JP2008236026A - 光受信装置およびその光レベル調整量設定方法 - Google Patents

光受信装置およびその光レベル調整量設定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成で、波長数変動が生じても正常に信号光受信を行なう。
【解決手段】波長多重光伝送システムにおける波長分離された光を受信する光受信装置であって、入力される光のレベルを調整して出力する光レベル調整部2と、光レベル調整部2から出力された光を受光する受光部3と、をそなえ、かつ、受信波長が長波長帯域に比べて短波長帯域のほうが相対的に受光部3へ出力する光のレベルが小さくなるように、光レベル調整部2での光レベル調整量が設定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、波長多重光伝送システムにおいて用いて好適の、光受信装置およびその光レベル調整量設定方法に関するものである。
近年、WDM(Wavelength Division Multiplex)光伝送システムの一例として、地方の拠点都市間を結ぶ、任意のノードで任意波長の光信号を挿抜(アド/ドロップ)可能なメトロコアシステムが注目されている。図13はメトロコアシステムの構成例を示すブロック図で、この図13に示すシステムは、複数のOADM(Optical Add-Drop Multiplexer)ノード100がそれぞれ伝送路(光ファイバ)400を介してリング状に接続されて、各OADMノード100で、それぞれ、任意波長(チャンネル)の信号光を伝送路400へ挿入(アド)したり、伝送路400を伝送されるWDM信号光のうち任意波長の信号光を分岐(ドロップ)したりすることができるようになっている。また、各OADMノード100の前後段にはそれぞれ光増幅器(プリアンプ200及びポストアンプ300)が適宜設けられて、OADMノード(以下、単に「ノード」ともいう)100間の信号光レベルの損失を補償して伝送距離の長距離化が図られている。
さらに、このように任意のノード100で信号光をアド/ドロップするシステムでは、システム中(伝送路400)を伝送する信号波長数(以下、伝送波長数ともいう)が動的に変化するため、この波長数変動に対して、各波長(チャンネル)の出力光パワーを一定に保持(波長に対する利得平坦性を維持)するために、通常、上記アンプ200,300には、利得一定制御(AGC)機能を有するAGCアンプが適用される。
ここで、AGCアンプは、例えば図14に示すように、光増幅器(EDFA)200(300)の入出力光の一部をそれぞれ光カプラ等の光分岐手段501,502によって分岐してPD601,602によりそれぞれのパワー〔つまり、光増幅器200(300)の入出力光パワー〕をモニタし、そのパワー比が一定となるようにEDFA200(300)への励起光パワーを利得一定制御部700によって制御するように構成される。
さて、このようなシステムにおいて、例えば図15(A)に示すように、あるノード100(100A)から多数(例えば、39波長)の光信号がアドされ、次のノード100(100B)から別の1波の光信号がアドされる状況を考える。このような状況で例えば図15(B)に示すごとくノード100A,100B間に、光伝送パスのダイナミックな再構築や人為的ミス、ファイバ切断、コネクタ抜けなどの障害が発生した場合、ノード100Bでアドされた信号光のみが残留する(つまり、伝送波長数が急激に変化する)ことになる。
このように伝送波長数が急激に変化すると、例えば図16(A)に示すごとく、信号受信端における残留光信号のパワーレベルが変化する現象が発生する。
なお、上記「信号受信端」とは、例えば図22に示すように、ドロップ光を受光して電気信号に変換する光/電気変換(O/E)機能を具備する光受信器101を意味し、以下の説明においても同様である。また、「信号送信端」とは、送信信号(電気信号)を所定波長のアド光にて送信する電気/光変換機能(E/O)を具備する光送信器102を意味する。
ここで、上記信号光パワー変化には、例えば図16(B)に示すように、主に3つの要因、即ち、(1)スペクトラルホールバーニング(SHB),(2)利得(波長)偏差及び(3)誘導ラマン散乱(SRS:Stimulated Raman Scattering)効果によるものがある。以下それぞれについて説明する。
(1)SHB
1つ目の要因であるSHBは、光増幅器200(300)で生じる現象で、短波長側の光信号パワーが低下するという特徴がある。即ち、例えば図17に示すごとく、光増幅器200(300)でCバンド(1530〜1565nm)の1波(例えば、1538nm)の光信号を増幅すると、その信号波長近辺のEDFA利得が低下する(これをメインホールと呼ぶ)とともに、1530nm付近のEDFA利得も低下する(これをセカンドホールと呼ぶ)という現象が生じる。
そして、Cバンド内ではメインホールは短波長側ほど深く(利得低下量が大きく)、また、光信号入力パワー高いほどメインホール及びセカンドホールともに深くなるという特徴をもつ。かかるSHBは、多波長の信号光が入力されている状態では平均化されるためその影響は小さいが、入力波長数が少なくなるほどその影響が大きくなる。そのため、上述のごとくノード100A,100B間で障害が発生したために1波長の信号光のみが残留した場合、図16(B)中の(1)欄及び図18(A)に示すように、光増幅器200(300)の利得が短波長側の残留信号光ほど低下し、これに伴って出力光パワーも低下(−ΔP)するという現象が発生する。
(2)利得偏差
2つ目の要因である利得(波長)偏差も光増幅器200(300)で生じる現象である。即ち、光増幅器200(300)は、上述したように信号光の平均利得を一定に保つ制御(AGC)を行なっており、偏差の生じている波長が残留すると、その信号光の利得を目標利得に合わせるよう動作するため、例えば図16(B)中の(2)欄に示すように、残留光信号の出力光パワーに変化(この場合は+ΔP)が生じるのである。
(3)SRS効果
3つ目の要因であるSRS効果は、伝送路400で生じる現象である。このSRS効果を利用した光増幅器がラマン増幅器である。一般的なシングルモードファイバのSRSは例えば図19に示すごとく、励起光波長から約13THz低周波側(励起光波長が1400nm付近にある場合は約100nm長波長側)に利得ピークを有するという特徴があるため、励起光波長を選ぶことで任意波長帯域の光信号増幅が可能になる。ただし、この図19に示されるように、ピンポイント波長での増幅が可能なわけではなく、その増幅(利得)特性には波長に対して或る程度の広がりがあるため、励起光波長付近でも増幅現象が発生する。
