されるバッテリの充電手段を利用し、その電力の一部を暖房へのエネルギとして活用することができるので、予熱のための特別な電力回路を付設することなく、また、タイマーによることなく、充電中に油圧回路を流れる圧油を予熱することができる。これにより、従来に比べて構造を簡単にすることができ、これに伴って製作費を抑えることができるとともに、始動時に従来よりも早く暖房することができる。また、電圧がバッテリに対して過電圧にならないように電流を制御する特別な装置は不要となり、これによっても構造を簡単にすることができる。また、適切な油温による暖房を実施でき、精度の良い暖房性能を確保できる。
以下,本発明に係るバッテリ駆動式建設機械を実施するための最良の形態を図に基づいて説明する。
[本実施形態の構成]
図1は本発明のバッテリ駆動式建設機械の一実施形態を構成するバッテリ式油圧ショベルを示す側面図、図2は本実施形態に備えられる駆動回路を示す回路図、図3は図2に示す駆動回路に備えられるコントローラの構成を示す図である。
本実施形態は、掘削作業等が可能なフロント作業機すなわちリンク機構を油圧システムで作動させ、旋回及び走行を電動機すなわち電動モータで直動させるバッテリ式油圧ショベルである。また、3相交流の電動モータを設けてあり、バッテリからの直流−交流変換を行うインバータを備えている。
図1に示すように、本実施形態に係るバッテリ式油圧ショベル1は、旋回体2と、その旋回体2に上下方向の回動可能に装着されるリンク機構3と、旋回体2の下方に配置される走行体4とを備えている。リンク機構3は、旋回体2に取り付けられるブーム31、このブーム31の先端に取り付けられるアーム32、このアーム32の先端に取り付けられるバケット33の他に、ブームシリンダ34a、アームシリンダ34b、バケットシリンダ34cを含んでいる。走行体4は、主にトラックフレーム41と、旋回体2を回動させる旋回輪ベアリング42と、走行機構43L,43Rと、無限軌道履帯44L,44Rとを含んでいる。
図1に示すバッテリ式油圧ショベルに備えられる図2に示される駆動回路に含まれる構成要素のうちの外部電源、例えば商用電源9を除くものは、旋回体2に搭載されている。この図2は100V,200V等の商用電源9によって充電されている状態を示している。
商用電源9より充電手段すなわち充電器22に電力が供給されると、充電器22の電力はバッテリ21、及びインバータ23へ供給可能となる。充電器22からバッテリ22への電力の供給、供給停止すなわちオンオフは、第1切換手段例えばコンタクタ275で行われ、充電器22からインバータ23への電力の供給、供給停止すなわちオンオフは、第2切換手段例えばコンタクタ274で行われる。インバータ23は電動機、すなわち電動モータ24へ制御電力を供給する。電動モータ24は油圧回路25に含まれる油圧ポンプ251へ回転動力を与える。
油圧回路25においては、油圧ポンプ251が作動油タンク254から作動油を吸入し、コントロールバルブ252へ吐出する。コントロールバルブ252は、作動油流量を制御し、リンク機構3に含まれるブームシリンダ34a等のアクチュエータへ作動油を供給する。これによりリンク機構3が駆動し、掘削作業等が実施される。なお、旋回、走行は、インバータを介して供給される電力によって図示しない旋回用電動モータ、走行用電動モータが駆動することによって行われる。
例えば油圧ポンプ251の吐出管路には、吐出された圧油の温度を検出する油温検出手段、例えば油温センサ273と、リリーフ弁253とを設けてある。このリリーフ弁253、及びコントロールバルブ252等の弁体は、油圧ポンプ251から吐出される圧油に熱を発生させる弁機構を構成している。
リリーフ弁253の下流側は、運転室28内に配置される熱交換手段、すなわち熱交換器281に接続されており、この熱交換器281で作動油の熱が運転室28内の暖気に変換され、運転室28内の暖房が可能となる。
運転室28内には、操作者が充電器22の作動、及び作動停止を指示する制御スイッチ282と、充電時に運転室28内の暖房をするかどうかを指示する予熱スイッチ283を配置してある。
また、本実施形態は、充電器22からの出力電圧を検出する電圧センサ271、充電器22からの出力電流を検出する電流センサ272、油圧回路25を流れる圧油の温度を検出する油温センサ273からそれぞれ出力される信号、及び上述した制御スイッチ282、予熱スイッチ283から出力される信号に応じて、コンタクタ275,274を適宜切り換えて、充電器22の充電電力と発熱用電力とを制御する制御手段、すなわちコントローラ26を備えている。
図3に示すように、このコントローラ26は、制御スイッチ282から出力される信号S1inに基づいて判定を行い、その判定結果に相応する信号S1outを充電器22お呼びコンタクタ275に出力する判定器261と、予熱スイッチ283から出力される信号S2inに基づいて判定を行い、その判定結果に相応する信号S2outをインバータ23及びコンタクタ274に出力する判定器262とを備えている。