つまり、WDM光信号が伝送路400を伝送される場合には、短波長側の信号光パワーが励起光パワーとなり、長波長側の信号光を増幅する。結果として図20に示すごとく長波長側ほど信号光パワーが大きくなるという現象が発生するのである。このため、上述のごとくノード100A,100B間で障害が発生したために1波長の信号光のみが残留した場合、図16(B)中の(3)欄及び図18(B)に示すように、長波長側の残留信号光ほど短波長側からパワーを奪うことができなくなりパワー(利得)低下(−ΔP)が生じる。
このように、伝送路400を伝送されるWDM信号光の波長数が大きく変動すると、主にSHB,利得偏差及びSRSの主に3つの要因によって、残留信号光(残留チャンネル)の出力光パワーが変化する。OADMノード100内においては、フィードバック制御により各波長の信号光のレベルを調整する機能をそなえることができ、このようなフィードバック制御によって上述の信号光波長数および配置の変動による出力光パワーの変化に対応することもできる。
しかしながら、このような各波長対応のフィードバック制御は、通常は図16(A)に例示するように、波長数が変動してから(時点t0)、定常的に機能するまでに(時間t2参照)相当の時間を要する。従って、図16(A)における時間t1に示すような、波長数が変動した後の過渡的な出力光パワーの変動についてまでは抑制させることは事実上困難である。
そして、このような出力光レベルの過渡的な変動は、各ノード100、各伝送路400あたりの変化量はそれほど大きくなくても、同様のAGCを行なう光増幅器102および伝送路400を多段に設けたシステムでは、一つの光増幅部102および伝送路400で生じるパワー変動の特性が累積する。
例えば図21(A)に示すように、波長数変動前においては、各ノード100配下の信号受信端(図22の光受信器101参照)での受信レベルは、スパン数が増大したとしても正常な範囲(受信許容範囲)にある。即ち、前述の図15(A)に示すように、ノード100Aで39波を、ノード100Bで1波を、それぞれアドするとともに、信号受信端でノード100A,100Bからの合計40波の光を受信する場合において、図15(B)に示すような障害が発生していない通常時においては、図15(A)中スパン♯1〜♯5間にそなえられるいずれのノード100の配下に信号受信端を設けたとしても、信号受信端では受信光パワー変化の累積はなく、安定的な光受信を行なうことができる。
ところが、図15(B)に示すような波長数変動が生じると、図21(B)に示すように、各光増幅器200,300及び伝送路400で生じるチャンネルあたりの光パワー変化(ΔP)が、スパン数の増大、即ち通過する光増幅器の段数の増大によって累積されていく。即ち、経由するスパン♯1〜♯5の数が増大する箇所のノード100の配下に信号受信端をそなえる場合ほど、ノード100A,100B間の波長数変動の影響による受信光パワー変化が大きくなる。この図21(B)の例においては、負側の受信光パワー変動がスパン数の増大によって大きくなることを示している。
伝送距離が短く、光増幅器の段数が少ない従来の光伝送システムではこの変動は微小であり問題とならなかったが、今後、システムの長距離化に伴う光増幅器段数の増加が進むと、この図21(B)に示すように、信号受信端での各波長(チャネル)の光信号パワーのいずれか、または複数が受信許容範囲に収まらずに、伝送エラーが生じる可能性がある。換言すれば、それぞれOADM機能を有する複数のノード100で中継伝送される波長多重光伝送システムにおいて、1箇所の伝送路区間での障害の発生により他の伝送路区間の通信に影響を及ぼす場合があるのである。
したがって、伝送距離の増加が進む今後の動向を踏まえると、上述のごとき光パワー変動が生じても安定的な光受信を実現することが求められている。
なお、本願発明に関連する技術としては例えば特許文献1〜3に記載されたものがある。
特許文献1には、波長ごとに分離された光信号レベルを光検出器で検出して、検出した光信号レベルが高い場合ほど対応する波長の光信号レベルを減衰させる機能を有する光波長分離装置について開示する。
また、特許文献2には、WDMチャンネルを同時に増幅するアンプとWDMを整形する手段とによりSRSの劣化を軽減する技術について記載されている。
さらに、特許文献3には、中継段の伝送装置においてSRSやSHBによる信号光レベルの過渡変動を抑圧する制御を行なう技術について記載されている。
特開2003−198478号公報 特開平9−8730号公報 特開2006−295113号公報
しかしながら、上述の特許文献1〜3に記載された技術においては、いずれも、信号受信端において、上述のごとき波長数変動による受信光レベルの変動要因が伝送経路に発生していたとしても、エラーフリーで光受信を行なう構成についてまでは記載されていない。
そこで、本発明の目的の一つは、簡易な構成で、波長数変動が生じても正常に信号光受信を行なうことができるようにすることにある。
なお、上記目的に限らず、後述する発明を実施するための最良の形態に示す各構成により導かれる効果であって、従来の技術によっては得られない効果を奏することも本発明の他の目的の1つとして位置づけることができる。
このため、本発明は、以下の光受信装置およびその光レベル調整量設定方法を特徴とするものである。
(1)すなわち、本発明の光受信装置は、波長多重光伝送システムにおける波長分離された光を受信する光受信装置であって、入力される光のレベルを調整して出力する光レベル調整部と、該光レベル調整部から出力された光を受光する受光部と、をそなえ、かつ、受信波長が長波長帯域に比べて短波長帯域のほうが相対的に該受光部へ出力する光のレベルが小さくなるように、該光レベル調整部での光レベル調整量が設定されたことを特徴としている。
(2)また、(1)において、該波長多重光伝送システムには、波長多重光の波長ごとの分岐/挿入を行なう光分岐挿入ノードがそなえられ、該光受信装置は、前記光分岐挿入ノードで分岐された波長の光を受信するように構成することができる。
(3)さらに、(1)において、前記受信波長が長波長帯域に比べて短波長帯域のほうが相対的に該光レベル調整部から該受光部へ出力する光のレベルが小さくなるように、該光レベル調整部を設定制御する設定制御部をそなえることができる。
(4)この場合においては、該設定制御部は、受信する光の波長に関する情報を取得する受信波長情報取得部と、該受信波長情報取得部で取得した前記情報に応じて、該光レベル調整部から該受光部へ出力する光レベルを決定する光レベル決定部と、該光レベル決定部で決定された前記光レベルを該受光部へ出力する光の設定レベルとする設定信号を該光レベル調整部へ出力する設定信号出力部と、をそなえることとしてもよい。
(5)また、本発明の光受信装置の光レベル調整量設定方法は、波長多重光伝送システムにおける波長分離された光を入力され、前記入力された光のレベルを調整して出力する光レベル調整部と、該光レベル調整部から出力された光を受光する受光部と、をそなえた光受信装置の光レベル調整量設定方法であって、受信する光の波長に関する情報を取得し、前記取得した情報に基づき、受信波長が長波長帯域に比べて短波長帯域のほうが相対的に該受光部へ出力する光のレベルが小さくなるように、該光レベル調整部での光レベル調整量を設定することを特徴としている。
このように、本発明によれば、光レベル調整部により、受信波長が長波長帯域に比べて短波長帯域のほうが相対的に受光部へ出力する光のレベルが小さくなるようにすることができるので、波長数変動が生じたとしても受光部に入力される光のパワーを受光許容範囲に収めることができ、正常かつ安定的に信号光受信を行なうことができる利点がある。
以下、図面を参照することにより、本発明の実施の形態について説明する。
なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではない。又、上述の本願発明の目的のほか、他の技術的課題,その技術的課題を解決する手段及び作用効果についても、以下の実施の形態による開示によって明らかとなる。
〔A〕第1実施形態の説明
図1は本発明の第1実施形態にかかる光受信装置1を示す図である。この図1に示す光受信装置1は、例えば前述の図13に示すものと同様のメトロコアシステムとしての波長多重光伝送システムにおいて、OADMノード(光分岐挿入ノード)100で波長分離された光を受信するものである。例えば、前述の図22に示す信号受信端としての光受信器101のごとく、OADMノード100でドロップされた波長単位の光信号について受信するものである。換言すれば、第1実施形態の光受信装置1は図22に示す光受信器101として構成することができるものである。
なお、OADMノード100において、そのOADM機能でドロップされた波長単位の光信号について波長多重して単一の光ファイバ伝送路を通じて送出する場合においては、図2に示すような受信ノード110において当該波長多重されたドロップ光を受信することができる。受信ノード110は、伝送可能な波長チャンネル数に対応した分波分解能を有する分波部11、および信号受信端として第1実施形態にかかる光受信装置1の構成を適用できる光受信器101をそなえている。尚、図2に示す受信ノード110においては、光受信器101としては、伝送可能な波長チャンネル数に対応した個数をそなえることができるが、少なくともドロップ波長として運用している波長数分の光受信器101がそなえられていればよい。
ここで、第1実施形態における光受信装置1は、図1に示すように、入力される光のレベルを調整して出力する光レベル調整部2と、光レベル調整部2から出力された光を受光する受光部3と、をそなえている。そして、光レベル調整部2での光レベル調整量は、光受信装置1が受信する波長(受信波長)が長波長帯域に比べて短波長帯域のほうが相対的に受光部3へ出力する光のレベルが小さくなるよう設定されるようになっている。
すなわち、光レベル調整部2は、当該光受信装置1で受信することとなる光の波長、即ち入力される光の波長に対応した出力レベルが得られるように、入力光レベルを調整する。例えば、光受信器101(図22又は図2参照)として短波長信号光[波長λa]を受信するように設定される場合には、光レベル調整部2では、出力光パワーが受光部3での受信許容範囲内である光パワーP1となるように調整する。一方、光受信器101として長波長信号光[波長λb(>λa)]を受信するように設定される場合には、光レベル調整部2では、出力光パワーが受光部3での受信許容範囲内であるが光パワーP1よりも大きい光パワーP2となるように調整する。
たとえば、伝送波長帯域としてC(Conventional)バンドを適用し、受信波長としてλa=1530nmのドロップ光を受信する光受信器101として光受信装置1を構成する場合においては、光レベル調整部2としては入力されるドロップ光のパワーについて、受光部3へ出力する光レベルP1が例えば−15dBmとなるように調整する。一方、受信波長としてλb=1560nmのドロップ光を受信する光受信器101として光受信装置1を構成する場合においては、光レベル調整部2としては入力されるドロップ光のパワーについて、受光部3へ出力する光レベルP2が例えば−10dBm(>P1)となるように調整する。
なお、光レベル調整部2に入力される光のパワーが既知の場合においては、光レベル調整部2としては、光受信装置1において予定する受信波長に応じた出力パワーを得るための固定的な損失量の損失媒体として構成したり、減衰量固定の減衰器として構成したり、入力波長に対して固定的な利得を有する光アンプとして構成したりすることができる。
このように構成された光受信装置1においては、波長数変動により、過渡的にドロップ光波長について、前述した伝送路400(図13参照)や光アンプ200,300で利得が変動している場合においても、光レベル調整部2での光レベル調整により、受光部3においては受光許容範囲内で正常に受光することができるので、伝送エラーの発生を抑制させることができる。
ところで、上述ごとく光レベル調整部2での光レベル調整量を、光受信装置1が受信する波長(受信波長)が長波長帯域に比べて短波長帯域のほうが相対的に(又は受信波長が短波長であるほど)受光部3へ出力する光のレベルが小さくなるよう設定することで、伝送エラーの発生を抑制できることについて、前述の利得変動の契機となる波長数変動の態様に応じて以下に説明する。
ここで、波長数変動の態様としては、波長数変動後の残存波長が短波長側波長となる場合、中心波長帯の波長となる場合、長波長側波長となる場合、および短波長側と長波長側とに分かれて分布する場合等の態様を想定することができる。残存波長が短波長側波長となる場合、例えば伝送可能な波長帯域の全波長が伝送されているときに短波長の1波が残存する場合においては、図3の波長条件♯1に示すように、該当短波長の光はSRSおよびSHBの影響による利得変動を受けやすくなり、そのパワー変動方向はプラス側に比較的大きくなる。