また、油圧回路25のリリーフ弁253等における圧損による発熱量、例えばリリーフ弁253の入口と出口間の差圧と通過流量の積にほぼ等しいと考えられる発熱量を考慮し、油圧ポンプ251を駆動する電動モータ24に対するインバータ23の供給馬力の目標値Poを設定するとともに、充電器22の制御電流の目標値Ioを設定し、さらに油圧回路25を流れる圧油の上限温度、すなわち上限値Toを設定する目標値設定器263を備えている。
また、判定器262から出力される信号S2outとインバータ23の供給馬力の目標値Poとの積を求め、指令値P’oを出力する乗算器264と、この乗算器264から出力される指令値P’oを電圧センサ271から出力される信号Vsenで除算し、加算電流ΔIoを出力する増幅器265と、この増幅器265から出力される加算電流ΔIoと充電器22の制御電流の目標値Ioとを加算し、最終目標値I’oを出力する加算器266とを備えている。
また、加算器266から出力される充電器22の制御電流の最終目標値I’oと、電圧センサ271の信号Vsenと、電流センサ272の信号Isenとが入力され、定電流・定電圧制御を行う制御器269と、目標値設定器263から出力される上限値Toと温度センサ273から出力される信号Tsenに基づいて判定を行い、その結果に相応する信号Toutを出力する判定器268と、制御器269から出力される信号と判定器268から出力される信号Toutとを乗算し、その積に相応する信号を充電器22に出力する乗算器267とを備えている。
[本実施形態の動作]
上述したコントローラ26においては、図3に示すように、制御スイッチ282からの信号、すなわちバッテリ21への充電の指示に相応する信号S1inが判定器261に入力される。判定器261では、
S1in≠0のとき、S1out=1
S1in=0のとき、S1out=0
の判定が行われ、信号S1outが充電器22、及びコンタクタ275へ出力される。充電器22は信号S1outを受け、スイッチON、すなわちS1out=1のときスタンバイ状態となる。これとともに、コンタクタ275がONとなり、充電器22からバッテリ21へ通電可能な状態となる。
また、予熱スイッチ283からの信号、すなわち暖房開始に相応する信号S2inが判定器262に入力される。判定器262では、
S2in≠0のとき、S2out=1
S2in=0のとき、S2out=0
の判定が行われ、信号S2outがインバータ23、及びコンタクタ274へ出力される。インバータ23は信号S2outを受け、スイッチON、すなわちS2out=1のときスタンバイ状態となる。これとともに、コンタクタ274がONとなりインバータ23から電動モータ24へ通電可能な状態となる。
目標値設定器263では、上述したように油圧ポンプ251を駆動する電動モータ24に対するインバータ23の供給馬力の目標値Poと、充電器22の制御電流の目標値Ioと、油圧回路25を流れる油、すなわち作動油の温度の上限値Toの3つの目標値が設定される。
乗算器264では、判定器262からの信号S2outと、供給馬力の目標値Poの乗算を行う。すなわち、予熱スイッチ283がONのとき、信号S2out=1であるので、
S2out×Po=1×Po=P’o
となり、指令値P’o=Poが増幅器265に出力される。
増幅器265では、電圧センサ271で検出された充電器22の出力電圧、すなわち信号Vsenが入力され、上述の指令値P’oと除算され、加算電流ΔIoが求められる。この加算電流ΔIoは、暖房のための発熱に必要な電力を得るために、インバータ23へ供給される電流分である。加算器266では、加算電流ΔIoと目標値Ioとが加算され、最終目標値I’oとして制御器269に入力される。
制御器269では、充電制御で一般的な定電流・定電圧制御が行われる。図4は充電制御として一般に実施されている定電流・定電圧制御を説明する図、図5は図2に示すコントローラに備えられる制御器で実施される制御を説明する図である。
一般的な定電流・定電圧制御は、図4に示すように、バッテリ21の端子電圧、電流を測定し、電圧が上限値に到達するまで定電流で制御される。また、電圧が上限値に到達した後には、その電圧の上限値を一定に保つように電流を制御する定電圧制御が行われる。通常は、電流がほぼ0Aになった時点で制御が停止する。この制御は、検出電圧、検出電流を観察しながら、目標値を維持するフィードバック制御が一般的である。なお、定電圧制御を行う理由は、バッテリ21への電圧が過電圧になると、バッテリ21によっては電解質の気化が始まり、使用不可の状態なったり、さらには何らかの要因で引火し爆発する可能性があるためである。
これに対して、本実施形態では、図5に示す定電流・定電圧制御が行われる。すなわち、最終目標値I’oは発熱のためのΔIoを加算されたものなので、充電器22へ出力する電流は、図4に示される従来の細実線から太実線へ変換される。定電圧制御域に到達すると、電流はΔIoを加算した状態で定電圧を維持するように制御され、充電完了後は、ΔIo分のみ充電器22から供給することになる。