この場合においては、図4(A)における左側の波長条件(a)に示すように、全波長の光が伝送されているときの波長数変動により短波長側波長が残存する場合には、当該短波長側波長の光の利得がSRSおよびSHBの影響で増大し、光レベルとしてはプラス方向に変動する。従って、図4(A)の右側に示すように、このような波長数変動が生じた箇所の下流側伝送路にそなえられたノード装置の配下の光受信器101においては、経由するスパン数の増大に伴って光レベルが大きくなり、経由するスパン数によっては受光部3での受信許容範囲を上回ることになり(R11参照)、受光部3の耐用性向上に支障を来たす。
これに対して、残存波長が長波長側波長となる場合、例えば伝送可能な波長帯域の全波長が伝送されているときに長波長の1波が残存する場合においては、図3の波長条件♯3に示すように、該当短波長の光はSRSの影響による利得変動を受けやすくなり、そのパワー変動方向はマイナス側に比較的大きくなる。
この場合においては、図4(B)における左側の波長条件(b)に示すように、全波長の光が伝送されているときの波長数変動により長波長側波長が残存する場合には、当該長波長側波長の光の利得がSRSの影響を支配的に受けて増大し、光レベルとしてはマイナス方向に変動する。従って、図4(B)の右側に示すように、このような波長数変動が生じた箇所の下流側伝送路にそなえられたノード装置の配下の光受信器101においては、経由するスパン数の増大に伴って光レベルが小さくなり、経由するスパン数によっては受光部3での受信許容範囲を下回ることになり(R21参照)、受信信号の品質向上に支障を来たす。
なお、残存波長が中心波長帯の波長となる場合、および短波長側と長波長側とに分かれて分布する場合には、図3の波長条件♯2,♯4に示すように、利得変動分は比較的小さくなる。
このように、残存波長の光パワーが大きくなる波長変動態様においては残存する波長は短波長側波長であり、光パワーが小さくなる波長変動態様においては残存する波長は長波長側波長である。即ち、光受信器101においては、短波長側波長の光を受信するものについては、波長数変動が生じると受光部3に入力される光のパワーが受光許容範囲を上回ることを想定する必要性が比較的大きい一方、長波長側波長の光を受信するものについては、波長数変動が生じると受光部3に入力される光のパワーが受光許容範囲を下回ることを想定する必要性が比較的大きい。尚、中心波長帯の光が残存する場合、短波長および長波長が分布して残存する場合には、光レベル変動は比較的小さいので、経由するスパン数が増大しても受光許容範囲を外れることを想定する必要性は比較的小さくなる。
そこで、第1実施形態における光受信装置1においては、例えば図5(A)に示すように、短波長側波長λaの光を受信するものについては、光レベル調整部2において出力パワーをP1(<P2)となるように調整して、受光部3に入力される光のパワーを波長数変動が生じたとしても受光部3に入力される光のパワーを受光許容範囲に収めることができるようにしている。即ち、短波長信号光λaを受信する光受信装置1においては、この図5(A)に示すように、光レベル調整部2での出力パワーを、受光部3での受光許容上限から所定のレベル(「システム設計値」)だけ低いレベルP1となるように設定して、伝送波長数の変動により利得が増大しても、受光部3で受光許容上限に収まるようにしているのである。換言すれば、経由するスパン数が増大して光パワー変動が累積することを想定しても、光受信装置1の受光部3では受光許容範囲に収めることができるようになる(図4(A)のR12参照)。
同様に、例えば図5(B)に示すように、長波長側波長λbの光を受信する光受信装置1においては、光レベル調整部2において出力パワーをP2(<P1)となるように調整して、受光部3に入力される光のパワーを波長数変動が生じたとしても受光部3に入力される光のパワーを受光許容範囲に収めることができるようにしている。即ち、長波長信号光λbを受信する光受信装置1においては、この図5(B)に示すように、光レベル調整部2での出力パワーを、受光部3での受光許容下限から所定のレベル(「システム設計値」)だけ高いレベルP2(>P1)となるように設定して、伝送波長数の変動により利得が減少しても、受光部3で受光許容下限に収まるようにしているのである。換言すれば、経由するスパン数が増大して光パワー変動が累積することを想定しても、光受信装置1の受光部3では受光許容範囲に収めることができるようになる(図4(B)のR22参照)。
これにより、伝送波長帯域中のいずれの波長の光を受信する光受信装置1においても、伝送路を伝搬する光の波長数に変動が生じたとしても受光部3に入力される光のパワーを受光許容範囲に収めることができるようになる。
なお、受光部3の受光許容上限から低くしたP1を定めるにあたっての所定レベル、および受光部3の受光許容下限から高くしたP2を定めるにあたっての所定レベルとしては、それぞれ、システム条件、伝送路種類および光アンプ特性等の要素に基づいて、システム設計値として予め見積もられる。システム条件には、伝送スパン数、信号帯域、伝送信号波長数、および伝送路入力レベル等を含めることができる。又、伝送路種類としては、伝送路有効断面積などを含めることができる。更に、光アンプ特性としては、光アンプの利得を制御する制御回路特性や、光アンプの利得波長偏差の特性、およびSHB特性を含めることができる。
このように、本発明の第1実施形態によれば、光レベル調整部2により、受信波長が長波長帯域に比べて短波長帯域のほうが相対的に受光部3へ出力する光のレベルが小さくなるようにすることができるので、波長数変動が生じたとしても受光部3に入力される光のパワーを受光許容範囲に収めることができ、正常に信号光受信を行なうことができる利点がある。
〔B〕第2実施形態の説明
図6は本発明の第2実施形態にかかる光受信装置1Aを示す図である。この図6に示す光受信装置1Aは、前述の第1実施形態におけるもの(符号1参照)と同様、図2又は図22に示す光受信器101として適用することができるが、光レベル調整部2Aの構成が異なるとともに、設定制御部4をそなえている点が異なっている。尚、受光部3については第1実施形態における光受信装置1と同様である。
設定制御部4は、受信波長が長波長帯域に比べて短波長帯域のほうが相対的に光レベル調整部2Aから受光部3へ出力する光のレベルが小さくなるように、光レベル調整部2Aを設定制御するものであり、受信波長情報取得部4a,光レベル決定部4bおよび設定信号出力部4cをそなえている。受信波長情報取得部4aは、外部から通知される情報をもとに、受信する光の波長に関する情報を取得するものであって、例えば、波長多重光伝送システムにおけるOSC(Optical Supervisory Channel)監視信号を入力され、この監視信号から受信光波長情報を抽出し取得するようになっている。
また、光レベル決定部4bは、受信波長情報取得部4aで取得した受信光波長情報に応じて、光レベル調整部2Aから受光部3へ出力する光レベル、即ち光レベル調整部2Aの出力光レベルを決定するものである。例えば、この光レベル決定部4bにおいては、光レベル調整部2Aの出力光レベルについて、受信波長情報取得部4aで取得した受信光波長情報に基づいて、当該光受信装置1Aで受信する光の波長が、予め設定された所定の短波長帯域である第1帯域内にある場合には、この第1帯域よりも長波長側の帯域である第2帯域内にある場合よりも、受光部3へ出力する光のレベルが小さくなるように決定するようになっている。
特に、波長多重光伝送システムの波長帯域をCバンドとした場合の第1帯域は、Cバンドの短波長帯域である1530nm〜1535nm程度の範囲とすることができ、第2帯域については、第1帯域よりも長波長帯域の1535nm〜1560nm程度の範囲とすることができる。この場合においては、例えば、図8に示すように、光レベル決定部4bにおいては、第2帯域の1535nm〜1560nm程度の範囲の波長を有する光については、光レベル調整部2Aでの出力光パワーを光パワーP2とするように決定する一方、第1帯域の1530nm〜1535nm程度の範囲の波長を有する光については、光レベル調整部2Aでの出力光パワーを、第2帯域内の光よりも光レベルが小さいP1と決定する。
なお、上述の光レベル決定部4bとしては、例えば受信波長に応じて設定すべき光レベル調整部2Aの出力パワーについて記憶する記憶部をそなえるとともに記憶部の内容を取り出しうる記憶制御機能をそなえ、記憶制御機能で、受信波長情報取得部4aで取得した受信光波長情報をキーとして、記憶部の内容を参照することにより取り出した出力光パワーを、光レベル調整部2Aの出力光レベルとして決定することもできる。
さらに、設定信号出力部4cは、光レベル決定部4bで決定された光レベルを受光部3へ出力する光の設定レベルとする設定信号を光レベル調整部2Aへ出力するものである。これにより、光レベル調整部2Aにおいては、設定信号出力部4cからの設定信号を受けて、受信波長が長波長帯域に比べて短波長帯域のほうが相対的に受光部3へ出力する光のレベルが小さくなるように、光レベル調整量が設定されるようになる。
また、光レベル調整部2Aは、上述の設定制御部4をなす設定信号出力部4cからの設定信号に基づいて可変に設定された減衰量で入力光を減衰させる光可変減衰器2aと、光可変減衰器2aへの入力光レベルおよび出力光レベルをモニタするモニタ部2bと、をそなえている。
第2実施形態におけるモニタ部2bは、光可変減衰器2aにおける入出力光についてそれぞれ一部を分岐する分岐カプラ2b−1,2b−2をそなえるとともに、分岐カプラ2b−1,2b−2で分岐された光のパワーをそれぞれモニタするフォトダイオード(PD)2b−3,2b−4をそなえている。そして、フォトダイオード2b−3,2b−4での各光パワーのモニタ結果を、それぞれ、光可変減衰器2aへの入力光レベルおよび出力光レベルのモニタ結果として光可変減衰器2aに出力するようになっている。
そして、光可変減衰器2aは、フォトダイオード2b−3,2b−4での各光パワーのモニタ結果を入力されて、このモニタ結果に基づき、入力光を、上述の設定信号出力部4cからの設定信号で設定されるレベルに減衰させて、受光部3へ出力するようになっている。このために、光可変減衰器2aにおいては、例えば、入力光について可変減衰量で減衰しうる減衰素子とともに、減衰素子での減衰量について制御しうる減衰量制御機能をそなえ、減衰量制御機能においては、フォトダイオード2b−3,2b−4からのモニタ結果に基づき、分岐カプラ2b−2を介して受光部3へ出力される光のパワーが設定信号出力部4cからの設定信号で設定される目標出力レベルとなるように減衰素子の減衰量を制御することができる。
なお、本発明によれば、第2実施形態におけるモニタ部2bのように光可変減衰器2aの入出力光レベルの双方をモニタしなくともよく、入出力光レベルのいずれか一方をモニタすることとしても、モニタした光レベルをもとに、光可変減衰器2aからの出力光を目標出力レベルとする制御を行なうことは可能である。
さらに、第2実施形態における光レベル調整部2Aにおいては、光可変減衰器2aをそなえているが、この光可変減衰器2aについては、光受信装置1Aが接続される光ネットワークの構成に応じて、適宜、利得制御機能を有する光アンプに換えて構成することとしてもよい。この場合においては、光アンプとしては例えば増幅媒体とともに増幅媒体の利得制御機能をそなえ、利得制御機能は、フォトダイオード2b−3,2b−4からのモニタ結果に基づき、分岐カプラ2b−2を介して受光部3へ出力される光のパワーが設定信号出力部4cからの設定信号で設定される目標出力レベルとなるように増幅媒体の利得を制御する。
上述のごとく構成された光受信装置1Aでは、図7のフローチャートに示すように、設定制御部4をなす受信波長情報取得部4aで、例えばOSC監視信号を受けて(ステップA1)、この監視信号から、当該光受信装置1Aが受信する光の波長に関する情報を取得する(ステップA2)。そして、光レベル決定部4bで、受信波長情報取得部4aからの受信波長情報に基づき、受信波長が長波長帯域に比べて短波長帯域のほうが相対的に受光部3へ出力する光のレベルが小さくなるように、光レベル調整部2Aでの光レベル調整量を決定する(ステップA3〜A5)。
具体的には、伝送波長帯域としてCバンド帯域(1530nm〜1560nm)を用いている場合においては、図8に示すように、受信波長が1535nm〜1560nm程度の範囲の第2帯域内にある場合には、光レベル調整部2Aの出力光パワー(又は、受光部3への入力光パワー)をP2に決定する(ステップA3,ステップA3から「第2帯域」ルートを通じたステップA5)。一方、受信波長が1530nm〜1535nm程度の範囲の第1帯域内にある場合には、光レベル調整部2Aの出力光パワーを第2帯域内にある場合(P2)よりも小さいP1に決定する(ステップA3,ステップA3から「第1帯域」ルートを通じたステップA4)。