図3に示すように、乗算器267では、制御器269から出力される信号と、判定器268から出力される信号Toutとが乗算される。判定器268では、作動油の上限値Toと、油温センサ273から出力される検出温度、すなわち信号Tsenとが比較され、信号Tsenが上限値Toに到達していないときにはTout=1、到達したときにTout=0を出力することが行われる。これらは、作動油の温度が要求温度に到達したかどうか、すなわち運転室28の暖房が得られる要求温度に到達したかどうかの判定である。乗算器267の乗算の結果、作動油の温度が上限値Toより小さいときには予熱制御が継続され、作動油の温度が上限値To以上になったときには予熱制御は停止する。
上述のように本実施形態では、コントローラ26によってコンタクタ275,274を選択的に切り換えることにより、商用電源9からの電力によって充電する充電器22からバッテリ21に供給される充電電力と、充電器22からインバータ23に供給される発熱用電力とが制御される。発熱用電力によって電動モータ24が駆動し、この電動モータ24によって油圧ポンプ251が駆動し、油圧回路25内に油圧ポンプ251から吐出される圧油が流れ、この圧油がリリーフ弁253、コントロールバルブ252等を介して発熱する。発熱した圧油は例えば運転室28内の熱交換器281で熱交換され、これによって運転室28内を暖房することができる。すなわち、充電器22の一部の電力を発熱用電力とすることができるので、予熱のための特別な電力回路を付設することなく、また、タイマーによることなく、充電中に油圧回路25を流れる圧油を予熱し、その発熱を利用して運転室28内を暖房することができる。これにより構造を簡単にすることができ、これに伴って製作費を抑えることができるとともに、始動時に早く暖房することができる。
また、充電器22の出力電圧を検出する電圧センサ271、充電器22の出力電流を検出する電流センサ272からの信号に応じてコントローラ26はバッテリ21に供給される電力を制御するので、バッテリ21へ充電しながら暖房用に電力を配電するようにしてあっても、電圧がバッテリ21に対して過電圧にならないように電流を制御する特別な装置は不要となる。これによっても構造を簡単にすることができる。また、油圧回路25の圧油の温度を検出する油温センサ273からの信号に応じてコントローラ26はインバータ23に供給される電力を制御するので、適切な油温による暖房を実施でき、精度の良い暖房性能を確保できる。
本発明のバッテリ駆動式建設機械の一実施形態を構成するバッテリ式油圧ショベルを示す側面図である。 本実施形態に備えられる駆動回路を示す回路図である。 図2に示す駆動回路に備えられるコントローラの構成を示す図である。 充電制御として一般に実施されている定電流・定電圧制御を説明する図である。 図2に示すコントローラに備えられる制御器で実施される制御を説明する図である。
符号の説明
1 バッテリ式油圧ショベル(バッテリ駆動式建設機械)
2 旋回体
21 バッテリ
22 充電器(充電手段)
23 インバータ
24 電動モータ(電動機)
25 油圧回路
251 油圧ポンプ
252 コントロールバルブ(弁機構)
253 リリーフ弁(弁機構)
26 コントローラ(制御手段)
261 判定器
262 判定器
263 目標値設定器
264 乗算器
265 増幅器
266 加算器
267 乗算器
268 判定器
269 制御器
271 電圧センサ(電圧検出手段)
272 電流センサ(電流検出手段)
273 油温センサ(油温検出手段)
274 コンタクタ(第2切換手段)
275 コンタクタ(第1切換手段)
28 運転室
281 熱交換器(熱交換手段)
282 制御スイッチ
283 予熱スイッチ
9 商用電源(外部電源)

Claims (1)

  1. バッテリと、バッテリ電力を制御するインバータと、このインバータの出力電力により駆動する電動機と、
    この電動機によって駆動する油圧ポンプと、この油圧ポンプから吐出される圧油に熱を発生させる弁機構とを含む油圧回路と、
    この油圧回路で温められた圧油の熱を交換する熱交換手段とを備えたバッテリ駆動式建設機械において、
    上記バッテリに外部電源からの電力を利用して充電する充電手段と、
    この充電手段の出力側の電圧を検出する電圧検出手段と、上記充電手段の出力側の電流を検出する電流検出手段と、上記油圧回路の上記圧油の温度を検出する油温検出手段と、
    上記充電手段から上記バッテリへの電力の供給、供給停止を制御する第1切換手段と、上記充電手段から上記インバータへの電力の供給、供給停止を制御する第2切換手段とを備えるとともに、
    上記電圧検出手段、上記電流検出手段、及び上記油温検出手段から出力される信号に応じて、上記第1切換手段、及び上記第2切換手段を適宜切り換えて、上記充電手段の充電電力と発熱用電力とを制御する制御手段を備えたことを特徴とするバッテリ駆動式建設機械。
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