そして、設定信号出力部4cで、光レベル調整部2Aから出力される光のレベルを光レベル決定部4bで決定した光レベルとする設定信号を当該光レベル調整部2Aへ出力する。これにより、光レベル調整部2Aでは、設定信号出力部4cから入力される設定信号に基づいて、出力光レベルが光レベル決定部4bで決定した光レベルとなるように光レベルを調整する(ステップA4,A5)。
このとき、光レベル調整部2Aにより、受信波長が長波長帯域に比べて短波長帯域のほうが相対的に受光部3へ出力する光のレベルが小さくなるようにすることができるので、前述の第1実施形態の場合と同様に、波長数変動が生じたとしても受光部3に入力される光のパワーを受光許容範囲に収めることができるようになる。
特に、第2実施形態における光受信装置1Aにおいては、入力される光の波長が未知である場合に、適用される波長多重光通信システムの監視信号を入力されて、この監視信号をもとに自身の光受信装置1Aに入力される光の波長の情報を予め取得しておくことができるので、その光波長に応じて受光部3での入力光パワーを設定しておくことで、前述の第1実施形態の場合と同様に、入力される光波長以外の伝送光波長に変動が生じたとしても、受光部3に入力される光パワーを受光許容範囲に収めることができる。
このように、本発明の第2実施形態によれば、前述の第1実施形態の場合と同様の利点を得ることができるほか、設定制御部4および光レベル調整部2Aにより、入力されることとなる光の波長を取得し、取得した光波長の情報に応じて受光部3に入力される光パワーを調整することができるので、光波長に依存した光パワーの変動要因を加味しても受光許容範囲に収まるように受光部3への入力パワーを調整することができる利点もある。
なお、第2実施形態においては、受信波長情報取得部4aにおいては、受信波長に関する情報をOSC監視信号から抽出するようになっているが、本発明によれば、他のシステム情報伝達手段から受け取った情報から抽出するようにしてもよい。
また、第2実施形態においては、光レベル決定部4bが、受信波長が第1帯域か第2帯域にあるかに応じて2種類の光パワーP1,P2を決定するようにしているが、本発明によれば、少なくとも受信波長が長波長帯域に比べて短波長帯域のほうが相対的に受光部3へ出力する光のレベルが小さくなる態様であれば、他の態様で光パワーを決定することとしてもよい。
〔C〕第3実施形態の説明
図9は本発明の第3実施形態にかかる光受信装置1Bを示す図である。この図9に示す光受信装置1Bは、前述の第2実施形態におけるもの(符号1A参照)に比して、設定制御部4Aの構成が異なっているが、これ以外の構成は第2実施形態における光受信装置1Aと基本的に同様である。尚、図9中、図6と同一の符号はほぼ同様の部分を示している。
ここで、設定制御部4Aは、前述の第2実施形態における設定制御部4とは異なる受信波長情報取得部4dをそなえている。即ち、受信波長情報取得部4dは、光レベル調整部2Aへ入力される光の波長を検出する波長検出部として構成されたものであり、例えば光レベル調整部2Aへ入力される光の一部について光波長を検出する光スペクトルアナライザ等により構成することができる。又は、例えば文献(国際公開第2004/068093号パンフレット)にて開示された手法で、光レベル調整部2Aへ入力される光の波長を検出する構成をそなえることとしてもよい。
これにより、光レベル決定部4bにおいては、受信波長情報取得部4dにおいて検出した、光レベル調整部2Aへ入力される光の波長に関する情報に基づいて、前述の第2実施形態の場合と同様の態様で、光レベル調整部2Aの出力光レベルを決定することができるようになっており、設定信号出力部4cでは、決定した出力光レベルとなるように設定信号を光レベル調整部2Aへ出力する。
上述のごとく構成された光受信装置1Bでは、図10のフローチャートに示すように、設定制御部4Aをなす受信波長情報取得部4dで、光レベル調整部2Aへ入力される光の波長を検出し、検出結果を受信波長情報として光レベル決定部4bに出力する(ステップB1)。そして、光レベル決定部4bで、受信波長情報取得部4aからの受信波長情報に基づき、受信波長が長波長帯域に比べて短波長帯域のほうが相対的に受光部3へ出力する光のレベルが小さくなるように、光レベル調整部2Aでの光レベル調整量を決定する(ステップA3〜A5)。
具体的には、伝送波長帯域としてCバンド帯域(1530nm〜1560nm)を用いている場合においては、前述の図8に示すように、受信波長が1535nm〜1560nm程度の範囲の第2帯域内にある場合には、光レベル調整部2Aの出力光パワー(又は、受光部3への入力光パワー)をP2に決定する(ステップB2,ステップB2から「第2帯域」ルートを通じたステップB4)。一方、受信波長が1530nm〜1535nm程度の範囲の第1帯域内にある場合には、光レベル調整部2Aの出力光パワーを第2帯域内にある場合(P2)よりも小さいP1に決定する(ステップB2,ステップB2から「第1帯域」ルートを通じたステップB3)。
そして、設定信号出力部4cで、光レベル調整部2Aから出力される光のレベルを光レベル決定部4bで決定した光レベルとする設定信号を当該光レベル調整部2Aへ出力する。これにより、光レベル調整部2Aでは、設定信号出力部4cから入力される設定信号に基づいて、出力光レベルが光レベル決定部4bで決定した光レベルとなるように光レベルを調整する(ステップB3,B4)。
このように、第3実施形態における光受信装置1Bによれば、自身の光受信装置1Bに入力される光の波長の情報を、当該入力される光から検出動作により取得しておくことができるので、前述の第2実施形態の場合と同様に、その光波長に応じて受光部3での入力光パワーを設定しておくことで、前述の第1実施形態の場合と同様に、入力される光波長以外の伝送光波長に変動が生じたとしても、受光部3に入力される光パワーを受光許容範囲に収めることができ、正常に信号光受信を行なうことができる利点がある。
なお、第3実施形態においても、光レベル決定部4bが、受信波長が第1帯域か第2帯域にあるかに応じて2種類の光パワーP1,P2を決定するようにしているが、本発明によれば、少なくとも受信波長が長波長帯域に比べて短波長帯域のほうが相対的に受光部3へ出力する光のレベルが小さくなる態様であれば、他の態様で光パワーを決定することとしてもよい。
〔D〕第4実施形態の説明
図11は本発明の第4実施形態にかかる光受信装置1Cを示す図である。この図11に示す光受信装置1Cは、前述の第2実施形態におけるもの(符号1A参照)に比して、設定制御部4Bの構成が異なっているが、これ以外の構成は第2実施形態における光受信装置1Aと基本的に同様である。尚、図11中、図6と同一の符号はほぼ同様の部分を示している。
ここで、設定制御部4Bは、前述の第2実施形態における設定制御部4とは異なる光レベル決定部4eをそなえている。即ち、光レベル決定部4eは、受信波長情報取得部4aで取得した受信する光の波長に関する情報をパラメータとした演算処理により、受光部3へ出力する光のレベルを導出するレベル導出部として構成されたものである。この場合においては、レベル導出部としての光レベル決定部4eは、受信波長情報取得部4aで取得した受信波長情報に基づいて、受光部3へ出力する光レベルが、受信する光の波長について短波長側から線形的に大きくなるように決定されるような演算処理を行なうことができる。
なお、設定信号出力部4cは、光レベル決定部4eで決定した出力光レベルとなるように設定信号を光レベル調整部2Aへ出力する。
上述のごとく構成された光受信装置1Cでは、図12のフローチャートに示すように、設定制御部4Bをなす受信波長情報取得部4aで、例えば外部から入力されるOSC監視信号光(ステップC1)から、受信光波長の情報を抽出し、これを光レベル決定部4eに出力する(ステップC2)。
そして、光レベル決定部4bで、受信波長情報取得部4aからの受信波長情報をパラメータとした演算処理により、受信する光の波長について短波長側から線形的に大きくなるような光レベルを導出し決定する(ステップC3)。ついで、設定信号出力部4cは、光レベル決定部4eで決定した出力光レベルとなるように設定信号を光レベル調整部2Aへ出力する。これにより、光レベル調整部2Aでは、設定信号出力部4cから入力される設定信号に基づいて、出力光レベルが光レベル決定部4bで決定した光レベルとなるように光レベルを調整する(ステップC4)。
このように、第4実施形態における光受信装置1Cにおいても、光レベル決定部4eにより、受信波長情報取得部4aで取得した情報をパラメータとした演算処理により受光部3へ出力する光のレベルを導出して、光レベル調整部2Aは、出力光パワーを導出した光パワーに設定することができるので、前述した各実施形態の場合と同様の利点を得ることができる。
〔E〕その他
上述した実施形態にかかわらず、請求項記載の本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
たとえば、上述の各実施形態においては、単一波長の光を受信する光受信装置としての構成に着目したが、本発明によれば、たとえば図2に示す複数の光受信器101を一体とした光受信装置を構成することも可能である。
この場合においては、図2における複数の光受信器101をなす光レベル調整部(図1,6,9,11の符号2,2A)は、波長分離された互いに異なる複数の入力光についてのレベルを、波長分離された波長単位にそれぞれ調整して出力する複数の波長単位光レベル調整部を構成し、同様に、複数の光受信器101をなす受光部((図1,6,9,11の符号3)は、複数の波長単位光レベル調整部2,2Aのそれぞれから出力された光をそれぞれ受光する複数の波長単位受光部として構成される。そして、各波長単位光レベル調整部2,2Aは、受信波長が長波長帯域に比べて短波長帯域のほうが相対的に対応する波長単位受光部3へ出力する光のレベルを小さくすべく、光レベル調整量が設定されるようになる。
また、上述した実施形態の開示により、当業者であれば本発明の装置を製造することは可能である。
〔F〕付記
(付記1)
波長多重光伝送システムにおける波長分離された光を受信する光受信装置であって、
入力される光のレベルを調整して出力する光レベル調整部と、
該光レベル調整部から出力された光を受光する受光部と、をそなえ、
かつ、受信波長が長波長帯域に比べて短波長帯域のほうが相対的に該受光部へ出力する光のレベルが小さくなるように、該光レベル調整部での光レベル調整量が設定されたことを特徴とする、光受信装置。
(付記2)
該波長多重光伝送システムには、波長多重光の波長ごとの分岐/挿入を行なう光分岐挿入ノードがそなえられ、該光受信装置は、前記光分岐挿入ノードで分岐された波長の光を受信するように構成されたことを特徴とする、付記1記載の光受信装置。
(付記3)
前記受信波長が長波長帯域に比べて短波長帯域のほうが相対的に該光レベル調整部から該受光部へ出力する光のレベルが小さくなるように、該光レベル調整部を設定制御する設定制御部をそなえたことを特徴とする、付記1記載の光受信装置。
(付記4)
該設定制御部は、
受信する光の波長に関する情報を取得する受信波長情報取得部と、
該受信波長情報取得部で取得した前記情報に応じて、該光レベル調整部から該受光部へ出力する光レベルを決定する光レベル決定部と、
該光レベル決定部で決定された前記光レベルを該受光部へ出力する光の設定レベルとする設定信号を該光レベル調整部へ出力する設定信号出力部と、をそなえたことを特徴とする、付記3記載の光受信装置。
(付記5)
該受信波長情報取得部は、前記波長多重光伝送システムにおける監視信号を入力され、該監視信号に基づいて、前記情報を取得することを特徴とする、付記4記載の光受信装置。
(付記6)
該受信波長情報取得部は、該光レベル調整部へ入力される光の波長を検出する波長検出部として構成されたことを特徴とする、付記4記載の光受信装置。
(付記7)
該光レベル決定部は、該受信波長情報取得部で取得した前記受信する光の波長に関する情報をパラメータとした演算処理により該受光部へ出力する光のレベルを導出するレベル導出部として構成されたことを特徴とする、付記4記載の光受信装置。
(付記8)
該光レベル決定部は、該受信波長情報取得部で取得した前記情報に基づいて、前記受信する光の波長が、予め設定された所定の短波長帯域である第1帯域内にある場合には、前記短波長帯域よりも長波長側の帯域である第2帯域内にある場合よりも、該受光部へ出力する光のレベルが小さくなるように決定することを特徴とする、付記4記載の光受信装置。
(付記9)
該光レベル決定部は、該受信波長情報取得部で取得した前記情報に基づいて、該受光部へ出力する光レベルが、前記受信する光の波長について短波長側から線形的に大きくなるように決定することを特徴とする、付記4記載の光受信装置。
(付記10)
前記波長多重光伝送システムの波長帯域をCバンドとした場合の前記第1帯域は、前記Cバンドの短波長帯域である1530nm〜1535nmであることを特徴とする、付記8記載の光受信装置。
(付記11)
該光レベル調整部は、該設定信号出力部からの前記設定信号に基づいて可変に設定された減衰量で入力光を減衰させる光可変減衰器と、該光可変減衰器への入力光レベル又は出力光レベルをモニタするモニタ部と、をそなえ、
該光可変減衰器は、該モニタ部でのモニタ結果に基づいて、前記入力光を前記設定レベルに減衰させて、該受光部へ出力することを特徴とする、付記4記載の光受信装置。
(付記12)
該光レベル調整部は、可変に設定された利得で入力光を増幅させる光アンプと、該光アンプへの入力光レベル又は出力光レベルをモニタするモニタ部と、をそなえ、
該光アンプは、該モニタ部でのモニタ結果に基づいて、前記入力光を前記設定レベルに増幅させて、該受光部へ出力することを特徴とする、付記4記載の光受信装置。
(付記13)
該光レベル調整部が、波長分離された互いに異なる複数の入力光についてのレベルを、波長分離された波長単位にそれぞれ調整して出力する複数の波長単位光レベル調整部をそなえて構成されるとともに、
該受光部が、該複数の波長単位光レベル調整部のそれぞれから出力された光をそれぞれ受光する複数の波長単位受光部として構成され、
かつ、受信波長が長波長帯域に比べて短波長帯域のほうが相対的に対応する該波長単位受光部へ出力する光のレベルを小さくすべく、該複数の波長単位光レベル調整部での光レベル調整量が設定されたことを特徴とする、付記1記載の光受信装置。
(付記14)
波長多重光伝送システムにおける波長分離された光を入力され、前記入力された光のレベルを調整して出力する光レベル調整部と、該光レベル調整部から出力された光を受光する受光部と、をそなえた光受信装置の光レベル調整量設定方法であって、
受信する光の波長に関する情報を取得し、
前記取得した情報に基づき、受信波長が長波長帯域に比べて短波長帯域のほうが相対的に該受光部へ出力する光のレベルが小さくなるように、該光レベル調整部での光レベル調整量を設定することを特徴とする、光受信装置の光レベル調整量設定方法。
本発明の第1実施形態にかかる光受信装置を示す図である。 本発明の第1実施形態にかかる光受信装置が適用される受信ノードの構成例を示す図である。 波長条件に応じたパワー変動特性について説明する図である。 (A),(B)はともに第1実施形態の作用効果について説明するための図である。 (A),(B)はともに第1実施形態の光レベル調整部の機能について説明するための図である。 本発明の第2実施形態にかかる光受信装置を示す図である。 本発明の第2実施形態にかかる光受信装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2実施形態にかかる光受信装置の光レベル調整部の機能について説明するための図である。 本発明の第3実施形態にかかる光受信装置を示す図である。 本発明の第3実施形態にかかる光受信装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第4実施形態にかかる光受信装置を示す図である。 本発明の第4実施形態にかかる光受信装置の動作を説明するためのフローチャートである。 メトロコアシステムの構成例を示すブロック図である。 従来のAGCアンプの構成例を示すブロック図である。 (A)及び(B)は図13示すシステムにおける障害発生時の動作を説明するための図である。 (A)及び(B)は図13に示すシステムにおける障害発生に伴う波長数変動時の出力光パワー変動を説明するための図である。 SHBによる波長依存性の利得変動量の一例を示す図である。 (A)は波長に対するSHBに起因する利得変化量の一例、(B)は波長に対するSRSに起因する利得変化量の一例をそれぞれ示す図である。 ラマン増幅帯域の一例を示す図である。 信号波長間ラマン効果を説明するための図である。 (A),(B)はともに従来技術の課題を説明するための図である。 信号受信端を説明するためのブロック図である。
符号の説明
1,1A〜1C 光受信装置
2,2A 光レベル調整部
2a 光可変減衰器
2b−1,2b−2 分岐カプラ
2b−3,2b−4 PD
3 受光部
4,4A,4B 設定制御部
4a,4d 受信波長情報取得部
4b,4e 光レベル決定部
4c 設定信号出力部
11 分波部
100,100A,100B OADMノード
101 光受信器
102 光送信器
110 受信ノード
200,300 光アンプ
400 伝送路
501,502 光分岐手段
601,602 PD
700 利得一定制御部

Claims (5)

  1. 波長多重光伝送システムにおける波長分離された光を受信する光受信装置であって、
    入力される光のレベルを調整して出力する光レベル調整部と、
    該光レベル調整部から出力された光を受光する受光部と、をそなえ、
    かつ、受信波長が長波長帯域に比べて短波長帯域のほうが相対的に該受光部へ出力する光のレベルが小さくなるように、該光レベル調整部での光レベル調整量が設定されたことを特徴とする、光受信装置。
  2. 該波長多重光伝送システムには、波長多重光の波長ごとの分岐/挿入を行なう光分岐挿入ノードがそなえられ、該光受信装置は、前記光分岐挿入ノードで分岐された波長の光を受信するように構成されたことを特徴とする、請求項1記載の光受信装置。
  3. 前記受信波長が長波長帯域に比べて短波長帯域のほうが相対的に該光レベル調整部から該受光部へ出力する光のレベルが小さくなるように、該光レベル調整部を設定制御する設定制御部をそなえたことを特徴とする、請求項1記載の光受信装置。
  4. 該設定制御部は、
    受信する光の波長に関する情報を取得する受信波長情報取得部と、
    該受信波長情報取得部で取得した前記情報に応じて、該光レベル調整部から該受光部へ出力する光レベルを決定する光レベル決定部と、
    該光レベル決定部で決定された前記光レベルを該受光部へ出力する光の設定レベルとする設定信号を該光レベル調整部へ出力する設定信号出力部と、をそなえたことを特徴とする、請求項3記載の光受信装置。
  5. 波長多重光伝送システムにおける波長分離された光を入力され、前記入力された光のレベルを調整して出力する光レベル調整部と、該光レベル調整部から出力された光を受光する受光部と、をそなえた光受信装置の光レベル調整量設定方法であって、
    受信する光の波長に関する情報を取得し、
    前記取得した情報に基づき、受信波長が長波長帯域に比べて短波長帯域のほうが相対的に該受光部へ出力する光のレベルが小さくなるように、該光レベル調整部での光レベル調整量を設定することを特徴とする、光受信装置の光レベル調整量設定方法。
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